JP2006052036A - カード受入れ収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数種のカードを一括して受け入れ、その種類を判別し、種類別に収容するに当り、カード収納手段(スタッカ)を大型化することなく、しかもスタッカが満杯になっても利用者の操作を妨げることなく交換することもできるカード受入れ収納装置を提供すること。
【解決手段】 複数種のカードPを、種類別に分類して対応するカード収納手段26に収納させる収納用の搬送手段24を複数列設け、これら複数列の収納用搬送手段24とこれに付随するカード収納手段26を選択切換して使用するようにしたので、1つのカード収入手段26の収納容量を増加させることなく長期間にわたって連続的に使用でき、また、利用者の操作を妨げることなく、満杯となったカード収納手段26を交換することもできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定の情報を保持したカードを受け入れ、これらカードを、保持された情報に基づいて所定のカード収納手段に収納させるカード受入れ収納装置に関する。
近年、磁気情報やICチップ情報などを内蔵したプラスチック製のカードが、個人情報媒体や経済価値媒体として多用されている。この種のカードは国際標準化されており、一般には厚さ0.76mmの塩ビカードが用いられている。このようなカードは、通常の外力では曲がり難い剛体と考えられる。したがって、カード処理機は、カードを変形させることなく直線に搬送するようにしている。
ここで、ATMのカードリーダのように、カードに対して、単純に磁気情報をリード・ライトする程度の装置であれば、その搬送を直線としてもその距離は長くならない(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、カードは前述のように各種分野で用いられており、近年、同一サイズのカードにそれぞれ異なる額面価値を付与し、金券のように取り扱うシステムが考えられている。このようなカードを取り扱う装置では、カード情報の読取や読取結果に応じた分類収納などの多くの機能が必要となり搬送路も長くなる。また、このようなカードの取扱装置は、カード使用者に対して対面型に構成しなければならず、狭いスペース中に長い搬送路を確保しなければならない。さらに、カードの変形やカード詰まり等の不具合は確実に阻止しなければならない。
このような問題に対し、本件出願人はカードの搬送路をZ字形に折り返し形成し、剛体であるカードを曲げ変形することなく搬送処理し、しかもコンパクトなユニットとして構成しているカード受入れ収納装置を、特願2004−160919により提案した。
この装置は直線状を成す搬送手段をZ字形に構成し、搬送途中においてカードから情報を読取り、この読取った情報に従って各カードを対応するカード収納手段(以下、スタッカと呼ぶ)内に分類収納している。
このスタッカは、カードの種類毎に設けられる。例えば、カードの種類が5種類であれば、5つのスタッカが、Z字形に構成された搬送手段の後端部分に1列に配置され、搬送手段により搬送されてくるカードは、順次対応するスタッカ内に分離収納される。
このような装置では、多量のカードを連続処理できることが望まれている。例えば、1スタッカにより1500枚程度のカードを収納できるが、業務中にしばしば満杯になってしまう。この場合、満杯となったスタッカを交換しなければならず、その都度装置を停止しなければならない。このため、利用者に不便をかけることになった。
もちろん、1スタッカの収納容量を増加すれば、その分だけ満杯になるまでの時間を長くすることはできるが、スタッカの寸法が大きくなりすぎると、これを取り扱う係員の操作性が低下してしまうし、装置が高さ方向に大型化するなど、実質的な解決策にはならない。
特開平10−40441号公報
このように、多量なカードを連続的に処理するためには、スタッカの収納容量を増やすだけでは実質的な解決にはならなかった。
本発明の目的は、複数種のカードを一括して受け入れ、その種類を判別し、種類別に収容するに当り、カード収納手段(スタッカ)を大型化することなく、しかもスタッカが満杯になっても利用者の操作を妨げることなく交換することもできるカード受入れ収納装置を提供することにある。
本発明のカード受け入れ収納装置は、所定の情報を保持したカードを1枚づつ順次搬送し、これらカードから前記情報を読取り、この読取った情報にしたがって対応するカード収納手段に集積させるカード受入れ収納装置であって、それぞれ前記カードを直線状に搬送し、これら搬送中のカードを、その搬送方向に配置された複数の前記カード収納手段に分岐収納させるゲート手段を有する、互いに平行配置された複数列の収納用搬送手段と、 中間部に搬送途中のカードから前記情報を読取る情報読取手段を有し、その搬送終端部が、前記複数列の収納用搬送手段のいずれかの搬送開始端近くに設置された情報読取用搬送手段と、この情報読取用搬送手段の搬送終端と前記複数列の収納用搬送手段の搬送開始端との間に設けられ、前記情報読取用搬送手段から搬送されてきたカードを、複数列の収納用搬送手段のいずれかに選択供給する選択供給手段とを備えたことを特徴とする。
また、本発明では、選択供給手段は、複数列の収納用搬送手段の各搬送開始端を横断して設けられ情報読取用搬送手段により搬送されてきたカードを載置しこのカードを各収納用搬送手段の搬送開始端上に移送可能なタイミングベルトと、各収納用搬送手段の開始端上に設けられ自列の搬送開始端上に移送されたカードをその搬送開始端上に押下して搬送を開始させる搬送開始部材とで構成されている。
また、本発明では、選択供給手段は、いずれかの列の収納用搬送手段にカードを供給中、この列の収納用搬送手段に設けられた複数のカード収納手段の少なくとも一つが満杯になったことを条件に、他の列の収納用搬送手段にカードを供給するように設定されている。
さらに、本発明では、選択供給手段は、複数列の収納用搬送手段に対し、カードを選択供給する列を周期的に切換えるようにしてもよい。
本発明によれば、複数種のカードを、種類別に分類して対応するカード収納手段に収納させる収納用の搬送手段を複数列設け、これら複数列の収納用搬送手段とこれに付随するカード収納手段を選択切換して使用するようにしたので、1つのカード収入手段の収納容量を増加させることなく長期間にわたって連続的に使用でき、また、利用者の操作を妨げることなく、満杯となったカード収納手段を交換することもできる。
以下、本発明によるカード受入れ収納装置の一実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は、この実施の形態によるカード受け入れ収納装置内部の全体構成を示しており、図2はその左側面図である。図1及び図2において、1は装置の外郭をなす筐体で、その内部には、それぞれ破線で囲まれた第1処理部2と第2処理部3とが構成されている。
第1処理部2は、入口部4、受入れ用の第1搬送手段7、第1情報読取手段8、第1保留手段10により概略構成される。入口部4は、図2で示すように、筐体1の前面上部に配置され、常時閉の扉4aを有する。そして、この扉4aの開放時、所定の情報を保持した複数枚のカードPを積層状態で受け入れる。受け入れられたカードPは、バックアップ板5により下方に押し付けられ、ピッカー6により、1枚づつ後方の第1搬送手段7へ繰り出される。
第1搬送手段7は、前述のように受入れ用のもので、上下一対のローラ7aを複数対、直線上に配置しており、これら一対のローラ7aの回転により、ピッカー6によって1枚づつ繰り出されたカードPを、装置の後方に向ってほぼ水平方向に直線搬送する。また、この第1搬送手段7には第1情報読取手段(例えば、磁気カードリーダ)8が設けられており、内蔵された磁気ヘッド9により、搬送途中のカードPから保持情報を読み取る。
第1保留手段10は、第1搬送手段7の搬送終端部(図示右端部)に設けられ、搬送されてきたカードPを積層保留する。この第1保留手段10は、積層保留されたカードを一括して次段に移送する移送手段(以下、スイーパ機構と呼ぶ)11を備えている。
前記第1搬送手段7は、カードPの搬送方向を逆方向にする逆搬送機能を有する。また、第1保留手段10は積層保留されたカードを1枚づつ逆搬送状態の第1搬送手段7に繰り出す返却手段12を有する。
また、この第1搬送手段7の前方寄り(図示左方寄り)の部分には、逆方向に搬送されたカードを搬送路上から取り出すリジェクト手段13が設けられている。このリジェクト手段13により搬送路上から取り出されたカードPは、返却搬送路14を通って、図2で示すように、筐体1の前面に設けられた返却口15に送られる。
なお、これら各部の詳細構成については後述する。
第2処理部3は、第2保留手段16、情報読取用の第2搬送手段18、第2情報読取手段21、選択供給手段22、図2で示すように複数列(図の例では2列)の収納用第3搬送手段24、これら収納用の第3搬送手段毎に複数個設けられたカード収納手段(以下、スタッカと呼ぶ)26を有する。
第2保留手段16は、前記第1保留手段10に隣接されており、この第1保留手段10から、スイーパ機構11により一括移送されてくる積層状態のカードPを受け入れ、このカードPをピッカー17により1枚づつ繰り出す。
第2搬送手段18は、第2保留手段16から、筐体1の前方(図示左方)に向って、所定の傾斜角度を保って下向きに形成された直線上に、上下一対のローラを複数対配置して構成される。この第2搬送手段18は、各一対のローラの回転により、第2保留手段16から繰り出されたカードPを前方に向って所定の傾斜角度で直線搬送する。
また、この第2搬送手段18は、前述のように情報読取用のものであり、搬送中間部には、磁気カードリーダなどによる第2情報読取手段21が設けられている。そして、内蔵された磁気ヘッドにより、搬送途中のカードPから保持情報を読み取る。さらに、この第2搬送手段18は、カードの搬送方向を逆方向にする逆搬送機能を有し、かつ、逆方向に搬送されたカードPを搬送路上から取り出すリジェクト手段19を有する。このジェクト手段19でリジェクトされたカードPはリジェクト箱20内に貯留される。
選択供給手段22は、図3で示すように、第2搬送手段18の搬送終端と複数列(2列として説明を続ける)に平行配置された収納用の第3搬送手段24a、24bとの間に設けられ、情報読取用の第2搬送手段18から搬送されてきたカードを、複数列の収納用搬送手段のいずれかに選択供給する。
収納用の第3搬送手段24a,24bは、それぞれ図1で示すように、筐体1内の前面側(図示左方)から後方(図示右方)に向うほぼ水平な直線上に、上下一対のローラを複数対配置したもので、選択供給手段22から供給されたカードPを、後方に向ってほぼ水平に搬送する。
スタッカ26は2列の第3搬送手段24a,24b毎に、その搬送方向に沿ってそれぞれ複数個(図の例では5個)設けられ、対応する第3搬送手段24a,24bにより搬送されてくるカードPを、第2の情報読取手段21による読取結果に基づいて搬送路から取り出し、積層集積する。ここで、2列の第3搬送手段24a,24bのうち、一方の第3搬送手段24aに沿って設けられた複数のスタッカの群を、図2で示すように26aとし、他方の第3搬送手段24bに沿って設けられた複数のスタッカの群を26bとする。
これら各部の詳細構成についても後述する。
先ず、第1処理部2の入口部4の詳細構成を図4により説明する。
入口部4は、筐体1の前面上部の傾斜面に設けられた開口を開閉可能に覆うスライド式の扉4aを有する。この扉4aはラックギア31を一体に有し、このラックギア31と噛み合うピニオンギア32及び押さえローラ33によりスライド可能に支持されており、モータ34でピニオンギア32を回転駆動することにより開閉動作する。
この入口部4の内部底面板36上には、複数のカードPが投入され、後面に立設されたガイド板37に沿って積み重ね状に載置される。この底面板36には、前後方向(図示左右方向)に沿うスリット36aが形成されており、このスリット36a内にはピッカー6が移動可能に設けられている。ピッカー6は、モータ38により回転駆動されるリードスクリュー39と螺合しており、図示左右方向に往復動作する。このピッカー6は、図示右方への移動時、最下部に位置するカードPの前縁部(図示左辺)と係合し、このカード1枚を一対のローラ7aを有する第1搬送手段7に繰り出す。
バックアップ板5は、ガイドロッド41により上下動可能に支持されており、ばね42により常時下向きの力を受けている。また、このバックアップ板5の後端部(図示右端部)下面は、モータ43により回動駆動されるアーム44の先端と係合している。
すなわち、扉4aが開操作されると、これに連動してモータ43が運転され、アーム44を駆動してバックアップ板5を上限位置まで上昇させる。この状態で複数枚のカードPが投入され、図示しないセンサによりカードが所定高さまで積み重ねられると、モータ43への運転指令は解除され、アーム44への駆動力がなくなるので、バックアップ板5はばね42の力で下降し、積み重ね状態の複数のカードPを上から押えつけ、ピッカー6による繰り出しが確実に行われるように構成している。
また、受入れ用の第1搬送手段7は、前述のように一対のローラ7aを複数対直線上に配置したものであるが、これら一対のローラ7a間には、カードPの落下を防止しながら所定方向にガイドするガイド板46を設けている。このガイド板46のうち、入口部4近くのガイド板46には、スリット47を設けている。このスリット47は、小異物が誤って混入した場合、この小異物をスリット47から落下させ、下方に設けた異物受48内に回収するものである。この異物受48は、図に示すように入口部4から小異物が誤って投入された場合にも回収するために入口部4の下方まで延長される。
次に、図5により、第1搬送手段7の搬送終端部に構成された第1保留手段10と、この第1保留手段10に積層保留されたカードPを一括して移送するスイーパ機構11と、第1保留手段10から一括移送されてくる積層状態のカードを受け入れる第2保留手段16との関係を説明する。
第1保留手段10は、カードPの長さ方向に対応する間隔で対向配置された縦向きの固定ガイド体51と、上部を支点とした可動ガイド板52とを有する。搬送されてきたカードPは、図示斜め方向に設置した板ばね53により上記ガイド板51,52間に払い落とされ、水平方向の状態を保って順次積層される。前記可動ガイド板52は、ばね54により常時垂直状態に立設しており、図示右方への押圧力を受けることにより、ばね54に抗して、上端を支点として図示左回りに回動する。
また、底面板55は、上向きのバックアップ板として機能するものであり、ガイドロッド56により上下動可能に支持され、かつ、ばね57により常時上昇方向の力を受けている。この上向きのバックアップ板55の図示左端上面は、モータ58により回動駆動されるアーム59の先端と係合しており、モータ58により図示底面位値に位置決めされている。
スイーパ機構11は、モータ60により回転駆動されるリードスクリュー61に螺合し、左右方向に移動可能な押圧体63を有する。この押圧体63は、モータ60の運転によりリードスクリューを介して図示右方に移動することにより、固定ガイド体51と可動ガイド板52との間に積層された複数のカードPを、一括して図示右方に押圧し、第2保留部16内に移送する。
また、第1保留部10には、内部に積層された複数のカードPを、逆搬送状態の第1搬送手段7に1枚づつ繰り出して返却させる返却手段12が設けられている。この返却手段12は、図2で説明したピッカー6と同等のもので、モータ62により回転駆動されるリードスクリュー63と螺合しており、図示左右方向に往復動作する。そして、図示左方への移動時、上向きのバックアップ板55の上昇により押し上げられた、最上部に位置するカードPの後縁部(図示右辺)と係合し、このカード1枚を逆搬送状態の第1搬送手段7に繰り出す。
第2保留部16は、第2搬送手段18の搬送開始点となるもので、この第2搬送手段18の搬送角度(図の例では下向き約15度)と同じ角度の底面板65を有する。そして、その上方に間隔を保って立設されたガイド板66,67間に、第1保留部10から一括して移送された複数のカードPを積層状態で収容する。なお、一方のガイド板66の上半部はほぼ直角に折り曲げられ、前記第1保留部10の底面の一部をかねており、前記一括移送時における積層されたカードPの底面ガイドとなる。
また、第2保留部16は、ピッカー17及びバックアップ板68を有する。ピッカー17は、底面板65に設けたスリット65a内に移動可能に設けられている。このピッカー17は、モータ69により回転駆動されるリードスクリュー70と螺合しており、図示左右方向に往復動作する。そして、図示左方への移動時、最下部に位置するカードPの後縁部(図示右辺)と係合し、このカード1枚を第2搬送手段18に繰り出す。
バックアップ板68は傾斜した押圧面を有し、ガイドロッド71により上下動可能に支持されており、ばね72により常時下向きの力を受けている。また、このバックアップ板68の後端部(図示右端部)下面は、モータ73により回動駆動されるアーム74の先端と係合している。
次に、図6により、第1の搬送手段7に設けられたリジェクト手段13の詳細構成を説明する。このリジェクト手段13は、カードPを通常時とは逆向きに搬送する逆搬送状態において、逆方向に搬送されたカードPを搬送路上から取り出すゲート機構により構成される。
第1搬送手段7は、前述のように上下一対のローラ7aを、間隔を保って複数対、直線上に配置したもので、各一対のローラ7a間には水平方向のガイド板46が設けられている。このガイド板46は、カードPの厚さに対応する間隔で上下に配置された上ガイド46aと下ガイド46bとからなる。リジェクト手段13を構成するゲート機構は、楔状のゲート板76を有する。このゲート板76は、第1搬送手段7の搬送方向(図示右方)に向って先細状に配置されており、基端部(図示左端)近くの支点に連結するロータリアクチュエータ77により、図示左回りに回動駆動される。
このゲート板76は、通常の搬送時は、図6(a)で示すように、その上面が、下ガイド46bの上面と同一面となるように角度設定されており、カードPの図示右方向への搬送をガイドする。
一方、リジェクト時は、ゲート板76はロータリアクチュエータ77により図示左回りに回動駆動され、図6(b)で示すように、ゲート板76の先端部は、搬送路上に起き上がった状態となる。このとき、第1搬送手段7はカードPを、通常時とは逆向きに(右から左へ)搬送しているので、図6(c)で示すように、カードPの図示左辺はゲート板76の下面に当接し、斜め下方の返却搬送路14に取り出される。そして、この返却搬送路14を通って、図1及び図2で示した返却口15に送られる。
情報読取用の第2の搬送手段18にもリジェクト手段19が設けられている。第2搬送手段18は、第1搬送装置7と搬送方向が逆向きで、かつ傾斜しているが、上下一対のローラを複数対直線上に配置し、これら一対のローラ間にガイド板を設ける基本的構成は同じである。したがって、リジェクト手段19も、搬送の向きは異なるが、図6で示したゲート板76とロータリアクチュエータ77とで構成したものと基本的に同じものを用いればよい。ただし、リジェクトされたカードは、下部に配置したリジェクト箱20に収容される。
次に、図7により、第2搬送手段18と2列の第3搬送手段24との間に設けられる選択供給手段22の詳細構成を説明する。なお、図7(a)は選択供給手段22の上面図、図7(b)は正面図、図7(c)は左則面図である。
図7(a)(b)(c)において、選択供給手段22は図3により前述したように、情報読取用第2搬送手段18から搬送されてきたカードPを、2列の収納用第3搬送手段24a,24bのいずれかに選択供給するもので、2列の収納用第3搬送手段24a,24bの各搬送開始端を横断して設けられた、タイミングベルト105を有する。
このタイミングベルト105は、図7(a)で示すように、互いに平行な2本の無端状ベルト105a,105bからなる。これらタイミングベルト105a,105bは、2列の第3搬送手段24a,24bの両外側に配置された左右二対のタイミングプーリ103a,103b及び104a,104b間に掛け渡されている。
一方のタイミングプーリ103と一体の軸は、図7(b)で示すように、ベース102の裏面に取付けられたパルスモータ108とベルト107を解して連結しており、タイミングプーリ103,104間に掛け渡されたタイミングベルト105は、パルスモータ108の回転により右方向に駆動される。また、このタイミングプーリ103と一体の軸の端部には、図7(a)で示すように、円板109が一体に取り付けられている。この円板109には、その円周上の1箇所にのみ透光用の孔が明けられている。また、この円板109の孔が設けられた円周部分を挟むようにフォトインタラプタ110が設けられている。フォトインタラプタ110は、円板109が1回転する度に、1つの明信号を検出する。
タイミングベルト105の外周面には、板状のリブ106が等間隔で一体に設けられている。このリブ106の間隔は、タイミングプーリ103,104の周長に対応させており、また2列の第3搬送手段24a,24bの間隔とも対応させている。すなわち、初期状態においてリブ106,106間は、一方の第3搬送手段24aの搬送開始端上の位置A1に在り、パルスモータ108によりタイミングプーリ103が1回転すると、リブ106,106間は、中間位置A2に移動する。さらに、タイミングプーリ103がもう1回転すると、リブ106,106間は、他方の第3搬送手段24bの搬送開始端上の位置A3に移動する。このリブ106は、タイミングベルト105の移動時、カードPの左側辺と係合してこれを移動させるものであり、一方の第3搬送手段24aの搬送開始端上に位置しているカードPは、パルスモータ108によりタイミングプーリ103が2回転することによって他方の第3搬送手段24bの搬送開始端上に移動する。
118a,118bは搬送駆動用のゴムローラで、各第3搬送手段24a,24bの搬送開始端に設けられている。これらゴムローラ118a,118bは、共通の回転軸117に一体的に取り付けられている。そして、ベース102の裏面に設けられた連続回転するモータ115により、ベルト116を介して共通に回転駆動され、その外周面にカードPの下面が接触することにより、カードPを対応する第3搬送手段24aまたは24bの搬送方向に移動させる。
これらゴムローラ118a,118bの外周頂部は、タイミングベル105の上面より僅かに低く設定されている。このため、カードPはイミングベルト105上に載置された状態ではゴムローラ118a,118bとは接触せず、第3搬送手段24aまたは24bの搬送方向に移動することはない。
このため、各ゴムローラ118a,118bの上方、すなわち、各第3搬送手段24a,24bの搬送開始端上には、カードPを対応するゴムローラ118aまたは118b上に押下して搬送を開始させる搬送開始部材122a,122bを設ける。これら搬送開始部材122(以下、サフィックスa,bは省略して説明する)、図7(c)で示すように、ロータリアクチュエータ120により回動駆動されるアーム121の先端に設けられタローら上のもので、ロータリアクチュエータ120により図示左回りに回動されることにより、タイミングベルト105上に載置されたカードPを対応するゴムローラ118aまたは118b上に押下する。
これら2列の第3搬送手段24a、24bのいずれか(図の例では24aとする)の搬送開始端には、図7(c)で示すように、第2の搬送手段18の搬送終端が位置しており、第2の搬送手段18により搬送されてきたカードPは、一方の第3搬送手段24aの搬送開始端におけるタイミングベルト105上に載置される。このため、図7(a)における手前のタイミングベルト105bの外側には、第2の搬送手段18からのカードPに対するストッパを兼ねたガイド部材123が設けられる。また反対側のタイミングベルト105aの外側中間部にもガイド部材124を設け、タイミングベルト105によるカードPの図示横方向の移送時に、カードPがずれたり傾いたりしないようにガイドする。また、カードPの図示横方向の移動に対してはピンガイド125を設け、一方の第3搬送手段24aから送られてきたカードPがオーバランしないように、他方の第3搬送手段24b上に位置決めする。
各第3搬送手段24a,24bの下方には、その搬送方向に沿って複数個のスタッカ26がそれぞれ設けられている。これら各スタッカ26は、第2の情報読取手段21による読取結果に基づいて第3搬送手段24aまたは24bの搬送路上から取り出されたカードPを、積層状態で収納する。
このため、各第3搬送手段24a,24bの、各スタッカ26との対応位置には、図6で示したゲート機構と基本的に同じ構造のゲート機構をそれぞれ設け、該当するかカードを搬送路上から取り出すように構成している。すなわち、図8で示すように、スタッカ26の搬送方向前方に、楔状のゲート板25を、その先細状先端が搬送方向と対向するように設置する。このゲート板25の基端部は、図示しないロータリアクチュエータの駆動軸と連結しており、作動時、ゲート板25が搬送路上に起き上がるように、図示右回りに回動駆動される。
また、このゲート板25の基端部側の後方(図示右下方)には上下一対のガイドローラ82が設けられており、図9で示すスタッカ26内の上下一対のガイドローラ83と共に、カードの収納路を形成している。
各スタッカ26は、図9で示すように、縦長のカセット本体84を有し、筐体1内の底面上に立設された保持部材85により、取り外し可能に設置される。このカセット本体84の図示左側面には、蓋87がヒンジ88により開閉可能に取り付けられている。また、この蓋87の上辺部分で、内部に設けられた上下一対のガイドローラ83との対向部には、カード搬入用のスリット84aが形成されている。
また、カセット本体84内には縦方向にガイドロッド86が設置されており、このガイドロッド86により、バックアップ板28が上下動可能に案内支持されている。このバックアップ板28は、上下のプーリ89a,89b間に掛け渡されたタイミングベルト90に連結している。また、この下プーリ89bは、カセット本体84の外部に設けられたモータ27の大歯車92と噛み合う図示しない歯車を有し、モータ27により駆動される。
ここで、カセット本体84内の、カードが搬入される部分にはセンサ93が設けられており、カードがカセット本体84内に搬入されたことを検出する。この検出の結果、モータ(例えば、パルスモータ)27を所定量回転させ、プーリ89a,89b及びタイミングベルト90を駆動して、バックアップ板28を所定高さ降下させる。この動作により、カセット本体84内に搬入されたカードPは、バックアップ板28上に、順次積み重ねられる。
次に、図10により制御の概要を説明する。
図において、カードPは、図3で示すように選択供給手段22により、2列の第3供給手段24a、24bのいずれかに選択供給される。各第3供給手段24a,24bには、それらの搬送方向に沿って複数のスタッカ26が設置されており、これらのスタッカ群には、図2で示したように、符号26a、26bが付されている。図10では、これらスタッカ群26a,26bを構成する複数個(図の例では5個)のスタッカ個々に符号26a1〜26a5及び26b1〜26b5を付している。
これらスタッカ26a1〜26a5及び26b1〜26b5には、それぞれ満杯検出センサ128と空検出センサ129とが設けられている。これら各満杯検出センサ128及び空検出センサ129はそれぞれ入出力部131に接続されており、それらの検出信号は、この入出力制御部131を介して主制御部126に入力される。また、この入出力部131には、前述した選択供給手段22が接続されており、主制御部126からの制御信号を入出力部131を介して入力する。
主制御部126は、マイクロコンピュータなどによるもので、前記入出力部131、記憶部127、リモートモニタ130にそれぞれ接続されており、記憶部に格納されたプログラムにしたがい、前記各満杯検出センサ128及び空検出センサ129からの検出信号に応じて選択供給手段22を制御する。
次に、全体的な動作を説明する。複数種類のカード、例えば、500,1000,2000,5000,10000円の5種の額面のカードが有る場合、これらカードをランダムに多数有する使用者は、この多数のカードPを、入口部4に投入する。例えば、この入口部4は、積層状態のカードPを50枚一括受け入れできるものとする。
使用者は、筐体前面の図示しない操作部を操作して入口部4の扉を開け、積層状態のカードPを一括投入する。一括投入後、バックアップ板5が下降し、積層されたカードPの上面を押圧する。このとき、図示しないセンサによりバックアップ板5の高さを検出し、積層されたカードの枚数が50枚以下か否かを判定する。その結果、50枚以上であれば、筐体表面の図示しない表示部に、枚数を減らして再投入するようにガイダンスを行う。また、投入されたカードの不ぞろいや、長すぎなどの検知手段も設け、これらが検知動作した場合も、カードを再投入するように促すガイダンスを表示し、以後の繰り出しは行わない。
上記条件をクリアした場合は、ピッカー6が作動し、積層状態のカードを1枚づつ受入れ用の第1搬送手段7に繰り出す。第1搬送手段7は、図示しないパルスモータによって上下一対のローラ7aを回転駆動するもので、入口部4から繰り出されたカードPを、装置後方に向って伸延した水平搬送路上にて往復搬送可能である。この第1搬送手段7は、通常は正転搬送を行い、搬送途中に設けられたカードリーダ8により、カードPに保持された情報を読み出す。読み出された情報が適正であったカードPはそのまま搬送され、第1保留部10内に集積される。
この読取結果が、読取不能や不適正情報であった場合は、第1搬送手段7のパルスモータを一端停止した後、逆転させ、逆搬送状態とする。さらにリジェクト手段13を動作させ、図6(b)で示すようにゲート板76を開くことにより、逆搬送されてくるカードを搬送路上から取り出し、返却搬送路14を通って返却口15に返却させる。
このリジェクトは、カードリーダ8による読取結果だけでなく、第1搬送手段7の搬送路に設けた各種センサにより、カードの不適正状態を検出した場合も、同様の動作によってリジェクトする。例えば、カードの2枚取りや薄すぎ(テレホンカード相当)は厚さセンサにより検出し、カードの長すぎ/短すぎは長さセンサで検出する。これらの不適正カードが検出された場合もリジェクトを行う。
なお、小異物が誤投入された場合、これを検出するのは困難であり、図4で示したスリット47から自然落下させ、異物受け48に回収する。
このようにして入口部4に投入されたカードPを順次繰り出し、入口部4にカードがなくなると、図示しない残留検知センサが残留無しを検知し、ピッカー6による繰り出しを停止する。
前述のように、適正なカードPはそのまま搬送され、第1保留部10内に集積される。第1保留部10の集積高さは固定とする。このとき、多数枚のカードを集積するため、各カードの後端に後続カードの前端が衝突して、集積が適正に行われないことが起こりがちである。しかし、第1搬送手段7の搬送終端部(集積部の上部でもある)に板ばね53を斜めに設置し、集積されるカードPの後端をはじき落とすことにより、前述の衝突を防止し、良好な集積状態とすることができる。
第1保留部10へのカード集積が終了すると、集積されたカードについて、カードリーダ8が読み取った情報の内容を、筐体1前面の図示しない表示部に表示し、利用者の確認を得る。すなわち、読み取った額面金額の総額や、各種別の枚数などを表示する。この結果、例えば、利用者が意図した額面総額と読み取られた額面総額とが異なる場合など、利用者は「確認NO」のボタンを押下する。
「確認NO」のボタンが押下されると、第1保留部10に集積されたすべてのカードPを返却口15に返却する。すなわち、第1搬送手段7を逆搬送状態にし、リジェクト手段13のゲート板76を図6(b)のように開く。また、図5で示した上向きのバックアップ板55を上昇させ、返却手段12により、積層上部からカードPを1枚づつ、逆搬送状態の第1搬送手段7に繰り出す。このため、カードPはゲート板76で搬送路から取り出され、返却搬送路14を通って返却口15に返却する。このとき、カードリーダ8により、通過したカードの情報や枚数を読み取り、記憶しておく。
これに対し、利用者が「確認OK」のボタンを押下するとスイーパ機構11が動作し、第1保留部10に集積されたカードPを一括して図示右方に押し出す。このため、積層状態のカードPは、隣接した第2保留部16内に一括して移送され、この第2保留手段16内に約15度傾斜した状態で集積される。
この動作が終了し、第1保留部10内にカードがないことが図示しない残留センサで検出されると、一連のカード受け入れ処理が終わり、次の利用者がカードを入口部4に投入できるようになる。
一方、第2処理部3の第2保留部16内に集積されたカードは、ピッカー17により1枚づつ情報読取用の第2搬送手段18に繰り出される。繰り出されたカードは、第2搬送手段18により前方に向って斜め下方に搬送される。また、搬送途中においてカードリーダ21により、保持された情報が読み出される。読み出された情報が適正であれば、さらに確認のための情報書込みを行ったり、情報を消去したりしながら、そのまま順方向に搬送される。
これに対し、読み取った情報が不適正であったり、読取不能の場合は、第2搬送手段18による搬送を一旦停止後、逆搬送状態にし、リジェクト手段19を動作させてカードをリジェクト箱20内にリジェクトする。このリジェクト動作後、次のカードが第2保留部16から繰り出される。
順方向に搬送された適正なカードは、選択供給手段22に進入し、図3で示すように、2列に設けられた、収納用の第3搬送手段24a,24bのいずれかにカードを選択供給される。
各第3搬送手段24a,24bに対しては、その搬送方向に沿って複数のスタッカ26a1〜26a5及び26b1〜26b5が設けられており、かつ、これらスタッカ26に対応してそれぞれ図8で示したゲート板25が設けられているので、各スタッカ26には、該当する種類のカードPが選別されて収納される。すなわち、搬送されてくるカードの種類は、カードリーダ21により読み取られているので、そのカードの種類に該当するスタッカ26のゲート板25を開いておく。このため、対応するカードは、この開いたゲート板25により搬送路上から図示斜め右下方に取り出され、スタッカ26のカセット本体84内に集積される。
ここで、各スタッカ6には、図10で示したように、満杯検出センサ128と空検出センサ129とが設けられているので、それらの検出信号から、各スタッカの状態が、満杯、空、中間のいずれかであることがわかり、これらの状態は主制御部126により記憶部に蓄えられる。また、スタッカ26a1,26b1は額面10000円カード、26a2,26b2は額面5000円カード、26a3,26b3は額面2000円カード、26a4,26b4は額面1000円カード、26a5,26b5は額面500円カードをそれぞれ収納するようにプログラムされているものとする。
各スタッカスタッカ26a1〜26a5及び26b1〜26b5は、最初はすべて空の状態にある。この状態で、カードPの搬送が始まると、カードPは、はじめは一方の第3搬送手段24a側のスタッカ26a1〜26a5に収納されていく。
このとき、選択搬送手段22では、図7で示したタイミングベルト105は、そのリブ106間が、第2搬送手段18の搬送終端に対応する侵入位置A1に停止している。この状態で、第2搬送手段18からカードPが進入すると、図7(a)で示したストッパ123に衝突し、タイミングベルト105の侵入位置A1に在るリブ106間に載支される。この衝突タイミングで対応するロータリアクチュエータ120aを動作させ、搬送開始部材122aを下降させると、タイミングベルト105上にあるカードPは押下され、下方に位置するゴムローラ118aに接触する。このため、カードPは対応する第3搬送手段24aにスイッチバックされ、第3搬送手段24aの搬送方向に進む。
このとき、カードPの額面情報は、第2情報読取手段21により読取られているので、この額面情報に従って、例えば、10000円カードであれば、対応するスタッカ26a1に収納される。
このようにして、カードPが対応するスタッカ26a1〜26a5内に順次収納され、収納量が増加していく。そして、これらスタッカ26a1〜26a5のいずれかが満杯になり、対応する満杯検出センサ128から満杯信号が出されると、主制御部126は、すべてのカードの収納先を、他の第3搬送手段24bに設けられたスタッカ26b1〜26b5に変更するべく、選択供給手段22に制御指令を出力する。また、同時に、リモートモニタ130に、スタッカの26a1〜26a5のどれかが満杯となったことを知らせる。
これ以後、カードPが第2搬送手段18からタイミングベルト105上の侵入位置A1に侵入すると、前述したロータリアクチュエータ120aは動作させず、代ってパルスモータ108を動作させる。
パルスモータ108は、初期位置では、フォトインタラプタ110に対し明位置で停止しており、このときリブ106間は、前述した進入位置A1となるように設定されている。このため、第2搬送手段18から進入したカードは、進入位置A1に在るリブ106間のタイミングベルト105上に載支される。この状態で、パルスモータ108が所定パルス駆動され、フォトインタラプタ110が再度明信号を出力するまで、円板109が1回転すると、リブ106間に載支されたカードPは中間位置A2に移動する。さらに、もう1回転すると、リブ106間に載支されたカードPは、他方の第3搬送手段24bの搬送開始端上の放出位置A3に移動する。
このようにして、カードPが他方の第3搬送手段24b上に移動した後、対応するロータリアクチュエータ120bによりローラ状の搬送開始部材122bを下降させる。この動作により、カードPは、ローラ状の搬送開始部材122bによりゴムローラ118b上に押圧され、その回転に伴い他方の第3搬送手段24bの搬送方向に移動する。
カードPの額面情報は、第2情報読取手段21により読取られているので、この額面情報に従って、他方の第3搬送手段24b側に設けられた対応するスタッカ26b1〜26b5内に収納される。
なお、第2搬送手段18からの進入タイミングは、先に進入したカードPがタイミングベルト105により、中間位置A2に移動したとき、次のカードPが、進入位置A1に進入するように設定する。そして、パルスモータ108をフォトインタラプタ110により1回転ずつ動作させ、タイミングベルト105により、中間位置A2に在るカードPを放出位置A3に、また侵入位置A1にあるカードPを中間位置A2に移動させ、次のカード進入に備える。
このようにして、第2搬送手段18から進入するすべてのカードPを、選択供給手段22により他方の第3搬送手段24b側に供給し、対応するスタッカ26b1〜26b5内に順次収納させる。
この間、係員は、リモートモニタ130により満杯スタッカ(26a1〜26a5のいずれか)の存在を警告されるので、満杯となったスタッカを交換する。このとき、カードの収納は、他方のスタッカ26b1〜26b5により実施されているので、装置を停止する必要はなく、利用者の利便性が妨げられることはない。
係員によりスタッカが交換され、交換されたスタッカの空検出センサ129から空検出信号が出力されると、主制御部126は、選択供給手段22により一方の第3搬送手段24a側に選択供給を戻し、対応するスタッカ26a1〜26a5側でのカード収納を続ける。そしてまた、第3搬送手段24a側スタッカ26a1〜26a5のいずれかが満杯になると、上述した制御により、他方の第3搬送手段24b側に選択供給を切換え、スタッカ26b1〜26b5側でのカード収納を行い、以後この制御を繰り返す。
以上の説明では、一方のスタッカ26a1〜26a5のいずれかが満杯になるたびに、他方のスタッカ26b1〜26b5側にカードの供給を切換えたが、このようにせずに、カードPを1枚おきに、一方のスタッカ26a1〜26a5側と他方のスタッカ26b1〜26b5側との間で交互に切換えるようにしてもよい。この切換えは、一方のロータリアクチュエータ120aを動作させるか、パルスモータ108を動作させるかという判定条件だけで実現できる。このように切換え制御すると、双方のスタッカを均等に使用することになり、満杯になるまでの時間が長くなり、係員の負担を軽減できる。
なお、上記説明では、カードPとして磁気カードを例示したが比較的薄く剛性のあるカードであれば、他のカードについても同様に取り扱うことができる。この場合、情報は、磁気以外の無線方式や、バーコードなどにより実現できる。
また、第3の搬送手段24a,24b及びこれに対応するスタッカ列26a1〜26a5を2列に配列したが、これに限定されるものではなく装置の横方向のスペースが許せば3列以上の構成であっても、同様に実現することができる
このように、種類の異なるカードを多数ランダムに投入すると、カードに保持されている情報からカードの種類を判別し、種類毎に選別して該当するカード収納手段(スタッカ)に集積することができる。
この場合、収納用の第3搬送手段を複数列設け、それぞれに複数個のスタッカを配列し、選択供給手段により、カードを任意の列に選択供給するようにしたので、装置の奥行や高さを大きくすることなくスタッカによるカードの収納容量を増大させることができる。
また、満杯となったスタッカを有する列へのカード供給を休止し、他の列へカードを選択供給するように制御すれば、カードの収納作業を停止することなく、満杯となったスタッカ交換することができる。
また、複数の列に対し、例えば1枚毎に周期的に選択供給するようにすれば、スタッカが満杯になるまでの時間を長くすることができる。
さらに、選択供給手段は、選択供給列を変更するための横方向のカード移動を、タイミングベルトの一方向の回転のみという単純な機構と単純な制御によって実現しているので、信頼性が高く、戻り工程がないことから高速化し易い。
本発明によるカード受入れ収納装置の一実施の形態の内部構成を示す側面図である。 図1の左則面図である。 同上一実施の形態における選択供給手段の機能を説明する斜視図である。 同上一実施の形態における入口部の詳細構成を示す拡大図である。 同上一実施の形態における第1保留手段の詳細構成を示す拡大図である。 同上一実施の形態におけるリジェクト手段の詳細構成を示す拡大図である。 同上一実施の形態における選択供給手段の詳細構成を示す拡大図である。 同上一実施の形態における第3搬送手段でのカード収納動作を説明する拡大図である。 同上一実施の形態におけるカード収納手段の詳細構成を示す拡大図である。 同上一実施の形態の制御の概要を示すブロック図である。
符号の説明
18 情報読取用の搬送手段
21 情報読取手段
22 選択供給手段
24 収納用の搬送手段
25 ゲート手段
26 カード収納手段(スタッカ)
105 タイミングベルト
122 搬送開始部材

Claims (4)

  1. 所定の情報を保持したカードを1枚づつ順次搬送し、これらカードから前記情報を読取り、この読取った情報にしたがって対応するカード収納手段に集積させるカード受入れ収納装置であって、
    それぞれ前記カードを直線状に搬送し、これら搬送中のカードを、その搬送方向に配置された複数の前記カード収納手段に分岐収納させるゲート手段を有する、互いに平行配置された複数列の収納用搬送手段と、
    中間部に搬送途中のカードから前記情報を読取る情報読取手段を有し、その搬送終端部が、前記複数列の収納用搬送手段のいずれかの搬送開始端近くに設置された情報読取用搬送手段と、
    この情報読取用搬送手段の搬送終端と前記複数列の収納用搬送手段の搬送開始端との間に設けられ、前記情報読取用搬送手段から搬送されてきたカードを、複数列の収納用搬送手段のいずれかに選択供給する選択供給手段と、
    を備えたことを特徴とするカード受入れ収納装置。
  2. 選択供給手段は、複数列の収納用搬送手段の各搬送開始端を横断して設けられ、情報読取用搬送手段により搬送されてきたカードを載置しこのカードを各収納用搬送手段の搬送開始端上に移送可能なタイミングベルトと、各収納用搬送手段の開始端上に設けられ自列の搬送開始端上に移送されたカードをその搬送開始端上に押下して搬送を開始させる搬送開始部材とで構成されていることを特徴とする請求項1に記載のカード受入れ収納装置。
  3. 選択供給手段は、いずれかの列の収納用搬送手段にカード供給中、この列の収納用搬送手段に設けられた複数のカード収納手段の少なくとも一つが満杯になったことを条件に、他の列の収納用搬送手段にカードを供給するように設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカード受入れ収納装置。
  4. 選択供給手段は、複数列の収納用搬送手段に対し、カードを選択供給する列を周期的に切換えるように設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカード受入れ収納装置。
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