JP2006067099A - 伝送時間測定方法、伝送制御方法及び伝送時間測定機能を備えた移動通信システム - Google Patents

伝送時間測定方法、伝送制御方法及び伝送時間測定機能を備えた移動通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、再送制御装置と移動局との間のデータ伝送に要する時間(ラウンドトリップタイム)を測定可能とする、種々の手法を提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明では、移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局にデータユニットを送信する再送制御装置とを備えるとともに、HSDPAに対応した移動通信システムにおいて、 前記移動局と前記再送制御装置との間における伝送についてのラウンドトリップタイムを求める際に、該移動局から送信されるH−ARQ制御に係るACK信号の受信により得られる、該移動局と、無線基地局との間の無線区間の伝送時間を利用する制御部、を備えたことを特徴とする移動通信システムを用いる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、伝送時間測定機能を備えた移動通信システム、伝送時間測定方法及び伝送制御方法に関し、例えば、HSDPA方式を採用した移動無線通信システム及びそのシステムにおける伝送時間測定方法に関する。
図1に、移動通信システムの構成を示す。
図において、11は移動局、12は無線基地局、13は無線基地局制御装置、14は再送制御装置をそれぞれ示す。移動通信システムとして、W−CDMA(UMTS)移動通信システムを採用することができ、ここでは、W−CDMA移動通信システムをとりあげて説明する。
移動局11と無線基地局12は、無線回線を用いた無線通信を行なうため、移動局11と無線基地局12との間の距離が変動することが許容され、いわゆる移動通信が可能となっている。
無線基地局制御装置13は、無線基地局12と再送制御装置14との間に存在する中継ノードであり、無線基地局12が複数接続されている場合等には、再送制御装置14から受信したデータを、接続された複数の無線基地局のうち、どの無線基地局へ送信するかの制御を行なう。また、移動局11が複数の無線基地局12との間で無線通信が可能な場合(ハンドオーバ状態が許容される場合)は、移動局11から送信された信号を複数の無線基地局12で受信し、無線基地局制御装置13で選択合成してから再送制御装置14へ向けて送信することで、ダイバシチ効果を得ることもできる。
再送制御装置14は、ネットワークを介して受信したデータについて、移動局11宛てに送信するように制御するとともに、移動局からのデータの受信結果(例えば、ACK信号、NACK信号)を受信することで、データの再送信の要否を判定する。受信結果に問題がある場合(NACK信号受信時、ACK信号非受信時等)は、送信したデータの再送信を実行する。
以上が再送信制御機能を備えた一般的な移動通信システムに関する説明であるが、移動局11と無線基地局12との間の通信区間である、無線区間についても、更に、再送制御を実行する場合がある。
無線区間の再送制御を実行する1例としてHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式を採用した移動通信システムについて説明する。
・「HSDPA」
HSDPAは、適応符号化変調方式(AMC:Adaptive Modulation and Coding)を採用しており、例えば、QPSK変調方式(QPSK modulation scheme)と16値QAM方式(16 QAM scheme)とを基地局、移動局間の無線環境に応じて適応的に切りかえることを特徴としている。
また、HSDPAは、H−ARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)方式を採用している。H−ARQでは、移動局は基地局からの受信データについて誤りを検出した場合に、当該基地局に対して再送要求(NACK信号の送信)を行う。この再送要求を受信した基地局は、データの再送を行うので、移動局は、既に受信済みのデータと、再送された受信データとの双方を用いて誤り訂正復号化を行う。このようにH−ARQでは、誤りがあっても既に受信したデータを有効に利用することで、誤り訂正復号の利得を高め、再送回数を抑えている。なお、ACK信号を移動局から受信した場合は、データ送信は成功であるから再送は不要であり、次のデータの送信を行うこととなる。
HSDPAに用いられる主な無線チャネルは、HS−SCCH(High Speed-Shared Control Channel)、HS−PDSCH(High Speed-Physical Downlink Shared Channel)、HS−DPCCH(High Speed-Dedicated Physical Control Channel)がある。
HS−SCCH、HS−PDSCHは、双方とも下り方向(即ち、基地局から移動局への方向であるダウンリンク)の共通チャネル(shared channel)であり、HS−SCCHは、HS−PDSCHにて送信するデータに関する各種パラメータを送信する制御チャネルである。言い換えれば、HS−PDSCHを介してデータの送信が行われることを通知(予告)するチャネルである。
各種パラメータとしては、例えば、どの変調方式を用いてHS−PDSCHによりデータを送信するかを示す変調方式情報や、拡散符号(spreading code)の割当て数(コード数)、送信データに対して行うレートマッチングのパターン等の情報が挙げられる。
一方、HS−DPCCHは、上り方向(即ち、移動局から基地局への方向であるアップリンク)の個別の制御チャネル(dedicated control channel)であり、HS−PDSCHを介して受信したデータのエラーの有、無に応じてそれぞれ受信結果(ACK信号、NACK信号)を移動局が基地局に対して送信する場合に用いられる。即ち、HS−PDSCHを介して受信したデータの受信結果を送信するために用いられるチャネルである。尚、移動局がデータの受信に失敗した場合(受信データがCRCエラーである場合等)は、NACK信号が移動局から送信されるので、基地局は再送制御を実行することとなる。
その他、HS−DPCCHは、基地局からの受信信号の受信品質(例えばSIR)を測定した移動局が、その結果をCQI情報(Channel Quality Indicator)として基地局に送信するためにも用いられる。基地局は、受信したCQI情報により、下り方向の無線環境の良否を判断し、良好であれば、より高速にデータを送信可能な変調方式に切りかえ、逆に良好でなければ、より低速にデータを送信する変調方式に切りかえる(即ち、適応変調を行う)。
・「チャネル構造」
次に、HSDPAにおけるチャネル構成について説明する。
図2は、HSDPAにおけるチャネル構成を示すための図である。尚、W−CDMAは、符号分割多重方式を採用するため、各チャネルは符号により分離されている。
まず、説明していないチャネルについて簡単に説明しておく。
CPICH(Common Pilot Channel)、SCH(Synchronization Channel)は、それぞれ下り方向の共通チャネルである。
CPICHは、移動局においてチャネル推定、セルサーチ、同一セル内における他の下り物理チャネルのタイミング基準として利用されるチャネルであり、いわゆるパイロット信号を送信するためのチャネルである。SCHは、厳密には、P−SCH(Primary SCH)、S−SCH(Secondary SCH)があり、各スロットの先頭の256チップでバースト状に送信されるチャネルである。尚、SCHは、3段階セルサーチを行う移動局によって受信され、スロット同期、フレーム同期を確立するために用いられる。
次に、図2を用いて、チャネルのタイミング関係について説明する。
図のように、各チャネルは、15個のスロット(各スロットは、2560チップ長相当)により、1フレーム(10ms)を構成している。先に説明したように、CPICHは他のチャネルの基準として用いられるため、P−CCPCH及びHS−SCCHのフレームの先頭はCPICHのフレームの先頭と一致している。ここで、HS−PDSCHのフレームの先頭は、HS−SCCH等に対して2スロット遅延しているが、移動局がHS−SCCHを介して変調方式情報を受信してから、受信した変調方式に対応する復調方式でHS−PDSCHの復調を行うことを可能にするためである。また、HS−SCCH、HS−PDSCHは、3スロットで1サブフレームを構成している。
HS−DPCCHは、上り方向のチャネルであり、その第1スロットは、HS−PDSCHの受信から約7.5スロット経過後に、HS−PDSCHの受信結果を示すACK/NACK信号を移動局から基地局に送信するための用いられる。また、第2、第3スロットは、適応変調制御のためのCQI情報を定期的に基地局にフィードバック送信するために用いられる。ここで、送信するCQI情報は、CQI送信の4スロット前から1スロット前までの期間に測定した受信環境(例えば、CPICHのSIR測定結果)に基づいて算出される。
上述した、HSDPAに関連する事項は、例えば次の非特許文献1、2に開示されている。
3G TS 25.212(3rd Generation Partnership Project: Technical SpecificationGroup Radio Access Network ; Multiplexing and channel coding (FDD)) 3G TS 25.214(3rd Generation Partnership Project: Technical SpecificationGroup Radio Access Network ; Physical layer procedures (FDD))
先に説明した背景技術では、再送制御装置と移動局との間のデータ伝送に要する時間を測定する機能を有さない。
そこで、本発明は、再送制御装置と移動局との間のデータ伝送に要する時間(ラウンドトリップタイム)を測定可能とする、種々の手法を提供することを目的とする。
また、更には、測定した伝送時間(ラウンドトリップタイム)を伝送制御に利用することで、伝送効率の改善を図ることを目的の1つとする。
尚、上記目的に限らず、後述する発明を実施するための最良の形態に示す各構成により導かれる効果であって、従来の技術によっては得られない効果を奏することも本発明の目的の1つとして位置付けることができる。
(1)本発明では、移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局にデータユニットを送信する再送制御装置とを備えるとともに、HSDPAに対応した移動通信システムにおいて、前記移動局と前記再送制御装置との間における伝送についてのラウンドトリップタイムを求める際に、該移動局から送信されるH−ARQ制御に係るACK信号の受信により得られる、該移動局と、無線基地局との間の無線区間の伝送時間を利用する制御部、を備えたことを特徴とする移動通信システムを用いる。
(2)また、本発明では、前記移動局と前記再送制御装置との間における伝送は、RLCレイヤにおける再送制御が適用され、前記制御部は、前記再送制御装置からのデータユニットの送信から、該RLCレイヤにおける再送制御に関して前記移動局から送信されるACK信号を受信するまでに送信を許容するデータユニット数の設定を、求めた前記ラウンドトリップタイムに基づいて可変制御する、ことを特徴とする(1)記載の移動通信システムを用いる。
(3)また、本発明では、移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局にデータユニットを送信する再送制御装置とを備えるとともに、HSDPAに対応した移動通信システム内で、前記移動局と前記再送制御装置との間における伝送についてのラウンドトリップタイムを求める伝送時間測定方法において、該移動局から送信されるH−ARQ制御に係るACK信号の受信により得られる、該移動局と、該無線基地局との間の無線区間の伝送時間を求めるステップと、該無線区間の伝送時間を用いてラウンドトリップタイムを算出するステップと、を備えたことを特徴とする伝送時間測定方法を用いる。
(4)また、本発明では、再送制御装置から無線基地局を介して移動局にデータを送信するステップと、該移動局から前記データを受信できたことを示す受信結果を送信するステップと、該再送制御装置において、前記受信結果を受信するステップとを含み、
前記データの送信から前記受信結果の受信までに要した時間を前記再送制御装置におけるタイマ機能を用いて測定する、ことを特徴とする伝送時間測定方法を用いる。
(5)また、本発明では、再送制御装置から無線基地局を介して移動局にデータを送信するステップと、該移動局から前記データを受信できたことを示す受信結果を送信するステップと、該再送制御装置において、前記受信結果を受信するステップとを含み、前記データの送信から前記受信結果の受信までに要した時間を前記再送制御装置におけるタイマ機能を用いて測定し、該測定の結果に基づいて、あるデータの送信から該あるデータに関して該移動局からデータを受信できたことを示す受信結果を受信するまでの間に送信を許容するデータの数を可変制御する、ことを特徴とする伝送制御方法を用いる。
(6)また、本発明では、移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局にデータを送信する再送制御装置とを含む移動通信システムにおいて、前記移動局は、前記データを受信できたことを示す受信結果を送信する制御を行う制御部を備え、前記再送制御装置は、前記データの送信から該受信結果の受信までの時間を計時する計時手段を備えた、ことを特徴とする移動通信システムを用いる。
(7)また、本発明では、移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局に第1再送制御のもとでデータを送信する再送制御装置とを含む移動通信システムにおいて、前記無線基地局は、前記第1再送制御よりも、下位のレイヤで前記データに関して第2再送制御を行なう第2再送機能部と、該第2再送制御に関して該移動局からデータが受信できたことを示す受信結果を受信することで、前記移動局と前記無線基地局との間の無線区間についての伝送時間を測定する測定部を備えた、ことを特徴とする移動通信システムを用いる。
(8)また、本発明では、前記測定部が測定した伝送時間に、前記移動局における並び替え時間を含めた処理時間を加算することで、伝送時間を補正する制御部、を備えたことを特徴とする(7)記載の移動通信システムを用いる。
(9)また、本発明では、前記測定部により測定した前記伝送時間を記憶する記憶部を、
備えたことを特徴とする(7)記載の移動通信システムを用いる。
(10)また、本発明では、前記記憶部は、前記無線基地局に設けられ、前記再送制御装置は、キャパシティリクエストメッセージを送信することで、前記記憶部に記憶した伝送時間に関する情報を含むキャパシティアロケーションメッセージを受信する制御メッセージ処理部を備えた、ことを特徴とする(9)記載の移動通信システムを用いる。
(11)また、本発明では、移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局に第1再送制御のもとでデータを送信する再送制御装置とを含む移動通信システムにおいて、前記無線基地局は、前記第1再送制御よりも、下位のレイヤで前記データに関して再送制御を行う第2再送機能部と、前記再送制御装置から第1の信号を受信後に、該移動局に対して送信した前記データについて該移動局から送信される、該データが受信できたことを示す前記第2再送制御に関する受信結果を受信すると、第2の信号を前記再送制御装置に送信する制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする移動通信システムを用いる。
(12)また、本発明では、移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局に対して第1再送制御のもとでデータを送信する再送制御装置、とを含む移動通信システムにおいて、前記第1再送制御の対象となるデータが該再送制御装置から該移動局に送信されてから、該第1再送制御のために該移動局から送信される、該データが受信できたことを示す受信結果を該再送制御装置が受信するまで、の時間を測定又は推定する制御部を備え、該制御部は、該再送制御装置から該移動局に対するデータの送信から、該データが受信できたことを示す受信結果を該再送制御装置が受信するまでの間に、該再送制御装置が送信可能なデータのユニット数を該時間に基づいて可変制御する、ことを特徴とする移動通信システムを用いる。
(13)また、本発明では、前記制御部が行なう前記可変制御は、前記無線基地局から通知された、許容される最高伝送レートを確保可能なデータのユニット数を前記時間に基づいて設定することで行なう、ことを特徴とする(12)記載の移動通信システムを用いる。
本発明によれば、再送制御装置と移動局との間のデータ伝送に要する時間を測定可能とする、種々の手法が提供される。
また、測定した伝送時間(ラウンドトリップタイム)を伝送制御に利用することで、伝送効率の改善を図ることができる。
以下、図面を参照することにより、本発明の実施の形態について説明する。
〔a〕第1実施形態の説明
第1実施形態では、再送制御装置から移動局に向けてデータを送信してから、そのデータの受信結果について移動局から受信するまで、の時間を実際に測定することで、伝送時間(ラウンドトリップタイム)を得ることとする。
図3は、本発明に係る移動通信システムの構成の1例を示すものである。移動通信システムとしては、種々のものが考えられるが、ここでは、背景技術の説明と同様、W−CDMA移動通信システムをベースとした、HSDPAに対応した移動通信システムについて説明することとする。もちろん、再送制御機能を備えた通信システム(特に移動局と無線基地局間の無線区間、及び、移動局と再送制御装置との間の区間で2重に再送制御が行われるシステムが望ましい)についても適用することができる。
図において、21は移動局、22は無線基地局、23は無線基地局制御装置、24は再送制御装置をそれぞれ示す。
移動局21と無線基地局22は、無線回線を用いた無線通信を行なうため、移動局21と無線基地局22との間の距離が変動することが許容され、いわゆる移動通信が可能となっている。
無線基地局制御装置23は、無線基地局22と再送制御装置24との間に存在する中継ノードであり、無線基地局22が複数接続されている場合等には、再送制御装置24から受信したデータを、接続された複数の無線基地局のうち、どの無線基地局へ送信するかの制御を行う。また、移動局21が複数の無線基地局22との間で無線通信が可能な場合(ハンドオーバ状態が許容される場合)は、移動局21から送信された信号を複数の無線基地局22で受信し、無線基地局制御装置23で選択合成してから再送制御装置24へ向けて送信することで、ダイバシチ効果を得ることもできる。
再送制御装置24は、ネットワークを介して受信したデータについて、移動局21宛てに送信するように制御するとともに、移動局からのデータの受信結果(例えば、ACK信号、NACK信号)を受信することで、データ再送信の要否を判定する。受信結果に問題がある場合(NACK信号受信時、ACK信号非受信時等)は、送信したデータの再送信を実行する。尚、移動局21と再送制御装置24との間の再送制御を第1再送制御と称することとする。
更に、本実施形態では、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)方式を採用した移動通信システムを例にあげているため、先に示したように、移動局21、無線基地局22との間である無線区間においてもH−ARQに従って再送制御(第2再送制御)が行なわれる。
この実施形態では、更に、再送制御装置24からデータを送信した時(t1)から、このデータを無線基地局制御装置23、無線基地局22を介して受信した移動局21が、第1再送制御のための受信結果(ここでは、ACK信号)を再送制御装置24宛てに送信し、再生制御装置24が、この受信結果を受信した時(t2)まで、に要した伝送時間を再送制御装置において測定することとする。
即ち、送信した時(t1)のタイマ部のタイマ値と、受信した時(t2)のタイマ部のタイマ値とに基づいて、経過時間(t2−t1)を再送制御装置24の制御部27が、測定するのである。
尚、送信した時にタイマ部をリセットし、受信した時(t2)のタイマ部のタイマ値をそのまま伝送時間として用いることもできる。
以下、各装置の詳細構成を含めて、測定方法について更に詳細に説明する。
図4〜6は、それぞれ再送制御装置24、無線基地局制御装置23、無線基地局22を示す図である。
・「再送制御装置24」
図4に示した再送制御装置24は、無線基地局制御装置23との間の通信を行なうための第1インタフェース部25、ネットワークとの間の通信を行なうための第2インタフェース部26、各部の制御を行う制御部27、無線基地局22との間で送信する制御メッセージの処理を行なう制御メッセージ処理部30、伝送時間測定用のタイマ部31、送信データを含めた各種データの記憶を行う記憶部29を備えている。
好ましくは、第1、2インタフェース部として、ATM方式に従った伝送を行うインタフェース部を採用することができる。もちろん、他の方式に従った伝送を行うこともできる。
また、制御部27は、例えば、3GPP移動通信システムに規定される、RLC(RLC:Radio Link Control)レイヤの制御を行なう制御部とすることが好ましく、図のように、移動局21との間でRLCレイヤにおける再送制御(第1再送制御)を行うための第1再送機能部28を備えるものとする。
次に動作について簡単に説明する。
ネットワーク側から受信した信号を第2インタフェース部26で終端処理して得られたデータ(例えば、可変長のパケットデータとする)は、制御部27に入力され、所定長毎に分割することにより、例えば図8のようなフォーマットの信号(RLC PDU(Packet Data Unit))を複数生成する。
・「RLC PDUフォーマット」
RLC PDUのフォーマットについて図8を用いて説明する。
図において、シーケンスナンバとは、PDUの連番を示し、制御部27は、分割した各PDUに対して連番を付して、この領域に格納する。尚、このシーケンスナンバは、移動局21で、PDUの順番抜けを発見するために用いられ、順番抜けが発生した場合は、RLCレイヤにおける第1再送制御を行うために、移動局からNACK信号が送信されることとなる。
尚、再送制御は、主に第1再送機能部により実行される。即ち、移動局からのNACK信号の受信を契機として、記憶部29に記憶しておいた(移動局への送信を行う前に予め記憶しておく)RLC PDUを、第1再送機能部28が、記憶部29から読み出し、第1インタフェース部25を介して移動局へ向けて再送信するのである。
Pは、ポーリングビットを示し、移動局に対してPDUの状態(例えば、順番抜けの発生状況等)を報告するように要求するかどうかを定めるビットである。
HEは、ヘッダ拡張タイプを示す。
Eは、拡張ビットであり、次にデータ又はレンクス識別子が続くことを示す。
レンクス識別子は、ペイロードに納められるデータ長を示す。
パディング又はステータスPDUは、PDU長にデータ量が満たない場合に埋め合わせを行なうためにビットが挿入される領域であり、PDUの状態を報告するために用いられる。
さて、以上が、RLC PDUのフォーマットであるが、制御部27は、RLC PDUを複数まとめて、図9に示すHS−DSCH FP(フレームプロトコル)に従ったフォーマットに信号を生成して、第1インタフェース部25に与え、例えば、ATMセル化してから無線基地局制御装置23側へ送出する。
・「HS−DSCH FPのフレーム構成」
ここで、HS−DSCH FPのフレーム構成について図9を用いて説明する。
図9において、ヘッダCRCは、後続するヘッダ部を演算対象とするCRC演算結果を格納する領域である。
FTは、データであるか制御信号であるかを識別するビットを示し、スペアは、空きビットを示す。
CmCH−PIは、このフレームの優先度を示す。
MAC PDU長は、格納する各MAC PDUの長さを示す。
PDUの数は、格納するMAC PDUの総数を示す。
ユーザバッファサイズは、データバッファ量を示す。
PDU1〜PDUnは、格納された各MAC PDUを示し、図8に示したRLC PDUがそのまま格納されることとしてもよい。
ペイロードCRCは、ペイロードを演算対象するCRC演算結果を格納する領域を示す。
以上のように、ネットワークから受信したデータは、連続番号が付された複数のRLC PDUに変換され、変換されたRLC PDUは複数にまとめられ、HS−DSCHの1フレームに格納されてから、第1インタフェース部25から送信されることとなる。
但し、伝送時間を測定するために、制御部27は、MAC PDUを生成する際に、少なくともその1つのMAC PDUについては、ポーリングビットを移動局に対してPDUの状態(例えば、順番抜けの発生状況等)を報告するように要求するようにセットするとともに、そのMAC PDUの送信時から、移動局からのACK信号を受信するまでの時間を計るべく、タイマ部31のタイマ値を記憶部29に記憶させる(またはタイマリセットする)ことで計時を開始する。
・「無線基地局制御装置23」
図5は、無線基地局制御装置(RNC:Radio Network Controller)23を示し、単なる中継装置とすることもできるが、ここでは、無線基地局22を制御する機能(例えば、無線リソースの確保指示等)も備えるものとする。
図において、32は第1インタフェース部、33は第2インタフェース部、34は中継制御部をそれそれ示す。
第1インタフェース部32、第2インタフェース部33は、再送制御装置24の第1インタフェース部25と同様ATM方式に対応した信号伝送を行うためのユニットとすることができる。
従って、第2インタフェース部33を介してATM終端して得られたHS−DSCHフレームを、再度、第1インタフェース部32によりATMセル化し、対応する方路(無線基地局)に向けて送信する。
・「無線基地局22」
図6は、無線基地局22(BS:Base Station)を示す。
図において、35は移動局21との間で無線信号の送受信を行なうための無線送受信部を示し、36は無線基地局制御装置32からの信号の終端処理をする第1インタフェース部、37は各部の制御を行うとともに、RLCレイヤの下位レイヤであるMACレイヤ(特に、HSDPAに関するMACレイヤ)の処理であるMAC−hs処理を行う制御部を示し、39は移動局21との間で実行される先に説明したH−ARQによる再送制御(第2再送制御)を行うために再送用の送信データを格納しておいたり、共用チャネルであるHS−PDSCHで送信するデータとして順番待ちの状態にある送信データ(MAC PDU)を格納するための記憶部を示す。
40は制御メッセージ処理部であり、再送制御装置24の制御メッセージ処理部30との間で装置間制御メッセージの送受信を行うためのユニットである。
41は、測定部を示す。
次に動作について説明する。
まず、第1インタフェース部36を介して受信したHS−DSCHのフレームが、制御部37に入力される。
制御部37は、受信したHS−DSCHのフレームに含まれるある移動局宛てのMAC PDUを記憶部39に記憶させておく。
そして、共有チャネルであるHS−PDSCHを介してその移動局宛てにデータの送信が可能となったことを検出すると、記憶部39からその移動局宛てのMAC PDUを順に複数取り出し、MAC PDUを複数含むMAC−hs PDUを生成する。尚、取り出すMAC PDUの数は、CQI情報等により定まるトランスポートブロックサイズ内に収まるように選択される。
MAC−hs PDUは、1つのトランスポートブロックを形成し、移動局21に向けて、HS−PDSCHを介して送信されるデータの元となる。
・「MAC−hs PDUのフォーマット」
図10は、MAC−hs PDUのフォーマットを示す図である。
図において、VFは、バージョンフラグを示し、キューIDは、1つのMAC−hs PDU内に納めるデータ系列を示し、キューIDが同じであるデータ系列がMAC−hs PDUに収納されることとなる。
TSN(Transmission Sequence Number)は、MAC−hs PDUに付されるシーケンスナンバーであり、複数のプロセスに分けて移動局21宛てにHS−PDSCHの送信を行っても、このシーケンスナンバーに従って、トランスポートブロックの並び替えが可能となる。
SIDiは、格納している各MAC PDU長を示す情報である。
Niは、格納しているMAC PDUの総数を示す情報である。
Fiは、それぞれヘッダの終わりを示し、パディングは、空きを埋めるために挿入されたビットを示す。
先に説明したように、HSDPAでは、移動局からのCQI情報に基づく適応変調制御を、無線基地局22において実行するため、送信可能なデータ量は無線基地局22と移動局21との間の無線環境(CQI情報)に応じて変化する。
従って、1つのMAC−hs PDUのサイズ、即ち、1トランスポートブロックのサイズは、無線環境の変化に応じて増減することとなる。
さて、制御部37において生成されたMAC−hs PDUは、H−ARQによる第2再送制御を実行するために、記憶部39へ格納されるとともに、無線送受信部35から、HS−PDSCHを介して送信される。
尚、先に説明したように、HS−PDSCHの送信の前には、HS−SCCHを介した送信対象の移動局に向けた送信予告が行われる。また、HS−DPCCHを介して移動局からのHS−PDSCHの受信結果(NACK信号)を受信することで、制御部47の第2再送機能部38(H−ARQに対応した再送制御部)は、記憶部39から、送信に失敗したMAC−hs PDUを読み出し、再び、無線送受信部35に与えて、再送信を実行させる。
もちろん、HS−DPCCHを介して移動局から、HS−PDSCHの受信結果(ACK信号)を受信した場合は、再送制御は不要であるから、制御部37は、次の新規トランスポートブロックを送信すべき、記憶部39に記憶している、未送信のMAC PDUを読み出し、新たなMAC−hs PDUを生成して送信させる制御を行う。
・「移動局21」
次に、移動局の構成及び動作について説明する。
図7に移動局21の構成を示す。図において、42は無線基地局22の無線送受信部35との間で無線通信を行うための無線送受信部を示し、43は音声、データ等の入力及び受信音声、データの出力を行う入出力部を示す。
44は各部の制御を行ったり、第1再送制御、第2再送制御に応じた受信結果(ACK信号、NACK信号)の送信制御を行う制御部を示す。
45、46は制御部44の有する処理機能部であり、45は、MAC−hs処理機能部を示し、46は、更に上位レイヤの処理を行うRLCレイヤ処理機能部46を示す。
MAC−hs処理機能部45は、受信したトランスポートブロックについてCRCエラーが検出された場合に、NACK信号を生成し、CRCエラーが検出されない場合にACK信号を生成する。また、復号して得られたMAC−hs PDUに含まれるTSNに基づいて並び替え処理(リオーダリング)を行い、上位レイヤ処理を行うRLCレイヤ処理機能部46へリオーダリング後のデータを引き渡す。
RLCレイヤ処理機能部46は、MAC PDUに含まれるシーケンスナンバに順番抜けがあるかどうか判定し、順番抜けを判定する。
47は、各種必要とされるデータを記憶する記憶部を示し、H−ARQを実現すべく、受信エラーとなったデータを一時的に格納するためにも用いられる。
従って、移動局21においては、HS−SCCHにより、自局宛てにHS−PDSCHを介したデータの送信が行われることを通知されると、2スロット後のHS−PDSCHの1サブフレームを受信し、復調、復号(ターボ復号)することで、復号結果を得、CRCビットを用いたCRC演算により受信可否を判定し、否であれば、受信データを記憶部47に記憶させるとともに、第2再送制御のために、MAC−hs処理機能部45の制御のもと、NACK信号をHS−DPCCHを介して無線基地局22に送信する。
そして、無線基地局22により再送信が実行されると、記憶部47に記憶済みのデータと再送信されたデータとを合成してから、復号(ターボ復号)を行い、復号後のデータについて、再びCRCチェックを行う。
CRCチェックにより、可と判定されると、MAC−hs処理機能部45は、HS−DPCCHを介してACK信号を無線基地局22に送信させる制御を行なう。
そして、MAC−hs処理機能部45は、更に、復号して得られたMAC−hs PDUに含まれるTSNに基づいて並び替え処理(リオーダリング)を行い、並び替え後のトランストランスポートブロックに含まれるMAC PDU(RLC PDU)を上位レイヤのRLC処理機能部46に引き渡す。
RLC処理機能部46は、MAC PDU(RLC PDU)に含まれるシーケンスナンバを用いた並び替え(リオーダリング)を行い、順番抜けの検出及び、ポーリングビットのチェックを行なう。
ここで、順番抜けを検出した場合、移動局21のRLC処理機能部は、別途確立している個別物理チャネル(DPCH)を介して、第1再送制御のためのNACK信号を再送制御装置24に向けて送信する。
ポーリングビットがPDUの状態(例えば、順番抜けの発生状況等)を報告するように要求する設定となっている場合は、移動局21は、別途確立している個別物理チャネル(DPCH)を介して、順番抜けの発生状況をチェックし、順番抜けが発生していなければACK信号、発生していればNACK信号を同様のDPCHを介して送信する。
移動局21のRLC処理機能部46により送信制御されたACK信号、NACK信号は、無線基地局22、無線基地局制御装置23を介して再送制御装置24に送信される。
再送制御装置24の制御部27は、第1再送制御のためのNACK信号の受信をすると、第1再送機能部28による再送制御処理により、記憶部29から再送すべきデータ(HS−DSCHフレーム)を読み出して、再送信を行なう。
一方、ACK信号を受信すると、伝送時間(RTT:ラウンドトリップタイム)を測定するために、再送制御装置34の制御部27は、ACK信号の受信検出により、タイマ部31におけるカウント値(t2)を読み取り、伝送時間を求める。
即ち、送信した時(t1)のタイマ部のタイマ値と、受信した時(t2)のタイマ部のタイマ値とに基づいて、経過時間(t2−t1)を求めることで、伝送時間を算出する。
尚、送信した時にタイマ部をリセットした場合は、受信した時(t2)のタイマ部のタイマ値をそのまま伝送時間として用いることもできる。
以上のようにすることで、再送制御装置と移動局との間のデータ伝送に要する時間を測定することが可能となる。
特に、HS−PDSCHを介して送信するデータ自体の伝送時間を図ることができるので、移動局と無線基地局との間における再送制御(第2再送制御)による遅延時間も反映され、伝送時間の精度は高いものといえる。

〔b〕第2実施形態の説明
第1実施形態では、伝送時間の測定のために、DPCHを利用してACK信号を移動局が送信するため、信号送信によるシステム内の干渉の増大に繋がることがある。
また、伝送時間測定のために、第1再送制御において用いられる受信結果をより多く移動局に送信させる必要があり、移動局に処理負荷をかけることとなる。
そこで、第2実施形態では、更に、この問題について配慮することとする。
・第1案
第1案では、第2再送制御のために移動局が送信する情報(受信結果信号)を利用する。
制御部38は、移動局21に対してHS−PDSCHを介するトランスポートブロックの送信を行う際には、記憶部39からMAC PDUを複数取得し、MAC−hs PDUを生成して、無線送受信部35へ与える。
そしてHS−PDSCHを介して送信したトランスポートブロックについての受信結果(ACK信号、NACK信号)が、移動局からHS−DPCCHを介して送信される。
この受信結果は、無線送受信部35で受信され、制御部37に与えられるので、制御部37の再送機能部38は、第2再送制御に係わるNACK信号の受信によりトランスポートブロックの再送信を実行し、第2再送制御に係わるACK信号の受信により次のトランスポートブロックの送信を行なう。
従って、測定部41により、HS−PDSCHを送信(時刻T3)してから、第2再送制御に係わるACK信号を受信(時刻T4)するまでの時間(T4−T3)を測定することで、無線区間における伝送時間を求めるのである。
しかし、移動局21は、実際には、HS−PDSCHの復号結果にCRCエラーがないことを確認すると、ACK信号を送信するとともに、MAC−hs処理機能部45によるTSNに基づく並び替え(リオーダリング)を行なってからRLCレイヤ処理機能部46に引渡し、RLCレイヤ処理機能部46は、シーケンスナンバに基づく並び替え(リオーダリング)を行なうことで順番抜けを検出する処理を行って、第1再送制御に係わるACK信号(NACK信号)の送信が行なわれる。
従って、無線区間における第2再送制御に係わるACK信号の受信タイミングと、DPCHを介した再送制御装置24宛ての第1再送制御に係わるACK信号の受信タイミングとは、厳密にいうと、処理時間、送信タイミングの差によるずれが生ずる可能性がある。
しかし、伝送時間としては、無線区間における第2再送制御に要する時間の方が支配的であるため、このずれは無視することとしてもよいし、または、処理時間等による誤差時間を予め実測等により見積もっておき、測定部41における測定の際に、この誤差時間を加算することで対応することもできる。
例えば、再送制御装置24から第1の信号を無線基地局22宛てに送信し、第1の信号を受信した無線基地局22が、測定部41を用いた第1案による測定を実行し、測定により第2再送制御に係わるACK信号の受信が確認されると第2信号(好ましくは、誤差時間を含む信号)として送信し、再送制御装置24で第2の信号を受信することで、制御部27が、第1の信号の送信時から第2の信号の受信時までの時間を移動局21と再送制御装置24間の伝送時間(ラウンドトリップタイム)として求めることもできる。
尚、第2信号に誤差時間が含まれていれば、その時間を加算することで処理時間に応じた補正を行うことができるし、また第2信号に含まれない場合でも、再送制御装置24等が誤差時間を記憶しておき、同様に加算を行なうことでも補正は可能である。
以上のようにすれば、移動局21と無線基地局22との間の無線環境における干渉又は移動局における処理負荷の増加を抑えつつ、再送制御装置24と移動局21間の伝送時間を求めることができる。
尚、第1の信号が、無線基地局22から移動局21へ送信すべきMAC PDUとともに受信される場合、例えば、第1の信号がHS−DSCHフレームの空き領域に含まれる場合には、そのフレームに含まれるMAC PDUについての第2再送制御に係るACK信号の受信により第1案を用いた伝送時間の測定が円滑に行なえる。
しかし、第1の信号が、MAC PDUとは独立して送信される場合には、無線基地局22内に伝送時間測定の対象の移動局宛てのMAC PDUを偶然保有していれば、そのMAC PDUについての第2再送制御に係るACK信号を用いて測定すればよいが、送信すべきMAC PDUが無線基地局22内(記憶部39)に存在しないこともあり得る。
この場合には、第1案による第2再送制御に係るACK信号を用いた移動局21と再送制御装置24間の伝送時間の測定を、測定部41が定期的に(予め)行なうようにし、測定結果を記憶部39に更新記憶させておくことが望ましい。
そして、第1信号の受信時に制御部37は記憶部39から更新記憶しておいた測定結果を読み出して、第2の信号に含めて送信する。尚、定期的に読み出して再送制御装置24に送信することとしてもよい。
再送制御装置24は、第2の信号を受信すると、第1の信号の送信時から第2の信号の受信時までの時間をタイマ部31におけるカウント値に基づいて求め、これに第2の信号に含まれる測定結果を加算することで、移動局21と再送制御装置24間の伝送時間として求めることもできる。
以上のように、無線区間における第2再送制御(H−ARQ)のために送信される受信結果(ACK信号)を用いることで、伝送時間測定のために、特別に、再送制御装置24宛てにACK信号を送信させる必要がなくなる。
尚、再送制御装置24と無線基地局22との間の伝送時間にあまり変化のない場合等は、測定部41における測定結果に所定時間(再送制御装置と無線基地局装置との間の伝送時間を実測により予め求めておく)を加算することで、再送制御装置24と移動局21間の伝送時間を求めることができる。
この場合は、無線基地局22から測定部41で測定した測定結果を再送制御装置24に送信(例えば、定期的に送信)する機能があれば足り、再送制御装置24から特別な信号(例えば第1の信号)を送信することは省略可能であり、第2信号を所定の契機で再送制御装置24へ送信すればよい。
・第2案
第2案では、各移動局21から定期的に受信するCQI情報や記憶部39におけるデータ量等を考慮して、伝送時間を推定する。
HSDPAのサービスを受けている間には、移動局21は、定期的にCQI情報をHS−DPCCHを介して送信する必要がある。
そこで、無線基地局22の制御部37は、このCQI情報を無線送受信部35における適応変調制御に用いるだけでなく、伝送時間の推定にも用いるのである。
CQI情報は、移動局21において、無線基地局22が送信するCPICHの受信SIR等に基づいて対応するCQI値を特定することで生成される情報であるが、無線基地局22は、CQI値により、より伝送速度が高まる送信方式に切り換えたり、より伝送速度が低くなる送信形式に切り換えることとなる。
従って、測定部41は、第1案により測定結果を記憶部39記憶する際、又は、記憶部39に記憶した測定値を第2信号として送信する際に、記憶部39に格納している全データ(MAC PDU)を、各移動局から受信しているCQI情報により定まる伝送速度で送信した場合に要する時間を算出し、その時間を第1案による測定結果に加算するのである。
HSDPAで用いるチャネルは、共用チャネルであるから、記憶部39で送信待ちとまっているデータについての配慮を行うことは、より望ましいといえるからである。
以上のようにすれば、移動局21と無線基地局22との間の無線環境における干渉増加を抑えつつ、再送制御装置24と移動局21間の伝送時間(ラウンドトリップタイム)を求めることができる。

〔c〕第3実施形態の説明
第3実施形態では、第1の信号、第2の信号の最適化を図ることとする。
先に説明したように、RLC PDUにおけるポーリングビットに所定のビットをセットし、移動局のRLC処理機能部46からの第1再送制御に係るACK信号を受信する場合には、そもそも伝送時間の測定対象たる移動局宛てに送信すべきPDUが存在する必要があり、測定時が制限されることとなる。
そこで、この実施形態では、再送制御装置24と無線基地局22との間で定義されている制御メッセージを利用することとする。
尚、再送制御装置24と無線基地局22との間の制御メッセージの送受信は、再送制御装置24内の制御メッセージ処理部30と無線基地局22内の制御メッセージ処理部40との間で行なうことができる。尚、制御メッセージは、HS−DSCHフレームに替えて送信することができるメッセージである。
図11、12に制御メッセージとして定義されている2つのメッセージを示す。
・「キャパシティリクエストメッセージ」
図11は、キャパシティリクエストメッセージを示す。
フレームCRCは、FTからスペア拡張までを演算対象としたCRC演算結果を格納する領域であり、FTは、データであるか制御信号であるかを示すビットである。
フレームタイプは、キャパシティリクエストメッセージであるか、キャパシティアロケーションメッセージであるかを示すビットである。
CmCH−PIは、このメッセージの優先度を示す。
データバッファ量は、記憶部39で割当てを要求するデータ量を示す。
スペア拡張は、予備のビット領域である。
従って、この実施形態では、再送制御装置24は、伝送時間の測定を行う際には、第1の信号として、このキャパシティリクエストメッセージを生成して、無線基地局22宛てに送信させる制御を行う。
但し、スペア拡張内には、タイマ部31におけるタイマ値を格納することとする。この場合、例えばタイマ部31は、1〜255の範囲で2ms周期でカウントアップを行い続けるものとする。
ここでは、タイマ値が10であったとすると、その10がスペア拡張領域に格納されて送信される。
このメッセージは、無線基地局制御装置23を介して無線基地局22に送信され、無線基地局22の制御部37は、制御メッセージであることを検出すると、制御メッセージ処理部40へ、このメッセージを引き渡す。
制御メッセージ処理部40は、これに対して、キャパシティアロケーションメッセージを生成して再送制御装置24に向けて送信する。
・「キャパシティアロケーションメッセージ」
図12は、キャパシティアロケーションメッセージを示す。
図において、フレームCRCは、FTからスペア拡張までを演算対象としたCRC演算結果を格納する領域であり、FTは、データであるか制御信号であるかを示すビットである。
フレームタイプは、キャパシティリクエストメッセージであるか、キャパシティアロケーションメッセージであるかを示すビットである。
CmCH−PIは、このメッセージの優先度を示す。
Max MAC PDU長は、送信可能な最大のMAC PDU長を示す。
HS−DSCHクレジットは、インターバル間に送信可能なMAC PDU数を示す。
HS−DSCHインターバルは、クレジットの有効期間を示す。
HS−DSCH繰り返し期間は、インターバルの有効回数を示す。
スペア拡張は、予備のビット領域である。
尚、再送制御装置24は、インターバルで示される期間(時間幅)内では、クレジット数で定義された数以下でMAC PDUの送信を行うこととなる。
更に、この実施形態では、スペア拡張に、次の値を書き込むこととなる。
即ち、キャパシティリクエストのスペア拡張に格納されたタイマ値が10に対して、第2実施形態で示した第1案、第2案により測定部41によって、測定した測定値を減算した値を得る(ここでは、測定値は、4であったとするので、10−4=6)。
そして、この値をキャパシティアロケーションメッセージのスペア拡張に格納し、送信するのである。尚、測定値のタイムスケールがタイマ部31におけるタイマ値と一致していれば特段の換算は不要であれば、一致していな場合は、換算を行えばよい。
さて、送信されたキャパシティアロケーションメッセージは、再送制御装置24により受信され、制御部27により制御メッセージ処理部30に与えられる。
制御メッセージ処理部30は、受信したキャパシティアロケーションメッセージの拡張スペアに格納された値(6)を抽出するとともに、タイマ部31におけるタイマ値を参照(ここでは、30とする)して現在のタイマ値(30)から、受信した値(6)を減算し、伝送時間(30−6=24)を得ることができる。
以上のようにすれば、伝送時間の測定対象たる移動局宛てに送信すべきPDUが存在しない場合等にも測定を行なうことができることとなる。
更に好ましくは、制御信号と、データ(Fで識別可能)との相違による各ノード内における処理時間の差について配慮する。
各ノード(無線基地局制御装置、無線基地局)は、一般に、優先度の高い制御信号をデータに対して優先して処理する。
これにより、制御信号としてのキャパシティリクエストメッセージ、キャパシティアロケーションメッセージは、通常のデータであるMAC PDUを搭載したHS−DSCHのフレームに対して高速に処理、転送等がなされ、伝送時間の測定を迅速に行なうことができるというメリットがある。
しかし、優先度に応じた処理時間の誤差(優先度が高いこれらメッセージがMAC PDUを搭載したHS−DSCHのフレームよりも優先して処理されることにより発生する処理時間差)が発生するため、HS−DSCHフレームについてのラウンドトリップタイムを測定(推定)する場合に、この処理時間差を補償(加算)することが望ましい。
再送制御装置24がこの誤差時間について記憶している場合は、その記憶している誤差時間を用いて、測定した伝送時間を補正(測定した伝送時間に誤差時間を加算する)することが望ましい。
もし、誤差時間を各ノード(無線基地局制御装置23、無線基地局22)が記憶している場合には、各ノードは、メッセージ受信時において、記憶している誤差時間を、拡張スペアに格納されている値から減算することとする。
これにより、再送制御装置24が最終的に算出する伝送時間は、優先度に応じた処理時間による誤差時間が補償されることとなり好ましい。

〔d〕第4実施形態の説明
第4実施形態では、第1実施形態1〜3により求めた移動局21と再送制御装置24間の伝送時間を、再送制御装置24における送信制御に利用することとする。
先に説明したように、再送制御装置24は、キャパシティアロケーションメッセージ等により、所定時間内に送信可能なMAC PDUの数が制限されるが、移動局21において受信に失敗して、無線基地局21においてデータが溢れてしまわないように配慮する必要がある。
ここでは、WINDOW制御を用いる。
WINDOW制御とは、RLC PDUの送信から、移動局21のRLC処理機能部46からの第1再送制御に係るACK信号を受信するまで、の間に送信を可能をとするRLC PDUの数(WINDOWサイズ)内に制限するのである。
尚、再送制御装置24は、次に送信するデータが無くなった時や、所定時間経過後等において、RLC PDUのポーリングビットを応答要にセットし、移動局21のRLC処理機能部46からの受信結果(ACK信号、NACK信号)を受信するように制御するのである。
これにより、データが溢れることが効果的に防止されるが、通常WINDOWサイズは固定とされるため、伝送レートrが、
r=(WINDOWサイズ)×(RLC PDU長)÷T・・・(式1)
に制限されることとなる。
ここで、Tは、RLC PDUのポーリングビットを応答要にセットして、RLC PDUを送信してから、移動局21のRLC処理機能部46からの第1再送制御に係る受信結果ACK信号を受信するまでの時間を示し、RTT(ラウンドトリップタイム)に相当する。
例えば、WINDOWサイズを100、RLC PDU長を82byte、RTTを0.02sであるとすると、伝送レートの上限は、3.28Mbpsとなる。
従って、WINDOWサイズが固定であるため、WINDOW制御により、Tの変化に応じて最高伝送レートが下がり、キャパシティアロケーションメッセージで許容されている最高伝送レートより低い伝送レートに制限されてしまうことがある。
そこで、この実施形態では、先の実施形態により求めた、再送制御装置24と移動局21との間の伝送時間をTとして扱い、得たい伝送レートR、既知のRLC PDU長、及びこのTを用いて、
R=(WINDOWサイズ)×(既知のRLC PDU長)÷(測定したRTT)
から、WINDOWサイズを求め、WINDOW制御において、この求めたWINDOWサイズに変更する制御(適応制御)を制御部27が行なうようにするのである。
もちろん、RLC PDUのポーリングビットを応答要にセットする間隔(X)よりも十分に短い間隔で伝送時間の測定結果を得るように制御し、変更もこの間隔(X)よりも短い間隔で(定期的に)行うことが好ましい。
更に好ましくは、Rは、無線基地局22により、許容されている最高伝送レート(例えば、キャパシティアロケーションで制限される最高伝送レート)とすることで、許容範囲内で最高伝送レートを得ることができることとなる。
以下、上記実施形態に記載された発明の一部を整理して示しておく。
(付記1)(1)
移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局にデータユニットを送信する再送制御装置とを備えるとともに、HSDPAに対応した移動通信システムにおいて、
前記移動局と前記再送制御装置との間における伝送についてのラウンドトリップタイムを求める際に、該移動局から送信されるH−ARQ制御に係るACK信号の受信により得られる、該移動局と、無線基地局との間の無線区間の伝送時間を利用する制御部、
を備えたことを特徴とする移動通信システム。
(付記2)(2)
前記移動局と前記再送制御装置との間における伝送は、RLCレイヤにおける再送制御が適用され、
前記制御部は、前記再送制御装置からのデータユニットの送信から、該RLCレイヤにおける再送制御に関して前記移動局から送信されるACK信号を受信するまでに送信を許容するデータユニット数の設定を、求めた前記ラウンドトリップタイムに基づいて可変制御する、
ことを特徴とする付記1記載の移動通信システム。
(付記3)(3)
移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局にデータユニットを送信する再送制御装置とを備えるとともに、HSDPAに対応した移動通信システム内で、前記移動局と前記再送制御装置との間における伝送についてのラウンドトリップタイムを求める伝送時間測定方法において、
該移動局から送信されるH−ARQ制御に係るACK信号の受信により得られる、該移動局と、該無線基地局との間の無線区間の伝送時間を求めるステップと、
該無線区間の伝送時間を用いてラウンドトリップタイムを算出するステップと、
を備えたことを特徴とする伝送時間測定方法。
(付記4)(4)
再送制御装置から無線基地局を介して移動局にデータを送信するステップと、
該移動局から前記データを受信できたことを示す受信結果を送信するステップと、
該再送制御装置において、前記受信結果を受信するステップとを含み、
前記データの送信から前記受信結果の受信までに要した時間を前記再送制御装置におけるタイマ機能を用いて測定する、
ことを特徴とする伝送時間測定方法。
(付記5)(5)
再送制御装置から無線基地局を介して移動局にデータを送信するステップと、
該移動局から前記データを受信できたことを示す受信結果を送信するステップと、
該再送制御装置において、前記受信結果を受信するステップとを含み、
前記データの送信から前記受信結果の受信までに要した時間を前記再送制御装置におけるタイマ機能を用いて測定し、該測定の結果に基づいて、あるデータの送信から該あるデータに関して該移動局からデータを受信できたことを示す受信結果を受信するまでの間に送信を許容するデータの数を可変制御する、
ことを特徴とする伝送制御方法。
(付記6)(6)
移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局にデータを送信する再送制御装置とを含む移動通信システムにおいて、
前記移動局は、前記データを受信できたことを示す受信結果を送信する制御を行う制御部を備え、
前記再送制御装置は、前記データの送信から該受信結果の受信までの時間を計時する計時手段を備えた、
ことを特徴とする移動通信システム。
(付記7)(7)
移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局に第1再送制御のもとでデータを送信する再送制御装置とを含む移動通信システムにおいて、
前記無線基地局は、前記第1再送制御よりも、下位のレイヤで前記データに関して第2再送制御を行なう第2再送機能部と、
該第2再送制御に関して該移動局からデータが受信できたことを示す受信結果を受信することで、前記移動局と前記無線基地局との間の無線区間についての伝送時間を測定する測定部を備えた、
ことを特徴とする移動通信システム。
(付記8)(8)
前記測定部が測定した伝送時間に、前記移動局における並び替え時間を含めた処理時間を加算することで、伝送時間を補正する制御部、
を備えたことを特徴とする付記7記載の移動通信システム。
(付記9)
前記無線基地局は、HSDPAに適合しており、
更に、前記再送制御装置から受信した前記データを記憶する記憶部を備え、
前記測定部は、該記憶部に記憶しているデータが、各移動局からのCQI情報に基づいて算定される各伝送レートで各移動局に送信される場合に要する時間を算出して、前記測定結果に加算する補正を行なう、
ことを特徴とする付記7記載の移動通信システム。
(付記10)(9)
前記測定部により測定した前記伝送時間を記憶する記憶部を、
備えたことを特徴とする付記7記載の移動通信システム。
(付記11)(10)
前記記憶部は、前記無線基地局に設けられ、
前記再送制御装置は、キャパシティリクエストメッセージを送信することで、前記記憶部に記憶した伝送時間に関する情報を含むキャパシティアロケーションメッセージを受信する制御メッセージ処理部を備えた、
ことを特徴とする付記10記載の移動通信システム。
(付記12)
前記キャパシティリクエストメッセージ及び前記キャパシティアロケーションメッセージの優先度は、前記データの優先度と同じに設定された、
ことを特徴とする付記11記載の移動通信システム。
(付記13)
前記キャパシティリクエストメッセージ及び前記キャパシティアロケーションメッセージの優先度は、前記データの優先度より高く設定され、
前記伝送時間に関する情報及び前記キャパシティリクエストメッセージ及び前記キャパシティアロケーションメッセージの伝送時間及び該優先度の相違により生ずる処理時間差とを用いて、前記移動局と前記再送制御装置との間における伝送時間を求める制御部、
を備えたことを特徴とする付記11記載の移動通信システム。
(付記14)(11)
移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局に第1再送制御のもとでデータを送信する再送制御装置とを含む移動通信システムにおいて、
前記無線基地局は、前記第1再送制御よりも、下位のレイヤで前記データに関して再送制御を行う第2再送機能部と、
前記再送制御装置から第1の信号を受信後に、該移動局に対して送信した前記データについて該移動局から送信される、該データが受信できたことを示す前記第2再送制御に関する受信結果を受信すると、第2の信号を前記再送制御装置に送信する制御を行う制御部と、
を備えたことを特徴とする移動通信システム。
(付記15)
前記第1の信号は、前記データ内に含まれる、
ことを特徴とする付記14記載の移動通信システム。
(付記16)
前記無線基地局は、前記再送制御装置から受信した前記データを記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、前記第1の信号を受信すると、前記受信結果の受信が必要な移動局宛てのデータを前記記憶部に記憶したデータの中から検索し、前記受信結果の受信は、該検索したデータに関するものとする、
ことを特徴とする付記14記載の移動通信システム。
(付記17)(12)
移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局に対して第1再送制御のもとでデータを送信する再送制御装置、とを含む移動通信システムにおいて、
前記第1再送制御の対象となるデータが該再送制御装置から該移動局に送信されてから、該第1再送制御のために該移動局から送信される、該データが受信できたことを示す受信結果を該再送制御装置が受信するまで、の時間を測定又は推定する制御部を備え、
該制御部は、該再送制御装置から該移動局に対するデータの送信から、該データが受信できたことを示す受信結果を該再送制御装置が受信するまでの間に、該再送制御装置が送信可能なデータのユニット数を該時間に基づいて可変制御する、
ことを特徴とする移動通信システム。
(付記18)(13)
前記制御部が行なう前記可変制御は、前記無線基地局から通知された、許容される最高伝送レートを確保可能なデータのユニット数を前記時間に基づいて設定することで行なう、
ことを特徴とする付記17記載の移動通信システム。
移動通信システムを示す図である。 HSDPAにおけるチャネル構成を示す図である。 本発明に係る移動通信システムを示す図である。 本発明に係る再送制御装置を示す図である。 本発明に係る無線基地局制御装置を示す図である。 本発明に係る無線基地局を示す図である。 本発明に係る移動局を示す図である。 RLC PDUのフォーマットを示す図である。 HS−DSCH FPに従ったフォーマットを示す図である。 MAC−hs PDUのフォーマットを示す図である。 キャパリティリクエストメッセージを示す図である。 キャパシティアロケーションメッセージを示す図である。
符号の説明
11 移動局
12 無線基地局
13 無線基地局制御装置
14 再送制御装置
21 移動局
22 無線基地局
23 無線基地局制御装置
24 再送制御装置
25 第1インタフェース処理部
26 第2インタフェース処理部
27 制御部
28 第1再送機能部
29 記憶部
30 制御メッセージ処理部
31 タイマ部
32 第1インタフェース処理部
33 第2インタフェース処理部
34 中継制御部
35 無線送受信部
36 第1インタフェース部
37 制御部
38 第2再送機能部
39 記憶部
40 制御メッセージ処理部
41 測定部
42 無線送受信部
43 入出力部
44 制御部
45 MAC−hs処理機能部
46 RLCレイヤ処理機能部
47 記憶部

Claims (13)

  1. 移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局にデータユニットを送信する再送制御装置とを備えるとともに、HSDPAに対応した移動通信システムにおいて、
    前記移動局と前記再送制御装置との間における伝送についてのラウンドトリップタイムを求める際に、該移動局から送信されるH−ARQ制御に係るACK信号の受信により得られる、該移動局と、無線基地局との間の無線区間の伝送時間を利用する制御部、
    を備えたことを特徴とする移動通信システム。
  2. 前記移動局と前記再送制御装置との間における伝送は、RLCレイヤにおける再送制御が適用され、
    前記制御部は、前記再送制御装置からのデータユニットの送信から、該RLCレイヤにおける再送制御に関して前記移動局から送信されるACK信号を受信するまでに送信を許容するデータユニット数の設定を、求めた前記ラウンドトリップタイムに基づいて可変制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の移動通信システム。
  3. 移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局にデータユニットを送信する再送制御装置とを備えるとともに、HSDPAに対応した移動通信システム内で、前記移動局と前記再送制御装置との間における伝送についてのラウンドトリップタイムを求める伝送時間測定方法において、
    該移動局から送信されるH−ARQ制御に係るACK信号の受信により得られる、該移動局と、該無線基地局との間の無線区間の伝送時間を求めるステップと、
    該無線区間の伝送時間を用いてラウンドトリップタイムを算出するステップと、
    を備えたことを特徴とする伝送時間測定方法。
  4. 再送制御装置から無線基地局を介して移動局にデータを送信するステップと、
    該移動局から前記データを受信できたことを示す受信結果を送信するステップと、
    該再送制御装置において、前記受信結果を受信するステップとを含み、
    前記データの送信から前記受信結果の受信までに要した時間を前記再送制御装置におけるタイマ機能を用いて測定する、
    ことを特徴とする伝送時間測定方法。
  5. 再送制御装置から無線基地局を介して移動局にデータを送信するステップと、
    該移動局から前記データを受信できたことを示す受信結果を送信するステップと、
    該再送制御装置において、前記受信結果を受信するステップとを含み、
    前記データの送信から前記受信結果の受信までに要した時間を前記再送制御装置におけるタイマ機能を用いて測定し、該測定の結果に基づいて、あるデータの送信から該あるデータに関して該移動局からデータを受信できたことを示す受信結果を受信するまでの間に送信を許容するデータの数を可変制御する、
    ことを特徴とする伝送制御方法。
  6. 移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局にデータを送信する再送制御装置とを含む移動通信システムにおいて、
    前記移動局は、前記データを受信できたことを示す受信結果を送信する制御を行う制御部を備え、
    前記再送制御装置は、前記データの送信から該受信結果の受信までの時間を計時する計時手段を備えた、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  7. 移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局に第1再送制御のもとでデータを送信する再送制御装置とを含む移動通信システムにおいて、
    前記無線基地局は、前記第1再送制御よりも、下位のレイヤで前記データに関して第2再送制御を行なう第2再送機能部と、
    該第2再送制御に関して該移動局からデータが受信できたことを示す受信結果を受信することで、前記移動局と前記無線基地局との間の無線区間についての伝送時間を測定する測定部を備えた、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  8. 前記測定部が測定した伝送時間に、前記移動局における並び替え時間を含めた処理時間を加算することで、伝送時間を補正する制御部、
    を備えたことを特徴とする請求項7記載の移動通信システム。
  9. 前記測定部により測定した前記伝送時間を記憶する記憶部を、
    備えたことを特徴とする請求項7記載の移動通信システム。
  10. 前記記憶部は、前記無線基地局に設けられ、
    前記再送制御装置は、キャパシティリクエストメッセージを送信することで、前記記憶部に記憶した伝送時間に関する情報を含むキャパシティアロケーションメッセージを受信する制御メッセージ処理部を備えた、
    ことを特徴とする請求項9記載の移動通信システム。
  11. 移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局に第1再送制御のもとでデータを送信する再送制御装置とを含む移動通信システムにおいて、
    前記無線基地局は、前記第1再送制御よりも、下位のレイヤで前記データに関して再送制御を行う第2再送機能部と、
    前記再送制御装置から第1の信号を受信後に、該移動局に対して送信した前記データについて該移動局から送信される、該データが受信できたことを示す前記第2再送制御に関する受信結果を受信すると、第2の信号を前記再送制御装置に送信する制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする移動通信システム。
  12. 移動局と、無線基地局と、該無線基地局を介して該移動局に対して第1再送制御のもとでデータを送信する再送制御装置、とを含む移動通信システムにおいて、
    前記第1再送制御の対象となるデータが該再送制御装置から該移動局に送信されてから、該第1再送制御のために該移動局から送信される、該データが受信できたことを示す受信結果を該再送制御装置が受信するまで、の時間を測定又は推定する制御部を備え、
    該制御部は、該再送制御装置から該移動局に対するデータの送信から、該データが受信できたことを示す受信結果を該再送制御装置が受信するまでの間に、該再送制御装置が送信可能なデータのユニット数を該時間に基づいて可変制御する、
    ことを特徴とする移動通信システム。
  13. 前記制御部が行なう前記可変制御は、前記無線基地局から通知された、許容される最高伝送レートを確保可能なデータのユニット数を前記時間に基づいて設定することで行なう、
    ことを特徴とする請求項12記載の移動通信システム。
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