JP2006039779A - 遠隔見守りシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】遠隔見守りシステムにおいて、宅内装置による通常の見守り動作や通信の動作を損なうことなく、自然に、また、通信費を増大させることなく制御プログラムの自動更新を実現する。
【解決手段】遠隔見守りシステム1は、宅内画像をインターネット7を介して送信する宅内装置2と宅内装置2にコマンドを送信し宅内装置2から画像を受信してユーザ端末3に送信するサーバ装置4を備える。宅内装置2は制御プログラムを保存する更新用及びバックアップ用の2つの不揮発性記憶手段24と更新用プログラムを一時保存する一時記憶手段23と通信やコマンド実行等の制御を行う制御手段20を備える。制御手段20はサーバ装置4からコマンドを受信する際に、更新用プログラムのバージョン番号を受信し、バージョン比較手段26による比較結果に基き、コマンド実行結果をサーバ装置4に送信する際、双方向通信により更新用プログラムを受信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、インターネットを用いた遠隔見守りシステムに関し、特に宅内装置に用いられる制御プログラムの自動更新に関する。
従来、制御プログラムの自動更新に関して、監視システムに備えられた画像蓄積装置の録画動作を停止しなくとも制御プログラムの書き換えを行うものや、通信回線を介して接続されたリモート装置へセンタ装置からプログラムをダウンロードするにあたって、通常のデータ通信を停止することなくプログラムのダウンロードを行うシステムが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。また、ネットワーク経由でプリンタにファームウエアをインストールする際に、プリンタの本来の業務のバックグラウンドにおいてインストールを実行するものが知られている(例えば、特許文献3参照)。
特開2003−110785号公報 特開2003−280911号公報 特開2003−25688号公報
しかしながら、個人の宅内の様子を宅内に設置した宅内装置を介して遠隔地からその個人やその関係者が見守るシステムに対し上述したような従来の技術を適用するには問題がある。例えば、個人のユーザにとって、宅内装置の制御プログラムを通信によって自動更新する際の通信コストの増減は大きな関心事である。また、家庭内に設置される宅内装置は、逆に家庭内の居住者から見守られており、ユーザにとって宅内装置の自然な振る舞いのもとで制御プログラムの自動更新が行われる必要がある。
本発明は、上記課題を解消するものであって、宅内装置による通常の見守り動作や通信の動作を損なうことなく、自然に、また、通信費を増大させることなく制御プログラムの自動更新を実現できる遠隔見守りシステムを提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、請求項1の発明は、カメラを用いて撮影した宅内の画像をインターネットを介して送信する宅内装置と、インターネットに接続されインターネット及び電話回線を介して前記宅内装置にカメラ撮影その他の動作を含む制御用のコマンドを送信し、前記宅内装置から画像を受信するとともに、その画像をインターネットを介してユーザ端末に送信するサーバ装置と、を備えた遠隔見守りシステムにおいて、前記宅内装置は、当該宅内装置を制御するための制御プログラムを保存する更新用及びバックアップ用の2つの不揮発性記憶手段と、現在動作中の制御プログラムよりもバージョン番号の新しい前記サーバ装置から送信された更新用プログラムを一時保存する一時記憶手段と、
前記サーバ装置との通信の制御、サーバ装置から受信したコマンド実行の制御、及び前記各記憶手段の制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記2つの不揮発性記憶手段に記憶された制御プログラムから当該宅内装置をリブートするときに動作させる制御プログラムを選択する選択手段と、制御プログラムを更新するための更新用プログラムのバージョン番号が制御手段によって前記サーバ装置から受け取られ、前記更新用プログラムのバージョン番号と現在動作中の制御プログラムのバージョン番号との新旧を比較するバージョン比較手段と、現在動作中の制御プログラムのバージョン番号よりも更新用プログラムのバージョン番号が新しいとき制御プログラムの書き換えを行うプログラム更新手段と、を備え、前記制御手段は、前記サーバ装置から制御用のコマンドを受信する際に、更新用プログラムのバージョン番号を受け取り、前記バージョン比較手段による比較の結果に基づいて、前記受信したコマンドを実行した結果を前記サーバ装置に送信する際に、双方向通信により前記更新用プログラムを前記サーバ装置から受信して前記一時記憶手段に保存し、前記プログラム更新手段は、前記制御手段による前記コマンド実行結果の送信及び更新用プログラムの受信が完了したとき、前記一時記憶手段に保存された更新用プログラムを前記不揮発性記憶手段の何れか一方に書き込み、他方には現在動作中の制御プログラムをバックアップ用として残し、前記選択手段を用いて前記更新用プログラムを選択するとともに、当該宅内装置をリブートして前記更新用プログラムによって当該宅内装置を立ち上げるものである。
請求項2の発明は、カメラを用いて撮影した宅内の画像をインターネットを介して送信する宅内装置と、インターネットに接続されインターネット及び電話回線を介して前記宅内装置にカメラ撮影その他の動作を含む制御用のコマンドを送信し、前記宅内装置から画像を受信するとともに、その画像をインターネットを介してユーザ端末に送信するサーバ装置と、を備えた遠隔見守りシステムにおいて、前記宅内装置は、当該宅内装置を制御するための制御プログラムを保存する更新用及びバックアップ用の2つの不揮発性記憶手段と、現在動作中の制御プログラムよりもバージョン番号の新しい前記サーバ装置から分割状態で送信された更新用プログラムの分割部分を一時保存する一時記憶手段と、前記更新用プログラムの一部の分割部分又は全部の分割部分を一時保存する更新用記憶手段と、前記サーバ装置との通信の制御、サーバ装置から受信したコマンド実行の制御、及び前記各記憶手段の制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記2つの不揮発性記憶手段に記憶された制御プログラムから当該宅内装置をリブートするときに動作させる制御プログラムを選択する選択手段と、現在動作中の制御プログラムのバージョン番号又は前記更新用記憶手段に保存された更新用プログラムの分割部分のバージョン番号と前記サーバ装置から送信される更新用プログラムのバージョン番号との新旧を比較するバージョン比較手段と、前記バージョン比較手段によって前記更新用記憶手段に保存された更新用プログラムの分割部分のバージョン番号よりも前記送信されたバージョン番号が新しいか又は同じとされる場合、又は、前記更新用記憶手段に更新用プログラムの分割部分が保存されてなく、かつ、現在動作中の制御プログラムのバージョン番号よりも送信されたバージョン番号が新しいとされる場合に制御プログラムの更新手続きを進めるプログラム更新手段と、を備え、前記制御手段は、前記サーバ装置から制御用のコマンドを受信する際に更新用プログラムのバージョン番号を受け取り、前記バージョン比較手段を用いてバージョン番号の新旧を比較し、前記更新用記憶手段に更新用プログラムの分割部分があり前記分割部分のバージョン番号と前記受け取ったバージョン番号とが等しい場合には前記更新用プログラムの他の分割部分を、前記更新用記憶手段に更新用プログラムの分割部分があり前記分割部分のバージョン番号よりも前記受け取ったバージョン番号の方が新しい場合には前記更新用記憶手段にある分割部分を破棄した上で前記更新用プログラムの分割部分を、前記更新用記憶手段に更新用プログラムの分割部分がなく現在使用中の制御プログラムのバージョン番号よりも前記受け取ったバージョン番号の方が新しい場合には前記更新用プログラムの分割部分を、それぞれ、前記受信したコマンドの実行結果を前記サーバ装置に送信する際に双方向通信により、前記サーバ装置から受信して前記一時記憶手段に保存し、前記プログラム更新手段は、前記制御手段による前記コマンド実行結果の送信及び前記それぞれの分割部分の受信が完了したとき、前記一時記憶手段に保存した分割部分を前記更新用記憶手段に書き込み、前記更新用記憶手段への書き込みを前記制御手段が制御用のコマンドを受信して実行結果を送信する度毎に行い、前記更新用記憶手段に書き込まれたプログラムが一式の更新用プログラムとして揃ったときに、当該更新用プログラムを前記不揮発性記憶手段の何れか一方に書き込み、前記不揮発性記憶手段の他方には現在動作中の制御プログラムをバックアップ用として残し、前記選択手段を用いて前記更新用プログラムを選択するとともに、当該宅内装置をリブートして前記更新用プログラムによって当該宅内装置を立ち上げるものである。
請求項3の発明は、カメラを用いて撮影した宅内の画像をインターネットを介して送信する宅内装置と、インターネットに接続されインターネット及び電話回線を介して前記宅内装置にカメラ撮影その他の動作を含む制御用のコマンドを送信し、前記宅内装置から画像を受信するとともに、その画像をインターネットを介してユーザ端末に送信するサーバ装置と、を備えた遠隔見守りシステムにおいて、前記宅内装置は、当該宅内装置を制御するための制御プログラムを保存するプログラム記憶手段と、前記サーバ装置との通信の制御、サーバ装置から受信したコマンド実行の制御、及び前記プログラム記憶手段の制御を行う制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記サーバ装置から制御用のコマンドを受信したことをきっかけとして、当該宅内装置の制御プログラムに替わる更新用プログラムを前記サーバ装置から受け取って前記プログラム記憶手段に書き込み、前記コマンド実行結果の送信及び更新用プログラムの受信が完了したとき、当該宅内装置をリブートして前記更新用プログラムによって当該宅内装置を立ち上げるものである。
請求項4の発明は、請求項3に記載の遠隔見守りシステムにおいて、前記制御手段は、前記受信したコマンドを実行した結果を前記サーバ装置に送信する際に、双方向通信により前記更新用プログラムを前記サーバ装置から受信するものである。
請求項5の発明は、請求項3に記載の遠隔見守りシステムにおいて、前記制御手段は、分割された更新用プログラムの一部又は全部を一時保存する更新用記憶手段を備え、前記サーバ装置から制御用のコマンドを受信する毎に、前記更新用プログラムを分割した分割部分を個別に受け取って前記更新用記憶手段に保存し、前記コマンドの複数回の受信後に一式の更新用プログラムとして揃ったとき、当該更新用プログラムを前記プログラム記憶手段に書き込むものである。
請求項1の発明によれば、宅内装置の制御手段が、サーバ装置から制御用のコマンドを受信する際に、更新用プログラムのバージョン番号を受け取り、バージョン比較手段による比較の結果に基づいて、受信したコマンドを実行した結果を前記サーバ装置に送信する際に、双方向通信により前記更新用プログラムをサーバ装置から受信するので、制御プログラムの自動更新のためだけの通信を行うことがなく、従って、自動更新のための通信費が発生しない。また、制御プログラムの自動更新のためだけの通信を行わないので、宅内装置のユーザは、自動更新の発生を必要以上に知ることがなく、自然な状態で自動更新ができる。また、制御プログラムを保存する更新用及びバックアップ用の2つの不揮発性記憶手段を備え、これらを選択手段によって切り替えて、制御プログラムを動作させるので、万一、自動更新が失敗した場合などにバックアップ用の制御プログラムを動作させて対処できる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、更新用プログラムを分割してサーバ装置から受け取ることによる効果がある。すなわち、一回毎の通信において受け取るプログラムの分割部分を一時保存する一時記憶手段と、毎回受け取った分割部分を蓄積する更新用記憶手段と、を備えて、バージョン比較手段によって各分割部分のバージョンを比較管理しながら、小規模の通信時間の積み上げにより全体の更新プログラムを受け取ることができるので、サーバ装置へのデータ送信時間に制限されずに、大きな容量の制御プログラムの自動更新ができる。宅内装置がサーバ装置に対してダイヤルアップ接続する場合に特に効果がある。
請求項3の発明によれば、サーバ装置から制御用のコマンドを受信したことをきっかけとして、更新用プログラムをサーバ装置から受け取って制御プログラムの自動更新をするので、宅内装置のユーザは、自動更新の発生を必要以上に知ることがなく、不自然さのない自動更新ができる。
請求項4の発明によれば、受信したコマンドを実行した結果をサーバ装置に送信する際に、双方向通信により更新用プログラムをサーバ装置から受信するので、制御プログラムの自動更新のためだけの通信を行うことがなく、従って、自動更新のための通信費が発生しない。
請求項5の発明によれば、サーバ装置から制御用のコマンドを受信する毎に、更新用プログラムを分割した分割部分を個別に受け取って更新用記憶手段に保存し、コマンドの複数回の受信後に一式の更新用プログラムを得ることができるので、小規模の通信時間の積み上げにより全体の更新プログラムを受け取ることができ、サーバ装置へのデータ送信時間に制限されずに、大きな容量の制御プログラムの自動更新ができる。宅内装置がサーバ装置に対してダイヤルアップ接続する場合に特に効果がある。
以下、本発明の一実施形態に係る遠隔見守りシステムについて、図面を参照して説明する。図1は、遠隔見守りシステム1(以下、本システム1)の全体構成を示す。本システム1は、宅内の画像を宅外から確認してユーザ宅内の状況を宅外から見守るシステムである。ユーザは、ユーザ宅内に設置された宅内装置2を用いて宅内撮影や警報発声等の処理を遠隔地から行うことができる。
本システム1は、実運用では多数のユーザの多数の宅内装置2を含み、各ユーザはそれぞれに帰属する各宅内装置2から画像を得ることができる。図1では3ユーザ分の宅内装置2が示されており、そのうち2ユーザ分の宅内装置2はインターネット7に常時接続され、1ユーザ分の宅内装置2はインターネット7にダイヤルアップ接続可能な電話回線5を介して接続されている。
本システム1は、カメラ21を用いて撮影した宅内の画像をインターネット7及び常時接続回線や、ダイヤルアップ接続可能な電話回線5を介して送信する宅内装置2と、インターネット7に接続されインターネット7及び電話回線5を介して宅内装置2にカメラ撮影動作その他の動作を含む制御用のコマンドを送信し、宅内装置2から画像を受信するとともに、その画像をインターネット7を介してブラウザ機能付きのユーザ端末3に送信するサーバ装置4と、を備えている。宅内装置2、ユーザ端末3、及びサーバ装置4は、それぞれISP(インターネットサービスプロバイダ)6を介してインターネット7に接続される。各ユーザの宅内装置2はルータRTを介して複数設置が可能である。
サーバ装置4は、各宅内装置2とこれに帰属する各ユーザ端末3に関する情報をそれぞれの帰属別に管理及び制御する。このため、サーバ装置4は、ユーザ端末3の電話番号や、ユーザ専用の宅内装置2に内蔵のモデムが使用している電話番号などを記録したデータベースDBを備えている。また、サーバ装置4は、ファイル転送用のFTPサーバ、ファイルをWEBコンテンツ化するアプリケーションサーバ、ユーザ端末へのメール配信を行うメールサーバなどを備えている(不図示)。
サーバ装置4は、さらに、ユーザ端末3を介してユーザからのコマンドを受け取るコマンド入力手段41と、宅内装置2を制御するコマンドを優先順位と受取時刻の順に順次処理するため、ユーザ端末3から送信されるコマンドを受け取って当該コマンドを一時的に時系列的に蓄えるコマンドキュー42と、を備えている。サーバ装置4は、宅内装置2からコマンド実行結果を受け取ってWEBコンテンツ化するとともにユーザ端末3にコマンド実行完了通知を行う。
コマンド入力手段41は、ユーザがユーザ端末3を操作してサーバ装置4上の専用ホームページにログインすると宅内装置制御用のコマンドを選択するためのメニューをユーザ端末3に送信し、ユーザがメニューを選択することにより選択決定したコマンドを受信してコマンドキュー42に蓄える。このとき、宅内装置2が、サーバ装置4に常時接続されていると、ユーザの指示によるコマンドがサーバ装置4から宅内装置2に送信される。また、宅内装置2が、サーバ装置4にダイヤルアップ接続する装置の場合、コマンド入力手段41は、宅内装置2にダイヤルアップ接続を促すトリガを送るため、当該ホームページに埋め込んだ宅内装置2の電話回線の電話番号にオートダイヤルする旨ユーザを促す。
上述のユーザによりなされた宅内装置2に対するオートダイヤルが所定回数以下の呼出の後にユーザの操作によって通話に至ることなく切断されると、宅内装置2は、オートダイヤルによる呼出をトリガ(ユーザからの指示)としてダイヤルアップ接続可能な電話回線5をISPにダイヤルアップ接続し、サーバ装置4と通信を行う。宅内装置2が、ダイヤルアップ接続可能な電話回線5を介してサーバ装置4にインターネット接続する装置の場合、例えば通話用の電話を宅内装置2が用いる電話として共用することができる。
宅内装置2は、カメラ21の他に警報発声装置22や図示しないセンサ等を備えており、一般の家電製品と同様にユーザによって宅内の適宜の位置、例えば子供や老人、ペット等が居る部屋に設置され、サーバ装置4からカメラ撮影動作、警報発声動作その他の動作を含む制御用のコマンドを受信してそのコマンドを実行する。
次に、図2を参照して、宅内装置2の制御プログラムの自動更新に関する構成を説明する。宅内装置は、宅内装置2を制御するための制御プログラムを保存する更新用及びバックアップ用の2面のメモリを有する、例えばフラッシュメモリからなる不揮発性記憶手段24と、現在動作中の制御プログラムよりもバージョン番号の新しい、サーバ装置4から送信された更新用プログラムを一時保存する一時記憶手段23と、サーバ装置4との通信の制御、サーバ装置4から受信したコマンド実行の制御、及び不揮発性記憶手段24と一時記憶手段23の制御を行う制御手段20と、を備えている。
また、制御手段20は、不揮発性記憶手段24に記憶された制御プログラムから宅内装置2をリブートするときに動作させる制御プログラムを選択する選択手段25と、制御プログラムを更新するための更新用プログラムのバージョン番号が制御手段によってサーバ装置4から受け取られ、更新用プログラムのバージョン番号と現在動作中の制御プログラムのバージョン番号との新旧を比較するバージョン比較手段26と、現在動作中の制御プログラムのバージョン番号よりも更新用プログラムのバージョン番号が新しいとき制御プログラムの書き換えを行うプログラム更新手段27と、を備えている。
次に、引き続き図2を参照して、宅内装置2における制御プログラムの自動更新を説明する。制御手段20は、サーバ装置4から制御用のコマンドを受信する際に、更新用プログラムのバージョン番号を受け取り、バージョン比較手段26による比較の結果に基づいて、受信したコマンド、例えばカメラによる撮影コマンドを実行した結果(画像データ)をサーバ装置4に送信する際に、双方向通信により更新用プログラムをサーバ装置4から受信して一時記憶手段23に保存する。
プログラム更新手段27は、制御手段20によるコマンド実行結果、例えば画像データ、の送信及び更新用プログラムの受信が完了したとき、一時記憶手段23に保存された更新用プログラムを不揮発性記憶手段24の何れか一方に書き込み、他方には現在動作中の制御プログラムをバックアップ用として残し、選択手段25を用いて更新用プログラムを選択するとともに、宅内装置2をリブートして更新用プログラムによって宅内装置2を立ち上げる。これによって、制御プログラムの自動更新が完了する。なお、ここに述べた自動更新の方法は、更新用プログラムをサーバ装置4から一括して受取って自動更新を行う一括更新の方法に対応する。他の方法として、分割更新の方法があり、後述される。
次に、図3、図4、図5を参照して、宅内装置2がサーバ装置4とダイヤルアップ接続される場合の、宅内装置2の制御プログラム自動更新について説明する。ここで説明するプログラム更新は、一回の通信によって更新用プログラムを受け取る一括更新の方法による。図3は、宅内装置2がダイヤルアップ接続の場合の信号、又はデータの流れを示す。本システム1のユーザが画像データを閲覧するまでの処理フローを例に説明する。まず、ユーザがユーザ端末3を用いて、インターネットを介して宅内装置の制御コマンドをサーバ装置に送る(A)。続いて、ユーザ端末3を用いて、宅内装置2の電話回線を呼出す。この呼出は、通話に至ることなく、ユーザによって短コール(例えば1コール)で切断される(B)。
宅内装置2は、自己のダイヤルアップ接続可能な電話回線に短コールがあると、インターネットサービスプロバイダ(ISP)6にダイヤルアップ接続してサーバ装置4と通信を行い(C)、サーバ装置4のコマンドキュー42に蓄積されたコマンドを取得する(D)。宅内装置2は、取得したコマンド、例えば宅内画像撮影コマンドを実行し、撮影した画像データ等をサーバ装置4に送信する(アップロード、E)。この、サーバ装置4への画像データ等の送信に並行して、サーバ装置4から宅内装置2に向けて更新用プログラムが送信される(ダウンロード、F)。
上述のアップロード(E)がダウンロード(F)よりも早く完了した場合、ダウンロード(F)は打ち切られ、ダイヤルアップ回線は切断される。アップロード(E)が完了すると、サーバ装置4は、ユーザ端末3に対して、コマンド完了通知を行う(G)。ユーザは、コマンド完了通知を受けると、専用のホームページにアクセスして画像データを閲覧することができる。不完全データとなった更新用プログラムは破棄される。アップロード中にダウンロードが完了して受け取られた更新用プログラムは、図2を参照して説明したように、又は事項で説明するように更新され、制御プログラムとして用いられる。
図4は、上述の一括プログラム更新の場合に用いられる一時記憶手段23と不揮発性記憶手段24を示す。一時記憶手段23は、制御プログラムが作業データを置くシステム領域23aとダウンロードされた更新用プログラムを置く一時記憶領域23bを有し、不揮発性記憶手段24は、機能的に同等のプログラム領域24a、24bを有している。
サーバ装置4から送信される更新用プログラムのデータは、まず一時記憶領域23bに順次記憶され、ダウンロードが成功して完全な更新用プログラムがえられると、更新用プログラムは、プログラム更新手段27によって、プログラム領域24a,24bの何れか一方に書き込まれる。例えば、当初、プログラム領域24a,24bの両方に現在動作中の制御プログラムが保存されており、更新用プログラムがプログラム領域24bに書き込まれたとする。選択手段25は、プログラム領域24a制御プログラムをバックアップ用として残し、プログラム領域24bに書き込まれた更新用プログラムをリブート後に動作すべき制御プログラムとして選択する。プログラム更新手段27によって、宅内装置2がリブートされると、更新用プログラムによって宅内装置2が立上り、制御プログラムの自動更新が完了する。
上述のプログラム更新の手順を、図5に示す遷移図の時系列に沿って説明する。ユーザ端末3からコマンドを送信するとともに(#1)、宅内装置へのトリガを発生する(#2)。宅内装置2は、トリガを受けてサーバ装置4にダイヤルアップ接続する(#3)。サーバ装置4は、コマンドを送信するとともに(#4)、現在サーバ装置4が保有している宅内装置2用の制御プログラムのバージョン番号を送信する(#5)。ここで、バージョン番号は、数字とは限られず、プログラムの新旧判別可能なデータであればよい。
上述のコマンドとバージョン番号を受け取った宅内装置2は、コマンドの実行を行うとともに(#6)、前記バージョン比較手段26を用いて、現在動作中の制御プログラムのバージョン番号と受け取ったバージョン番号の新旧比較を行う(#7)。受け取ったバージョン番号の方が新しい場合、サーバ装置4に対し更新用プログラムの要求を行う(#8)。その後、宅内装置2側からの実行結果のアップロードと(#9)、サーバ装置4側からの更新用プログラムのダウンロードが行われる(#10)。
アップロード(#9)が完了すると、宅内装置2は、サーバ装置4にダイヤルアップ接続の回線切断要求をだして回線を切断し(#11)、サーバ装置4は、ユーザ端末3にコマンド完了通知を行う(#12)。宅内装置2は、アップロード中に更新用プログラムの受信に成功すると、前述したように、プログラム更新手段27によって、制御プログラムの自動更新が完了される。
次に、図6を参照して、宅内装置2がサーバ装置4に常時接続されている場合の、一括更新の方法による制御プログラム自動更新について説明する。常時接続の場合、前出の図4における、宅内装置へのトリガ(#2)、ダイヤルアップ接続要求(#3)、及び、切断要求(#11)がない他は、ダイヤルアップ接続の場合と同じである。切断要求(#11)を行わないので、図6において、実行結果送信(#27)が完了した後においても、宅内装置2とサーバ装置4は通信回線が接続されている。しかしながら、宅内装置2に通信中に点滅するインジケータ等を備えている場合、通常のアップロード時間が経過したにも拘わらず、更新用プログラムのダウンロードのために「通信中」となっていると、ユーザに不要な心配を掛けることになるため、実行結果のアップロードが完了した場合、更新用プログラムのダウンロードが完了しなくてもダウンロードを中止することが好ましい。
次に、図7を参照して、宅内装置2の制御プログラムを自動更新するにあたり、自動更新が成功しない場合も含めて説明する。図7は、一括プログラム更新の場合の処理フローを、宅内装置2が常時接続の場合とダイヤルアップ接続の場合の両方に共通する部分について示している。宅内装置2が、何らかのきっかけ、例えばユーザによるコマンド実行指示、タイマやセンサ反応による自動処理開始、などにより通信を開始すると(S101)、サーバ装置4と宅内装置2との通信やりとりの後、現在使用中の制御プログラムのバージョンが判別される。現在使用中の制御プログラムが最新であると結論されると(S102でYes)、プログラム更新は中止され、宅内装置2による通常動作が行われる(S107)。
ステップS102において、現在使用中の制御プログラムが最新ではないと結論されると(S102でNo)、更新用プログラムのダウンロードが開始される(S103)。ダウンロードが完了、又はサーバ装置4との通信が完了すると、得られた更新用プログラムが正常どうか、すなわちダウンロードが正常終了したかどうか判定され、正常終了ではない場合(S104でNo)、得られたプログラムデータは破棄され、宅内装置2による通常動作が行われる(S108)。正常終了の場合(S104でYes)、得られた更新用プログラムがプログラム領域24a又はプログラム領域24bに書き込まれ(S105)、コマンド実行結果の送信の終了後に宅内装置2がリブートされて制御プログラムの自動更新が完了する(S106)。
次に、前出の図2に示した宅内装置2のブロック構成を再度参照して、分割更新、すなわち、更新用プログラムを分割した分割部分を複数回の通信を経て受け取った後、分割部分を統合して更新用プログラムを再構成することによりプログラム更新を行う制御プログラムの自動更新について説明する。宅内装置2は、宅内装置2を制御するための制御プログラムを保存する更新用及びバックアップ用の不揮発性記憶手段24と、現在動作中の制御プログラムよりもバージョン番号の新しいサーバ装置から分割状態で送信された更新用プログラムの分割部分を一時保存するための一時記憶手段23と、更新用プログラムの一部の分割部分又は全部の分割部分を一時保存する更新用記憶手段と、サーバ装置4との通信の制御、サーバ装置から受信したコマンド実行の制御、及び各記憶手段の制御を行う制御手段20と、を備えている。
上述の不揮発性記憶手段24、一時記憶手段23、更新用記憶手段を、図8を参照して説明する。不揮発性記憶手段24は、機能的に同等のプログラム領域24a、24bの他に、更新用記憶手段24cを有している。なお、更新用記憶手段24cは、不揮発性記憶手段24に含めずに別構成としてもよい。一時記憶手段23は、制御プログラムが作業データを置くシステム領域23aとダウンロードされた更新用プログラムを置く一時記憶領域23bを有している。
サーバ装置4から送信される更新用プログラムの分割部分データは、まず一時記憶領域23bに順次記憶され、ダウンロードが成功して完全な分割部分データが得られると、分割部分データは、後述するプログラム更新手段27によって、更新用記憶手段24cに書き込まれる。更新用プログラムがn分割されている場合、上述のダウンロードと更新用記憶手段24cへの追加書き込みがn回行われ、n個の分割部分(分割1)(分割2)、・・、(分割n)が揃うと完全な更新用プログラムが得られる。この後、これらの一式から成る更新用プログラムは、プログラム更新手段27によって、プログラム領域24a,24bの何れか一方に書き込まれる。
図2に再度戻って、分割更新の場合の説明を続ける。制御手段20は、不揮発性記憶手段24のプログラム領域24a,24bに記憶された制御プログラムから宅内装置2をリブートするときに動作させる制御プログラムを選択する選択手段25と、以下に述べるバージョン比較手段26、及びプログラム更新手段27を備えている。
バージョン比較手段26は、現在動作中の制御プログラムのバージョン番号又は更新用記憶手段24cに保存された更新用プログラムの分割部分のバージョン番号とサーバ装置4から送信される更新用プログラムのバージョン番号との新旧を比較する。
プログラム更新手段27は、(1)バージョン比較手段26によって更新用記憶手段24cに保存された更新用プログラムの分割部分のバージョン番号よりも送信されたバージョン番号が新しいか又は同じとされる場合、又は、(2)前記更新用記憶手段に更新用プログラムの分割部分が保存されてなく、かつ、現在動作中の制御プログラムのバージョン番号よりも送信されたバージョン番号が新しいとされる場合に、制御プログラムの更新手続きを進める。
制御手段20は、サーバ装置4から制御用のコマンドを受信する際に更新用プログラムのバージョン番号を受け取り、バージョン比較手段26を用いてバージョン番号の新旧を比較し、
(a)更新用記憶手段24cに更新用プログラムの分割部分があり、分割部分のバージョン番号と受け取ったバージョン番号とが等しい場合には、更新用プログラムの他の分割部分を、
(b)更新用記憶手段24cに更新用プログラムの分割部分があり、分割部分のバージョン番号よりも受け取ったバージョン番号の方が新しい場合には、更新用記憶手段24cにある分割部分を破棄した上で更新用プログラムの分割部分を、
(c)更新用記憶手段24cに更新用プログラムの分割部分がなく、現在使用中の制御プログラムのバージョン番号よりも受け取ったバージョン番号の方が新しい場合には、更新用プログラムの分割部分を、
それぞれ、受信したコマンドの実行結果をサーバ装置4に送信する際に、双方向通信により、サーバ装置4から受信して一時記憶手段23の一時記憶領域23bに保存する。
プログラム更新手段27は、制御手段20によるコマンド実行結果の送信及び前記それぞれの分割部分の受信が完了したとき、一時記憶手段23の一時記憶領域23bに保存した分割部分を更新用記憶手段24cに書き込む。プログラム更新手段27は、このような更新用記憶手段24cへの書き込みを、制御手段20が制御用のコマンドを受信して実行結果を送信する度毎に行い、更新用記憶手段24cに書き込まれたプログラムが一式の更新用プログラムとして揃ったときに、当該更新用プログラムを不揮発性記憶手段24におけるプログラム領域24a,24bの何れか一方、例えばプログラム領域24aに書き込む。プログラム領域24bには、現在動作中の制御プログラムをバックアップ用として残し、選択手段25を用いて更新用プログラム、すなわち、プログラム領域24aを選択するとともに、宅内装置2をリブートして更新用プログラムによって宅内装置2を立ち上げる。これによって、分割更新の方法による制御プログラムの自動更新が完了する。
次に、図9に示す遷移図を参照して、上述のプログラム更新の手順を、宅内装置2がダイヤルアップ接続の場合について、遷移図の時系列に沿って説明する。ユーザ端末3からサーバ装置4にコマンドを送信するとともに(#41)、宅内装置2へのトリガを発生する(#42)。宅内装置2は、トリガを受けてサーバ装置4にダイヤルアップ接続する(#43)。サーバ装置4は、コマンドを送信するとともに(#44)、現在サーバ装置4が保有している宅内装置2用の制御プログラムのバージョン番号を送信する(#45)。ここで、バージョン番号は、数字とは限られず、プログラムの新旧判別可能なデータであればよい。
上述のコマンドとバージョン番号を受け取った宅内装置2は、コマンドの実行を行うとともに(#46)、前記バージョン比較手段26を用いて、バージョン番号の新旧比較を行う(#47)。受け取ったバージョン番号に対して、新旧比較されるバージョン番号は、初めての分割部分の受取の場合は、現在動作中の制御プログラムのバージョン番号であり、2回目以降の分割部分受取の場合は、更新用記憶手段24cに保存された分割部分のバージョン番号である。分割部分を初めて受け取る場合(初回)、すなわち、更新用記憶手段24cが空の場合、現在動作中の制御プログラムのバージョン番号と比較され、更新用記憶手段24cが空ではない場合(2回目以降)、既に受け取っている分割部分のバージョン番号と比較される。
上述の新旧判断の結果、受け取ったバージョン番号の方が新しい場合、宅内装置2の制御手段20は、サーバ装置4に対し更新用プログラムの要求を行う(#48)。その後、宅内装置2側からの実行結果のアップロードと(#49)、サーバ装置4側からの更新用プログラムのダウンロードが行われる(#50)。
アップロード(#49)が完了すると、宅内装置2は、サーバ装置4にダイヤルアップ接続の回線切断要求を出して回線を切断し(#51)、サーバ装置4は、ユーザ端末3にコマンド完了通知を行う(#52)。アップロード中に更新用プログラムの受信に成功すると、一時記憶領域23bに保存した分割部分は、プログラム更新手段27によって、更新用記憶手段24cに書き込み保存される。
更新用プログラムをn分割で受け取る場合、上記ステップ(#41〜#52)をn回繰り返す。n分割の分割部分をn回受け取った後、プログラム更新手段27は、n個の分割部分を統合してプログラム領域24a,24bの何れかに書き込み、リブートを行って制御プログラムの自動更新が完了される。
次に、図10を参照して、宅内装置2の制御プログラムを分割更新により自動更新するにあたり、自動更新が成功しない場合も含めて説明する。図10は、分割プログラム更新の場合の処理フローを、宅内装置2が常時接続の場合とダイヤルアップ接続の場合の両方に共通する部分について示している。宅内装置2が、何らかのきっかけ、例えばユーザによるコマンド実行指示、タイマやセンサ反応による自動処理開始、などにより通信を開始すると(S201)、サーバ装置4と宅内装置2との通信やりとりの後、サーバ装置4に準備された更新用プログラムのバージョン番号(αとする、また、このバージョンは最新と仮定されている)が得られ、宅内装置2の更新用記憶手段24cに更新用の分割プログラム(分割部分)が保存されているかどうかによって(S202)、2通りの場合についてバージョン番号比較が成される(S203、S214)。
まず、ステップS202において、更新用記憶手段24cに分割部分が有る場合(S202でYes)、そのバージョン番号(βとする)とバージョン番号αとの新旧比較が行われ(S203)、β=αの場合、すなわち同一バージョンの場合(S203でYes)、続きの分割プログラムがダウンロードされ一時記憶領域23bに保存される(S204)。ダウンロードが正常終了しないと(S205でNo)、データは破棄され、宅内装置2は通常動作、すなわち、この通信の間はプログラム更新手続きなし、となる(S211)。
上述のダウンロードが正常終了したとき(S205でYes)、ダウンロードによって得られ、一時記憶領域23bに保存された分割部分を、更新用記憶手段24cに追加保存する(S206)。分割データが全て揃って一式の更新用プログラムが得られた場合(S207でYes)、全データが正常であれば(S208でYes)、プログラム更新手段27が、更新用記憶手段24cに記憶されている更新用プログラムを、例えば、プログラム領域24bに書き込む(S209)。
ステップ209に続いて、プログラム更新手段27が、更新用記憶手段24cを初期化し(S210)、コマンド実行結果の送信が終了後に宅内装置2のリブートを行い(S211)、分割更新によるプログラム自動更新が完了する。
ステップS207において、分割部分に不足分がある場合(S207でNo)、その後、通常動作を行う。また、ステップS208において、全データが異常であった場合(S208でNo)、これらのデータを破棄、すなわち、更新用記憶手段24cを初期化し(S213)、その後通常動作を行う。
次に、ステップS202に戻って、更新用記憶手段24cに分割部分がない場合(S202でNo)、現在使用中の制御プログラムのバージョン番号(γとする)と、バージョン番号αとの新旧比較が行われ(S214)、γ=αの場合、すなわち同一バージョンの場合(S214でYes)、更新手続きは中止し(S217)、通常動作を行う。γ≠αの場合、すなわちバージョンが異なる場合(S214でN0)、一回目の分割部分をサーバ装置4からダウンロードする(S215)。また、ステップ203において、β≠αの場合(S203でNo)、更新用記憶手段24cの初期化の後(S219)、この一回目のダウンロードが行われる(S215)。
ステップS215においてダウンロードされた分割部分は、一時記憶領域23bに保存されており、ダウンロードが正常終了であった場合(S216でYes)、ステップS206において更新用記憶手段24cに追加保存される。ダウンロードが正常終了でない場合(S216でNo)、データを破棄し(S218)、その後通常動作を行う。なお、本発明は、上記構成に限られることなく種々の変形が可能である。
本発明の一実施形態に係る遠隔見守りシステムの概略構成図。 同上システムの宅内装置のブロック構成図。 同上システムにおけるダイヤルアップ接続の場合の信号流れ図。 同上システムにおける一括プログラム更新の場合の記憶手段の概念図。 同上システムにおけるダイヤルアップ接続の場合の一括プログラム更新処理の遷移図。 同上システムにおける常時接続の場合の一括プログラム更新処理の遷移図。 同上システムにおける一括プログラム更新の場合の処理フロー図。 同上システムにおける分割プログラム更新の場合の記憶手段の概念図。 同上システムにおけるダイヤルアップ接続の場合の分割プログラム更新処理の遷移図。 同上システムにおけるダイヤルアップ接続の場合の分割プログラム更新処理フロー図。
符号の説明
1 遠隔見守りシステム
2 宅内装置
3 ユーザ端末
4 サーバ装置
6 インターネットサービスプロバイダ(ISP)
7 インターネット
20 制御手段
21 カメラ
23 一時記憶手段
24 不揮発性記憶手段
25 選択手段
26 バージョン比較手段
27 プログラム更新手段
23b 一時記憶領域(一時記憶手段)
24a,24b プログラム領域(不揮発性記憶手段)
24c 更新用記憶手段(更新用プログラムエリア)

Claims (5)

  1. カメラを用いて撮影した宅内の画像をインターネットを介して送信する宅内装置と、インターネットに接続されインターネット及び電話回線を介して前記宅内装置にカメラ撮影その他の動作を含む制御用のコマンドを送信し、前記宅内装置から画像を受信するとともに、その画像をインターネットを介してユーザ端末に送信するサーバ装置と、を備えた遠隔見守りシステムにおいて、
    前記宅内装置は、
    当該宅内装置を制御するための制御プログラムを保存する更新用及びバックアップ用の2つの不揮発性記憶手段と、
    現在動作中の制御プログラムよりもバージョン番号の新しい前記サーバ装置から送信された更新用プログラムを一時保存する一時記憶手段と、
    前記サーバ装置との通信の制御、サーバ装置から受信したコマンド実行の制御、及び前記各記憶手段の制御を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記2つの不揮発性記憶手段に記憶された制御プログラムから当該宅内装置をリブートするときに動作させる制御プログラムを選択する選択手段と、
    制御プログラムを更新するための更新用プログラムのバージョン番号が制御手段によって前記サーバ装置から受け取られ、前記更新用プログラムのバージョン番号と現在動作中の制御プログラムのバージョン番号との新旧を比較するバージョン比較手段と、
    現在動作中の制御プログラムのバージョン番号よりも更新用プログラムのバージョン番号が新しいとき制御プログラムの書き換えを行うプログラム更新手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記サーバ装置から制御用のコマンドを受信する際に、更新用プログラムのバージョン番号を受け取り、前記バージョン比較手段による比較の結果に基づいて、前記受信したコマンドを実行した結果を前記サーバ装置に送信する際に、双方向通信により前記更新用プログラムを前記サーバ装置から受信して前記一時記憶手段に保存し、
    前記プログラム更新手段は、前記制御手段による前記コマンド実行結果の送信及び更新用プログラムの受信が完了したとき、前記一時記憶手段に保存された更新用プログラムを前記不揮発性記憶手段の何れか一方に書き込み、他方には現在動作中の制御プログラムをバックアップ用として残し、前記選択手段を用いて前記更新用プログラムを選択するとともに、当該宅内装置をリブートして前記更新用プログラムによって当該宅内装置を立ち上げることを特徴とする遠隔見守りシステム。
  2. カメラを用いて撮影した宅内の画像をインターネットを介して送信する宅内装置と、インターネットに接続されインターネット及び電話回線を介して前記宅内装置にカメラ撮影その他の動作を含む制御用のコマンドを送信し、前記宅内装置から画像を受信するとともに、その画像をインターネットを介してユーザ端末に送信するサーバ装置と、を備えた遠隔見守りシステムにおいて、
    前記宅内装置は、
    当該宅内装置を制御するための制御プログラムを保存する更新用及びバックアップ用の2つの不揮発性記憶手段と、
    現在動作中の制御プログラムよりもバージョン番号の新しい前記サーバ装置から分割状態で送信された更新用プログラムの分割部分を一時保存する一時記憶手段と、
    前記更新用プログラムの一部の分割部分又は全部の分割部分を一時保存する更新用記憶手段と、
    前記サーバ装置との通信の制御、サーバ装置から受信したコマンド実行の制御、及び前記各記憶手段の制御を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記2つの不揮発性記憶手段に記憶された制御プログラムから当該宅内装置をリブートするときに動作させる制御プログラムを選択する選択手段と、
    現在動作中の制御プログラムのバージョン番号又は前記更新用記憶手段に保存された更新用プログラムの分割部分のバージョン番号と前記サーバ装置から送信される更新用プログラムのバージョン番号との新旧を比較するバージョン比較手段と、
    前記バージョン比較手段によって前記更新用記憶手段に保存された更新用プログラムの分割部分のバージョン番号よりも前記送信されたバージョン番号が新しいか又は同じとされる場合、又は、前記更新用記憶手段に更新用プログラムの分割部分が保存されてなく、かつ、現在動作中の制御プログラムのバージョン番号よりも送信されたバージョン番号が新しいとされる場合に制御プログラムの更新手続きを進めるプログラム更新手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記サーバ装置から制御用のコマンドを受信する際に更新用プログラムのバージョン番号を受け取り、前記バージョン比較手段を用いてバージョン番号の新旧を比較し、
    前記更新用記憶手段に更新用プログラムの分割部分があり前記分割部分のバージョン番号と前記受け取ったバージョン番号とが等しい場合には前記更新用プログラムの他の分割部分を、
    前記更新用記憶手段に更新用プログラムの分割部分があり前記分割部分のバージョン番号よりも前記受け取ったバージョン番号の方が新しい場合には前記更新用記憶手段にある分割部分を破棄した上で前記更新用プログラムの分割部分を、
    前記更新用記憶手段に更新用プログラムの分割部分がなく現在使用中の制御プログラムのバージョン番号よりも前記受け取ったバージョン番号の方が新しい場合には前記更新用プログラムの分割部分を、
    それぞれ、前記受信したコマンドの実行結果を前記サーバ装置に送信する際に双方向通信により、前記サーバ装置から受信して前記一時記憶手段に保存し、
    前記プログラム更新手段は、前記制御手段による前記コマンド実行結果の送信及び前記それぞれの分割部分の受信が完了したとき、前記一時記憶手段に保存した分割部分を前記更新用記憶手段に書き込み、
    前記更新用記憶手段への書き込みを前記制御手段が制御用のコマンドを受信して実行結果を送信する度毎に行い、前記更新用記憶手段に書き込まれたプログラムが一式の更新用プログラムとして揃ったときに、当該更新用プログラムを前記不揮発性記憶手段の何れか一方に書き込み、前記不揮発性記憶手段の他方には現在動作中の制御プログラムをバックアップ用として残し、前記選択手段を用いて前記更新用プログラムを選択するとともに、当該宅内装置をリブートして前記更新用プログラムによって当該宅内装置を立ち上げることを特徴とする遠隔見守りシステム。
  3. カメラを用いて撮影した宅内の画像をインターネットを介して送信する宅内装置と、インターネットに接続されインターネット及び電話回線を介して前記宅内装置にカメラ撮影その他の動作を含む制御用のコマンドを送信し、前記宅内装置から画像を受信するとともに、その画像をインターネットを介してユーザ端末に送信するサーバ装置と、を備えた遠隔見守りシステムにおいて、
    前記宅内装置は、当該宅内装置を制御するための制御プログラムを保存するプログラム記憶手段と、前記サーバ装置との通信の制御、サーバ装置から受信したコマンド実行の制御、及び前記プログラム記憶手段の制御を行う制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記サーバ装置から制御用のコマンドを受信したことをきっかけとして、当該宅内装置の制御プログラムに替わる更新用プログラムを前記サーバ装置から受け取って前記プログラム記憶手段に書き込み、前記コマンド実行結果の送信及び更新用プログラムの受信が完了したとき、当該宅内装置をリブートして前記更新用プログラムによって当該宅内装置を立ち上げることを特徴とする遠隔見守りシステム。
  4. 前記制御手段は、前記受信したコマンドを実行した結果を前記サーバ装置に送信する際に、双方向通信により前記更新用プログラムを前記サーバ装置から受信することを特徴とする請求項3に記載の遠隔見守りシステム。
  5. 前記制御手段は、分割された更新用プログラムの一部又は全部を一時保存する更新用記憶手段を備え、前記サーバ装置から制御用のコマンドを受信する毎に、前記更新用プログラムを分割した分割部分を個別に受け取って前記更新用記憶手段に保存し、前記コマンドの複数回の受信後に一式の更新用プログラムとして揃ったとき、当該更新用プログラムを前記プログラム記憶手段に書き込むことを特徴とする請求項3に記載の遠隔見守りシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008024421A (ja) * 2006-07-20 2008-02-07 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベーター制御装置
JP2016174196A (ja) * 2015-03-16 2016-09-29 富士通株式会社 通報システム、通報端末、センター装置および端末管理方法

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