JP2006066226A - 無電極放電灯点灯装置および照明装置 - Google Patents

無電極放電灯点灯装置および照明装置 Download PDF

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Abstract

【課題】チョッパ回路の動作を一旦停止させても、無電極放電灯がちらつくことを防止できる無電極放電灯点灯装置および照明装置を提供する。
【解決手段】チョッパ制御回路6は、チョッパ回路3の出力電圧が昇圧して電圧検出回路22により検出される検出電圧が第1のしきい値電圧を越えるとチョッパ回路3の動作を停止させる機能と、チョッパ回路3の動作が停止した状態において検出電圧が第1のしきい値電圧より低く設定された第2のしきい値電圧を下回るとチョッパ回路3の動作を再開させる機能とを有したPFC制御IC21を備える。チョッパ制御回路6の過渡応答の速さは積分回路23によって決定されており、積分回路23は、少なくともチョッパ回路3の動作を再開させる際のチョッパ制御回路6の過渡応答を無電極放電灯2の定常点灯時よりも速くする。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電ガスを封入した誘導コイルを近接配置してなる無電極放電灯の誘導コイルに高周波出力を与えることにより無電極放電灯を点灯させる無電極放電灯点灯装置および照明装置に関するものである。
この種の無電極放電灯点灯装置1(以下「点灯装置」と略称する)として、一般に、図10に示すように、交流電源ACを電源として無電極放電灯2を点灯させるものが知られている。この点灯装置1は、交流電源ACの電源電圧を整流するたとえばダイオードブリッジよりなる整流器DBと、整流器DBの出力を所望の大きさの直流電圧に変換するチョッパ回路3と、チョッパ回路3の出力を高周波出力に変換して無電極放電灯2の誘導コイル12に与えることにより無電極放電灯2を点灯させる電力変換回路4とを備える。また、詳述しないが、図10に示す点灯装置1では、整流器DBとチョッパ回路3との間に、スイッチング素子Q5を有し無電極放電灯2の定常点灯時にチョッパ回路3の出力電圧を下げる降圧回路15が設けられている。
チョッパ回路3は、整流器DBの出力端間において、インダクタL1とMOSFETからなるスイッチング素子Q1との直列回路がインダクタL1を整流器DBの正極側にして接続され、スイッチング素子Q1の両端間に、平滑コンデンサC1とダイオードD1との直列回路がダイオードD1のアノードをスイッチング素子Q1とインダクタL1との接続点に接続する形で接続された構成を有し、平滑コンデンサC1の両端間に出力電圧を出力する。さらに、スイッチング素子Q1に接続された駆動トランスT1を有するドライブ回路5と、駆動トランスT1を介してスイッチング素子Q1のオンオフを制御するチョッパ制御回路6とが設けられ、チョッパ制御回路6がチョッパ回路3の出力電圧に基づいてドライブ回路5をフィードバック制御することによって、チョッパ回路3は整流器DBからの入力電圧を所望の大きさに昇圧して出力する。
一方、電力変換回路4は、MOSFETからなりチョッパ回路3の出力電圧が印加されるスイッチング要素Q2およびスイッチング要素Q3の直列回路と、スイッチング要素Q2、Q3を高周波で交互にオンオフする駆動回路7とを備える。駆動回路7は、水晶振動子X1を有した発振回路8と、2次側に各スイッチング要素Q2、Q3が夫々接続された駆動トランスT2を有し発振回路8の出力を増幅する増幅回路9とで構成される。駆動回路7の動作電源である駆動電源回路10は、チョッパ回路3の出力端間に接続されたMOSFETからなるスイッチング素子Q4およびダイオードD2の直列回路と、ダイオードD2と並列に接続されたインダクタL2およびコンデンサC3の直列回路と、チョッパ回路3の出力電圧を降圧して駆動電源回路10の出力とするようにコンデンサC3の両端電圧を検出してスイッチング素子Q4のオンオフを制御する降圧制御回路11とで構成される。電力変換回路4は、スイッチング要素Q2、Q3を高周波で交互にオンオフすることによって無電極放電灯2を構成する誘導コイル12に高周波出力を与える。
さらに、図10においては、電力変換回路4から無電極放電灯2に効率よく高周波出力を与えることができるように、電力変換回路4と誘導コイル12とのインピーダンスを整合するマッチング回路13が設けられている。電力変換回路4とマッチング回路13との間には、インダクタL3およびコンデンサC4の直列回路が挿入されている。
誘導コイル12は、金属蒸気と不活性ガスとの混合気体である放電ガス(たとえば水銀および希ガス)が封入されたバルブ14に近接して配置される形でバルブ14とともに無電極放電灯2を構成し、電力変換回路4の出力を受けて数十kHzから数百MHzの高周波電流が流れることによって、バルブ14内の放電ガスに対して高周波電磁界を作用させて無電極放電灯2を点灯させる(たとえば特許文献1参照)。
ところで、無電極放電灯2はフィラメントを有さず、上述した点灯装置1においては無電極放電灯2の始動時(電力変換回路4の動作が開始する前)に先行予熱による電力の消費がないので、チョッパ回路3が無電極放電灯2の始動時に定常点灯時と同様に動作することによってチョッパ回路3の出力電圧が過度に上昇してしまうことを防止するために、チョッパ回路3の出力電圧が所定の電圧を超えた場合にチョッパ回路3の動作を一旦停止させる機能を点灯装置1に付加することが考えられる。
特開2002−43082号公報(第7−8頁、図6)
しかし、上述した点灯装置1においてチョッパ回路3の動作が停止した状態では、無電極放電灯2が点灯することにより電力が消費されるとチョッパ回路3の出力電圧(平滑コンデンサの両端電圧)が急激に低下することがあるので、チョッパ回路3の出力電圧が所定の電圧を下回った場合にチョッパ回路3の動作を再開させるようにしていても、チョッパ回路3の出力電圧が前記所定の電圧を下回ってからチョッパ回路3が動作を再開するまでの期間にチョッパ回路3の出力電圧にアンダーシュートが生じることにより、無電極放電灯2がちらついてしまう可能性がある。
本発明は上記事由に鑑みてなされたものであって、チョッパ回路の動作を一旦停止させても、無電極放電灯がちらつくことを防止できる無電極放電灯点灯装置および照明装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、スイッチング素子を有し直流電源から電力供給され出力する直流電圧の大きさをスイッチング素子のデューティ比によって決定するチョッパ回路と、チョッパ回路のスイッチング素子をオンオフさせるドライブ回路と、チョッパ回路の出力を高周波出力に変換するとともに放電ガスを封入したバルブに誘導コイルを近接配置してなる無電極放電灯を点灯させる高周波出力を無電極放電灯の誘導コイルに供給する電力変換回路と、チョッパ回路の出力電圧に比例する電圧を検出電圧として検出する電圧検出回路と、検出電圧に基づいてドライブ回路をフィードバック制御するチョッパ制御回路とを備え、チョッパ制御回路が、検出電圧が所定の第1のしきい値電圧を越えるとチョッパ回路の動作を停止させる異常昇圧防止手段と、異常昇圧防止手段によりチョッパ回路の動作が停止した状態において検出電圧が第1のしきい値電圧より低く設定された第2のしきい値電圧を下回るとチョッパ回路の動作を再開させる解除手段と、少なくとも解除手段によりチョッパ回路の動作が再開する際のチョッパ制御回路における過渡応答を無電極放電灯の定常点灯時よりも速くする過渡応答制御手段とを有することを特徴とする。
この構成によれば、少なくとも解除手段によりチョッパ回路の動作が再開する際のチョッパ制御回路の過渡応答を無電極放電灯の定常点灯時よりも速くしているので、異常昇圧防止手段によりチョッパ回路の動作が停止した状態で検出電圧が第2のしきい値電圧を下回った直後にチョッパ回路の動作を再開させることができる。要するに、検出電圧が第2のしきい値電圧を下回ってからチョッパ回路の動作が再開するまでの時間が短く、チョッパ回路の動作が停止した状態でチョッパ回路の出力電圧が急激に低下したとしても、チョッパ回路の出力電圧は大きく低下する前に低下が抑制されるので、チョッパ回路の出力電圧にアンダーシュートが生じることにより無電極放電灯がちらつくことを防止できる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記チョッパ制御回路が、前記電力変換回路が動作を開始する前に前記異常昇圧防止手段により前記チョッパ回路の動作が停止すると、電力変換回路が動作を開始してから前記解除手段によりチョッパ回路の動作が再開するまでの期間を含む一定時間を時限するタイマ回路を有し、前記過渡応答制御手段が、タイマ回路が前記一定時間を時限する期間にチョッパ制御回路の過渡応答を前記無電極放電灯の定常点灯時よりも速くすることを特徴とする。
この構成によれば、無電極放電灯の始動時において、チョッパ回路の動作が停止した状態で電力変換回路が動作を開始することによりチョッパ回路の出力電圧が急激に低下したとしても、チョッパ制御回路の過渡応答が無電極放電灯の定常点灯時よりも速いから、解除手段によりチョッパ回路の動作を再開させる際に無電極放電灯がちらつくことを防止できる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記過渡応答制御手段が、前記第1のしきい値電圧以下であって前記無電極放電灯の定常点灯時における検出電圧より高く設定された第3のしきい値電圧を前記検出電圧が超えると前記チョッパ制御回路の過渡応答を無電極放電灯の定常点灯時よりも速くすることを特徴とする。
この構成によれば、無電極放電灯の始動時に限らず定常点灯時であっても、解除手段によりチョッパ回路の動作を再開させる際に無電極放電灯がちらつくことを防止できる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記第3のしきい値電圧が前記第1のしきい値電圧であることを特徴とする。
ところで、チョッパ制御回路の過渡応答は、無電極放電灯の定常点灯時においては、ノイズや他の誤差発生源からの信号がレギュレーションされて入力電流歪みの悪化や力率低下につながることを防止するために、比較的遅く設定されることが望ましい。ここにおいて、請求項4の構成によれば、チョッパ回路の動作が異常昇圧防止手段により停止された場合にのみチョッパ制御回路の過渡応答が速くなるので、無電極放電灯の定常点灯時に検出電圧が第1のしきい値電圧を越えない範囲で上昇してもチョッパ制御回路の過渡応答を遅いままで動作させることができ、チョッパ回路の入力電流歪みの悪化や力率低下を防止した状態で無電極放電灯を点灯維持することができる。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記チョッパ制御回路が前記検出電圧の変化率を検出する変化率検出回路を有し、前記過渡応答制御手段が、変化率検出回路により検出される変化率が所定値を超える期間にチョッパ制御回路の過渡応答を前記無電極放電灯の定常点灯時よりも速くすることを特徴とする。
この構成によれば、無電極放電灯の始動時に限らず定常点灯時であっても、解除手段によりチョッパ回路の動作を再開させる際に無電極放電灯がちらつくことを防止できる。
請求項6の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の無電極放電灯点灯装置と、放電ガスを封入したバルブに前記電力変換回路から高周波出力を受ける誘導コイルを近接配置した無電極放電灯とを備えることを特徴とする。
この構成によれば、少なくとも解除手段によりチョッパ回路の動作が再開する際のチョッパ制御回路の過渡応答を無電極放電灯の定常点灯時よりも速くしているので、異常昇圧防止手段によりチョッパ回路の動作が停止した状態で検出電圧が第2のしきい値電圧を下回った直後にチョッパ回路の動作を再開させることができる。要するに、検出電圧が第2のしきい値電圧を下回ってからチョッパ回路の動作が再開するまでの時間が短く、チョッパ回路の動作が停止した状態でチョッパ回路の出力電圧が急激に低下したとしても、チョッパ回路の出力電圧は大きく低下する前に低下が抑制されるので、チョッパ回路の出力電圧にアンダーシュートが生じることにより無電極放電灯がちらつくことを防止できる。
本発明は、少なくとも解除手段によりチョッパ回路の動作が再開する際のチョッパ制御回路の過渡応答を無電極放電灯の定常点灯時よりも速くしているので、異常昇圧防止手段によりチョッパ回路の動作が停止した状態で検出電圧が第2のしきい値電圧を下回った直後にチョッパ回路の動作を再開させることができるという効果を奏する。要するに、検出電圧が第2のしきい値電圧を下回ってからチョッパ回路の動作が再開するまでの時間が短く、チョッパ回路の動作が停止した状態でチョッパ回路の出力電圧が急激に低下したとしても、チョッパ回路の出力電圧は大きく低下する前に低下が抑制されるので、チョッパ回路の出力電圧にアンダーシュートが生じることにより無電極放電灯がちらつくことを防止できる。
以下の各実施形態において、従来構成と同様の機能および構成については従来構成と同じ符号を用いて説明を省略する。
(実施形態1)
本実施形態の無電極放電灯点灯装置1(以下では「点灯装置」と略称する)は、図1に示すように、電力変換回路4におけるスイッチング要素Q3の両端間に、インダクタL3とコンデンサC4との直列回路が接続され、コンデンサC4の両端間にコンデンサC5,C6を介して無電極放電灯2を構成する誘導コイル12が接続された構成を有する。インダクタL3およびコンデンサC4〜C6は無電極放電灯2とともに負荷回路Lを構成するものとする。図1では省略しているが、交流電源ACと整流器DBとの間には、チョッパ回路3が動作することにより交流電源AC側に高周波成分が漏洩することを防止するラインフィルタが挿入される。
図1に示す無電極放電灯2は、バルブ14が図の上方に向かって凹む凹部16を有する形状に形成されており、この凹部16内に誘導コイル12が巻回された円筒状のコア17が挿入されている。コア17は磁気性材料を用いて形成されており、コア17の内側には熱伝導性材料を用いて形成された熱伝導部材18がコア17に接触する形で設けられている。熱伝導部材18は、バルブ14の外方にまで延長されており、バルブ14から突出した先端部が円盤状の基台19に固定されている。基台19とバルブ14との間には、熱伝導部材18の周囲を包囲するカバー20が設けられている。ここにおいて、図2に示すように、上述した無電極放電灯2における基台19とバルブ14との間のカバー20に包囲された空間に本実施形態の点灯装置1を収納することにより、無電極放電灯2を点灯させる照明装置が構成される。この照明装置は、バルブ14の凹部16内に誘導コイル12が収納されるともに、バルブ14と基台19との間に点灯装置1が収納されているので、全体の形状が比較的コンパクトになる。図2に示した照明装置は、白熱灯用のソケット(図示せず)に取付可能な形状に形成されている。
本実施形態では、チョッパ制御回路6の構成部品としてPFC制御IC21を用いており、電力変換回路4の駆動回路7における発振回路8(図10参照)としての機能はPFC制御IC21に備わっている。さらに、チョッパ回路3の出力電圧に比例する電圧を検出電圧として検出する電圧検出回路22が設けられる。PFC制御IC21は、検出電圧が反転入力端子に入力される誤差アンプ(図示せず)が組み込まれており、検出電圧に基づいてドライブ回路5をフィードバック制御する。図1の点灯装置1では、PFC制御IC21は、チョッパ回路3の出力電圧を一定に維持するようにチョッパ回路3のスイッチング素子Q1のデューティ比を決定する。電圧検出回路22は、チョッパ回路3の出力端間(つまり平滑コンデンサC1の両端間)に接続された分圧抵抗R1と分圧抵抗R2との直列回路であって、チョッパ回路3の低電位側の出力端と両分圧抵抗R1,R2の接続点との間に生じる電圧を検出電圧としてPFC制御IC21に出力する。
ところで、PFC制御IC21は、検出電圧が第1のしきい値電圧Vth1(図3参照)を越えると、ドライブ回路5への出力を停止することによりチョッパ回路3の動作を停止させる異常昇圧防止手段としての機能を備えている。さらにPFC制御IC21は、異常昇圧防止手段によりチョッパ回路3の動作が停止した状態において検出電圧が第1のしきい値電圧Vth1より低く設定された第2のしきい値電圧Vth2を下回ると、ドライブ回路5への出力を再開することによりチョッパ回路3の動作を再開させる解除手段としての機能を備えている。ここでは、第1のしきい値電圧Vth1は無電極放電灯2の定常点灯時における検出電圧より高く設定され、第2のしきい値電圧Vth2は、チョッパ回路3の出力電圧を無電極放電灯2の点灯に必要な最低電圧にしたときの検出電圧と、無電極放電灯2の定常点灯時における検出電圧との間の大きさに設定されている。
ここにおいて、本実施形態では、異常昇圧防止手段によりチョッパ回路3の動作が停止した状態でチョッパ回路3の出力電圧が急激に低下しても、チョッパ回路3の動作が再開するまでにチョッパ回路3の出力電圧にアンダーシュートが生じることを防止できるように、少なくとも解除手段によりチョッパ回路3の動作が再開する際のチョッパ制御回路6の過渡応答を比較的速くする。ただし、無電極放電灯2の定常点灯時においては、ノイズや他の誤差発生源からの信号(たとえば交流電源ACによる平滑コンデンサC1のリプル電圧)がレギュレーションされて入力電流歪みの悪化や力率低下につながることを防止するために、チョッパ制御回路6の過渡応答を比較的遅くすることが望ましい。そこで、本実施形態では、解除手段によりチョッパ回路3の動作が再開した後にチョッパ制御回路6の過渡応答の速さを切り換えて、無電極放電灯2の定常点灯時にはチョッパ制御回路6の過渡応答を比較的遅くする。
具体的に説明すると、本実施形態の点灯装置1では、チョッパ制御回路6の過渡応答の速さを変化させる過渡応答制御手段としての積分回路23が、PFC制御IC21における誤差アンプの出力端Outに接続されている。積分回路23は、回路の時定数によってPFC制御IC21の過渡応答の速さを変化させるものであって、本実施形態では誤差アンプの出力電圧が印加される抵抗R3およびコンデンサC7の並列回路を有する。ここにおいて、コンデンサC8とスイッチ手段SW1との直列回路が、コンデンサC7に並列に接続されており、スイッチ手段SW1がオンの期間にはコンデンサC7の容量成分にコンデンサC8の容量成分が加わることにより、スイッチ手段SW1がオフの期間よりもPFC制御IC21の過渡応答が遅くなる。ここでは図示しないが、積分回路23はたとえば電圧検出回路22の分圧抵抗R2に並列に接続されていてもよい。
また、チョッパ制御回路6はスイッチ手段SW1をオンオフさせる手段として、PFC制御IC21に接続されたタイマ回路24を有する。タイマ回路24は、電力変換回路4の動作が開始してから一定時間はスイッチ手段SW1をオフ状態とするように、PFC制御IC21から電力変換回路4の動作を開始させる信号を受けて一定時間(以下では「タイマ時間」と呼ぶ)の時限を開始する。ここで、タイマ回路24が時限動作の終了時にスイッチ手段SW1をオンすることによって、積分回路23にコンデンサC8の容量成分が加わることなり、PFC制御IC21の過渡応答が遅くなる。
上述した点灯装置1の動作を、無電極放電灯2の始動時を例として検出電圧の経時変化を示す図3を参照し以下に説明する。図3では横軸を時間軸とし、検出電圧の大きさを縦軸に採っている。チョッパ制御回路6の過渡応答が速い期間を図中「応答速」で示し、チョッパ制御回路6の過渡応答が遅い期間を図中「応答遅」で示す。また、検出電圧はチョッパ回路3の出力電圧である平滑コンデンサC1の両端電圧を分圧したものであるから、検出電圧の大きさはチョッパ回路3の出力電圧の大きさに比例している。
まず、時刻t0において交流電源ACが投入されると、チョッパ回路3が動作を開始する前に、平滑コンデンサC1が充電され検出電圧がVc1まで上昇する。
つぎに、時刻t1においてチョッパ回路3が動作を開始し、チョッパ回路3の出力電圧である平滑コンデンサC1の両端電圧が上昇し始める。ここでは電力変換回路4がまだ動作を開始していないので無電極放電灯2への電力供給は行われず軽負荷状態となり、平滑コンデンサC1の両端電圧は無電極放電灯2の定常点灯時におけるチョッパ回路3の出力電圧を超えてさらに上昇する。
時刻t2において、検出電圧が第1のしきい値電圧Vth1を超えると、PFC制御IC21の異常昇圧防止手段によりチョッパ回路3の動作が停止し、その後、電力変換回路4が動作を開始する時刻t3までの期間は平滑コンデンサC1の両端電圧は略一定に保たれる。時刻t3において電力変換回路4が動作を開始すると、無電極放電灯2に電力が供給され始めるので、平滑コンデンサC1の両端電圧は低下し始める。一方、タイマ回路24は、電力変換回路4が動作を開始した時刻t3から時限動作を開始し、その後、時刻t6までのタイマ時間Taを時限する。
時刻t4において、検出電圧が第2のしきい値電圧Vth2を下回ると、PFC制御IC21の解除手段によりチョッパ回路3の動作を再開させようとする。ここにおいて、時刻t3から時刻t6までの期間は、タイマ回路24がタイマ時間Taの時限動作中であってチョッパ制御回路6の過渡応答が比較的速いので、時刻t4の直後の時刻t5においてチョッパ回路3は動作を再開し、無電極放電灯2が正常に点灯する。すなわち、時刻t4から時刻t5までの時間が短く、平滑コンデンサC1の両端電圧が大きく低下する(アンダーシュートが生じる)前にチョッパ回路3の動作が再開して平滑コンデンサC1の両端電圧の低下が抑制されるので、平滑コンデンサC1の両端電圧にアンダーシュートが生じることにより無電極放電灯2がちらつくことを防止できる。
そして、時刻t6においてタイマ回路24が時限動作を終了することにより、チョッパ制御回路6の過渡応答が切り換えられて遅くなる。したがって、時刻t6以降の無電極放電灯2の定常点灯時には、チョッパ回路3の入力電流歪みの悪化や力率低下を防止した状態で無電極放電灯2を点灯維持することができる。
また、図3に示す例では、タイマ回路24が時限動作を開始する時刻t3よりも前からチョッパ制御回路6の過渡応答を速くしているが、タイマ回路24が時限動作を開始すると同時にチョッパ制御回路6の過渡応答を速くする構成であってもよい。
なお、図2に示した照明装置の他にも、たとえば図4に示すように、図の上方からバルブ14を取り外し可能な照明装置を構成することもできる。図4の照明装置においては、バルブ14を収納する上ボディ25と、誘導コイル12が巻回されたコア17と基台19とを収納する下ボディ26とを備え、点灯装置1は下ボディ26内において基台19に固定される。この照明装置は、誘導コイル12がバルブ14に近接するように上ボディ25と下ボディ26とを組み合わせた状態で無電極放電灯2を点灯させることができる。上ボディ25の一部には、無電極放電灯2からの放射ノイズ等を吸収するシールドケース27がバルブ14を覆う形で設けられる。ただし、点灯装置1と無電極放電灯2とを用いて構成される照明装置は、上述した図2あるいは図4に示したものに限定されるものではない。
以下の各実施形態においては、実施形態1と同様の機能および構成については従来構成と同じ符号を用いて説明を省略する。さらに、各実施形態の構成を示す図5と図7と図9とにおいては点灯装置1の要部のみを示し、無電極放電灯2を含む負荷回路Lおよび交流電源AC、加えて電力変換回路4については省略する。
(実施形態2)
本実施形態の点灯装置1は、検出電圧が第3のしきい値電圧を越えるとチョッパ制御回路6の過渡応答を無電極放電灯2の定常点灯時よりも速くする点が実施形態1の点灯装置1と相違する。第3のしきい値電圧は、無電極放電灯2の定常点灯時における検出電圧より高く第1のしきい値電圧以下の範囲から選択され、本実施形態では第1のしきい値電圧と同値に設定されている。
具体的に説明すると、本実施形態のチョッパ制御回路6には、図5に示すように、検出電圧を第3のしきい値電圧Vth3と比較する比較器CP1と、比較器CP1の出力電圧が印加されるダイオードD3およびコンデンサC9の直列回路と、ダイオードD3に並列に接続される抵抗R4とを備えた比較回路28が設けられている。第3のしきい値電圧Vth3は基準電源Vrefから比較器CP1に入力されており、比較器CP1は検出電圧が第3のしきい値電圧Vth3を越える期間にダイオードD3を介してコンデンサC9を充電する。この構成により比較回路28は、検出電圧が第3のしきい値電圧Vth3を越えてから、検出電圧が第3のしきい値を下回った後コンデンサC9および抵抗R4の時定数により決まる一定時間経過するまでの期間に比較器CP1の出力端からオン信号を出力する。
過渡応答制御手段としての積分回路23は、図5の点灯装置1では、実施形態1におけるコンデンサC8およびスイッチ手段SW1の直列回路に代えて、抵抗R3の両端間においてコンデンサC10およびスイッチ手段SW2の並列回路がコンデンサC7と直列に接続された構成を有する。これにより、スイッチ手段SW2がオフの期間にはコンデンサC7の容量成分にコンデンサC10の容量成分が加わるので、スイッチ手段SW2がオンの期間よりもPFC制御IC21の過渡応答が遅くなる。ここにおいて、スイッチ手段SW2には比較器CP1の出力端が接続されており、検出電圧が第3のしきい値電圧を越えるとスイッチ手段SW2がオン信号を受けてオンすることによりPFC制御IC21の過渡応答が無電極放電灯2の定常点灯時よりも速くなる。
上述した点灯装置1の動作を、無電極放電灯2の始動時を例として検出電圧の経時変化を示す図6を参照し以下に説明する。図6では横軸を時間軸とし、検出電圧の大きさを縦軸に採っており、チョッパ制御回路6の過渡応答が速い期間を図中「応答速」で示し、チョッパ制御回路6の過渡応答が遅い期間を図中「応答遅」で示す。また、比較回路28は、検出電圧が第3のしきい値電圧Vth3を一旦越えると、検出電圧が第3のしきい値電圧Vth3を下回ってから一定時間Tb経過するまではオン信号を出力し続けるものとする。
時刻t2において、検出電圧が第1のしきい値電圧Vth1を越えると、PFC制御IC21の異常昇圧防止手段によりチョッパ回路3の動作が停止し、その後、電力変換回路4が動作を開始する時刻t3までの期間は平滑コンデンサC1の両端電圧は略一定に保たれる。時刻t3において電力変換回路4が動作を開始すると、無電極放電灯2に電力が供給され始めるので、平滑コンデンサC1の両端電圧は低下し始める。一方で、時刻t2においては検出電圧が第1のしきい値電圧Vth1を越えると同時に第3のしきい値電圧Vth3を越えることになるので、比較回路28は時刻t2から、時刻t3において検出電圧が第3のしきい値電圧を下回った後一定時間Tb経過する時刻t6までの期間にオン信号を出力する。
時刻t4において、検出電圧が第2のしきい値電圧Vth2を下回ると、PFC制御IC21の解除手段によりチョッパ回路3の動作を再開させようとする。ここにおいて、時刻t2から時刻t6までの期間は、積分回路23のスイッチ手段SW2がオン状態にあってチョッパ制御回路6の過渡応答が比較的速いので、時刻t4の直後の時刻t5においてチョッパ回路3は動作を再開し、無電極放電灯2が正常に点灯する。すなわち、時刻t4から時刻t5までの時間が短く、平滑コンデンサC1の両端電圧が大きく低下する(アンダーシュートが生じる)前にチョッパ回路3の動作が再開して平滑コンデンサC1の両端電圧の低下が抑制されるので、平滑コンデンサC1の両端電圧にアンダーシュートが生じることにより無電極放電灯2がちらつくことを防止できる。
そして、時刻t6において比較回路28からのオン信号の出力が停止することにより、チョッパ制御回路6の過渡応答が切り換えられて遅くなる。したがって、時刻t6以降の無電極放電灯2の定常点灯時には、チョッパ回路3の入力電流歪みの悪化や力率低下を防止した状態で無電極放電灯2を点灯維持することができる。
本実施形態の点灯装置1では、上述したような無電極放電灯2の始動時に限らず、定常点灯時において、たとえばサージ電圧がチョッパ回路3に入力されるなどの理由によりチョッパ回路3の出力電圧が異常昇圧したとしても、異常昇圧防止手段により停止したチョッパ回路3の動作を再開させる際に無電極放電灯2がちらつくことを防止する効果がある。
また、第3のしきい値電圧Vth3は、無電極放電灯2の定常点灯時における検出電圧より高く第1のしきい値電圧Vth1以下の範囲から選択されていればよく、第1のしきい値電圧Vth1と同値に限定されるものではない。ただし、第3のしきい値電圧Vth3を第1のしきい値電圧Vth1と同値に設定すれば、チョッパ回路3の動作が異常昇圧防止手段により停止された場合にのみチョッパ制御回路6の過渡応答が速くなるので、無電極放電灯2の定常点灯時に検出電圧が第1のしきい値電圧Vth1を越えない範囲で上昇してもチョッパ制御回路6の過渡応答を遅いままで動作させることができ、チョッパ回路3の入力電流歪みの悪化や力率低下を防止した状態で無電極放電灯2を点灯維持することができる。その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態の点灯装置1は、図7に示すように、チョッパ制御回路6が検出電圧の変化率を検出する変化率検出回路29を有し、変化率検出回路29により検出される変化率が所定値を越える期間にチョッパ制御回路6の過渡応答を無電極放電灯2の定常点灯時よりも速くする構成とした点が実施形態2の点灯装置1と相違する。
本実施形態の変化率検出回路29は、検出電圧の変化率が所定値を越える期間にオン信号を出力するものであって、検出電圧がチョッパ制御回路6の過渡応答よりも速く変化するときにオン信号を出力し、逆に検出電圧がチョッパ制御回路6の過渡応答よりも遅く変化するときにはオン信号を停止するように構成される。すなわち、検出電圧の変化率とは検出電圧が変化する速さを意味している。ここにおいて、変化率検出回路29の出力端は積分回路23のスイッチ手段SW2に接続されており、検出電圧の変化率が所定値を越える期間にスイッチ手段SW2がオン信号を受けてオンすることによりPFC制御IC21の過渡応答が無電極放電灯2の定常点灯時よりも速くなる。
上述した点灯装置1の動作を、無電極放電灯2の始動時を例として検出電圧の経時変化を示す図8を参照し以下に説明する。図8では横軸を時間軸とし、検出電圧の大きさを縦軸に採っており、チョッパ制御回路6の過渡応答が速い期間を図中「応答速」で示し、チョッパ制御回路6の過渡応答が遅い期間を図中「応答遅」で示す。
時刻t2において、検出電圧が第1のしきい値電圧Vth1を越えると、PFC制御IC21の異常昇圧防止手段によりチョッパ回路3の動作が停止し、その後、電力変換回路4が動作を開始する時刻t3までの期間は平滑コンデンサC1の両端電圧は略一定に保たれる。時刻t3において電力変換回路4が動作を開始すると、無電極放電灯2に電力が供給され始めるので、平滑コンデンサC1の両端電圧は低下し始める。ここで、平滑コンデンサC1の両端電圧が低下する期間には検出電圧の変化率が所定値を越え、変化率検出回路29はオン信号を出力する。
時刻t4において、検出電圧が第2のしきい値電圧Vth2を下回ると、PFC制御IC21の解除手段によりチョッパ回路3の動作を再開させようとする。ここにおいて、平滑コンデンサの両端電圧が低下する期間(時刻t3から時刻t5までの期間)は、積分回路23のスイッチ手段SW2がオン状態にあってチョッパ制御回路6の過渡応答が比較的速いので、時刻t4の直後の時刻t5においてチョッパ回路3は動作を再開し、無電極放電灯2が正常に点灯する。すなわち、時刻t4から時刻t5までの時間が短く、平滑コンデンサC1の両端電圧が大きく低下する(アンダーシュートが生じる)前にチョッパ回路3の動作が再開して平滑コンデンサC1の両端電圧の低下が抑制されるので、平滑コンデンサC1の両端電圧にアンダーシュートが生じることにより無電極放電灯2がちらつくことを防止できる。
その後、時刻t7において平滑コンデンサC1の両端電圧が略一定になると、変化率検出回路29からのオン信号が停止し、チョッパ制御回路6の過渡応答が切り換えられて遅くなる。したがって、時刻t7以降の無電極放電灯2の定常点灯時には、チョッパ回路3の入力電流歪みの悪化や力率低下を防止した状態で無電極放電灯2を点灯維持することができる。
本実施形態の点灯装置1では、上述したような無電極放電灯2の始動時に限らず、定常点灯時において、たとえばサージ電圧がチョッパ回路3に入力されるなどの理由によりチョッパ回路3の出力電圧が異常昇圧したとしても、異常昇圧防止手段により停止したチョッパ回路3の動作を再開させる際に無電極放電灯2がちらつくことを防止する効果がある。
また、図7に示すPFC制御IC21は、無電極放電灯2の定常点灯時に検出電圧が所定の第4のしきい値電圧を下回るとチョッパ回路3の動作を停止させる異常動作防止手段としての機能をさらに備えている。第4のしきい値電圧は、チョッパ回路3の出力電圧を無電極放電灯2の点灯に必要な最低電圧にしたときの検出電圧よりも低く設定される。その他の構成および機能は実施形態2と同様である。
(実施形態4)
本実施形態の点灯装置1は、図9に示すように、チョッパ制御回路6が交流電源ACの出力(チョッパ回路3の入力)によってチョッパ制御回路6の過渡応答の速さを切り換える入力監視回路30を備える点が実施形態2の点灯装置1と相違する。
図9に示す積分回路23は、実施形態2の積分回路23において、抵抗R3の両端間にコンデンサC11と抵抗R5とスイッチ手段SW3との直列回路が接続された構成を有する。これにより、スイッチ手段SW3がオンの期間には積分回路23にコンデンサC11の容量成分が加わるので、スイッチ手段SW3がオフの期間よりもPFC制御IC21の過渡応答が遅くなる。また、図9の入力監視回路30は、交流電源ACの投入後にチョッパ回路3の入力電圧を検出し、交流電源ACの電源電圧(たとえば100Vと200V)によってスイッチ手段SW3のオンオフを切り換える。
ここにおいて、チョッパ回路3の入力電流歪みの悪化や力率低下を防止するためのチョッパ制御回路6における過渡応答の最適な速さは、チョッパ回路3に入力される電圧によって異なるものである。図9の構成によれば、点灯装置1はチョッパ制御回路6の過渡応答の速さを交流電源ACの電源電圧に適した速さに切り換えるので、無電極放電灯2の定常点灯時にチョッパ回路3の入力電流歪みの悪化や力率低下を一層防止することができる。
また、入力監視回路30は、チョッパ回路3の入力電圧に代えて交流電源ACの周波数を検出し、この周波数(たとえば50Hzと60Hz)によってチョッパ制御回路6の過渡応答の速さを切り換える構成であってもよい。この場合に、チョッパ制御回路6の過渡応答の速さを交流電源ACの各周波数に適した速さに設定することができ、無電極放電灯2の定常点灯時にチョッパ回路3の入力電流歪みの悪化や力率低下を一層防止できる。その他の構成および機能は実施形態2と同様である。
本発明の実施形態1の構成を示す回路図である。 同上の照明装置を示す断面図である。 同上の無電極放電灯の始動時の動作を示す動作説明図である。 同上の他の照明装置を示す断面図である。 本発明の実施形態2の構成を示す回路図である。 同上の無電極放電灯の始動時の動作を示す動作説明図である。 本発明の実施形態3の構成を示す回路図である。 同上の無電極放電灯の始動時の動作を示す動作説明図である。 本発明の実施形態4の構成を示す回路図である。 従来例の構成を示す回路図である。
符号の説明
1 無電極放電灯点灯装置
2 無電極放電灯
3 チョッパ回路
4 電力変換回路
5 ドライブ回路
6 チョッパ制御回路
12 誘導コイル
14 バルブ
22 電圧検出回路
23 積分回路(過渡応答制御手段)
24 タイマ回路
29 変化率検出回路
Q1 スイッチング素子
Vth1 第1のしきい値電圧
Vth2 第2のしきい値電圧
Vth3 第3のしきい値電圧

Claims (6)

  1. スイッチング素子を有し直流電源から電力供給され出力する直流電圧の大きさをスイッチング素子のデューティ比によって決定するチョッパ回路と、チョッパ回路のスイッチング素子をオンオフさせるドライブ回路と、チョッパ回路の出力を高周波出力に変換するとともに放電ガスを封入したバルブに誘導コイルを近接配置してなる無電極放電灯を点灯させる高周波出力を無電極放電灯の誘導コイルに供給する電力変換回路と、チョッパ回路の出力電圧に比例する電圧を検出電圧として検出する電圧検出回路と、検出電圧に基づいてドライブ回路をフィードバック制御するチョッパ制御回路とを備え、チョッパ制御回路は、検出電圧が所定の第1のしきい値電圧を越えるとチョッパ回路の動作を停止させる異常昇圧防止手段と、異常昇圧防止手段によりチョッパ回路の動作が停止した状態において検出電圧が第1のしきい値電圧より低く設定された第2のしきい値電圧を下回るとチョッパ回路の動作を再開させる解除手段と、少なくとも解除手段によりチョッパ回路の動作が再開する際のチョッパ制御回路における過渡応答を無電極放電灯の定常点灯時よりも速くする過渡応答制御手段とを有することを特徴とする無電極放電灯点灯装置。
  2. 前記チョッパ制御回路は、前記電力変換回路が動作を開始する前に前記異常昇圧防止手段により前記チョッパ回路の動作が停止すると、電力変換回路が動作を開始してから前記解除手段によりチョッパ回路の動作が再開するまでの期間を含む一定時間を時限するタイマ回路を有し、前記過渡応答制御手段は、タイマ回路が前記一定時間を時限する期間にチョッパ制御回路の過渡応答を前記無電極放電灯の定常点灯時よりも速くすることを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  3. 前記過渡応答制御手段は、前記第1のしきい値電圧以下であって前記無電極放電灯の定常点灯時における検出電圧より高く設定された第3のしきい値電圧を前記検出電圧が超えると前記チョッパ制御回路の過渡応答を無電極放電灯の定常点灯時よりも速くすることを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  4. 前記第3のしきい値電圧は前記第1のしきい値電圧であることを特徴とする請求項3記載の無電極放電灯点灯装置。
  5. 前記チョッパ制御回路は前記検出電圧の変化率を検出する変化率検出回路を有し、前記過渡応答制御手段は、変化率検出回路により検出される変化率が所定値を超える期間にチョッパ制御回路の過渡応答を前記無電極放電灯の定常点灯時よりも速くすることを特徴とする請求項1記載の無電極放電灯点灯装置。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の無電極放電灯点灯装置と、放電ガスを封入したバルブに前記電力変換回路から高周波出力を受ける誘導コイルを近接配置した無電極放電灯とを備えることを特徴とする照明装置。
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