JP2006057355A - 軒樋吊具 - Google Patents

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Abstract

【課題】鼻板1から吊具本体4までの距離を短くするとともに、固定部材の調整と取付けが容易にできることを目的とする。
【解決手段】軒樋吊具20は、鼻板21に固定される固定部材22と、この固定部材22に連結され軒樋50を吊下げ保持する吊具本体23とからなる軒樋吊具20である。前記固定部材22は、一対の略矩形板24、25の各1辺を固着して開度を略直角に形成され、その両側面を台形状の側板26で補強するとともに、一方の略矩形板24に長さ調整手段27が設けられ、この長さ調整手段27は、突出長さを調整してその先端部30を鼻板21の下方21aに当接し、他方の略矩形板25の両側面の側板26の先端部31を鼻板の上方21bに当接することにより、「吊具本体23を水平」に設定する長さ調整手段27である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築物の軒先に軒樋を取付けるための軒樋吊具の構造に関し、一種類の軒樋吊具により種々の鼻板勾配に対応できる軒樋吊具の構造に関する。
従来、軒樋を吊り下げ保持する軒樋吊具は、吊具本体の端部に固定板が設けられており、この固定板を建物の鼻板に直接固着するようになっている。
しかしながら、建物に設けられる鼻板は建物の種類によって角度が異なることがあり、上述のような従来の方法では、鼻板に対する固定板の取付け角度が一定に形成されているので、施工現場で種類の異なる鼻板の角度に対応しての角度の調整を行うことができなかった。そのため、鼻板の勾配に対応するためには複数の軒樋吊具を用意しなければならないという問題があった。さらに、たとえば、勾配なし、4寸勾配、5寸勾配等に対応して専用の吊具を取り揃えていても、その他の軒先勾配に伴うたとえば2寸、5寸等の市場要望があれば、特注で用意する必要があった。
しかし、そのための金型投資等には多大の資金が必要であり、すべての特注に対応するのは資金面で実現不可能であった。また、常時出荷しない在庫が増えるので在庫管理に問題があった。
この問題を解決するために、例えば、特許文献1として実開平6−20688号公報に示されているような、一種類の軒樋吊具を用いて種類の異なる鼻板の勾配に対応して設置することができる軒樋吊具が知られている。
特許文献1には、図10に示すように、「軒樋吊具3は固定部材2と吊具本体4で構成され、鼻板1に固着される固定部材2の固定板5より上下方向に向けて弧状に形成された連結片6が突設する。また、吊具本体4の端部に設けられた連結体7を連結片6にスライド移動自在に連結する。そして、連結体7を連結片6の長手方向に沿う任意の位置で固定する固定ネジ8を連結体7に設ける。」という内容が開示されている。
図11に示すように、軒樋吊具3が鼻板1に固着され、この軒樋吊具3の耳保持部9に軒樋13が取付けられる。この状態で、軒樋13の底部13aが略水平になる。
実開平6−20688号公報
ところが、上記、特許文献1の軒樋吊具3では、連結体7と連結片6は固定ネジ8で固着され、連結体7と連結片6はスライド移動自在に連結される構成である。 そのため、雨水等の荷重が掛かると、稀ではあるが、連結体7がずり落ちて吊具本体4の水平度が狂うという強度上の問題があった。
また、連結体7と連結片6の位置関係を調整してから固定ネジ8を締め付けるので、固定ネジ8の取付けスペースが狭く、施工現場における固定ネジ8の締め付け動作は不安定で取付け難いという問題があった。
さらに、連結片6は弧状に形成されているため、鼻板1からの突出長さYが大きいので、複数の吊具本体4の調整をする際に、鼻板1から連結体7までの相対位置に大きなバラツキがあった。そのため、稀ではあるが、軒樋13が水平方向にずれるという問題があった。
そこで、本発明は、固定部材と吊具本体の位置関係の調整を不要にし、施工現場において固定部材と吊具本体との固定ネジの締め付け動作を不要にすることにより、吊具本体の上下方向の位置が狂わないことを目的とする。
また、鼻板から吊具本体までの距離を短くして、吊具本体の水平方向のバラツキを少なくすることを目的とする。
一種類の軒樋吊具で種々の鼻板勾配に対する調整が容易にできることを目的とする。
請求項1の発明は、鼻板に固定される固定部材と、この固定部材に連結され軒樋を吊下げ保持する吊具本体とからなる軒樋吊具であって、前記固定部材は、一対の略矩形板の各1辺を固着して開度を略直角に形成され、その両側面を側板で補強されるとともに、一方の略矩形板に長さ調整手段が設けられ、この長さ調整手段は、突出長さを調整してその先端部を鼻板の下方に当接し、他方の略矩形板の両側面の側板の先端部を鼻板の上方に当接することにより、前記吊具本体を水平に設定する長さ調整手段であることを特徴としている。
この軒樋吊具であれば、他方の略矩形板の両側面の側板の先端部を鼻板の上方に当接するので、鼻板から吊具本体までの距離が短くなる。また、固定部材の一方の略矩形板に長さ調整手段が設けられているので、固定部材の突出長さを容易に調整することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の軒樋吊具であって、前記長さ調整手段は、前記一方の略矩形板に平行に設けられた複数の易折曲部であることを特徴としている。
この軒樋吊具であれば、前記一方の略矩形板に平行に設けられた複数の易折曲部で、前記一方の略矩形板の突出長さを容易に調整することができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の軒樋吊具であって、前記複数の易折曲部は、略矩形板の表面に設けられるノッチであることを特徴としている。
この軒樋吊具であれば、略矩形板の表面にノッチが設けられているので、ノッチに沿って略矩形板を容易に折曲げることができる。
請求項4の発明は、請求項1に記載の軒樋吊具であって、前記長さ調整手段は、前記一方の略矩形板に重ねられたスライド板であり、このスライド板をスライドして突出長さを調整し位置固定するために、前記一方の略矩形板と前記スライド板の両方あるいはどちらか一方に長孔が設けられることを特徴としている。
この軒樋吊具であれば、前記長さ調整手段は、前記一方の略矩形板に重ねられたスライド板であるので、このスライド板をスライドして略矩形板の突出長さを容易に調整することができる。また、前記一方の略矩形板と前記スライド板の両方あるいはどちらか一方に長孔が設けられるので、調整した位置で容易に位置固定することができる。
請求項5の発明は、請求項4に記載の軒樋吊具であって、前記一方の略矩形板と前記スライド板とのスライド面に、所定の間隔でそれぞれ位置決め用の凹凸を形成することを特徴としている。
この軒樋吊具であれば、前記一方の略矩形板と前記スライド板とのスライド面に、所定の間隔でそれぞれ位置決め用の凹凸が形成されているので、容易に位置固定することができる。
請求項1記載の発明によれば、鼻板から吊具本体までの距離が短くなるので、吊具本体の水平方向のバラツキを少なくすることができる。また、固定部材の突出長さを容易に調整することができる。そのため、吊具本体が水平になるように一種類の軒樋吊具で種々の鼻板勾配に対する調整と取付けが容易にできる。
請求項2記載の発明によれば、一方の略矩形板に長さ調整手段によって、その突出長さを容易に調整することができる。そのため、一種類の軒樋吊具で種々の鼻板勾配に対する調整と取付けが容易にできる。
請求項3の発明によれば、ノッチに沿って一方の略矩形板を容易に折り曲げることができる。そのため、一種類の軒樋吊具で種々の鼻板勾配に対する調整と取付けが容易にできる。
請求項4の発明によれば、略矩形板の突出長さを容易に調整することができる。また長孔により調整位置まで容易にスライドすることができる。そのため、一種類の軒樋吊具で種々の鼻板勾配に対する調整と取付けが容易にできる。
請求項5の発明によれば、位置決め用の凹凸によって、容易に必要な位置に固定することができる。そのため、一種類の軒樋吊具で種々の鼻板勾配に対する調整と取付けが容易にできる。
<軒樋吊具の構成>
以下に、本発明の第1の実施形態を〜図4に基づいて説明する。
図1に示すように、本実施例の軒樋吊具20は、鼻板21に固定される固定部材22と、この固定部材22に連結され軒樋50を吊下げ保持する吊具本体23とからなる軒樋吊具20である。
前記固定部材22は、一対の略矩形板24、25の各1辺を固着して開度を略直角に形成され、その両側面を台形状の側板26で補強するとともに、一方の略矩形板24に長さ調整手段27が設けられる。
この長さ調整手段27は、突出長さを調整してその先端部30を鼻板21の下方21aに当接し、他方の略矩形板25の両側面の側板26の先端部31を鼻板の上方21bに当接することにより、「吊具本体23を水平」に設定する長さ調整手段27である。
ここで、「吊具本体23を水平」に設定するということは、吊具本体23には軒樋50を吊下げる保持部材51が固着されており、この保持部材51を介して軒樋50の底部52を略水平の状態にすることである。
そして、「吊具本体23を水平」にした状態で、他方の略矩形板25を鼻板21に固定ネジ33を用いて固定することにより、固定部材22が鼻板21に固定される。
さらに、他方の略矩形板25の中央部には垂直の凹状の連結部28が他方の略矩形板25から吊具本体23方向に突設され、この凹状の連結部28に吊具本体23が差し込まれて固定ネジ29あるいはリベットによって固着される。
図2に示すように、吊具本体23は帯状材を折り曲げて形成され、垂直部材23aと、この垂直部材23aの上部を下方に折り曲げて延設する斜板23bと、この斜板23bからさらに延設する水平部材23cとで構成される。水平部材23cの垂直方向の長さは水平部材23cの延長線上が垂直部材23aの略中央に位置するように形成される。水平部材23cの先端部近傍23dには、保持部材51との固着用の孔23eが形成される。そして、吊具本体23の垂直部材23aが固定部材22の連結部28に連結部28の底に着くように差し込まれ、固定ネジ29あるいはリベットによって吊具本体23と固定部材22が固着される。
保持部材51は帯状材からなり、この帯状材の両横端は補強のために半円状に折り曲げその半円の円部が上方に向くように形成される。そして、この補強のための半円は帯状板の長手方向の略全域に形成されている。
保持部材51の長手方向の形状は、まず、水平な中央部51aが吊具本体23の水平部材23cより少し長く形成され、固着用の孔51bがその略中心に設けられる。この中央部51aから固定部材22側は前記吊具本体23と略同じ形状で形成されるが、固着用の孔51bからの水平方向の長さは保持部材51の一端部である垂直部51cの最外端60が吊具本体23の連結部28の外側面28aの位置になるように若干短く形成される。
その垂直部51cに、軒樋50の一方の耳部53を保持する水平面からなる耳保持部51dが形成される。
さらに、中央部51aから固定部材22とは反対側に、斜板51eが立ち上がるとともに水平部51fに連続し、その水平部51fの先端には軒樋50の他方の耳部54を保持する垂直部からなる耳保持部51gが形成される。
保持部材51の下部には、離脱防止材56が帯状板で設けられ、固着用の長孔56aを一端部56b近傍に備える。そして、固着用の長孔56aと他端部56cとの中間部には段差56dが設けられ、固着用の長孔56aの位置が他端部56cよりも垂直方向に少し高い位置に形成される。そのため、保持部材51と離脱防止材56が固着すると、保持部材51と離脱防止材56の間には隙間56eが生じる。
吊具本体23と保持部材51と離脱防止材56は、孔23e、51b、長孔56aを介して固定ネジ57あるいはリベットにより一体的に連結される。このとき、吊具本体23と離脱防止材56は、保持部材51の補強のための半円を除く帯状板の中央部に密着する。
図3に示すように、固定部材22の一方の略矩形板24の上面に長さ調整手段27としてのノッチ27aが先端部30と平行に複数形成されている。このノッチ27aは断面がV字状の切欠きで、一方の略矩形板24の板厚の略1/2深さに形成され一方の略矩形板24の全幅に至って設けられる。
また、一方の略矩形板24の下面には、「2.5−10」と表示されているが、これは、この固定部材22が2.5寸から10寸の範囲で調整可能であることを表している。また、図示しないが、一方の略矩形板24の上面か下面に、複数のそれぞれのノッチ27aに対応する位置に、0.5寸ピッチで2.5寸から10寸までの表記がされる。
図4に示すように、他方の略矩形板25には、固定ネジ33用の孔33aが4隅に設けられる。また、固定ネジ29あるいはリベット用の孔29aが凹状の連結部28内に設けられる。
ここで、軒樋吊具20の材質は、ステンレスや亜鉛メッキをした金属、あるいは軽量化や耐腐食性を考慮して例えば硬質塩化ビニール樹脂等の合成樹脂等が用いられる。
<軒樋吊具の作用>
図5(a)に示すように、長さ調整手段27としての複数の平行なノッチ27aは、先端部30から例えば1.7mmピッチの等間隔で15個設けられ、それぞれ順番に2.5寸から10寸にいたる0.5寸刻みで形成されている。
上述のように、先端部30と側板26の先端部31とを結ぶ直線L1は鼻板21に当接するが、たとえば長さSと長さTがそれぞれ34mmに設定されるので、直線L1は鼻板21が最大傾斜45度のときの状態を示している。また、ノッチ27aが2.5寸の位置では、直線L2は鼻板21が最小傾斜の状態に対応している。
なお、側板26の先端部31から吊具本体23の垂直部材23aまでの長さT3は垂直部材23aが直線L1にできるだけ接近するように定められる。
図5(b)に示すように、各ノッチの「寸表示」は、角度θの鼻板21に対して「吊具本体23を水平にする」ために、垂直方向の長さをS=10.0寸と仮定して、水平方向の長さTを2.5寸〜10寸まで変化させるとして表されている。
図6に示すように、所望のノッチ27aで折り曲げられ、固定ネジ33を用いて固定部材22が鼻板21に固定されるので、「吊具本体23を水平」に取付けることができる。
このとき、軒樋50の一方の耳部53は耳保持部51dにより下方から保持されるとともに、固着用の長孔56aによって離脱防止材56を水平移動して一方の耳部53を離脱防止材56と垂直部51cとの間に挟み込んで水平方向に保持される。保持部材51と離脱防止材56の間には隙間56eが設けられているので、離脱防止材56を抵抗少なく容易に水平移動できる。
このように、軒樋50の底部52が略水平の状態で、軒樋50の一方の耳部53が耳保持部51dと離脱防止材56で保持されるとともに、底部52の他方の耳部54が垂直部からなる耳保持部51gに保持される。
上記のように、本実施形態によれば、吊具本体23の垂直部材23aが固定部材22の連結部28に連結部28の底に着くように差し込まれるので、固定部材22と吊具本体23の位置関係の調整が不要である。また、施工現場における固定ネジ29の締め付け動作が不要である。また、吊具本体23の上下方向の位置が狂うことがない。
鼻板21から吊具本体23までの距離が短くなるので、吊具本体23の水平方向のバラツキを少なくすることができる。そして、一種類の軒樋吊具で種々の鼻板勾配に対する調整が容易にできる
<本発明の第2の実施形態>
以下に、本発明の第2の実施形態を図〜図9に基づいて説明する。
図7に、軒樋吊具の側面図を示すが、図1に示した軒樋吊具と同じ構成部分については、図面に同符号を付して重複した説明を省略する。
図7に示すように、長さ調整手段27は、スライド板40と、このスライド板を固定する止め具42とボルト44とスプリング座金43で構成される。
そして、矩形のスライド板40は一方の略矩形板24の下方にスライド自在に設けられ、スライド板40の中央部には長孔45が設けられているので、スライド板40は所定の位置でスプリング座金43を介して止め具42とボルト44によって一方の略矩形板24に固定される。止め具42はナットとしての働きを持ち手動回転させてボルト44に螺合する。
このようにして、長さ調整手段27は、スライド板40の突出長さを調整してその先端部30を鼻板21の下方21aに当接し、他方の略矩形板25の両側面の側板26の先端部31を鼻板の上方21bに当接することにより、「吊具本体23を水平」に設定できる。
図8に示すように、一方の略矩形板24とスライド板40のそれぞれのスライド面に、所定の間隔で位置決め用の凹凸46を2列形成する。この位置決め用の凹凸46は、たとえば、一方の略矩形板24に凸部、スライド板40に凹部が設けられ、それらがお互いに嵌入することで、スライド板40の突出長さを容易に調整できて、その先端部30の位置を決めることができる。なお、凹部はスライド板40を抉って設けてもよいし、スライド板40に貫通する孔としてもよい。
さらに、スライド板40の上面にスライド位置を表す表示線47が先端部30と平行に複数表示される。そして表示線47を一方の略矩形板24の先端48に合わせることでスライド板40を所定の位置に容易に合わせることができて固定部材22を所定の角度の設定することができる。
そして、図示しないが、図4で説明した内容と同じように、固定部材22には、固定ネジ33用の孔33aが4隅に設けられ、固定ネジ29あるいはリベット用の孔29aが凹状の連結部28内に設けられる。
図9に示すように、スライド板40のスライド位置調整のための複数の表示線47は、先端部30から0.5寸の等間隔で例えば8個設けられ、それぞれ順番に2.5寸から6.5寸に対応している。
側板26の先端部31とスライド板40の先端部30を結ぶ直線L1は鼻板21に当接するが、このとき鼻板21が最大傾斜の状態である。また、側板26の先端部31とその下端部49を結ぶ直線L2は鼻板21が最小傾斜の状態に対応している。ここで、長さSと長さT(T1、T2)は上記内容に応じて適宜定められ、長さT3は垂直部材23aが直線L1にできるだけ近接するように定められる。
上記のように、本発明の第2の実施形態によれば、固定部材22と吊具本体23の位置関係の調整が不要となり、施工現場における固定ネジ29の締め付け動作が省略できる。また、吊具本体23の上下方向の位置が狂うことがない。
鼻板21から吊具本体23までの距離が短くなるので、吊具本体23の水平方向のバラツキを少なくすることができる。一種類の軒樋吊具で種々の鼻板勾配に対する調整が容易にできる。
以上、本発明の実施形態を図面に基づいて説明したが、上記の実施例はいずれも本発明の一例を示したものであり、本発明はこれらに限定されるべきでないということはいうまでもない。
例えば、前記長さ調整手段は、スライド板の調整のための突出長さを広範囲にするために、前記一方の略矩形板24と前記スライド板40の両方に長孔45を設けてもよい。
一方の略矩形板24とスライド板40とのスライド面に設けられる位置決め用の凹凸46は、一方の略矩形板24に凹部と凸部を繰り返して形成し、対向するスライド板40に凸部と凹部を繰り返して形成し、一方の略矩形板24の凹部がスライド板40の凸部に、一方の略矩形板24の凸部がスライド板40の凹部にそれぞれ対応するように形成してもかまわない。この方法であれば、短いスライドピッチのときでも凹部と凸部を繰り返すことで、凹凸が離れるので加工が容易にできる。
表示線47をスライド板40の上面に表示するかわりにスライド板40の側面に表示して、表示線47と側板26の下端部49とを合わせることによりにスライド板40のスライド位置を調整することも可能である。
前記角度調整板27aの対応する角度の範囲は、必要に応じてその範囲を採用すればよい。
本発明の第1の実施形態における軒樋吊具の側面図である。 本発明の第1の実施形態における軒樋吊具の分解側面図である。 本発明の第1の実施形態における軒樋吊具の、図1におけるA−A断面図である。 本発明の第1の実施形態における軒樋吊具の、図1におけるB―B断面図である。 (a)は、本発明の第1の実施形態における軒樋吊具の、ノッチ27aの詳細配置図、(b)は固定部材22と鼻板21の角度との関連説明図である。 本発明の第1の実施形態における軒樋吊具の、軒樋吊具と軒樋の取付け状態を示す側面透視図である。 本発明の第2の実施形態における軒樋吊具の側面図である。 本発明の第2の実施形態における軒樋吊具の、図7におけるA−A断面図である。 本発明の第2の実施形態における軒樋吊具の、図8におけるスライド位置調整のための表示線47とその関連の説明図である。 従来の軒樋吊具の取付け状態を示す斜視図である。 従来の軒樋吊具の、軒樋吊具と軒樋の取付け状態を示す側面透視図である。
符号の説明
20 軒樋吊具
21 鼻板
21a 下方
21b 上方
22 固定部材
23 吊具本体
24 矩形板
25 矩形板
26 側板
27 長さ調整手段
30 先端部
31 先端部
50 軒樋

Claims (5)

  1. 鼻板に固定される固定部材と、この固定部材に連結され軒樋を吊下げ保持する吊具本体とからなる軒樋吊具であって、
    前記固定部材は、一対の略矩形板の各1辺を固着して開度を略直角に形成され、その両側面を側板で補強されるとともに、一方の略矩形板に長さ調整手段が設けられ、
    この長さ調整手段は、突出長さを調整してその先端部を鼻板の下方に当接し、他方の略矩形板の両側面の側板の先端部を鼻板の上方に当接することにより、前記吊具本体を水平に設定する長さ調整手段であることを特徴とする軒樋吊具。
  2. 請求項1に記載の軒樋吊具であって、前記長さ調整手段は、前記一方の略矩形板に平行に設けられた複数の易折曲部であることを特徴とする軒樋吊具。
  3. 請求項2に記載の軒樋吊具であって、前記複数の易折曲部は、略矩形板の表面に設けられるノッチであることを特徴とする軒樋吊具。
  4. 請求項1に記載の軒樋吊具であって、前記長さ調整手段は、前記一方の略矩形板に重ねられたスライド板であり、このスライド板をスライドして突出長さを調整し位置固定するために、前記一方の略矩形板と前記スライド板の両方あるいはどちらか一方に長孔が設けられることを特徴とする軒樋吊具。
  5. 請求項4に記載の軒樋吊具であって、前記一方の略矩形板と前記スライド板とのスライド面に、所定の間隔でそれぞれ位置決め用の凹凸を形成することを特徴とする軒樋吊具。
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