JP2006044308A - バンパービームの組付け方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 車体にバンパービームを組み付けた状態で塗装が可能で、かつ、塗装後のシール材の塗布を手間や時間をかけないで簡単におこなうことができるバンパービームの組付け方法を提供する。
【解決手段】 バンパービームの組付け方法は、ボルト28を仮締めする工程と、ボルトの頭部56に拡径部62を嵌め込み、バンパービームアッセンブリ25を下方に移動させてシール塗布部70から離して仮止めする工程と、塗装後にシール塗布部にダストシール材81を塗布する工程と、バンパービームアッセンブリを上方に移動させて長孔61の下端部61aがねじ部55に到達したとき、バンパービームアッセンブリを水平方向に移動させて延長孔63をねじ部に導く工程と、仮締め状態のボルトを本締めする工程とを備える。
【選択図】 図4
【解決手段】 バンパービームの組付け方法は、ボルト28を仮締めする工程と、ボルトの頭部56に拡径部62を嵌め込み、バンパービームアッセンブリ25を下方に移動させてシール塗布部70から離して仮止めする工程と、塗装後にシール塗布部にダストシール材81を塗布する工程と、バンパービームアッセンブリを上方に移動させて長孔61の下端部61aがねじ部55に到達したとき、バンパービームアッセンブリを水平方向に移動させて延長孔63をねじ部に導く工程と、仮締め状態のボルトを本締めする工程とを備える。
【選択図】 図4
Description
本発明はバンパービームの組付け方法に係り、特に、車体のシール塗布部近傍にボルトでバンパービームを組み付けるバンパービームの組付け方法に関する。
バンパービームを車体に組み付ける方法として、バンパービームや取付ブラケットなどを予め一体化し、一体化したバンパービームアッセンブリを車体に組み付ける方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−61301号公報
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図15(a),(b)は従来の基本構成を説明する図である。
特許文献1のバンパービームの組付け方法を実施するために、車体側に係合突部200を備え、バンパービームアッセンブリ201側に係合孔202を備える。
係合突部200は、車体側にボルト203をねじ結合するとともに、フランジ付きボルト203の頭部204(フランジのみを図示する)と車体との間にスペーサ205が介在されている。
図15(a),(b)は従来の基本構成を説明する図である。
特許文献1のバンパービームの組付け方法を実施するために、車体側に係合突部200を備え、バンパービームアッセンブリ201側に係合孔202を備える。
係合突部200は、車体側にボルト203をねじ結合するとともに、フランジ付きボルト203の頭部204(フランジのみを図示する)と車体との間にスペーサ205が介在されている。
一方、係合孔202は、大径部206および小径部207からなる。大径部206は、フランジ付きボルト203の頭部(フランジ)204が入り込み可能に大きく形成されている。
小径部207は、フランジ付きボルト203の頭部(フランジ)204に嵌合不可で、かつスペーサ205に嵌合可能に形成されている。
小径部207は、フランジ付きボルト203の頭部(フランジ)204に嵌合不可で、かつスペーサ205に嵌合可能に形成されている。
このバンパービームの組付け方法によれば、係合孔202の大径部206を係合突起200に嵌合することで、バンパービームアッセンブリを車体側に掛ける。
次に、バンパービームアッセンブリを上方に持ち上げて、係合孔202を矢印Aの如く上昇させる。
係合孔202を矢印Aの如く上昇させることで、係合孔202の小径部207を係合突起200に嵌合する。
次いで、バンパービームアッセンブリの取付ブラケット(図示せず)を車体側にボルト止めする。
次に、バンパービームアッセンブリを上方に持ち上げて、係合孔202を矢印Aの如く上昇させる。
係合孔202を矢印Aの如く上昇させることで、係合孔202の小径部207を係合突起200に嵌合する。
次いで、バンパービームアッセンブリの取付ブラケット(図示せず)を車体側にボルト止めする。
このように、バンパービームや取付ブラケットなどを予め一体化し、一体化したバンパービームアッセンブリを車体に組み付けることで、バンパービームの組付け作業性の容易化が図れる。
ところで、自動車の生産工程のなかには、車体にバンパービームを組み付け、この状態で、車体やバンパービームに塗装を施し、塗装完了後に、パネルの合わせ部にシール材(ダスト用シール材)を塗布するという工程がある。
しかし、この生産工程によれば、車両形態によっては、パネルの合わせ部(シール材の塗布部)が、バンパービームで隠されてしまうものがある。この車両形態では、塗装完了後に、パネルの合わせ部にシール材を塗布することは難しい。
このため、シール材の塗布に手間や時間がかかり、そのことが生産性を上げる妨げになっていた。
このため、シール材の塗布に手間や時間がかかり、そのことが生産性を上げる妨げになっていた。
本発明は、車体にバンパービームを組み付けた状態で塗装が可能で、かつ、塗装後のシール材の塗布を手間や時間をかけないで簡単におこなうことができるバンパービームの組付け方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、バンパービームに取付ブラケットを取り付けてバンパービームアッセンブリとし、この取付ブラケットの取付面を、車体側のシール塗布部近傍にボルトで取り付けて、車体側にバンパービームを組み付ける方法において、前記取付面に、前記ボルトのねじ部に嵌合可能な縦向きの長孔を形成し、この長孔の途中に、前記ボルトの頭部に嵌め込み可能な拡径部を形成し、長孔の下端部に、ねじ部に嵌合可能な横向きの延長孔を形成する工程と、前記車体側のねじ孔に前記ボルトを仮締めして、ボルトの頭部を車体側から浮かせて配置する工程と、このボルトの頭部に拡径部を嵌め込み、前記バンパービームアッセンブリを下方に移動させて前記長孔をねじ部に沿って下降させる工程と、下降させた長孔の上端部をねじ部に当て、バンパービームアッセンブリを前記シール塗布部から離した位置に仮止めする工程と、車体およびバンパービームアッセンブリに塗装を施す工程と、前記シール塗布部にシール材を塗布する工程と、前記バンパービームアッセンブリを上方に移動させて前記長孔をねじ部に沿って上昇させる工程と、この長孔の下端部がねじ部に到達したとき、バンパービームアッセンブリを水平方向に移動させて前記延長孔をねじ部に導く工程と、前記仮締め状態のボルトを本締めする工程と、からなることを特徴とする。
バンパービームアッセンブリをシール塗布部から離した位置に仮止めして、車体およびバンパービームアッセンブリに塗装を施す。次に、シール塗布部にシール材を塗布し、シール材を塗布した後、バンパービームアッセンブリを上方に移動して本組みする。
このように、バンパービームアッセンブリをシール塗布部から離した位置に仮止めすることで、車体にバンパービームアッセンブリを仮組みした状態で塗装を施すことが可能になる。
さらに、バンパービームアッセンブリをシール塗布部から離した位置に仮止めすることで、シール塗布部にシール材を塗布するための作業空間を確保できる。
この作業空間を利用することで、シール塗布部にシール材を容易に塗布することができる。
この作業空間を利用することで、シール塗布部にシール材を容易に塗布することができる。
加えて、取付面に、ボルトのねじ部に嵌合可能な縦向きの長孔を形成し、この長孔の途中に、ボルトの頭部に嵌め込み可能な拡径部を形成し、長孔の下端部にねじ部に嵌合可能な横向きの延長孔を形成するだけの簡単な構成で、バンパービームアッセンブリを仮組み位置と本組み位置とに選択的に組み付けることができる。
このように、バンパービームアッセンブリを仮組み位置と本組み位置とに簡単な構成で組み付けることができるので、コストアップを抑えることができる。
このように、バンパービームアッセンブリを仮組み位置と本組み位置とに簡単な構成で組み付けることができるので、コストアップを抑えることができる。
請求項1に係る発明では、車体にバンパービームアッセンブリを仮組みした状態で塗装を施すことが可能で、かつ塗装後のシール材の塗布作業を容易にすることで塗布作業を手間や時間をかけないでおこなうことができるという利点がある。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右側を示す。
図1は本発明に係る第1実施の形態のバンパービームを備えた車両を示す斜視図である。
車両10は、車両後部12にテールゲート13を備え、このテールゲート13の下方および左右の後輪15,15の後方に車両用バンパー構造20を備える。
テールゲート13は、上端部14をヒンジ(図示せず)を介して車両後部12に回動自在に取り付けることにより、前記ヒンジを支点として閉位置と開位置とにスイング自在に支持されている。
閉位置は、車室(図示せず)をテールゲート13で閉じる位置であり、開位置は、車室を開放する位置である。
車両10は、車両後部12にテールゲート13を備え、このテールゲート13の下方および左右の後輪15,15の後方に車両用バンパー構造20を備える。
テールゲート13は、上端部14をヒンジ(図示せず)を介して車両後部12に回動自在に取り付けることにより、前記ヒンジを支点として閉位置と開位置とにスイング自在に支持されている。
閉位置は、車室(図示せず)をテールゲート13で閉じる位置であり、開位置は、車室を開放する位置である。
図2は本発明に係る第1実施の形態のバンパービームを示す斜視図である。
車両用バンパー構造20は、車体後部(車体)21にリヤバンパービームアッセンブリ(バンパービームアッセンブリ)25を備え、このリヤバンパービーム25をリヤバンパーフェイス26で覆ったものである。
車両用バンパー構造20は、車体後部(車体)21にリヤバンパービームアッセンブリ(バンパービームアッセンブリ)25を備え、このリヤバンパービーム25をリヤバンパーフェイス26で覆ったものである。
リヤバンパービームアッセンブリ25は、リヤバンパービーム(バンパービーム)30の左右端部31,32に左右の取付ブラケット33,34をそれぞれ取り付け、左取付ブラケット(取付ブラケット)33を車体後部21の左取付部22にボルト28,28(図3参照)で取り付けるとともに、右取付ブラケット(取付ブラケット)34を車体後部21の右取付部23にボルト28,28(図3参照)で取り付けたものである。
リヤバンパービーム30は、車体後部21の左取付部22と右取付部23との間に亘って車幅方向に延びた湾曲状の補強部材である。
また、リヤバンパーフェイス26は、略コ字形に形成した樹脂製の部材であって、左右の後輪15,15(図1参照)の後方から車体後方に延ばした左右の側部36,37を備え、左右の側部36,37の後端部間に掛け渡したフェイス本体38を備える。
また、リヤバンパーフェイス26は、略コ字形に形成した樹脂製の部材であって、左右の後輪15,15(図1参照)の後方から車体後方に延ばした左右の側部36,37を備え、左右の側部36,37の後端部間に掛け渡したフェイス本体38を備える。
なお、左取付ブラケット33を左取付部22にボルト28で取り付ける構成は、右取付ブラケット34を右取付部23にボルト28で取り付ける構成と同じである。以下、左取付ブラケット33を左取付部22にボルト28で取り付ける構成について説明し、右取付ブラケット34を右取付部23にボルト28で取り付ける構成についての説明は省略する。
図3は第1実施の形態に係るバンパービームの要部を示す斜視図、図4は第1実施の形態係る左取付ブラケットの取付け関係を説明する図である。
リヤバンパービーム25は、上下の突条部41,42を有し、上下の突条部41,42を連結部43で連結し、上突条部41の上面部41aから上方に張り出した上張出片41bを有し、下突条部42の下面部42aから下方に張り出した下張出片42bを有し、上張出片41b、連結部43および下張出片42bにビームプレート44の上辺44a、下辺44bおよび中央部44cをそれぞれスポット溶接により接合したものである(図6も参照)。
リヤバンパービーム25は、上下の突条部41,42を有し、上下の突条部41,42を連結部43で連結し、上突条部41の上面部41aから上方に張り出した上張出片41bを有し、下突条部42の下面部42aから下方に張り出した下張出片42bを有し、上張出片41b、連結部43および下張出片42bにビームプレート44の上辺44a、下辺44bおよび中央部44cをそれぞれスポット溶接により接合したものである(図6も参照)。
ビームプレート44は、左端部44dに、ボルト28,28を差し込み可能な上下の左差込孔45,46を備え、右端部44eに、ボルト28,28を差し込み可能な上下の右差込孔47,48(図2参照)を備える。
リヤバンパービーム25の左端部に左取付ブラケット33を備える。左取付ブラケット33を、鉛直に配置した左取付面(取付面)51と、左取付面51の上端から後方に延びた上片52と、左取付面51の下端から後方に延びた下片53とを有し、左取付面51、上下の片52,53で面断面略コ字形に形成したものである。
左取付ブラケット33の上片52を、上面部41aの左端部に取り付け、左取付ブラケットの下片53を、下面部42aの左端部に取り付ける。
左取付ブラケット33の上片52を、上面部41aの左端部に取り付け、左取付ブラケットの下片53を、下面部42aの左端部に取り付ける。
左取付面51は、車体後部21の左取付部22に当接可能な略矩形状の平坦面である。
この左取付面51は、車体中心側の側辺51a近傍に、ボルト28のねじ部55に嵌合可能な縦向きの長孔61が形成され、この長孔61の途中に、ボルト28の頭部56に嵌め込み可能な拡径部62が形成され、長孔61の下端部61aにねじ部55に嵌合可能な横向きの延長孔63が形成され、かつ車体外側の側辺51b近傍の上端部51cにボルト28が貫通する貫通孔64が形成されている。
ここで、長孔61の幅をD1、拡径部62の孔径をD2、延長孔63の幅をD1とする。
この左取付面51は、車体中心側の側辺51a近傍に、ボルト28のねじ部55に嵌合可能な縦向きの長孔61が形成され、この長孔61の途中に、ボルト28の頭部56に嵌め込み可能な拡径部62が形成され、長孔61の下端部61aにねじ部55に嵌合可能な横向きの延長孔63が形成され、かつ車体外側の側辺51b近傍の上端部51cにボルト28が貫通する貫通孔64が形成されている。
ここで、長孔61の幅をD1、拡径部62の孔径をD2、延長孔63の幅をD1とする。
ボルト28は、頭部56にフランジ56aを備え、フランジ56aの外径をD3、ねじ部55のねじ径をD4としたフランジ付きボルトである。
長孔61の幅や延長孔63の幅D1を、ねじ部55のねじ径D4より僅かに大きく、かつフランジ56aの外径D3より小さく設定する。すなわち、D4<D1<D3の関係が成立する。
拡径部62の孔径D2を、フランジ56aの外径D3より大きく設定する。すなわち、D2>D3の関係が成立する。
長孔61の幅や延長孔63の幅D1を、ねじ部55のねじ径D4より僅かに大きく、かつフランジ56aの外径D3より小さく設定する。すなわち、D4<D1<D3の関係が成立する。
拡径部62の孔径D2を、フランジ56aの外径D3より大きく設定する。すなわち、D2>D3の関係が成立する。
車体後部21の左取付部22は、左取付面51と同様に、平坦に形成された部位であって、車体中心側の下部22aに下取付孔66が形成され、左取付部22の前面に下溶接ナット67が固定され、車体外側の上部に上取付孔68が形成され、左取付部22の前面に上溶接ナット69が固定されている。
下取付孔66と同軸上に下溶接ナット67を配置するとともに、上取付孔68と同軸上に上溶接ナット69を配置する。
上下の溶接ナット67,69のねじ孔67a,69a(ねじ孔67aは図3参照、ねじ孔69aは図4参照)は、車体側のねじ孔に該当する。
下取付孔66と同軸上に下溶接ナット67を配置するとともに、上取付孔68と同軸上に上溶接ナット69を配置する。
上下の溶接ナット67,69のねじ孔67a,69a(ねじ孔67aは図3参照、ねじ孔69aは図4参照)は、車体側のねじ孔に該当する。
下取付孔66にボルト28のねじ部55を差し込み、下溶接ナット67のねじ孔67aにねじ部55の先端部をねじ結合してボルト28を車体後部21に仮締めする。
車体後部21にボルト28を仮締めすることで、ボルト28の頭部56(フランジ56aも含む)を車体後部21から高さH(図8(a)参照)分浮かせて配置する。
車体後部21にボルト28を仮締めすることで、ボルト28の頭部56(フランジ56aも含む)を車体後部21から高さH(図8(a)参照)分浮かせて配置する。
この状態で、車体後部21の左取付部22に、左取付ブラケット33の左取付面51を当てるとともに、ボルト28の頭部56(フランジ56aを含む)に、左取付面51の拡径部62を嵌め込む。
ここで、拡径部62の孔径D2が、フランジ56aの外径D3より大きいので、ボルト28の頭部56(フランジ56aを含む)に拡径部62を嵌め込むことができる。
ここで、拡径部62の孔径D2が、フランジ56aの外径D3より大きいので、ボルト28の頭部56(フランジ56aを含む)に拡径部62を嵌め込むことができる。
ボルト28の頭部56(フランジ56aを含む)に拡径部62を嵌め込んだ後、バンパービームアッセンブリ25を下方に移動させて長孔61を、ボルト28のねじ部55に沿って下降させ、下降させた長孔61の上端部61bをねじ部55に当てる。
これにより、バンパービームアッセンブリ25をシール塗布部70(図6、図7参照)から離した位置に仮止めする。
これにより、バンパービームアッセンブリ25をシール塗布部70(図6、図7参照)から離した位置に仮止めする。
この状態から、バンパービームアッセンブリ25を上方に移動させて長孔61を、ボルト28のねじ部55に沿って上昇させる。長孔61の下端部61aがねじ部55に当接したとき、バンパービームアッセンブリ25を水平方向に移動させて延長孔63をねじ部55に導く。
このとき、左取付面51の貫通孔64が、上取付孔68に対して同軸上に配置される。
ビームプレート44の上左差込孔45(図4参照)からボルト28を差し込み、差し込んだボルト28のねじ部55を貫通孔64を介して上取付孔68に差し込む。
差し込んだねじ部55の先端部を上溶接ナット69のねじ孔69aにねじ結合する。
次に、仮締め状態のボルト28を本締めすることにより、バンパービームアッセンブリ25の左取付ブラケット33を、車体後部21の左取付部22に取り付ける。
ビームプレート44の上左差込孔45(図4参照)からボルト28を差し込み、差し込んだボルト28のねじ部55を貫通孔64を介して上取付孔68に差し込む。
差し込んだねじ部55の先端部を上溶接ナット69のねじ孔69aにねじ結合する。
次に、仮締め状態のボルト28を本締めすることにより、バンパービームアッセンブリ25の左取付ブラケット33を、車体後部21の左取付部22に取り付ける。
図5は第1実施の形態に係るバンパービームを車体に取り付けた状態を示す斜視図である。
車体後部21に車幅方向に延びるリヤフレーム72(図2も参照)備える。リヤフレーム72は車体後部21を補強する補強部材である。
リヤフレーム72の下側の左取付部22に、左取付ブラケット33の左取付面51(図4も参照)を当て、左取付部22に一対のボルト28,28(図3参照)で左取付ブラケット33を取り付ける。
車体後部21に車幅方向に延びるリヤフレーム72(図2も参照)備える。リヤフレーム72は車体後部21を補強する補強部材である。
リヤフレーム72の下側の左取付部22に、左取付ブラケット33の左取付面51(図4も参照)を当て、左取付部22に一対のボルト28,28(図3参照)で左取付ブラケット33を取り付ける。
また、リヤフレーム72の下側の右取付部23(図2、図6参照)に、右取付ブラケット34の右取付面(取付面)58を当て、右取付部23に一対のボルト28,28(図6参照)で右取付ブラケット34を取り付ける。
これにより、車体後部21に左右の取付ブラケット33,34を介してリヤバンパービーム30、すなわちリヤバンパービームアッセンブリ25を組み付ける。
これにより、車体後部21に左右の取付ブラケット33,34を介してリヤバンパービーム30、すなわちリヤバンパービームアッセンブリ25を組み付ける。
図6は図1の6−6線断面図である。
車体後部21の一部をリヤパネル73で構成し、このリヤパネル73の下半分74を略鉛直に立て、リヤパネル73の上半分75にスティフナ76を重ね合わせ、スティフナ76にアウターパネル77を重ね合わせることにより、閉断面となるリヤフレーム72を形成する。
車体後部21の一部をリヤパネル73で構成し、このリヤパネル73の下半分74を略鉛直に立て、リヤパネル73の上半分75にスティフナ76を重ね合わせ、スティフナ76にアウターパネル77を重ね合わせることにより、閉断面となるリヤフレーム72を形成する。
リヤフレーム72の上フランジ部78に、テールゲート13用のウェザストリップ79が取り付けられ、リヤフレーム72の下フランジ部(すなわち、シール塗布部)70に、ダストシール材(シール材)81が塗布されている。
ダストシール材81は、防塵や、防錆に優れたシール材である。
ダストシール材81は、防塵や、防錆に優れたシール材である。
リヤパネル73のうち、下半分74の右取付部23に、右取付ブラケット34の右取付面58を当て、右取付面58を一対のボルト28,28で右取付部23に取り付ける。
リヤバンパービーム30は、上下の突条部41,42を有し、上下の突条部41,42を連結部43で連結し、上突条部41の上面部41aから上方に張り出した上張出片41bを有し、下突条部42の下面部42aから下方に張り出した下張出片42bを有し、上張出片41b、連結部43および下張出片42bに、補強プレート83…(…は複数を示す)を介してビームプレート44の上辺44a、下辺44bおよび中央部44cをそれぞれスポット溶接により接合し、上下の突条部41,42の中央部にブラケット82を接合したものである。
補強プレート83は、リヤバンパービーム30の中央部近傍に所定間隔をおいて配置された部材である。
上突条部41および下突条部42は、いわゆる、ハット形断面(まわりにふちのある帽子の断面)に形成されている。
上突条部41および下突条部42は、いわゆる、ハット形断面(まわりにふちのある帽子の断面)に形成されている。
ビームプレート44は、車幅方向中央に、車体後方に向けて突出する緩衝部材84を備える。緩衝部材84は、ビームプレート44の上下に備えた2条(上下)の中空突起85,86からなる。
上中空突起85および下中空突起86は、いわゆる、ハット形断面(まわりにふちのある帽子の断面)に形成されている。
上中空突起85および下中空突起86は、いわゆる、ハット形断面(まわりにふちのある帽子の断面)に形成されている。
図7は図5の7−7線断面図である。
リヤフレーム72のシール塗布部(下フランジ部)70に、ダストシール材81が塗布されている。
リヤパネル73のうち、下半分74の左取付部22に、左取付ブラケット33の左取付面51を当て、左取付面51を一対のボルト28,28で左取付部22に取り付ける。
リヤフレーム72のシール塗布部(下フランジ部)70に、ダストシール材81が塗布されている。
リヤパネル73のうち、下半分74の左取付部22に、左取付ブラケット33の左取付面51を当て、左取付面51を一対のボルト28,28で左取付部22に取り付ける。
リヤバンパービーム30は、上突条部41の頂部41cに上差込孔41dを備え、下突条部42の頂部42cに下差込孔42dを備える。
上差込孔41dは、ボルト28および上左差込孔45のそれぞれの軸線88上に位置する。
下差込孔42dは、ボルト28および下左差込孔46のそれぞれの軸線89上に位置する。
上差込孔41dは、ボルト28および上左差込孔45のそれぞれの軸線88上に位置する。
下差込孔42dは、ボルト28および下左差込孔46のそれぞれの軸線89上に位置する。
上差込孔41dおよび上左差込孔45に、締め付け用具としてのインパクトレンチ90(図12(a)参照)を差し込んでボルト28を締め付ける。
下差込孔42dおよび下左差込孔46に、インパクトレンチ90(図11(b)参照)を差し込んでボルト28を締め付ける。
下差込孔42dおよび下左差込孔46に、インパクトレンチ90(図11(b)参照)を差し込んでボルト28を締め付ける。
次に、第1実施の形態に係るバンパービームの組付け方法を図8〜図12に基づいて説明する。
図8(a),(b)は第1実施の形態に係るバンパービームの組付け方法においてボルトを仮締めする例を説明する図である。
(a)において、車体後部21の左取付部22に形成した下取付孔66に、ボルト28のねじ部55を差し込む。
図8(a),(b)は第1実施の形態に係るバンパービームの組付け方法においてボルトを仮締めする例を説明する図である。
(a)において、車体後部21の左取付部22に形成した下取付孔66に、ボルト28のねじ部55を差し込む。
差し込んだねじ部55の先端部を、下溶接ナット67のねじ孔67aにねじ結合してボルト28を左取付部22に仮締めする。
左取付部22にボルト28を仮締めすることで、ボルト28の頭部56(フランジ56aも含む)を左取付部22から高さH分浮かせて配置する。
左取付部22にボルト28を仮締めすることで、ボルト28の頭部56(フランジ56aも含む)を左取付部22から高さH分浮かせて配置する。
(b)において、左取付ブラケット33の左取付面51に形成した拡径部62を、ボルト28の頭部56に合わせる。
車体後部21の左取付部22に向けて、左取付ブラケット33を矢印aの如く移動する。
車体後部21の左取付部22に向けて、左取付ブラケット33を矢印aの如く移動する。
図9(a)〜(d)は第1実施の形態に係るバンパービームの組付け方法においてダストシール材を塗布する例を説明する図であり、(b)は(a)の9b矢視図、(d)は(c)の9d矢視図である。
(a)〜(b)において、車体後部21の左取付部22に、左取付ブラケット33の左取付面51を当てるとともに、ボルト28の頭部56(フランジ56aを含む)に、左取付面51の拡径部62を嵌め込む。
(a)〜(b)において、車体後部21の左取付部22に、左取付ブラケット33の左取付面51を当てるとともに、ボルト28の頭部56(フランジ56aを含む)に、左取付面51の拡径部62を嵌め込む。
ボルト28の頭部56(フランジ56aを含む)に拡径部62を嵌め込んだ後、バンパービームアッセンブリ25を矢印bの如く下方に移動させる。
バンパービームアッセンブリ25を下方に移動させて、長孔61を、ボルト28のねじ部55に沿って矢印bの如く下降させる。
バンパービームアッセンブリ25を下方に移動させて、長孔61を、ボルト28のねじ部55に沿って矢印bの如く下降させる。
(c)〜(d)において、長孔61の上端部61bをねじ部55に当てる。
ここで、長孔61の幅D1を、フランジ56aの外径D3より小さくすることで、左取付面51がフランジ56aに当接して、長孔61がフランジ56aから抜け出すことを防止する。
これにより、バンパービームアッセンブリ25をシール塗布部70から離した下方の位置に仮止めする。
ここで、長孔61の幅D1を、フランジ56aの外径D3より小さくすることで、左取付面51がフランジ56aに当接して、長孔61がフランジ56aから抜け出すことを防止する。
これにより、バンパービームアッセンブリ25をシール塗布部70から離した下方の位置に仮止めする。
バンパービームアッセンブリ25を仮止めすることで、車体後部(車体)21およびバンパービームアッセンブリ25に塗装71を施すことができる。
ここで、バンパービームアッセンブリ25をシール塗布部70から下方に離した位置に仮止めすることで、シール塗布部70にダストシール材81を塗布するための作業空間92を確保する。
この作業空間92を利用することで、この作業空間92に、シール材塗布ガン95のノズル95aを差し込んで、ノズル95aの先端部95bを、シール塗布部70の近傍に簡単に配置することが可能になる。
この作業空間92を利用することで、この作業空間92に、シール材塗布ガン95のノズル95aを差し込んで、ノズル95aの先端部95bを、シール塗布部70の近傍に簡単に配置することが可能になる。
ノズル95aの先端部95bから、シール塗布部70に向けてダストシール材81を矢印cの如く押し出し、シール塗布部70にダストシール材81を容易に塗布することができる。
このように、バンパービームアッセンブリ25を、シール塗布部70から下方に離した位置に仮止めすることで、車体後部21にバンパービームアッセンブリ25を仮組みした状態で塗装を施すことが可能になる。
そして、作業空間92を利用することで、シール塗布部70にダストシール材81を容易に塗布することができる。
そして、作業空間92を利用することで、シール塗布部70にダストシール材81を容易に塗布することができる。
図10(a)〜(c)は第1実施の形態に係るバンパービームの組付け方法において延長孔をねじ部に導く例を説明する図であり、(b)は(a)の10b矢視図である。
(a)〜(b)において、シール塗布部70にダストシール材81を塗布した後、バンパービームアッセンブリ25を矢印dの如く上方に移動させ、長孔61を、ボルト28のねじ部55に沿って矢印dの如く上昇させる。
(a)〜(b)において、シール塗布部70にダストシール材81を塗布した後、バンパービームアッセンブリ25を矢印dの如く上方に移動させ、長孔61を、ボルト28のねじ部55に沿って矢印dの如く上昇させる。
(c)において、長孔61の下端部61a((b)も参照)がねじ部55((a)も参照)に当接する。
長孔61の下端部61aがねじ部55に当接したとき、バンパービームアッセンブリ25を矢印eの如く水平方向に移動させて延長孔63をねじ部55に導く。
長孔61の下端部61aがねじ部55に当接したとき、バンパービームアッセンブリ25を矢印eの如く水平方向に移動させて延長孔63をねじ部55に導く。
図11(a),(b)は第1実施の形態に係るバンパービームの組付け方法において仮締め状態のボルト28を本締めする例を説明する図である。
(a)において、延長孔63をねじ部55に導くことで、左取付面51の貫通孔64が、上取付孔68に対して同軸上に配置される。
これにより、貫通孔64、上取付孔68およびねじ孔69aが同軸上に配置される。
(a)において、延長孔63をねじ部55に導くことで、左取付面51の貫通孔64が、上取付孔68に対して同軸上に配置される。
これにより、貫通孔64、上取付孔68およびねじ孔69aが同軸上に配置される。
(b)において、ビームプレート44の上左差込孔45からボルト28を矢印fの如く差し込む。さらに、差し込んだボルト28のねじ部55を貫通孔64を介して上取付孔68に差し込む。
差し込んだねじ部55の先端部を上溶接ナット69のねじ孔69a((a)参照)にねじ結合する。
差し込んだねじ部55の先端部を上溶接ナット69のねじ孔69a((a)参照)にねじ結合する。
次に、ビームプレート44の下左差込孔46からインパクトレンチ90を矢印gの如く差し込む。差し込んだインパクトレンチ90で仮締め状態のボルト28を本締めする。
図12(a),(b)は第1実施の形態に係るバンパービームの組付け方法において車体後部に左取付ブラケットを取り付ける例を説明する図である。
(a)において、ビームプレート44の上左差込孔45からインパクトレンチ90を矢印hの如く差し込む。差し込んだインパクトレンチ90で上側のボルト28を本締めする。
(a)において、ビームプレート44の上左差込孔45からインパクトレンチ90を矢印hの如く差し込む。差し込んだインパクトレンチ90で上側のボルト28を本締めする。
(b)において、上側のボルト28を本締めすることで、左取付ブラケット33を、車体後部21の左取付部22((a)も参照)に取り付ける。
図8〜図12で説明した工程と同様の工程で、図2に示す右取付ブラケット34を、車体後部21の左取付部23に取り付ける。
これにより、図2に示すバンパービームアッセンブリ25が車体後部21に組み付けられバンパービームの組付け方法の工程が完了する。
これにより、図2に示すバンパービームアッセンブリ25が車体後部21に組み付けられバンパービームの組付け方法の工程が完了する。
以上説明したように、第1実施の形態のバンパービームの組付け方法によれば、バンパービームアッセンブリ25をシール塗布部70から下方に離した位置に仮止めして、車体後部(車体)21およびバンパービームアッセンブリ25に塗装を施す。
次に、シール塗布部70にダストシール材81を塗布し、ダストシール材81を塗布した後、バンパービームアッセンブリ25を上方に移動して本組みする。
次に、シール塗布部70にダストシール材81を塗布し、ダストシール材81を塗布した後、バンパービームアッセンブリ25を上方に移動して本組みする。
このように、バンパービームアッセンブリ25をシール塗布部70から下方に離した位置に仮止めすることで、車体後部21にバンパービームアッセンブリ25を仮組みした状態で塗装71を施すことが可能になる。
さらに、バンパービームアッセンブリ25をシール塗布部71から下方に離した位置に仮止めすることで、シール塗布部71にダストシール材81を塗布するための作業空間92を確保できる。
この作業空間92を利用することで、シール塗布部70にダストシール材81を容易に塗布することができる。
この作業空間92を利用することで、シール塗布部70にダストシール材81を容易に塗布することができる。
加えて、左右の取付面51,58に、ボルト28のねじ部55に嵌合可能な縦向きの長孔61を形成し、この長孔61の途中に、ボルト55の頭部56(フランジ56aを含む)に嵌め込み可能な拡径部62を形成し、長孔61の下端部61aにねじ部55に嵌合可能な横向きの延長孔63を形成するだけの簡単な構成で、バンパービームアッセンブリ25を仮組み位置と本組み位置とに選択的に組み付けることができる。
このように、バンパービームアッセンブリ25を仮組み位置と本組み位置とに簡単な構成で組み付けることができるので、コストアップを抑えることができる。
このように、バンパービームアッセンブリ25を仮組み位置と本組み位置とに簡単な構成で組み付けることができるので、コストアップを抑えることができる。
次に、第2実施の形態のバンパービームの組付け方法を図13〜図14に基づいて説明する。なお、第2実施の形態のバンパービームの組付け方法において、第1実施の形態のバンパービームの組付け方法と同一類似部材の構成については同じ符号を付し説明を省略する。
図13は第2実施の形態に係るバンパービームの組付け方法に適用する左取付面を示す正面図である。
左取付面101は、車体後部21の左取付部22(図2〜図5参照)に当接可能な略矩形状の平坦面である。
左取付面101は、車体後部21の左取付部22(図2〜図5参照)に当接可能な略矩形状の平坦面である。
この左取付面101は、第1実施の形態と同様に、車体中心側の側辺101a近傍に、ボルト28のねじ部55(図3,図4参照)に嵌合可能な縦向きの長孔61が形成され、この長孔61の途中に、ボルト28の頭部56に嵌め込み可能な拡径部62が形成され、長孔61の下端部61aにねじ部55に嵌合可能な横向きの延長孔63が形成され、長孔61の上端部61bにねじ部55に嵌合可能な横向きの保持孔102が形成され、かつ車体外側の側辺101b近傍の上端部101cにボルト28が貫通する貫通孔64が形成されている。
第2実施の形態の左取付面101は、第2実施の形態の左取付面51(図4参照)と比較して、長孔61の上端部61bにねじ部55に嵌合可能な横向きの保持孔102が形成された点で異なるだけで、その他の構成は第2実施の形態の左取付面51と同様である。
次に、第2実施の形態のバンパービームの組付け方法を図14に基づいて説明する。
図14(a),(b)は第2実施の形態に係るバンパービームの組付け方法を説明する図である。
第1実施の形態の図8(b)〜図9(b)前半と同様に、車体後部21((b)参照)の左取付部22に、左取付ブラケット103の左取付面101を当てるとともに、ボルト28の頭部56(フランジ56aを含む)に、左取付面51の拡径部62を嵌め込む。
図14(a),(b)は第2実施の形態に係るバンパービームの組付け方法を説明する図である。
第1実施の形態の図8(b)〜図9(b)前半と同様に、車体後部21((b)参照)の左取付部22に、左取付ブラケット103の左取付面101を当てるとともに、ボルト28の頭部56(フランジ56aを含む)に、左取付面51の拡径部62を嵌め込む。
第1実施の形態の図9(a)〜(b)後半と同様に、ボルト28の頭部56(フランジ56aを含む)に拡径部62を嵌め込んだ後、バンパービームアッセンブリ25を下方に移動させる。
バンパービームアッセンブリ25を下方に移動させて、長孔61を、ボルト28のねじ部55に沿って下降させる。
バンパービームアッセンブリ25を下方に移動させて、長孔61を、ボルト28のねじ部55に沿って下降させる。
長孔61をねじ部55に沿って下降させることで、長孔61の上端部61bをねじ部55に当てる。長孔61の上端部61bがねじ部55に当たった際に、バンパービームアッセンブリ25を水平方向に移動させて保持孔102をねじ部55に導く。
水平方向に形成した保持孔102をねじ部55に導くことで、ねじ部55が上方に移動することを防ぎ、バンパービームアッセンブリ25が上昇することを防止する。
水平方向に形成した保持孔102をねじ部55に導くことで、ねじ部55が上方に移動することを防ぎ、バンパービームアッセンブリ25が上昇することを防止する。
これにより、バンパービームアッセンブリ25をシール塗布部70から離した下方の位置、すなわち、(b)に示す位置に確実に仮止めする。
(b)に示すように、万が一、バンパービームアッセンブリ25の下部に、矢印方向の力がかかっても、バンパービームアッセンブリ25が仮止め位置から作業空間92側に上昇することを防ぐ。
(b)に示すように、万が一、バンパービームアッセンブリ25の下部に、矢印方向の力がかかっても、バンパービームアッセンブリ25が仮止め位置から作業空間92側に上昇することを防ぐ。
バンパービームアッセンブリ25をより一層確実に仮止めすることで、塗装の際に、バンパービームアッセンブリ25が移動することをより一層確実に防いで、車体後部(車体)21およびバンパービームアッセンブリ25に塗装71をより一層好適に施すことができる。
加えて、作業空間92を、より一層確実に確保することで、シール塗布部70にダストシール材81(図9(c)参照)を塗布する作業性をさらに高めることができる。
加えて、作業空間92を、より一層確実に確保することで、シール塗布部70にダストシール材81(図9(c)参照)を塗布する作業性をさらに高めることができる。
以上説明したように、第2実施の形態のバンパービームの組付け方法によれば、第1実施の形態のバンパービームの組付け方法と同様の効果を得ることができる。
なお、前記実施の形態では、バンパービームの組付け方法をリヤバンパーに適用した例について説明したが、これに限らないで、バンパービームの組付け方法をフロントバンパーに適用することも可能である。
また、前記実施の形態では、拡径部62を円弧状に形成した例について説明したが、拡径部62の形状は四角形や多角形などのその他の形状を採用することも可能である。
さらに、前記実施の形態では、左右の取付面51,58を、それぞれ2本のボルト28,28で車体後部21に取り付ける例について説明したが、ボルト28の本数は適宜決めることができる。
本発明のバンパービームの組付け方法は、特に、車体のシール塗布部近傍にボルトでバンパービームを組み付ける自動車への適用に好適である。
10…車両、21…車体後部(車体)、25…バンパービームアッセンブリ(リヤバンパービームアッセンブリ)、28…ボルト、30…バンパービーム(リヤバンパービーム)、33…左取付ブラケット(取付ブラケット)、34…右取付ブラケット(取付ブラケット)、51…左取付面(取付面)、55…ねじ部、56…ボルトの頭部、58…右取付面(取付面)、61…長孔、62…拡径部、62a…長孔の下端部、62b…長孔の上端部、63…延長孔、67a,69a…ねじ孔、70…シール塗布部、71…塗装、81…ダストシール材(シール材)。
Claims (1)
- バンパービームに取付ブラケットを取り付けてバンパービームアッセンブリとし、この取付ブラケットの取付面を、車体側のシール塗布部近傍にボルトで取り付けて、車体側にバンパービームを組み付ける方法において、
前記取付面に、前記ボルトのねじ部に嵌合可能な縦向きの長孔を形成し、この長孔の途中に、前記ボルトの頭部に嵌め込み可能な拡径部を形成し、長孔の下端部に、ねじ部に嵌合可能な横向きの延長孔を形成する工程と、
前記車体側のねじ孔に前記ボルトを仮締めして、ボルトの頭部を車体側から浮かせて配置する工程と、
このボルトの頭部に拡径部を嵌め込み、前記バンパービームアッセンブリを下方に移動させて前記長孔をねじ部に沿って下降させる工程と、
下降させた長孔の上端部をねじ部に当て、バンパービームアッセンブリを前記シール塗布部から離した位置に仮止めする工程と、
車体およびバンパービームアッセンブリに塗装を施す工程と、
前記シール塗布部にシール材を塗布する工程と、
前記バンパービームアッセンブリを上方に移動させて前記長孔をねじ部に沿って上昇させる工程と、
この長孔の下端部がねじ部に到達したとき、バンパービームアッセンブリを水平方向に移動させて前記延長孔をねじ部に導く工程と、
前記仮締め状態のボルトを本締めする工程と、
からなるバンパービームの組付け方法。
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- 2004-07-30 JP JP2004224216A patent/JP2006044308A/ja active Pending
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