JP2006062764A - 給紙方法および給紙装置 - Google Patents
給紙方法および給紙装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006062764A JP2006062764A JP2004243877A JP2004243877A JP2006062764A JP 2006062764 A JP2006062764 A JP 2006062764A JP 2004243877 A JP2004243877 A JP 2004243877A JP 2004243877 A JP2004243877 A JP 2004243877A JP 2006062764 A JP2006062764 A JP 2006062764A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- lift plate
- sheet
- tray
- fed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
【課題】厚紙を確実に1枚ずつ給送することができると同時に,普通紙を,ビビリ音を発生させずに給送できるようにする。
【解決手段】積層された用紙のうちの最上位の用紙と当接して最上位の用紙を給送する給紙ローラ90と,給紙ローラ90に当接して最上位の用紙と次位の用紙とを分離するリタードローラ130と,給紙ローラ90により給送されるべき用紙を支持しかつ用紙の前部S1を給紙ローラに押圧するリフト板111とを備えた給紙装置による給紙方法であり,用紙が普通紙である場合には,リフト板111を押圧状態にしたままで給紙し,用紙が厚紙である場合には,厚紙を1枚給紙する毎にリフト板111をアップダウンさせて給紙する。
【選択図】図2
【解決手段】積層された用紙のうちの最上位の用紙と当接して最上位の用紙を給送する給紙ローラ90と,給紙ローラ90に当接して最上位の用紙と次位の用紙とを分離するリタードローラ130と,給紙ローラ90により給送されるべき用紙を支持しかつ用紙の前部S1を給紙ローラに押圧するリフト板111とを備えた給紙装置による給紙方法であり,用紙が普通紙である場合には,リフト板111を押圧状態にしたままで給紙し,用紙が厚紙である場合には,厚紙を1枚給紙する毎にリフト板111をアップダウンさせて給紙する。
【選択図】図2
Description
本発明は,トレイに積層された用紙(普通紙,厚紙,葉書,封筒,OHPシート,その他の記録材)を一枚ずつ画像形成装置等に給送する給紙方法および給紙装置に関するものである。
従来,積層された用紙のうちの最上位の用紙と当接して当該最上位の用紙を給送する給紙ローラと,この給紙ローラに当接して前記最上位の用紙と次位の用紙とを分離するリタードローラとを備えた給紙装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
また,給紙ローラにより給送されるべき用紙を支持しかつ用紙の前部を給紙ローラに押圧するリフト板と,このリフト板をアップダウンさせるリフト板アップダウン機構とを備えた給紙装置も知られており,その給紙方法としては,用紙の種類に関係なく,リフト板を押圧状態にしたままで複数枚の用紙を連続して給紙する方法と,同じく用紙の種類に関係なく,用紙を1枚給紙する毎にリフト板をアップダウンさせて給紙する方法とが知られている。
特開2004−123359号公報
また,給紙ローラにより給送されるべき用紙を支持しかつ用紙の前部を給紙ローラに押圧するリフト板と,このリフト板をアップダウンさせるリフト板アップダウン機構とを備えた給紙装置も知られており,その給紙方法としては,用紙の種類に関係なく,リフト板を押圧状態にしたままで複数枚の用紙を連続して給紙する方法と,同じく用紙の種類に関係なく,用紙を1枚給紙する毎にリフト板をアップダウンさせて給紙する方法とが知られている。
上述した従来技術のうち,用紙の種類に関係なくリフト板を押圧状態にしたままで複数枚の用紙を連続して給紙する技術では,用紙が厚紙(厚紙の他,葉書,封筒,OHPシート等を含む)の場合,リタードローラのトルクリミッタの反動によって次位の用紙に後ずさりが生じやすくなり,結果として用紙の重送や不送が生じやすくなることがある。
一方,用紙の種類に関係なく,用紙を1枚給紙する毎にリフト板をアップダウンさせて給紙する技術では,用紙が普通紙(薄紙を含む)の場合,最上位の用紙の給送時にリフト板がダウン状態となって用紙に対する支持が解除された状態となるため,給紙ローラとリタードローラとの挟圧部近くにおいて用紙が細かに振動し,ビビリ音(騒音)が発生することがある。
本発明の目的は,以上のような問題を解決し,厚紙を確実に1枚ずつ給送することができると同時に,普通紙を,ビビリ音を発生させずに給送することができる給紙方法および給紙装置を提供することにある。
一方,用紙の種類に関係なく,用紙を1枚給紙する毎にリフト板をアップダウンさせて給紙する技術では,用紙が普通紙(薄紙を含む)の場合,最上位の用紙の給送時にリフト板がダウン状態となって用紙に対する支持が解除された状態となるため,給紙ローラとリタードローラとの挟圧部近くにおいて用紙が細かに振動し,ビビリ音(騒音)が発生することがある。
本発明の目的は,以上のような問題を解決し,厚紙を確実に1枚ずつ給送することができると同時に,普通紙を,ビビリ音を発生させずに給送することができる給紙方法および給紙装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の給紙方法は,積層された用紙のうちの最上位の用紙と当接して当該最上位の用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラに当接して前記最上位の用紙と次位の用紙とを分離するリタードローラと,
前記給紙ローラにより給送されるべき用紙を支持しかつ用紙の前部を前記給紙ローラに押圧するリフト板とを備えた給紙装置による給紙方法であって,
前記用紙が普通紙である場合には,前記リフト板を押圧状態にしたままで給紙し,
前記用紙が厚紙である場合には,当該厚紙を1枚給紙する毎に前記リフト板をアップダウンさせて給紙することを特徴とする。
また,本発明の給紙装置は,積層された用紙のうちの最上位の用紙と当接して当該最上位の用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラに当接して前記最上位の用紙と次位の用紙とを分離するリタードローラと,
前記給紙ローラにより給送されるべき用紙を支持しかつ用紙の前部を前記給紙ローラに押圧するリフト板と,
このリフト板をアップダウンさせるリフト板アップダウン機構と,
前記用紙が普通紙である場合に,前記リフト板アップダウン機構により前記リフト板を押圧状態にしたままで給紙する普通紙モードと,
前記用紙が厚紙である場合に,前記リフト板アップダウン機構により厚紙を1枚給紙する毎に前記リフト板をアップダウンさせて給紙する厚紙モードと,
前記普通紙モード,厚紙モードのいずれかを選択するコントローラと,
を備えていることを特徴とする。
このような構成によれば,給送される用紙が普通紙である場合には,リフト板が押圧状態となったままで給紙されるので,最上位の用紙の給送時にリフト板が押圧状態(アップ状態)となって用紙に対する支持状態が得られる。
したがって,給紙ローラとリタードローラとの挟圧部近くにおける用紙の細かな振動が抑制され,ビビリ音(騒音)の発生が抑制されることとなる。
しかも,給送される用紙が普通紙である場合には,リフト板が押圧状態となったままで給紙され,用紙を1枚給紙する毎にリフト板をアップダウンさせる必要がないため,複数枚の普通紙を効率よく連続して給送することが可能となる。
一方,給送される用紙が厚紙である場合には,当該厚紙を1枚給紙する毎にリフト板がアップダウンされるので,リタードローラのトルクリミッタの反動によって次位の用紙に後ずさりが生じたとしても,その次位の用紙の後ずさり量は,前記リフト板のアップダウン動作によって軽減されることとなる。
したがって,用紙が厚紙である場合の重送や不送が生じ難くなる。
以上のように,この発明によれば,厚紙を確実に1枚ずつ給送することができると同時に,普通紙を,ビビリ音を発生させずに給送することが可能となる。
望ましくは,前記給紙装置は,前記リフト板を有しているとともに,水平面に対して傾斜している第1トレイと,この第1トレイの後部に連結され,前記用紙の後部を支持するとともに,前記第1トレイに比べて水平面に対する傾斜角が小さな第2トレイとを備えた構成とし,この第2トレイにおける用紙支持面が,前記第1トレイに積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の前記リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面と,前記第1トレイに1枚の用紙が支持された際の前記リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面とのなす角度の範囲内にある構成とする。
このような構成とすれば,第1トレイに積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の,第2トレイにおける用紙支持面は,リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面が水平面に対してなす角度と同一角度をなす傾斜面となるか,あるいは水平面に対する傾斜角がより小さな傾斜面をなすこととなる。
したがって,リフト板が用紙前部をリフトアップした際,リフト板の用紙支持面と第2トレイにおける用紙支持面とが,下に凹む「く」の字状に屈曲するということが無くなり,結果として,積層されている用紙が厚紙であったとしても両端支持状態とはならなくなるので,不送が生じ難くなる。
一方,第1トレイに1枚の用紙が支持された際の,第2トレイにおける用紙支持面は,リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面が水平面に対してなす角度と同一角度をなす傾斜面となるか,あるいは水平面に対する傾斜角がより大きな傾斜面をなすこととなる。
したがって,第1トレイ(および第2トレイ)に複数枚の用紙がセットされている場合において,トルクリミッタ付きのリタードローラを用いることにより,トルクリミッタの反動によって次位の用紙に後ずさりを生じさせる力が作用したとしても,用紙が前記傾斜面(あるいは用紙上面)に沿って滑りやすくなることから用紙の重送や不送が生じ難くなる。
よって,この給紙装置によれば,複数枚の用紙を最後の一枚に至るまで確実に一枚ずつ給送することが可能となるという効果がさらに得られる。
望ましくは,前記用紙が厚紙である場合のリフト板のアップダウンは,厚紙を1枚給紙した後,その厚紙の後端が前記給紙ローラとリタードローラとの当接部を通過する前にリフト板をダウンさせ,次の厚紙の給紙を開始する前に,リフト板をアップさせる構成とする。
このように構成すれば,厚紙の後端が給紙ローラとリタードローラとの当接部を通過する前にリフト板がダウンしている状態となるので,リタードローラのトルクリミッタの反動による次位の用紙の後ずさりを確実に防止することができる。
この給紙ローラに当接して前記最上位の用紙と次位の用紙とを分離するリタードローラと,
前記給紙ローラにより給送されるべき用紙を支持しかつ用紙の前部を前記給紙ローラに押圧するリフト板とを備えた給紙装置による給紙方法であって,
前記用紙が普通紙である場合には,前記リフト板を押圧状態にしたままで給紙し,
前記用紙が厚紙である場合には,当該厚紙を1枚給紙する毎に前記リフト板をアップダウンさせて給紙することを特徴とする。
また,本発明の給紙装置は,積層された用紙のうちの最上位の用紙と当接して当該最上位の用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラに当接して前記最上位の用紙と次位の用紙とを分離するリタードローラと,
前記給紙ローラにより給送されるべき用紙を支持しかつ用紙の前部を前記給紙ローラに押圧するリフト板と,
このリフト板をアップダウンさせるリフト板アップダウン機構と,
前記用紙が普通紙である場合に,前記リフト板アップダウン機構により前記リフト板を押圧状態にしたままで給紙する普通紙モードと,
前記用紙が厚紙である場合に,前記リフト板アップダウン機構により厚紙を1枚給紙する毎に前記リフト板をアップダウンさせて給紙する厚紙モードと,
前記普通紙モード,厚紙モードのいずれかを選択するコントローラと,
を備えていることを特徴とする。
このような構成によれば,給送される用紙が普通紙である場合には,リフト板が押圧状態となったままで給紙されるので,最上位の用紙の給送時にリフト板が押圧状態(アップ状態)となって用紙に対する支持状態が得られる。
したがって,給紙ローラとリタードローラとの挟圧部近くにおける用紙の細かな振動が抑制され,ビビリ音(騒音)の発生が抑制されることとなる。
しかも,給送される用紙が普通紙である場合には,リフト板が押圧状態となったままで給紙され,用紙を1枚給紙する毎にリフト板をアップダウンさせる必要がないため,複数枚の普通紙を効率よく連続して給送することが可能となる。
一方,給送される用紙が厚紙である場合には,当該厚紙を1枚給紙する毎にリフト板がアップダウンされるので,リタードローラのトルクリミッタの反動によって次位の用紙に後ずさりが生じたとしても,その次位の用紙の後ずさり量は,前記リフト板のアップダウン動作によって軽減されることとなる。
したがって,用紙が厚紙である場合の重送や不送が生じ難くなる。
以上のように,この発明によれば,厚紙を確実に1枚ずつ給送することができると同時に,普通紙を,ビビリ音を発生させずに給送することが可能となる。
望ましくは,前記給紙装置は,前記リフト板を有しているとともに,水平面に対して傾斜している第1トレイと,この第1トレイの後部に連結され,前記用紙の後部を支持するとともに,前記第1トレイに比べて水平面に対する傾斜角が小さな第2トレイとを備えた構成とし,この第2トレイにおける用紙支持面が,前記第1トレイに積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の前記リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面と,前記第1トレイに1枚の用紙が支持された際の前記リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面とのなす角度の範囲内にある構成とする。
このような構成とすれば,第1トレイに積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の,第2トレイにおける用紙支持面は,リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面が水平面に対してなす角度と同一角度をなす傾斜面となるか,あるいは水平面に対する傾斜角がより小さな傾斜面をなすこととなる。
したがって,リフト板が用紙前部をリフトアップした際,リフト板の用紙支持面と第2トレイにおける用紙支持面とが,下に凹む「く」の字状に屈曲するということが無くなり,結果として,積層されている用紙が厚紙であったとしても両端支持状態とはならなくなるので,不送が生じ難くなる。
一方,第1トレイに1枚の用紙が支持された際の,第2トレイにおける用紙支持面は,リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面が水平面に対してなす角度と同一角度をなす傾斜面となるか,あるいは水平面に対する傾斜角がより大きな傾斜面をなすこととなる。
したがって,第1トレイ(および第2トレイ)に複数枚の用紙がセットされている場合において,トルクリミッタ付きのリタードローラを用いることにより,トルクリミッタの反動によって次位の用紙に後ずさりを生じさせる力が作用したとしても,用紙が前記傾斜面(あるいは用紙上面)に沿って滑りやすくなることから用紙の重送や不送が生じ難くなる。
よって,この給紙装置によれば,複数枚の用紙を最後の一枚に至るまで確実に一枚ずつ給送することが可能となるという効果がさらに得られる。
望ましくは,前記用紙が厚紙である場合のリフト板のアップダウンは,厚紙を1枚給紙した後,その厚紙の後端が前記給紙ローラとリタードローラとの当接部を通過する前にリフト板をダウンさせ,次の厚紙の給紙を開始する前に,リフト板をアップさせる構成とする。
このように構成すれば,厚紙の後端が給紙ローラとリタードローラとの当接部を通過する前にリフト板がダウンしている状態となるので,リタードローラのトルクリミッタの反動による次位の用紙の後ずさりを確実に防止することができる。
以下,本発明に係る給紙方法および給紙装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は,本発明に係る給紙方法および給紙装置の一実施の形態を用いたカラー画像形成装置の一例の内部構造を示す概略正面図である。
この画像形成装置は,A4サイズの用紙(レターサイズ含む)を縦送りしてその両面にフルカラー画像を形成することのできるカラー画像形成装置であり,ケース10と,このケース10内に収容された,像担持体ユニット20と,露光手段としての露光ユニット30と,現像手段としての現像器(現像装置)40と,中間転写体ユニット50と,定着手段としての定着ユニット(定着器)60とを備えている。
ケース10には装置本体の図示しないフレームが設けられており,このフレームに各ユニット等が取り付けられている。
図1は,本発明に係る給紙方法および給紙装置の一実施の形態を用いたカラー画像形成装置の一例の内部構造を示す概略正面図である。
この画像形成装置は,A4サイズの用紙(レターサイズ含む)を縦送りしてその両面にフルカラー画像を形成することのできるカラー画像形成装置であり,ケース10と,このケース10内に収容された,像担持体ユニット20と,露光手段としての露光ユニット30と,現像手段としての現像器(現像装置)40と,中間転写体ユニット50と,定着手段としての定着ユニット(定着器)60とを備えている。
ケース10には装置本体の図示しないフレームが設けられており,このフレームに各ユニット等が取り付けられている。
像担持体ユニット20は,外周面に感光層を有する感光体21と,この感光体21の外周面を一様に帯電させる帯電手段としてのコロナ帯電器(スコロトロン帯電器)22とを有しており,このコロナ帯電器22により一様に帯電させられた感光体21の外周面を露光ユニット30からのレーザー光Lで選択的に露光して静電潜像を形成し,この静電潜像に現像器40で現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とし,このトナー像を中間転写体ユニット50の中間転写ベルト51に一次転写部T1で一次転写し,さらに,二次転写部T2で,転写対象である用紙に二次転写させるようになっている。
ケース10内には,上記二次転写部T2により片面に画像が形成された用紙をケース10上面の用紙排出部(排紙トレイ部)15に向けて搬送する搬送路16と,この搬送路16により用紙排出部15に向けて搬送された用紙をスイッチバックさせて他面にも画像を形成すべく前記二次転写部T2に向けて返送する返送路17とが設けられている。
70は,装置本体に対して着脱可能に構成された両面ユニットであり,この両面ユニット70が装着されることによって前記返送路17が形成される。
ケース10の下部には,複数枚の用紙を積層保持する給紙カセット18が2段設けられており,その用紙を一枚ずつ上記二次転写部T2に向けて給送する給紙ローラ19がそれぞれ設けられている。
70は,装置本体に対して着脱可能に構成された両面ユニットであり,この両面ユニット70が装着されることによって前記返送路17が形成される。
ケース10の下部には,複数枚の用紙を積層保持する給紙カセット18が2段設けられており,その用紙を一枚ずつ上記二次転写部T2に向けて給送する給紙ローラ19がそれぞれ設けられている。
上記両面ユニット70の下方には,本発明に係る給紙装置80をなすマルチパーパーストレイ100が設けられており,このマルチパーパーストレイ100にセットされた用紙を一枚ずつ給送する給紙ローラ90が装置本体に設けられている。
この給紙装置80については,後に詳しく説明する。
この給紙装置80については,後に詳しく説明する。
現像器40はロータリ現像器(ロータリ現像装置)であり,回転体本体41に対して,それぞれトナーが収容された複数の現像器カートリッジ(図示せず)が着脱可能に装着されている。回転体本体41が矢印R方向に90度ピッチで回転することによって,各現像器カートリッジが備えている現像ローラ(図示せず)を感光体21に選択的に当接させ,感光体21の表面を選択的に現像することが可能となっている。
露光ユニット30は,上記レーザー光Lを感光体21に向けて照射する。
中間転写体ユニット50は,図示しないユニットフレームと,このフレームで回転可能に支持された駆動ローラ54と複数本の従動ローラに掛け回されて張架された前記中間転写ベルト51とを備えており,中間転写ベルト51が図示矢印方向に循環駆動される。感光体21と中間転写ベルト51との当接部において前記一次転写部T1が形成されており,駆動ローラと本体側に設けられた二次転写ローラ10bとの圧接部において前記二次転写部T2が形成される。
二次転写ローラ10bは,前記駆動ローラ54に対して(したがって中間転写ベルト51に対して)接離可能であり,接触した際に二次転写部T2が形成される。
したがって,カラー画像を形成する際には,二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51から離間している状態で中間転写ベルト51上において複数色のトナー像が重ね合わされてカラー画像が形成され,その後,二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51に当接し,その当接部(二次転写部T2)に用紙が供給されることによって中間転写ベルト51上から用紙上にカラー画像(トナー像)が転写(二次転写)されることとなる。
トナー像が転写された用紙は,定着ユニット60を通ることでトナー像が溶融定着され,上記排紙トレイ部15に向けて排出される。
中間転写体ユニット50は,図示しないユニットフレームと,このフレームで回転可能に支持された駆動ローラ54と複数本の従動ローラに掛け回されて張架された前記中間転写ベルト51とを備えており,中間転写ベルト51が図示矢印方向に循環駆動される。感光体21と中間転写ベルト51との当接部において前記一次転写部T1が形成されており,駆動ローラと本体側に設けられた二次転写ローラ10bとの圧接部において前記二次転写部T2が形成される。
二次転写ローラ10bは,前記駆動ローラ54に対して(したがって中間転写ベルト51に対して)接離可能であり,接触した際に二次転写部T2が形成される。
したがって,カラー画像を形成する際には,二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51から離間している状態で中間転写ベルト51上において複数色のトナー像が重ね合わされてカラー画像が形成され,その後,二次転写ローラ10bが中間転写ベルト51に当接し,その当接部(二次転写部T2)に用紙が供給されることによって中間転写ベルト51上から用紙上にカラー画像(トナー像)が転写(二次転写)されることとなる。
トナー像が転写された用紙は,定着ユニット60を通ることでトナー像が溶融定着され,上記排紙トレイ部15に向けて排出される。
画像形成部への用紙の給送は,上述した2段の給紙カセット18,マルチパーパーストレイ100のうちの1つから選択的になされる。
通常,給紙カセット18には,普通紙等が定常的にセットされるが,マルチパーパーストレイ100には,必要に応じて,種々の用紙がセットされる。すなわち,マルチパーパーストレイ100には,ユーザーの必要に応じて,普通紙(薄紙を含む),厚紙(厚紙の他,葉書,封筒,OHPシートを含む),その他の記録材が適宜セットされる。
通常,給紙カセット18には,普通紙等が定常的にセットされるが,マルチパーパーストレイ100には,必要に応じて,種々の用紙がセットされる。すなわち,マルチパーパーストレイ100には,ユーザーの必要に応じて,普通紙(薄紙を含む),厚紙(厚紙の他,葉書,封筒,OHPシートを含む),その他の記録材が適宜セットされる。
図2は図1の部分拡大図であり,給紙装置80の正面図である。また,図3はその要部の平面図ある。
これらの図(主として図2)に示すように,給紙装置80は,積層された用紙Sのうちの最上位の用紙と当接して当該最上位の用紙を給送する給紙ローラ90と,この給紙ローラ90により給送されるべき用紙の前部S1を支持し,かつ用紙の前部S1を前記給紙ローラ90に押圧するリフト板111を有しているとともに,水平面Hに対して傾斜(傾斜角をθ1で示す)している第1トレイ110と,この第1トレイ110の後部に連結され,前記用紙Sの後部S2を支持するとともに,前記第1トレイ110に比べて水平面Hに対する傾斜角θ2が小さな第2トレイ120とを備えている。
そして,この第2トレイ120における用紙支持面121が,前記第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の前記リフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1と,前記第1トレイ110に1枚の用紙が支持された際の前記リフト板111のリフトアップ位置111bにおける当該リフト板111の用紙支持面111b1とのなす角度θの範囲内にあるように構成されている。
これらの図(主として図2)に示すように,給紙装置80は,積層された用紙Sのうちの最上位の用紙と当接して当該最上位の用紙を給送する給紙ローラ90と,この給紙ローラ90により給送されるべき用紙の前部S1を支持し,かつ用紙の前部S1を前記給紙ローラ90に押圧するリフト板111を有しているとともに,水平面Hに対して傾斜(傾斜角をθ1で示す)している第1トレイ110と,この第1トレイ110の後部に連結され,前記用紙Sの後部S2を支持するとともに,前記第1トレイ110に比べて水平面Hに対する傾斜角θ2が小さな第2トレイ120とを備えている。
そして,この第2トレイ120における用紙支持面121が,前記第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の前記リフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1と,前記第1トレイ110に1枚の用紙が支持された際の前記リフト板111のリフトアップ位置111bにおける当該リフト板111の用紙支持面111b1とのなす角度θの範囲内にあるように構成されている。
130は,前記給紙ローラ90に当接する,トルクリミッタ付きのリタードローラであり,このリタードローラ130によって前記最上位の用紙と次位の用紙とが分離される。
リタードローラ130は固定軸131にトルクリミッタ132(図3参照)を介して回転可能に取り付けられており,トルクリミッタ132に内装されているスプリングによって,常時矢印方向(給紙ローラ90と同方向であり図2において時計方向)へ付勢されている。
したがって,給紙ローラ90によって,最上位の用紙が送られようとするとき,これとともに次位以下の用紙が送られようとすると,トルクリミッタ132による負荷トルクでリタードローラ130の回転が阻害されて次位の用紙の給送が阻害され,最上位の用紙のみが給紙ローラ90とリタードローラ130の間に挟圧されて上記トルクリミッタ132の上限トルクを上回ると,リタードローラ130が給紙ローラ90に最上位の用紙を介して従動し,これによって最上位の用紙のみが給送されることとなる。
リタードローラ130は固定軸131にトルクリミッタ132(図3参照)を介して回転可能に取り付けられており,トルクリミッタ132に内装されているスプリングによって,常時矢印方向(給紙ローラ90と同方向であり図2において時計方向)へ付勢されている。
したがって,給紙ローラ90によって,最上位の用紙が送られようとするとき,これとともに次位以下の用紙が送られようとすると,トルクリミッタ132による負荷トルクでリタードローラ130の回転が阻害されて次位の用紙の給送が阻害され,最上位の用紙のみが給紙ローラ90とリタードローラ130の間に挟圧されて上記トルクリミッタ132の上限トルクを上回ると,リタードローラ130が給紙ローラ90に最上位の用紙を介して従動し,これによって最上位の用紙のみが給送されることとなる。
図1に示すように,マルチパーパーストレイ100(したがって第1トレイ110)は,軸101によって,画像形成装置の本体ケース10の側面カバー102に対して開閉可能に取り付けられている。なお,側面カバー102は,軸103で画像形成装置本体に対して開閉可能に構成されている。図1は,側面カバー102が閉じられ,かつマルチパーパーストレイ100が開かれて使用可能となっている状態を示している。
図2および図3に示すように,第1トレイ110は,略箱形のトレイ本体112と,このトレイ本体112の両側板113に軸114で回動可能に取り付けられた上記リフト板111とを備えている。
図2および図3に示すように,第1トレイ110は,略箱形のトレイ本体112と,このトレイ本体112の両側板113に軸114で回動可能に取り付けられた上記リフト板111とを備えている。
図1に示すように,画像形成装置本体にはリフト板111を押し上げる押上板91が設けられている。押上板91の基部は画像形成装置本体に取り付けられおり,押上板91の先端は,リフト板111の下方に入り込んでいる。
押上板91には,これを常時押上方向に付勢する図示しない付勢部材(例えば引っ張りバネ)が設けられており,マルチパーパーストレイ100(したがって第1トレイ110)が図1に示すように開かれた際,押上板91の先端はリフト板111を常時上方に付勢し,これによって用紙の先端部分が給紙ローラ90に向けて押圧されるが,画像形成装置本体には,リフト板111をアップダウンさせるリフト板アップダウン機構をなすカム(例えば偏心カム)92(図3参照)が設けられており,このカム92によって押上板91が押し下げられると,リフト板111による用紙の給紙ローラ90に対する押圧が解除されてリフト板111が下動するようになっている。
押上板91には,これを常時押上方向に付勢する図示しない付勢部材(例えば引っ張りバネ)が設けられており,マルチパーパーストレイ100(したがって第1トレイ110)が図1に示すように開かれた際,押上板91の先端はリフト板111を常時上方に付勢し,これによって用紙の先端部分が給紙ローラ90に向けて押圧されるが,画像形成装置本体には,リフト板111をアップダウンさせるリフト板アップダウン機構をなすカム(例えば偏心カム)92(図3参照)が設けられており,このカム92によって押上板91が押し下げられると,リフト板111による用紙の給紙ローラ90に対する押圧が解除されてリフト板111が下動するようになっている。
図3に示すように,リフト板111には,その幅方向(図3において上下方向)にスライド可能なサイドガイド115,116が取り付けられている。サイドガイドは給送される用紙の側縁を案内するためのものである。サイドガイド115,116には,その底部にラック117が一体的に設けられており,これらラック117同士がリフト板111に設けられた歯車118と噛み合っている。したがって,一方のサイドガイド115または116をスライドさせると他方のサイドガイドも同じくスライドし,用紙の中央が給紙ローラ90の位置に一致するようになっている。
第2トレイ120は,第1トレイ110内に(リフト板111の下方に)収納可能であり,かつ引出可能に構成されている。
図2に示すように,第2トレイ120を第1トレイ110から引き出した際,第2トレイ120の先端下部両端に設けられている突起122が,第1トレイ110の側板113の内面に設けられているリブ119の先端と当接することで,すっぽ抜けが防止され,また,図3に示すように,第2トレイ120の両側部に設けられたリブ123が第1トレイ110に設けられた上記リブ119と当接することによって,その傾斜角度が規定されるようになっている。
そして上述したように,第2トレイ120における用紙支持面121は,第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際のリフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1と,第1トレイ110に1枚の用紙が支持された際のリフト板111のリフトアップ位置111bにおけるリフト板111の用紙支持面111b1とのなす角度θの範囲内にある。
図2に示すように,第2トレイ120を第1トレイ110から引き出した際,第2トレイ120の先端下部両端に設けられている突起122が,第1トレイ110の側板113の内面に設けられているリブ119の先端と当接することで,すっぽ抜けが防止され,また,図3に示すように,第2トレイ120の両側部に設けられたリブ123が第1トレイ110に設けられた上記リブ119と当接することによって,その傾斜角度が規定されるようになっている。
そして上述したように,第2トレイ120における用紙支持面121は,第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際のリフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1と,第1トレイ110に1枚の用紙が支持された際のリフト板111のリフトアップ位置111bにおけるリフト板111の用紙支持面111b1とのなす角度θの範囲内にある。
図2および図3に示すように,第2トレイ120の後部には,補助トレイ124が軸125で回動可能に連結されている。補助トレイ124は軸125回りに180度回動可能である。図2および図3は補助トレイ124が開かれた状態を示しているが,補助トレイ124は,これを180度回動させて,第2トレイ120の上面凹部126(図3参照)に収納可能である。補助トレイ124は,リーガルサイズの用紙を支持する際に,開かれて用いられる。
この実施の形態の給紙方法は,以上のような給紙装置80による給紙方法であって,用紙Sが普通紙である場合には,リフト板111を押圧状態にしたままで給紙し,用紙Sが厚紙である場合には,当該厚紙を1枚給紙する毎にリフト板111をアップダウンさせて給紙する方法である。
用紙が厚紙である場合のリフト板111のアップダウンは,厚紙を1枚給紙した後,その厚紙の後端が給紙ローラ90とリタードローラ130との当接部を通過する前にリフト板111をダウンさせ,次位の厚紙の給紙を開始する前に,リフト板111をアップさせる。
また,給紙装置80は,用紙Sが普通紙である場合に,リフト板アップダウン機構92によりリフト板111を押圧状態にしたままで給紙する普通紙モードと,用紙Sが厚紙である場合に,リフト板アップダウン機構92により厚紙を1枚給紙する毎にリフト板111をアップダウンさせて給紙する厚紙モードと,前記普通紙モード,厚紙モードのいずれかを選択するコントローラとを備えている。
用紙が厚紙である場合のリフト板111のアップダウンは,厚紙を1枚給紙した後,その厚紙の後端が給紙ローラ90とリタードローラ130との当接部を通過する前にリフト板111をダウンさせ,次位の厚紙の給紙を開始する前に,リフト板111をアップさせる。
また,給紙装置80は,用紙Sが普通紙である場合に,リフト板アップダウン機構92によりリフト板111を押圧状態にしたままで給紙する普通紙モードと,用紙Sが厚紙である場合に,リフト板アップダウン機構92により厚紙を1枚給紙する毎にリフト板111をアップダウンさせて給紙する厚紙モードと,前記普通紙モード,厚紙モードのいずれかを選択するコントローラとを備えている。
図4は給紙装置80のブロック図,図5は給紙方法を示すフローチャートである。
図4に示すように,給紙装置80は,画像形成装置全体の制御を行うコントローラ200と,このコントローラ200によって駆動制御されるモータ201と,このモータ201と前記給紙ローラ90の駆動機構93との間に介装され,オン/オフが前記コントローラ200によって制御される第1ステップクラッチ211と,前記モータ201と前記リフト板アップダウン機構(カム)92との間に介装され,オン/オフが前記コントローラ200によって制御される第2ステップクラッチ212と,上記給紙ローラ90の駆動機構93と,上記リフト板アップダウン機構(カム)92とを備えている。
上記普通紙モードと厚紙モードは,コントローラ200が備えるメモリに格納されている。
図4に示すように,給紙装置80は,画像形成装置全体の制御を行うコントローラ200と,このコントローラ200によって駆動制御されるモータ201と,このモータ201と前記給紙ローラ90の駆動機構93との間に介装され,オン/オフが前記コントローラ200によって制御される第1ステップクラッチ211と,前記モータ201と前記リフト板アップダウン機構(カム)92との間に介装され,オン/オフが前記コントローラ200によって制御される第2ステップクラッチ212と,上記給紙ローラ90の駆動機構93と,上記リフト板アップダウン機構(カム)92とを備えている。
上記普通紙モードと厚紙モードは,コントローラ200が備えるメモリに格納されている。
コントローラ200は,この実施の形態の画像形成装置が接続されるパーソナルコンピュータP・Cに接続されている。
この実施の形態では,パーソナルコンピュータP・Cにインストールされているプリンタドライバの設定画面上で,ユーザーが使用する用紙の種類として「普通紙」または「厚紙」が選択されると,それに応じて,図5に示すように,コントローラ200が上記普通紙モード,厚紙モードのいずれかを選択して,その選択したモードで給紙装置80を作動させるようになっている。なお,この選択は,画像形成装置が備える操作パネル上でのユーザの操作によってなされるようにすることもできる。
この実施の形態では,パーソナルコンピュータP・Cにインストールされているプリンタドライバの設定画面上で,ユーザーが使用する用紙の種類として「普通紙」または「厚紙」が選択されると,それに応じて,図5に示すように,コントローラ200が上記普通紙モード,厚紙モードのいずれかを選択して,その選択したモードで給紙装置80を作動させるようになっている。なお,この選択は,画像形成装置が備える操作パネル上でのユーザの操作によってなされるようにすることもできる。
以下,給紙装置80の作動について,主として図5を参照して説明する。
(i)コントローラ200は,パーソナルコンピュータP・Cから印字指令信号(したがって印字データ)が送られてくると,ステップS1を経てステップS2で,その印字データが普通紙用のデータなのか厚紙用のデータなのかを判断する。この判断は,前述しように,ユーザーがパーソナルコンピュータP・C上で,用紙の種類として「普通紙」または「厚紙」を選択したことに対応してなされる。
なお,印字データが入力されない場合には印字データが入力されるのを待つ待機状態となる。
(i)コントローラ200は,パーソナルコンピュータP・Cから印字指令信号(したがって印字データ)が送られてくると,ステップS1を経てステップS2で,その印字データが普通紙用のデータなのか厚紙用のデータなのかを判断する。この判断は,前述しように,ユーザーがパーソナルコンピュータP・C上で,用紙の種類として「普通紙」または「厚紙」を選択したことに対応してなされる。
なお,印字データが入力されない場合には印字データが入力されるのを待つ待機状態となる。
(ii)コントローラ200は,上記ステップS2で画像データが普通紙用であると判断した場合,ステップS3で普通紙モードを選択し,ステップS4で,モータ201および第2ステップクラッチ212(図4参照)をONし,カム92(図3参照)による押上板91への押圧を解除してリフト板111によって用紙Sを給紙ローラ90に押圧し,その状態を維持したまま,第1ステップクラッチ211をONして給紙ローラ90を回転させ,上記印字データによる印字(画像形成)が全て終了するまで,用紙を画像形成装置の画像形成部へ向けて給送する。
したがって,印字データが複数枚の用紙にわたる場合,リフト板111が押圧状態となったままで,複数枚の普通紙が連続して給送されることとなる。
なお,全ての印字データの印字のための給紙が終了した後,コントローラ200は第1ステップクラッチ211をオフにし,第2ステップクラッチ212をONしてカム92を回転させ,押上板91を押し下げてリフト板111を下動させ,待機状態となる。
したがって,印字データが複数枚の用紙にわたる場合,リフト板111が押圧状態となったままで,複数枚の普通紙が連続して給送されることとなる。
なお,全ての印字データの印字のための給紙が終了した後,コントローラ200は第1ステップクラッチ211をオフにし,第2ステップクラッチ212をONしてカム92を回転させ,押上板91を押し下げてリフト板111を下動させ,待機状態となる。
(iii)一方,コントローラ200は,上記ステップS2で画像データが厚紙用であると判断した場合,ステップS5で厚紙モードを選択し,ステップS6で,モータ201を稼働させるとともに,第2ステップクラッチ212と第1ステップクラッチ211とを交互にオン/オフし,カム92(図3参照)による押上板91への押圧を解除してリフト板111によって用紙Sを給紙ローラ90に押圧して給紙ローラ90を回転させて給紙を行い,その後,用紙Sの後端が給紙ローラ90とリタードローラ130との当接部(挟圧部)を通過する前に,カム92で押上板91を押圧してリフト板111を下動させる,という動作を,上記印字データによる印字(画像形成)が全て終了するまで繰り返し行う。
したがって,印字データが複数枚の用紙にわたる場合,用紙が厚紙であるときには,厚紙を1枚給紙する毎にカム92によりリフト板111をアップダウンさせて給紙することとなる。
なお,全ての印字データの印字のための給紙が終了した後,コントローラ200は第1ステップクラッチ211をオフにし,第2ステップクラッチ212をONしてカム92を回転させ,押上板91を押し下げてリフト板111を下動させ,待機状態となる。
したがって,印字データが複数枚の用紙にわたる場合,用紙が厚紙であるときには,厚紙を1枚給紙する毎にカム92によりリフト板111をアップダウンさせて給紙することとなる。
なお,全ての印字データの印字のための給紙が終了した後,コントローラ200は第1ステップクラッチ211をオフにし,第2ステップクラッチ212をONしてカム92を回転させ,押上板91を押し下げてリフト板111を下動させ,待機状態となる。
この実施の形態の給紙方法は,積層された用紙のうちの最上位の用紙と当接して当該最上位の用紙を給送する給紙ローラ90と,この給紙ローラ90に当接して前記最上位の用紙と次位の用紙とを分離するリタードローラ130と,前記給紙ローラ90により給送されるべき用紙を支持しかつ用紙の前部を給紙ローラ90に押圧するリフト板111とを備えた給紙装置による給紙方法であって,前記用紙が普通紙である場合には,リフト板111を押圧状態にしたままで給紙し,前記用紙が厚紙である場合には,当該厚紙を1枚給紙する毎にリフト板111をアップダウンさせて給紙する方法であり,
また,この実施の形態の給紙装置は,積層された用紙のうちの最上位の用紙と当接して当該最上位の用紙を給送する給紙ローラ90と,この給紙ローラ90に当接して前記最上位の用紙と次位の用紙とを分離するリタードローラ130と,給紙ローラ90により給送されるべき用紙を支持しかつ用紙の前部を給紙ローラ90に押圧するリフト板111と,このリフト板111をアップダウンさせるリフト板アップダウン機構92と,前記用紙が普通紙である場合に,リフト板アップダウン機構92によりリフト板111を押圧状態にしたままで給紙する普通紙モードと,前記用紙が厚紙である場合に,リフト板アップダウン機構92により厚紙を1枚給紙する毎にリフト板111をアップダウンさせて給紙する厚紙モードと,これら普通紙モード,厚紙モードのいずれかを選択するコントローラ200とを備えている装置であるので,この給紙方法ないし給紙装置80によれば次のような作用効果が得られる。
すなわち,給送される用紙が普通紙である場合には,リフト板111が押圧状態となったままで給紙されるので,最上位の用紙の給送時にリフト板111が押圧状態(アップ状態)となって用紙に対する支持状態が得られる。
したがって,給紙ローラ90とリタードローラ130との挟圧部近くにおける用紙の細かな振動が抑制され,ビビリ音(騒音)の発生が抑制されることとなる。
しかも,給送される用紙が普通紙である場合には,リフト板111が押圧状態となったままで給紙され,用紙を1枚給紙する毎にリフト板111をアップダウンさせる必要がないため,複数枚の普通紙を効率よく連続して給送することが可能となる。
結果として,複数枚の用紙に対する画像形成を高速化することができる。
一方,給送される用紙が厚紙である場合には,当該厚紙を1枚給紙する毎にリフト板111がアップダウンされ,用紙の後端が給紙ローラ90とリタードローラ130との当接部を通過する際にはリフト板111が下がった状態であり,トルクリミッタ132の反動によって次位以下の用紙が後ずさりしない。
したがって,用紙が厚紙である場合の重送や不送が生じ難くなる。
以上のように,この実施の形態によれば,厚紙を確実に1枚ずつ給送することができると同時に,普通紙を,ビビリ音を発生させずに給送することが可能となる。
また,この実施の形態の給紙装置は,積層された用紙のうちの最上位の用紙と当接して当該最上位の用紙を給送する給紙ローラ90と,この給紙ローラ90に当接して前記最上位の用紙と次位の用紙とを分離するリタードローラ130と,給紙ローラ90により給送されるべき用紙を支持しかつ用紙の前部を給紙ローラ90に押圧するリフト板111と,このリフト板111をアップダウンさせるリフト板アップダウン機構92と,前記用紙が普通紙である場合に,リフト板アップダウン機構92によりリフト板111を押圧状態にしたままで給紙する普通紙モードと,前記用紙が厚紙である場合に,リフト板アップダウン機構92により厚紙を1枚給紙する毎にリフト板111をアップダウンさせて給紙する厚紙モードと,これら普通紙モード,厚紙モードのいずれかを選択するコントローラ200とを備えている装置であるので,この給紙方法ないし給紙装置80によれば次のような作用効果が得られる。
すなわち,給送される用紙が普通紙である場合には,リフト板111が押圧状態となったままで給紙されるので,最上位の用紙の給送時にリフト板111が押圧状態(アップ状態)となって用紙に対する支持状態が得られる。
したがって,給紙ローラ90とリタードローラ130との挟圧部近くにおける用紙の細かな振動が抑制され,ビビリ音(騒音)の発生が抑制されることとなる。
しかも,給送される用紙が普通紙である場合には,リフト板111が押圧状態となったままで給紙され,用紙を1枚給紙する毎にリフト板111をアップダウンさせる必要がないため,複数枚の普通紙を効率よく連続して給送することが可能となる。
結果として,複数枚の用紙に対する画像形成を高速化することができる。
一方,給送される用紙が厚紙である場合には,当該厚紙を1枚給紙する毎にリフト板111がアップダウンされ,用紙の後端が給紙ローラ90とリタードローラ130との当接部を通過する際にはリフト板111が下がった状態であり,トルクリミッタ132の反動によって次位以下の用紙が後ずさりしない。
したがって,用紙が厚紙である場合の重送や不送が生じ難くなる。
以上のように,この実施の形態によれば,厚紙を確実に1枚ずつ給送することができると同時に,普通紙を,ビビリ音を発生させずに給送することが可能となる。
さらに,この実施の形態の給紙装置80は,積層された用紙Sのうちの最上位の用紙と当接して当該最上位の用紙を給送する給紙ローラ90と,この給紙ローラ90により給送されるべき用紙の前部S1を支持し,かつ用紙の前部S1を前記給紙ローラ90に押圧するリフト板111を有しているとともに,水平面Hに対して傾斜(傾斜角をθ1で示す)している第1トレイ110と,この第1トレイ110の後部に連結され,前記用紙Sの後部S2を支持するとともに,前記第1トレイ110に比べて水平面Hに対する傾斜角θ2が小さな第2トレイ120とを備え,この第2トレイ120における用紙支持面121が,前記第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の前記リフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1と,前記第1トレイ110に1枚の用紙が支持された際の前記リフト板111のリフトアップ位置111bにおける当該リフト板111の用紙支持面111b1とのなす角度θの範囲内にあるように構成されているので,第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の,第2トレイ120における用紙支持面121は,リフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1が水平面Hに対してなす角度θ3と同一角度をなす傾斜面となるか,あるいは水平面Hに対する傾斜角がより小さな傾斜面をなすこととなる。図示の用紙支持面121は,水平面Hに対する傾斜角θ2が上記角度θ3より小さな角度をなす傾斜面となっている。
したがって,リフト板111が用紙前部S1をリフトアップした際,リフト板111の用紙支持面111a1と第2トレイ120における用紙支持面121とが,下に凹む「く」の字状に屈曲するということが無くなり,結果として,積層されている用紙Sが厚紙であったとしても両端支持状態とはならなくなるので,不送が生じ難くなる。
したがって,リフト板111が用紙前部S1をリフトアップした際,リフト板111の用紙支持面111a1と第2トレイ120における用紙支持面121とが,下に凹む「く」の字状に屈曲するということが無くなり,結果として,積層されている用紙Sが厚紙であったとしても両端支持状態とはならなくなるので,不送が生じ難くなる。
図6は,上記作用を説明するための模式図である。
仮に,図6に示すように,第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の,第2トレイ120における用紙支持面121が,リフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1が水平面Hに対してなす角度θ3よりも大きな角度θ4をなす傾斜面となっていたとすると,リフト板111が用紙前部S1をリフトアップした際,リフト板111の用紙支持面111a1と第2トレイ120における用紙支持面121とが,下に凹む「く」の字状に屈曲した状態となり,積層されている用紙Sが厚紙であると,図示のように両端支持状態となる。
このため,リフト板111によるリフト力(給紙ローラ90に対する押圧力)F1を相殺する方向の力F2が大きくなって,不送が生じやすくなる。
仮に,図6に示すように,第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の,第2トレイ120における用紙支持面121が,リフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1が水平面Hに対してなす角度θ3よりも大きな角度θ4をなす傾斜面となっていたとすると,リフト板111が用紙前部S1をリフトアップした際,リフト板111の用紙支持面111a1と第2トレイ120における用紙支持面121とが,下に凹む「く」の字状に屈曲した状態となり,積層されている用紙Sが厚紙であると,図示のように両端支持状態となる。
このため,リフト板111によるリフト力(給紙ローラ90に対する押圧力)F1を相殺する方向の力F2が大きくなって,不送が生じやすくなる。
これに対し,この発明の実施の形態によれば,上述したように,第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の,第2トレイ120における用紙支持面121が,リフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1が水平面Hに対してなす角度θ3と同一角度をなす傾斜面となるか,あるいは水平面Hに対する傾斜角がより小さな傾斜面をなすこととなるから,リフト板111が用紙前部S1をリフトアップした際,リフト板111の用紙支持面111a1と第2トレイ120における用紙支持面121とが,下に凹む「く」の字状に屈曲するということが無くなり,結果として,積層されている用紙Sが厚紙であったとしても両端支持状態とはならなくなって不送が生じ難くなる。
一方,この発明の実施の形態によれば,第1トレイ110に1枚の用紙が支持された際の,第2トレイ120における用紙支持面121は,リフト板111のリフトアップ位置における当該リフト板111bの用紙支持面111b1が水平面Hに対してなす角度θ2と同一角度をなす傾斜面となるか,あるいは水平面Hに対する傾斜角がより大きな傾斜面をなすこととなる。図2に示した用紙支持面121は,リフト板111bの用紙支持面111b1が水平面Hに対してなす角度θ2と略同一角度をなす傾斜面となっている。
したがって,第1トレイ110および第2トレイ120に複数枚の用紙がセットされている際,リタードローラ130のトルクリミッタの反動によって次位の用紙に後ずさりが生じさせる力が作用したとしても,用紙が前記傾斜面111b1および121(あるいは用紙上面)に沿って滑りやすくなることから用紙の重送や不送が生じ難くなる。
したがって,第1トレイ110および第2トレイ120に複数枚の用紙がセットされている際,リタードローラ130のトルクリミッタの反動によって次位の用紙に後ずさりが生じさせる力が作用したとしても,用紙が前記傾斜面111b1および121(あるいは用紙上面)に沿って滑りやすくなることから用紙の重送や不送が生じ難くなる。
仮に,第1トレイ110に1枚の用紙が支持された際の,第2トレイ120における用紙支持面121が,リフト板111のリフトアップ位置111bにおける当該リフト板111の用紙支持面111b1が水平面Hに対してなす角度θ2に比べて小さな角度をなす傾斜面(図2において時計方向に回動した状態であり例えば上述した従来技術のような水平面)をなしているとすると,第2トレイ120に支持されている用紙後部がトレイに沿って滑り落ちにくくなり,結果として用紙全体がトレイに沿って滑り落ちにくくなる。
このため,第1トレイ110および第2トレイ120に複数枚の用紙がセットされている際,リタードローラ130のトルクリミッタの反動によって次位の用紙に後ずさりが生じやすくなり,結果として,用紙の重送や不送が生じやすくなる。
これに対し,この発明の実施の形態によれば,上述したように,第1トレイ110に1枚の用紙が支持された際の,第2トレイ120における用紙支持面121が,リフト板111のリフトアップ位置における当該リフト板111bの用紙支持面111b1が水平面Hに対してなす角度θ2と同一角度をなす傾斜面となるか,あるいは水平面Hに対する傾斜角がより大きな傾斜面をなすこととなるので,第1トレイ110および第2トレイ120に複数枚の用紙がセットされている際の,リタードローラ130のトルクリミッタの反動による次位の用紙の後ずさりが生じ難くなって用紙の重送や不送が生じ難くなる。
よって,この給紙装置によれば,複数枚の用紙を最後の一枚に至るまで確実に一枚ずつ給送することが可能になるという効果がさらに得られる。
このため,第1トレイ110および第2トレイ120に複数枚の用紙がセットされている際,リタードローラ130のトルクリミッタの反動によって次位の用紙に後ずさりが生じやすくなり,結果として,用紙の重送や不送が生じやすくなる。
これに対し,この発明の実施の形態によれば,上述したように,第1トレイ110に1枚の用紙が支持された際の,第2トレイ120における用紙支持面121が,リフト板111のリフトアップ位置における当該リフト板111bの用紙支持面111b1が水平面Hに対してなす角度θ2と同一角度をなす傾斜面となるか,あるいは水平面Hに対する傾斜角がより大きな傾斜面をなすこととなるので,第1トレイ110および第2トレイ120に複数枚の用紙がセットされている際の,リタードローラ130のトルクリミッタの反動による次位の用紙の後ずさりが生じ難くなって用紙の重送や不送が生じ難くなる。
よって,この給紙装置によれば,複数枚の用紙を最後の一枚に至るまで確実に一枚ずつ給送することが可能になるという効果がさらに得られる。
なお,第1トレイ110に積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の,第2トレイ120における用紙支持面121が,リフト板111のリフトアップ位置111aにおける当該リフト板の用紙支持面111a1が水平面Hに対してなす角度θ3と同一角度をなす傾斜面となるように構成した場合には,用紙が給送されて第1トレイ110上の用紙枚数が減少して行くにつれてリフト板111のリフトアップ位置が上昇して行く(111a位置から111b位置に近づいて行く)こととなるから,第1トレイ110と第2トレイ120とは徐々に下に凹む「く」の字状に屈曲して行く状態となり,したがって,積層されている用紙Sが厚紙であると,これが徐々に両端支持状態となって行くこととなる。
しかしながら,それと同時に一方では,積層されている用紙の枚数も減少して行くため,リフト板111によるリフト力F1を相殺する方向の力F2も減少して行くこととなるので,不送が生じ難くなることに変わりはない。
しかしながら,それと同時に一方では,積層されている用紙の枚数も減少して行くため,リフト板111によるリフト力F1を相殺する方向の力F2も減少して行くこととなるので,不送が生じ難くなることに変わりはない。
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく,本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。
S:用紙,S1:前部,S2:後部,90:給紙ローラ,92:カム(リフト板アップダウン機構),110:第1トレイ,111:リフト板,111a1,111b1:用紙支持面,120:第2トレイ,121:用紙支持面,130:リタードローラ,132:トルクリミッタ,200:コントローラ。
Claims (4)
- 積層された用紙のうちの最上位の用紙と当接して当該最上位の用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラに当接して前記最上位の用紙と次位の用紙とを分離するリタードローラと,
前記給紙ローラにより給送されるべき用紙を支持しかつ用紙の前部を前記給紙ローラに押圧するリフト板とを備えた給紙装置による給紙方法であって,
前記用紙が普通紙である場合には,前記リフト板を押圧状態にしたままで給紙し,
前記用紙が厚紙である場合には,当該厚紙を1枚給紙する毎に前記リフト板をアップダウンさせて給紙することを特徴とする給紙方法。 - 積層された用紙のうちの最上位の用紙と当接して当該最上位の用紙を給送する給紙ローラと,
この給紙ローラに当接して前記最上位の用紙と次位の用紙とを分離するリタードローラと,
前記給紙ローラにより給送されるべき用紙を支持しかつ用紙の前部を前記給紙ローラに押圧するリフト板と,
このリフト板をアップダウンさせるリフト板アップダウン機構と,
前記用紙が普通紙である場合に,前記リフト板アップダウン機構により前記リフト板を押圧状態にしたままで給紙する普通紙モードと,
前記用紙が厚紙である場合に,前記リフト板アップダウン機構により厚紙を1枚給紙する毎に前記リフト板をアップダウンさせて給紙する厚紙モードと,
前記普通紙モード,厚紙モードのいずれかを選択するコントローラと,
を備えていることを特徴とする給紙装置。 - 前記リフト板を有しているとともに,水平面に対して傾斜している第1トレイと,
この第1トレイの後部に連結され,前記用紙の後部を支持するとともに,前記第1トレイに比べて水平面に対する傾斜角が小さな第2トレイとを備え,
この第2トレイにおける用紙支持面が,前記第1トレイに積層し得る最大枚数の用紙を積層した際の前記リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面と,前記第1トレイに1枚の用紙が支持された際の前記リフト板のリフトアップ位置における当該リフト板の用紙支持面とのなす角度の範囲内にあることを特徴とする請求項2記載の給紙装置。 - 前記用紙が厚紙である場合のリフト板のアップダウンは,厚紙を1枚給紙した後,その厚紙の後端が前記給紙ローラとリタードローラとの当接部を通過する前にリフト板をダウンさせ,次位の厚紙の給紙を開始する前に,リフト板をアップさせることを特徴とする請求項1記載の給紙方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004243877A JP2006062764A (ja) | 2004-08-24 | 2004-08-24 | 給紙方法および給紙装置 |
EP05018370A EP1630113B1 (en) | 2004-08-24 | 2005-08-24 | Paper feeding method and paper feeder |
DE602005024089T DE602005024089D1 (de) | 2004-08-24 | 2005-08-24 | Papierzuführverfahren und Papierförderer |
US11/211,146 US20060180991A1 (en) | 2004-08-24 | 2005-08-24 | Paper feeding method and paper feeder |
US11/957,265 US7597316B2 (en) | 2004-08-24 | 2007-12-14 | Paper feeding method and paper feeder |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004243877A JP2006062764A (ja) | 2004-08-24 | 2004-08-24 | 給紙方法および給紙装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006062764A true JP2006062764A (ja) | 2006-03-09 |
Family
ID=36109581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004243877A Pending JP2006062764A (ja) | 2004-08-24 | 2004-08-24 | 給紙方法および給紙装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006062764A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008214002A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 給紙装置および画像形成装置 |
JP2009078906A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-16 | Kyocera Mita Corp | 制御装置およびシート搬送装置 |
JP2011207581A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Nagano Japan Radio Co | 印刷装置の給紙方法及び給紙機構 |
CN113281970A (zh) * | 2020-02-20 | 2021-08-20 | 东芝泰格有限公司 | 图像处理装置及纸张供给方法 |
-
2004
- 2004-08-24 JP JP2004243877A patent/JP2006062764A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008214002A (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-18 | Konica Minolta Business Technologies Inc | 給紙装置および画像形成装置 |
JP2009078906A (ja) * | 2007-09-27 | 2009-04-16 | Kyocera Mita Corp | 制御装置およびシート搬送装置 |
JP2011207581A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Nagano Japan Radio Co | 印刷装置の給紙方法及び給紙機構 |
CN113281970A (zh) * | 2020-02-20 | 2021-08-20 | 东芝泰格有限公司 | 图像处理装置及纸张供给方法 |
CN113281970B (zh) * | 2020-02-20 | 2024-04-30 | 东芝泰格有限公司 | 图像处理装置及纸张供给方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101061297B1 (ko) | 시트 급송 장치 및 화상 형성 장치 | |
JP5162282B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2015129044A (ja) | シート給送装置及び画像形成装置 | |
JP3313927B2 (ja) | シート材給送装置及び記録装置 | |
JP6095373B2 (ja) | シート給送装置及び画像形成装置 | |
JP4590351B2 (ja) | シート収納装置及び画像形成装置 | |
JP6618344B2 (ja) | シート収納装置及び画像形成装置 | |
JP5523084B2 (ja) | シート給送装置及び画像形成装置 | |
JP5495644B2 (ja) | シート給送装置及び画像形成装置 | |
JP2006062764A (ja) | 給紙方法および給紙装置 | |
JP4018076B2 (ja) | 給紙装置 | |
JP4333520B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4315031B2 (ja) | 給紙カセット | |
JP2008013297A (ja) | 給紙装置および画像形成装置 | |
JP2007137526A (ja) | 給紙装置及び画像形成装置 | |
JP2006062762A (ja) | 給紙装置 | |
JP2004323155A (ja) | シート供給装置及び画像処理装置 | |
JP2012096902A (ja) | シート給送装置及び画像形成装置 | |
JP4966882B2 (ja) | 給紙装置及び画像形成装置 | |
JP4782038B2 (ja) | シート材給送装置及び画像形成装置 | |
JP2011042455A (ja) | 給紙装置及び画像形成装置 | |
JP2006044830A (ja) | 給紙装置 | |
JP4037296B2 (ja) | 原稿給送装置 | |
JP2006016176A (ja) | 給紙装置 | |
JP2001048362A (ja) | シート供給装置及びこれを備える画像形成装置 |