JP2006059212A - 図形表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】図形の移動や拡大縮小を行うことなく、図形の重なりをすべて排除することができる図形表示システムを提供する。
【解決手段】中心となる1つの図形と、この図形と重なる図形群とを1つのグループとし、各図形が、前記グループのいずれか1つに属するようにグループを生成する。次に、前記生成したグループ毎に、図形を1つだけ選択して画面表示することにより、図形の重なりをすべて排除する。また、画面表示されない図形の配置を把握するために、画面表示された図形の近傍に、その図形が属するグループで画面表示されない図形を、文字列のリストとして画面表示する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画面表示された図形の重なりを排除する図形表示システムであって、特に、図形の移動や拡大縮小を行うことなく、図形の重なりをすべて排除をすることが可能な図形表示システムに関する。
情報を図形として表示装置上へ表示した際、発生する図形の重なりを排除する従来の技術として、図形の拡大縮小を利用する方法がある。この方法の動作と問題点については、特許文献1の「従来の技術」で詳しく述べられている。
また、上記図形の拡大縮小を利用する方法の問題点を解決する方法として、同じ特許文献1は、図形の再配置を利用する方法を提案している。これは、図形の配置によって得られる傾向を表す直線を指定し、この指定した直線から各図形を移動させ、あるいはその移動とともに図形の大きさを変化させるようにしたものである。これにより、図形が直線状に連なって配置され、図形の重なりが複数ある表示結果において、図形配置によって得られる傾向を保持しながら、図形の重なりを排除することが可能になる。
特開平10−240961号公報
しかしながら、上記従来の方法の特許文献1には以下のような問題がある。
まず第1の問題として、図形の移動や拡大縮小を行うために、画面上の情報を把握する際に混乱が生じることが挙げられる。例えば、画面をスクロールする場合である。
この場合、画面をスクロールする度に、各図形の画面内での位置が変動するため、都度再計算され、図形の移動や拡大縮小が発生する。その結果、図形の配置や図形間の距離が都度変動し、図形の位置関係や図形間の距離を把握する際に混乱が生じる。
さらに、図形の大きさも都度変化するため、画面が見づらくなる。
これらの問題は、図形の重なりを排除するために、図形の移動や拡大縮小を利用することに起因している。
また、第2の問題としては、図形の重なりを排除する制御の自由度が低いということが挙げられる。
例えば、上記従来の方法の特許文献1では、入力手段によって指定された媒介変数を用いて、図形を再配置することができる。この方法では、ユーザーが図形の重なりを排除した結果を見て、さらに良好な重なりの排除結果を得るために、ユーザーが入力手段で微調整する。しかしながら、この方法はあくまでも、画面上での図形配置の傾向に基づいて、図形配置の傾向を変更しているに過ぎない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その第1の目的は、図形の移動や拡大縮小を行うことなく、図形の重なりをすべて排除することができる図形表示システムを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、図形の重なりを排除する制御の自由度が高い図形表示システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の図形表示システムは、記憶装置に格納された情報を図形として画面表示した際、各図形の重なりを排除する図形表示システムであって、前記情報を図形として画面表示するための位置情報と、図形の大きさ情報と、図形を識別するための文字列情報とが格納された記憶手段と、前記各図形を、重なり状態に基づいて、グループ化するグループ化手段と、前記グループ化手段よってグループ化されたグループ毎に、図形を1つだけ選択して画面表示する図形表示手段と、前記図形表示手段によって画面表示された図形の近傍に、該図形が前記グループ化手段によって割り当てられたグループと同じグループに属する図形を、文字列のリストとして画面表示するグループ情報表示手段とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の図形表示システムは、前記グループ化手段が、中心となる1つの図形と、該図形と重なる図形群とから成るグループを1つ以上生成し、前記各図形が、前記グループのいずれか1つに属するように、前記各図形をグループ化することを特徴とする。
また、請求項3に記載の図形表示システムは、前記記憶手段が、前記情報を図形として画面表示するための位置情報と、図形の大きさ情報と、図形を識別するための文字列情報に加えて、図形の重なり排除のための制御情報をさらに備えていて、前記図形表示手段は、前記グループ化手段よってグループ化されたグループ毎に、図形を1つだけ選択する際に、前記図形の重なり排除のための制御情報に基づいて、優先度を変えて選択して画面表示することを特徴とする。
また、請求項4に記載の図形表示システムは、前記記憶手段が、前記情報を図形として画面表示するための位置情報と、図形の大きさ情報と、図形を識別するための文字列情報に加えて、図形の重なり排除のための制御情報をさらに備えていて、前記図形表示手段は、前記グループ化手段よってグループ化されたグループ毎に、図形を1つだけ選択する際に、入力手段によって指定された前記図形の重なり排除のための制御情報に基づいて、優先度を変えて選択して画面表示することを特徴とする。
また、請求項5に記載の図形表示システムは、前記図形表示手段が、前記グループ化手段よってグループ化されたグループ毎に、図形を1つだけ選択する際に、前記グループ情報表示手段が画面表示する文字列のリストの中から、入力手段によって指定された文字列に対応する図形を、優先して選択し画面表示することを特徴とする。
以上説明したように、請求項1又は2に記載の発明に依れば、情報を図形として画面表示した際に、各図形を重なり状態に基づいて、グループ化し、各グループ毎に、画面表示する図形を1つだけ選択して表示するようにしたので、図形の移動や拡大縮小を行うことなく、図形の重なりをすべて排除できる。そのため、画面をスクロールしても、図形の配置や図形間の距離が変動しないので、図形の位置関係や図形間の距離を把握する際に生じる混乱を防止することができる。さらに、図形の大きさも変化しないため、画面が見やすくなる。その結果、対象となる情報の表示領域が広大で、スクロールを多用する場合、大きな効果を奏する。さらに、画面表示されている図形の近傍に、画面表示されていない図形を文字列のリストとして画面表示するので、すべての図形の配置を容易に把握することが可能になる。
また、請求項3に記載の発明に依れば、グループ毎に画面表示する図形を1つ選択する際に、図形の重なり排除のための制御情報に基づいて、図形選択の優先度を変えるようにしたので、図形選択の優先度を、動的に制御できるようになり、自由度の高い図形の重なり排除が実現できる。
また、請求項4に記載の発明に依れば、グループ毎に画面表示する図形を1つ選択する際に、入力手段により指定された図形の重なり排除のための制御情報に基づいて、図形選択の優先度を変えるようにしたので、図形選択の優先度を、入力手段により制御できるようになり、自由度の高い図形の重なり排除が実現できる。
また、請求項5に記載の発明に依れば、グループ毎に画面表示する図形を1つ選択する際に、入力手段により図形を直接選択するようにしたので、ユーザーが画面表示する図形を随時変更できるようになり、自由度の高い図形の重なり排除が実現できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
先ず、本実施の形態において、図形の重なりを判定する方法を説明する。
厳密には、2つの図形が重なっているか否かを判定する場合、2つの図形に画面上の同じ位置を共有するピクセルがないかどうかで判断する。しかしながら、図形のすべてのピクセルにおいて上記の判断を実行することは、効率が悪く、処理速度も低下する。
そこで、本実施の形態においては、図形の外接円が重なっているか否かで、図形の重なりを判定する。図1に具体例を示す。同図において、r1、r2は、図形1、2のぞれぞれの外接円の半径で、dは図形1、2の外接円の中心点間の距離である。このとき、重なりの程度を調節するためのパラメータをpとして、次式が成り立つとき、2つの図形が重なっていると判定する。
d≦r1+r2+p (1)
式(1)において、p=0のとき、図2のように、2つの図形の外接円が1点でも重なっていれば、図形が重なっていると判定する。また、p<0のとき、図3のように、2つの図形の外接円が2点で重なって初めて、重なっていると判定し、全体的に図形が接近した傾向になる。また、p>0のとき、図1のように、2つの図形の外接円が重なっていない場合でも、重なっていると判定し、全体的に図形が疎らになる傾向になる。このような性質を考慮して、所望する図形の重なりの程度に応じて、パラメータpを決定する。
上記の図形は2次元図形であるが、3次元図形の場合は、外接円を3次元に拡張した境界球とすれば、式(1)はそのまま成立する。そのため、前述した図形の重なりを判定する方法は、3次元図形にも適用できる。
なお、上記の方法は、本発明を説明するための一実施の形態に過ぎず、図形の重なりを判定する方法そのものを限定するものではない。
また、本発明は、図形の位置情報の座標系や、画面表示の形態(2次元表示、3次元表示)に依存しないので、図形の重なりの判定さえ確定すれば、図形の位置情報の座標系や画面表示の形態に係わらず、適用できる。
先ず、本発明の請求項1および2に対応する第1の実施例について説明する。
図4は、本発明の第1の実施例における図形表示システムの構成を示すブロック図である。
同図において、記憶手段101(記憶装置)は、情報を図形として画面表示するための位置情報と、図形の大きさ情報と、図形を識別するための文字列情報を格納している。グループ化手段102は、記憶手段101に格納された情報が、図形として画面表示される際に、中心となる1つの図形と、該図形と重なる図形群とから成るグループを1つ以上生成し、前記各図形が、前記グループのいずれか1つに属するように、前記各図形をグループ化する。図形表示手段103は、グループ化手段102よってグループ化されたグループ毎に、図形を1つだけ選択して、表示手段106に表示する。グループ情報表示手段104は、図形表示手段103によって画面表示された図形の近傍に、該図形がグループ化手段102によって割り当てられたグループと同じグループに属する図形を文字列のリストとして、表示手段106に表示する。
本実施例では、入力手段105としてマウスが用いられ、表示手段106としてCRTディスプレイ装置が用いられ、記憶手段101としてメインメモリが用いられ、グループ化手段102、図形表示手段103、および、グループ情報表示手段104は、中央処理装置(CPU)により構成されているものとする。
ここで、記憶手段101を、図6を用いて詳細に説明する。
同図は、記憶手段101に格納されている図形の位置情報、図形の大きさ情報、図形の文字列情報が、メインメモリ上に展開されている状態(同図の左側)と、図形として画面表示された場合(同図の右側)を示している。同図は、まだ図形の重なりを排除していない状態である。
具体的には、上記位置情報は、2次元座標(x、y)とし、大きさ情報は、既に図形の重なりを判定する方法で説明した図形の外接円の半径とする。また、文字列情報は、各情報の名称とする。例えば、図6から、図形1は、位置が(X1、Y1)で、外接円の半径がr1、文字列情報が”図形1”であることが分かる。
前述した図形の重なりの判定において、図形間の距離dは、上記の位置情報から求められるので、前述した図形の重なりの判定を用いて、図形の重なりの判定ができる。
その結果、同図において、図形1と図形2と図形3が、また、図形4と図形5が、それぞれ重なっているとする。
次に、以上のように構成された図形表示システムの動作を説明する。
図形の重なりを排除するために、先ず、グループ化手段102を用いて、各図形のグループ化を行う。
グループ化手段102は、中心となる1つの図形と、該図形と重なる図形群とから成るグループを1つ以上生成し、前記各図形が、前記グループのいずれか1つに属するように、前記各図形をグループ化する。
このグループ化手段102の処理を、図22に示すフローチャートを用いて詳しく説明する。
同フローチャートにおいて、記憶手段101に格納された図形情報の総数はn個であり、t番目の図形を、図形tとして表す。tは、0≦t≦n−1 を満たす整数である。
また、グループ番号は、各図形が属するグループを表し、生成したグループに割り当てられるユニークなグループIDで管理される。
先ず、図22のフローチャートの処理の全体の流れを説明する。
グループの中心となる図形を第1図形としてセットして(ステップ101)、そのグループのグループIDを生成し(ステップ103)、他の図形を第2図形に次々とセットしながら(ステップ108)、第1図形と第2図形が重なっているか否かを調べ(ステップ106)、重なっていれば、同じグループに属すると判断し、第2図形のグループ番号を、第1図形と同じグループ番号に決定する(ステップ107)。
次に、第1図形を更新して(ステップ111)、上記の処理(ステップ104〜ステップ110)を繰り返す。
このように、全ての図形(図形0〜図形n−1)に対して、互いに重なっているか否かを調べ、重なっている図形を同じグループとして、グループ化していく。
次に、図22のフローチャートをステップ毎に説明する。
先ず、初期化を行う。第1図形は、グループの中心となる図形で、初期値として図形0をセットする(ステップ101)。第2図形は、第1図形と比較する図形で、初期値として図形1をセットする(ステップ102)。上記第1図形に対応するグループを生成し、そのグループ番号(グループID)を0に初期化する(ステップ103)。
次に、ステップ103より、第1図形のグループは上記グループIDになるので、第1図形のグループ番号を、グループIDに決定する(ステップ104)。
このように決定したグループ番号は、図7(同図の左側)のように、メインメモリの各図形に対応する領域に格納される。
ここで、第1図形はグループの中心となる図形なので、グループ番号がグループIDであるグループの中心となる図形を、第1図形に決定する(ステップ105)。
このように決定した図形は、図8(同図の左側)のように、メインメモリの各グループ番号に対応する領域に格納される。
次に、第1図形と第2図形が、重なっているか否かを判定し(ステップ106)、重なっていれば(ステップ106:YES)、同じグループなので、第2図形のグループ番号を、グループID(第1図形のグループ番号)に決定し(ステップ107)、重なっていなければ(ステップ106:NO)、ステップ107をスキップする。
ここで、ステップ107で決定されたグループ番号は、ステップ104と同様に、図7(同図の左側)に示すメインメモリの各図形に対応する領域に格納される。
次に、第2図形を更新する(ステップ108)。ここで、更新前の第2図形が、図形m−1ならば、更新後の第2図形は、図形mがセットされる。
すなわち、図形番号の更新は、番号を単純にインクリメントしている。
続いて、第2図形としてすべての図形を調べたか否かを判定する(ステップ109)。具体的には、m≧n(図形mは第2図形、nは情報の総数)ならば、すべての図形を調べたことになる。
すべての図形を調べた場合(ステップ109:YES)、次の処理に進み、調べていない場合(ステップ109:NO)、新たに更新された第2図形のグループ番号が既に決定しているか否かを調べ(ステップ110)、決定していなければ(ステップ110:NO)、グループ番号を決定する処理に戻り(ステップ106)、決定していれば(ステップ110:YES)、そのまま、第2図形を更新する処理に戻る(ステップ108)。
次の処理では、先ず、第1図形を更新する(ステップ111)。具体的には、更新前の第1図形が図形q−1ならば、更新後の第1図形は図形qとなる。
続いて、第1図形としてすべての図形を調べたか否かを判定する(ステップ112)。具体的には、q≧n(図形qは第1図形、nは情報の総数)ならば、すべての図形を調べたことになる。
すべての図形を調べた場合(ステップ112:YES)、本処理を終了し、調べていない場合(ステップ112:NO)、処理を続ける。
先ず、更新された第1図形のグループ番号が既に決定しているか否かを調べ(ステップ113)、決定していなければ(ステップ113:NO)、新たにグループを生成し、生成したグループのグループ番号であるグループIDを更新し(ステップ114)、第2図形を初期化し(ステップ115)、再び第2図形との重なりを調べる処理に戻る(ステップ104)。
ステップ115の初期化は、具体的には、第2図形に、図形q+1(第1図形は図形q)をセットする。図形0をセットしても良いが、処理が重複する。
また、第1図形のグループ番号が決定していれば(ステップ113:YES)、そのまま、第1図形の更新に戻る(ステップ111)。
以上の処理結果を、図面を用いて確認する。図7は、図6の図形情報が、グループ化された結果を示している。図7の右側の図で、(中心)の記載がある図形は、各グループの中心となる図形であり、図形1と図形2と図形3はグループ番号1に、図形4と図形5はグループ番号2に、図形6はグループ番号3に、それぞれグループ化されているのが分かる。また、それに対応して、同図の左側の図から、メインメモリ上に図形1、図形2、図形3にグループ番号1が、図形4と図形5にグループ番号2が、図形6にグループ番号3が格納されているのが分かる。
また、ステップ105より、生成されたグループ毎に、中心となる図形が1つだけ割り当てられる。
これを、図8に示す。図8は、図6の図形情報が、グループ化された結果を示している。図8の右側の図で、(中心)の記載がある図形は、各グループの中心となる図形である。同図から、グループ番号1のグループの中心となる図形として図形1が、メインメモリ上のグループ番号1に対応する場所に、格納されているのが分かる。また同様に、グループ番号2は図形4が、グループ番号3は図形6が、それぞれ格納されているのが分かる。
同図において、グループ番号の最後がg−1になっているので、生成されたグループの総数はg個であることが分かる。
以上の処理によって、中心となる1つの図形と、この図形と重なる図形群とから構成されるグループが、1つ以上生成され、各図形は、生成されたグループのいずれか1つに属することになる。
図形表示手段103は、グループ化手段102よってグループ化されたグループ毎に、図形を1つだけ選択して画面表示する。
本実施例では、上記選択される図形を、グループの中心となる図形とする。既に説明したように、グループの中心となる図形は、各グループに1つだけ存在する。具体的には、図8に示すメインメモリに格納されたグループ番号に対応する図形を選択して、それぞれ画面表示する。
例えば、図8において、グループ番号1では図形1が、グループ番号2では図形4が、グループ番号3では図形6が、それぞれグループを代表して選択され、画面表示される。
その結果、図8の右側で示した図形情報は、図9に示すように、図形の重なりは、すべて排除される。
グループ情報表示手段104は、図形表示手段103によって画面表示された図形の近傍に、該図形がグループ化手段102によって割り当てられたグループと同じグループに属する図形を文字列のリストとして画面表示する。すなわち、グループ内で画面表示されない図形が文字のリストとして画面表示される。
先ず、図7(同図の左側)に示すグループ番号情報から、画面表示された図形に対応するグループ番号を取得し、このグループ番号と同じグループ番号をもつ図形を、同じく前記グループ番号情報から取得する。次に、これらの取得した図形に対応する文字列を、図6の文字列情報からそれぞれ取得し、表示手段106に表示する。
その結果を、図10に示す。同図は、選択メニューを用いて、グループ情報を画面表示するか否かを選択する方法である。グループ情報を表示する場合は、図10のように、マウス(入力手段105)のカーソルをメニューの「表示する」に移動し、マウス(入力手段105)をクリックし、選択を確定する。
その結果、図10のように図形1、図形4の近傍に、それぞれのグループに属する図形が文字列リストとして画面表示される。
同図の重なりを排除する前の状態が図7(同図の右側)なので、図10の図形1の近傍には、図形1と同じグループで画面表示されていない図形2と図形3が、文字のリストとして画面表示されている。同様に、図形4の近傍には、図形5が画面表示されている。
次に、1つの図形のグループ情報だけを画面表示する方法を図11に示す。この方法は、マウス(入力手段105)のカーソルを所望する図形の上に移動し、その図形のグループ情報に絞って画面表示する。図11では図形1の上に、マウス(入力手段105)のカーソルがのっているので、図形1のグループ情報のみが画面表示されている。そのため、知りたい図形の情報に絞って見ることができる。
図10の方法では、表示されている図形のグループ情報を同時に見ることができる反面、画面上に多くの文字のリストが表示され、画面全体が見づらくなる。
一方、図11の方法では、表示されている図形のグループ情報を同時に見ることができない反面、表示される文字のリストが少ないので、画面全体がすっきりして見やすくなる。
そのため図10の方法と、図11の方法の両方の機能を備える方法もある。
また、図11において、図形1は、既に画面表示されているので、文字のリストとして画面表示されていないが、グループ情報をすべて文字列表示する目的で、図形1も文字のリストに加えてもよい。この場合は、図12のようになる。
図10、図11、図12の各方法は、本発明を説明するための一実施例に過ぎず、グループ情報の表示形態そのものを限定するものではない。
例えば、グループ情報を画面表示するための文字列も、各図形が識別可能であれば、文字を抽象化したシンボルでも良い。
以上説明したように、本実施例に依れば、図形の移動や拡大縮小を行うことなく、図形の重なりを、すべて排除できる。そのため、画面をスクロールしても、図形の配置や図形間の距離が変動しないので、図形の位置関係や図形間の距離を把握する際に生じる混乱を防止することができる。さらに、図形の大きさも変化しないため、画面が見やすくなる。その結果、対象となる情報の表示領域が広大で、スクロールを多用する場合、大きな効果を奏する。さらに、画面表示されている図形の近傍に、画面表示されていない図形を文字列のリストとして画面表示できるので、すべての図形の配置を容易に把握することが可能になる。
次に、本発明の請求項3に対応する第2の実施例について説明する。
本実施例が、第1の実施例と異なる点は、記憶手段101が、図形の重なり排除のための制御情報をさらに備えている点と、図形表示手段103の動作が、一部追加されている点である。なお、その他の手段等は図4に示した第1の実施例の図形表示システムと同様なので、それらの詳しい説明は割愛する。
そこで、記憶手段101と、図形表示手段103について詳しく説明する。
先ず、記憶手段101は、図形の位置情報と、図形の大きさ情報と、図形を識別するための文字列情報に加えて、図形の重なり排除のための制御情報を備えている。以下、この図形の重なり排除のための制御情報を、制御情報と呼ぶことにする。
図13は、記憶手段101に格納されている情報を、画面表示した際の一部を示している。同図は、まだ図形の重なりを排除していない状態である。
具体的には、この情報は地図で、画面表示される図形は都市である。同図において、都市1と都市2と都市3が、また、都市4と都市5が、それぞれ重なっているとする。
各図形の中で()内に記載された数値は、上記制御情報である。本実施例において、この制御情報は、都市に発生したイベントの回数で、都市に何らかのイベントが発生するたびに、1が加算される。図13から、都市1は既にイベントが4回発生し、都市2はイベントが1回発生していることが分かる。
次に、図形表示手段103は、グループ化手段102によってグループ化されたグループ毎に、画面表示する図形を1つだけ選択する際に、上記制御情報に基づいて、優先度を変えて選択する。具体的には、各グループ内で、上記制御情報が最大値の図形を最優先に選択する。
図13において、グループ1では、都市1の上記制御情報が4で最大値なので、図14に示すようにグループ1では都市1が優先的に選択され、画面表示される。同様に、図13において、グループ2では、都市4と都市5の上記制御情報が同じ4なので、前記第1の実施例で説明した方法で、都市4が選択され、グループ3では都市6だけなので、都市6が選択され、それぞれ画面表示される。その結果、図14のように、重なりは排除される。
次に、時間の経過とともに、都市5にイベントが1回発生したとすると、上記制御情報は4に1加算されて5となる。この結果、都市5の上記制御情報は5となり、グループ2において最大値となり、都市4に代わって都市5が選択される。その結果を、図15に示す。
以上説明したように、本実施例に依れば、グループ毎に画面表示する図形を1つ選択する際に、図形の重なり排除のための制御情報に基づいて、図形選択の優先度を、動的に変化させることができるので、自由度の高い図形の重なり排除が実現できる。
次に、本発明の請求項4に対応する第3の実施例について説明する。
本実施例における図形表示システムの構成を、図5に示す。
本実施例が、第1の実施例と異なる点は、記憶手段101が、図形の重なり排除のための制御情報をさらに備えている点と、図形表示手段103の動作が、一部追加されている点である。なお、その他の手段等は図4に示した第1の実施例の図形表示システムと同様なので、それらの詳しい説明は割愛する。
そこで、記憶手段101と、図形表示手段103について詳しく説明する。
先ず、記憶手段101は、図形の位置情報と、図形の大きさ情報と、図形を識別するための文字列情報に加えて、図形の重なり排除のための制御情報を備えている。以下、この図形の重なり排除のための制御情報を、制御情報と呼ぶことにする。
図16は、記憶手段101に格納されている情報を、画面表示した際の一部を示している。同図は、まだ図形の重なりを排除していない状態である。この情報は地図で、画面表示される図形は都市であって、上記制御情報は、都市の属性で、「首都」、「海港」、「山岳」である。 各図形の中で()内に記載された内容は、上記制御情報であり、都市1は首都、都市2は海港、都市3は山岳である。また、同図において、都市1と都市2と都市3が重なり、都市4と都市5が重なっている。
ここで、図形表示手段103は、グループ化手段102によってグループ化されたグループ毎に、画面表示する図形を1つだけ選択する際に、入力手段105によって指定された制御情報に基づいて、優先度を変えて選択する。
図17に具体例を示す。同図において、表示優先項目を選択するメニューから、マウス(入力手段105)で、首都を選択すると、制御情報が首都である都市が優先されて画面表示される。
図16のグループ1では、都市1だけが首都なので、都市1が優先して選択され、画面表示される(図17)。グループ2では、首都である都市が存在しないので、前述した第1の実施例で説明した方法で、都市4が、グループ3は都市6のみなので、都市6が、それぞれ選択され、画面表示される(図17)。
以上説明したように、本実施例に依れば、グループ毎に画面表示する図形を1つ選択する際に、入力手段により指定された制御情報に基づいて、図形選択の優先度を変えることができるので、自由度の高い図形の重なり排除が実現できる。
次に、本発明の請求項5に対応する第4の実施例について説明する。
本実施例が、第1の実施例と異なる点は、図形表示手段103の動作が、一部追加されている点である。なお、その他の手段等は図4に示した第1の実施例の図形表示システムと同様なので、それらの詳しい説明は割愛する。そこで、図形表示手段103について詳しく説明する。
図18は、本実施例において、記憶手段101に格納されている情報を、画面表示した結果の一部を示している。同図は、まだ図形の重なりを排除していない状態である。
同図において、(中心)と記載のある図形は、図22のフローチャートで説明した各グループの中心となる図形である。
ここで、図形表示手段103は、グループ化手段102によってグループ化されたグループ毎に、画面表示する図形をただ1つ選択する際に、グループ情報表示手段104が画面表示する文字列のリストの中から、入力手段105によって指定された文字列に対応する図形を、優先して選択する。
具体例を、図19に示す。マウス(入力手段105)のカーソルを、図形1の上に移動させると、グループ情報表示手段104によって、図形1と同じグループに属する図形が文字列のリストとして表示される。同図から、図形2と図形3が文字列として表示されているのが分かる。次に、マウス(入力手段105)のカーソルを、文字列のリストの“図形3”の文字列の上に移動させて、マウス(入力手段105)をクリックすると(図20)、図形1に代わって図形3が選択され、画面表示される(図21)。
このように、入力手段105によって、画面表示する図形を直接変更できるので、ユーザーが入力手段105を用いて、図形の重なりの排除を直接制御することが可能になる。
以上説明したように、本実施例に依れば、グループ毎に画面表示する図形を1つ選択する際に、入力手段により所望の図形を直接選択できるようにしたので、自由度の高い図形の重なり排除が実現できる。
本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内で、種々、変更・応用が可能である。
本発明の一実施形態の図形の重なりを判定する方法を示した説明図である。 本発明の一実施形態の図形の重なりを判定する方法を示した説明図である。 本発明の一実施形態の図形の重なりを判定する方法を示した説明図である。 第1実施例及び第2実施例の概略構成を示したブロック図である。 第3実施例及び第4実施例の概略構成を示したブロック図である。 第1実施例の記憶手段101に格納された情報と、該情報が図形として画面表示される関係を示した説明図である。 図22のフローチャートのステップ104とステップ107の処理に対応するメインメモリの状態を示した説明図である。 図22のフローチャートのステップ105の処理に対応するメインメモリの状態を示した説明図である。 第1実施例において、図形を重なりが排除されたことを示した説明図である。 第1実施例において、グループ情報表示手段104の処理結果を画面で示した説明図である。 第1実施例において、グループ情報表示手段104の処理結果を画面で示した説明図である。 第1実施例において、グループ情報表示手段104の処理結果を画面で示した説明図である。 第2実施例において、記憶手段101に格納された情報を画面表示した際の一部で、図形の重なりを排除する前の状態を示した説明図である。 第2実施例において、記憶手段101に格納された情報を画面表示した際の一部で、図形の重なりを排除した後の状態を示した説明図である。 第2実施例において、記憶手段101に格納された情報を画面表示した際の一部で、図形の重なりを排除した後の状態を示した説明図である。 第3実施例において、記憶手段101に格納された情報を画面表示した際の一部で、図形の重なりを排除する前の状態を示した説明図である。 第3実施例において、記憶手段101に格納された情報を画面表示した際の一部で、図形の重なりを排除した後の状態を示した説明図である。 第4実施例において、記憶手段101に格納された情報を画面表示した際の一部で、図形の重なりを排除する前の状態を示した説明図である。 第4実施例において、グループ情報表示手段104によって、画面表示されない図形の文字列のリストが画面表示された状態を示した説明図である。 第4実施例において、画面表示されない図形の文字列のリストから画面表示する図形を選択した状態を示した説明図である。 第4実施例において、入力手段105によって指定された図形が画面表示された状態を示した説明図である。 第1実施例において、グループ化手段102の動作を示したフローチャートである。
符号の説明
101 記憶手段
102 グループ化手段
103 図形表示手段
104 グループ情報表示手段
105 入力手段
106 表示手段

Claims (5)

  1. 記憶装置に格納された情報を図形として画面表示した際、各図形の重なりを排除する図形表示システムであって、前記情報を図形として画面表示するための位置情報と、図形の大きさ情報と、図形を識別するための文字列情報とが格納された記憶手段と、前記各図形を、重なり状態に基づいて、グループ化するグループ化手段と、前記グループ化手段よってグループ化されたグループ毎に、図形を1つだけ選択して画面表示する図形表示手段と、前記図形表示手段によって画面表示された図形の近傍に、該図形が前記グループ化手段によって割り当てられたグループと同じグループに属する図形を、文字列のリストとして画面表示するグループ情報表示手段とを有することを特徴とする図形表示システム。
  2. 前記グループ化手段は、中心となる1つの図形と、該図形と重なる図形群とから成るグループを1つ以上生成し、前記各図形が、前記グループのいずれか1つに属するように、前記各図形をグループ化することを特徴とする請求項1に記載の図形表示システム。
  3. 前記記憶手段は、前記情報を図形として画面表示するための位置情報と、図形の大きさ情報と、図形を識別するための文字列情報に加えて、図形の重なり排除のための制御情報をさらに備えていて、前記図形表示手段は、前記グループ化手段よってグループ化されたグループ毎に、図形を1つだけ選択する際に、前記図形の重なり排除のための制御情報に基づいて、優先度を変えて選択して画面表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の図形表示システム。
  4. 前記記憶手段は、前記情報を図形として画面表示するための位置情報と、図形の大きさ情報と、図形を識別するための文字列情報に加えて、図形の重なり排除のための制御情報をさらに備えていて、前記図形表示手段は、前記グループ化手段よってグループ化されたグループ毎に、図形を1つだけ選択する際に、入力手段によって指定された前記図形の重なり排除のための制御情報に基づいて、優先度を変えて選択して画面表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の図形表示システム。
  5. 前記図形表示手段は、前記グループ化手段よってグループ化されたグループ毎に、図形を1つだけ選択する際に、前記グループ情報表示手段が画面表示する文字列のリストの中から、入力手段によって指定された文字列に対応する図形を、優先して選択し画面表示することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の図形表示システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010015013A (ja) * 2008-07-04 2010-01-21 Nec Corp 地図情報生成装置
CN103886847A (zh) * 2014-03-20 2014-06-25 深圳市创维群欣安防科技有限公司 基于大屏幕液晶拼接显示的开窗控制器及其控制方法

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