JP2006043908A - タイヤ製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ストリップワインド方式によりトレッドゴムを形成する際、トレッド補強コード層の外端位置におけるゴムストリップの巻き付けの乱れを抑制でき、巻付け精度を高める。
【解決手段】 成形ドラムDの外周面DSに周方向の凹部40を設け、その底面40S上に、トレッド補強コード層15を巻装する。これにより、成形ドラムDの外周面DSと、前記凹部40の端部領域40Eにおけるトレッド補強コード層15の外周面15Sとの間の半径方向の最少距離dを、前記端部領域40Eにおけるトレッド補強コード層15の厚さTよりも小とする。又成形ドラムDの外周面DSとトレッド補強コード層15の外周面15Sとがなす巻付け面S上で、ゴムストリップ30を巻き付けてゴムストリップ積層体31からなる16トレッドゴムを形成する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ゴムストリップを周方向かつ螺旋状に重ねて巻き付けたゴムストリップ積層体によって、トレッドゴムを形成したラジアルタイヤの製造方法に関する。
ラジアルタイヤの製造に用いる生タイヤa(加硫前のタイヤ)は、図7に示すように、カーカスを有する生タイヤ本体bをトロイド状に膨張せしめ、その半径方向外側に待機させた環状の生トレッドリングcを、前記膨張した生タイヤ本体bのトレッド領域b1に圧着し、一体に接合することにより形成される。
そして、これに用いる生トレッドリングcとして、近年図7、8に示すように、成形ドラムdの外周面に、ベルトプライやバンドプライなどのトレッド補強コード層eを巻装し、しかる後、その外周面上で、ゴムストリップfを周方向かつ螺旋状に重ねて巻き付ける所謂ストリップワインド方式によってトレッドゴムgを形成することが提案されている。なおストリップワインドに関する技術として例えば特許文献1、2のものがある。
特開平2000−94542号公報 特開平2002−79590号公報
しかし、このようなストリップワインド方式によってトレッド補強コード層e上にトレッドゴムgを形成する場合、前記トレッド補強コード層eの両側の外端位置peで、巻き付けの乱れが発生しやすく、加硫後のタイヤ表面にベア等の歪み(ディフェクト)を招いたり、タイヤのユニフォミティーを損ねるなどの問題を起こす傾向がある。
その原因として、前記外端位置peにおいて、成形ドラムdの外周面とトレッド補強コード層eの外周面との間で生じる段差があり、この段差を乗り上げる際及び下りる際に前記ゴムストリップfが影響を受け、その巻き付けに乱れが発生するのである。又トレッド補強コード層eのうち、ベルトプライe1、e2は、従来、巾広のプライ材料を一周巻きし、その周方向の両端部を重ね継ぎ等によって連結することにより形成される。しかしこのときに生じる、該プライ材料に作用するテンション力のバラツキ、並びに該プライ材料の成形ドラムに対する相対的な軸方向の位置ズレ等によって、前記プライ材料の両側縁が蛇行する傾向となる。そしてこの蛇行が、前記段差を乗り上げる際及び下りる際の巻き付けの乱れをさらに助長させる結果を招く。
そこで本発明は、成形ドラムに周方向の凹部を設け、この凹部内でトレッド補強コード層を巻装した後、前記成形ドラムの外周面とトレッド補強コード層の外周面とがなす巻付け面上で、ゴムストリップを巻き付けることを基本として、トレッド補強コード層の外端位置におけるゴムストリップの巻き付けの乱れを抑制でき、加硫タイヤにおける表面品質やユニフォミティー等の向上を図りうるタイヤ製造方法を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本願請求項1の発明は、
トレッド領域からサイドウォール領域をへてビード領域に至るカーカスを有するトロイド状の生タイヤ本体、及びこの生タイヤ本体のトレッド領域に接して配されかつトレッド領域を補強するコードプライからなるトレッド補強コード層と、その半径方向外周に配置されるトレッドゴムとを具える生トレッドリングからなる生タイヤを、加硫成形して空気入りラジアルタイヤを形成するタイヤ製造方法であって、
前記トレッドリングを形成する円筒状の成形ドラムは、その外周面に、前記トレッド補強コード層が巻装される底面をする周方向の凹部を具え、
該凹部の底面上に、前記トレッド補強コード層を巻装することにより、前記成形ドラムの外周面と、前記凹部の端部領域におけるトレッド補強コード層の外周面との間の半径方向の最少距離dを、前記端部領域におけるトレッド補強コード層の厚さTよりも小とするとともに、
前記成形ドラムの外周面と前記トレッド補強コード層の外周面とがなす巻付け面上で、ゴムストリップを周方向かつ螺旋状に重ねて巻き付けてゴムストリップ積層体からなるトレッドゴムを形成することにより、前記トレッドリングを形成したことを特徴としている。
又請求項2の発明では、前記凹部の深さHは、トレッド補強コード層の前記厚さTの80〜120%であることを特徴としている。
又請求項3の発明では、前記トレッド補強コード層のコードプライは、タイヤコードがタイヤ周方向に対して5〜45゜の角度で配列するベルトプライ、及び/又はタイヤコードがタイヤ周方向に螺旋巻きしたバンドプライであることを特徴としている。
又請求項4の発明では、前記凹部のタイヤ軸方向の巾WAは、前記トレッド補強コード層のタイヤ軸方向の最大巾WBよりも0.5〜2.0mm大であることを特徴としている。
本発明は叙上の如く構成しているため、トレッド補強コード層上に、ストリップワインド方式によるゴムストリップ積層体からなるトレッドゴムを形成する際の、トレッド補強コード層の外端位置におけるゴムストリップの巻き付けの乱れを効果的に抑制することができ、加硫タイヤにおける表面品質やユニフォミティーを向上させることが可能となる。
以下、本発明の実施の一形態を、図示例とともに説明する。
本発明は、生タイヤ1を加硫成形して空気入りラジアルタイヤを形成するタイヤ製造方法であり、前記生タイヤ1は、図1に示すように、トレッド領域2からサイドウォール領域3をへてビード領域4に至るカーカス6を有するトロイド状の生タイヤ本体20と、この生タイヤ本体20の前記トレッド領域2に配される生トレッドリング21とから形成される。
本例では、前記生タイヤ本体20として、前記ビード領域4に配されるビードコア5と、このビードコア5、5間に架け渡される前記カーカス6と、タイヤ内腔面をなす空気非透過性に優れるインナーライナゴム7と、前記ビード領域4のタイヤ外皮をなす耐摩耗性に優れるクリンチゴム8と、前記サイドウォール領域3のタイヤ外皮をなす耐クラック性に優れるサイドウォールゴム9とを具える周知構造のものを例示している。なお前記カーカス6は、タイヤの骨格をなすコード補強層であり、カーカスコードをタイヤ周方向に対して70〜90°の角度で配列したラジアル構造の1枚以上のカーカスプライから形成される。
又この生タイヤ本体20は、図2に示すように、予めフォーマ上で円筒状体20Aとして形成され、しかる後、この円筒状体20A内にシェーピング内圧を付加することによりビードコア5、5間でトロイド状に膨張される。そして、この膨張した生タイヤ本体20のトレッド領域2と、その半径方向外側で予め待機させた環状の生トレッドリング21の内周面とを圧着し、一体に接合することにより、前記生タイヤ1が形成される。なお前記生タイヤ本体20では、トロイド状の膨張状態においてカーカス6の外面にサイドウォールゴム9を貼着しても良く、又生トレッドリング21と一体接合した後、カーカス6の外面にサイドウォールゴム9を貼着しても良い。
次に、前記生トレッドリング21は、図1に示す如く、前記生タイヤ本体20のトレッド領域2に接して配されかつこのトレッド領域2を補強するコードプライからなるトレッド補強コード層15と、その半径方向外周に配置されるトレッドゴム14とを具えて構成される。
前記トレッド補強コード層15は、タイヤコードをタイヤ周方向に対して例えば5〜45゜の角度で配列させたベルトプライ16Aからなるベルト層16、及び/又はタイヤコードをタイヤ周方向に螺旋巻きしたバンドプライ17Aからなるバンド層17から形成される。
本例では、前記トレッド補強コード層15が、2枚のベルトプライ16A1、16A2からなるベルト層16と、1枚のバンドプライ17Aからなるバンド層17とから形成される場合を例示している。なお前記2枚のベルトプライ16A1、16A2は、ベルトコードがプライ間で互いに交差することによりベルト剛性を高め、トレッド領域2をタガ効果を有して補強する。又半径方向内側のベルトプライ16A1は、外側のベルトプライ16A2に比して、5〜40mm程度巾広であり、これによりプライ端での応力集中を緩和し、プライ端でのコードルースを抑制する。
又前記バンドプライ17Aは、少なくとも前記ベルト層16の外端部を覆い、これによってベルト層16のリフティングを抑え、タイヤの高速耐久性を向上させる。本例ではバンドプライ17Aとして、ベルト層16の略全巾を覆う所謂フルバンドプライのものを例示しており、その外端は、前記内側のベルトプライ16A1の外端と実質的に整一している。なお前記ベルトプライ16A1、16A2は、前記コード配列の巾広のプライ材料を周方向に一周巻きし、その周方向の両端部を連結することにより形成される。又バンドプライ17Aは、1本以上のタイヤコードをトッピングゴムで被覆した巾狭帯状のプライ材料を周方向に沿って螺旋巻きすることにより形成される。
次に、前記トレッドゴム14は、前記トレッド補強コード層15上で、ゴムストリップ30を周方向かつ螺旋状に重ねて巻き付ける、ストリップワインド方式のゴムストリップ積層体31によって形成される。このとき、トレッド補強コード層15の外端位置Pにおける、ゴムストリップ30の巻き付けの乱れを抑制するため、本発明のタイヤ製造方法では、以下の如く構成している。
図3に示す如く、トレッドリング形成用の円筒状の成形ドラムDの外周面に、前記トレッド補強コード層15が巻装される底面40Sをする周方向の凹部40を形成するとともに、この凹部40の底面40S上に、前記トレッド補強コード層15を巻装する。これにより、前記成形ドラムDの外周面DSと、前記凹部40の端部領域40Eにおけるトレッド補強コード層15の外周面15Sとの間の半径方向の最少距離dを、前記端部領域40Eにおけるトレッド補強コード層の厚さTよりも小に低減させる。ここで、前記端部領域40Eとは、前記凹部40の外端と、この外端から前記凹部40のタイヤ軸方向の巾WAの10%の距離Laを隔たる位置との間の領域を意味する。
そして、前記成形ドラムDの外周面DSと前記トレッド補強コード層15の外周面15Sとがなす面を巻付け面Sとし、この巻付け面S上で、前記ゴムストリップ30をストリップワインド方式によって巻回する。
このように、成形ドラムDに凹部40を設け、その底面40S上でトレッド補強コード層15を巻装するため、前記外周面DS、15S間の前記端部領域40Eにおける段差が減じ、ゴムストリップ30の巻付け面Sを平坦化することができる。その結果、前記外周面DS、15S間のゴムストリップ30の移行が円滑化するなど巻き付けの乱れを抑制でき、巻き付け精度を向上しうる。
又前述した如く、ベルトプライ16Aでは、巻装の際、その側縁が蛇行しやすい傾向にある。しかし前記段差の低減により、前記蛇行による巻回への悪影響も減じうるため、巻き付けの乱れ抑制効果をより高く発揮できる。
又前記凹部40は、トレッド補強コード層15を巻装する際の案内ガイドとしても機能しうるため、蛇行量を軽減することができ、この蛇行に起因するユニフォミティーの低下を抑制しうる。
そのために、凹部40の前記タイヤ軸方向の巾WAを、前記トレッド補強コード層15のタイヤ軸方向の最大巾WBよりも大、かつその差(WA−WB)を、0.5〜2.0mmの範囲に低く抑えることが好ましい。前記差(WA−WB)が0.5mm未満では、トレッド補強コード層15の巻装作業が難しくなり、作業性の著しい低下を招く。また2.0mmを越えると、蛇行量の低減に効果が少なく、ユニフォミティーや、巻き付けの乱れ抑制効果に不利となる。なお本例では、最も巾広の内側のベルトプライ16A1、及びバンドプライ17Aのプライ巾が、前記最大巾WBを形成している。
又巻き付けの乱れ抑制効果のために、前記凹部40の深さHを、前記端部領域40Eにおけるトレッド補強コード層15の前記厚さTの80〜120%の範囲とするのが好ましく、この範囲から外れると、前記外周面DS、15S間の段差が大きくなり、巻き付けの乱れ抑制効果が充分発揮されなくなる。T=H、すなわち100%が好ましいが、前記80〜120%の範囲内であれば、ベルト層16やバンド層17の材料変更による前記厚さTの違いに対しても、同一の成形ドラムDを使用しても効果が期待できる。
なお前記ゴムストリップ30としては、特に規定されないが、図4にその断面を示すように、巾Wsを5〜20mm、かつ厚さTsを0.5〜2.0mmとしたものが、所望の断面形状のトレッドゴム14を得る上で好ましく、このとき両端を先細とした略三日月状断面形状とするのも好ましい。
又巻き付け方法としても、特に規定されることがなく、例えば図5(A)の如く、1本のゴムストリップ30を用いてタイヤ軸方向の一方端から他方端まで巻回する、或いは図5(B)、(C)の如く、2本のゴムストリップ30を用いてタイヤ軸方向の一方端、他方端から中央側に向かって、又は中央側から一方端、他方端に向かって巻回する、或いは図5(D)の如く、ゴムストリップ積層体31を例えば2層、3層の複数層で形成することもできる。何れの場合にも、外端位置Pにおける巻き付けの乱れを効果的に抑制でき、巻付け精度を高めうる。
ここで、前記成形ドラムDでは、形成されたトレッドリング21を取り外すため、前記深さHよりも大の距離を半径方向内方に移動(縮径)することが必要であり、本例では図6の如く構成している。
即ち、成形ドラムDは、周方向の両側面saが半径方向内方に向かって漸近する先細状の第1のセグメント41と、その逆に両側面sbが半径方向外方に向かって漸近する第2のセグメント42とを交互に組み合わせて形成される。この第1、第2のセグメント41、42は、リンク機構、シリンダ等を用いた周知の縮径手段によって半径方向内外に移動でき、隣り合う側面sa、sbが略当接する拡径状態Z1において、その外周面DSは略真円状に形成される。又縮径に際しては、第2のセグメント42の半径方向内方への移動距離を、第1のセグメント41の移動距離に比して大にすることにより前記成形ドラムDは、大きく縮径できる。なお成形ドラムDでは、ドラム全体が縮径しうる如く構成する以外に、例えば前記凹部40以外の部位のみ縮径可能に構成してもよい。又成形ドラムDの外周面DS及び底面40Sは、加硫後のタイヤのトレッド輪郭形状に合うように、子午断面において、円弧状曲面で形成することもできる。
又前記トレッド補強コード層15として、例えばベルト層16のみで形成しても良く、又自動二輪車用タイヤの如く、バンド層17のみで形成することもできる。又バンドプライ17Aとして、ベルト層16の外端部のみを被覆する所謂エンジバンドプライであっても良い。又例えば小型トラック用タイヤ、或いは重荷重用タイヤ等の如く、ベルト層16を、3枚〜4枚もしくはそれ以上の枚数のベルトプライ16Aで形成することもできる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
外周面に凹部を設けた成形ドラム(図3)を使用しかつ表1の仕様で形成したトレッドリングを用いて、タイヤサイズ215/45ZR17の乗用車用ラジアルタイヤを試作した。そして各試供タイヤの外表面におけるディフェクトの発生状況、及びユニフォミティーを比較評価した。
(1) ディフェクトの発生状況;
各30本の試供タイヤに対して、トレッド外表面におけるベア等の状況を目視によって検査し、以下のA、B、Cの基準で評価した。
A:ベア等の発生は認められない。
B:小さなディフェクトが認められる。(修正不要な軽微なレベル)
C:大きなディフェクトが認められる。(修正必要なレベル)
(2)ユニフォミティー;
フォースバリエイション(FV)試験機を用い、JASO C607の規格に基づいてRFV(O.A.)を測定し、各30本の試作タイヤの平均値を記載している。
Figure 2006043908
本発明により形成された生タイヤの一実施例を示す断面図である。 生タイヤ本体とトレッドリングとの接合状況を説明する断面図である。 トレッドリングの形成方法を示す断面図である。 ゴムストリップを示す断面図である。 (A)〜(D)は、ゴムストリップの巻回方法を概念的に説明する線図である。 成形ドラムの一例を示す断面図である。 生タイヤの形成方法を説明する断面図である。 発明が解決しようとする課題を説明する断面図である。
符号の説明
1 生タイヤ
2 トレッド領域
3 サイドウォール領域
4 ビード領域
6 カーカス
15 トレッド補強コード層
16 トレッドゴム
16A ベルトプライ
17A バンドプライ
20 生タイヤ本体
21 生トレッドリング
30 ゴムストリップ
31 ゴムストリップ積層体
40 凹部
40S 底面
40E 凹部の端部領域
D 成形ドラム
DS 外周面
S 巻付け面

Claims (4)

  1. トレッド領域からサイドウォール領域をへてビード領域に至るカーカスを有するトロイド状の生タイヤ本体、及びこの生タイヤ本体のトレッド領域に接して配されかつトレッド領域を補強するコードプライからなるトレッド補強コード層と、その半径方向外周に配置されるトレッドゴムとを具える生トレッドリングからなる生タイヤを、加硫成形して空気入りラジアルタイヤを形成するタイヤ製造方法であって、
    前記トレッドリングを形成する円筒状の成形ドラムは、その外周面に、前記トレッド補強コード層が巻装される底面をする周方向の凹部を具え、
    該凹部の底面上に、前記トレッド補強コード層を巻装することにより、前記成形ドラムの外周面と、前記凹部の端部領域におけるトレッド補強コード層の外周面との間の半径方向の最少距離dを、前記端部領域におけるトレッド補強コード層の厚さTよりも小とするとともに、
    前記成形ドラムの外周面と前記トレッド補強コード層の外周面とがなす巻付け面上で、ゴムストリップを周方向かつ螺旋状に重ねて巻き付けてゴムストリップ積層体からなるトレッドゴムを形成することにより、前記トレッドリングを形成したことを特徴とするタイヤ製造方法。
  2. 前記凹部の深さHは、トレッド補強コード層の前記厚さTの80〜120%であることを特徴とする請求項1記載のタイヤ製造方法。
  3. 前記トレッド補強コード層のコードプライは、タイヤコードがタイヤ周方向に対して5〜45゜の角度で配列するベルトプライ、及び/又はタイヤコードがタイヤ周方向に螺旋巻きしたバンドプライであることを特徴とする請求項1又は2記載のタイヤ製造方法。
  4. 前記凹部のタイヤ軸方向の巾WAは、前記トレッド補強コード層のタイヤ軸方向の最大巾WBよりも0.5〜2.0mm大であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のタイヤ製造方法。
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