JP2006057965A - 電気式床暖房用の電源線配線セットとそれを用いた電気的床暖房の施工方法 - Google Patents

電気式床暖房用の電源線配線セットとそれを用いた電気的床暖房の施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 従来知られた構造のヒーターパネルをコンクリートスラブ面に直貼りして電気式床暖房構造を構築するに際して、その施工コストを大きく低減できるようにした、改良された電源線付き周辺パネルを提供する。
【解決手段】 裏面を凹溝41を有する周辺パネル用木質床材40a〜40dと、ヒーターパネルAへ電力を供給するための電源線31と電源線の一端または両端に取り付けたコネクタ32とからなる電源線部材30a〜30dとで、電源線配線セットとする。異なった組み合わせの電源線配線セットを選択的に用いて、異なった形態の電源線付き周辺パネルCを施工現場で組み付け、それを用いてヒーターパネルAから壁面に取り付けたコントローラ21までの配線を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発熱体として線ヒーターあるいはPTCヒーターのような面ヒーターを備えた電気式のヒーターパネルを用いて床暖房施工をするときに用いる電源線配線セットと、それを用いた床暖房の施工方法に関する。
木質床材の裏面側に線ヒーターや面ヒーターを組み込んだヒーターパネルを用いて、電気式の床暖房構造を施工することは知られている(特許文献1、特許文献2参照)。図7にバッカー材などを取り除いた状態のヒーターパネルの背面図を、図8に施工後での床暖房構造の断面図を示すように、通常、ヒーターパネルAは、合板などである木質床材1の裏面に一定パターンに凹溝2が形成され、そこに線ヒーター3が埋め込まれると共に、線ヒーター3に電気的に接続する雄コネクタ4、雌コネクタ5がやはり木質床材1の裏面に形成した凹部6内に配置されている。また、サーモスタット7が配置され、安全性を確保している。木質床材1の裏面にはアルミ箔などからなる均熱層8が形成され、かつバッカー材9が積層される。
上記した構成の発熱体付きヒーターパネルAを用いて電気式の床暖房構造を施工する場合の一例を図9、図10を用いて説明する。図9において、Aは上記のヒーターパネルAを示している(図10bも参照。なお、図7では階段状に組み込まれたヒーターパネルAを示したが、図8では全体として矩形状のピースとしてヒーターパネルAを示している)。A1は貼り出し用ヒーターパネルと呼ばれるものであり、発熱体を備え、図で下側の側辺に雌コネクタ5のみが備えられる(図10aも参照)。A2は貼りじまい用ヒーターパネルと呼ばれるものであり、発熱体を備え、雄コネクタ4が図で上側の側辺に備えられ、下側の側辺には発熱体へ電力を供給する電源線22が直接接続されている(図10cも参照)。Bは周辺パネルと呼ばれるものであり、発熱体を備えない通常のフローリングで用いられる木質床材が用いられる。
施工に際し、図9に示すように、大引き10や根太11を持つ床下地構造の場合には、根太11、11間に発泡樹脂のような断熱材12を入れ、その上に下地合板13を不陸のないように貼り付ける。貼り出し用ヒーターパネルA1とヒーターパネルAとをコネクタ4、5を接続しながら下地合板13に貼り付け、また必要な周辺パネルBも貼り付ける。次に、貼りじまい用ヒーターパネルA2を取り付け、そこから延出する電源線22を下地合板13の裏を通して壁面20まで引き出すか、下地合板13の下に別途埋め込んだ電源線用CD管(不図示)を通過させて壁面20まで引き出し、その近傍であるいは壁面20の裏側で、結線工事や壁面に取り付けたコントローラ21への接続などを行う。
特開2000−179876号公報 特開2000−320845号公報
床下地が集合住宅のようにコンクリートスラブの場合には、ヒーターパネルや周辺パネルをコンクリートスラブ面に接着剤を用いて直貼りすることができる。しかし、貼りじまい用ヒーターパネルA2から延出する電源線22を収容する空間(凹溝など)をコンクリートスラブ面に形成することが困難なことから、直貼り施工は多くは行われない。電源線22を収容できる適宜の嵩上げ床を形成し、それを床下地として施工することが行われるが、大きな作業量を伴う。このことは、リフォーム等で既存の住宅の床下地面に電気式床暖房施工を後施工として行う場合も同様に生じる。
従来知られたヒーターパネルA、A1や貼りじまい用ヒーターパネルA2をそのまま用い、コンクリートスラブである床下地に対して、あるいはリフォーム時に既存の床下地の上に、それらを直貼りして床暖房構造を施工することができれば、施工の手間は大きく低減できる。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、従来知られた構造のヒーターパネルをコンクリートスラブ面や既存の建物の床下地面に直貼りして電気式床暖房構造を容易に構築できるようにするための改良された電気式床暖房用の電源線配線セットと、それを用いた床暖房の施工方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は、木質床材の裏面側に少なくとも発熱体として線ヒーターあるいは面ヒーターを備えた電気式床暖房用のヒーターパネルと共に用いる電気式床暖房用の電源線配線セットであって、電源線とその一端または両端に取り付けたコネクタとからなる電源線部材と、該電源線部材を収容する収容部を裏面に有する周辺パネル用木質床材とで構成される電源線配線セットを開示する。
また、本発明は、前記電源線配線セットと前記電気式床暖房用のヒーターパネルとを少なくとも備える電気式床暖房用キットも開示する。さらに、前記電気式床暖房用キットを用いた電気式床暖房の施工方法をも開示する。
本発明による電源線配線セットは、個別に製造される電源線部材とそれを裏面に収容する周辺パネル用木質床材とで構成され、該電源線配線セットは、上記のようにヒーターパネルと共に1つの電気式床暖房用キットとしてまとめられて施工現場に搬入される。床暖房施工を行うに際して、作業者は、周辺パネル用木質床材の前記収容部に電源線部材を組み込む作業を行い電源線付き周辺パネルとする。その際に、望ましくは粘着剤テープ等を貼り付けて収納した電源線部材が自然落下するのを防止する。そのようにして造り上げた電源線付き周辺パネルをヒーターパネルと共にコンクリートスラブのような床下地面に敷き詰め、全体を電気的に接続する。それにより電気式床暖房が構築される。電源線とコネクタとで構成される電源線部材は、裏面から飛び出る部分がないようにして周辺パネル用木質床材の裏面に収容されており、コンクリートスラブや既存の床下地の上にそのまま敷設することができる。
本発明による電源線配線セットにおいて、好ましくは、異なったパターンの電源線部材収容部を裏面に持つ複数種類の周辺パネル用木質床材と、前記異なった収容部パターンに対応した長さの電源線を備えた複数種類の電源線部材とが、一つのセットとしてまとめられる。施工現場の状況に応じて、最適の組み合わせが選択される。電源線部材収容部のパターンとしては、例えば、周辺パネル用木質床材の長辺または短辺に沿う直線状のパターン、周辺パネル用木質床材の長辺と短辺の双方に沿うように十文字状としたパターン、一端を長辺側に他方の短辺側に開放したL字状パターン、などが挙げられる。各パターンにおいて、長辺または短辺に開放する部分は、電源線部材のコネクタを収容できるコネクタ収容凹部とされる。
本発明による電源線配線セットにおいて、好ましくは、電源線の一方端にのみコネクタを取り付けた電源線部材であって、電源線の長さが周辺パネル用木質床材の収容部に収容したときに当該周辺パネル用木質床材の外方にまで延出する長さとされている電源線部材をさらに備えるようにする。この形態の電源線部材を持つことにより、電源線の外方への延出部を利用して、電源線付き周辺パネルの電源線で構成される回路の他端をコントローラのような建物の電力供給源に接続することが容易となり、電気式床暖房の施工が容易となる。
本発明による電気式床暖房の施工方法では、コンクリートスラブや既存の床下地を含む任意の床下地面に対して、従来法と同様にして、従来のヒーターパネル(貼り出し用ヒーターパネルとヒーターパネル)を電気的に接続しながら貼り付ける。また、必要箇所に周辺パネルも貼り付ける。そして、敷き詰めたヒーターパネル群に形成される電気回路への電力取り入れ口となる端子を備えたヒーターパネルと、建物側の電力供給源近傍の壁面との間を、本発明による各形態の電源線配線セットを選択的に適宜組み合わせて所要形態の電源線付き周辺パネルを造りながら、かつコネクタ同士を接続しながら、電源線付き周辺パネルを敷き詰める。敷き詰めた電源線付き周辺パネルの電源線部材で構成される電源線の一端をヒーターパネル側の電力取り入れ口となる端子に接続し、他端を建物の電力供給源あるいはコントローラ等に結線することにより、施工は終了する。
上記のように、本発明による電気式床暖房キット(電源線配線セットとヒーターパネルとを少なくとも備えている電気式床暖房用キット)を用いることにより、床下地がコンクリートスラブの場合であっても、特に電源線収容用の空間を形成する作業等を行うことなく、容易に電気的床暖房の施工を行うことができる。また、異なった形態の電源線配線セットを組み合わせて用いるので、施工しようとする床面の平面形状や建物側の電力源あるいはコントローラの位置等の制約を受けることなく、その施工を終えることができる。さらに、単にコネクタ同士の接続により必要な床下地上での配線を終えることができるので、電気工事士でなくても所要の配線を行うことができる。
以下、本発明を図面を参照しながら実施の形態に基づき説明する。図1は本発明にかかる電気式床暖房用キットを用いて施工された電気式直貼り床暖房構造の一例を模式的に示している。図2〜図5は本発明による電源線部材と周辺パネル用木質床材を用いて造られる電源線付き周辺パネルの幾つかの例を説明する図であり、図6は用いる電源線部材のいくつかの例を説明する図である。
図1に示す電気式直貼り床暖房構造において、Sはコンクリートスラブであり、その上に、図10に示した、貼り出し用ヒーターパネルA1、ヒーターパネルA、および周辺パネルBが直貼りされている。本発明による施工方法では、前記した貼りじまい用ヒーターパネルA2は使用せず、代わりに、施工現場において以下に説明する「電源線付き周辺パネル」を組み付けながら、敷設していく。
電源線付き周辺パネルCは、電源線部材30と周辺パネル用木質床材40とからなる電源線配線セットを用いて、組み付けられる。周辺パネル用木質床材40は裏面に電源線部材30を収容するための収容部を有しており、図2a〜図2c、図3a、図4a、図5aに示すように、異なったパターンの収容部を持つ複数の周辺パネル用木質床材40(40a〜40d)が、通常一つのセットとされる。電源線部材30は電源線31とその一方端または両端に取り付けたコネクタ32とで構成されており、図6a〜図6dに示すように、前記収容部41のパターンに応じた長さと形状の複数の電源線部材30(30a〜30d)が、通常一つのセットとされ、上記周辺パネル用木質床材40のセットと組み合わされて、電源線配線セットとされ、施工現場に持ち込まれる。
周辺パネル用木質床材40について説明する。裏面に形成する収容部、は電源線部材30の電源線31を収容する凹溝41とコネクタ32を収容するコネクタ収容凹部42とで構成される。また、必須のものではないが、周囲には接合用の雄実43と雌実44を有している。図2a〜図2cに示す周辺パネル用木質床材40aでは、凹溝41はその長辺に平行な第1凹溝41aとそれに十文字状に交叉する短辺に平行な第2凹溝41bとで形成されており、各凹溝が長辺あるいは短辺に開放する部分は前記コネクタ32の収容凹部42とされている。図3aに示す周辺パネル用木質床材40bは、凹溝41は長辺に平行な第1凹溝41aのみであり、その両端部にコネクタ収容凹部42、42が形成されている。図4aに示す周辺パネル用木質床材40cでは、凹溝41は短辺に平行な第2凹溝41bのみであり、その両端部にコネクタ収容凹部42、42が形成されている。図5aに示す周辺パネル用木質床材40dでは、凹溝41は長辺に平行な第1凹溝41aの一部と短辺に平行な第2凹溝41bの一部を組み合わせて形成されており、それぞれの端部にコネクタ収容凹部42、42が形成されている。
前記のように、電源線部材30は電源線31とコネクタ32とからなり、異なった長さと形状のものが用意される。図6aに示す電源線部材30aは、電源線31の長さがほぼ周辺パネル用木質床材40の長辺の長さの半分と短辺の長さの半分とを加算した長さであり、その両端にコネクタ32a、32bを取り付けている。図6bに示す電源線部材30bは、電源線31の長さがほぼ周辺パネル用木質床材40の長辺の長さであり、その両端にコネクタ32a、32bを取り付けている。図6cに示す電源線部材30cは、電源線31の長さがほぼ周辺パネル用木質床材40の短辺の長さであり、その両端にコネクタ32a、32bを取り付けている。図6dに示す電源線部材30dは、電源線31はフリーの長さとなっており、その一方端にのみコネクタ32aを取り付けている。なお、隣接するパネルとのコネクタ同士の接続を容易にするために、電源線31を前記した長さよりもやや長めのものとしておいてもよい。長さの余剰分は、接続後に凹溝41内に吸収されるのでパネルの敷き詰めに不自由が生じることはない。
図1に示す電気式直貼り床暖房構造を構築する場合を例として、施工手順を説明する。
上記した本発明による電源線配線セットと、前記した従来のヒーターパネルA,A1(図10参照)と、必要な場合にはさらに周辺パネルBとが、本発明でいう「電気式床暖房用木質床材キット」としてまとめられ、それが、施工現場に搬入される。従来と同様にしてヒーターパネルA,A1を、コンクリートスラブSの上に直接、または適宜の緩衝材等を敷き詰めた上に、電気的に接続しながら直貼りする。また、必要な周辺パネルBも貼り付ける。その後、最も外側に位置するヒーターパネルA1A(図1参照)のコネクタ位置と、壁面に取り付けられているコントローラ21あるいは電源盤22の位置とを配慮しながら、幾つかの種類の前記した「電源線付き周辺パネル」Cの現場組み付けを行う。
図1の例では、破線で示すように電源線Pをコンクリートスラブ上に配線した後、壁20に沿って電源線を立ち上げてコントローラ21に接続するようにしており、例えば下記に示すような4つの種類の電源線付き周辺パネルCを必要とする。
図2dに示す電源線付き周辺パネルC1は、図2a〜図2cに示した周辺パネル用木質床材40aと電源線部材30aとの組み合わせであり、電源線31をL字状に折り曲げた姿勢として、第1凹溝41aの一部と第2凹溝41bの一部に挿入し、一方のコネクタ32aを左辺の短辺中央に形成したコネクタ収容凹部42に、また他方のコネクタ32bを上方の長辺中央に形成したコネクタ収容凹部42に収容する。そして、組み付け後に自由に離脱することがないように、その上に粘着テープ50を貼り付ける等により仮止めして電源線付き周辺パネルC1とされている。なお、この態様のものでは、図示しないが、他に、コネクタ32aを右辺の短辺中央に形成したコネクタ収容凹部42に収容した形態、コネクタ32bを下方の長辺中央に形成したコネクタ収容凹部42に収容した形態等、電源線31をL字状に折り曲げた他の形態の電源線付き周辺パネルCも造ることもできる。
図3cに示す電源線付き周辺パネルC2は、図3aに示した周辺パネル用木質床材40bと電源線部材30bとの組み合わせであり、図3bに示すように、第1凹溝41a内に電源線31を挿入し、両端部のコネクタ32a、32bをコネクタ収容凹部42、42に収容した後、その上に、粘着テープ50を貼り付けて仮止めすることにより、電源線付き周辺パネルC2としている。図3dに示す電源線付き周辺パネルC21は、図3aに示した周辺パネル用木質床材40bと電源線部材30dとの組み合わせであり、一端部に取り付けたコネクタ32aを一方のコネクタ収容凹部42に収容した状態で、第1凹溝41a内に電源線31を挿入し、電源線31の一部31aを周辺パネル用木質床材40bの外側に延出している。
図4cに示す電源線付き周辺パネルC3は、図4aに示した周辺パネル用木質床材40cと電源線部材30cとの組み合わせであり、図4bに示すように、第2凹溝41b内に電源線31を挿入し、両端部のコネクタ32a、32bをコネクタ収容凹部42、42に収容し、その上に、粘着テープ50を貼り付けて仮止めして電源線付き周辺パネルC3としている。図4dに示す電源線付き周辺パネルC31は、図4aに示した周辺パネル用木質床材40cと電源線部材30dとの組み合わせであり、一端部に取り付けたコネクタ32aを一方のコネクタ収容凹部42に収容した状態で、第2凹溝41b内に電源線31を挿入し、電源線31の一部31aを周辺パネル用木質床材40cの外側に延出している。
図5cに示す電源線付き周辺パネルC4は、前記した電源線付き周辺パネルC1と同じ電源線部材30の配置パターンを持つ。しかし、周辺パネル用木質床材として、図5aに示した周辺パネル用木質床材40dを用いている点で、相違している。なお、このことから、図3c、図3dに示す電源線部材30の配置パターンを持つ電源線付き周辺パネルC2、C21、および図4c、図4dに示すに示す電源線部材30の配置パターンを持つ電源線付き周辺パネルC3、C31も、図2に示した周辺パネル用木質床材40aを用いて造ることができることがわかる。従って、周辺パネル用木質床材として図2a〜図2cに示した周辺パネル用木質床材40aのみと、電源線部材30a〜30dでもって、電源線配線セットを構成しても、所期の目的は達成可能であり、パーツの共通化を図ることが可能となる。
上記のようにして組み付けた電源線付き周辺パネルCのうち、最も外側に位置するヒーターパネルA1Aに対して、電源線付き周辺パネルC3(図4b)を選択し、そのコネクタ32aをヒーターパネルA1Aに接続しながら、コンクリートスラブSに敷き詰める。その外側(長辺に沿う側)に、電源線付き周辺パネルC1(図2d)または電源線付き周辺パネルC4(図5c)を選択し、そのコネクタ32aを電源線付き周辺パネルC3のコネクタ32bと接続して敷き詰める。さらに、電源線付き周辺パネルC1の短辺側に、電源線付き周辺パネルC2(図3b)を、そのコネクタ32bと電源線付き周辺パネルC1の短辺側のコネクタ32aとを接続して敷き詰める。
それにより、図1に示す例では、壁面に取り付けたコントローラ21の直下の位置に、幅は電源線付き周辺パネルCの1枚分の幅であるが、長さは1枚分の長さよりも短い長さの空きスペースS1が、最後に残る。そこで、作業者は、電源線付き周辺パネルC21(図3d)を選択し、前記空きスペースS1と同じ長さに周辺パネル用木質床材40bを切断して、電源線付き周辺パネルC21aとする。そして、電源線付き周辺パネルC21aのコネクタ32aを電源線付き周辺パネルC2のコネクタ32bに接続して、電源線付き周辺パネルC21aを空きスペースS1に敷設する。その後、外部に延出している電源線部分31aの他端を壁面に取り付けたコントローラ21に接続することにより、電気式床暖房用の木質床材の敷設と、所要の電気的接続とは終了する。
なお、図1の施工態様では、幅は床暖房用周辺パネルCの1枚分の幅であるが、長さは1枚分の長さよりも短い長さの空きスペースS1が最後に残る場合を説明したが、施工現場によっては、幅が電源線付き周辺パネルCの1枚分の幅に満たない空きスペースが壁面に沿って残る場合もおこる。その場合には、図示しないが、長手方向に沿って所要幅となるように切断した各電源線付き周辺パネルCを適宜選択して用いればよい。また、施工現場によっては、図1での電源線付き周辺パネルCの外側にさらにスペースが残る場合もありうるが、その場合には、そのスペースに通常の周辺パネルBを敷き込めばよい。
本発明にかかる電気式床暖房用木質床材キットを用いて施工された電気式直貼り床暖房構造の一例を示す模式図。 本発明による電源線配線セットで使用する周辺パネル用木質床材の一例を示す平面図(図2a)、背面図(図2b)、図2aのc−c線による断面図(図2c)、およびそれを用いて組み付けられた電源線付き周辺パネルの一形態を示す背面図(図2d)。 周辺パネル用木質床材と電源線付き周辺パネルの他の形態を説明する図。 周辺パネル用木質床材と電源線付き周辺パネルのさらに他の形態を説明する図。 周辺パネル用木質床材と電源線付き周辺パネルのさらに他の形態を説明する図。 電源線部材の幾つかの形態を示す図。 線ヒーターを用いたヒーターパネルの一例を示す背面図。 従来のヒーターパネルを下地合板の上に貼り付けた状態を断面で示す図。 下地合板の上にヒーターパネルを貼り付けて電気式床暖房とする一例を示す図。 電気式床暖房に用いる床木質床材のいくつかの例を示しており、図10aは貼り出し用ヒーターパネル、図10bはヒーターパネル、図10cは貼りじまい用ヒーターパネルを示す。
符号の説明
A,A1…ヒーターパネル、B…周辺パネル、C(C1〜C4、C21、C31)…電源線付き周辺パネル、21…コントローラ、30(30a〜30d)…電源線部材、31…電源線、32(32a、32b)…コネクタ、40(40a〜40d)…周辺パネル用木質床材、41(41a、41b)…凹溝、42…コネクタ収容凹部、50…粘着テープ、S…コンクリートスラブ

Claims (5)

  1. 木質床材の裏面側に少なくとも発熱体として線ヒーターあるいは面ヒーターを備えた電気式床暖房用のヒーターパネルと共に用いる電気式床暖房用の電源線配線セットであって、電源線とその一端または両端に取り付けたコネクタとからなる電源線部材と、該電源線部材を収容する収容部を裏面に有する周辺パネル用木質床材とで構成される電源線配線セット。
  2. 周辺パネル用木質床材は、電源線部材を収容する収容部のパターンが異なる複数種類の木質床材で構成され、電源線部材は木質床材の異なる収容部パターンに対応した長さの電源線を備えた複数種類の電源線部材で構成されることを特徴とする請求項1に記載の電源線配線セット。
  3. 電源線の一方端にのみコネクタを取り付けた電源線部材であって、電源線の長さが周辺パネル用木質床材の収容部に収容したときに当該木質床材の外方にまで延出する長さとされている電源線部材をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の電源線配線セット。
  4. 木質床材の裏面側に少なくとも発熱体として線ヒーターあるいは面ヒーターを備えた電気式床暖房用のヒーターパネルと、請求項1〜3に記載のいずれかの電気式床暖房用の電源線配線セットとを少なくとも備えることを特徴とする電気式床暖房用キット。
  5. 請求項4に記載の電気式床暖房用キットを用いた電気式床暖房の施工方法であって、
    複数枚のヒーターパネルを電気的に接続した状態で敷き詰める工程、電源線配線セットを構成する電源線部材と周辺パネル用木質床材とを適宜組み合わせて1種以上の電源線付き周辺パネルを造る工程、該1種以上の電源線付き周辺パネルを適宜組み合わせかつ電気的に接続しながら、電源線付き周辺パネルの電源線で構成される回路の一端をヒーターパネルの電気回路に接続し、他端を建物の電力供給源に接続する工程、を少なくとも有することを特徴とする電気式床暖房の施工方法。
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