JP2006047549A - 光走査装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ポリゴンミラーのような複数の偏向面を備え、かつこの偏向面幅よりも広いスポット径を出射する複数ビームのオーバーフィルドスキャナ光学系などにおいて、各ビームの感光体面上光量プロファイルの差に起因する画像劣化を防ぐ。
【解決手段】 それぞれビームを出射する複数の光源と、複数の偏向面を有し、偏向面幅よりも広いスポット径の前記ビームを受けて偏向させる偏向器と、前記偏向器によって偏向させられたビームで感光体22を走査する走査手段を有する光走査装置において、前記感光体面上での前記ビームの光量が走査方向に渡って略一定となるように補正する補正手段を有し、前記複数の光源ごとに別々の補正データに基づき補正することを特徴とする光走査装置。
【選択図】 図3

Description

本発明は、レーザプリンタや複写機などの画像形成装置に搭載される、光源から発光した光ビームを偏向して感光体を走査する光走査装置および画像形成装置に関するものである。
従来、レーザプリンタや複写機などに用いられる光走査装置(スキャナ)では、レーザビームをポリゴンミラーなどの光偏向手段により感光体上を走査するとともに、感光体を回転させることにより光走査方向と垂直な方向に露光して、感光体上に静電潜像が形成されるものがある。
また、光走査に用いられるポリゴンミラーより光源側に配置された光学系には、アンダーフィルド光学系と、オーバーフィルド光学系がある。
アンダーフィルド光学系は、ポリゴンミラーに入射するレーザビームの走査方向のスポット径よりも、ポリゴンミラーの偏向面の走査方向の長さの方が長い光学系であるので、アンダーフィルド光学系では、走査時にビームはひとつの偏向面のみに入射する。
これに対し、オーバーフィルド光学系は、ポリゴンミラーに入射するレーザビームの走査方向のスポット径よりも、ポリゴンミラーの偏向面の走査方向の長さの方が短い光学系であるのでオーバーフィルド光学系では、走査時にビームは複数の偏向面に入射する。
このようにオーバーフィルド光学系では、感光体に所定のスポットのビームを照射するのに必要な偏向面の走査方向長さが短いため、換言すれば、偏向面幅よりも広いスポット径であるため、同じ径のポリゴンミラーでアンダーフィルド光学系よりもより多くの反射面を形成できる。その結果、ポリゴンミラーの回転数を小さくしたり、描画スピードを上げたりすることができる。
しかし、オーバーフィルド光学系では、前述のように入射したビームの一部しか反射しないため、ビームの入射角度によって光量が変わる。具体的には、垂直にビームが入射したとき(入射角θ=90度)の反射光量をP⊥とすると、入射角θのときの反射光量はP⊥×COSθになる(ただし、偏向面でビームの光分布がフラットであると仮定したとき)。すなわち、走査するときにポリゴンミラーの角度位置に応じて光量が変動することになる。また、ポリゴンミラーが回転により、偏向面で切り取られるビームの切り取り位置が変化することも走査方向に光量プロファイルが変化する原因である。図8に感光体を照射するビームの走査方向の分布を示す。感光体の走査方向中央付近でほぼ偏向面に対して垂直に入射するように配置されている場合を示している。画像中央で感光体面上光量は最大となり、端部に近づくほど光量が下がる。
したがって、オーバーフィルド光学系では、アンダーフィルド光学系よりもポリゴンミラーの走査方向の感光体面上光量が画質に影響があるほどばらつく。
この問題を解決するため、特許文献1では、レーザの駆動電流を感光体での走査位置に応じて補正する構成が示されている。
一方、プリンタ、複写機等の画像形成装置には、高速化が求められてきている。高速化の一手段として、複数のビームを用いて複数ラインを同時に走査することとが行われている。この構成により、走査速度が同じであっても、ビームの本数分だけ高速に描画できる。
特許文献2には、複数のビームを用いて複数ラインを同時に走査するオーバーフィルド光学系の構成について述べられている。
特開平9−258130号公報 特開平6−307846号公報
しかしながら、上述した従来の技術では次のような問題点があった。すなわち、まず、特許文献1にあっては、ビームは、ある間隔を持ってポリゴンミラーに入射する。図9は、ポリゴンミラーでのビームごとの光量分布を示す図である。この図では、ポリゴンミラー1001のある偏向面を含む平面1002での第1のビームの光量分布1003と、第2のビームの光量分布1004が示されている。各ビームは、平面1002に垂直に入射している状態である。このような光量分布のときに、ポリゴンミラーが回転すると図10のような感光体面上光量プロファイルとなる。1011は第1のレーザによる感光体面上光量プロファイルであり、1012は第2のレーザによる感光体面上光量プロファイルである。縦軸がかかれている位置で、ビームがポリゴンミラー面に垂直に入射している。このように、複数のビームが間隔を持ってポリゴンミラーに入射していることから、感光体面上においてビームごとにプロファイルが異なることになる。この光量プロファイルのビームごとの相違に起因して、モアレや濃度むらなどの画像劣化が生じるという問題がある。
また、前述の特許文献2には複数のビームを用いて複数ラインを同時に走査し、それぞれのレーザ光量をレーザ駆動電流で制御する構成が述べられているものの、ビームごとの感光体面上光量プロファイルの差が考慮されておらず、画像劣化防止にはならない。
本発明の目的とする処は、ポリゴンミラーのような複数の偏向面を備え、かつこの偏向面幅よりも広いスポット径を出射する複数ビームのオーバーフィルドスキャナ光学系などにおいて、各ビームの感光体面上光量プロファイルの差に起因する画像劣化を防ぐことにある。
上記目的を達成するため、本発明は、それぞれビームを出射する複数の光源と、複数の偏向面を有し、偏向面幅よりも広いスポット径の前記ビームを受けて偏向させる偏向器と、前記偏向器によって偏向させられたビームで感光体を走査する走査手段を有する光走査装置において、前記感光体面上での前記ビームの光量が走査方向に渡って略一定となるように補正する補正手段を有し、前記補正手段は、前記複数の光源ごとに別々の補正データに基づき補正することを特徴とする。そして、別々の補正データに基づき補正することにより、ビーム間隔に起因する感光体面上での走査方向光プロファイルがビームごとに異なってしまうのを補正でき、また、光源であるレーザなどのばらつきも含めてビーム差を補正できる。
本発明によれば、例えばオーバーフィルド光学系において、ビームごとの感光体面上の走査方向光量プロファイルの違いによる画像の劣化を防ぐことができる光走査装置を提供できると共に、この光走査装置を備えた画像形成装置を提供できる。
以下に、本発明の実施例を説明する。
この実施例1では、複数のレーザ駆動電流による光量むらを、各ビームごとに光量を補正するようにした構成について説明する。
図1は、複数ビーム(マルチビーム)として2ビームのレーザを用いた場合のスキャナ光学系の概略斜視図を示す。レーザ81より出射された複数のビーム87a・87bは、コリメートレンズ82により平行光として光学的に集光された後、偏向器に相当するポリゴンミラー83の複数の偏向面で偏向され、感光体22上で走査される。走査されるビーム87a・87bは、fθレンズ84で走査速度を補正され、最終的に感光体22上に画像信号に対応した潜像を形成する。
86は、ビームを検知するセンサ(以下BDセンサと呼ぶ)で、画像の水平同期信号(以下BD信号)を生成する。
なお、この実施例では、偏向面幅よりも広いビームのスポット径を受ける偏向器を用いた所謂オーバーフィルド光学系の場合について説明してある。
つぎに、図2と共にスキャナ光学系の制御系のブロック図を示す。前記したように81はレーザで、ビーム87a・bを出射する。87a・bは複数ビームになっている。ビーム87a・bはポリゴンミラー83が実装されたポリゴンモータ(スキャナモータ)83aの高速回転によるポリゴンミラー83の回転によって反射偏向されて感光体22上で走査される。走査されるビーム87a・bの走査線上にBDセンサ86があり、所定のタイミングでビーム209が入射する。BDセンサ86は光―電圧変換を行い、BD信号207を生成する。BD信号はCPUやロジック回路などからなる制御部204に入力される。制御部204は画像信号を受信すると共に、BD信号のタイミングをもとに、レーザ発光するタイミングを生成し、レーザ制御信号205でレーザ81を制御する。また、制御部204でBD信号の間隔を測定し、一定回転速度になるようにスキャナモータ制御信号206でポリゴンモータ83aの回転を制御する。また、画像信号が制御部204に入り、画像領域において画像信号に基づいてレーザ81の発光が行われる。
図3を用いて、本実施例の補正手段について説明をする。
301はスキャナ系などに設けられるNVRAM(不揮発性メモリ)であり、レーザの感光体走査位置に対する電流補正値が各レーザごとに記録されている。電流補正値は、「補正値1」,「補正値2」として各レーザの電流制御部の「電流制御1」302や「電流制御2」303に入力される。また、それぞれの「電流制御1」302や「電流制御2」303には、位置信号がそれぞれ「位置1」,「位置2」として入力される。この位置信号は、BD信号がアクティブになってから計時することにより、ビームの感光体走査位置を算出する演算部(不図示)から出力されている。304と305はそれぞれ「駆動回路1」,「駆動回路2」で示す各レーザの駆動回路である。電流制御部の「電流制御1」302および「電流制御2」303から出力された電流値信号310・311の電流を画像信号に基づいて、レーザ(図1,2の81に相当)の「レーザ1」,「レーザ2」で示される306・307を駆動する。また、光電変換素子であるフォトダイオード(PD)308は、レーザ306と307のビームを受け、ビーム光量に比例した大きさの信号を出力する。PD308の出力した信号は、サンプル・ホールド回路309に入力される。
つぎに、サンプル動作に関して説明する。スキャナ立ち上げ時や、スキャナ起動後の一走査間にサンプル動作を行う。まず、「駆動回路1」304により「レーザ1」306が発光される。「レーザ1」306から出射した光の一部はPD308に入射する。このとき、「レーザ2」307は発光していないため、PD308には「レーザ1」306の光のみが入射する。PD308からは、「レーザ1」306の光量に比例した信号が出力され、サンプル・ホールド回路309に入力される。サンプル・ホールド回路309では、この値をサンプルし、「電流制御1」302に出力する。この「電流制御1」302では必要光量とサンプル・ホールド回路309からの出力信号を比較し、光量が低ければ電流を増大し、光量が高ければ電流を低減する。このようなフィードバック系により、一定時間後、駆動回路は、必要な光量になるような電流値を「駆動回路1」304に対して出力するようになる。サンプル後、サンプル・ホールド回路309はホールド状態となり、ホールド状態になる直前の出力値をコンデンサなどに電圧の形で記録しておく。また、「駆動回路1」304は、「レーザ1」306の発光を停止する。同様の動作を「レーザ2」307の系においても実行することで、各レーザは規定光量で発光するための値をサンプル・ホールド回路309に保持できる。
以上は、サンプル動作についての説明であるので。次に、感光体22面上での光量プロファイルの補正について説明する。
NVRAM301には、工場出荷時などに、各ビームの光量プロファイルに基づく補正データが記録される。位置ごとの「レーザ1」306の電流補正値がNVRAM301から「電流制御1」302に対し出力され、「レーザ2」307の電流補正値がNVRAM301から「電流制御2」303に対し出力される。また、BD信号がアクティブになり、制御部(不図示)に入力された後、各ビームの感光体22面上走査方向の位置情報が制御部から「電流制御1」302・「電流制御2」303に入力される。電流制御部の302・303では、位置情報および電流補正値を元に、サンプル・ホールド回路からの電流値信号を補正する。具体的には、補正データが80%となっていれば、電流信号により80%の光量になるように電流を調整する。
画像信号は、「駆動回路1」304や「駆動回路2」305でパルス幅変調(PWM)がかけられ「レーザ1」306や「レーザ2」307がPWM発光を行う。よって、各レーザの駆動電流を補正することにより画像データに対する影響なく、感光体22面上の光量プロファイルを補正することができる。
以上の構成により、パルス幅変調で画像を形成する場合に、各レーザの306・307ごとに感光体22面上の光量プロファイルを補正でき、感光体22面上の光量プロファイルが均一でないことによる画像劣化や、感光体面上の光量プロファイルがビームごとに異なることによる画像劣化を防ぐことができる。
実施例2では、感光体22面上の光量プロファイルを画像処理で補正する構成について説明する。
図4は、本実施例の全体構成を説明する図である。401は画像コントローラで、パソコンなどのホストコンピュータから画像データを受信し、画像形成を行うプリンタエンジン403に画像データを送信する。プリンタエンジン403は画像コントローラ401から送信されてきた画像データを用紙などに画像形成する。画像コントローラ401の通信部402とプリンタエンジン403の通信部404は、プリントのタイミングなどの情報をやり取りする。プリンタ403エンジンにはスキャナ405があり、その中にはNVRAM(不揮発性メモリ)406がある。NVRAM406には、感光体22面上光量プロファイルの補正データが各ビームごとに記録されている。補正データは、工場で記録されたり、本体上の感光体22面と光量分布が一致する個所でセンサを用いて測定したデータが記録されたりする。本実施例では、NVRAM406の補正データをプリンタエンジン403の通信部404から画像コントローラ401の通信部404に送信する。
図5は、本実施例の補正処理を説明する図である。同図を用いて、画像処理に基づく補正手段を詳細に説明する。
パソコンなどのホストコンピュータなどから画像コントローラ401を構成するPDL(Page Description Language)解析部501に画像データが送られ、PDL解析部501で内部画像データに変換し、画像処理部502に送信される。画像処理部502ではRGBからCYMKへの変換、エッジ処理などを行い、処理後のデータを補正部504に送信する。この補正部504では、感光体22面上の光量プロファイルの補正を行う。プリンタエンジン403から送信されてきた補正データを通信部402が受け取り、補正部504に送信する。補正部では画像データに対し後述するような補正を行い、データをビデオ信号変換部に送信する。ビデオ信号変換部505では画像データをプリンタエンジン用のビデオ信号に変換し、プリンタエンジン403に送信する。ビデオ信号はPWMがかかっており、ビデオ信号に基づきレーザを発光することで、意図した画像が描画される。プリンタエンジン403は、所定のタイミングで、ビデオ信号変換部505から送信されてくるビデオ信号を元に用紙に画像を形成する。プリンタエンジン403のスキャナ部405は、2つのビームで1つの感光体22を走査する構成になっている。
次に、画像データの補正の例を説明する。
図6は、本実施例のおけるデータ補正の例である。説明を簡単にするため、走査方向の画素数を5、走査方向に直交する方向の画素数を4とした。画像データは8ビット(256階調)である。
(a)は、プリンタエンジン403から送信されてくる補正データである。走査方向位置は、画像中央を0とし、−2から+2までの5画素である。それぞれの位置におけるビーム1とビーム2の補正データは表のとおりである。補正データは最大値を100としてあり、値が80であれば濃度を80%にする必要があることを示している。
(b)は、補正部に入力される画像データである。0から255までの256階調のデータである。数値が大きいほど濃度が高い。1ライン目がビーム1によって描画され、2ライン目がビーム2によって描画される。以下、順にビーム1、ビーム2によって描画される。表の左端の「ビーム1」とはビーム1によって描画されるデータであることを意味しており、「ビーム2」とはビーム2によって描画されるデータであることを意味している。
(c)は、補正後の画像データである。たとえば、走査方向位置0の1ライン目のデータは、補正前は210であったのに対し、補正後には210×0.8=168になる。同様にすべての画素に対し、補正する。
画像データの補正は、カラープリンタであれば、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4色に対して行われる。インラインカラー機のように色ごとに光学系がある場合、光学系ごとに補正データが記録されることになる。
補正後のデータは、前述のようにビデオ信号変換部505でPWMがかけられたビデオ信号に変換され、プリンタエンジン403に送信される。補正後の画像データにより生成されたビデオ信号は、感光体22面上では所定の光量プロファイルを形成することになる。
なお、本実施例では、すべての補正データをプリンタエンジン403から送信する構成について述べた。しかし、一部のデータをプリンタエンジン403から送信し、画像コントローラ401で補正して残りの補正データを取得したり、演算式をプリンタエンジン403から送付し画像コントローラ401で補正データを作ったりしても本構成は有効である。
また、本実施例のようにプリンタエンジン403と画像コントローラ401が分かれておらず、一体化されていても本構成は有効である。
以上の構成により、感光体22面上の光量プロファイルを画像処理によりビームごとに補正することができ、OFSによる感光体22面上の光量プロファイルのビーム間差に起因する画像劣化を防止することができる。
実施例3では、リアルタイムAPCにより、それぞれのビームの光量を補正する方法について説明する。
実施例1では、レーザの駆動電流を補正することにより、光量プロファイルを補正する構成について説明した。この方法の場合、レーザごとに閾値電流や外部微分効率がばらつくことから、それらを考慮した補正値にするか、起動時などに閾値電流や外部微分効率を測定して補正値を補正する必要がある。本実施例は、レーザの閾値電流や外部微分効率を考慮しなくてもよい構成である。
全体構成は、実施例1と同様であるので、実施例1と異なる部分を中心に説明する。
図7は、本実施例の補正系を説明する図である。図3に示した第1の実施例との違いは、各レーザに対応するPDがあることである。
601はNVRAMであり、「レーザ1」,「レーザ2」で示される各レーザの感光体走査位置に対する光量補正値がレーザごとに記録されている。光量補正値は、「補正値1」,「補正値2」として各レーザの電流制御部「電流制御1」602や「電流制御2」603に入力される。また、電流制御部の603や電流制御部の602には、感光体面上の走査方向の位置を示す位置信号が「位置1」,「位置2」としてそれぞれ入力される。この位置信号は、BD信号がアクティブになってから計時することにより、各ビームの感光体走査位置を算出する演算部(不図示)から出力されている。604と605は各レーザの「駆動回路1」,「駆動回路2」で示す駆動回路である。電流制御部の602・603から出力された電流値信号610・611の電流を画像信号に基づいてレーザ606・607を駆動する。また、PD608とPD612は、各レーザの606と607のビームを受け、ビーム光量に比例した大きさの信号を出力する。各PD608・612の出力した信号は、それぞれサンプル・ホールド回路609・613に入力される。
まず、サンプル動作について説明する。
「レーザ1」606の発光時、PD608は「レーザ1」606の発光光量に比例した出力をサンプル・ホールド回路609に出力する。このサンプル・ホールド回路609では、PD608からの出力を「電流制御1」602に出力する。「電流制御1」602では、感光体22面上の走査方向位置信号と光量補正信号から、光量の補正量を求め、サンプル・ホールド回路609から出力された信号に対して補正をかける。たとえば、2Vの出力がサンプル・ホールド回路609から入力されているのに対して、光量補正値が0.8だった場合には、2V×0.8=1.6Vをレーザ光量に比例した値として受ける。この値と規定の電圧を比較し、規定の電圧の方が低ければ光量を落とすためにレーザ駆動電流を下げ、規定の電圧の方が高ければ光量を上げるためにレーザ駆動電流を上げる。
「レーザ1」606の消灯時には、サンプル・ホールド回路609は、直前の発光時の出力を維持する。
なお、他の「レーザ2」607の系に関しても同様の動作をする。
以上の構成により、リアルタイムAPCによりレーザごとに感光体面上の光量プロファイルを補正でき、感光体面上の光量プロファイルが均一でないことによる画像劣化や、感光体面上の光量プロファイルがビームごとに異なることによる画像劣化を防ぐことができる。また、レーザの閾値電流や外部微分効率に依存しないため、補正が容易である。
また、本発明の光走査装置は、各種プリンタ,複写機などに広く用いることができると共に、この光走査装置を組み込んだ画像形成装置として実施できる。
さらにまた、本発明はこれら実施例に限らず、レーザを用いるスキャナおよびその画像形成装置に対して広く実施できる。
複数ビームスキャナ光学系の概略斜視図 スキャナ光学系の制御系を説明する図 第1の実施例の補正系を説明する図 第2の実施例の全体構成を説明する図 第2の実施例の補正処理を説明する図 第2の実施例におけるデータ補正の例を示す図 第3の実施例の補正系を説明する図 感光体を照射するビームの走査方向の分布を示す図 ポリゴンミラーでのビームごとの光量分布を示す図 ビームごとに感光体面上光量プロファイルが異なることを説明する図
符号の説明
22 感光体
81 レーザ(マルチビーム)
83 ポリゴンミラー(偏向面に対応)
83a スキャナモータ(ポリゴンミラーのモータ)
301・406・601 NVRAM
306・307 レーザ(マルチビームに対応)
501 PDL解析部
504 補正部(画像処理)
606・607 レーザ(マルチビームに対応)

Claims (4)

  1. それぞれビームを出射する複数の光源と、
    複数の偏向面を有し、偏向面幅よりも広いスポット径の前記ビームを受けて偏向させる偏向器と、
    前記偏向器によって偏向させられたビームで感光体を走査する走査手段を有する光走査装置において、
    前記感光体面上での前記ビームの光量が走査方向に渡って略一定となるように補正する補正手段を有し、前記複数の光源ごとに別々の補正データに基づき補正することを特徴とする光走査装置。
  2. 前記補正手段は、それぞれの光源の駆動電流を制御することで補正することを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  3. 前記補正手段は、画像データを補正することで感光体面上の光量を補正することを特徴とする請求項1記載の光走査装置。
  4. 請求項1ないし3いずれかに記載の光走査装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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