JP2006045395A - 印刷インキ用樹脂 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷インキの乳化適性及び光沢を損なうことなくミスチングを改善した顔料分散性良好な印刷インキ用樹脂の提供。
【解決手段】 シクロペンタジエン系炭化水素を35重量%以上含有する炭化水素混合物をカチオン重合させて得た石油樹脂と、フェノールホルムアルデヒド初期縮合物とを特定条件で反応させて得た反応生成物からなる印刷用インキ組成物であり、Mw/Mnが2以上で重量平均分子量が5,000−250,000の範囲内にある印刷用インキ組成物
【選択図】 なし

Description

本発明は、オフセット印刷インキのビヒクルに使用される樹脂成分に関するものであって、さらに詳しくは、ビヒクルの樹脂成分として使用される石油樹脂の改良に係る。
一般にオフセット印刷インキは、顔料とビヒクル(ワニスとも呼ばれる)と補助剤の3成分からなり、そのうちのビヒクルは、通常、樹脂成分と溶剤成分と植物油とで構成されている。そしてビヒクルの樹脂成分には、ロジン変性フェノール樹脂とか、アルキド樹脂とか、石油樹脂とかが従来使用されている。
石油分解油留分を樹脂化させて得られる石油樹脂は、一般にインキ顔料との濡れが良い性質を備えているものの、概して分子量が小さいため、石油樹脂をそのまま印刷インキ用ビヒクルの樹脂成分として使用した場合には、印刷インキがミスチングを起こし易くなる心配がある。従って、石油樹脂を印刷インキ用ビヒクルの樹脂成分として利用する場合には、従来技術は次のような工夫を施している。
例えば、特公昭61−34456号公報(特許文献1)には、シクロペンタジエン系炭化水素を主成分として、これに少量のC5鎖状共役ジエンを加えて単量体混合物を熱共重合して得られた石油樹脂と、フェノールホルムアルデヒド初期縮合物とを100〜300℃で反応させて得た反応生成物を印刷インキ用樹脂に用いることが教示されている。
ちなみに、特許第3464504号公報(特許文献2)には、高軟化点のC9系石油樹脂と低軟化点のC5系石油樹脂との混合物を、溶剤に非芳香族炭化水素溶剤を使用した印刷インキの樹脂成分として使用することが記載されている。また、特公平8−13946号公報(特許文献3)には、シクロペンタジエン系炭化水素と、ビニルトルエンやインデンなどのC9系単量体とを熱共重合又はカチオン共重合させて得た共重合樹脂を、不飽和カルボン酸などで酸変性し、しかる後、得られた酸変性共重合樹脂とフェノールホルムアルデヒド樹脂とを加熱反応させて得られる反応生成物を、印刷インキ組成物の樹脂成分とすることが開示されている。
さらに、特開2002−188032号公報(特許文献4)には、シクロペンタジエン系炭化水素とこれ共重合可能なC5系炭化水素及び/又はC9系炭化水素を包含する他の単量体とを共重合させて得た炭化水素樹脂を、不飽和カルボン酸などで酸変性し、得られた酸変性炭化水素樹脂と2価アルコール及び/又は3価アルコールとをエステル化反応に供して得られる反応生成物を、揮発性溶剤を使用しない印刷インキ組成物の樹脂成分とすることが記載されている。
特許文献2に記載された先行技術は、種類の異なる2種類の石油樹脂を混合して印刷インキビヒクルの樹脂成分とすることを提案するものであるが、特許文献1、3及び4に記載された先行技術は、何れも石油樹脂をフェノールホルムアルデヒド樹脂と反応させるか、あるいはアルコール類と反応させることにより、石油樹脂を印刷インキビヒクルの樹脂成分としてより相応しく改質したものに他ならない。
しかし、特許文献3〜4に見られる如く、フェノールホルムアルデヒド樹脂やアルコール類と反応させるのに先立って、石油樹脂を予め不飽和カルボン酸などにて酸変性するのは、石油樹脂の反応性を高める反面、最終的に得られる印刷インキ用樹脂の石油系溶剤への溶解性を低下させ、印刷インキの乳化適性や光沢を悪化させる不都合があった。そして、特許文献1では、フェノールホルムアルデヒド樹脂と反応させる石油樹脂が、熱重合した石油樹脂に限定され、カチオン重合した石油樹脂とフェノールホルムアルデヒド樹脂との反応生成物は、本発明者の見解と対照的に、印刷インキ用樹脂に不適であるとされている。
特公昭61−34456号公報 特許第3464504号公報 特公平8−13946号公報 特開2002−188032号公報
本発明は、オフセット印刷インキに汎用されている従前の石油樹脂の上記した不都合を払拭し、顔料分散性が良好で、しかも、印刷インキの乳化適性や光沢を損なうことなくミスチングを改善した印刷インキ用ビヒクルの樹脂成分に使用して好適な樹脂を提供することを目的とする。
鋭意検討の結果、本発明者はシクロペンタジエン系炭化水素を35重量%以上含有する炭化水素混合物をカチオン重合させて得た石油樹脂が、フェノールホルムアルデヒド初期縮合物との反応性に富み、従来、酸変性することなしには得られなかった高分子量の反応物が得られることを見出した。
すなわち、本発明に係る印刷インキ用樹脂の一つは、シクロペンタジエン系炭化水素を35重量%以上含有する炭化水素混合物をカチオン重合させて得た石油樹脂(A)と、フェノールホルムアルデヒド初期縮合物(B)とを、前者15〜95重量%、後者5〜85重量%の割合で反応させて得た反応生成物からなる。
本発明に係る印刷インキ用樹脂の他の一つは、シクロペンタジエン系炭化水素を35重量%以上含有する炭化水素混合物をカチオン重合させて得た石油樹脂(A)と、フェノールホルムアルデヒド初期縮合物(B)と、ロジン類(C)とを、下記の(1)及び(2)を満たす条件で反応させて得た反応生成物からなる。
(1)(A)と(B)との割合:前者15〜95重量%、後者5〜85重量%。
(2)(C)の反応量:前記反応生成物の酸価を1〜50とするに足る量
本発明の印刷インキ用樹脂を使用すれば、石油樹脂の特徴である良好な顔料分散性を維持しながら、乳化適性を悪化させることなく、従前の石油樹脂の課題であったミスチングの少ない印刷インキを提供できる。
本発明の印刷インキ用樹脂を取得する際に使用する石油樹脂(A)は、シクロペンタジエン系炭化水素を35重量%以上含有する炭化水素混合物をカチオン重合させて取得する。ここでいう「シクロペンタジエン系炭化水素」には、シクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン、これらのアルキル置換誘導体及びこれらの2量体(共2量化物も含む)、3量体などの如き多量体が包含される。そして、前記のアルキル置換誘導体としては、メチルシクロペンタジエンが例示でき、共2量化物としては、シクロペンタジエン−メチルシクロペンタジエンが例示でき、3量体としては、トリシクロペンタジエンが例示できる。
本発明の石油樹脂(A)を取得する際の特に好ましいシクロペンタジエン系炭化水素としては、シクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン及びこれらの混合物を挙げることができる。
カチオン重合に供する炭化水素混合物には、石油精製や石油分解の際に副生する沸点範囲−10℃〜100℃の共役二重結合炭化水素(C5留分)や、沸点範囲120℃〜260℃の芳香族不飽和炭化水素(C9留分)が、シクロペンタジエン系炭化水素以外の成分として含まれていても差し支えない。なお、カチオン重合に供する反応物を、本発明では炭化水素混合物と称するが、このことは単一のシクロペンタジエン系炭化水素の重合体が、上記の石油樹脂(A)から排除されることを意味しない。そして、カチオン重合に供される炭化水素混合物は、シクロペンタジエン系炭化水素を50〜90重量%の範囲で含有していることが好ましい。
カチオン重合に際しては、常法とおり、フリーデルクラフト触媒が通常の使用量で使用される。使用可能なフリーデルクラフト触媒を例示すると、三フッ化ホウ素又はそのコンプレックス、塩化アルミニウムなどを挙げることができる。重合に際しての反応温度は、−30℃〜100℃、好ましくは0℃〜50℃の範囲で、反応時間は、10分〜20時間、好ましくは1時間〜15時間の範囲で選ぶことができる。
本発明で使用する石油樹脂(A)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって測定されるポリスチレン換算の数平均分子量(Mn)が800以上であり、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比、Mw/Mnが2以上であることが好ましい。
本発明で使用するフェノールホルムアルデヒド初期縮合物(B)は、無溶媒又は適当な溶媒中で、アルカリ性触媒(水酸化ナトリウム、水酸化カルシウムなど)又は酸性触媒(硫酸、p−トルエンスルホン酸など)の存在下、フェノール類とホルムアルデヒドを、ホルムアルデヒド/フェノール類のモル比1.0〜3.0で反応させ、得られた反応混合物を必要に応じて、中和及び/又は水洗することで得ることができる。反応溶媒としてはトルエン、キシレンなどを用いることができる。
反応に供するフェノール類としては、石炭酸、クレゾール、アミルフェノール、ビスフェノールA、p−ブチルフェノール、p−オクチルフェノール、p−ノニルフェノール、p−ドデシルフェノールなどが何れも使用できるが、なかでも、アルキル置換されているフェノール類の使用が好ましい。
なお、フェノール類とホルムアルデヒドとの反応は,公知の方法及び反応条件で行うことができる。
本発明に係る印刷インキ用樹脂の酸価を調整する必要がある場合には、ロジン類(C)が使用される。このロジン類(C)としては、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジン、不均化ロジン、重合ロジン及びこれらの変性物が何れも使用可能である。ロジン類(C)の使用量は後述する。
本発明に係る印刷インキ用樹脂は、上記した石油樹脂(A)と初期縮合物(B)を、必要に応じてロジン類(C)の存在下に、100℃〜270℃の温度で1時間〜20時間反応させることによって得ることができる。反応温度が100℃より低い場合は、反応を進行させることができず、270℃を越える場合は反応生成物の分解が起こると同時に、副次的な反応によるゲル化の心配がある。反応温度は150℃〜240℃の範囲であることが好ましい。
石油樹脂(A)と初期縮合物(B)を予め反応させておき、次いで反応系にロジン類(C)を加えて反応させることもできるが、この方法ではロジン類(C)一部が未反応のまま残る可能性がある。従って、取得する印刷インキ用樹脂の酸価調節にロジン類(C)を使用する場合には、石油樹脂(A)と初期縮合物(B)とが反応する場にロジン類(C)を共存させることが好ましい。
初期縮合物(B)を製造する際に反応溶媒を使用した場合には、初期縮合物(B)が反応溶媒に溶解又は分散した状態で取得される。従って、本発明に係る印刷インキ用樹脂を製造する別法として、ロジン類(C)を併用する場合は、石油樹脂(A)とロジン類(C)の両者を、併用しない場合は石油樹脂(A)だけを反応器に収めてこれを100℃〜270℃の温度に保持し、その反応器に初期縮合物(B)の溶液又は分散液を1時間〜20時間掛けて滴下する方法を採用することができる。
石油樹脂(A)と初期縮合物(B)とは、前者15〜95重量%、後者5〜85重量%の割合で、好ましくは前者40〜80重量%、後者20〜60重量%の割合で反応させる。初期縮合物(B)の反応量が5重量%を下回る場合は、反応生成物の分子量が相対的に小さくなるので、これを印刷インキの樹脂成分とした印刷インキはミスチングを起こす懸念がある。逆に、初期縮合物(B)の反応量が85重量%を上回る場合は、反応時にゲル化が起こり易くなる。
石油樹脂(A)と初期縮合物(B)とを反応させて得られる反応生成物の重量平均分子量は、5,000〜250,000の範囲にあることが好ましく、より好ましくは10,000〜200,000の範囲である。
ロジン類(C)の反応量は、最終的に得られる反応生成物の酸価を1〜50の範囲に維持できる範囲で任意に選ぶことができる。
本発明に係る印刷インキ用樹脂は、オフセット印刷インキ、凸版印刷インキ、グラビア印刷インキを含む各種印刷インキの樹脂成分として使用することができる。この場合、本発明の印刷インキ用樹脂は、ロジン変性フェノール樹脂、アクリル樹脂、スチレンアクリル樹脂、スチレンマレイン酸樹脂、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂などの1種又は2種以上と併用することができる。
以下、実施例及び比較例を提示して本発明をさらに具体的に説明するが、これら実施例は本発明を限定するものではない。なお、実施例及び比較例で示す「部」及び「%」は、重量部及び重量%を意味する。
レゾール型初期縮合物(B)の製造
攪拌機、還流冷却器、温度計付きセパラブルフラスコに、トルエン1500部、p−ノニルフェノール2200部、92%パラホルムアルデヒド652.2部からなる混合物を収めて52〜57℃に加熱し、48%水酸化ナトリウム水溶液50部を添加した。発熱反応で反応物は昇温するが、これを水浴及び湯浴にて75℃に保持しながら6時間反応させた。反応終了後、反応器に濃塩酸63部、水200部を加えて攪拌し、冷却後反応器を静置した。上澄み層を分液ロートで分離し、不揮発分65%のレゾール型初期縮合物(B)4300部を得た。
ノボラック型初期縮合物(B)の製造
攪拌機、還流冷却器、温度計付きセパラブルフラスコに、トルエン1690部、p−ドデシルフェノール2620部、92%パラホルムアルデヒド228.3部からなる混合物を収めて52〜57℃に加熱し、70%p−トルエンスルホン酸水溶液3.6部を添加した。発熱反応で反応物は昇温するが、これを水浴及び湯浴にて85℃に保持しながら3時間反応させて冷却し、92%パラホルムアルデヒド335部を添加し、次いで48%水酸化ナトリウム水溶液83.1部を添加した。反応物は発熱反応で再び昇温するが、水浴及び湯浴にてこれを75℃に保持して4時間反応を続けた。
反応終了後、反応器に濃塩酸102.5部、水200部を加えて攪拌し、冷却後静置さした。上澄み層を分液ロートで分離し、不揮発分65%のノボラック型初期縮合物(B)4810部を得た。
実施例1
攪拌機、リービッヒ冷却器、温度計付きセパラブルフラスコに、石油樹脂(A)としてカチオン重合DCPD石油樹脂(商品名:トーホーコーポレックス ♯2100、東邦化学工業株式会社製、シクロペンタジエン系炭化水素約60重量%含有)900部と、上記レゾール型初期縮合物(B)の65%トルエン溶液769部を仕込んで加熱し、6時間かけて200℃まで昇温させた。しかる後、フラスコ内を10mmHgで1時間減圧することにより溶剤分を留去し、次いでフラスコを冷却して固形樹脂1260部を得た。
この樹脂の酸価は1.5、重量平均分子量は100,000、亜麻仁油ワニス粘度は100psであった。
実施例及び比較例で得た各樹脂の酸価、重量平均分子量及び亜麻仁油ワニス粘度は、それぞれ次の方法で測定した。
酸価:JIS K−5902 ロジン酸価測定法に準拠。
重量平均分子量:ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)にてポリスチレン換算の分子量を測定する。装置名:東ソー株式会社製のHLC−8120、カラム:15cm2本組み、東ソー株式会社製のTSK gel スーパーHM−H×2、移動相:THF
亜麻仁油ワニス粘度:亜麻仁油と樹脂とを重量比65:35で混合し、220℃で30分加熱溶解したものを、落球粘度計で測定。測定温度:25℃
実施例2
上記したレゾール型初期縮合物(B)の65%トルエン溶液の使用量を、769部から346部に減量した以外は、実施例1と全く手法を繰り返して固形樹脂1035部を得た。
この樹脂の酸価は1.4、重量平均分子量は20,000、亜麻仁油ワニス粘度は、30psであった。
実施例3
実施例1と同様のフラスコに、石油樹脂(A)としてカチオン重合DCPD石油樹脂(商品名:トーホーハイレジン ♯110T、東邦化学工業株式会社製、シクロペンタジエン系炭化水素約55重量%含有)400部と、上記ノボラック型初期縮合物(B)の65%トルエン溶液923部を仕込んで加熱し、6時間かけて200℃まで昇温させた。しかる後、フラスコ内を10mmHgで1時間減圧することにより溶剤分を留去し、次いでフラスコを冷却して固形樹脂920部を得た。
この樹脂の酸価は5.6、重量平均分子量は150,000、亜麻仁油ワニス粘度は150psであった。
実施例4
実施例1と同様のフラスコに、石油樹脂(A)としてカチオン重合DCPD石油樹脂(商品名:トーホーコーポレックス ♯2100、東邦化学工業株式会社製、シクロペンタジエン系炭化水素約60重量%含有)560部と、上記レゾール型初期縮合物(B)の65%トルエン溶液923部と、ロジン類(C)としてガムロジン240部を仕込んで加熱し、6時間かけて200℃まで昇温させた。しかる後、フラスコ内を10mmHgで1時間減圧することにより溶剤分を留去し、次いでフラスコを冷却して固形樹脂1300部を得た。
この樹脂の酸価は28、重量平均分子量は50,000、亜麻仁油ワニス粘度は60psであった。
実施例5
実施例1と同様のフラスコに、石油樹脂(A)としてカチオン重合DCPD石油樹脂(商品名:トーホーハイレジン ♯110T、東邦化学工業株式会社製、シクロペンタジエン系炭化水素約55重量%含有)900部を仕込み、180℃に加熱した。次いで、上記レゾール型初期縮合物(B)の65%トルエン溶液769部を4時間かけて滴下し、滴下終了後同温度で1時間保持した。しかる後、フラスコ内を10mmHgで1時間減圧することにより溶剤分を留去し、次いでフラスコを冷却して固形樹脂1280部を得た。
この樹脂の酸価は4.2、重量平均分子量は60,000、亜麻仁油ワニス粘度は50psであった。
実施例6
実施例1と同様のフラスコに、石油樹脂(A)としてカチオン重合DCPD石油樹脂(商品名:トーホーハイレジンPA-140、東邦化学工業株式会社製、シクロペンタジエン系炭化水素約70重量%含有)900部と、上記レゾール型初期縮合物(B)の65%トルエン溶液769部を仕込んで加熱し、10時間かけて240℃まで昇温させた。しかる後、フラスコ内を10mmHgで1時間減圧することにより溶剤分を留去し、次いでフラスコを冷却して固形樹脂1200部を得た。
この樹脂の酸価は1.4、重量平均分子量は110,000、亜麻仁油ワニス粘度は210psであった。
実施例7
フラスコに仕込むレゾール型初期縮合物(B)の65%トルエン溶液の量を、769部から462部に減少させ、加熱温度を200℃から280℃に変更した以外は、実施例1と全く同じ手法を繰り返して固形樹脂1035部を得た。
この樹脂の酸価は1.2、重量平均分子量は90,000、亜麻仁油ワニス粘度は90psであった。
比較例1
実施例1と同様のフラスコに石油樹脂として、シクロペンタジエン系炭化水素を30重量%含有する炭化水素混合物をカチオン重合して得た石油樹脂(サンプル名:SD−217R、東邦化学工業株式会社試供品、シクロペンタジエン系炭化水素30重量%含有)900部と、上記レゾール型初期縮合物(B)の65%トルエン溶液769部を仕込んで加熱し、6時間かけて200℃まで昇温させた。しかる後、フラスコ内を10mmHgで1時間減圧することにより溶剤分を留去し、次いでフラスコを冷却して固形樹脂1260部を得た。
この樹脂の酸価は4.2、重量平均分子量は4,800、亜麻仁油ワニス粘度は39psであった。
比較例2
フラスコに仕込むレゾール型初期縮合物(B)の65%トルエン溶液の量を、769部から61部に減少させた以外は、実施例1と全く同じ手法を繰り返して固形樹脂910部を得た。
この樹脂の酸価は1.5、重量平均分子量は3,400、亜麻仁油ワニス粘度は15psであった。
比較例3
実施例1と同様のフラスコに、石油樹脂(A)としてカチオン重合DCPD石油樹脂(商品名:トーホーコーポレックス ♯2100、東邦化学工業株式会社製、シクロペンタジエン系炭化水素約60重量%含有)100部と、上記ノボラック型初期縮合物(B)の65%トルエン溶液923部を仕込んで加熱し、6時間かけて200℃まで昇温させたところ、反応物はゲル化して樹脂状物を得ることができなかった。
比較例4
実施例1と同様のフラスコに、石油樹脂(A)としてカチオン重合DCPD石油樹脂(商品名:トーホーコーポレックス ♯2100、東邦化学工業株式会社製、シクロペンタジエン系炭化水素約60重量%含有)135部と、上記レゾール型初期縮合物(B)の65%トルエン溶液923部と、ロジン類(C)としてガムロジン765部を仕込んで加熱し、6時間かけて200℃まで昇温させた。しかる後、フラスコ内を10mmHgで1時間減圧することにより溶剤分を留去し、次いでフラスコを冷却して固形樹脂1380部を得た。
この樹脂の酸価は88、重量平均分子量は2,800、亜麻仁油ワニス粘度は43psであった。
比較例5
実施例1で使用したカチオン重合DCPD石油樹脂を、熱重合DCPD石油樹脂(商品名:クィントン1325、日本ゼオン株式会社製)に変更した以外は、実施例1と全く同様の手法を繰り返して固形樹脂1260部を得た。
この樹脂の酸価は1.4、重量平均分子量は4,000、亜麻仁油ワニス粘度は30psであった。
比較例6
実施例1で使用したカチオン重合DCPD石油樹脂を、カチオン重合C9石油樹脂(商品名:日石ネオポリマー140、新日本石油化学株式会社製)に変更した以外は、実施例1と全く同様の手法を繰り返して固形樹脂1180部を得た。
この樹脂の酸価は1.4、重量平均分子量は3,500、亜麻仁油ワニス粘度は12psであった。
比較例7
実施例1で使用したカチオン重合DCPD石油樹脂を、カチオン重合C5石油樹脂(商品名:マルカレッツT-100A、丸善石油化学株式会社製)に変更した以外は、実施例1と全く同様の手法を繰り返して固形樹脂1210部を得た。
この樹脂の酸価は8.4、重量平均分子量は9,300、亜麻仁油ワニス粘度は16psであった。
比較例8
フラスコに、熱重合DCPD石油樹脂(商品名:クィントン1325、日本ゼオン株式会社製)900部と、無水マレイン酸36部を仕込み、230℃で6時間反応させ、酸変性石油樹脂920部を得た。
この酸変性石油樹脂900部と、上記レゾール型初期縮合物(B)の65%トルエン溶液769部を実施例1と同様のフラスコに仕込み、室温より200℃まで6時間かけて昇温したが、樹脂融点が高く、減圧不可能であったため減圧せずに反応生成物をフラスコから取り出して固形樹脂1240部を得た。
この樹脂の酸価は9.8、重量平均分子量は18,000、亜麻仁油ワニス粘度は100psであった。
印刷インキの調製
上記の実施例及び比較例で得られた固形樹脂のそれぞれをインキ用樹脂に用い、樹脂成分だけが異なる複数種の印刷インキを次に示す方法で調製した。
攪拌機、水分離冷却器及び温度計付きセパラブルフラスコに、インキ用樹脂38部、大豆油30部、非芳香族石油系溶剤(商品名: AF6号ソルベント、新日本石油株式会社製)32部を仕込み、窒素気流下220℃で1時間混合した後、135℃まで冷却し、次いでこれにゲル化剤であるアルミニウムキレート(商品名:ALCH、川研ファインケミカル株式会社製)を1.0部添加して160℃まで加熱して30分間保持することでインキ用ゲルワニスを得た。
こうして得たインキ用ゲルワニスと、顔料カーボンブラック(商品名:カーボンブラック♯32、三菱化学株式会社製)と、上記の非芳香族石油系溶剤を下記の量で配合し(配合量は印刷インキのタック値が6〜8になるように調整)、配合物を3本ロールで練肉して印刷インキを得た。タック値は、印刷インキ1.3mlをインコメーター(東洋精機株式会社製)のロールに展色して400rpmで回転させ、回転開始後1分後の値を測定した。
インキ用ゲルワニス 70〜79部
顔料 18 部
AF6号ソルベント 3〜12部
印刷インキの性能試験
上記のようにして調製された各印刷インキの乳化性、タック及びミスチングを次の方法で評価した。
乳化性:印刷インキ25gをステンレススチール製容器に採取し、乳化機(商品名:リソトロニック、Novocontrol社製)を使用し、攪拌回転数1200rpm、温度40℃、水の滴下量2ml/分の条件で、印刷インキの乳化率及び乳化トルクを測定した。乳化率、乳化トルクとも数値が小さい方が印刷インキとして好ましい。
流動性:印刷インキ1.3mlを水平なガラス板に載置し、ガラス板を水平面に対して70度傾けてこの状態を24時間保持し、その間に印刷インキが流下した距離を測定した。顔料分散が良好なインキほどチキソトロピックな性質が弱まり、より流動性が増すので、流下距離が長いものほどインキの顔料分散がよい。
ミスチング:印刷インキ2.4mlをインコメーター(東洋精機株式会社製)のロールに展色して1200rpmで3分間回転させ、ロール下に置いたアート紙へのインキの飛散度合いを肉眼評価した。飛散が少ない順に◎○×の3段階評価とした。
各実施例及び比較例で用いた石油樹脂の性状を表1に、また各印刷インキの性能試験結果を表2に示す。
Figure 2006045395
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表2に示す結果から明らかなように、実施例1〜実施例7で得られた各固形樹脂を用いて調製された印刷インキは、いずれも印刷インキとして良好な性状を保持している。しかし、印刷インキ用樹脂を得るのに使用した石油樹脂が、本発明で規定する石油樹脂(A)以外の石油樹脂である場合(比較例1、比較例5〜8)には、最終的に得られる印刷インキの性状を良好に保持することができない。また、印刷インキ用樹脂を取得するに際し、その原料に本発明で規定する石油樹脂(A)とフェノールホルムアルデヒド初期縮合物(B)を使用しても、両者の反応割合が本発明で規定する範囲から外れた場合(比較例2〜4)にも、最終的に得られる印刷インキの性状を良好に保持することができない。
本発明によって得られる変性石油樹脂は、インキ用樹脂に限らず、分散剤、ゴム用タッキファイア、塗料、接着剤などの分野で有効に使用することができる。

Claims (6)

  1. シクロペンタジエン系炭化水素を35重量%以上含有する炭化水素混合物を、カチオン重合させて得た石油樹脂(A)と、フェノールホルムアルデヒド初期縮合物(B)とを、前者15〜95重量%、後者5〜85重量%の割合で反応させて得た反応生成物からなる印刷インキ用樹脂。
  2. シクロペンタジエン系炭化水素を35重量%以上含有する炭化水素混合物を、カチオン重合させて得た石油樹脂(A)と、フェノールホルムアルデヒド初期縮合物(B)と、ロジン類(C)とを、下記の(1)及び(2)を満たす条件で反応させて得た反応生成物からなる印刷インキ用樹脂。
    (1)(A)と(B)の割合:(A)15〜95重量%、(B)5〜85重量%
    (2)(C)の反応量:前記反応生成物の酸価を1〜50とするに足る量
  3. ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって測定される前記石油樹脂(A)のポリスチレン換算数平均分子量(Mn)が800以上であり、重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)との比、Mw/Mnが2以上である請求項1又は2記載の印刷インキ用樹脂。
  4. 前記反応生成物の重量平均分子量が、5,000〜250,000の範囲にある請求項1又は2記載の印刷インキ用樹脂。
  5. 請求項1又は請求項2記載の反応生成物を含有する印刷インキ用ビヒクル。
  6. 請求項1又は請求項2記載の反応生成物を含有する印刷インキ。
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