JP2006068163A - 遊技機 - Google Patents

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雅哉 佐藤
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Abstract

【課題】遊技機において、電源配線から生じたノイズが信号配線を流れる信号に影響を及ぼしにくくする。
【解決手段】所定の遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機本体3と、遊技機本体3の背面側に複数設けられた主制御基板や副制御基板などの電気部品と、電気部品に電力の供給を行う電源配線L1−1と、電源配線L1−1を保持する電源配線用保持部H1−1と、複数の電気部品を相互に電気的に接続して信号の伝達を行う信号配線L2−6,L2−7と、信号配線L2−6,L2−7を電源配線L1−1に対して所定間隔離間して保持する信号配線用保持部H2とを有する構成にする。電源配線L1−1と信号配線L2−6,L2−7とは30mm以上離間しているのがよい。
【選択図】 図6

Description

本発明は遊技機に関し、特に遊技機の背面側に敷設された電源配線と信号配線とのレイアウトに適用して有効な技術に関するものである。
パチンコ機やパチスロ機などの遊技機では、その背面側にブラケット(支持部材)が設けられ、様々な制御基板や中継基板、ソレノイドなどの電気部品が搭載されている。
そして、これらの電気部品は、電源配線が接続されて電力が供給されるとともに、信号配線で電気的に接続されて信号の伝達が行われる。
ここで、例えば特開2000−288212号公報に記載されているように、従来では、電源配線と信号配線とが区別なく束ねられている場合がある。
特開2000−288212号公報
このような従来の技術によれば、電源配線、特に24Vなど高圧の電源配線から生じたノイズが信号配線の信号に影響を及ぼし、例えば表示画像が乱れるなど遊技機の誤作動を誘発することが懸念される。
そこで、本発明は、電源配線から生じたノイズが信号配線を流れる信号に影響を及ぼしにくい構造の遊技機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る遊技機は、所定の遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機本体と、遊技機本体の背面側に複数設けられた電気部品と、電気部品に電力の供給を行う電源配線と、電源配線を保持する電源配線用保持部と、複数の電気部品を相互に電気的に接続して信号の伝達を行う信号配線と、信号配線を前記電源配線に対して所定間隔離間して保持する信号配線用保持部と、を有することを特徴とする。
これにより、信号配線と電源配線とが離間して配置されているので、電源配線から生じたノイズが信号配線を流れる信号に影響を及ぼしにくい遊技機を得ることができる。
本発明の好ましい形態において、電源配線用保持部と信号配線用保持部とは、電源配線と信号配線との交差位置において両者が相互に異なる平面上に位置するように所定間隔離間して保持することを特徴とする。
これにより、電源配線と信号配線とが交差するような場合でも、電源配線から生じたノイズが信号配線を流れる信号に影響を及ぼしにくくなる。
本発明のさらに好ましい形態において、電源配線用保持前記信号配線用保持部とは、電源配線と信号配線とを30mm以上離間して保持することを特徴とする。
これにより、電源配線から生じたノイズによる信号配線への影響を確実に抑制することが可能になる。
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
すなわち、本発明によれば、信号配線と電源配線とが離間して配置されているので、電源配線から生じたノイズが信号配線を流れる信号に影響を及ぼしにくくなる。これにより、遊技機の誤作動の懸念が払拭される。
また、電源配線用保持部と信号配線用保持部とを、電源配線と信号配線との交差位置において両者が相互に異なる平面上に位置するように所定間隔離間して保持する形状にすれば、これらが交差するような場合でも、電源配線から生じたノイズが信号配線を流れる信号に影響を及ぼしにくくなる。
さらに、電源配線と信号配線との間を30mm以上離間すれば、電源配線から生じたノイズによる信号配線への影響を確実に抑制することが可能になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
図1は本発明の一実施の形態である遊技機を示す斜視図、図2は図1の遊技機の制御系を示すブロック図、図3は図1の遊技機の背面側を示す正面図、図4は図3の遊技機の背面側におけるLCDブラケットを示す正面図、図5は図3の遊技機の背面側における基板ブラケットを示す正面図、図6は図4のLCDブラケットの要部を電源配線および信号配線とともに示す斜視図、図7は図5の基板ブラケットの要部を電源配線および信号配線とともに示す斜視図である。
図1に示すように、パチンコ機(遊技機)1は、遊技盤2aが装着された本体枠3aがヒンジを介してベース枠3bに回動可能に取り付けられ、これら本体枠3aおよびベース枠3bで遊技機本体3が構成されている。そして、このような遊技機本体3に対して、遊技盤2aを視認可能に被うガラス扉4、およびガラス扉4の下側に位置する皿ユニット5が取り付けられている。これらガラス扉4および皿ユニット5は、その一端が遊技機本体3に回動可能に軸支されており、他端が遊技機本体3に係合するようになっている。
遊技盤2aは、そのレール6に包囲された遊技領域2bに、多数の遊技くぎや風車などの障害物(図示せず)、一般入賞口12、通過ゲート(図示せず)、始動口13、大入賞口14、アウト口15、普通図柄表示装置および特別図柄表示装置を構成する画像表示装置としての液晶ディスプレイ(LCD)21などからなる遊技部材が配置されている。
ここで、一般入賞口12は、遊技球が入賞すると所定の数の遊技球が払い戻される装置、通過ゲートは、遊技球が通過したことを契機として普通図柄表示装置の複数の図柄を変動・停止させる装置、始動口13は、遊技球が入賞すると特別図柄表示装置の複数の図柄を変動・停止させる装置、大入賞口14は、特別図柄表示装置の停止時における図柄の組み合わせが予め設定された特定の図柄の組み合わせとなって特別遊技状態に移行した場合に開放状態となる装置である。また、アウト口15は、一般入賞口12、始動口13、大入賞口14の何れにも入賞しなかった遊技球が流入して回収される装置である。
そして、液晶ディスプレイ21は、画像信号入力に基づいて任意の画像を表示する装置であり、本実施の形態においては、前述のように普通図柄表示装置と特別図柄表示装置とが液晶ディスプレイ21内に一体化されている。但し、両者は別体になっていてもよい。
なお、遊技盤2aが透明である本実施の形態では、液晶ディスプレイ21が遊技盤2aを通して視認可能に配置されている。また、画像表示装置としては、液晶ディスプレイ以外にも、例えばCRT(陰極線管)あるいはプラズマディスプレイ等を用いることもできる。
図1において、遊技盤2aの下方には、前述のように皿ユニット5が配置されている。皿ユニット5には、払い出された遊技球および遊技領域に打ち込まれる遊技球が貯留される上皿5aが上部に配置され、払い出しにより上皿5aからオーバーフローした遊技球が貯留される下皿5bが下部に配置されている。また、皿ユニット5の右側には、レール6を介して遊技盤2aの遊技領域2bへ遊技球を打ち込む際に回動操作されるハンドル7が設けられている。さらに、遊技終了時などにおいて上皿5aに貯留された遊技球を下皿5bに移動させて取り出す場合に操作されるシャッタレバー10が設けられている。
なお、ガラス扉4の上部の左右には、スピーカ8a,8bがそれぞれ配置されている。
次に、このような遊技機の制御系について、図2を用いて説明する。
パチンコ機1の制御系は、主制御回路200と、この主制御回路200に接続される副制御回路300、払出制御回路70aおよび発射制御回路70bを有している。
この制御系は主制御回路200を主な構成要素とし、遊技盤2aの背面側に搭載されている。
また、パチンコ機1の払出制御回路70aには、カードユニット81が接続されている。
このカードユニット81は、パチンコ機1の近傍に設置され、プリペイドカードを差込可能な差込口を有しており、当該差込口に差し込まれたプリペイドカードに記録された記録情報を読み取る読み取り手段と、球貸し操作パネル9の操作に応じて、払出制御回路70aに対し遊技球の貸出を指令する貸出指令信号を出力する貸出指令信号出力手段と、前述の読み取り手段によって読み取った記録情報から特定される貸出可能数から、貸出指令信号出力手段により貸出を指令した貸出数を減算し、上記差込口に差し込まれているプリペイドカードに当該情報を記録させる書き込み手段を有している。
主制御回路200には、予め設定されたプログラムに従ってパチンコ機1の遊技動作を行うメインCPU(超小型演算処理装置)201、異常時や電源投入時に各種設定を初期値に戻すためのリセット信号を生成する初期リセット回路204、メインCPU201が動作する上で必要な各種データを記憶するメインRAM203、メインCPU201がパチンコ機1の遊技動作を処理制御するためのプログラム、乱数抽選によって大当り判定をする際に参照される大当り判定テーブル、乱数抽選によって普通当り判定をする際に参照される普通当り判定テーブル、演出を抽選する際に参照される各種確率テーブルを格納しているメインROM202が実装されている。
また、メインRAM203は、メインCPU201によって計数された入賞記憶の数(始動口13への入賞球数)を記憶するための入賞記憶カウンタ、およびメインCPU201によって計数された通過記憶の数(通過ゲートの通過球数)を記憶するための通過記憶カウンタを具備する。
ここで、メインCPU201は、始動口13へ遊技球が入賞して始動入賞が発生すると大当り判定を行う大当り判定処理、大当りの判定結果に基づいて、特別図柄の変動表示を実行させるための変動表示パターンを決定する変動表示パターン決定手段である。
具体的には、メインCPU201は、始動入賞が発生すると、所定の始動条件が成立したとして、大当り判定の結果に基づいて、特別図柄の変動表示を実行させるための変動表示パターンを指示する変動表示パターンコマンド、変動表示の停止図柄を指示するコマンドを生成し、セットする。さらに、メインCPU201は、普通図柄表示装置に表示される内容の決定処理などを行っている。
さらにメインCPU201は、決定した(特別図柄の)変動表示パターンが、リーチ(例えば、ノーマルリーチ、ノーマルリーチ当り、スーパーリーチ、スーパーリーチ当りなど)の場合は、当該リーチが液晶ディスプレイ21に変動表示される前に、副制御回路300に対し、リーチ予告の報知の指示に関するリーチ予告演出コマンドを送信するリーチ予告演出コマンド送信手段を備えている。
また、メインCPU201は、所定の始動条件が成立したとき(例えば、始動入賞が発生した場合など)、変動表示パターンコマンドを生成し、セットする。
サブCPU301は、主制御回路200から、変動表示パターンコマンドを受信したとき、受信した変動表示パターンコマンドに対応する制御データをセットする。
サブCPU301は、セットした制御データに含まれる演出パターンに従った表示を行わせるように、画像制御回路305に指示するためのデータを経時的に変化させる。
画像制御回路305は、所定時間ごとに送信されるサブCPU301の指示を実行することにより、液晶ディスプレイ21においては、例えば、変動表示パターンに対応する特別図柄や背景画が表示される。
さらにメインCPU201は、遊技状態が特定遊技状態に移行されると、大入賞口14の扉を開閉するように大入賞口SOL72Sを制御する大入賞口SOL制御手段を構成している。
主制御回路200のI/Oポート205には、通過ゲートの内側に設けられ、遊技球が通過するのを検知するセンサである通過ゲートSW19Sa、始動口13に入賞した遊技球を検知するセンサである始動口SW19aが接続されている。また、大入賞口14内の継続入賞口に設けられ、入賞した遊技球を検知するセンサであるV・カウントSW19Sd、大入賞口14内の普通入賞口に設けられ、入賞した遊技球を検知するセンサであるカウントSW19Se、一般入賞口12へ入賞した遊技球を検知するセンサである一般入賞口SW19Sb、メインRAM203に記憶されている各種データを消去するためのバックアップクリアSW74Sが接続されている。また、ハンドル7の操作によって発射装置90から発射される遊技球を検知する発射球センサ(図示せず)、および発射されたものの遊技盤2aの盤面まで到達せずにレール6を戻ってきた遊技球を検知する戻り球センサ(図示せず)が接続されている。さらに、このI/Oポート205には、アクチュエータとして、始動口13に設けられた普通電動役物を、遊技球を受け入れ易い状態と遊技球を受け入れ難い状態との間で切換える始動口SOL(ソレノイド)71S、大入賞口14の扉を開閉する大入賞口SOL(ソレノイド)72S、大入賞口14内のシーソを駆動するシーソSOL(ソレノイド)73S等が接続されている。
上記各センサが遊技球を検知すると、その検知信号は主制御回路200のメインCPU201に入力され、入力される検知信号に応じて、メインCPU201は上記各アクチュエータ71S、72S、73Sをそれぞれ駆動制御する。また、副制御回路300や払出制御回路70a、発射制御回路70bに対して、それぞれ主制御回路200のコマンド出力ポート206から制御指令が送信され、副制御回路300や払出制御回路70a、発射制御回路70bによって液晶ディスプレイ21や、スピーカ8a,8b、ランプ・LED39a、払出装置82、発射装置90などの動作が制御される。
払出制御回路70aには賞球や貸球等を払出す払出装置82が接続され、発射制御回路70bには遊技球を遊技領域2bに向けて発射する発射装置90が接続されている。払出制御回路70aは、一般入賞口12および大入賞口14などに遊技球が入球したことを条件として主制御回路200から出力される払出指令信号に応じて払出装置82を駆動制御し、所定数の遊技球を賞球として払出させる。さらに、払出制御回路70aは、カードユニット81から出力される貸出指令信号に応じて払出装置82を駆動制御し、所定数の遊技球を貸球として払出させる。また、発射制御回路70bは、ハンドル7の回動操作に応じて発射ソレノイドを駆動制御する。これによって発射装置90から遊技球を発射させる。
また、ハンドル7には遊技球の発射を停止するストップボタン(図示せず)が設けられている。
副制御回路300には、サブCPU301、ワークRAM303、プログラムROM302が実装されている。サブCPU301は、コマンド入力ポート304を介して主制御回路200から受信したコマンドを解釈し、その解釈結果に従って画像制御回路305,音声制御回路306,ランプ制御回路307等の制御を行う。プログラムROM302には、サブCPU301が、主制御回路200から出力される各種コマンドに基づいて画像制御回路305を処理制御するための制御プログラム、音声制御回路306を処理制御するための制御プログラム、およびランプ制御回路307を処理制御するための制御プログラムなどが格納されている。ワークRAM303は、サブCPU301が上記制御プログラムに従って処理制御を行う際の一時的な記憶手段となる。
画像制御回路305は、サブCPU301からの制御に応じて、液晶ディスプレイ21に特別図柄の変動表示などの表示を実行するものであり、各種画像データを記憶する画像データROMと、サブCPU301からの制御に基づいて、画像データROMに記憶されている画像データを用いて、特別図柄の変動表示などの表示を実行するためのデータを生成するVDP(Video Display Processor)と、VDPにより生成された表示画像データをアナログ信号に変換するD/A変換回路とを具備する。
例えば、画像制御回路305は、サブCPU301の制御に基づいて、液晶ディスプレイ21に対し、大当り判定の結果に対応する特別図柄および背景画を変動表示させるなどの画像表示制御処理を行う。また、画像制御回路305および液晶ディスプレイ21は、特別図柄の変動表示時の演出表示態様によって当該遊技におけるリーチ演出発生の有無または発生するリーチ演出の種類または大当り発生の信頼度を報知する報知手段を構成している。
音声制御回路306にはスピーカ8a,8bが接続されている。音声制御回路306は、サブCPU301の制御に基づき、音信号を生成する。スピーカ8a,8bは、入力したこの音信号に基づいて音を発生する。
ランプ制御回路307にはランプ・LED39aが接続されている。ランプ制御回路307は、サブCPU301の制御に基づき、信号を生成する。ランプ・LED39aは、入力したこの信号に基づいて点灯表示等を行う。
なお、パチンコ機1における各処理は、主制御回路200と副制御回路300とにより制御されているが、主制御回路200は、副制御回路300により制御される処理の全部または一部を処理してもよく、副制御回路300は、主制御回路200により制御される処理の全部または一部を処理してもよい。
次に、このような制御系を構成する電気部品について説明する。
図3に示すように、遊技盤2aの背面側には、主制御回路200を構成する主制御基板100、ランプ制御回路307を除いた副制御回路300を構成する副制御基板110、ランプ制御回路307を構成する演出中継基板120、AC電源の取り込みや基板間の信号の中継を行う枠中継基板130、液晶ディスプレイ21などを照明するための冷陰極管のインバータであるインバータ基板140、各電気部品が動作するために必要な電圧の電源(例えば24V、12V、5Vなど)を生成する電源基板150、発射制御回路70bを構成する発射制御基板160、払出制御回路70aを構成する払出制御基板170、カードユニット81における読み取り手段、貸出指令信号出力手段および書き込み手段を構成するCR用基板180、盤面基板(図示せず)などが配置されている。
なお、背面の上部には遊技球が貯留される貯留タンク400が設けられ、この貯留タンク400に貯留された遊技球を遊技条件に応じて上皿5aに払い出すために、遊技球排出路410が形成されている。
ここで、本明細書における電気部品は、主制御基板100、副制御基板110、演出中継基板120、枠中継基板130、インバータ基板140、電源基板150、発射制御基板160、払出制御基板170およびCR用基板180を指す。但し、これら主制御基板100や副制御基板110などは電気部品の一例に過ぎず、本発明の電気部品はこれら列挙された電気部品に限定されるものではない。つまり、電気部品としては、他にもソレノイドなど、電力の供給を受けて動作する種々の部品を適用することが可能であり、また副制御基板と演出中継基板とを一体にしたり、払出制御基板と発射制御基板とを一体にするなど、電気部品としての構成には様々な態様が考えられる。
そして、電気部品は電源配線L1や信号配線L2により接続されている。すなわち、枠中継基板130と電源基板150との間には、コンセントを介して取り込まれた例えば24Vの電力を供給する電源配線L1−1が配置され、さらに電源基板150と払出制御基板170との間にも、払出制御基板170へ供給される例えば24Vの電力が流れる電源配線L1−2が配置されている。また、液晶ディスプレイ21とインバータ基板140との間には信号配線L2−1が、副制御基板110と演出中継基板120との間には信号配線L2−2が、副制御基板110とインバータ基板140との間には信号配線L2−3が、副制御基板110と電源基板150との間には信号配線L2−4が、インバータ基板140と液晶ディスプレイ21との間には信号配線L2−5が、枠中継基板130と払出制御基板170との間には信号配線L2−6が、枠中継基板130と盤面基板との間には信号配線L2−7が、主制御基板100と盤面基板との間には信号配線L2−8が、それぞれ設けられて、これらを相互に電気的に接続して信号の伝達が行われるようになっている。
これら電源配線L1や信号配線L2には、端部に端子が固定されるとともにこの端子が挿入された状態でコネクタが取り付けられている。一方、電気部品には、電源配線L1や信号配線L2の端子と係合する端子が、電源配線L1や信号配線L2のコネクタと着脱可能に嵌合するコネクタに挿入された状態で設けられている。
したがって、電源配線L1や信号配線L2に設けられたコネクタが電気部品に設けられたコネクタと嵌合することにより電源配線L1や信号配線L2側の端子が電気部品の端子と接触し、電気部品相互間が電気的に接続される。
そして、図示するように、電源配線L1と信号配線L2とは、双方が混在することなく別々に束ねられ、且つ相互に所定間隔だけ離間して配置されている。
なお、本実施の形態においては、信号配線L2へのノイズの影響が懸念される24Vの電源配線L1が信号配線L2と離間しているが、ノイズの影響が比較的少ない12Vあるいは5Vという低電圧の電源配線については、信号配線L2と離間していてもよく、していなくてもよい。つまり、信号配線L2はすべての電源配線L1に対して離間していてもよいが、一部の電源配線L1に対して離間していてもよい。そして、24Vの電源配線L1において信号配線L2へのノイズの影響を排除するには、本発明者の考察により、両者の間隔は15mm以上、望ましくは30mm以上とするのがよいことが分かった。
また、電源配線L1および信号配線L2はこれら以外にも設けられているが、煩雑さを回避するために、図示は省略されている。
さらに、図面では、電源配線L1および信号配線L2は何れも1本で表されているが、実際には、多くの場合、複数本が束になっている(図6,図7参照)。
ここで、図4および図5に示すように、主制御基板100、副制御基板110、枠中継基板130およびインバータ基板140は、前面に液晶ディスプレイ21が取り付けられたLCDブラケット(支持部材)190aに取り付けられている。また、電源基板150、発射制御基板160、払出制御基板170およびCR用基板180は基板ブラケット(支持部材)190bに取り付けられている。なお、演出中継基板120は本体枠3aに取り付けられている。なお、支持部材であるブラケットは1つあるいは3つ以上でもよく、ブラケットには電気部品が少なくとも1つ搭載されている限り、搭載個数は問わない。
図4および図6に示すように、LCDブラケット190aには電源配線用保持部H1−1が複数箇所に形成されており、電源配線L1−1はこの電源配線用保持部H1−1に保持されている。また、図5および図7に示すように、基板ブラケット190bには電源配線用保持部H1−2が複数箇所に形成されており、電源配線L1−2はこの電源配線用保持部H1−2に保持されている。さらに、LCDブラケット190aおよび基板ブラケット190bには多数の信号配線用保持部H2が形成されており、様々の信号配線L2はこれらの信号配線用保持部H2に適宜保持されている。
そして、このような保持部H−1,H1−2,H2により、前述したように電源配線L1と信号配線L2とは別々に束ねられ、且つ相互に所定間隔だけ離間して配置されている。
なお、保持部H−1,H1−2,H2は、保持している電源配線L1および信号配線L2が外れないようになっている限り、その形状は問わない。また、本実施の形態において、保持部H−1,H1−2,H2はLCDブラケット190aおよび基板ブラケット190bという電気部品が搭載されている支持部材に形成されているが、これ以外の場所に形成してもよい。
このように、本実施の形態によれば、電源配線L1と信号配線L2とが離間して配置されているので、電源配線L1から生じたノイズが信号配線L2を流れる信号に影響を及ぼしにくくなる。これにより、遊技機の誤作動の懸念が払拭され、遊技者に快適な遊技環境を提供することが可能になる。
特に、電源配線L1と信号配線L2との間を30mm以上離間した場合には、電源配線L1から生じたノイズによる信号配線L2への影響を確実に抑制することが可能になる。
ここで、例えば図6における電源配線L1−1と信号配線L2−6との位置関係(矢印Aで示す箇所)で示すように、電源配線L1と信号配線L2とが交差する場合がある。
このような場合には、電源配線用保持部H1と信号配線用保持部H2とを、電源配線L1と信号配線L2との交差位置においては両者が相互に異なる平面上に位置するように所定間隔離間して保持する形状にすればよい。これにより、電源配線L1と信号配線L2とが交差する場合でも、電源配線L1から生じたノイズが信号配線L2を流れる信号に影響を及ぼしにくくなる。なお、交差位置においても、電源配線L1と信号配線L2との間は15mm以上、望ましくは30mm以上離間するのがよい。
以上の説明においては、本発明を遊技機の一つであるパチンコ機1に適用した場合が説明されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ機、あるいはゲームセンターに設置された各種ゲーム機など、様々な遊技機に適用することが可能である。
本発明の一実施の形態である遊技機を示す斜視図である。 図1の遊技機の制御系を示すブロック図である。 図1の遊技機の背面側を示す正面図である。 図3の遊技機の背面側におけるLCDブラケットを示す正面図である。 図3の遊技機の背面側におけるLCDブラケットを示す正面図である。 図4のLCDブラケットの要部を電源配線および信号配線とともに示す斜視図である。 図5の基板ブラケットの要部を電源配線および信号配線とともに示す斜視図である。
符号の説明
1 パチンコ機(遊技機)
2a 遊技盤
2b 遊技領域
3 遊技機本体
3a 本体枠
3b ベース枠
4 ガラス扉
5 皿ユニット
5a 上皿
5b 下皿
6 レール
7 ハンドル
8a,8b スピーカ
9 球貸し操作パネル
10 シャッタレバー
12 一般入賞口
13 始動口
14 大入賞口
15 アウト口
19Sd V・カウントSW
19Se カウントSW
19Sb 一般入賞口SW
19Sa 通過ゲートSW
19a 始動口SW
21 液晶ディスプレイ(画像表示装置)
70a 払出制御回路
70b 発射制御回路
71S 始動口SOL
72S 大入賞口SOL
73S シーソーSOL
74S バックアップクリアSW
81 カードユニット
82 払出装置
90 発射装置
100 主制御基板
110 副制御基板
120 演出中継基板
130 枠中継基板
140 インバータ基板
150 電源基板
160 発射制御基板
170 払出制御基板
180 CR用基板
190a LCDブラケット(支持部材)
190b 基板ブラケット(支持部材)
200 主制御回路
201 メインCPU
202 メインROM
203 メインRAM
204 初期リセット回路
205 I/Oポート
206 コマンド出力ポート
300 副制御回路
301 サブCPU
302 プログラムROM
303 ワークRAM
304 コマンド入力ポート
305 画像制御回路
306 音声制御回路
307 ランプ制御回路
400 貯留タンク
410 遊技球排出路
H1−1,H1−2 電源配線用保持部
H2 信号配線用保持部
L1,L1−1,L1−2 電源配線
L2,L2−1〜L2−8 信号配線

Claims (3)

  1. 所定の遊技媒体を用いて遊技を行う遊技機本体と、
    前記遊技機本体の背面側に複数設けられた電気部品と、
    前記電気部品に電力の供給を行う電源配線と、
    前記電源配線を保持する電源配線用保持部と、
    複数の前記電気部品を相互に電気的に接続して信号の伝達を行う信号配線と、
    前記信号配線を前記電源配線に対して所定間隔離間して保持する信号配線用保持部と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記電源配線用保持部と前記信号配線用保持部とは、前記電源配線と前記信号配線との交差位置において両者が相互に異なる平面上に位置するように所定間隔離間して保持することを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記電源配線用保持部と前記信号配線用保持部とは、前記電源配線と前記信号配線とを30mm以上離間して保持することを特徴とする請求項1または2記載の遊技機。
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