JP2006049407A - 高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法 - Google Patents

高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006049407A
JP2006049407A JP2004225133A JP2004225133A JP2006049407A JP 2006049407 A JP2006049407 A JP 2006049407A JP 2004225133 A JP2004225133 A JP 2004225133A JP 2004225133 A JP2004225133 A JP 2004225133A JP 2006049407 A JP2006049407 A JP 2006049407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
iron powder
soft magnetic
compression
magnetic material
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004225133A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunori Igarashi
和則 五十嵐
Koichiro Morimoto
耕一郎 森本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to JP2004225133A priority Critical patent/JP2006049407A/ja
Publication of JP2006049407A publication Critical patent/JP2006049407A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soft Magnetic Materials (AREA)

Abstract

【課題】高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法を提供する。
【解決手段】鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉の表面にあらかじめポリエーテルスルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミドイミド、ポリイミド、シリコーン樹脂の1種または2種以上とポリテトラフルオロエチレンが溶解または分散した液を塗布し乾燥するプライマ処理を施し、このプライマ処理を施したリン酸塩被覆鉄粉にフッ素樹脂粉末:0.1〜1.5質量%添加し混合して混合粉末を作製し、この混合粉末を圧縮成形したのち温度:320〜450℃で熱処理を施す。
【選択図】 なし

Description

この発明は、モーター用コア、アクチュエータ、磁気センサー、インジェクター部品、イグニッション部品、電磁弁用コアなどの複雑形状を有する高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材を効率よく製造する方法に関するものである。
一般に、複合軟磁性材は、鉄または鉄合金などの軟磁性粉末に樹脂粉末を添加し、混合して混合粉末を作製し、この混合粉末を圧縮成形したのち熱処理を施すことにより製造することは知られている。この時使用する樹脂粉末としては、一般に、熱硬化性フェノール樹脂粉末、熱可塑性ポリアミド樹脂粉末、エポキシ樹脂粉末、ポリイミド樹脂粉末、ポリフェニルサルファイド樹脂粉末などを用いることが多いが、フッ素樹脂粉末を用いることも知られている。このフッ素樹脂粉末は超微粉末が得られやすく、樹脂融点以上の温度で樹脂同士を燒結することが可能なため、緻密な絶縁膜が得られ易いと言われている(特許文献1参照)。
さらに、アトマイズ鉄粉または表面にリン酸塩皮膜を形成した鉄粉(以下、リン酸塩被覆鉄粉という)に熱可塑性ポリイミド粉末または熱可塑性ポリイミド粉末とポリテトラフルオロエチレン粉末の混合粉末を添加し混合した混合粉末を圧縮成形したのち熱処理を施す複合軟磁性材の製造方法も知られている(特許文献2参照)。
特開昭59−50138号公報 特開2004‐71860号公報
前記鉄または鉄合金などの軟磁性粉末にフッ素樹脂粉末を添加し、混合して混合粉末を作製し、この混合粉末を圧縮成形したのち熱処理を施す特許文献1記載の複合軟磁性材の製造方法は、フッ素樹脂粉末が潤滑性に優れているところから、鉄または鉄合金などの軟磁性粉末にフッ素樹脂粉末を添加し混合して得られた混合粉末は潤滑性に優れており、圧縮成形時の金型内面に潤滑剤を塗布することなく圧縮成形できるために金型内面に潤滑剤を塗布する工程を省き、効率よく複合軟磁性材を製造することができるという優れた効果を奏するものであるが、このフッ素樹脂粉末を鉄または鉄合金などの軟磁性粉末に混合した混合粉末を圧縮成形・熱処理して得られた複合軟磁性材は、フッ素樹脂に対する鉄または鉄合金などの軟磁性粉末の密着性が悪いために十分な機械的強度が得られない。
一方、アトマイズ鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉に熱可塑性ポリイミド粉末または熱可塑性ポリイミド粉末とポリテトラフルオロエチレン粉末の混合粉末を添加して混合した混合粉末を圧縮成形したのち熱処理を施す特許文献2記載の複合軟磁性材の製造方法は、熱可塑性ポリイミド粉末または熱可塑性ポリイミド粉末がアトマイズ鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉に対する密着性に優れているところから、高強度の複合軟磁性材が得られるが、混合粉末に熱可塑性ポリイミド粉末または熱可塑性ポリイミド粉末が含まれているところから、ポリテトラフルオロエチレン粉末の潤滑特性が十分に発揮されず、そのため圧縮成形に際しては金型空間内面に潤滑剤を塗布する必要があるが、モータヨーク等の複雑な形状を有する部品、特に肉薄な箇所を有する部品の成形においては金型空間内面の隅々まで潤滑剤の塗布が十分に行われないことがあり、かかる潤滑剤の塗布が不十分な個所があると、得られる圧縮成形体にキズ、クラック等の欠陥が生じる場合があった。
そこで、本発明者等は、鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉を金型内面に潤滑剤を塗布することなく圧縮成形し熱処理して一層の高強度でかつ高比抵抗を有する複合軟磁性材を製造する方法を開発すべく研究を行った結果、
鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉の表面にあらかじめプライマ処理を施し、このプライマ処理を施した鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉にフッ素樹脂粉末を添加し混合して混合粉末を作製し、この混合粉末を圧縮成形したのち熱処理を施すと、鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉と樹脂との密着性はプライマ処理を施すことにより向上して高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材を製造することができ、さらにプライマ処理を施した鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉にフッ素樹脂粉末を添加し混合して作製した混合粉末を圧縮成形すると、混合粉末にフッ素樹脂粉末が含まれるために潤滑性が向上し、潤滑剤を金型内面に塗布することなく複雑形状の圧縮成形体を作製することができ、したがって、効率良く複雑形状の複合磁性材を製造することができる、という研究結果が得られたのである。
この発明は、かかる研究結果に基づいて成されたものであって、
(1)鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉の表面にあらかじめプライマ処理を施し、このプライマ処理を施したリン酸塩被覆鉄粉にフッ素樹脂粉末を添加し混合して混合粉末を作製し、この混合粉末を圧縮成形したのち熱処理を施す高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法、に特徴を有するものである。
前記プライマ処理は、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミドイミド、ポリイミド、シリコーン樹脂の1種または2種以上とポリテトラフルオロエチレンが溶解または分散した液を鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉の表面に塗布し乾燥する処理である。したがって、この発明は、
(2)鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉の表面にあらかじめポリエーテルスルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミドイミド、ポリイミド、シリコーン樹脂の1種または2種以上とポリテトラフルオロエチレンが溶解または分散した液を塗布し乾燥するプライマ処理を施し、このプライマ処理を施したリン酸塩被覆鉄粉にフッ素樹脂粉末を添加し混合して混合粉末を作製し、この混合粉末を圧縮成形したのち熱処理を施す高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法、に特徴を有するものである。
前記プライマ処理を施した鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉にフッ素樹脂粉末を添加する際のフッ素樹脂粉末の添加量は、0.1質量%未満では圧縮成形時に十分な潤滑性が得られないので金型内面に潤滑剤を塗布することなく圧縮成形することができなくなるので好ましくなく、一方、1.5質量%を越えて含有すると、潤滑性が向上するものの、樹脂が多くなり過ぎて得られた複合軟磁性材の密度が低下するので好ましくない。したがって、プライマ処理を施した鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉に添加するフッ素樹脂粉末の量を0.1〜1.5質量%の範囲内にあることが好ましい。したがって、この発明は、
(3)鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉の表面にあらかじめポリエーテルスルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミドイミド、ポリイミド、シリコーン樹脂の1種または2種以上とポリテトラフルオロエチレンが溶解または分散した液を塗布し乾燥するプライマ処理を施し、このプライマ処理を施したリン酸塩被覆鉄粉にフッ素樹脂粉末:0.1〜1.5質量%添加し混合して混合粉末を作製し、この混合粉末を圧縮成形したのち熱処理を施す高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法、に特徴を有するものである。
前記熱処理は、温度:320〜450℃の範囲内に加熱して行われることが好ましい。熱処理温度が320℃未満だと鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉の表面とプライマ層、プライマ層とフッ素樹脂の密着性が不十分となり、複合軟磁性材料の機械的強度が低下するからであり、一方、450度を越えると、フッ素樹脂の熱分解が顕著となり、複合軟磁性材料の機械的強度が低下するので好ましくないからである。したがって、この発明は、
(4)鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉の表面にあらかじめポリエーテルスルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミドイミド、ポリイミド、シリコーン樹脂の1種または2種以上とポリテトラフルオロエチレンが溶解または分散した液を塗布し乾燥するプライマ処理を施し、このプライマ処理を施したリン酸塩被覆鉄粉にフッ素樹脂粉末:0.1〜1.5質量%添加し混合して混合粉末を作製し、この混合粉末を圧縮成形したのち温度:320〜450℃で熱処理を施す高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法、に特徴を有するものである。
鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉を金型内面に潤滑剤を塗布することなく圧縮成形しても不良品を発生させることなく複雑形状の圧縮成形体を作製することができ、得られた圧縮成形体を熱処理して強度および比抵抗の高い複雑形状の複合軟磁性材を効率良く製造することができる。
原料として、平均粒径:80μmを有するアトマイズ鉄粉および平均粒径:100μmを有する市販のリン酸塩被覆鉄粉を用意した。さらに、ポリエーテルスルホン樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリイミド樹脂、平均粒径:15μmのポリフェニレンサルファイド樹脂粉末および室温硬化型の液状シリコーン樹脂を用意した。さらにフッ素樹脂として平均粒径:0.3μmのポリテトラフルオロエチレン粉末を用意した。
実施例1
ポリエーテルスルホン樹脂をN−メチルピロリドンに溶解させ、この溶液にポリテトラフルオロエチレン粉末とアトマイズ鉄粉を添加して攪拌することにより分散させ、攪拌しながら乾燥させることによりアトマイズ鉄粉表面にプライマ処理を施し、表1に示される配合組成のプライマ処理アトマイズ鉄粉を作製した。
このプライマ処理アトマイズ鉄粉にポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を表1に示される割合で添加し混合して混合粉末を作製した。この混合粉末を外径:35mm、内径:30mm、深さ:25mmの寸法を有する金型内空間に潤滑剤を金型内面に塗布することなく充填し、圧力:780MPaで圧縮成形することにより高さ:10mmの圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表1に示される温度に保持の熱処理を行って本発明法1を実施した。
本発明法1により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、万能試験機を使用して室温における圧環強度を、アルキメデス法により密度を、リング状試験片を二分割したC字状試験片において四端子法により比抵抗を、巻線を施しBHループトレーサにより磁束密度をそれぞれ測定し、その測定結果を表1に示した。
比較例1
実施例1で作製したプライマ処理したアトマイズ鉄粉をポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を添加することなく実施例1と同様にして圧縮成形することにより圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表1に示される温度に保持の熱処理を行って比較法1を実施した。
比較法1により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、同様にして圧環強度、密度、比抵抗および磁束密度を測定し、その測定結果を表1に示した。
従来例1
アトマイズ鉄粉にフッ素樹脂粉末であるポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を表1に示される割合で配合し混合して混合粉末を作製し、この混合粉末を実施例1と同様にして圧縮成形することにより圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表1に示される温度に保持する熱処理を行って従来法1を実施した。
従来法1により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、実施例1と同様にして圧環強度、密度、比抵抗および磁束密度を測定し、その測定結果を表1に示した。
Figure 2006049407
表1に示される結果から、本発明法1は、比較法1に比べて得られた圧縮成形体に欠陥が無く、従来法1に比べて強度の優れた複合軟磁性材を製造することができることが分かる。
実施例2
ポリフェニレンサルファイド樹脂粉末、ポリテトラフルオロエチレン粉末およびアトマイズ鉄粉をエタノールに添加して攪拌することにより分散させ、攪拌しながら乾燥させ、乾燥した粉末を大気中350℃に30分間保持したのち、凝集した粉末を解砕することによりアトマイズ鉄粉表面にプライマ処理を施し、表2に示される配合組成のプライマ処理アトマイズ鉄粉を作製した。
このプライマ処理したアトマイズ鉄粉にポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を表2に示される割合で添加し混合して混合粉末を作製した。この混合粉末を外径:35m m、内径:30mm、深さ:25mmの寸法を有する金型内空間に潤滑剤を金型内面に塗布することなく充填し、圧力:780MPaで圧縮成形することにより高さ:10mmの圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表2に示される温度に保持する熱処理を行って本発明法2を実施した。
本発明法2により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、万能試験機を使用して室温における圧環強度を、アルキメデス法により密度を、リング状試験片を二分割したC字状試験片において四端子法により比抵抗を、巻線を施しBHループトレーサにより磁束密度をそれぞれ測定し、その結果を表2に示した。
比較例2
実施例2で作製したプライマ処理したアトマイズ鉄粉をポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を添加することなく実施例2と同様にして圧縮成形することにより圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表2に示される温度に保持する熱処理を行って比較法2を実施した。
比較法2により作製した外径:35m m、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、同様にして圧環強度、密度、比抵抗および磁束密度を測定し、その結果を表2に示した。
Figure 2006049407
表2に示される結果から、本発明法2は、比較法2に比べて圧縮成形体に欠陥が無く、表1の従来法1に比べて強度の優れた複合軟磁性材を製造することができることが分かる。
実施例3
ポリアミドイミド樹脂をN−メチルピロリドンに溶解させ、この溶液にポリテトラフルオロエチレン粉末とアトマイズ鉄粉を添加して攪拌することにより分散させ、攪拌しながら乾燥させることによりアトマイズ鉄粉表面にプライマ処理を施し、表3に示される配合組成のプライマ処理アトマイズ鉄粉を作製した。
このプライマ処理アトマイズ鉄粉にポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を表3に示される割合で添加し混合して混合粉末を作製した。この混合粉末を外径:35mm、内径:30mm、深さ:25mmの寸法を有する金型内空間に潤滑剤を金型内面に塗布することなく充填し、圧力:780MPaで圧縮成形することにより高さ:10mmの圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表3に示される温度に保持する熱処理を行って本発明法3を実施した。
本発明法3により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、万能試験機を使用して室温における圧環強度を、アルキメデス法により密度を、リング状試験片を二分割したC字状試験片において四端子法により比抵抗を、巻線を施しBHループトレーサにより磁束密度をそれぞれ測定し、その結果を表3に示した。
比較例3
実施例3で作製したプライマ処理したアトマイズ鉄粉をポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を添加することなく実施例3と同様にして圧縮成形することにより圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表3に示される温度に保持の熱処理を行って比較法3を実施した。
比較法3より作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、同様にして圧環強度、密度、比抵抗および磁束密度を測定し、その結果を表3に示した。
Figure 2006049407
表3に示される結果から、本発明法3は、比較法3に比べて圧縮成形体に欠陥が無く、表1の従来法1に比べて強度の優れた複合軟磁性材を製造することができることが分かる。
実施例4
ポリイミド樹脂をN−メチルピロリドンに溶解させ、この溶液にポリテトラフルオロエチレン粉末とアトマイズ鉄粉を添加して攪拌することにより分散させ、攪拌しながら乾燥させることによりアトマイズ鉄粉表面にプライマ処理を施し、表4に示される配合組成のプライマ処理アトマイズ鉄粉を作製した。
このプライマ処理アトマイズ鉄粉にポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を表4に示される割合で添加し混合して混合粉末を作製した。この混合粉末を外径:35mm、内径:30mm、深さ:25mmの寸法を有する金型内空間に潤滑剤を金型内面に塗布することなく充填し、圧力:780MPaで圧縮成形することにより高さ:10mmの圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表4に示される温度に保持の熱処理を行って本発明法4を実施した。
本発明法4により作製した外径:35mm、内径:30m m、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、万能試験機を使用して室温における圧環強度を、アルキメデス法により密度を、リング状試験片を二分割したC字状試験片において四端子法により比抵抗を、巻線を施しBHループトレーサにより磁束密度をそれぞれ測定し、その結果を表4に示した。
比較例4
実施例4で作製したプライマ処理したアトマイズ鉄粉をポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を添加することなく実施例4と同様にして圧縮成形することにより圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表4に示される温度に保持の熱処理を行って比較法4を実施した。
比較法4より作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、同様にして圧環強度、密度、比抵抗および磁束密度を測定し、その結果を表4に示した。
Figure 2006049407
表4に示される結果から、本発明法4は、比較法4に比べて圧縮成形体に欠陥が無く、表1の従来法1に比べて強度の優れた複合軟磁性材を製造することができることが分かる。
実施例5
液状シリコーン樹脂をトルエンに溶解させ、この溶液にポリテトラフルオロエチレン粉末とアトマイズ鉄粉を添加して攪拌することにより分散させ、攪拌しながら乾燥させることによりアトマイズ鉄粉表面にプライマ処理を施し、表5に示される配合組成のプライマ処理アトマイズ鉄粉を作製した。
このプライマ処理アトマイズ鉄粉にポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を表5に示される割合で添加し混合して混合粉末を作製した。この混合粉末を外径:35mm、内径:30mm、深さ:25mmの寸法を有する金型内空間に潤滑剤を金型内面に塗布することなく充填し、圧力:780MPaで圧縮成形することにより高さ:10mmの圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表5に示される温度に保持の熱処理を行って本発明法5を実施した。
本発明法5により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、万能試験機を使用して室温における圧環強度を、アルキメデス法により密度を、リング状試験片を二分割したC字状試験片において四端子法により比抵抗を、巻線を施しBHループトレーサにより磁束密度をそれぞれ測定し、その結果を表5に示した。
比較例5
実施例5で作製したプライマ処理したアトマイズ鉄粉をポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を添加することなく実施例5と同様にして圧縮成形することにより圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表5に示される温度に保持の熱処理を行って比較法5を実施した。
比較法5より作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、同様にして圧環強度、密度、比抵抗および磁束密度を測定し、その結果を表5に示した。
Figure 2006049407
表5に示される結果から、本発明法5は、比較法5に比べて圧縮成形体に欠陥が無く、表1の従来法1に比べて強度の優れた複合軟磁性材を製造することができることが分かる。
実施例6
ポリエーテルスルホン樹脂をN−メチルピロリドンに溶解させ、この溶液にポリテトラフルオロエチレン粉末とリン酸塩被覆鉄粉を添加して攪拌することにより分散させ、攪拌しながら乾燥させることによりリン酸塩被覆鉄粉表面にプライマ処理を施し、表6に示される配合組成のプライマ処理リン酸塩被覆鉄粉を作製した。
このプライマ処理リン酸塩被覆鉄粉にポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を表6に示される割合で添加し混合して混合粉末を作製した。この混合粉末を外径:35mm、内径:30mm、深さ:25mmの寸法を有する金型内空間に潤滑剤を金型内面に塗布することなく充填し、圧力:780MPaで圧縮成形することにより高さ:10mmの圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表6に示される温度に保持の熱処理を行って本発明法6を実施した。
本発明法6により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、万能試験機を使用して室温における圧環強度を、アルキメデス法により密度を、リング状試験片を二分割したC字状試験片において四端子法により比抵抗を、巻線を施しBHループトレーサにより磁束密度をそれぞれ測定し、その結果を表6に示した。
比較例6
実施例6で作製したプライマ処理したリン酸塩被覆鉄粉をポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を添加することなく実施例6と同様にして圧縮成形することにより圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表6に示される温度に保持の熱処理を行って比較法6を実施した。
比較法6により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、同様にして圧環強度、密度、比抵抗および磁束密度を測定し、その結果を表6に示した。
従来例2
リン酸塩被覆鉄粉にフッ素樹脂粉末であるポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を表6に示される割合で配合し混合して混合粉末を作製し、この混合粉末を実施例6と同様にして圧縮成形することにより圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表6に示される温度に保持の熱処理を行って従来法6を実施した。
従来法6により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、同様にして圧環強度、密度、比抵抗および磁束密度を測定し、その結果を表6に示した。
Figure 2006049407
表6に示される結果から、本発明法6は、比較法6に比べて圧縮成形体に欠陥が無く、表6の従来法2に比べて強度の優れた複合軟磁性材を製造することができることが分かる。
実施例7
ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポリテトラフルオロエチレン粉末およびリン酸塩被覆鉄粉をエタノールに添加して攪拌することにより分散させ、攪拌しながら乾燥させ、乾燥した粉末を大気中350℃に30分間保持したのち、凝集した粉末を解砕することによりリン酸塩被覆鉄粉表面にプライマ処理を施し、表7に示される配合組成のプライマ処理リン酸塩被覆鉄粉を作製した。
このプライマ処理リン酸塩被覆鉄粉にポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を表7に示される割合で添加し混合して混合粉末を作製した。この混合粉末を外径:35mm、内径:30mm、深さ:25mmの寸法を有する金型内空間に潤滑剤を金型内面に塗布することなく充填し、圧力:780MPaで圧縮成形することにより高さ:10mmの圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表7に示される温度に保持の熱処理を行って本発明法7を実施した。
本発明法7により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、万能試験機を使用して室温における圧環強度を、アルキメデス法により密度を、リング状試験片を二分割したC字状試験片において四端子法により比抵抗を、巻線を施しBHループトレーサにより磁束密度をそれぞれ測定し、その結果を表7に示した。
比較例7
実施例7で作製したプライマ処理したリン酸塩被覆鉄粉をポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を添加することなく実施例7と同様にして圧縮成形することにより圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表7に示される温度に保持の熱処理を行って比較法7を実施した。
比較法7により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、同様にして圧環強度、密度、比抵抗および磁束密度を測定し、その結果を表7に示した。
Figure 2006049407
表7に示される結果から、本発明法7は、比較法7に比べて圧縮成形体に欠陥が無く、表6の従来法2に比べて強度の優れた複合軟磁性材を製造することができることが分かる。
実施例8
ポリアミドイミド樹脂をN−メチルピロリドンに溶解させ、この溶液にポリテトラフルオロエチレン粉末とリン酸塩被覆鉄粉を添加して攪拌することにより分散させ、攪拌しながら乾燥させることによりリン酸塩被覆鉄粉表面にプライマ処理を施し、表8に示される配合組成のプライマ処理リン酸塩被覆鉄粉を作製した。
このプライマ処理リン酸塩被覆鉄粉にポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を表8に示される割合で添加し混合して混合粉末を作製した。この混合粉末を外径:35mm、内径:30mm、深さ:25mmの寸法を有する金型内空間に潤滑剤を金型内面に塗布することなく充填し、圧力:780MPaで圧縮成形することにより高さ:10mmの圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表8に示される温度に保持の熱処理を行って本発明法8を実施した。
本発明法8により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、万能試験機を使用して室温における圧環強度を、アルキメデス法により密度を、リング状試験片を二分割したC字状試験片において四端子法により比抵抗を、巻線を施しBHループトレーサにより磁束密度をそれぞれ測定し、その結果を表8に示した。
比較例8
実施例8で作製したプライマ処理したリン酸塩被覆鉄粉をポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を添加することなく実施例8と同様にして圧縮成形することにより圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表8に示される温度に保持の熱処理を行って比較法8を実施した。
比較法8により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、同様にして圧環強度、密度、比抵抗および磁束密度を測定し、その結果を表8に示した。
Figure 2006049407
表8に示される結果から、本発明法8は、比較法8に比べて圧縮成形体に欠陥が無く、表6の従来法2に比べて強度の優れた複合軟磁性材を製造することができることが分かる。
実施例9
ポリイミド樹脂をN−メチルピロリドンに溶解させ、この溶液にポリテトラフルオロエチレン粉末とリン酸塩被覆鉄粉を添加して攪拌することにより分散させ、攪拌しながら乾燥させることによりリン酸塩被覆鉄粉表面にプライマ処理を施し、表9に示される配合組成のプライマ処理リン酸塩被覆鉄粉を作製した。
このプライマ処理リン酸塩被覆鉄粉にポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を表9に示される割合で添加し混合して混合粉末を作製した。この混合粉末を外径:35mm、内径:30mm、深さ:25mmの寸法を有する金型内空間に潤滑剤を金型内面に塗布することなく充填し、圧力:780MPaで圧縮成形することにより高さ:10mmの圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表9に示される温度に保持の熱処理を行って本発明法9を実施した。
本発明法9により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、万能試験機を使用して室温における圧環強度を、アルキメデス法により密度を、リング状試験片を二分割したC字状試験片において四端子法により比抵抗を、巻線を施しBHループトレーサにより磁束密度をそれぞれ測定し、その結果を表9に示した。
比較例9
実施例9で作製したプライマ処理リン酸塩被覆鉄粉をポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を添加することなく実施例9と同様にして圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表9に示される温度に保持の熱処理を行って比較法9を実施した。
比較法9により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性試験片について同様にして圧環強度、密度、比抵抗および磁束密度を測定し、その測定結果を表9に示した。
Figure 2006049407
表9に示される結果から、本発明法9は、比較法9に比べて圧縮成形体に欠陥が無く、表6の従来法2に比べて強度の優れた複合軟磁性材を製造することができることが分かる。
実施例10
液状シリコーン樹脂をトルエンに溶解させ、この溶液にポリテトラフルオロエチレン粉末とリン酸塩被覆鉄粉を添加して攪拌することにより分散させ、攪拌しながら乾燥させることによりリン酸塩被覆鉄粉表面にプライマ処理を施し、表10に示される配合組成のプライマ処理リン酸塩被覆鉄粉を作製した。
このプライマ処理リン酸塩被覆鉄粉にポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を表10に示される割合で添加し混合して混合粉末を作製した。この混合粉末を外径:35mm、内径:30mm、深さ:25mmの寸法を有する金型内空間に潤滑剤を金型内面に塗布することなく充填し、圧力:780MPaで圧縮成形することにより高さ:10mmの圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表10に示される温度に保持の熱処理を行って本発明法10を実施した。
本発明法10により作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、万能試験機を使用して室温における圧環強度を、アルキメデス法により密度を、リング状試験片を二分割したC字状試験片において四端子法により比抵抗を、巻線を施しBHループトレーサにより磁束密度をそれぞれ測定し、その結果を表10に示した。
比較例10
実施例10で作製したプライマ処理したリン酸塩被覆鉄粉をポリテトラフルオロエチレン樹脂粉末を添加することなく実施例10と同様にして圧縮成形することにより圧縮成形体を作製し、この圧縮成形体の不良品の有無を調べたのち、この圧縮成形体を大気中、表10に示される温度に保持の熱処理を行って比較法10を実施した。
比較法10より作製した外径:35mm、内径:30mm、高さ:10mmの寸法を有するリング状複合軟磁性材試験片について、同様にして圧環強度、密度、比抵抗および磁束密度を測定し、その結果を表10に示した。
Figure 2006049407
表10に示される結果から、本発明法10は、比較法10に比べて圧縮成形体に欠陥が無く、表6の従来法2に比べて強度の優れた複合軟磁性材を製造することができることが分かる。

Claims (5)

  1. 鉄粉または表面にリン酸塩皮膜を形成した鉄粉(以下、リン酸塩被覆鉄粉という)の表面にあらかじめプライマ処理を施し、このプライマ処理を施したリン酸塩被覆鉄粉にフッ素樹脂粉末を添加し混合して混合粉末を作製し、この混合粉末を圧縮成形したのち熱処理を施すことを特徴とする高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法。
  2. 前記プライマ処理は、ポリエーテルスルホン、ポリフェニレンサルファイド、ポリアミドイミド、ポリイミド、シリコーン樹脂の1種または2種以上とポリテトラフルオロエチレンが溶解または分散した液を鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉の表面に塗布し乾燥する処理であることを特徴とする請求項1記載の高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法。
  3. 前記プライマ処理を施した鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉にフッ素樹脂粉末を添加し混合して作製した混合粉末は、プライマ処理を施した鉄粉またはリン酸塩被覆鉄粉にフッ素樹脂粉末を0.1〜1.5質量%を添加し混合した混合粉末であることを特徴とする請求項1または2記載の高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法。
  4. 前記熱処理は、温度:320〜450℃の範囲内に加熱して行われることを特徴とする請求項1、2または3記載の高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法。
  5. 請求項1、2、3または4記載の方法により製造したことを特徴とする高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材。
JP2004225133A 2004-08-02 2004-08-02 高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法 Pending JP2006049407A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004225133A JP2006049407A (ja) 2004-08-02 2004-08-02 高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004225133A JP2006049407A (ja) 2004-08-02 2004-08-02 高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006049407A true JP2006049407A (ja) 2006-02-16

Family

ID=36027642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004225133A Pending JP2006049407A (ja) 2004-08-02 2004-08-02 高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006049407A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106024346A (zh) * 2016-06-29 2016-10-12 无锡康柏斯机械科技有限公司 一种笔式汽车点火线圈铁芯的制备工艺
CN106098337A (zh) * 2016-07-28 2016-11-09 无锡康柏斯机械科技有限公司 一种笔式汽车点火线圈用软磁铁芯
CN106128727A (zh) * 2016-07-28 2016-11-16 无锡康柏斯机械科技有限公司 一种汽车点火线圈用静铁芯
JP6326185B1 (ja) * 2017-01-31 2018-05-16 アルプス電気株式会社 圧粉コア、該圧粉コアの製造方法、該圧粉コアを備える電気・電子部品、および該電気・電子部品が実装された電気・電子機器
WO2018142666A1 (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 アルプス電気株式会社 圧粉コア、該圧粉コアの製造方法、該圧粉コアを備える電気・電子部品、および該電気・電子部品が実装された電気・電子機器
US11183321B2 (en) 2016-03-31 2021-11-23 Diamet Corporation Powder magnetic core with silica-based insulating film, method of producing the same, and electromagnetic circuit component

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11183321B2 (en) 2016-03-31 2021-11-23 Diamet Corporation Powder magnetic core with silica-based insulating film, method of producing the same, and electromagnetic circuit component
CN106024346A (zh) * 2016-06-29 2016-10-12 无锡康柏斯机械科技有限公司 一种笔式汽车点火线圈铁芯的制备工艺
CN106098337A (zh) * 2016-07-28 2016-11-09 无锡康柏斯机械科技有限公司 一种笔式汽车点火线圈用软磁铁芯
CN106128727A (zh) * 2016-07-28 2016-11-16 无锡康柏斯机械科技有限公司 一种汽车点火线圈用静铁芯
CN106098337B (zh) * 2016-07-28 2017-11-21 陈振德 一种笔式汽车点火线圈用软磁铁芯
JP6326185B1 (ja) * 2017-01-31 2018-05-16 アルプス電気株式会社 圧粉コア、該圧粉コアの製造方法、該圧粉コアを備える電気・電子部品、および該電気・電子部品が実装された電気・電子機器
WO2018142666A1 (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 アルプス電気株式会社 圧粉コア、該圧粉コアの製造方法、該圧粉コアを備える電気・電子部品、および該電気・電子部品が実装された電気・電子機器
US11482356B2 (en) 2017-01-31 2022-10-25 Alps Alpine Co., Ltd. Powder core, electric or electronic component including the powder core and electric or electronic device having the electric or electronic component mounted therein

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW459253B (en) Iron powder and method for the preparation thereof
Sroka et al. An investigation into the influence of filler silanization conditions on mechanical and thermal parameters of epoxy resin-fly ash composites
JP2016180154A (ja) 磁心用粉末および圧粉磁心、並びに磁心用粉末の製造方法
WO2017090430A1 (ja) 軟磁性粉末、磁性コア、軟磁性粉末の製造方法、および磁性コアの製造方法
JPWO2003038843A1 (ja) 複合磁性材料の製造方法
WO2019009320A1 (ja) 焼結体の製造方法、構造体および複合構造体
JP2006049407A (ja) 高強度および高比抵抗を有する複合軟磁性材の製造方法
JP2007207958A (ja) 高強度を有する複合軟磁性材の製造方法
Schwertz et al. Optimization of the spark plasma sintering processing parameters affecting the properties of polyimide
JP2003318014A (ja) 圧粉磁心用粉末および高強度圧粉磁心、並びにその製法
CN114929413A (zh) 接合材、接合材的制造方法及接合体
Oh et al. Nanopowder effect on Fe nano/micro-bimodal powder injection molding
JP5979733B2 (ja) ボンド磁石用組成物及びボンド磁石、並びに一体成形部品
CN110976852A (zh) 一种铜基石墨复合润滑密封材料的制备方法
Gonzalez-Gutierrez et al. Time-dependent properties of multimodal polyoxymethylene based binder for powder injection molding
Abdoos et al. Nano-particles in powder injection molding of an aluminum matrix composite: Rheological behavior, production and properties
JP4759533B2 (ja) 圧粉磁心用粉末および圧粉磁心、並びにその製造方法
JP2005060830A (ja) 軟磁性焼結部材の製造方法
Uppalapati et al. Effect of external lubricant on mechanical properties of dry‐pressed green bodies
JP2013142182A (ja) 被覆粒子粉末およびその製造方法
JP2006049406A (ja) 高強度を有する複合軟磁性材の製造方法
Ronghao et al. Mechanical properties of plasma‐treated carbon fiber reinforced PTFE composites with CNT
JP2016160523A (ja) 銅−モリブデン複合材料及びその製造方法
JP6763708B2 (ja) 接合材、接合材の製造方法、及び接合体
WO2015045561A1 (ja) 圧粉磁心、圧粉磁心の製造方法、及びコイル部品

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20060125

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20060214

A621 Written request for application examination

Effective date: 20070215

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090226

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090326

A521 Written amendment

Effective date: 20090522

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091211