JP2006065467A5 - - Google Patents

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Description

データ抽出定義情報生成装置およびデータ抽出定義情報生成方法
本発明は、複数の情報源から取得したデータを統合してユーザに提示するユーザインタ
フェースの統合時に必要となるデータ抽出定義情報を生成する技術に関し、特にネットワ
ークなどを介し、サーバからクライアントに送付される複数のアプリケーションを、クラ
イアントが利用する場合に好適な技術に関する。
インターネットなどのネットワークにおいて、WWW(World Wide Web)をユーザイン
タフェースとして利用したアプリケーションのサービスが行われている。WWWを利用す
ることによって、アプリケーション毎に専用のクライアントプログラムを用意する必要が
なく、WWWブラウザさえあれば、WWWを利用したあらゆるアプリケーションを利用す
ることができる。しかしながら、WWWを利用した個別のアプリケーションは、たとえア
プリケーション間で共通のデータを扱う処理を行っていても、アプリケーション間でデー
タを連携させる仕組みはなく、ユーザが、それぞれのアプリケーション毎にWWWブラウ
ザの別のウィンドウを開き、データ入力操作をしなければならない。
この問題に対処するために、複数のWWWページを一つに統合した統合ページを、ユー
ザインタフェースとして提供するシステムが開示されている。以下本明細書において、W
WWサーバが提供するコンテンツであって、WWWブラウザ上で一度に閲覧できるコンテ
ンツの単位をWWWページと呼び、複数のWWWページ内の所望のコンテンツを抽出して
新たに生成したひとつのWWWページを統合ページと呼ぶ。
このシステムでは、予め統合ページに統合する対象として定義されたWWWページを提
供する既存のWWWサーバにアクセスし、各々のWWWページを取得し、取得したWWW
ページを予め定義された手順によって解析し、構造をもったデータ形式でデータを抽出し
、該抽出したデータを用いて、予め定義された統合ページの出力手順によって統合ページ
を生成する。統合ページを生成する際、対象となる複数のWWWページの間に共通するデ
ータ項目が存在する場合、該共通するデータ項目をキーとしてマージを行ったテーブルを
統合ページ中に出力を行うよう定義することもできる。
この方法によれば、複数のWWWページ内のデータを、一つの統合ページを構成するデ
ータ項目として利用することができる。例えば、統合ページを構成する複数のWWWペー
ジがそれぞれテーブルを有し、各テーブルに共通するデータ項目がある場合、それらのテ
ーブルをマージしたテーブルを表示する統合ページを提供することができる。また、既存
のWWWページ内のデータを、統合ページを生成する際のデータ項目として利用すること
ができるため、既存のWWWページのレイアウトにとらわれない、柔軟なレイアウトを持
つ統合ページを提供することができる。
特開2003−345697号公報
このようにユーザインタフェース統合装置を設けることにより、ユーザは、ひとつの統
合ページにアクセスするだけで、複数のWWWページにより提供されているサービスを統
合したサービスを利用することが出来る。
このシステムでは、WWWページを統合するために、対象となるWWWページを解析し
、統合ページを生成するために必要な情報を抽出する処理が行われる。この解析処理およ
び抽出処理は、データ抽出定義情報と呼ばれる定義情報に従って自動的に行われる。この
データ抽出定義情報は、システムの管理者が作成する必要があるが、データ抽出定義情報
は、その形式は複雑であり、正確に定義するのは困難であるという課題がある。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、上記統合ページを生成するために、
対象となるWWWページを解析し、必要な情報を抽出するデータ抽出定義情報の作成を自
動化することにより、当該データ抽出定義情報の開発効率を高めるとともに、当該データ
抽出定義情報を生成するものの労力を軽減することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のデータ抽出定義情報生成装置では、与えられた所
定の形式を有するページから、所定の規則に従って、自動的にデータ抽出定義情報を生成
する。
具体的には、データ抽出定義情報に従って、サーバの提供する複数のユーザインタフェ
ースから生成した統合ユーザインタフェースをクライアントに提供するユーザインタフェ
ース統合装置に、前記データ抽出定義情報を提供するデータ抽出定義情報生成装置であっ
て、前記サーバが提供する前記ユーザインタフェースに、前記統合ユーザインタフェース
を構成するために必要なデータ項目を抽出するための所定の文字列(以下、マークと呼ぶ
。)を付与することにより、マーク付ページを生成するマーク付ページ作成手段と、前記
マーク付ページ作成手段において作成されたマーク付ページを解析し、前記データ抽出定
義情報を生成するデータ抽出定義情報生成手段と、を備えることを特徴とするデータ抽出
定義情報生成装置を提供する。
本発明によれば、統合ページを生成するために必要な情報を抽出するデータ抽出定義情
報を自動的に生成することにより、当該データ抽出定義情報の開発効率を高めるとともに
、当該データ抽出定義情報を生成するものの労力を軽減することができる。
<<第一の実施形態>>
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。はじめに、本実施形態のデ
ータ抽出定義情報生成装置を含むユーザインタフェース統合システムの構成および機能の
概略を述べ、ユーザインタフェース統合システムにおけるデータ抽出定義機能の役割を明
らかにした後、当該機能が必要とするデータ抽出定義情報の詳細を述べる。その後、本実
施形態の詳細を説明する。
本実施形態のユーザインタフェース統合処理の中で用いられるデータ抽出定義情報は、
データ抽出の対象となるWWWページのHTMLソースのサンプルを用いて、抽出すべき
対象の箇所に「マーク」と呼ばれる特別な文字列を挿入することで作成されるマーク付ペ
ージから自動的に生成される。マークは抽出すべき位置や抽出先のデータ項目を特定する
ための情報を含む文字列である。
本実施形態のデータ抽出定義情報生成装置は、このマーク付ページを解析し、まず、マ
ークの箇所を特定し、次に、データ抽出定義情報を生成するために必要な情報をマークお
よび前後の文字列から特定することで、データ抽出定義情報を自動生成する。すなわち、
本実施形態では、マーク付ページからデータ抽出定義情報を自動生成する環境をユーザイ
ンタフェース統合システムの管理者であるユーザに提供する。これにより、ユーザは、統
合ページを作成するために必須のデータ抽出定義情報を容易に得ることができる。
従来のユーザインタフェース統合システムの管理者は、WWWページから、直接データ
抽出定義情報を作成する必要があったが、本実施形態では、管理者は、WWWページから
、簡単に作成することができるマーク付ページを、少なくとも作成すれば、データ抽出定
義情報は、自動的に生成されることとなる。
図1は本実施形態の全体のシステム構成を表すブロック図である。
本実施形態のシステムは、ユーザインタフェース統合装置10と、WWWサービスを提
供するWWWサーバ30と、WWWサーバ30によりWWWサービスとして提供されたコ
ンテンツを閲覧するWWWブラウザ20と、データ抽出定義情報生成装置100と、を備
える。
ユーザインタフェース統合装置10は、クライアントであるWWWブラウザ20からの
要求に応じて、複数のWWWサーバ30にアクセスし、WWWサーバ30から提供される
WWWページを取得し、取得した複数のWWWページから所望の情報を抽出し、抽出した
情報をもとに、ひとつのWWWページを生成し、これを複数WWWサーバの提供するWW
Wアプリケーションを統合した、統合ユーザインタフェースとなる統合ページとして要求
元のWWWブラウザ20に返信する。
ユーザインタフェース統合装置10は、WWWブラウザ20とのインタフェースである
クライアント通信部101と、WWWサーバ30にアクセスし、統合ページの生成に必要
な情報を抽出し、蓄積するデータ抽出オブジェクト102と、蓄積された抽出データをも
とに統合ページを生成する統合ページ生成オブジェクト103とを備える。
クライアント通信部101は、WWWブラウザ20から統合ページの生成の要求を受け
、統合ページ生成オブジェクト103に通知し、また、統合ページ生成オブジェクト10
3において生成した統合ページをWWWブラウザ20に送信する。
統合ページ生成オブジェクト103は、統合ページを生成する。クライアント通信部1
01を介して受け取った統合ページ生成の要求をデータ抽出オブジェクト102に受け渡
す。また、統合ページのレイアウト方法を定義してある統合ページ定義情報を有し、統合
ページの生成の要求に従って、データ抽出オブジェクト102が抽出したデータを利用し
て統合ページを生成し、生成した統合ページをクライアント通信部101を介してWWW
ブラウザ20に送信する。
データ抽出オブジェクト102は、ユーザインタフェース統合装置10に接続されるW
WWサーバ30の数だけ用意される。ここでは、その中の一つを代表として取り上げ、説
明する。データ抽出オブジェクト102は、データ抽出部1021と、データ抽出定義情
報1022と、抽出したデータを保持する抽出データ保持部1023と、サーバ通信部1
024と、を備える。
サーバ通信部1024は、WWWサーバ30とのインタフェースであり、WWWサーバ
30にWWWページ取得のリクエストを送信し、その結果、WWWサーバ30が生成し返
信するWWWページを受信する。
データ抽出定義情報1022は、取得したWWWページから必要な情報を抽出する際の
抽出方法を示す情報である。
データ抽出部1021は、データ抽出定義情報1022に従って、取得したWWWペー
ジから必要な情報を抽出し、抽出したデータを、抽出データ1023に蓄積する。
データ抽出定義情報生成装置100は、サーバ通信部1024が受信したWWWページ
から、データ抽出定義情報を生成する。すなわち、対象となるユーザインタフェースの情
報のうち、抽出すべき部分に、抽出先のデータ項目を定義した情報を挿入したデータ抽出
定義付ユーザインタフェース情報を用意する。そして、データ抽出定義付ユーザインタフ
ェースから情報を抽出するための、抽出箇所や抽出先のデータ項目を定義したデータ抽出
定義情報を、前記データ抽出定義付ユーザインタフェース情報に基づいて生成する。詳細
は、以下に説明する。
データ抽出定義情報生成装置100の詳細な構成を説明する前に、具体的なWWWペー
ジを例にとり、本実施形態のデータ抽出定義情報1022および抽出対象となるWWWペ
ージの詳細を説明する。
図2は統合ページの対象となる、WWWサーバ30の提供する既存WWWページの一例
のHTMLソース40である。この既存WWWページの例は在庫管理システムのユーザイ
ンタフェースとして提供されるものであり、管理対象の商品の在庫数を示したものであり
、商品IDと在庫数量とのデータ項目からなるレコードを3行持つ表の構造になっている
。統合ページを生成する際に必要な情報として、商品IDとその在庫数量との情報を取得
するものとする(図2において、下線で示した部分が相当する)。
なお、サーバ通信部1024を介して取得したWWWページからデータ抽出部1021
が抽出したデータは、抽出データ1023に蓄積される。図3は、抽出データ1023に
蓄積されるデータのデータ構造の一例を示す。本実施形態では、在庫数量を示すレコード
を”inventory”、商品IDを示すデータ項目を”goodID”、在庫数量を
示すデータ項目を”quantity”として蓄積することとする。
図4は、データ抽出定義情報1022の一例であり、HTMLソース40から商品ID
とその在庫数量とを抽出するための定義がなされたものである。ただし、説明のため左端
に行番号を示してある。
1行目は商品IDと在庫数量とのデータ項目をもつレコードを一つずつ繰り返し抽出す
るための定義がなされている。具体的には、FROMに定義される”在庫数量”の文字列
以降で、TOに定義される”</TABLE>”の文字列までの範囲内で、SEPARA
TORで定義される”<TR>”で示す文字列から始まるレコード部分を、繰り返し、R
ECORDで定義される”inventory”と名付けられた、抽出データ1023の
レコードに抽出する、という定義がなされている。
2、3行目では繰り返し処理のなかで、商品IDと在庫数量とを抽出するための定義が
なされている。2行目は、FROMで定義される文字列”<TD>”とTOで定義される
文字列”</TD>”の間にある文字列(すなわち商品ID情報)を”inventor
y”レコードの”goodsID”と名付けられたデータ項目に抽出する、という定義が
なされており、3行目は、FROMで定義される(直前の”</TD>”の次の位置にあ
る)文字列”<TD>”とTOで定義される文字列”</TD>”の間にある文字列(す
なわち在庫数量情報)を”inventory”レコードの”quantity”と名付
けられたデータ項目に抽出する、という定義がなされている。
4行目はレコード内のデータ項目の抽出処理が3行目までで終了することを意味してい
る。
なお、図4で示すデータ抽出定義情報1022に従って、データ抽出部1021が、H
TMLソース40から、抽出データとして、抽出データ保持部1023に図3で示すデー
タ構造で抽出する手順については、特許文献1(特開2003−345697号公報)に
詳しく記載されているため、ここでは記載しない。ただし、特許文献1では、このデータ
抽出定義情報1022は、システムの管理者が作成する。
以下、データ抽出定義情報生成装置100が、このHTMLソース40からなるWWW
ページのサンプルを用いて、データ抽出定義情報1022を自動的に生成する方法につい
て説明する。
図5は、データ抽出定義情報生成装置100の機能構成と、データ抽出定義情報生成装
置100によるデータ抽出定義情報1022の自動生成処理を説明するための図である。
本図に示すように、本実施形態のデータ抽出定義情報生成装置100は、ユーザからの
指示および入力を受け付ける入力受付部100aと、取得したWWWページサンプルのH
TMLソース40に、後述する「マーク」を付与するマーク付与部100bと、データ抽
出定義情報生成部100cとを備える。
データ抽出定義情報生成部100cは、マーク付与部100bによって生成されたマー
ク付ページ50から、データ抽出定義情報1022を自動生成する。
ここで、マーク付ページ50は、既存WWWページサンプルのHTMLソース40に対
し、マークと呼ばれる特別な文字列を挿入したものである。
マークは、前述したように、既存WWWページサンプルのHTMLソース40からデー
タを抽出する位置と、抽出したデータの抽出データ保持部1023への蓄積形式とを示す
ために用いられる文字列である。
このマークを既存WWWページサンプルのHTMLソース40に挿入したマーク付ペー
ジ50の一例を図6に示す。以下、マークの種類および使い方を説明する。ただし、図6
には、説明のため左端に行番号を示す。
図6において、マークはHTMLのコメントタグの形式であり、“<!−−”と”−−
>”で囲まれる文字列で表現されている。本図においては、該当する文字列に下線を引き
、示す。
マークは$fromと$toの2種類ある。抽出対象の文字列の位置を示す手がかりと
なる文字列(四角で囲んである文字列で示している)の直前に$from形式のマーク、
を直後に$to形式のマークを配置するのが基本的なマークの使い方となる。
また、$from形式のマークには属性がいくつかある。各属性は、$from形式の
マークの後ろにコロン(:)を付して属性情報を付加することにより、記述される。
属性情報がtsである場合(以後、ts属性と呼ぶ。他も同様)、直前の$from形
式のマークが、繰り返しレコードを抽出する際の開始文字列を特定するマークであること
を示し、属性情報がteである場合は、繰り返しレコードを抽出する際の終了文字列を特
定するマークであることを示し、属性情報がrsである場合は、繰り返しレコードを抽出
する際のレコードの開始文字列を特定するマークであることを示し、属性情報がcsであ
る場合は、レコード中のデータ項目を抽出する際の開始文字列を特定するマークであるこ
とを示し、属性情報がceである場合は、レコード中のデータ項目を抽出する際の終了文
字列を特定するマークであることを示す。
さらにrs属性である場合、抽出先のレコード名称の情報として保持するマークである
ことを示し、cs属性の場合、抽出先のレコード名称およびデータ項目名称の情報として
保持するマークであることを示す。
マーク付ページ50の6行目において、ts属性の$fromマークと$toマークで
「在庫数量」部分の文字列が囲まれている。これは、図4のデータ抽出定義情報1022
の1行目のFROMにおいて繰り返し処理の開始文字列として「在庫数量」を定義してい
ることに相当する。
マーク付ページ50の7行目において、rs属性の$fromマークと$toマークで
「<TR>」部分の文字列が囲まれている。これは、図4のデータ抽出定義情報1022
の1行目のSEPARATORにおいて、レコードの開始文字列として「<TR>」を定
義していることに相当する。
また、同じく7行目の$fromマークでは、レコード情報として”inventor
y”が指定されている。これは、図4のデータ抽出定義情報1022の1行目のDATA
において抽出先レコードとして「inventory」を定義していることに相当する。
マーク付ページ50の8行目において、cs属性の$fromマークと$toマークで
「<TD>」部分の文字列が囲まれている。これは、図4のデータ抽出定義情報1022
の2行目のFROMにおいてデータ項目の読み取り位置の開始文字列として「<TD>」
を定義していることに相当する。
また、同じく8行目のfromマークでは、レコードおよびデータ項目の情報として”
inventory.goodsID”が指定されているが、これは、図4のデータ抽出
定義情報1022の2行目のDATAにおいてレコード”inventory”のデータ
項目”goodsID”を抽出先として設定していることに相当する。
マーク付ページ50の9行目において、c属性の$fromマークと$toマークで
「<TD>」部分の文字列が囲まれている。これは、図4のデータ抽出定義情報102
2の2行目のTOにおいて繰り返し処理の終了文字列として「<TD>」を定義してい
ることに相当する。
マーク付ページ50の10、11行目では8、9行目と同様に、図4のデータ抽出定義
情報1022の3行目のデータ項目の読み取りに関する情報が定義されている。
マーク付ページ50の14行目においてte属性の$fromマークと$toマークで
「</TABLE>」部分の文字列が囲まれている。これは、図4のデータ抽出定義情報
1022の1行目のTOにおいて繰り返し処理の終了文字列として「</TABLE>」
を定義していることに相当する。
以上に示すように、マーク付ページ50によれば、データ抽出定義情報1022が持つ
情報を過不足なく定義することができる。
図7は、マーク付ページ50からデータ抽出定義情報1022を生成する、データ抽出
定義情報生成部100cの処理の流れを示した処理フロー図である。以下、図7の処理フ
ロー図に従い、データ抽出定義情報生成部100cが、上記マーク付ページ50からデー
タ抽出定義情報1022を生成する処理手順を説明する。
ここで、データ抽出定義情報生成部100cは、後述する、データ抽出定義情報102
2のLOOP:行の行番号を格納するループ情報処理用スタック(不図示)を備える。
はじめに、データ抽出定義情報生成部100cは、マーク付ページ50を入力とし(ス
テップ701)、初期化処理を行う(ステップ702)。初期化処理はループ情報処理用
スタックを空にし、マーク付ページ50を読み取る読み取りカーソルの位置をマーク付ペ
ージ50の先頭部分に置くものである。
その後、現在の読み取りカーソルの位置以降でもっとも近い位置の$fromの形式の
マークを検出し、その位置まで読み取りカーソルの位置を移動させ、読み取りを開始する
(ステップ703)。$fromの属性によって、その後の処理は以下のように振り分け
られる。それぞれ処理が終わったあとは再びステップ703から処理を繰り返す。
ts属性の場合、データ抽出定義情報1022に「LOOP:」行を生成し、データ抽
出定義情報1022の「LOOP:」行の行番号をループ情報処理用スタックに格納する
(プッシュする)。次に、現在のカーソルの位置以降で初めて出現する$toマークを検出
し、元のカーソルの位置から$toマークを検出した位置の間の文字列をデータ抽出定義
情報1022のFROMに設定し、現在のカーソルの位置を、$toマークの直後の位置
に移動させる(ステップ7041,7042)。
te属性の場合、現在のカーソルの位置以降に初めて出現する$toマークを検出し、
元のカーソルの位置から$toマークを検出した位置の間の文字列を読み取る。ループ情
報処理用スタックに格納されている行番号を取り出し(ポップし)、データ抽出定義情報
1022の当該行番号の「LOOP:」行のTOに、上記で読み取った文字列を設定し、
現在のカーソルの位置を、$toマークの直後の位置に移動させる(ステップ7051,
7052)。
rs属性の場合、現在のカーソルの位置以降に初めて出現する$toマークを検出し、
元のカーソルの位置から$toマークを検出した位置の間の文字列を読み取る。データ抽
出定義情報1022の、ループ情報処理用スタックに格納されている行番号で特定される
「LOOP:」行のSEPARATORに、上記で読み取った文字列を設定し、現在のカ
ーソルの位置を、$toマークの直後の位置に移動させる(ステップ7061、7062
)。
cs属性の場合、現在のカーソルの位置以降に初めて出現する$toマークを検出し、
元のカーソルの位置から$toマークを検出した位置の間の文字列を、データ抽出定義情
報1022の、新規データ読み取り行のFROMに設定し、現在のカーソルの位置を、$
toマークの直後の位置に移動させる(ステップ7071、7072)。
ce属性の場合、現在のカーソルの位置以降に初めて出現する$toマークを検出し、
元のカーソルの位置から$toマークを検出した位置の間の文字列を、データ抽出定義情
報1022の、直前で生成したデータ読み取り行のTOに設定し、現在のカーソルの位置
を、$toマークの直後の位置に移動させる(ステップ7081、7082)。
上記の処理において、$fromマークの検出を試みたにも係わらず、該当マークが検
出されずマーク付ソース50の最後に到達した場合、処理を終了し、処理結果として、生
成したデータ抽出定義情報1022を出力する(ステップ7091、ステップ710)。
$fromマークの属性が上記の属性のどれにもあてはまらない場合や、$toマーク
の検出処理中に$toが検出されずマーク付ソース50の最後まで到達した場合、マーク
付の規則に従わないマーク付ソース50として判定し、データ抽出定義情報1022は出
力せず、処理を終了する(ステップ7092、ステップ710)。
以上のように、本実施形態によれば、データ抽出定義情報生成部100cが、マーク付
ソース50を読み取ることにより、付与されているマークに従って、抽出対象の文字列の
位置およびデータ抽出定義情報において意味するところを判別することができる。従って
、データ抽出定義情報生成部100cは、この判別結果に基づいて、予め与えられた規則
に従って、データ抽出定義情報を生成することができる。
すなわち、本実施形態によれば、ユーザインタフェース統合システムの管理者であるユ
ーザが、マーク付ソース50を作成し、それをデータ抽出定義情報生成装置100に入力
しさえすれば、データ抽出定義情報生成装置100により、データ抽出定義情報1022
は自動的に生成される。
なお、マーク付ソース50は、ユーザインタフェース統合装置10の管理者であるユー
ザが、データ抽出定義情報生成装置100が備える入力受付部100aを介して受け付け
たマークを、マーク付与部100bが既存WWWページサンプルのHTMLソース40に
付与する等の手段により作成される。
マーク付ソース50の作成は、既存の技術により平易な処理で行うことができるため、
データ抽出定義情報1022を直接作成するのに比べはるかに容易である。従って、本実
施形態によれば、既存のWWWページサンプルのHTMLソース40からデータ抽出定義
情報1022を容易に開発することができる。
なお、本実施形態では、抽出対象のWWWページは、HTMLで作成されたものに限ら
れない。例えば、CSVファイルなどであってもよい。
また、本実施形態のデータ抽出定義情報生成装置100は、CPU、メモリ等を備える
、一般的な情報処理装置により構成される。メモリには、WWWサーバ30から取得した
既存のWWWページサンプルのHTMLソース40、マーク付ページ50、各機能を実現
するプログラム等が格納される。CPUは、必要に応じて、メモリからプログラムを読み
込み、実行することにより、上記機能を実現する。
さらに、本実施形態では、ユーザインタフェース統合装置10と、データ抽出定義情報
生成装置100とを別個の装置として記載したが、本構成に限られない。例えば、一の情
報処理装置内で両装置の機能が実現されていてもよい。
<<第二の実施形態>>
第一の実施形態では、マーク付ソース50の作成をユーザインタフェース統合システム
の管理者であるユーザが行っていた。抽出対象のWWWページがHTMLで作成されたも
のの場合、タグ以外の部分を抽出対象として自動的にマーク付ページ50を生成すること
ができる。本実施形態では、抽出対象がHTMLで作成されたWWWページであり、マー
ク付ソース50の作成も自動化される場合を例にあげて説明する。
本実施形態のユーザインタフェース統合システムは、基本的に第一の実施形態のユーザ
インタフェース統合システムと同様の構成を有する。しかし、本実施形態のデータ抽出定
義情報生成装置100は、さらに、マーク付ページ作成部(不図示)を備える。
図8は、既存WWWページサンプルのHTMLソース40から、タグ以外の部分を抽出
対象として、自動生成したマーク付ページ51の一例を示す図である。ただし、説明のた
め、マーク部分に下線を付けて示し、左端に行番号を示してある。
本実施形態では、データ抽出定義情報生成部100cは、第一の実施形態のマーク付ペ
ージ50の代わりに、このマーク付ページ51から、データ抽出定義情報を生成する。
図9は、マーク付ページ作成部が、既存WWWページサンプルのHTMLソース40か
ら、タグ以外の部分を抽出対象として、マーク付ページ51を自動生成する場合の処理の
流れを示した処理フロー図である。以下、図9の処理フロー図に従い、マーク付ページ作
成部が、タグ以外の部分を抽出対象としてマーク付ページを自動生成する処理手順を説明
する。
ここで、マーク付ページ作成部は、後述するレコード名称用のカウンタ(以下、レコー
ド名称カウンタと呼ぶ。)とデータ項目名称用のカウンタ(以下、データ項目名称カウン
タと呼ぶ。)とを備える。
はじめに、抽出対象となる既存WWWページサンプルのHTMLソース40を入力とし
(ステップ801)、初期化処理を行う(ステップ802)。初期化処理は既存WWWペ
ージサンプルのHTMLソース40を読み取る読み取りカーソルの位置を当該サンプルの
先頭部分に置き、レコード名称カウンタとデータ項目名称カウンタとを0にする処理を行
う。
現在の読み取りカーソルの位置以降でもっとも近い位置にあるタグ以外の文字列(”<
”と”>”に囲まれていない文字列)を検出する(ステップ803)。
このとき、検出ができなければ本処理は終了とし、ここまでに作成したマーク付ページ
50を出力する(ステップ806)。
検出できた場合、直前のタグが「<TD>」であるかどうかを調べる(ステップ804
)。
直前のタグが「<TD>」でない場合、マーク付ページ51として、直前のタグをcs
属性の$fromマークと$toマークで、直後のタグをce属性の$fromマークと$t
oマークで囲むように定義する。このときcs属性の$fromマークには抽出先レコー
ド名称として、”record”を定義し、抽出先データ項目名称として、”data”
に続き、データ項目名称カウンタの値を文字列にしたものを接続したものを定義する。そ
ののちデータ項目名称カウンタの値を1増加する(ステップ8051)。
直前のタグが「<TD>」の場合、マーク付ページ51として、直前の<TH>、</
TH>で囲まれる文字列もしくは直前の<TABLE>を繰り返し開始部として、ts属
性の$fromマークと$toマークで囲むように定義する。また、直前の<TR>をレ
コード開始部としてrs属性の$fromマークと$toマークで囲むように定義する。
このときレコード名称として”table”に続き、レコード名称カウンタの値を文字
列にしたものを接続したものを定義する。例えば、図8のマーク付ページ51の7行目に
おけるrs属性の$fromマークでは、レコード名称を“table0”として定義し
ている。
そして、直後の</TABLE>を繰り返し終了部としてte属性の$fromマーク
と$toマークとで囲むように定義する。上記</TABLE>に対する繰り返し終了部
としてマークを挿入する処理はすでに同じ文字列に対し所定のマークが設定されている場
合は行わない。
最後に当該文字列の直前の<TD>タグをcs属性の$fromマークと$toマークで
、直後の</TD>タグをce属性の$fromマークと$toマークで囲むように定義す
る。
このときcs属性の$fromマークには抽出先レコード名称として、”table”
につづき、レコード名称カウンタの値を文字列にしたものを接続したものを定義し、抽出
先データ項目名称として、”data”につづき、データ項目名称カウンタの値を文字列
にしたものを接続したものを定義する。例えば、図8のマーク付ページ51の8行目にお
けるcs属性の$fromマークではレコード名称を”table0”、データ項目名称
を”data2”として定義している。そののちデータ項目名称用のカウンタの値を1増
加する。
そして、現在カーソルの直後の</TR>より前に<TD>タグがない場合、現在カー
ソル位置を現在カーソル位置以降の</TABLE>タグの直後に配置し、レコード名称
カウンタの値を1増加する。
現在カーソルの直後の</TR>より前に<TD>タグがある場合、現在カーソル位置
を現在カーソルの直後の</TD>の直後の位置に配置する(ステップ8052)。
そして再びステップ803から処理を繰り返す。
図8に示す自動生成したマーク付ページ51は、図6に示すマーク付ページ50と比較
して、2行目と4行目に新たにマークが追加され、また、$fromマークのレコードや
データ項目の指定が”record”・”table0”や”data0”といった自
動的に生成された名称になっている。
このように、抽出対象を既存WWWページサンプルのHTMLソース40のタグ以外の
部分として自動的にマーク付けをし、マーク付ページ51を作成する場合、本来必要とし
ない部分が抽出対象とされ、抽出対象の名称が機械的に付されたものとなる、といったデ
メリットがある。
従って、本実施形態では、マーク付ページ51を自動生成したのちに、不要な部分の削
除やレコードやデータ項目の名称の変更、といった処理をユーザインタフェース統合シス
テムの管理者であるユーザが行うことになる。しかし、非常に項目数の多いWWWページ
を抽出対象とする場合には、マーク付ページの自動生成は、このような処理を補って余り
あるメリットがあり、全体としてこの方式を用いることで、マーク付ページの開発効率が
向上すると考えられる。
本実施形態によれば、抽出対象となる既存WWWページサンプルのHTMLソースから
自動的にマーク付ページを作成することができ、ユーザインタフェース統合システムの管
理者であるユーザのマーク付ページ作成の手間を省くことができる。
本実施形態によれば、前述したとおり、不要な部分を抽出対象としたマークの除去や、
レコードやデータ項目の名称を所望のものに変更する作業は行う必要があるが、マーク付
ページをユーザインタフェース統合システムの管理者であるユーザがはじめから手作業で
作成する方式に比べ、マーク付ページの開発効率は高く、従って、WWWページから、マ
ーク付ページの作成を経て、データ抽出定義情報1022を生成する処理全般を鑑みれば
、高い開発効率を得ることができる。
なお、本実施形態では、繰り返し処理部分が”<TABLE>”で始まり、”</TA
BLE>”で終了し、レコード開始部分が”<TR>”で始まることを前提としたが、対
象となるWWWページの形式に従って、これらの文字列の候補を予め設定することにより
、適切にマーク付ページを生成することができる。設定は、ユーザインタフェース統合シ
ステムの管理者であるユーザが、入力受付部1025aを介して行う。
<<第三の実施形態>>
次に、WWWページ中の抽出対象を、自動的に決定する実施形態について、説明する。
本実施形態では、マーク付ページを自動的に生成するために、抽出対象となるWWWペー
ジの複数のサンプルを用い、それらの比較を行い、相違する部分の文字列を抽出対象とし
て、その前後にマークを挿入する。対象となるWWWページは、HTMLで作成されたも
のとする。
本実施形態のユーザインタフェース統合システムは、基本的に第一および第二の実施形
態と同様である。また、本実施形態のデータ抽出定義情報生成装置100のマーク付ペー
ジ作成部は、基本的に第二の実施形態と同様である。しかし、第二の実施形態の機能に加
え、WWWページ比較処理機能をさらに備える。
図10は2つの既存WWWページサンプルのHTMLソース41、42の比較を説明す
るための図である。ここで、二つのサンプルを比較したときに異なる文字列部分には、下
線が引かれている。
図11は、マーク付ページ作成部が、WWWページのHTMLソースの比較によりマー
ク付ページを自動的に生成する処理のフロー図である。
以下、図11の処理フロー図に従い、マーク付ページ作成部が、2つの既存WWWペー
ジサンプルのHTMLソース41、42の比較によりマーク付ページ52を自動的に生成
する方法を説明する。なお、本実施形態では、データ抽出定義情報生成部100cは、マ
ーク付ページ52を用いて、データ抽出定義情報1022を生成する。
マーク付ページ作成部は、2つの既存WWWページサンプルのHTMLソース41、4
2を先頭部から順に比較し、共通の文字列部分(固定部)と、そうでない部分(変動部)
とに分類する(ステップ901)。
その後、マーク付ページ作成部は、それぞれの固定部の直後の変動部を確認する(ステ
ップ902)。
固定部の直後の変動部が互いに空文字列でない場合、マーク付ページ作成部は、比較対
象である既存WWWページサンプルのHTMLソース41、42の一方の、変動部の直前
の固定部の直前にcs属性の$fromマーク、直後に$toマークを挿入し、変動部の直
後の固定部の直前にce属性の$fromマーク、直後に$toマークを挿入し、マーク
付ページ52を作成する。このとき、すでにマークが挿入されている場合は、その既存の
$toマークの直後に$fromマークと$toマークを並べて挿入する(ステップ903
)。
片方の固定部の直後の変動部が空文字列の場合、マーク付ページ作成部は、もう片方の
固定部の直後の変動部に対し、繰り返し表現が含まれているか検出処理を行う。具体的に
は、図10に示す既存WWWページサンプルのHTMLソース42の72行目部分の文字
列が検出対象の文字列となる。
マーク付ページ作成部は、検出対象の変動部文字列を後ろ側から、直前の固定部群で後
ろ側から前に向かって比較適用する。具体的には、”</TD></TR>”、”</T
D><TD>”、”<TR><TD>”の順で固定部が適用されることとなる。対象の変
動部の最初の文字列が、固定部とマッチするまで繰り返す。対象の変動部の長さが長く、
マッチさせる固定部がなくなった場合は、再び、対象の変動部の直前の固定部から比較適
用を繰り返す(ステップ904)。
マーク付ページ作成部は、対象となった変動部を切り出した固定部群の中に繰り返しパ
ターンが含まれているか検出し、含まれていれば、それをマーク付ページ52の繰り返し
パターンとする。含まれていなければ、対象となった変動部を切り出した固定部群を、そ
のままマーク付ページ52の繰り返しパターンとする(ステップ905)。
そして、繰り返しパターンの直前の固定部を、繰り返し開始部として、ts属性の$f
romマークと$toマークとで囲み、マーク付ページ52を作成する。繰り返しパター
ンの最初の固定部を、レコード開始部として、rs属性の$fromマークと$toマー
クとで囲み、マーク付ページ52を作成する。繰り返しパターンの直後の固定部を、繰り
返し終了部として、te属性の$fromマークと$toマークとで囲み、マーク付ペー
ジ52を作成する。その他の繰り返しパターンは、ステップ903と同様にマークを挿入
し、マーク付ページ52を作成する。
なお、マーク中に設定すべきレコード名称やデータ項目名称は、第二の実施形態と同様
の形式で設定する(ステップ906)。
上記の処理を各固定部に対し最初から順に行い、処理すべき固定部がなくなったら、本
処理の終了とし、マーク付ページ52を出力する。
なお、上記では、二つの既存WWWページサンプルのHTMLソース41、42を入力
としているが、より多くのWWWページを入力として比較対象とすることにより、本実施
形態のマーク付ページ作成部は、変動部を適切に抽出することができ、より適切なマーク
付ページを自動的に生成することができる。
図12は、図10の二つの既存WWWページサンプルのHTMLソース41、42を入
力とした場合の、本実施形態により出力されるマーク付ページ52の例である。
本実施形態によれば、図8に示す第二の実施形態の方法により出力されるマーク付ペー
ジ51と同様に、レコード名称やデータ項目名称は機械的に設定されたものとなる。本実
施形態でも、第二の実施形態と同様に、不要部分(例えば、図8の4行目”在庫引当”や
図8の6行目の”在庫数量”を囲むマーク)の抽出を行わずにマーク付ページを作成し、
出力することができる。
この場合、ユーザインタフェース統合システムの管理者であるユーザは、出力されたマ
ーク付ページ52の、レコード名称やデータ項目名称を所望の名称に変更するだけで適切
なマーク付ページに修正することができる。そして、当該マーク付ページを用い、データ
抽出定義情報生成部100cにより、データ抽出定義情報1022を得ることができる。
本実施形態によれば、適切なマーク付ページを自動的に生成でき、データ抽出定義情報
1022を生成する処理全般に渡り、自動化をさらに進めることができる。従って、デー
タ抽出定義情報1022の開発効率が高まる。
<<第四の実施形態>>
抽出対象となるWWWページを提供するWWWサーバの処理に、JSP(Java S
erver Pages)が用いられている場合、そのJSPソースを利用することによ
り自動的にマーク付ページを出力することができる。
なお、JSPについては例えばWWWページの「JavaServer Pages(
TM)Technology」(http://java.sun.com/produ
cts/jsp/)に詳しい記載がなされている。JSPは、HTMLファイルの内部に
スクリプトで処理を記述し、WWWブラウザからのリクエストの度にスクリプトをWWW
サーバ側で実行し、HTMLファイル中のスクリプト部分をその処理結果で置き換えてW
WWブラウザに送り出すものである。JSPによれば、HTMLファイルと処理との関連
が分かりやすいため、実際の表示イメージを意識しながら動的なコンテンツを作成するこ
とができる。
図13は、図2に示すHTMLにより作成されたWWWページと同様のWWWページを
出力するJSPソースの一例である。
上述のように、JSPソースはHTMLソースに対してプログラム処理が挿入された形
式になっている。図13において”<%”と”%>”に囲まれた部分がプログラム処理部
分に相当する。プログラム処理部分以外のHTML形式の部分はそのままHTMLとして
出力される。
本実施形態は、基本的に第三の実施形態と同様の構成を有する。しかし、本実施形態の
データ抽出定義情報生成装置100のマーク付ページ作成部は、マーク付ページ作成にあ
たり、複数のマーク付ページを比較し、変動部を抽出するのではなく、JSPソースの特
性を利用して、変動部を抽出する。
すなわち、本実施形態では、プログラム処理部分のうち、”<%=”と”%>”で囲ま
れる部分は、その中身を評価した結果の文字列が出力される部分となる。従って、JSP
ソースを元にマーク付ページを出力するためには、マーク付ページ作成部は、この”<%
=”と”%>”とで囲まれた部分を第三の実施形態における変動部として処理する。
また、繰り返し処理に関しては、JSPソースでは、”<%”と”%>”とで囲まれた
プログラム処理部分で、ループ処理が定義されているため、そのループの内側に”<%=
”と”%>”とで囲まれる部分がある場合、当該部分を、繰り返し処理として抽出を行う
べき対象と考えることができる。すなわち、ループ処理の直前のHTMLによる記述の断
片を繰り返し処理開始部、ループ内のHTML出力の最初の部分をレコードの開始部、ル
ープの直後のHTMLによる記述の断片を繰り返し処理終了部としてそれぞれ定義するこ
とにより、マーク付ページ作成部は、第三の実施形態と同様の処理を行い、所望のマーク
付ページを生成することができる。
本実施形態のデータ抽出定義情報生成装置100のマーク付ページ作成部によれば、第
二および第三の実施形態に比べて、より的確に抽出すべき位置および繰り返し処理の位置
を特定したマーク付ページを自動生成できる。従って、データ抽出定義情報1022の開
発効率は高まる。
以上説明したように、上記の第二、第三、第四の実施形態のデータ抽出定義情報生成装
置100は、それぞれの方法に従ってマーク付ページを自動生成し、それに基づいて、デ
ータ抽出定義情報1022を生成している。しかし、既存WWWページサンプルのHTM
Lソース40から、直接データ抽出定義情報1022を生成してもよい。
具体的には、繰り返し開始部($from:tsと$toとに囲まれる部分)に相当す
るマークを生成する場合は、データ抽出定義における「LOOP」の「FROM」定義を
生成し、繰り返し区切り部($from:rsと$toとに囲まれる部分)に相当するマ
ークを生成する場合は「LOOP」の「SEPARATOR」定義を生成し、繰り返し終
了部($from:csと$toとに囲まれる部分)に相当するマークを生成する場合は
「FROM」定義を生成し、項目終了部($from:ceと$toとに囲まれる部分)
に相当するマークを生成する場合は「TO」定義を生成する。
さらに、第一〜第四の実施形態では、データ抽出部1021が、データ抽出定義情報1
022に従って、複数のWWWページからデータ抽出処理を行うことを前提としている。
しかし、データ抽出定義情報1022を生成するかわりに、データ抽出定義情報1022
に従ってデータ抽出部1021が行う処理を、そのままコードとして記述したプログラム
を生成することもできる。
具体的には、データ抽出定義情報1022のどの位置の文字列をどのデータ項目として
読み取るかという定義に従い、その処理を直接プログラム化する。
例えば、「read(”a”,”b”,”c.d”);」というコードが対象となる文字列か
ら、文字列”a”と”b”とに囲まれる文字列をデータ項目c.dに抽出する、という処理が
なされるとした場合、「FROM:=“<TD>” TO:=“</TD>” DATA
=inventory.goodsID」という定義をするところでは、「read(“
<TD>”,“</TD>”,“inventory.goodsID”);」というコ
ードを生成する。
また、上記各実施形態においては、データ抽出定義情報1022を作成する環境を提供
するデータ抽出定義情報生成装置100と、ユーザインタフェース統合装置10とが稼動
する環境とのネットワーク上の位置については特に制限は設けていない。すなわち、とも
にネットワークに接続された同一の装置内に設けられていてもよいし、データ抽出定義情
報1022を作成する環境を提供するデータ抽出定義情報生成装置100と、ユーザイン
タフェース統合装置10とを、ネットワーク上で離れた位置に設け、ユーザインタフェー
ス統合装置10に、データ抽出定義情報1022をネットワークを用いて送信するよう構
成してもよい。後者のネットワーク上の配置を利用することで、リモートでデータ抽出定
義情報1022を管理する環境を提供することができる。
複数のWWWサーバに業務上必要な情報が分散した環境においては、ユーザインタフェ
ースを統合した環境を構築することにより、ユーザにとって使い勝手の良い情報アクセス
環境を提供することができる。
本発明を適用した上記の各実施形態は、このような統合ユーザインタフェース環境を構
築するための開発環境を提供するものであり、開発効率を上げるとともに、開発者の負担
を軽減するものである。上記各実施形態によれば、複数の子会社や支店を管理する企業に
おける企業内業務情報システムの統合化や、複数のWWWサーバによる銀行口座紹介シス
テムを一つに統合して提供する資産情報一覧システム等の構築に好適な開発環境を提供す
ることができる。
なお、上記第一の実施形態でも記載したが、各実施形態においては、HTMLソースあ
るいは、JSPソースをそれぞれ例にあげ、説明しているが、本発明の実施形態はこれに
限られない。上述のように、所定のデータを抽出可能な構造を有するものであればよい。
図1は、第一の実施形態の全体のシステム構成を表すブロック図である。 図2は、第一の実施形態の統合ページの対象となる既存WWWページのHTMLソースの一例を示す図である。 図3は、第一の実施形態の抽出データに蓄積されるデータのデータ構造の一例を示す図である。 図4は、第一の実施形態のデータ抽出定義情報の一例を示す図である。 図5は、第一の実施形態のデータ抽出定義情報生成装置の機能構成と、データ抽出定義情報の自動生成処理を説明するための図である。 図6は、第一の実施形態のマーク付ページの一例を示す図である。 図7は、第一の実施形態のマーク付ページからデータ抽出定義情報を生成する処理の流れを示した処理フローである。 図8は、第二の実施形態の自動生成したマーク付ページの一例を示す図である。 図9は、第二の実施形態のマーク付ページを自動生成する処理の流れを示した処理フローである。 図10は、第三の実施形態の2つの既存WWWページサンプルのHTMLソースの比較を説明するための図である。 図11は、第三の実施形態のマーク付ページを自動生成する処理の流れを示した処理フローである。 図12は、第三の実施形態の自動生成したマーク付ページの一例を示す図である。 図13は、第四の実施形態のJSPソースの一例を示す図である。
符号の説明
10:ユーザインタフェース統合装置、100:データ抽出定義情報生成装置、100a
:入力受付部、100b:マーク付与部、100c:データ抽出定義情報生成部、101
:クライアント通信部、102:データ抽出オブジェクト、1021:データ抽出部、1
022:データ抽出定義情報、1023:抽出データ、1024:サーバ通信部、20:
WWWクライアント、30:WWWサーバ、40:HTMLソース、41:HTMLソー
ス、42:HTMLソース、50:マーク付けページ、51:マーク付けページ、52:
マーク付けページ
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