JP2006043683A - 触媒担体及びその製造方法、並びに排ガス浄化触媒 - Google Patents

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Abstract

【課題】 白金のような貴金属のシンタリングを良好に防止できる触媒担体及びその製造方法、並びにこの触媒担体を用いた触媒を提供する。
【解決手段】 セリアの一次粒子1とアルミナの一次粒子2とが相互に混合されてなる触媒担体、この触媒担体に白金が担持されてなる排ガス浄化触媒とする。またセリアゾルとアルミナゾルの混合ゾルを形成すること、混合ゾルからセリアゾルとアルミナゾルとを凝集させて凝集物を作ること、及び得られた凝集物を乾燥及び焼成することを含む、触媒担体の製造方法とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、触媒担体及びその製造方法、並びに排ガス浄化触媒、特に内燃機関の排ガスを浄化するための白金担持排ガス浄化触媒に関する。
自動車エンジン等の内燃機関からの排ガス中には、窒素酸化物(NOx)、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)等が含まれるが、これらの物質は、CO及びHCを酸化し、またNOxを還元する排ガス浄化触媒によって除去できる。この排ガス浄化触媒の代表的なものとしては、白金(Pt)、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)等の貴金属をγ−アルミナ等の多孔質金属酸化物担体に担持させた三元触媒などが知られている。
この金属酸化物担体は様々な材料で作ることができるが、従来は高表面積を得るためにアルミナを使用することが一般的であった。しかしながら近年では、担体の化学的性質を利用して排ガスの浄化を促進するために、セリア(CeO2)、ジルコニア(ZrO2)、チタン(TiO2)などの様々な他の材料を、アルミナと組み合わせて又は組み合わせないで、使用することも提案されている。
例えば、排ガス中の酸素濃度の変動を吸収して三元触媒の排ガス浄化能力を高めるために、排ガス中の酸素濃度が高いときに酸素を吸蔵し、排ガス中の酸素濃度が低いときに酸素を放出する酸素吸蔵能(OSC能)を有する材料を、排ガス浄化触媒に用いることが行われている。OSC能を有する材料として代表的なものはセリアである。
三元触媒の作用によってCO及びHCの酸化と、NOxの還元とが効率的に進行するためには、内燃機関の空燃比が理論空燃比(ストイキ)であることが必要であるので、OSC能を有する材料によって、排ガス中の酸素濃度の変動を吸収し、理論空燃比付近の酸素濃度を維持することは、三元触媒が排ガス浄化能力を発揮するために好ましい。
このようなOSC能を得る目的でのセリアの使用に関しては様々な研究がなされており、例えば特許文献1では、アルミナ粒子とセリア粒子の混合物を基材にコートし、ここに貴金属等の触媒成分を担持させることを開示している。またこの特許文献1では、従来技術として、硝酸セリウムようなセリウム塩の溶液を多孔質担体に含浸させ、これを乾燥及び焼成してセリア担持触媒担体を得ることも開示している(段落0017等参照)。
特許文献2で示されるように、セリア及びジルコニアを固溶体化してOSC能及び耐熱性を高めることも知られている。
またセリアのOSC能は、例えば特許文献3で示すように、白金のような貴金属とバリウムのようなNOx吸蔵材とを担持するNOx吸蔵還元触媒での使用に関しても研究されている。このNOx吸蔵還元触媒は、燃費の向上を意図したリーンバーンエンジンからの排ガスを浄化するための触媒である。
特開2001−9280号公報 特開2003−126694号公報 特開2001−276622号公報
すなわち、特許文献1〜3で示されているように、従来技術ではセリアのOSC能を利用することを意図して様々な研究が行われている。しかしながら近年の研究によれば、セリアはOSC能を有するだけでなく、その上に担持される貴金属、特に白金との親和性が強いために、貴金属の粒成長(シンタリング)を抑制できることが見出されている。排ガス浄化触媒の使用の間に白金がシンタリングすると、触媒の活性点が減少し、それによってNOxの酸化還元効率が低下する。従って白金のシンタリングを抑制することは非常に重要である。
このようにセリアは白金のシンタリング防止に関しても重要である。しかしながら、セリアは比較的シンタリングし易いので、セリア自身がシンタリングし、それによってセリアによる白金のシンタリング防止効果が低下することがある。
よって本発明では、セリアのシンタリングを防止して、セリアによる白金のシンタリング防止を良好に達成する触媒担体及びその製造方法、並びに排ガス浄化触媒を提供する。
本発明の触媒担体は、セリアの一次粒子とアルミナの一次粒子とが相互に混合されてなる。
セリアとアルミナとは実質的に固溶体を作らないので、本発明の触媒担体によれば、高温における使用においても、セリアとアルミナとが互いに反応障壁となってそれぞれのシンタリングを抑制する。これによって本発明の触媒担体は好ましくは、空気中において750℃で5時間にわたって熱耐久を行った後で、セリアの一次粒子が、12nm以下、特に10nm以下、より特に8nm以下、更により特に6nm以下の粒径を有することができる。
本発明の触媒担体の1つの態様では、セリア、特にセリア及びアルミナの一次粒子が、12nm以下、特に10nm以下、より特に8nm以下、更により特に6nm以下の粒径を有する。
この態様でのように、セリアが比較的小さい一次粒子径を有すると、セリアの表面積が大きくなる。従ってこれによれば、白金のような貴金属をこの触媒担体に担持するときに、貴金属を高分散状態でセリア上に担持することができる。
本発明の触媒担体の1つの態様では、セリアとアルミナの合計に対して、セリアの含有量が6〜60重量%、特に16〜50重量%である。この態様によれば、本発明の触媒担体に白金を担持させて排ガス浄化触媒として使用したときに、良好なNOx浄化性能を得ることができる。
本発明の排ガス浄化触媒は、本発明の触媒担体に、白金、及び随意にロジウムが担持されてなる。
セリアに担持された白金は、セリアとの親和性によってシンタリングが防止される。また、セリアとアルミナとは実質的に固溶体を作らないので、本発明の触媒担体では、セリアとアルミナとが互いに反応障壁となってそれぞれのシンタリングを防止する。従って本発明の排ガス浄化触媒によれば、セリアによる白金のシンタリング防止効果が、セリア粒子同士のシンタリングによって低下することを抑制できる。
本発明の排ガス浄化触媒の1つの態様では、アルカリ金属、アルカリ土類金属、及びセリアを除く希土類元素からなる群より選択される金属が更に担持されてなる。
この態様によれば、本発明の排ガス浄化触媒を、リーン条件で運転される内燃機関のためのNOx吸蔵還元触媒として利用することができる。
触媒担体を製造する本発明の方法は、セリアゾルとアルミナゾルの混合ゾルを形成すること、この混合ゾルからセリアゾルとアルミナゾルとを凝集させて、好ましくは実質的に同時に凝集させて、凝集物を作ること、並びに得られた凝集物を乾燥及び焼成することを含む。
この方法によれば、比較的小さいセリア一次粒子径で、セリアの一次粒子とアルミナの一次粒子が相互に混合されてなる触媒担体を製造できる。
本発明の触媒担体製造方法の1つの態様では、セリウム塩及びアルミニウム塩、例えば硝酸塩を溶解している溶液をアルカリ性にすることによって、混合ゾルを形成し、凝集させる。
この本発明の方法では、セリウム塩及びアルミニウム塩を溶解している塩溶液を大量のアルカリ溶液に添加し、それによって塩溶液をアルカリ性にすること、及び塩溶液が更に尿素を含有するようにし、この塩溶液を加熱して尿素を分解し、アンモニアを発生させ、それによって塩溶液をアルカリ性にすることができる。
このような様式によって塩溶液を短時間で及び/又は均一にアルカリ性にすることは、アルミナの一次粒子とセリアの一次粒子とが、小さい粒子径で且つ均一に混合された触媒担体を製造するために好ましい。
またこの本発明の方法では、セリウム及びアルミニウムの加水分解可能化合物、例えばアルコキシド、β−ケト酸塩を含有する溶液に水を添加し、加水分解することによって、混合ゾルを形成し、凝集させることができる。
このようにセリウム及びアルミニウムの加水分解可能化合物から凝集物を得ることは、アルミナの一次粒子とセリアの一次粒子とが、小さい粒子径で且つ均一に混合された触媒担体を製造するために好ましい。
[触媒担体及び排ガス浄化触媒]
本発明について図1を用いて説明する。ここで図1は本発明の触媒担体の概念図である。
この図1で示されるように、本発明の触媒担体では、セリアの一次粒子1とアルミナの一次粒子2とが相互に混合されてなる。ここで、本発明の触媒担体では、セリアとアルミナとの合計に対して、セリアを1〜70重量%、特に6〜60重量%、より特に16〜50重量%にすることができる。また本発明の排ガス浄化触媒は、この触媒担体に白金が担持されてなる。
これに対して、焼成後のセリア粒子とアルミナ粒子とを混合して得られる従来の触媒担体では、図2に示されるように、複数のセリアの一次粒子1からなるセリアの二次粒子1aと、複数のアルミナの一次粒子2からなるアルミナの二次粒子2aとが混合されてなる。
本発明の触媒担体は、任意の方法で製造でき、特に本発明の方法によって製造できる。また触媒担体への白金の担持は任意の方法で達成でき、例えばジニトロジアンミン白金硝酸水溶液を触媒担体に含浸させ、これを乾燥及び焼成して、0.5〜2重量%の白金を担持した本発明の排ガス浄化触媒を製造することができる。また他の金属、例えばロジウム、アルカリ金属、アルカリ土類金属、セリアを除く希土類元素を更に担持させることは、これらの金属の塩を含有する溶液、例えば硝酸ロジウム水溶液、酢酸バリウム溶液を触媒担体に含浸させ、これを乾燥及び焼成して達成できる。尚、本発明の触媒担体の使用においては、チタニア、ジルコニア、アルミナ、シリカ等の他の担体材料と混合して使用することもできる。
[触媒担体の製造方法]
触媒担体を製造する本発明の方法では、セリアゾルとアルミナゾルの混合ゾルを形成し、この混合ゾルからセリアゾルとアルミナゾルとを凝集させて凝集物を作り、得られた凝集物を乾燥及び焼成することによって、セリアの一次粒子とアルミナの一次粒子とが相互に混合されてなる触媒担体を製造することができる。
セリアゾルとアルミナゾルとの凝集は、任意の方法によって行うことができるが、例えば溶液を酸性又はアルカリ性にすることによって行うことができる。
ここで提供される具体的なゾルとしては、金属のアルコキシド、アセチルアセトナート、酢酸塩、及び硝酸塩などを加水分解及び縮合して得られた物質を挙げることができる。またアルミナゾル及びセリアゾルは共に公知の材料であり、市販されているものを入手することもできる。
本発明の方法によって触媒担体をセリウム塩及びアルミニウム塩から作る場合、これらの塩を溶解している溶液を提供し、この溶液をアルカリ性にすることによって、セリアゾルとアルミナゾルとの混合ゾルを形成し、凝集させ、そして得られた凝集物を乾燥及び焼成することができる。
この方法のために用いることができる塩としては、水のような媒体に溶解させて、セリウムとアルミニウムの金属イオンを発生させることができる任意の塩を用いることができる。従ってこれらの塩は同じ基を有していても、異なる基を有していてもよい。例えば本発明のために用いることができる塩は、塩化物塩、硝酸塩又は酢酸塩、特に硝酸塩である。
溶液をアルカリ性にするためには任意のアルカリを添加することができ、このアルカリとしては、アンモニア水、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム、尿素を挙げることができる。また、溶液をアルカリ性にするために、溶液に尿素を加え、この溶液を加熱して尿素を分解し、アンモニアを発生させることもできる。ここでは、加熱等により除去が容易なアンモニア、尿素を用いることが特に好ましい。
また本発明の方法によって触媒担体をセリウム及びアルミニウムの加水分解可能化合物から作る場合、これらの化合物を溶解している溶液を提供し、この溶液に水を添加して加水分解し、セリアゾルとアルミナゾルを含有する混合ゾルを形成し、凝集させ、そして得られた凝集物を乾燥及び焼成することができる。
ここで使用できる加水分解可能化合物としては、金属アセチルアセトナートのようなβ−ケト酸塩、イソプロポキシドのようなアルコキシドを挙げることができる。
凝集物からの分散媒の除去及び乾燥は、任意の方法及び任意の温度で行うことができるが、例えば凝集物を120℃のオーブンに入れて達成できる。このようにして凝集物から分散媒を除去及び乾燥して得られた原料を焼成して、金属酸化物粒子を得ることができる。焼成は、金属酸化物合成において一般的に用いられる温度、例えば250〜900℃で行うことができる。
尚、凝集物の乾燥の前には洗浄を行うことが好ましく、この洗浄は例えば水、炭素原子数1〜5の低級アルコール等で行うことができる。低級アルコールでの洗浄を行い、その後、比較的低温で乾燥を行うこと、及び/又はマイクロ波による乾燥を行うことは、最終的な触媒の性能を改良するために好ましい。
以下に本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔実施例1〕
硝酸セリウム・6水和物201.8g及び硝酸アルミニウム・9水和物1183.4gを、イオン交換水2000ccに溶解させ、2時間にわたって撹拌する。この混合溶液を大量のアンモニア水に滴下して、pH9を維持しつつ、セリアゾル及びアルミナゾルを沈殿させる。この溶液の水分をろ過し、得られた沈殿物をイオン交換水で洗浄し、120℃で2時間にわたって乾燥し、300℃で2時間にわたって焼成して、セリアの一次粒子とアルミナの一次粒子が混合されてなる触媒担体粉末を得た。
その後、白金1.5g分のジニトロジアンミン白金硝酸水溶液とロジウム0.3g分の硝酸ロジウム水溶液をイオン交換水1000cc中に投入した水溶液に、得られた粉末240.8gを浸し、2時間にわたって撹拌した。更にこの水溶液を120℃で2時間にわたって乾燥し、300℃で1時間にわたって焼成して、貴金属担持粉末を得た。その後、酢酸バリウム76.6gをイオン交換水500ccに投入した溶液に、この貴金属担持粉末を浸漬し、2時間にわたって撹拌した後で、120℃で2時間にわたって乾燥し、480℃で5時間にわたって焼成して、実施例1の触媒を得た。
〔実施例2〕
沈殿物を120℃で2時間にわたって乾燥する代わりに、マイクロ波によって沈殿物を乾燥したことを除いて、実施例1と同様にして、実施例2の触媒を得た。
〔実施例3〕
沈殿物をイオン交換水で洗浄した後で更に、イソプロパノールによって洗浄し、真空乾燥機を用いてイソプロパノールを除去したことを除いて、実施例1と同様にして、実施例3の触媒を得た。
〔実施例4〕
セリウムアセチルアセトナート202.6gとアルミニウムイソプロポキシド643.2gを、イソプロパノール2Lに溶解して混合溶液を得た。この溶液を80℃において2時間にわたって還流して熟成を行い、その後でイオン交換水を加えて加水分解し、沈殿を生じさせた。吸引ろ過を行ってアルコール分を除去し、沈殿物を乾燥させた。得られた沈殿物を120℃で2時間にわたって乾燥し、300℃で2時間にわたって焼成して、セリアの一次粒子とアルミナの一次粒子が混合されてなる触媒担体粉末を得た。
その後、得られた担体粉末に、実施例1と同様にして白金、ロジウム及びバリウムを担持させて、実施例4の触媒を得た。
〔比較例1〕
硝酸セリウム・6水和物201.8gを、イオン交換水1000ccに溶解させ、2時間にわたって撹拌する。この混合溶液を大量のアンモニア水に滴下して、pH9を維持しつつ、セリアゾルを沈殿させる。この溶液の水分をろ過し、得られた沈殿物をイオン交換水で洗浄し、120℃で2時間にわたって乾燥し、300℃で2時間にわたって焼成して、セリア粉末を得た。アルミナ粉末160.8gとこのセリア粉末80gとを混合して、触媒担体粉末を得た。
その後、得られた担体粉末に、実施例1と同様にして白金、ロジウム及びバリウムを担持させて、比較例1の触媒を得た。
実施例及び比較例の触媒は、試験のために予め1mm角のペレット状に成形した。
(耐久)
得られた触媒の耐久後の性能を評価するために、これら触媒に、空気中において750℃で5時間にわたって熱耐久を行い、その後で400℃で4時間にわたって下記の表1に示すリーンガス及びリッチガスを交互に流通させて、硫黄被毒耐久を行った(リーン/リッチ=4分/1分)。
Figure 2006043683
(セリアの一次粒子径)
耐久後のセリアの一次粒子径を、XRD(x線回折分析)及びTEM(透過型電子顕微鏡)を用いて測定した。結果を図3に示す。
(CO吸着量)
耐久後の触媒の一酸化炭素(CO)吸着量を測定した。結果を図4に示す。一酸化炭素は白金にのみ均一に吸着するので、このCO吸着量が大きいことは、白金の表面積が大きいこと、すなわち白金の粒子径が小さいことを意味する。
(NOx浄化性能)
耐久後の触媒ペレット2gを固定床流通式反応器に充填し、下記の表2の組成のリッチガス及びリーンガス(ガス流量:6.6L/分)を用いて、400℃においてNOx浄化性能を評価した。結果は図5に示している。尚、ここでは、600℃においてリッチガスを10分間流通させ、その後で、400℃においてリーンガス及びリッチガスをそれぞれ1分間及び10秒間づつ交互に流通させることを繰り返した。このリーン/リッチのサイクルの間の入口側NOx濃度(ppm)と出口側NOx濃度(ppm)とから、NOx浄化率を評価した。
Figure 2006043683
〔結果〕
図3で示されているように、比較例1の触媒と比較すると、本発明の実施例1〜4の触媒は比較的小さいセリア一次粒子径を維持している。これは、高温における使用においても、セリアとアルミナとが互いに反応障壁となってそれぞれのシンタリングを抑制していることによると考えられる。
またこのように比較的小さいセリアの一次粒子径が維持されていることによって、図4の一酸化炭素吸着量から理解されるように、白金のシンタリングが防止されている。これによって、図5で示されているように、本発明の実施例1〜4の触媒は、比較例1の触媒と比較して優れたNOx浄化性能を有する。
ここで実施例1と比較例1とを比較すると、比較例1の触媒のセリア粒子は、アルミナと共に沈殿させなかったことを除いて実施例1と同様な方法で製造している。しかしながら、実施例1のセリアの初期一次粒子径が6nm程度であったのに対して、比較例1のセリアの初期一次粒子径は10nm程度であった。これは、セリアとアルミナとを共沈させたことによって、セリア粒子の成長が抑制されたことを示唆している。更に、図3で示されているように、耐久試験後には、実施例1のセリアの一次粒子径が6nm程度に維持されたのに対して、比較例1のセリアの一次粒子径は19nm程度にまで成長していた。これは、セリアの一次粒子とアルミナの一次粒子が相互に混合されることによって、セリアのシンタリングが防がれることを示唆している。
実施例1〜3の中では、マイクロ波による乾燥を行った実施例2及びアルコールによる洗浄を更に行った実施例3の触媒は、これらの処理を行わなかった実施例1の触媒と比較してNOx浄化性能が特に優れている。これは、これらの乾燥及び追加の洗浄が、セリア及びアルミナの一次粒子の分散性をより良好に維持したことによると考えられる。
更に、加水分解性化合物であるセリウムアセチルアセトネートとアルミニウムイソプロポキシドから触媒担体を製造した実施例4の触媒は、特に良好なNOx浄化性能を示した。これは、乾燥工程を低温で行うことによって、セリア及びアルミナの一次粒子の分散性がより良好に維持されたことによると考えられる。
〔実施例5〕
硝酸セリウム・6水和物5.05重量部及び硝酸アルミニウム・9水和物234.5重量部を、イオン交換水1000重量部に溶解させ、1時間にわたって撹拌する。この混合溶液を大量のアンモニア水に滴下して、pH9を維持しつつ、セリアゾル及びジルコニアゾルを沈殿させる。この溶液の水分をろ過し、得られた沈殿物をイオン交換水で洗浄し、120℃で2時間にわたって乾燥し、300℃で2時間にわたって焼成して、セリアの一次粒子とアルミナの一次粒子が混合されてなる触媒担体粉末を得た。この実施例5の触媒担体粉末中のセリアの重量分率は6重量%であった。
その後、白金1.5g分のジニトロジアンミン白金硝酸水溶液とロジウム0.3g分の硝酸ロジウム水溶液をイオン交換水500cc中に投入した水溶液に、得られた実施例5の触媒担体粉末150gを浸し、2時間にわたって撹拌した。更にこの水溶液を120℃で2時間にわたって乾燥し、500℃で5時間にわたって焼成して、実施例5の触媒を得た。
但し、NOx浄化性能の評価で使用するための触媒では、500℃で5時間にわたる最終的な焼成の代わりに、300℃で1時間にわたって焼成を行って貴金属担持粉末を得た。その後、酢酸バリウム38.3gをイオン交換水500ccに投入した溶液に、この貴金属担持粉末を浸漬し、2時間にわたって撹拌した後で、120℃で2時間にわたって乾燥し、480℃で5時間にわたって焼成して、NOx浄化性能の評価のための実施例5の触媒を得た。
〔実施例6〜10〕
実施例6〜10では、触媒担体粉末の製造のためのイオン交換水に溶解させる硝酸セリウム・6水和物の量を、5.05重量部から、それぞれ15.4重量部、32.8重量部、65.6重量部、80.7重量部、及び121.12重量部としたことを除いて、実施例5と同様にして、実施例6〜10の触媒を得た。実施例6〜10の触媒担体粉末中のセリアの重量分率はそれぞれ、16重量%、29重量%、45重量%、50重量%及び60重量%であった。
〔比較例2〕
高比表面積アルミナ粉末(表面積約200m2/g)124.5重量部とセリア粉末23.7重量部を混合して、比較例2の混合粉末を得た。この比較例2の触媒担体粉末中のセリアの重量分率は16重量%であった。
白金1.5g分のジニトロジアンミン白金硝酸水溶液とロジウム0.3g分の硝酸ロジウム水溶液をイオン交換水1000cc中に投入した水溶液に、得られた比較例2の混合粉末150gを浸し、2時間にわたって撹拌した。更にこの水溶液を120℃で2時間にわたって乾燥し、500℃で5時間にわたって焼成して、比較例2の触媒を得た。
但し、NOx浄化性能の評価で使用するための触媒では、500℃で5時間にわたる最終的な焼成の代わりに、300℃で1時間にわたって焼成を行って貴金属担持粉末を得た。その後、酢酸バリウム38.3gをイオン交換水500ccに投入した溶液に、この貴金属担持粉末を浸漬し、2時間にわたって撹拌した後で、120℃で2時間にわたって乾燥し、480℃で5時間にわたって焼成して、比較例2の触媒を得た。
〔比較例3〜5〕
比較例3〜7では、触媒担体粉末の製造のために高比表面積アルミナ粉末と混合するセリア粉末を、23.7重量部から、それぞれ50.8重量部、70.0重量部、102.9重量部としたことを除いて、実施例2と同様にして比較例3〜7の触媒を得た。比較例3〜5の触媒担体粉末中のセリアの重量分率はそれぞれ、29重量%、36重量%、45重量%であった。
実施例及び比較例の触媒は、試験のために予め1mm角のペレット状に成形した。
(セリアの一次粒子径)
実施例5〜10及び比較例2〜5の貴金属担持触媒は、実施例1〜4及び比較例1の貴金属担持触媒と同様にして、耐久を行い、セリアの一次粒子径について評価した。セリアの一次粒子径について評価結果は、図6に示している。
また下記に示すようにして、耐久後の比表面積、白金粒径及びNOx浄化性能についても評価した。
(触媒担体の比表面積)
BET吸着法を用いて耐久後の触媒の比表面積を求めた。結果は図7に示している。
(白金粒径)
一酸化炭素は白金にのみ均一に吸着する性質を利用して、耐久後の触媒の白金粒径を測定した。結果を図8に示している。
(NOx浄化性能)
実施例1〜4及び比較例1の場合と同様にして、NOx耐浄化性能を評価した。但しここでは、触媒ペレット量を1gとし、リーンガス及びリッチガスをそれぞれ2分間づつ交互に流通させ、その間のNOx浄化率を評価した。結果は図9に示している。
〔結果〕
(セリア1次粒子径)
図6で示されているように、比較例2〜5の触媒と比較すると、本発明の実施例5〜10の触媒は比較的小さいセリア一次粒子径を維持している。これは、高温における使用においても、セリアとアルミナとが互いに反応障壁となってそれぞれのシンタリングを抑制し、微細な粒子径を維持していることによると考えられる。
(比表面積)
実施例において微細なセリア一次粒子径が維持されていることは、図7の触媒比表面積の評価結果からも明らかである。すなわち、比較例で用いられている高比表面積アルミナは200m2/gの表面積を有するにも関わらず、セリア添加量の増加に伴って、耐久後の比表面積が減少している。これはセリア粒子の粗大化によって触媒担体全体の比表面積が減少していることによると考えられる。これに対して実施例では、実施例9においてセリアを60重量%まで添加した場合にも、比較例と同等以上の比表面積を維持している。これは、セリアの微細な粒子が維持されていることによると考えられる。
(白金粒子径)
上述のように比較的小さいセリアの一次粒子径が維持されていることによって、白金のシンタリングが防止されている。これは図8の白金粒子径で示されている。比較例2〜5のなかでは、セリアの含有量が増加するにつれて、白金のシンタリングが防止されていることが分かる。これは、比較例ではセリアの分散性が悪いので、セリアの添加量を増やすことによって白金のシンタリング防止効果が改良されていくことを示している。これに対して実施例では、セリアの含有量を6重量%から16重量%に増加させた段階で白金のシンタリング防止効果が改良され、その後はほぼ一定の白金粒子径を維持している。これは、実施例ではセリアの分散状態が良好であるので、少量のセリアによっても白金のシンタリング防止効果が得られることを示している。
(NOx浄化率)
図9で示されているように、本発明の実施例5〜10の触媒は、比較例2〜5の触媒と比較して優れたNOx浄化性能を有する。
一般的に、触媒担体に添加されたセリアは、白金のシンタリングを抑制することによって排ガス浄化性能に好ましい影響を与えるものの、還元ガス供給時には、OSC能によって放出される酸素が還元ガスと反応し、それによって還元ガスによるNOxの還元を阻害することが分かっている。しかしながら実施例5〜10では、セリアの添加量を60重量%まで増加させたときにも、良好なNOx浄化性能を有することが示されている。これは、実施例5〜10の触媒担体による白金のシンタリング防止効果が、セリアによるNOx還元阻害効果を補っていることを意味する。
実施例5〜10の中では、実施例6〜8、すなわちセリア含有率が16〜50重量%のときに特に優れた触媒性能を発揮することが明らかである。これは、この組成範囲においては、セリアによる白金のシンタリング防止効果、セリアの一次粒子とアルミナの一次粒子との混合によるセリアのシンタリング防止、セリアによるOSC能等が好ましく作用していることによると考えられる。
本発明の触媒担体の概念図である。 従来の触媒担体の概念図である。 実施例1〜4及び比較例1の触媒の耐久後のセリア一次粒子径を示す図である。 実施例1〜4及び比較例1の触媒のCO吸着量を示す図である。 実施例1〜4及び比較例1の触媒のNOx浄化率を示す図である。 実施例5〜10及び比較例2〜5の触媒のセリア一次粒子径を示す図である。 実施例5〜10及び比較例2〜5の触媒の比表面積を示す図である。 実施例5〜10及び比較例2〜5の触媒の白金粒子径を示す図である。 実施例5〜10及び比較例2〜5の触媒のNOx浄化率を示す図である。
符号の説明
1 セリアの一次粒子
1a セリアの二次粒子
2 アルミナの一次粒子
2a アルミナの二次粒子

Claims (11)

  1. セリアの一次粒子とアルミナの一次粒子とが相互に混合されてなる、触媒担体。
  2. セリアとアルミナの合計に対して、セリアの含有量が6〜60重量%である、請求項1に記載の触媒担体。
  3. セリアとアルミナの合計に対して、セリアの含有量が16〜50重量%である、請求項2に記載の触媒担体。
  4. 前記セリアの一次粒子が12nm以下の粒径を有する、請求項1〜3のいずれかに記載の触媒担体。
  5. 空気中において750℃で5時間にわたって熱耐久を行った後で、前記セリアの一次粒子が12nm以下の粒径を有する、請求項1〜3のいずれかに記載の触媒担体。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の触媒担体に白金が担持されてなる、排ガス浄化触媒。
  7. アルカリ金属、アルカリ土類金属、及びセリアを除く希土類元素からなる群より選択される金属が更に担持されてなる、請求項6に記載の排ガス浄化触媒。
  8. セリアゾルとアルミナゾルの混合ゾルを形成すること、
    前記混合ゾルからセリアゾルとアルミナゾルとを凝集させて、凝集物を作ること、並びに
    得られた前記凝集物を乾燥及び焼成すること、
    を含む、触媒担体の製造方法。
  9. セリウム塩及びアルミニウム塩を溶解している溶液をアルカリ性にすることによって、前記混合ゾルを形成し、凝集させる、請求項8に記載の方法。
  10. 前記溶液が更に尿素を含有するようにし、この溶液を加熱して尿素を分解し、アンモニアを発生させ、それによって前記溶液をアルカリ性にする、請求項9に記載の方法。
  11. セリウム及びアルミニウムの加水分解可能化合物を含有する溶液に水を添加し、加水分解することによって、前記混合ゾルを形成し、凝集させる、請求項8に記載の方法。
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