JP2006045638A - キャップ用アルミニウム合金板の製造方法 - Google Patents

キャップ用アルミニウム合金板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】絞り成形時に印刷文字が曲がったりしない、耳率の小さいキャップ用Al合金板を製造する。
【解決手段】Mgを1.0〜2.2質量%(以下、%と記す。)、Feを0.1〜0.3%、Mnを0.05%以下、Siを0.2%以下、Cuを0.2%以下含有し、残部がAlと不可避不純物からなるAl合金に、均質化処理を490℃以上、前記アルミニウム合金の融点未満の温度で1時間以上施し、次いで熱間圧延を終了温度310℃以上、総圧延率90%以上で施した上で、熱間圧延板の横断面における再結晶率を80%以上とし、次いで前記熱間圧延板に冷間圧延を総圧延率30%以上で施したのち、中間焼鈍を100℃/分以上の急速加熱を含む420〜550℃の温度で施し、次いで仕上圧延を総圧延率30〜65%で施す。必要に応じて安定化処理を150〜250℃の温度で施す。
【選択図】なし

Description

本発明は、広口用PP(pilfer proof)キャップなどに適した絞り成形性に優れるアルミニウム(Al)合金板の製造方法に関する。
PPキャップは、例えば、塗装および文字印刷を施したAl合金板をカップ状に絞り成形し、開口端の耳部をトリミングし、裾部に開栓を容易にするためのミシン目を入れ、胴部にネジ溝を設けて製造されている。前記ミシン目は印刷文字を跨いで入れられ、印刷文字の形状のずれから開栓有無が識別できるようになっている。材料には、一般に成形性に優れたJIS−A1100やA3105合金が用いられているが、近年キャップの広口化にともなって、天面強度低下を補う高強度のAl−Mg系合金が用いられ始めている。
ところで、従来からキャップでは、前記印刷文字が絞り成形時に曲がってしまって見栄えが悪くなるという問題があった。この印刷文字の曲がりは絞り成形時に発生する耳が原因している。耳は絞り成形したカップの開口端に発生する突部であり、結晶方位に依存するメタルフローの異方性が大きいときに発生する。高強度の材料では、異方性が強く、その制御は特に難しい。
耳には、圧延方向に対して45°を起点として90°間隔で4方向に発生する45°耳と、圧延方向を起点として0°と180°に高い耳が、90°と270°に低い耳が発生する0−180°耳とがある。両者が同時に発生する場合もある。
耳の大きさは耳率で示される。45°耳の耳率Eは、E={(M−T)/[(M+T)/2]}×100%の式により算出される。但しMはカップ底面からの耳の高さの平均値、Tは耳間の谷の高さの平均値である。0−180°耳率は、0°と180°の耳の高さの平均値をカップ全体の平均高さで除して求められる。
この耳の発生を抑えたキャップ用Al−Mg系合金が提案(特許文献1)されているが、印刷文字の曲がりを十分改善することができなかった。そこで、本発明者等は、耳率の低いAl合金板の製造方法について検討した。その結果、Al合金組成と熱間圧延条件を規定した上で、熱間圧延板の再結晶率を80%以上とすることにより、得られるキャップ用Al合金板は耳率が大幅に低下することを知見し、さらに検討を進めて本発明を完成させるに至った。
本発明は、絞り成形時に印刷文字が曲がったりしない、優れた絞り成形性(耳率の小さい)を有するとともに広口に対応できる高強度なキャップ用Al合金板の製造を目的とする。
特開2003−328062号公報
請求項1記載発明は、Mgを1.0〜2.2質量%(以下、%と記す。)、Feを0.1〜0.3%、Mnを0.05%以下、Siを0.2%以下、Cuを0.2%以下含有し、残部がAlと不可避不純物からなるAl合金に、均質化処理を490℃以上、前記アルミニウム合金の融点未満の温度で1時間以上施し、次いで熱間圧延を総圧延率90%以上、終了温度310℃以上で施して、得られる熱間圧延板の横断面における再結晶率を80%以上とし、次いで前記熱間圧延板に冷間圧延を総圧延率30%以上で施したのち、中間焼鈍を100℃/分以上の急速加熱を含む420〜550℃の温度で施し、次いで仕上圧延を総圧延率30〜65%で施すことを特徴とするキャップ用アルミニウム合金板の製造方法である。
請求項2記載発明は、Mgを1.0〜2.2質量%(以下、%と記す。)、Feを0.1〜0.3%、Mnを0.05%以下、Siを0.2%以下、Cuを0.2%以下含有し、残部がアルミニウムと不可避不純物からなるアルミニウム合金に、均質化処理を490℃以上、前記アルミニウム合金の融点未満の温度で1時間以上施し、次いで熱間圧延を総圧延率90%以上、終了温度310℃以上で施して、得られる熱間圧延板の横断面における再結晶率を80%以上とし、次いで前記熱間圧延板に冷間圧延を総圧延率30%以上で施したのち、中間焼鈍を100℃/分以上の急速加熱を含む420〜550℃の温度で施し、次いで仕上圧延を総圧延率30〜65%で施し、次いで安定化処理を150〜250℃の温度で施すことを特徴とするキャップ用アルミニウム合金板の製造方法である。
請求項1記載発明では、MgおよびFeを適量含有し、Mn、Si、Cuの含有量を適正に規制したAl合金に、均質化処理、熱間圧延、冷間圧延、中間焼鈍、仕上圧延を適正な条件、特に、前記熱間圧延を、総圧延率90%以上、終了温度310℃以上の条件で施して熱間圧延板の再結晶率を80%以上とするので、得られるAl合金板は耳率が小さくなり、そのため絞り成形時の印刷文字の曲がりが防止される。
請求項2記載発明では、前記請求項1記載発明の仕上圧延後に安定化処理を施すので、後の塗装・焼付工程で強度が急激に低下するようなことがなく、キャップの機械的性質が安定する。
本発明において、Al合金に含有されるMgはキャップ用Al合金板の強度向上に寄与する。Mgの含有量を1.0〜2.2%に規定する理由は、1.0%未満ではその効果が十分に得られず、2.2%を超えると強度が高くなり過ぎて開栓が困難になる場合があるためである。
Feは製造条件の変動による耳率のバラツキを和らげる。特にMgの含有量が1.5%以上と多いときに有効である。Feの含有量が0.1%未満ではその効果が十分に得られず、特に0−180°耳率のバラツキが大きくなる。0.3%を超えると45°耳率が大きくなる。
MnおよびSiは強度向上に寄与するが、その量が多くなるといずれも金属間化合物が生成して再結晶が阻害され45°耳率が大きくなる。前記熱間圧延温度を高めて再結晶を促進するのは、金属間化合物が粗大化して成形性が低下する。そのためMnは0.05%以下、Siは0.2%以下に規定する。
Cuは、Alマトリックスに固溶して強度向上に寄与する。その含有量を0.2%以下に規定する理由は、0.2%を超えると、強度が高くなり過ぎて開栓が困難になる場合があるためである。
請求項1記載発明のキャップ用Al合金板は、前記組成のAl合金に、均質化処理、熱間圧延、冷間圧延、中間焼鈍、仕上圧延をこの順に施して製造される。
前記均質化処理は合金元素の偏析を均質化するために行う。その温度を490℃以上、前記Al合金の融点未満の温度に規定する理由は、490℃未満ではFe系金属間化合物が微細に分散して熱間圧延での再結晶を抑制する、或いは立方体方位の集積度を低くし、45°耳率が大きくなるためであり、融点以上では部分的に再溶融し熱間加工性が低下するためである。また処理時間を1時間以上に規定する理由は、1時間未満では合金元素の偏析が十分均質化されず、その後の熱間圧延時に合金元素が固溶あるいは析出して80%以上の再結晶率(再結晶粒の面積比率)が安定して得られないためである。
本発明において、熱間圧延の総圧延率を90%以上に、終了温度を310℃以上に規定する理由は、いずれが規定値を外れても熱間圧延で再結晶して得られる立方体方位の集積度が低くなり、その後の冷間圧延および中間焼鈍を施しても圧延集合組織が強く残り、結果的に45°耳が大きくなるためである。
本発明において、熱間圧延の総圧延率はできれば95%以上が望ましい。また、熱間圧延の終了温度は、熱間圧延板の再結晶率を高めるために、あるいはその再結晶にて得られる立方体方位の集積度を高めるために、320〜360℃が特に望ましい。
熱間圧延板の再結晶率は、熱間圧延温度とともに、熱間圧延における各パスの圧延率、圧延速度、クーラントの冷却能や潤滑能などにより左右される。本発明者等は、種々検討の結果、合金組成、均質化処理条件、総圧延率および熱間圧延終了温度を本発明の範囲内に納めることにより、上記いずれの熱延条件の調整においても再結晶率を80%以上、望ましくは85%以上確保すれば、安定して低い耳率が得られることを見出した。
熱間圧延板では、温度分布の関係から、板厚中央部分に繊維状未再結晶組織が残るなど再結晶の進行度合いが板厚方向で異なる。そのため、本発明では、再結晶率は熱間圧延板の断面で測定する。
熱間圧延終了後の板材は、連続的にコイルに巻き取るのが生産性の面で望ましいが、所定長さに切断しても良い。
本発明において、冷間圧延の総圧延率を30%以上に規定する理由は、30%未満では冷間圧延時に再結晶に必要なエネルギーが十分蓄積されず、その後の中間焼鈍で再結晶が不十分になり、圧延集合組織が多量に残存して45°耳率が大きくなるためである。
本発明では、中間焼鈍により、冷間圧延で生じた圧延集合組織を再度、再結晶集合組織に変える。その温度範囲を420〜550℃に規定する理由は、420℃未満では十分再結晶せず、仕上圧延で圧延集合組織が多くなり45°耳が発生し、550℃を超えると粒成長により立方体方位が強くなりすぎて0−90°耳が発生するためである。この他、420℃未満では、Mg、CuがAlマトリックスに十分固溶しないため所定の強度が得られず、550℃を超えると結晶粒が粗大化して成形加工性が低下する。
本発明において、前記中間焼鈍での加熱速度を100℃/分以上に規定する理由は、100℃/分未満では立方体方位の集積度が増加して0−90°耳率が大きくなるためである。加熱速度を1000℃/分以上にすると結晶粒が微細化して成形加工性が向上する効果も得られる。冷却速度は十分な強度を安定して得るために100℃/分以上が望ましい。
本発明では、仕上圧延により強度向上と耳率調整を行う。
仕上圧延の総圧延率を30〜65%に規定する理由は、30%未満では広口キャップに必要な強度が十分に得られず、65%を超えると圧延集合組織が増加して45°耳率が大きくなり、また強度が高くなり過ぎて開栓が困難になることがあるためである。
本発明において、前記熱間、冷間、仕上圧延における総圧延率とは、圧延開始板厚と圧延終了板厚の差を圧延開始板厚で除した値の百分率である。
請求項2記載発明は、請求項1記載発明の仕上圧延後に安定化処理を行って、Al合金板が塗装・焼付工程で急激に強度低下するのを防止した製造方法である。前記安定化処理の温度を150〜250℃に規定する理由は、150℃未満では、その効果が十分に得られず、250℃を超えると、軟化が進み所定の強度が得られなくなるためである。
表1に示す組成のAl合金を半連続鋳造し、得られた鋳塊に、面削、490℃6時間の均質化処理、開始温度450℃、終了温度310℃、総圧延率95%の熱間圧延、総圧延率85%の冷間圧延、加熱速度300℃/分、到達温度450℃、冷却速度300℃/分の中間焼鈍(CAL焼鈍)、総圧延率55%の仕上圧延をこの順に施して、厚さ0.25mmのAl合金板を製造した。
得られたAl合金板について機械的性質および耳率を調べた。
機械的性質はキャップとしての必要な特性値である引張強さ170〜240N/mm、耐力150N/mm以上、伸び5%以上を閾値として、1つでも外れたら不良と判定した。特に、広口キャップの場合は、引張強さ190N/mm以上が好ましい。
耳率は、前記Al合金板から切り出した径61mmφのブランクについて、ポンチ径33mmφ、ポンチ肩R2.5mmの金型を用いて絞り試験を行って調べた。
得られた絞りカップの耳率を段落0005に記載した方法により求めた。
耳率が2.0%以下は成形加工性が良好、2.0%を超えたら不良と判定した。
この他、各熱間圧延板の横断面を顕微鏡観察して再結晶率を調べた。再結晶率は総て80〜85%の範囲内にあった。
比較例1として、表1に示す本発明規定値外のAl合金を用いた他は、実施例1と同じ方法によりAl合金板を製造し、機械的性質、耳率および再結晶率を調べた。
実施例1および比較例1の調査結果(機械的性質と耳率)を表2に示した。
なお機械的性質および耳率がともに良好なものは総合的に良好(○)、いずれかが不良なものは総合的に不良(×)と評価した。
Figure 2006045638
Figure 2006045638
表1、2から明らかなように、本発明例品は、いずれも、機械的性質および成形加工性が良好で、総合的に優れ、キャップ用として好適なものであった。
これに対し、比較例1のNo.fはMgが少ないため所望の強度が得られず、No.gはMgが多いため強度が高く開栓に難があった。また0−180°耳率が大きくなった。No.hはFeが少ないため0−180°耳率が大きくなり、No.iはFeが多いため45°耳率が大きくなった。No.jはMnが多いため、No.kはSiが多いため、いずれも45°耳率が大きくなった。No.lはCuが多かったため強度が高くなり開栓に難があった。
表1に示した本発明規定組成のNo.dのAl合金を用い、実施例1と同じ方法によりキャップ用Al合金板を製造し、機械的性質および耳率を調べた。但し、均質化処理、熱間圧延、冷間圧延、中間焼鈍、仕上圧延の各条件を本発明規定内で種々に変化させた(表3参照)。なお、熱間圧延の圧延開始温度、中間焼鈍の冷却速度は実施例1と同じとした。
比較例2として、均質化処理、熱間圧延、冷間圧延、中間焼鈍、仕上圧延の各条件のいずれかを本発明規定値外とした(表3参照)他は、実施例2と同じ方法によりキャップ用Al合金板を製造した。
実施例2および比較例2で得られた各々のAl合金板について実施例1と同じ方法により機械的性質と耳率を調べ総合評価を行った。結果を表4に示した。また熱間圧延板の再結晶率を実施例1と同じ方法により調べ結果を表3に併記した。
Figure 2006045638
Figure 2006045638
表3、4から明らかなように、実施例2(本発明例)のNo.1〜16は、いずれも機械的性質および耳率が良好で総合的に優れ、キャップ用として好適なものであった。
これに対し、比較例2のNo.31は均質化処理温度が低いため、No.32は熱間圧延の総圧延率が小さいため、No.33は熱間圧延温度の終了温度が低いため、45°耳率が大きくなった。No.34は冷間圧延率が低いため、No.35は中間焼鈍の到達温度が低いため、いずれも中間焼鈍後に圧延集合組織が多くなって45°耳率が大きくなった。No.35はMg、Cuの固溶量が少なくなり強度も低下した。No.36は中間焼鈍の到達温度が高いため、No.37は中間焼鈍での加熱速度が遅いため、いずれも再結晶集合組織が多くなって0−180°耳が大きくなった。No.36は成形加工性も劣った。No.38は仕上圧延率が低いためキャップに必要な強度が得られず、No.39は仕上圧延率が高いため45°耳率が大きくなった。
実施例2で製造したキャップ用Al合金板に安定化処理を150〜250℃の温度(表5参照)で4時間施した他は、実施例2と同じ方法によりキャップ用Al合金板を製造し、機械的性質および耳率を調べた。また熱間圧延板の再結晶率を調べた。
実施例3で得られた各々のAl合金板について実施例1と同じ方法により機械的性質と耳率を調べ総合評価を行った。結果を表6に示した。また熱間圧延板の再結晶率を実施例1と同じ方法により調べ結果を表5に併記した。
Figure 2006045638
Figure 2006045638
表5、6から明らかなように、実施例3のAl合金板(No.17〜22)は安定化処理を施したため、安定化処理を施さないもの(表3、4の実施例2No.6〜11)に比べて強度が若干低下したが、塗装・焼付工程で強度が急激に低下するようなことがなくキャップの製造が安定して行うことができた。機械的性質および耳率も良好で総合的に優れており、キャップ用として極めて好適なものであった。

Claims (2)

  1. Mgを1.0〜2.2質量%(以下、%と記す。)、Feを0.1〜0.3%、Mnを0.05%以下、Siを0.2%以下、Cuを0.2%以下含有し、残部がAlと不可避不純物からなるAl合金に、均質化処理を490℃以上、前記アルミニウム合金の融点未満の温度で1時間以上施し、次いで熱間圧延を総圧延率90%以上、終了温度310℃以上で施して、得られる熱間圧延板の横断面における再結晶率を80%以上とし、次いで前記熱間圧延板に冷間圧延を総圧延率30%以上で施したのち、中間焼鈍を100℃/分以上の急速加熱を含む420〜550℃の温度で施し、次いで仕上圧延を総圧延率30〜65%で施すことを特徴とするキャップ用アルミニウム合金板の製造方法。
  2. Mgを1.0〜2.2質量%(以下、%と記す。)、Feを0.1〜0.3%、Mnを0.05%以下、Siを0.2%以下、Cuを0.2%以下含有し、残部がアルミニウムと不可避不純物からなるアルミニウム合金に、均質化処理を490℃以上、前記アルミニウム合金の融点未満の温度で1時間以上施し、次いで熱間圧延を総圧延率90%以上、終了温度310℃以上で施して、得られる熱間圧延板の横断面における再結晶率を80%以上とし、次いで前記熱間圧延板に冷間圧延を総圧延率30%以上で施したのち、中間焼鈍を100℃/分以上の急速加熱を含む420〜550℃の温度で施し、次いで仕上圧延を総圧延率30〜65%で施し、次いで安定化処理を150〜250℃の温度で施すことを特徴とするキャップ用アルミニウム合金板の製造方法。
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