JP2006071836A - 湿式画像形成装置及びそれに用いる中間転写ベルト装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】駆動ローラと中間転写ベルトとのスリップを防止でき、中間転写ベルトの走行を安定化して、画像品質を向上できる湿式画像形成装置を提供する。
【解決手段】駆動ローラ41と従動ローラ42に無端状の中間転写ベルト43を掛装する。感光体ドラム51と1次転写手段55の間に中間転写ベルト43を走行可能に保持する。駆動ローラ41のローラ周面41aのローラ幅Lを中間転写ベルト43のレベル幅Wよりも長く設定し、ローラ周面41aの両端部を中間転写ベルト43の両端縁から突出させる。中間転写ベルト43の内側に位置するように、ローラ周面41aに接触するクリーニングブレード63を配設する。中間転写ベルト43の端縁に付着したキャリア等の液状物質が前記ローラ周面41aに付着され、この付着された液状物質は前記クリーニングブレード63によってローラ周面41aから早期に掻き取られ、排出スクリュー64によって外部に排出される。
【選択図】 図1
【解決手段】駆動ローラ41と従動ローラ42に無端状の中間転写ベルト43を掛装する。感光体ドラム51と1次転写手段55の間に中間転写ベルト43を走行可能に保持する。駆動ローラ41のローラ周面41aのローラ幅Lを中間転写ベルト43のレベル幅Wよりも長く設定し、ローラ周面41aの両端部を中間転写ベルト43の両端縁から突出させる。中間転写ベルト43の内側に位置するように、ローラ周面41aに接触するクリーニングブレード63を配設する。中間転写ベルト43の端縁に付着したキャリア等の液状物質が前記ローラ周面41aに付着され、この付着された液状物質は前記クリーニングブレード63によってローラ周面41aから早期に掻き取られ、排出スクリュー64によって外部に排出される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複写機、ファクシミリ装置、プリンタ等に採用される湿式画像形成装置及びそれに用いる中間転写ベルト装置に関する。
一般に、湿式画像形成装置は、感光体ドラムの表面に対して画像情報に応じた光を照射することにより静電潜像を形成し、この静電潜像に対してトナー粒子とキャリアからなる液体現像剤を現像ローラによって付着することにより、感光体ドラムにトナー像を形成する液体現像装置を備えている。
フルカラー画像形成装置には、上述した現像装置が4箇所に備えられ、各感光体ドラムと対応して、駆動ローラと従動ローラに掛装された無端状の中間転写ベルトが備えられている。前記中間転写ベルトの内側には、前記各感光体ドラムと対応するように、一次転写ローラがそれぞれ配設され、中間転写ベルトの表面に各感光体ドラムに形成されたブラック(BK)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)用のトナー画像を順次転写するようになっている。
フルカラー画像形成装置においては、画像の品質を向上するために、各色のトナー画像を重ね合わせる際に中間転写ベルトの走行を安定化して、色ズレが生じないようにすることが重要である。中間転写ベルトの駆動は、通常、駆動ローラのローラ周面と、ベルトの内周面との接触面の摩擦力に依存している。このため、使用状態によっては、ベルト内面にキャリアや異物が付着して、転写ベルトの安定走行に支障をきたすことがある。これを解消するため、中間転写ベルトの表面に残留したキャリア等の液状物質を、該転写ベルトの表面に接触するクリーニングブレードにより掻き取るようにしたものが提案されているが、中間転写ベルトの裏面への液状物質の回り込みを確実に防止できないので、十分な対策ではなかった。
液体現像剤のキャリアとして、揮発性のキャリアを使用している場合には、駆動ローラに多少のキャリアが回り込んでも、蒸発により転写ベルトと駆動ローラの間のスリップは解消される。しかし、近年提案されている液体現像剤は、キャリアの蒸発による環境への影響を考慮して、不揮発性のキャリアが使用されている。このような不揮発性のキャリアが転写ベルトの内面に一度回り込むと、キャリアの蒸発が期待できないため、中間転写ベルトの安定走行が阻害されることになる。
上記の問題を解消するため、特許文献1に示すベルト装置が提案されている。このベルト装置は、無端状ベルト(中間転写ベルトに相当)の内周面に接触する複数の張架ローラ(駆動ローラ及び従動ローラに相当)のローラ周面のローラ幅が、ベルトのベルト幅よりも小さく形成されている。又、複数の張架ローラのローラ周面の両側端部が無端状ベルトの両側端部よりも内側に位置するように配置されている。これによって、無端状ベルトの内周面でのキャリア等の液状物質の回り込みによる無端状ベルトと張架ローラとのスリップを防止するようになっている。
特開2002−189354号公報
ところが、特許文献1に開示されたベルト装置は、無端状ベルトの内周面へのキャリア等の液状物質の回り込み自体を阻止するものではないので、液状物質の一部が無端状ベルトと張架ローラとの間に侵入して、それが張架ローラの中央部へ向かって波及し、スリップを生じる虞があるという問題があった。
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、駆動ローラと中間転写ベルトとのスリップを防止することができ、中間転写ベルトの走行を安定化して、画像品質を向上することができる湿式画像形成装置を提供することにある。
又、本発明の別の目的は、湿式画像形成装置に用いる中間転写ベルト装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、画像情報に基づいて静電潜像を形成可能な像担持体と、該像担持体の外周面に対して液体現像剤を付着して現像する液体現像装置と、駆動ローラ及び従動ローラに掛装され、かつ前記像担持体と1次転写手段との間を走行可能な無端状の中間転写ベルトを備えた中間転写ベルト装置と、前記駆動ローラと対応して設けられ、かつ前記中間転写ベルトの表面に転写された画像を記録媒体に転写する2次転写手段とを備えた湿式画像形成装置において、前記駆動ローラのローラ周面のローラ幅を、前記中間転写ベルトのベルト幅よりも大きく設定し、前記ローラ周面の両端部を前記中間転写ベルトの両端縁からそれぞれ突出させ、前記ローラ周面を清掃する清掃手段を設けたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記駆動ローラのローラ周面にはゴム層が形成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1において、前記清掃手段は、前記駆動ローラのローラ周面に接触するクリーニングブレード又はクリーニングブラシを備えていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1において、前記清掃手段は、前記駆動ローラのローラ周面に接触するクリーニングブレード又はクリーニングブラシを備えていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記クリーニングブレードは高分子系樹脂材料により形成されていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の湿式画像形成装置に用いられる中間転写ベルト装置を要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の湿式画像形成装置に用いられる中間転写ベルト装置を要旨とする。
本発明によれば、中間転写ベルトのベルト幅よりも駆動ローラのローラ周面のローラ幅を長く設定するとともに、ローラ周面の両端部を中間転写ベルトの両端縁よりも外側に突出した。又、駆動ローラのローラ周面を清掃する清掃手段を設けた。このため、中間転写ベルトの両端縁に付着したキャリア等の液状物質の大半が駆動ローラのローラ周面の両端露出部に付着され、液状物質の一部が駆動ローラのローラ周面と中間転写ベルトの内周面との間に侵入する。これらの液状物質が清掃手段によって早期に清掃され、駆動ローラのローラ周面の中央部への液状物質の侵入が防止され、スリップが生じるのを防止することができる。この結果、中間転写ベルトを安定して走行することができ、複数の画像形成装置から中間転写ベルトに転写される複数の色のズレを防止することができ、画像品質を向上することができる。
以下、本発明をタンデム型カラー画像形成装置(以下、単に画像形成装置という)に具体化した一実施形態を図面を参照して説明する。
図5に示すように、画像形成装置は、給紙手段1、垂直搬送路2、レジストローラ対3、中間転写ベルト装置4、第1の画像形成手段5、第2の画像形成手段6、第3の画像形成手段7、第4の画像形成手段8、2次転写手段9、定着手段10、排出搬送路11及び排出トレイ14等から構成されている。給紙手段1は、給紙カセット1aと、ピックアップローラ1bとを備え、給紙カセット1a内の記録媒体としての紙Pをピックアップローラ1bにて、垂直搬送路2へ搬送する。垂直搬送路2は、搬送されてきた紙Pをレジストローラ対3を介して2次転写手段9側へ搬送する。
図5に示すように、画像形成装置は、給紙手段1、垂直搬送路2、レジストローラ対3、中間転写ベルト装置4、第1の画像形成手段5、第2の画像形成手段6、第3の画像形成手段7、第4の画像形成手段8、2次転写手段9、定着手段10、排出搬送路11及び排出トレイ14等から構成されている。給紙手段1は、給紙カセット1aと、ピックアップローラ1bとを備え、給紙カセット1a内の記録媒体としての紙Pをピックアップローラ1bにて、垂直搬送路2へ搬送する。垂直搬送路2は、搬送されてきた紙Pをレジストローラ対3を介して2次転写手段9側へ搬送する。
前記中間転写ベルト装置4は、該ベルト装置4を構成する図示しないフレームの所定位置に架橋された駆動ローラ41と、従動ローラ42と、この2つのローラに亘って掛け渡された無端状の中間転写ベルト43とを備えている。中間転写ベルト43は、テンションローラ44にて適度なテンションを保っている。そして、この状態で、駆動ローラ41は図示しない駆動モータからその駆動力を伝達され、各画像形成手段5〜8における感光体ドラム51の外周速度と前記中間転写ベルト43の外周速度が等速になるように駆動されるようになっている。図1,2に示すように中間転写ベルト装置4はユニット化されている。
図5に示す第1〜第4の画像形成手段5〜8は、図中左側からブラック(BK)、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)用のものであり、全てほぼ同じ構成のユニットである。ここでは、説明の便宜上、画像形成に関して代表して第1の画像形成手段5の構成を説明する。なお、他の画像形成手段において、第1の画像形成手段5の構成と同一構成については同一符号を付す。第1の画像形成手段5は、感光体ドラム51、主帯電装置52、LPH(LED PRINT HEAD)53、液体現像装置54、1次転写手段55、クリーニング装置56及び除電ランプ57から構成され、樹脂でできた筐体に組み付けることにより1つのユニットとなり、図示しない装置本体に取り付けられている。
感光体ドラム51はアモルファス・シリコンドラムを用いており、現像位置での暗電位はおよそ300Vになるよう前記主帯電装置52により帯電される。この帯電した感光体ドラム51の表面にLPH53が画像情報に応じた光を照射することにより感光体ドラム51の表面に静電潜像が形成される。感光体ドラム51は潜像担持体に相当する。なお、LPH53はユニットの小型化のために採用しているがLSU(レーザスキャニングユニット)を用いても良い。
液体現像装置54は、トナー粒子とキャリアからなる現像剤を所定の濃度になるように撹拌混合して用い、現像ローラでこの現像剤を感光体ドラム51の光が照射された部分の静電潜像に適用することにより感光体ドラム51にトナー像を形成するものである。感光体ドラム51の暗電位が300Vで、現像バイアスは200V、露光後電位が20Vとなるように設定されている。即ち、暗電位は画像白部に相当し、露光後電位は画像黒部に相当し、この差がいわゆるコントラスト電位である。上記のように形成された静電潜像が現像された感光体ドラム51上のトナー像は、前記1次転写手段55とのニップにおいて前記中間転写ベルト装置4の中間転写ベルト43に転写される。前記1次転写手段55は本実施形態では転写ローラを用いており、前記感光体ドラム51の表面電位とは逆極性の電圧が−1000〜−1300Vの範囲に設定され、印加されるようになっている。
感光体ドラム51上の転写されなかったトナーは次のプロセスのクリーニング装置56により除去されて、表面の残留電位を下げて均一にすべく除電ランプ57により除電され、その後は次の一連のプロセスに備える。このように画像形成する場合の電位設定は、感光体ドラム51の特性、トナー粒子の性能、環境に応じて最適な値は変わるものである。画像形成装置は、上記第1の画像形成手段5と同様の方法で、第2〜第4の画像形成手段6〜8でマゼンタ、シアン、イエローに対応する画像を感光体ドラム上に現像し、中間転写ベルト43上に順次繰り返し、ずれなく転写することでフルカラー画像の形成を行う。
次に、中間転写ベルト43上への転写後の画像形成について説明する。2次転写手段9は、本実施形態では、2次転写ローラからなる。2次転写手段9は、垂直搬送路2上の2次転写位置に配置されている。2次転写位置は2次転写手段9が駆動ローラ41と対向するとともに、中間転写ベルト43に対して圧接する位置である。この2次転写手段9には、2次転写バイアスが印加されており、2次転写手段9により、中間転写ベルト43から、垂直搬送路2及びレジストローラ対3を介して搬送されてきた紙Pにフルカラー画像が2次転写される。この後、フルカラー画像が2次転写された紙Pは、中間転写ベルト43から分離され、定着手段10に搬送される。定着手段10は、第1定着ローラ10a、第2定着ローラ10bを備えている。各定着ローラには、図示しない定着ヒータが内蔵され、同定着ヒータは定着に必要な所定の温度に制御されている。この温度により、両ローラにて圧接されて通過する紙P上にフルカラー画像の定着処理がされる。そして、紙Pは、定着手段10で定着処理がなされた後に排出搬送路11を介して排出トレイ14に排出される。
前記中間転写クリーニングユニット12は、図示しない装置フレームに架橋された回収容器12aと、この回収容器12aの上部に回転可能に収容された中間転写クリーニングローラ12bと、前記回収容器12aの下端部にブラケット12cを介して取り付けられ、かつ中間転写ベルト43の表面の転写残トナーを除去するためのクリーニングブレード12dと、さらに、前記回収容器12aの底部に収容され、かつ回収された転写残トナーを外部に排出するための排出スクリュー12eとを備えている。中間転写クリーニングローラ12bは、中間転写ベルト43に対して圧接されていて、中間転写ベルト43の回転方向と同方向に回転される。中間転写クリーニングブレード12dは、中間転写ベルト43の移動方向における中間転写クリーニングローラ12bの位置から下流側にて、中間転写ベルト43に対しカウンタ当接することにより、中間転写ベルト43上の転写残トナーを回収除去し、中間転写ベルト43を次の画像形成工程に備えさせる。
次に、この発明の特徴的構成について説明する。
図3に示すように、前記駆動ローラ41のローラ周面41aの軸線方向への長さ、つまりローラ幅Lを、中間転写ベルト43のベルト幅Wよりも大きく設定している。又、駆動ローラ41のローラ周面41aの両端部が中間転写ベルト43の両端縁から側方に突出するように設定している。
図3に示すように、前記駆動ローラ41のローラ周面41aの軸線方向への長さ、つまりローラ幅Lを、中間転写ベルト43のベルト幅Wよりも大きく設定している。又、駆動ローラ41のローラ周面41aの両端部が中間転写ベルト43の両端縁から側方に突出するように設定している。
図4に示すように、前記駆動ローラ41のローラ周面41aの表面にはウレタンゴム系のゴム層41bがコーティングにより形成されている。
図1及び図2に示すように、前記駆動ローラ41と対応するように、前記中間転写ベルト43の内側には、駆動ローラ41のローラ周面41aに付着したキャリア等の液状物質を除去するための清掃手段60が装設されている。この清掃手段60は、中間転写ベルト装置4の図示しないフレームの所定位置に架橋された回収容器61と、この回収容器61の下端部に取り付けられたブラケット62を介して取り付けられた例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等の高分子系樹脂材料よりなるクリーニングブレード63と、さらに前記回収容器61の内部に回転可能に支持された排出スクリュー64とによって構成されている。前記クリーニングブレード63の長さは、図3に示すように前記駆動ローラ41のローラ周面41aのローラ幅Lとほぼ同じ寸法に設定されている。
図1及び図2に示すように、前記駆動ローラ41と対応するように、前記中間転写ベルト43の内側には、駆動ローラ41のローラ周面41aに付着したキャリア等の液状物質を除去するための清掃手段60が装設されている。この清掃手段60は、中間転写ベルト装置4の図示しないフレームの所定位置に架橋された回収容器61と、この回収容器61の下端部に取り付けられたブラケット62を介して取り付けられた例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)等の高分子系樹脂材料よりなるクリーニングブレード63と、さらに前記回収容器61の内部に回転可能に支持された排出スクリュー64とによって構成されている。前記クリーニングブレード63の長さは、図3に示すように前記駆動ローラ41のローラ周面41aのローラ幅Lとほぼ同じ寸法に設定されている。
次に、上述した特徴的構成の作用について説明する。
図示しない回転駆動機構によって、前記駆動ローラ41が図1,2において、時計回り方向に回転されると、中間転写ベルト43が同じ方向に周回される。このとき、感光体ドラム51と1次転写手段55の間を走行する中間転写ベルト43の左右両端部には感光体ドラム51の外周面から中間転写ベルト43の外表面にキャリア等の液状物質の一部が付着される。この液状物質の大半は駆動ローラ41のローラ周面41aの両端露出部に付着され、一部はローラ周面41aと中間転写ベルト43の内周面に侵入する。これらの液状物質は早期に清掃手段60のクリーニングブレード63によって、ローラ周面41aから掻き取られ、回収容器61内に回収された後に、回転する排出スクリュー64によって側方に排出される。このため、前記液状物質の一部が駆動ローラ41のローラ周面41aと中間転写ベルト43の内周面との間に侵入しても、それがローラ周面41aの中心側へ侵入して蓄積されることはなく、両者間のスリップを防止して、中間転写ベルト43の走行を安定して行うことができる。この結果、転写された四色の中間転写ベルト43上のトナー画像の色ズレを防止でき、カラー画像の品質を向上することができる。
図示しない回転駆動機構によって、前記駆動ローラ41が図1,2において、時計回り方向に回転されると、中間転写ベルト43が同じ方向に周回される。このとき、感光体ドラム51と1次転写手段55の間を走行する中間転写ベルト43の左右両端部には感光体ドラム51の外周面から中間転写ベルト43の外表面にキャリア等の液状物質の一部が付着される。この液状物質の大半は駆動ローラ41のローラ周面41aの両端露出部に付着され、一部はローラ周面41aと中間転写ベルト43の内周面に侵入する。これらの液状物質は早期に清掃手段60のクリーニングブレード63によって、ローラ周面41aから掻き取られ、回収容器61内に回収された後に、回転する排出スクリュー64によって側方に排出される。このため、前記液状物質の一部が駆動ローラ41のローラ周面41aと中間転写ベルト43の内周面との間に侵入しても、それがローラ周面41aの中心側へ侵入して蓄積されることはなく、両者間のスリップを防止して、中間転写ベルト43の走行を安定して行うことができる。この結果、転写された四色の中間転写ベルト43上のトナー画像の色ズレを防止でき、カラー画像の品質を向上することができる。
又、前記実施形態では、駆動ローラ41の外表面にウレタンゴム製の弾性変形可能なゴム層41bを設けたので、前記2次転写手段9と駆動ローラ41との間にニップされる中間転写ベルト43及び紙Pのニップ部の挟着力を大きくすることができる。この結果、中間転写ベルト43を安定して駆動することができるとともに、紙Pへの画像の2次転写効率を向上することができる。
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図示しないが、前記クリーニングブレード63に代えて、クリーニングブラシを用いてもよい。
○ 図示しないが、前記クリーニングブレード63に代えて、クリーニングブラシを用いてもよい。
○ 前記ゴム層41bの材料として、クロロプレンゴム、エチレンプロピレンゴム、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、クロロスルフォン化ポリエチレン、 フッ素ゴム、シリコーンゴム等を用いてもよい。
○ 前記クリーニングブレード63の材料として、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ABS 樹脂、AS樹脂、AES 樹脂、AAS (ASA )樹脂、アクリル、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリアセタール、ポリウレタン(軟質フォーム)、オレフィン系エラストマー、 塩ビ系エラストマー、ポリエステル系エラストマー、ポリアミド系エラストマー等を用いてもよい。
L…ローラ幅、W…ベルト幅、4…中間転写ベルト装置、9…2次転写手段、63…クリーニングブレード、41…駆動ローラ、41a…ローラ周面、41b…ゴム層、42…従動ローラ、43…中間転写ベルト、54…液体現像装置、55…1次転写手段、60…清掃手段。
Claims (5)
- 画像情報に基づいて静電潜像を形成可能な像担持体と、該像担持体の外周面に対して液体現像剤を付着して現像する液体現像装置と、駆動ローラ及び従動ローラに掛装され、かつ前記像担持体と1次転写手段との間を走行可能な無端状の中間転写ベルトを備えた中間転写ベルト装置と、前記駆動ローラと対応して設けられ、かつ前記中間転写ベルトの表面に転写された画像を記録媒体に転写する2次転写手段とを備えた湿式画像形成装置において、
前記駆動ローラのローラ周面のローラ幅を、前記中間転写ベルトのベルト幅よりも大きく設定し、前記ローラ周面の両端部を前記中間転写ベルトの両端縁からそれぞれ突出させ、前記ローラ周面を清掃する清掃手段を設けたことを特徴とする湿式画像形成装置。 - 請求項1において、前記駆動ローラのローラ周面にはゴム層が形成されていることを特徴とする湿式画像形成装置。
- 請求項1において、前記清掃手段は、前記駆動ローラのローラ周面に接触するクリーニングブレード又はクリーニングブラシを備えていることを特徴とする湿式画像形成装置。
- 請求項3において、前記クリーニングブレードは高分子系樹脂材料により形成されていることを特徴とする湿式画像形成装置。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の湿式画像形成装置に用いられる中間転写ベルト装置。
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