JP2006040437A - 光ディスク装置、省電力モードへの移行方法、プログラム、および記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 発熱を抑えることにより、各種機能の制御乱れの原因を排除でき、安定した記録が出来る光ディスク装置を提供する。
【解決手段】 光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置であって、ユーザデータが無い時間を利用して事前にフォーマットを行うバックグラウンドフォーマットが、通常の記録速度よりも低速度で行われる構成となっている。
【選択図】 図3
【解決手段】 光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置であって、ユーザデータが無い時間を利用して事前にフォーマットを行うバックグラウンドフォーマットが、通常の記録速度よりも低速度で行われる構成となっている。
【選択図】 図3
Description
この発明は、光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置に関し、特に、発熱を抑えることにより、各種機能の制御乱れの原因を排除でき、安定した記録が出来る光ディスク装置に関するものである。
一般に、パソコン用データの保存先としてのHDDやTV番組の保存先としてVTRが普及してきたが、現在では、これらの保存先として記録型CDやDVDメディアならびにその書きこみ装置が普及してきている。
一般の光ディスク装置は、光ディスク(本実施の形態ではDVD+RW)を回転駆動するためのスピンドルモータ、光ピックアップ装置、レーザコントロール回路、エンコーダ、モータドライバ、再生信号処理回路、サーボコントローラ、バッファRAM、バッファマネージャ、インターフェース、ROM、記憶手段としてのフラッシュメモリ、CPU及びRAMなどを備えている。
なお、先行技術としては、特許文献1は、光ディスクに記録されている情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段を保持するベースと、シャフトを軸支し回転させるスピンドルモータと、前記シャフトに固着され、光ディスクを載置するターンテーブルと、前記ターンテーブルに載置された光ディスクを固定し前記ターンテーブルの回転に同期して回転するクランパと、前記シャフトの軸方向に移動可能に支持され前記ターンテーブルに当接したとき当該ターンテーブルの回転に同期して回転するプロペラを備える回転部と、前記回転部を前記ターンテーブルに当接する位置と当接しない位置の間で移動させる移動手段とを備える光ディスク再生装置が開示されている。また特許文献2には情報記録用のディスクと一体的に回転するスピンドルモータと、このモータ駆動用のスピンドルモータ駆動回路と、ディスクに情報を記録、再生するための磁気ヘッドと、このヘッドを所望のトラックに移送するためのボイスコイルモータと、このモータ駆動用のVCM駆動回路と、電源電圧監視手段と、この監視手段の出力に応じて各回路の電圧を制御する制御手段と、装置本体各部の動作状態に応じて不動作中の回路への電力供給を停止するパワーセーブ手段とを備え、更に、両モータ駆動回路を省電力設計することにより、5V以下の電源電圧でも、また3V程度に低下してもそれに応じた回転制御を行わせて、安定、確実に動作するよう構成した情報記録再生装置が開示されている。また特許文献3には光線に球面収差を与えることが可能な参照面を有する参照面基板と、透明で参照面基板の参照面と対向するように配置された平面基板と、参照面基板と平面基板との間に配置され表面に反射面を有する可撓性部材と、可撓性部材を参照面基板の参照面または平面基板の平面に吸着させる駆動装置とを備え、可撓性部材は、参照面基板と平面基板との間に挟まれるように固定され、駆動装置により、参照面基板の参照面または平面基板の平面に吸着させることにより、反射面によって反射される光線に与える球面収差を切り替える光記録再生装置が開示されている。
特開2003−296929公報
特開平5−137393号公報
特開平10−188319号公報
一般の光ディスク装置は、光ディスク(本実施の形態ではDVD+RW)を回転駆動するためのスピンドルモータ、光ピックアップ装置、レーザコントロール回路、エンコーダ、モータドライバ、再生信号処理回路、サーボコントローラ、バッファRAM、バッファマネージャ、インターフェース、ROM、記憶手段としてのフラッシュメモリ、CPU及びRAMなどを備えている。
なお、先行技術としては、特許文献1は、光ディスクに記録されている情報を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段を保持するベースと、シャフトを軸支し回転させるスピンドルモータと、前記シャフトに固着され、光ディスクを載置するターンテーブルと、前記ターンテーブルに載置された光ディスクを固定し前記ターンテーブルの回転に同期して回転するクランパと、前記シャフトの軸方向に移動可能に支持され前記ターンテーブルに当接したとき当該ターンテーブルの回転に同期して回転するプロペラを備える回転部と、前記回転部を前記ターンテーブルに当接する位置と当接しない位置の間で移動させる移動手段とを備える光ディスク再生装置が開示されている。また特許文献2には情報記録用のディスクと一体的に回転するスピンドルモータと、このモータ駆動用のスピンドルモータ駆動回路と、ディスクに情報を記録、再生するための磁気ヘッドと、このヘッドを所望のトラックに移送するためのボイスコイルモータと、このモータ駆動用のVCM駆動回路と、電源電圧監視手段と、この監視手段の出力に応じて各回路の電圧を制御する制御手段と、装置本体各部の動作状態に応じて不動作中の回路への電力供給を停止するパワーセーブ手段とを備え、更に、両モータ駆動回路を省電力設計することにより、5V以下の電源電圧でも、また3V程度に低下してもそれに応じた回転制御を行わせて、安定、確実に動作するよう構成した情報記録再生装置が開示されている。また特許文献3には光線に球面収差を与えることが可能な参照面を有する参照面基板と、透明で参照面基板の参照面と対向するように配置された平面基板と、参照面基板と平面基板との間に配置され表面に反射面を有する可撓性部材と、可撓性部材を参照面基板の参照面または平面基板の平面に吸着させる駆動装置とを備え、可撓性部材は、参照面基板と平面基板との間に挟まれるように固定され、駆動装置により、参照面基板の参照面または平面基板の平面に吸着させることにより、反射面によって反射される光線に与える球面収差を切り替える光記録再生装置が開示されている。
上記一般の光ディスク装置の中で機械的な動作をするモータ部分ならびに、光学的な動きをするピックアップ部分については自身の動作により熱の発生が起こり、ドライブ自身の温度上昇が避けられない。この温度上昇変化は、使用する時間が進む毎に進行するので使用すればするほどそれまでと各種制御の特性が変わってしまい制御乱れの原因になり、一定の動作精度の保持を妨げるという問題があった。
より詳しく説明すると、モータ部分やピックアップ部分の内部には電磁コイルが組み込まれており、これにより回転運動や往復運動が行われ、光ディスクの所定の位置に半導体レーザ光が照射されるが、電磁コイルはその特性上、電気を力に変えるときに同時に熱も発生してしまう。
また、半導体レーザも発光の際に発熱する素子であり、更にそのレーザ光が通過する光学系素子(レンズや分割受光素子)などもレーザ光により自身の温度が上昇することが分かっている。これらの各構成部品では発熱の前後では運動制御や光学的制御に僅かな狂いが生じてデータ書込み精度を悪くする原因となっている。
また、現在では、ドライブ装置には発熱の予防や省エネルギー観点、あるいは携帯ノートPCなどでの使用におけるバッテリー駆動の観点からも低消費電力が求められている。
より詳しく説明すると、モータ部分やピックアップ部分の内部には電磁コイルが組み込まれており、これにより回転運動や往復運動が行われ、光ディスクの所定の位置に半導体レーザ光が照射されるが、電磁コイルはその特性上、電気を力に変えるときに同時に熱も発生してしまう。
また、半導体レーザも発光の際に発熱する素子であり、更にそのレーザ光が通過する光学系素子(レンズや分割受光素子)などもレーザ光により自身の温度が上昇することが分かっている。これらの各構成部品では発熱の前後では運動制御や光学的制御に僅かな狂いが生じてデータ書込み精度を悪くする原因となっている。
また、現在では、ドライブ装置には発熱の予防や省エネルギー観点、あるいは携帯ノートPCなどでの使用におけるバッテリー駆動の観点からも低消費電力が求められている。
また、記録型DVD、特に何度も書き換え可能なDVD−RWやDVD+RWメディアへの記録には、事前にディスクをフォーマットする必要があり、本来記録したいユーザデータがあってもそれを待たせてフォーマット処理をしなくてはならなかった。その問題解決の為にバックグラウンドフォーマットと呼ばれるユーザデータが無い時間(書き込みドライブが働いていない時間)を利用して事前にフォーマットをするという方法が実現されている。
しかし、フォーマット処理はディスク全面に及ぶため、その間、動作し続けることによる熱の発生と蓄積は避けられなかった。
また、ドライブ装置の高速処理化が進んでいることからフォーマット処理は短時間で完了するようにはなったものの強いLD発光がなされることでドライブの温度はより上昇することになってしまっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、発熱を抑えることにより、各種機能の制御乱れの原因を排除でき、安定した記録が出来る光ディスク装置を提供することである。
しかし、フォーマット処理はディスク全面に及ぶため、その間、動作し続けることによる熱の発生と蓄積は避けられなかった。
また、ドライブ装置の高速処理化が進んでいることからフォーマット処理は短時間で完了するようにはなったものの強いLD発光がなされることでドライブの温度はより上昇することになってしまっていた。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、発熱を抑えることにより、各種機能の制御乱れの原因を排除でき、安定した記録が出来る光ディスク装置を提供することである。
上述の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置であって、ユーザデータが無い時間を利用して事前にフォーマットを行うバックグラウンドフォーマットが、所定の記録速度よりも低速度で行われるように制御する制御手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置であって、ユーザデータが無い時間を利用して事前にフォーマットを行うバックグラウンドフォーマットが、少なくとも1回の休止時間を含んで不連続に行われるように制御する制御手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置であって、一定時間内にドライブ動作が無い場合に省エネモードに移行すると共に、データ記録直後の場合、前記省電力モードに移行する前記一定時間を短く設定する設定手段を備えている。
また、請求項4記載の発明は、光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置であって、所定の一定時間内にドライブ動作が無い場合に省電力モードに移行すると共に、温度センサによりドライブの温度が上昇していると検出された場合、前記省電力モードに移行する前記一定時間を短く設定する設定手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置における省電力モードへの移行方法であって、データ記録直後か否かを判定するステップと、データ記録直後の場合、前記省電力モードに移行する一定時間を短く設定するステップとを備えることを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置における省電力モードへの移行方法であって、温度センサによりドライブの温度を測定するステップと、前記温度センサにより測定されたドライブの温度が高温か否かを判定するステップと、前記ドライブの温度が高温の場合、前記省電力モードに移行する一定時間を短く設定するステップとを備えることを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、請求項5または請求項6に記載の省電力モードへの移行方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項8記載の発明は、請求項7に記載したプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式により記録されていることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置であって、ユーザデータが無い時間を利用して事前にフォーマットを行うバックグラウンドフォーマットが、少なくとも1回の休止時間を含んで不連続に行われるように制御する制御手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置であって、一定時間内にドライブ動作が無い場合に省エネモードに移行すると共に、データ記録直後の場合、前記省電力モードに移行する前記一定時間を短く設定する設定手段を備えている。
また、請求項4記載の発明は、光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置であって、所定の一定時間内にドライブ動作が無い場合に省電力モードに移行すると共に、温度センサによりドライブの温度が上昇していると検出された場合、前記省電力モードに移行する前記一定時間を短く設定する設定手段を備えていることを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置における省電力モードへの移行方法であって、データ記録直後か否かを判定するステップと、データ記録直後の場合、前記省電力モードに移行する一定時間を短く設定するステップとを備えることを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置における省電力モードへの移行方法であって、温度センサによりドライブの温度を測定するステップと、前記温度センサにより測定されたドライブの温度が高温か否かを判定するステップと、前記ドライブの温度が高温の場合、前記省電力モードに移行する一定時間を短く設定するステップとを備えることを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、請求項5または請求項6に記載の省電力モードへの移行方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項8記載の発明は、請求項7に記載したプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式により記録されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、バックグラウンドフォーマット処理を低速で行うことで、実動作時間は長くなるものの、ドライブ自身の発熱を押さえることができ、各種機能の制御乱れの原因を排除でき、安定した記録が出来るようになる。
請求項2に記載の発明によれば、フォーマット中に休憩をいれることでドライブにこもった温度を放熱可能となり 制御精度を乱すという原因を排除できるようになる。
請求項3に記載の発明によれば、高温となるような書き込み処理をした場合には、本来の設定時間よりも早く省電力モードに移行するので、通常温度への復帰が早まり、その後の動作では高温による特性乱れを防止できると共に省電力になる。
請求項4に記載の発明によれば、温度変化による特性乱れを防止し、適切な温度管理をした上で省電力モードへの移行の条件を判断して実行ができる。
請求項5に記載の発明によれば、高温となるような書き込み処理をした場合には、本来の設定時間よりも早く省電力モードに移行するので、通常温度への復帰が早まり、その後の動作では高温による特性乱れを防止できると共に省電力になる方法を提供できる。
請求項6に記載の発明によれば、温度変化による特性乱れを防止し、適切な温度管理をした上で省電力モードへの移行の条件を判断して実行する方法を提供できる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項5または請求項6に記載の省電力モードへの移行方法をコンピュータに実行させることができるプログラムを提供できる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載したプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式により記録されていること記録媒体を提供できる。
請求項2に記載の発明によれば、フォーマット中に休憩をいれることでドライブにこもった温度を放熱可能となり 制御精度を乱すという原因を排除できるようになる。
請求項3に記載の発明によれば、高温となるような書き込み処理をした場合には、本来の設定時間よりも早く省電力モードに移行するので、通常温度への復帰が早まり、その後の動作では高温による特性乱れを防止できると共に省電力になる。
請求項4に記載の発明によれば、温度変化による特性乱れを防止し、適切な温度管理をした上で省電力モードへの移行の条件を判断して実行ができる。
請求項5に記載の発明によれば、高温となるような書き込み処理をした場合には、本来の設定時間よりも早く省電力モードに移行するので、通常温度への復帰が早まり、その後の動作では高温による特性乱れを防止できると共に省電力になる方法を提供できる。
請求項6に記載の発明によれば、温度変化による特性乱れを防止し、適切な温度管理をした上で省電力モードへの移行の条件を判断して実行する方法を提供できる。
請求項7に記載の発明によれば、請求項5または請求項6に記載の省電力モードへの移行方法をコンピュータに実行させることができるプログラムを提供できる。
請求項8に記載の発明によれば、請求項7に記載したプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式により記録されていること記録媒体を提供できる。
以下に添付の図を参照してこの発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明による光ディスク装置の一実施形態の全体構成図である。
図1に示すように、この光ディスク装置20は、光ディスク15(本実施の形態ではDVD+RW)を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、レーザコントロール回路24、エンコーダ25、モータドライバ27、再生信号処理回路28、サーボコントローラ33、バッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、記憶手段としてのフラッシュメモリ39、制御手段としてのCPU40及びRAM41などを備えている。
前記光ピックアップ23は、波長が660nmのレーザ光を出射する半導体レーザ、半導体レーザから出射される光束を光ディスク15の記録面に導くとともに、前記記録面で反射された戻り光束を所定の受光位置まで導く光学系、前記受光位置に配置され戻り光束を受光する受光器、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ)などを含んで構成されている。そして、受光器からは、その受光量に応じた電流(電流信号)が再生信号処理回路28に出力される。
前記光ピックアップ装置23は、光ディスク15のスパイラル状又は同心円状のトラックが形成された記録面にレーザ光を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するための装置であり、図2に示されるように、光源ユニット51、コリメートレンズ52、ビームスプリッタ54、対物レンズ60、2つの検出レンズ58、72、2つの受光器59、73、反射ミラー71、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ(いずれも図示省略))などを備えている。図2は、図1に示した光ピックアップ装置23の構成図である。
前記光源ユニット51は、波長が約660nmのレーザ光を発光する光源として半導体レーザ51aを含んでいる。なお、本実施形態では、光源ユニット51から出射されるレーザ光の光束(以下、「光束」と略述する)の最大強度出射方向を+X方向とする。
前記コリメートレンズ52は、光源ユニット51の+X側に配置され、光源ユニット51から出射された光束を略平行光とする。前記反射ミラー71は、コリメートレンズ52の近傍に配置され、光源ユニット51から出射された光束の一部をモニタ用光束として−Z方向に反射する。
前記ビームスプリッタ54は、コリメートレンズ52の+X側に配置され、コリメートレンズ52で略平行光とされた光束をそのまま透過させる。また、ビームスプリッタ54は、光ディスク15で反射され、前記対物レンズ60を介して入射する光束(戻り光束)を−Z方向に分岐する。前記対物レンズ60は、ビームスプリッタ54の+X側に配置され、ビームスプリッタ54を透過した光束を光ディスク15の記録面に集光する。
図1は、本発明による光ディスク装置の一実施形態の全体構成図である。
図1に示すように、この光ディスク装置20は、光ディスク15(本実施の形態ではDVD+RW)を回転駆動するためのスピンドルモータ22、光ピックアップ装置23、レーザコントロール回路24、エンコーダ25、モータドライバ27、再生信号処理回路28、サーボコントローラ33、バッファRAM34、バッファマネージャ37、インターフェース38、記憶手段としてのフラッシュメモリ39、制御手段としてのCPU40及びRAM41などを備えている。
前記光ピックアップ23は、波長が660nmのレーザ光を出射する半導体レーザ、半導体レーザから出射される光束を光ディスク15の記録面に導くとともに、前記記録面で反射された戻り光束を所定の受光位置まで導く光学系、前記受光位置に配置され戻り光束を受光する受光器、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ)などを含んで構成されている。そして、受光器からは、その受光量に応じた電流(電流信号)が再生信号処理回路28に出力される。
前記光ピックアップ装置23は、光ディスク15のスパイラル状又は同心円状のトラックが形成された記録面にレーザ光を照射するとともに、記録面からの反射光を受光するための装置であり、図2に示されるように、光源ユニット51、コリメートレンズ52、ビームスプリッタ54、対物レンズ60、2つの検出レンズ58、72、2つの受光器59、73、反射ミラー71、及び駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ(いずれも図示省略))などを備えている。図2は、図1に示した光ピックアップ装置23の構成図である。
前記光源ユニット51は、波長が約660nmのレーザ光を発光する光源として半導体レーザ51aを含んでいる。なお、本実施形態では、光源ユニット51から出射されるレーザ光の光束(以下、「光束」と略述する)の最大強度出射方向を+X方向とする。
前記コリメートレンズ52は、光源ユニット51の+X側に配置され、光源ユニット51から出射された光束を略平行光とする。前記反射ミラー71は、コリメートレンズ52の近傍に配置され、光源ユニット51から出射された光束の一部をモニタ用光束として−Z方向に反射する。
前記ビームスプリッタ54は、コリメートレンズ52の+X側に配置され、コリメートレンズ52で略平行光とされた光束をそのまま透過させる。また、ビームスプリッタ54は、光ディスク15で反射され、前記対物レンズ60を介して入射する光束(戻り光束)を−Z方向に分岐する。前記対物レンズ60は、ビームスプリッタ54の+X側に配置され、ビームスプリッタ54を透過した光束を光ディスク15の記録面に集光する。
前記検出レンズ58は、ビームスプリッタ54の−Z側に配置され、ビームスプリッタ54で−Z方向に分岐された戻り光束を前記受光器59の受光面に集光する。受光器59としては、通常の光ディスク装置と同様に、例えば、4つの部分受光素子に分かれた4分割受光素子が用いられている。なお、ここでは、Y軸方向が光ディスク15におけるトラックの接線方向とほぼ一致している。各部分受光素子はそれぞれ光電変換により受光量に応じた電流信号を生成し再生信号処理回路28に出力する。
前記検出レンズ72は、反射ミラー71の−Z側に配置され、反射ミラー71で−Z方向に反射されたモニタ用光束を前記受光器73の受光面に集光する。受光器73は、光電変換により受光量に応じた電流信号を生成し、パワーモニタ信号としてレーザコントロール回路24に出力する。
また、光ピックアップ装置23はさらに半導体レーザから照射されるレーザを生成するためのLD(レーザダイオード:半導体レーザ)ドライバ23aを有する。
前記再生信号処理回路28は、光ディスク15の種類に対応して光ピックアップ装置23からの出力信号である電流信号を電圧信号に変換し、該電圧信号に基づいてウォブル信号、再生信号及びサーボ信号(フォーカスエラー信号、トラックエラー信号)などを検出する。そして、再生信号処理回路28では、ウォブル信号からアドレス情報及び同期信号等を抽出する。ここで抽出されたアドレス情報はCPU40に出力され、同期信号はエンコーダ25に出力される。
さらに、再生信号処理回路28では、再生信号に対して誤り訂正処理等を行った後、バッファマネージャ37を介してバッファRAM34に格納する。また、サーボ信号は再生信号処理回路28からサーボコントローラ33に出力される。なお、再生信号処理回路28では、CPU40の指示により、光ディスクの種類に対応したサーボパラメータ(例えば、信号レベル調整用ゲインなど)を設定する。
前記検出レンズ72は、反射ミラー71の−Z側に配置され、反射ミラー71で−Z方向に反射されたモニタ用光束を前記受光器73の受光面に集光する。受光器73は、光電変換により受光量に応じた電流信号を生成し、パワーモニタ信号としてレーザコントロール回路24に出力する。
また、光ピックアップ装置23はさらに半導体レーザから照射されるレーザを生成するためのLD(レーザダイオード:半導体レーザ)ドライバ23aを有する。
前記再生信号処理回路28は、光ディスク15の種類に対応して光ピックアップ装置23からの出力信号である電流信号を電圧信号に変換し、該電圧信号に基づいてウォブル信号、再生信号及びサーボ信号(フォーカスエラー信号、トラックエラー信号)などを検出する。そして、再生信号処理回路28では、ウォブル信号からアドレス情報及び同期信号等を抽出する。ここで抽出されたアドレス情報はCPU40に出力され、同期信号はエンコーダ25に出力される。
さらに、再生信号処理回路28では、再生信号に対して誤り訂正処理等を行った後、バッファマネージャ37を介してバッファRAM34に格納する。また、サーボ信号は再生信号処理回路28からサーボコントローラ33に出力される。なお、再生信号処理回路28では、CPU40の指示により、光ディスクの種類に対応したサーボパラメータ(例えば、信号レベル調整用ゲインなど)を設定する。
前記サーボコントローラ33では、サーボ信号に基づいて光ピックアップ装置23を制御する制御信号を生成し、モータドライバ27に出力する。前記モータドライバ27では、サーボコントローラ33からの制御信号及びCPU40の指示に基づいて、光ピックアップ装置23及びスピンドルモータ22を制御する。
前記バッファマネージャ37では、バッファRAM34へのデータの入出力を管理し、蓄積されたデータ量が所定の値になると、CPU40に通知する。前記エンコーダ25では、CPU40の指示に基づいて、バッファRAM34に蓄積されているデータを、バッファマネージャ37を介して取り出し、エラー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク15への書き込みデータを作成する。そして、エンコーダ25では、CPU40からの指示に基づいて、再生信号処理回路28からの同期信号に同期して、書き込みデータをレーザコントロール回路24に出力する。
前記レーザコントロール回路24では、エンコーダ25からの書き込みデータに基づいて、光ピックアップ装置23からのレーザ光出力を制御する。すなわち、レーザコントロール回路24は、LDドライバ23aを駆動制御する。
前記インターフェース38は、ホスト(例えば、パーソナルコンピュータ)49との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)及びSCSI(Small Computer System Interface)等の標準インターフェースに準拠している。
前記バッファマネージャ37では、バッファRAM34へのデータの入出力を管理し、蓄積されたデータ量が所定の値になると、CPU40に通知する。前記エンコーダ25では、CPU40の指示に基づいて、バッファRAM34に蓄積されているデータを、バッファマネージャ37を介して取り出し、エラー訂正コードの付加などを行ない、光ディスク15への書き込みデータを作成する。そして、エンコーダ25では、CPU40からの指示に基づいて、再生信号処理回路28からの同期信号に同期して、書き込みデータをレーザコントロール回路24に出力する。
前記レーザコントロール回路24では、エンコーダ25からの書き込みデータに基づいて、光ピックアップ装置23からのレーザ光出力を制御する。すなわち、レーザコントロール回路24は、LDドライバ23aを駆動制御する。
前記インターフェース38は、ホスト(例えば、パーソナルコンピュータ)49との双方向の通信インターフェースであり、ATAPI(AT Attachment Packet Interface)及びSCSI(Small Computer System Interface)等の標準インターフェースに準拠している。
前記フラッシュメモリ39には、CPU40にて解読可能なコードで記述された後述する光ディスクの種類を判別するプログラム(以下、「ディスク判別プログラム」という)を含むプログラムが格納されている。前記フラッシュメモリ39は、不揮発性のメモリであり、CPU40からの書き込み及び読み出しが可能であるとともに、電源が切られても記録された内容は保持される。
CPU40は、フラッシュメモリ39に格納されている上記プログラムに従って上記各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM41に保存する。なお、光ディスク装置20に電源が投入されると、フラッシュメモリ39に格納されている上記プログラムは、CPU40のメインメモリ(図示省略)にロードされる。
また、光ディスク装置20では、一例としてDVD+RWへのアクセスが可能であるものとする。
この光ディスク装置20中でスピンドルモータ22や光ピックアップ装置23の駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ)の内部には電磁コイルが組み込まれており、これにより回転運動や往復運動が行われ光ディスクの所定の位置に半導体レーザ光が照射される。
前記電磁コイルは、その特性上、電気を力に変えるときに同時に熱も発生してしまうし、また半導体レーザも発光の際に発熱する素子であり、更にそのレーザ光が通過する光学系素子(レンズや分割受光素子)などもレーザ光により自身の温度が上昇することが分かっている。
これらの各構成部品では発熱の前後では運動制御や光学的制御に僅かな狂いが生じてデータ書込み精度を悪くする原因となっている。
本発明ではこれらの熱の発生を押さえると共に、ドライブへの省電力を達成するようにしている。
CPU40は、フラッシュメモリ39に格納されている上記プログラムに従って上記各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を一時的にRAM41に保存する。なお、光ディスク装置20に電源が投入されると、フラッシュメモリ39に格納されている上記プログラムは、CPU40のメインメモリ(図示省略)にロードされる。
また、光ディスク装置20では、一例としてDVD+RWへのアクセスが可能であるものとする。
この光ディスク装置20中でスピンドルモータ22や光ピックアップ装置23の駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ)の内部には電磁コイルが組み込まれており、これにより回転運動や往復運動が行われ光ディスクの所定の位置に半導体レーザ光が照射される。
前記電磁コイルは、その特性上、電気を力に変えるときに同時に熱も発生してしまうし、また半導体レーザも発光の際に発熱する素子であり、更にそのレーザ光が通過する光学系素子(レンズや分割受光素子)などもレーザ光により自身の温度が上昇することが分かっている。
これらの各構成部品では発熱の前後では運動制御や光学的制御に僅かな狂いが生じてデータ書込み精度を悪くする原因となっている。
本発明ではこれらの熱の発生を押さえると共に、ドライブへの省電力を達成するようにしている。
以下に、本発明の第1実施形態について説明する。
図3は、バックグラウンドフォーマットにおける光ディスク装置20の温度変化を示したグラフ図である。
まず、DVD−RWやDVD+RWメディアへのデータ書込みではユーザデータ記録前に事前にフォーマットが必要であるが、ユーザデータを待たせてフォーマットするという不便を解消する為にバックグラウンドフォーマットと呼ばれるドライブが動作待ちをしている間に実行してしまう方法が考えられている。
この処理は光ディスク全面にわたり行うことになるが、それに応じた時間ドライブが高温状態に保たれることから、この発熱により温度が上昇してしまうものであった。
この第1実施形態では、この発熱を押さえる方法を提案している。
記録メディア(光ディスク15)およびドライブ装置には、1倍速、2倍速、4倍速といった複数の記録速度が設定されているおり、通常は時間短縮ができることからその最高速度がデフォルト値として設定されている。
ところが、最高速記録を行うにはスピンドルモータ22や光ピックアップ装置23の駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ)などの電磁コイルの高速動作やレーザ光も高出力が要求される為、電力消費が増え、それに伴う発熱量も大きくなる。
しかし、バックグラウンドフォーマットでは通常のユーザデータの書き込みと違いドライブが動作待ちをしている時に実施するという当初の理由から必ずしも慌てて完了させる必要はない。
そこで、この第1実施形態では、図3に示すように、実際のユーザデータでの書き込みデフォルト値は最高速度とするが、バックグラウンドフォーマット時のデフォルト値は最高速度ではなく、それより低い速度で実行することで温度上昇を押さえるようにしている。
この第1実施形態によれば、バックグラウンドフォーマット処理を低速で行うことで、実動作時間は長くなるものの、ドライブ自身の発熱を押さえることができ、各種機能の制御乱れの原因を排除でき、安定した記録が出来るようになる。
図3は、バックグラウンドフォーマットにおける光ディスク装置20の温度変化を示したグラフ図である。
まず、DVD−RWやDVD+RWメディアへのデータ書込みではユーザデータ記録前に事前にフォーマットが必要であるが、ユーザデータを待たせてフォーマットするという不便を解消する為にバックグラウンドフォーマットと呼ばれるドライブが動作待ちをしている間に実行してしまう方法が考えられている。
この処理は光ディスク全面にわたり行うことになるが、それに応じた時間ドライブが高温状態に保たれることから、この発熱により温度が上昇してしまうものであった。
この第1実施形態では、この発熱を押さえる方法を提案している。
記録メディア(光ディスク15)およびドライブ装置には、1倍速、2倍速、4倍速といった複数の記録速度が設定されているおり、通常は時間短縮ができることからその最高速度がデフォルト値として設定されている。
ところが、最高速記録を行うにはスピンドルモータ22や光ピックアップ装置23の駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ)などの電磁コイルの高速動作やレーザ光も高出力が要求される為、電力消費が増え、それに伴う発熱量も大きくなる。
しかし、バックグラウンドフォーマットでは通常のユーザデータの書き込みと違いドライブが動作待ちをしている時に実施するという当初の理由から必ずしも慌てて完了させる必要はない。
そこで、この第1実施形態では、図3に示すように、実際のユーザデータでの書き込みデフォルト値は最高速度とするが、バックグラウンドフォーマット時のデフォルト値は最高速度ではなく、それより低い速度で実行することで温度上昇を押さえるようにしている。
この第1実施形態によれば、バックグラウンドフォーマット処理を低速で行うことで、実動作時間は長くなるものの、ドライブ自身の発熱を押さえることができ、各種機能の制御乱れの原因を排除でき、安定した記録が出来るようになる。
次に、本発明による光ディスク装置の第2実施形態について説明する。
図4は、バックグラウンドフォーマットにおける光ディスク装置20の温度変化を示したグラフ図である。
第1実施形態では、バックグラウンドフォーマットの動作速度を下げて、発熱を押さえる方法について示したが、ディスク全面にわたる動作をすることからその間の熱の蓄積による制御乱れを排除するには十分ではなかった。
そこで、この第2実施形態では、図4に示すように、バックグラウンドフォーマットにおいて、ある期間T1だけフォーマットした後にドライブを休ませ放熱をする期間T2を設けるようにしている。この期間T1としては動作実行時間を単位としても良いし、フォーマット実施容量(面積)、フォーマットを実施したディスクの半径長さ等を単位としても良い。
このようにバックグラウンドフォーマットの動作中に休憩時間を設けることで蓄積される熱をドライブから十分に放熱することが可能となり温度上昇を押さえることができる。これにより発熱による制御乱れの原因を排除し、安定した動作をさせることができる。
図4は、バックグラウンドフォーマットにおける光ディスク装置20の温度変化を示したグラフ図である。
第1実施形態では、バックグラウンドフォーマットの動作速度を下げて、発熱を押さえる方法について示したが、ディスク全面にわたる動作をすることからその間の熱の蓄積による制御乱れを排除するには十分ではなかった。
そこで、この第2実施形態では、図4に示すように、バックグラウンドフォーマットにおいて、ある期間T1だけフォーマットした後にドライブを休ませ放熱をする期間T2を設けるようにしている。この期間T1としては動作実行時間を単位としても良いし、フォーマット実施容量(面積)、フォーマットを実施したディスクの半径長さ等を単位としても良い。
このようにバックグラウンドフォーマットの動作中に休憩時間を設けることで蓄積される熱をドライブから十分に放熱することが可能となり温度上昇を押さえることができる。これにより発熱による制御乱れの原因を排除し、安定した動作をさせることができる。
次に、本発明による光ディスク装置の第3実施形態について説明する。
図5は、省エネモード(省電力モード)に移る時間設定の動作フローチャートである。
上記第1および第2実施形態においては、バックグラウンドフォーマット時の温度上昇を考えたが、本来のユーザデータ書込み時等においても温度上昇を押さえる必要がある。
通常、ドライブ装置には通常動作モード以外に省エネモードと呼ばれる省電力となる状態を持つものが有る。これには、モータやピックアップ内の電磁コイルへの給電を止め、機械的な動作を停止させるステップと、プリント基盤上の電子回路(主にCPUを始めとするデジタル回路)へ最低限の給電しかせずにそれ以外を停止させる電子的なステップがある。
ここで、省エネモードへの移行はドライブ内にあるタイマを使い一定時間ドライブ動作が無い場合に起こるが、この時間はドライブ自身が持つデフォルト時間、またはホストPCからのコマンドにより設定された時間によって決まっている。しかし、データ記録直後のようにドライブの温度が上昇しているような場合でも、移行まで一定時間は通常動作が続き、発熱を押さえる省エネモードに移行しないという問題があった。
そこで、この第3実施形態では、図5に示すように、データ記録直後(ライト後)か否かを判断し(ステップ101)、データ記録直後の場合(ステップ101でYES)、ドライブは高温状態であると判断できるので早く省エネモードに移行できるようにタイマの設定時間を短縮して(ステップ103)、タイマカウント開始(ステップ105)に移るようにしている。データ記録直後でない場合(ステップ101でNO)は、ドライブのデフォルト値又はホストからの設定値をカウンターに設定して(ステップ107)計測を開始する。
その後、設定された時間まで計測が完了すると実際の省エネモードに移行することになる。
この第3実施形態によれば、このような判断を追加することで、発熱を伴う動作した直後の場合では、省エネモードに移行する時間を早く設定することができ、ドライブの発熱を押さえ、熱による制御の乱れを予防できるとともに省エネモードによる省電力が可能になる。
なお、上述した省エネモードに移る時間設定の動作は、フラッシュメモリ39に格納されている上記プログラムに従った前記CPU(設定手段)40の制御のもとに行われる。
図5は、省エネモード(省電力モード)に移る時間設定の動作フローチャートである。
上記第1および第2実施形態においては、バックグラウンドフォーマット時の温度上昇を考えたが、本来のユーザデータ書込み時等においても温度上昇を押さえる必要がある。
通常、ドライブ装置には通常動作モード以外に省エネモードと呼ばれる省電力となる状態を持つものが有る。これには、モータやピックアップ内の電磁コイルへの給電を止め、機械的な動作を停止させるステップと、プリント基盤上の電子回路(主にCPUを始めとするデジタル回路)へ最低限の給電しかせずにそれ以外を停止させる電子的なステップがある。
ここで、省エネモードへの移行はドライブ内にあるタイマを使い一定時間ドライブ動作が無い場合に起こるが、この時間はドライブ自身が持つデフォルト時間、またはホストPCからのコマンドにより設定された時間によって決まっている。しかし、データ記録直後のようにドライブの温度が上昇しているような場合でも、移行まで一定時間は通常動作が続き、発熱を押さえる省エネモードに移行しないという問題があった。
そこで、この第3実施形態では、図5に示すように、データ記録直後(ライト後)か否かを判断し(ステップ101)、データ記録直後の場合(ステップ101でYES)、ドライブは高温状態であると判断できるので早く省エネモードに移行できるようにタイマの設定時間を短縮して(ステップ103)、タイマカウント開始(ステップ105)に移るようにしている。データ記録直後でない場合(ステップ101でNO)は、ドライブのデフォルト値又はホストからの設定値をカウンターに設定して(ステップ107)計測を開始する。
その後、設定された時間まで計測が完了すると実際の省エネモードに移行することになる。
この第3実施形態によれば、このような判断を追加することで、発熱を伴う動作した直後の場合では、省エネモードに移行する時間を早く設定することができ、ドライブの発熱を押さえ、熱による制御の乱れを予防できるとともに省エネモードによる省電力が可能になる。
なお、上述した省エネモードに移る時間設定の動作は、フラッシュメモリ39に格納されている上記プログラムに従った前記CPU(設定手段)40の制御のもとに行われる。
次に、本発明による光ディスク装置の第4実施形態について説明する。
図6は、省エネモードに移る時間設定の動作フローチャートである。
上記第3実施形態においては、「ドライブがライト等の動作後」だから「温度が高い」ということから、省エネモードへの移行時間を短くするといった解決方法を示した。しかし、実際にドライブの温度がどれくらい上がっているのかの判断基準が曖昧で正確に把握出来ないという問題がある。
そこで、この第4実施形態では、図1に示すようにLDドライバ23a等に温度センサ44を組み込み温度測定をし、その測定温度に基づいて省エネモードへの移行時間を短くするようにしたものである。
なお、温度センサ44はドライブ本体に設置しても良いが、図1に示したスピンドルモータ22や光ピックアップ装置23の駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ)などの発熱が考えられる部分に個別に設置しても良く、この場合は更に詳細な温度情報を得ることができるので精度を高めることが可能となる。温度センサ44の情報は、CPU40に取り込まれその値の変化が監視される。
図6を参照して動作を説明すると、まず、最後の動作が終了後カウントダウンタイマを動かすルーチンが呼び出されると、まず温度測定が行われる(ステップ201)。そこで、高温状態と判断されると(ステップ203でYES)、デフォルト値又はホストからの設定値ではなく、早めに省エネモードに移行するような小さい値がタイマカウンターにセットされ(ステップ205)、これを元にカウントダウンが開始される(ステップ207)。設定された時間まで計測が完了すると実際の省エネモードに移行することになる。
高温状態でない場合(ステップ203でNO)は、ドライブのデフォルト値又はホストからの設定値をカウンターに設定して(ステップ209)計測を開始する。
この第4実施形態によれば、ドライブが発熱しているような場合では、その発熱を確実に検出し、省エネモードに移行する時間を早く設定することができ、ドライブの発熱状態の継続を早く解除できるようになり、熱による制御の乱れを予防できるとともに早期に省エネモード移行ができるので省電力が可能になる。
なお、上述した省エネモードに移る時間設定の動作は、フラッシュメモリ39に格納されている上記プログラムに従った前記CPU40の制御のもとに行われる。
図6は、省エネモードに移る時間設定の動作フローチャートである。
上記第3実施形態においては、「ドライブがライト等の動作後」だから「温度が高い」ということから、省エネモードへの移行時間を短くするといった解決方法を示した。しかし、実際にドライブの温度がどれくらい上がっているのかの判断基準が曖昧で正確に把握出来ないという問題がある。
そこで、この第4実施形態では、図1に示すようにLDドライバ23a等に温度センサ44を組み込み温度測定をし、その測定温度に基づいて省エネモードへの移行時間を短くするようにしたものである。
なお、温度センサ44はドライブ本体に設置しても良いが、図1に示したスピンドルモータ22や光ピックアップ装置23の駆動系(フォーカシングアクチュエータ、トラッキングアクチュエータ及びシークモータ)などの発熱が考えられる部分に個別に設置しても良く、この場合は更に詳細な温度情報を得ることができるので精度を高めることが可能となる。温度センサ44の情報は、CPU40に取り込まれその値の変化が監視される。
図6を参照して動作を説明すると、まず、最後の動作が終了後カウントダウンタイマを動かすルーチンが呼び出されると、まず温度測定が行われる(ステップ201)。そこで、高温状態と判断されると(ステップ203でYES)、デフォルト値又はホストからの設定値ではなく、早めに省エネモードに移行するような小さい値がタイマカウンターにセットされ(ステップ205)、これを元にカウントダウンが開始される(ステップ207)。設定された時間まで計測が完了すると実際の省エネモードに移行することになる。
高温状態でない場合(ステップ203でNO)は、ドライブのデフォルト値又はホストからの設定値をカウンターに設定して(ステップ209)計測を開始する。
この第4実施形態によれば、ドライブが発熱しているような場合では、その発熱を確実に検出し、省エネモードに移行する時間を早く設定することができ、ドライブの発熱状態の継続を早く解除できるようになり、熱による制御の乱れを予防できるとともに早期に省エネモード移行ができるので省電力が可能になる。
なお、上述した省エネモードに移る時間設定の動作は、フラッシュメモリ39に格納されている上記プログラムに従った前記CPU40の制御のもとに行われる。
15…光ディスク、20…光ディスク装置、22…スピンドルモータ、23…光ピックアップ装置、23a…LDドライバ、24…レーザコントロール回路、25…エンコーダ、27…モータドライバ、28…再生信号処理回路、33…サーボコントローラ、34…RAM、37…バッファマネージャ、38…インターフェース、39…フラッシュメモリ、40…CPU、41…RAM、44…温度センサ、51…光源ユニット、51a…半導体レーザ、52…コリメートレンズ、54…ビームスプリッタ、58…検出レンズ、59…受光器、60…対物レンズ、71…反射ミラー、72…検出レンズ、73…受光器
Claims (8)
- 光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置であって、ユーザデータが無い時間を利用して事前にフォーマットを行うバックグラウンドフォーマットが、所定の記録速度よりも低速度で行われるように制御する制御手段を備えていることを特徴とする光ディスク装置。
- 光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置であって、ユーザデータが無い時間を利用して事前にフォーマットを行うバックグラウンドフォーマットが、少なくとも1回の休止時間を含んで不連続に行われるように制御する制御手段を備えていることを特徴とする光ディスク装置。
- 光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置であって、一定時間内にドライブ動作が無い場合に省エネモードに移行すると共に、データ記録直後の場合、前記省電力モードに移行する前記一定時間を短く設定する設定手段を備えていることを特徴とする光ディスク装置。
- 光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置であって、所定の一定時間内にドライブ動作が無い場合に省電力モードに移行すると共に、温度センサによりドライブの温度が上昇していると検出された場合、前記省電力モードに移行する前記一定時間を短く設定する設定手段を備えていることを特徴とする光ディスク装置。
- 光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置における省電力モードへの移行方法であって、データ記録直後か否かを判定するステップと、データ記録直後の場合、前記省電力モードに移行する一定時間を短く設定するステップとを備えることを特徴とする省電力モードへの移行方法。
- 光ディスクに対して情報の書き込みおよび読み出しを行う光ディスク装置における省電力モードへの移行方法であって、温度センサによりドライブの温度を測定するステップと、前記温度センサにより測定されたドライブの温度が高温か否かを判定するステップと、前記ドライブの温度が高温の場合、前記省電力モードに移行する一定時間を短く設定するステップとを備えることを特徴とする省電力モードへの移行方法。
- 請求項5または請求項6に記載の省電力モードへの移行方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
- 請求項7に記載したプログラムをコンピュータが読み取り可能な形式により記録されていることを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004220323A JP2006040437A (ja) | 2004-07-28 | 2004-07-28 | 光ディスク装置、省電力モードへの移行方法、プログラム、および記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004220323A JP2006040437A (ja) | 2004-07-28 | 2004-07-28 | 光ディスク装置、省電力モードへの移行方法、プログラム、および記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2006040437A true JP2006040437A (ja) | 2006-02-09 |
Family
ID=35905259
Family Applications (1)
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JP2004220323A Pending JP2006040437A (ja) | 2004-07-28 | 2004-07-28 | 光ディスク装置、省電力モードへの移行方法、プログラム、および記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006040437A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013161176A (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-19 | Sony Computer Entertainment Inc | 電気機器 |
US9824716B2 (en) | 2015-03-27 | 2017-11-21 | Fujitsu Limited | Storage control apparatus, storage apparatus, and computer-readable recording medium having stored therein storage control program |
-
2004
- 2004-07-28 JP JP2004220323A patent/JP2006040437A/ja active Pending
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JP2013161176A (ja) * | 2012-02-02 | 2013-08-19 | Sony Computer Entertainment Inc | 電気機器 |
US9824716B2 (en) | 2015-03-27 | 2017-11-21 | Fujitsu Limited | Storage control apparatus, storage apparatus, and computer-readable recording medium having stored therein storage control program |
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