JP2006039771A - 人数計測システム - Google Patents

人数計測システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006039771A
JP2006039771A JP2004216341A JP2004216341A JP2006039771A JP 2006039771 A JP2006039771 A JP 2006039771A JP 2004216341 A JP2004216341 A JP 2004216341A JP 2004216341 A JP2004216341 A JP 2004216341A JP 2006039771 A JP2006039771 A JP 2006039771A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
counting
data
people
time
counting means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004216341A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4832734B2 (ja
Inventor
Kazuya Takahashi
一哉 高橋
Masato Kazui
誠人 数井
Masahiro Kiyohara
將裕 清原
Yoshiki Kobayashi
小林  芳樹
Takeshi Ogino
武 荻野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2004216341A priority Critical patent/JP4832734B2/ja
Publication of JP2006039771A publication Critical patent/JP2006039771A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4832734B2 publication Critical patent/JP4832734B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)

Abstract

【課題】 人数計数手段のデータの送信に常設の信号線を用いることが不要であるとともに、無線でのデータ通信による悪影響を減らすことができさらには安定したデータ通信が可能な人数計測システムを提供する。
【解決手段】 計数地点に設置され該計数地点における通行方向毎の通行人数を計数する計数手段101と、計数手段101が計数した通行方向毎の通行人数に関する人数データを受信してこれを保持する携帯端末301と、携帯端末301から前記人数データを受信し、該人数データから所定の演算手法を用いて特定領域の人数を算出するデータ集計手段401と、を備えた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、計数地点における通行人数を計測し、この計測結果に基づき、特定領域における人数を算出する人数計測システムに関する。
従来の人数計測システムとしては、例えば、イベント会場のように入退場箇所が限られている領域での来場人数管理を行う場合において、出入口に設置したID読み取りカードで入退場者数を計測し、中央集計手段において入場者数と退場者数の差分から人数を把握する人数計測システムがある(例えば、特許文献1参照。)。また、他の人数計測システムとして、高層ビルの階床別に入退出者計測手段を設け、計測結果を中央集計手段において集計して階床別の人数を把握する人数計測システムがある(例えば、特許文献2参照。)。
特開平5−143615 特開平5−143819
しかしながら、上記従来の人数計測システムは常設を前提としているため、計測手段と中央集計手段の間のデータ通信用のケーブルを敷く必要がある。データ通信には無線を用いる方法もあるが、たとえば電車内においては、連結器とその周辺の大電流を流す電線類の多い環境下で、100メートル以上にもなりうる電車一編成で安定的に実施するのは難しい。また、ペースメーカーなど医療機器を携帯する乗車客の安全性を考えると通信電波の出力を上げることも困難である。携帯電話を用いて線路外施設と通信する方法もあるが、トンネルなどの影響で常時接続が保証されない課題がある。
本発明の目的は、人数計数手段のデータの送信に常設の信号線を用いることが不要であるとともに、無線でのデータ通信による悪影響を減らすことができさらには安定したデータ通信が可能な人数計測システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、計数地点に設置され該計数地点における通行方向毎の通行人数を計数する計数手段と、該計数手段が計数した通行方向毎の通行人数に関する人数データを受信してこれを保持する携帯端末と、該携帯端末から前記人数データを受信し、該人数データから所定の演算手法を用いて特定領域の人数を算出する算出手段と、を備えたことを特徴とする。
このような請求項1に記載の発明では、計数手段において計数地点における通行方向毎の通行人数の計測を行う。そして携帯端末を持ったシステム管理者が前記計数手段が設置されている計数地点まで行き、前記計数手段によって計数された通行方向毎の通行人数に関する人数データを前記携帯端末で受信してこれを該携帯端末に保持する。そして、その携帯端末に保持した人数データを算出手段が受信し、該算出手段では、受信した人数データから所定の演算手法を用いて特定領域の人数を算出する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の前記計数手段は、前記人数データを該計数手段の計時時刻とともに保持し、前記携帯端末は、前記人数データを前記計時時刻とともに受信し、該計時時刻を該携帯端末の時刻に補正して補正済計時時刻として前記人数データとともに保持し、前記算出手段は、前記人数データを前記補正済計時時刻とともに受信し、該補正済計時時刻をさらに算出手段の時刻に補正することを特徴とする。
このような請求項2に記載の発明では、計数手段の前記計時時刻は、人数データとともに携帯端末で受信され、携帯端末の時刻に補正される。そして、その補正済計時時刻は、前記人数データとともに算出手段で受信され、算出手段の時刻に補正される。
請求項3に記載の発明は、計数地点に設置され該計数地点における通行方向毎の通行人数を計数する計数手段と、該計数手段が計数した通行方向毎の通行人数に関する人数データを受信してこれを保持する携帯端末と、を備え、該携帯端末は、前記人数データから所定の演算手法を用いて特定領域の人数を算出する算出手段を有することを特徴とする。
このような請求項3に記載の発明では、計数手段によって計数された通行方向毎の通行人数に関する人数データを携帯端末で受信すると、携帯端末が有している算出手段において、前記人数データから所定の演算手法を用いて所定領域の人数を算出する。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の前記計数手段は、前記人数データを該計数手段の計時時刻とともに保持し、前記携帯端末は、前記人数データを前記計時時刻とともに受信し、該計時時刻を該携帯端末の時刻に補正することを特徴とする。
このような請求項4に記載の発明では、計数手段の前記計時時刻は、人数データとともに携帯端末で受信され、携帯端末の時刻に補正される。
請求項5に記載の発明は、請求項1,2,3または4に記載の前記携帯端末は、複数設置された前記計数手段からの人数データを各計数手段が有する識別符号とともに受信し、受信した前記人数データを、前記識別符号に応じて前記各計数手段毎に記録領域を分けて各計数手段毎に保持することを特徴とする。
このような請求項5に記載の発明では、複数の計数手段のそれぞれの人数データが、各計数手段毎に分かれている記録領域毎に分かれて携帯端末に保持される。
請求項6に記載の発明は、移動体内の計数地点に設置され該計数地点における通行方向毎の通行人数を計数する計数手段と、前記移動物体の通過地点に設けられ、前記計数手段が計数した通行方向毎の通行人数に関する人数データを前記移動体の通過時に無線で受信するデータ受信手段と、該データ受信手段からの前記人数データから所定の演算手法を用いて前記移動体内の特定領域の人数を算出する算出手段と、を備えたことを特徴とする。
このような請求項6に記載の発明では、移動体内の前記計数手段において計数地点における通行方向毎の通行人数の計測を行う。そして、前記データ受信手段は移動体の通過時に前記計数手段の人数データを受信し、この人数データから前記算出手段では所定の演算方法を用いて移動体内の特定領域の人数を算出する。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の前記計数手段は、前記人数データを該計数手段の計時時刻とともに保持し、前記算出手段は、前記人数データを前記計時時刻とともに受信し、該計時時刻を該算出手段の時刻に補正することを特徴とする。
このような請求項7に記載の発明では、計数手段の前記計時時刻は、人数データとともに算出手段で受信され、算出手段の時刻に補正される。
請求項8に記載の発明は、請求項1,2,6または7に記載の前記算出手段は、複数設置された前記計数手段からの人数データを各計数手段が有する識別符号とともに受信し、受信した前記人数データを、前記識別符号に応じて前記各計数手段毎に記録領域を分けて各計数手段毎に保持することを特徴とする。
このような請求項8に記載の発明では、複数の計数手段のそれぞれの人数データが、各計数手段毎に分かれている記録領域毎に分かれて算出手段に保持される。
請求項9に記載の発明は、請求項1,2,3,4,5,6,7または8に記載の前記算出手段は、単数または複数の前記特定領域の地図における前記計数手段の配置を示した配置図を有し、該配置図に基づき一の特定領域の人数を算出するための前記演算手法が確定されることを特徴とする。
このような請求項9に記載の発明では、前記配置図に基づき、特定領域の人数を算出するための演算手法が確定される。
請求項1に記載の発明によれば、計数手段で計数した人数データは、携帯端末で受信されて保持され、算出手段では携帯端末に保持されている人数データを基に特定領域の人数を算出することができるので、計数手段で計数した人数データを算出手段へ送信するための常設のケーブルが不要となる。また、計数手段と携帯端末の通信や、携帯端末と算出手段の通信を、無線で行ったとしても、携帯端末を計数手段や算出手段の近傍まで持って行き近距離での通信が可能なので、無線でのデータ通信による悪影響を生じることもなく、安定したデータ通信も可能である。
請求項2に記載の発明によれば、各計数手段の計時時刻が算出手段の時刻に補正されるので、計数手段が複数ある場合に、各計数手段の時刻が揃っていなかったとしても、算出手段の時刻を基準として前記人数データを管理することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明が有する効果と同一の効果を得ることができるとともに、さらに、携帯端末とは別に算出手段を備える必要はなく、携帯端末を持ったシステム管理者が、計数手段から人数データを受信すると、その場で特定領域の人数を把握することができる。
請求項4に記載の発明によれば、各計数手段の計時時刻が携帯端末の時刻に補正されるので、計数手段が複数ある場合に、各計数手段の時刻が揃っていなかったとしても、携帯端末の時刻を基準として前記人数データを管理することができる。
請求項5に記載の発明によれば、複数の計数手段の人数データを携帯端末に保持することができ、その人数データがどの計数手段のものであるかを識別することが可能である。そして、かかる人数データから、算出手段において特定領域の人数を算出することが可能となる。
請求項6に記載の発明によれば、移動体内の計数手段で計数された通行方向毎の通行人数を、データ受信手段で受信して移動体内の特定領域の人数を算出することができるので、計数手段で計数した人数データをデータ受信手段へ送信するための常設のケーブルが不要となる。また、計数手段とデータ受信手段の間の人数データの無線での通信は、移動物体がデータ受信手段の設けられている地点を通過する際に行うので、無線でのデータ通信による多大な悪影響を生じることもなく、安定したデータ通信も可能である。
請求項7に記載の発明によれば、各計数手段の計時時刻が算出手段の時刻に補正されるので、計数手段が複数ある場合に、各計数手段の時刻が揃っていなかったとしても、算出手段の時刻を基準として前記人数データを管理することができる。
請求項8に記載の発明によれば、複数の計数手段の人数データを算出手段に保持することができ、その人数データがどの計数手段のものであるかを識別することが可能である。そして、かかる人数データから、算出手段において特定領域の人数を算出することが可能となる。
請求項9に記載の発明によれば、算出手段において、配置図に基づいて確定された演算手法を用い、前記人数データから特定領域の人数を算出することができる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る人数計測システムの実施の形態の一例について詳細に説明する。
図1は本発明に係る人数計測システムの第一実施形態を示す図である。図において、本例の人数計測システムは、計数手段101と、携帯端末301と、データ集計手段401からなり、特定領域(後述)における人数を算出するためのものである。
前記計数手段101は、制御手段102と、テレビカメラ103と、演算手段104と、通信手段105と、データ保持手段106と、計時手段107とを備えて構成されており、演算手段104、通信手段105、データ保持手段106、および計時手段107は、データバス108で前記制御手段102に電気信号的に接続され、制御されるようになっている。
このような構成の計数手段101は、人が通行する場所に設置され、テレビカメラ103の画像を演算手段104で画像計測して画面内の通行人数を計数し、この通行人数が、計時手段107で計時される計時時刻とともに、データ保持手段106に保持されるようになっている。
このような計数手段101が設置されて通行人数の計数が行われる計数地点は、人が通行する場所であるが、より具体的には、前記特定領域への出入りが行われる通行場所であり、前記特定領域の人数を算出する上で必要となるすべての通行場所である。
前記制御手段102は、システム管理者の指令を、通信手段105を介して受け付けて、演算手段104の演算開始や停止、または初期化を制御し、さらには、データ保持手段106に保持されている前記通行人数に関する人数データを、通信手段105を介して携帯端末301に伝送したり、人数データの内容を初期化したりするようになっている。また、この制御手段102は、計時手段107の時刻を、携帯端末301の計時手段(後述)の時刻に時刻合わせするようになっている。
前記計数手段101における通行人数の計数についてより詳しく述べると、計数手段101は、計数地点における単位時間毎の通行方向毎の通行人数を計数するようになっている。これについて図2を参照して具体的に説明する。
図2は、計数手段101による通行人数の計数例を説明するための図である。例えば、図2(A)に示すように、通行者200の上方から見た場合に、この通行者200の存在する領域がAとBの2通りの場合は、計数手段101は、時刻毎にAからBへの通行人数と、BからAへの通行人数を計数し、それぞれの方向毎の通行人数を、人数データとしてデータ保持手段106に保持するようになっている。また、例えば、計数手段101が、十字路の中心のような場所に設置されている場合は通行人200の通行しうる領域は、図2(B)に示すように、領域Cと、Dと、Eと、Fと、Gに分けることができ、例えば、FからGを経てDへ通行した人数や、その反対にDからGを経てFへ通行した人数、あるいは、EからGを経てFへ通行した人数など、各方向毎のそれぞれの通行人数を、人数データとしてデータ保持手段106に保持するようになっている。また、Gに所定の期間以上滞留した人数を計数して保持することもできる。
前記データ保持手段106に保持される人数データは、計時手段107によって計時される計時時刻とともに、保持データとして保持される。
このような通行方向は、携帯端末301で設定した設定結果を受け、制御手段102によって演算手段104に設定される(後で詳細に説明する)。
次に、前記携帯端末301について図3を参照して説明する。図3は携帯端末301の構成を示す図である。図において、携帯端末301は、マンマシンインタフェース302を介して操作できる制御手段303を備え、さらに、指令送信手段304と、表示手段305と、計時手段306と、データ受信手段307、データ保持手段308と、データ伝送手段309とを備えて構成されている。そして、指令送信手段304、表示手段305、計時手段306、データ受信手段307、データ保持手段308、および、データ伝送手段309は、それぞれデータバス310を介して制御手段303に接続され、制御されるようになっている。
かかる構成の携帯端末301は、通信手段105との通信可能な場所において、計数手段101を初期化したり、通行人数の計数動作の開始や停止を操作したり、データ保持手段106に保持されている前記人数データの伝送を要求したりするための指令を作成して計数手段101に伝送するようになっている。システム管理者は、マンマシンインタフェース302と制御手段303で前記指令を作り出し、指令送信手段304を介して前記指令を通信手段105に伝送するようになっている。また、データ受信手段307は通信手段105を介して前記要求した人数データを受信して、データ保持手段308に保持するようになっている。このとき、携帯端末301は、計数手段101が有する識別符号と、人数データ送受信時における計時手段107によって計時される時刻(送受信時時刻)とともに、前記人数データを受信する。
表示手段305は前記識別符号に基づき、該識別符号に対応する計数手段101のデータであることを明示した上で、人数データ(すなわち、通行方向毎の通行人数)と、人数データとともにデータ保持手段106に格納されていた計時時刻とを表示手段305に表示するようになっている。ただし、計時手段306によって計時されるデータ送受信時の計時時刻(送受信時時刻)と計時手段107による前記送受信時時刻に差がある場合は、この差でデータ保持手段106に格納されていた前記計時時刻に対して補正を行い、この補正済計時時刻は、表示手段305に表示される。
補正の仕方としては、例えば、下式で示される。
(補正済計時時刻)=(データ保持手段106に保持された計時時刻) +(P−Q)
P:計時手段306によって計時される送受信時時刻
Q:計時手段107によって計時される送受信時時刻
すなわち、上式に示されるように、計時手段306によって計時される送受信時時刻から計時手段107によって計時される送受信時時刻を減じた結果を、データ保持手段106に格納されていた計時時刻に加えればよい。このように、計時時刻に補正を加えることにより、計数手段101と携帯端末301の計時時刻が一致していなくても、携帯端末301の計時時刻を基準として前記通行人数を管理することができるようになっている。
データ保持手段308は、前記識別符号に基づき、計数手段101毎に記録領域を確保し、該当箇所に該当の計数手段101の、前記計時時刻または補正済計時時刻と、前記人数データとを保持データとして保持するようになっている。このように前記識別符号に応じて領域分けして前記保持データを保持することで、複数の計数手段101の人数データを保持することができるようになっている。
携帯端末301と計数手段101の間の指令やデータ等の通信は、電波通信や赤外線通信などの無線通信で行うようにしてもよく、また、コネクタ付きケーブルで携帯端末301と計数手段101とを接続して通信を行ってもよい。
前記データ伝送手段309は、データ保持手段308に保持された保持データをデータ集計手段401に伝送するようになっている。
次に前記データ集計手段401について説明する。図4はデータ集計手段401の構成を示す図である。このデータ集計手段401は、携帯端末301から前記人数データを受信し、該人数データから所定の演算方法を用いて特定領域の人数を算出する算出手段を構成している。
かかるデータ集計手段401の構成について具体的に説明すると、データ集計手段401は、マンマシンインタフェース402で操作できる制御手段403を備え、さらに、出力手段404と、計時手段405と、データ受信手段406と、計数手段配置図保持手段407と、データ作成保持手段408と、表示手段409とを備えて構成されている。そして、出力手段404、計時手段405、データ受信手段406、計数手段配置図保持手段407、データ作成保持手段408、表示手段409は、それぞれ、データバス410によって制御手段403に接続され、制御されるようになっている。以下、これらの各構成について説明する。
前記計時手段405はデータ集計手段401の基準時刻を計時し続ける。前記データ受信手段406は、データ伝送手段309を介して携帯端末301の保持する前記人数データを前記補正済計時時刻とともに受信する。このとき、計時手段306の送受信時における計時時刻(送受信時時刻)も同時に受信する。前記データ作成保持手段408は、携帯端末301から前記保持データ(人数データおよび計時時刻)を受信するたびに、この保持データを保持する。ただし、送受信時における計時手段405の計時する時刻(送受信時時刻)と、計時手段306の計時時刻(送受信時時刻)との間に差があった場合には、この差から、前記人数データとともに受信した補正済計時時刻(データ保持手段308に保持された計時時刻)に補正を加えて再補正済計時時刻として前記人数データとともに保持する。
補正の仕方としては、例えば、下式で示される。
(再補正済計時時刻)=(データ保持手段308に保持された補正済計時時刻) +(R−S)
R:計時手段405によって計時される送受信時時刻
S:計時手段306によって計時される送受信時時刻
すなわち、上式に示されるように、計時手段405によって計時される送受信時時刻から計時手段306によって計時される送受信時時刻を減じた結果を、データ保持手段308に保持された補正済計時時刻に加えればよい。このように、前記人数データの送受信時に、前記データ保持手段308に保持された補正済計時時刻に補正を加えることにより、携帯端末301とデータ集計手段401の計時時刻が一致していなくても、データ集計手段401の計時時刻を基準として前記通行人の人数を管理できる。
データ作成保持手段408に保持される前記人数データおよび再補正済計時時刻は、計数手段101の識別符号に基づき、計数手段101毎に記録領域が確保され、該当箇所に該当の計数手段101の人数データおよび再補正済計時時刻が保持されるようになっている。したがって、複数の携帯端末301でデータを収集しても、これらのデータをデータ集計手段401で一括管理できる。
前記データ伝送手段309とデータ受信手段406の間で行われる通信は、携帯端末301と計数手段101の間で行われる通信と同様、有線でも無線でも良い。
前記計数手段配置図保持手段407は、人数の算出対象となる単数または複数の特定領域の地図における計数手段101の配置を示した配置図を保持している。そして、かかる配置図に基づいて確定された演算手法を用い、前記人数データから前記特定領域の人数が算出されるようになっている。その算出結果は、表示手段409に表示されるか、または、出力手段404において、ハードコピー出力あるいは他の機器へのデジタルデータ出力されるようになっている。
前記計数手段配置図保持手段407が保持する前記配置図について具体的に説明する。図5は計数手段配置図保持手段407の保持する配置図の一例を示す図である。図に示された配置図において、HとIとJとKは人数の算出対象となる特定領域を示しており、符号501〜504は計数手段101が設置されている箇所(すなわち計数地点)を示すと同時に、前記H〜Kの領域を行き来できる通路を示す。これ以外に行き来できる通路はない。
符号501に設置された計数手段101には、単位時刻毎に前記H〜Kの領域外からHへ入室した人数と、Hから前記領域外へ退室した人数が記録されている。符号502に設置された計数手段101には、単位時刻毎にHからIへ移動した人数と、IからHへ移動した人数と、HからJへ移動した人数と、JからHへ移動した人数と、JからIへ移動した人数と、IからJへ移動した人数が記録されている。符号503に設置された計数手段101には、単位時刻毎にJからKへ移動した人数と、KからJへ移動した人数が記録されている。符号504に設置された計数手段には、単位時刻毎に前記領域外からKへ入室した人数と、Kから前記領域外へ退室した人数が記録されている。
次に、このような配置図に基づいて確定される、各特定領域の人数を算出するための演算方法について説明する。図6は図5の配置図の例に対応した各特定領域の人数を算出する演算方法を表にまとめたものである。この表において、計数手段の欄には計数手段101の設置場所の番号が記してあり、人の流れの方向の欄には各計数手段101によって計数される通行方向による分類が記してあり、これに続くHからKまでの人数の各欄には前記分類された結果の演算法(加算あるいは減算)が記してある。演算法の記載のない欄は、その特定領域の人数の算出には不要なものである。
例えば、Hの人数を算出するには、符号501に設置された計数手段101の「外からHへ」と、符号502に設置された計数手段101の「IからHへ」と「JからHへ」とを加算し、さらに、符号501に設置された計数手段101の「Hから外へ」と、符号502に設置された計数手段101の「HからIへ」と「HからJへ」とを減算すればよい。すなわち、Hの人数を算出するための演算手法としては、
「外からHへ」+「IからHへ」+「JからHへ」
−「Hから外へ」−「HからIへ」−「HからJへ」
という演算手法となる。IからKまでの各人数も、以下同様に図6の表に従って算出すればよい。
以上のことから、特定領域の人数を算出するための演算手法は、前記配置図に基づき、算出対象となる特定領域毎に、算出に必要な計数手段101によって計数される通行方向を特定し、その通行方向毎に、加算あるいは減算のいずれかの演算法を確定し、それぞれを加算あるいは減算するというものである。
以上の説明では、本発明の人数計測システムの稼動開始前の各特定領域内人数がゼロであることを前提としていたが、ゼロでない場合はこれを各領域に加算して補正することができる。
次に、前記計数手段101、携帯端末301、データ集計手段401の動作について説明する。
図7は計数手段101の制御手段102の動作を説明する処理フローを示す図である。 計数手段101は、設置場所に応じて、例えば図2に示すように通行者の人数を計数する際の方向を設定する必要がある。このときの動作を図7(A)に基づいて説明すると、携帯端末301において前記通行者の人数を計数する際の方向の設定が行われ、その設定結果は、通信手段105を介して受信する(ステップS711)。次に、ステップS711において設定結果の受信がされると、制御手段102は、この設定結果を演算手段104に設定する(ステップS712)。
また、制御手段102は、携帯端末301の発信する指令に基づいて、図7(B)に示すように、演算手段104の計数を開始する(ステップS721)。また、制御手段102は携帯端末301の発信する指令に基づいて、演算手段104の計数を停止する(ステップS722)。
携帯端末301は、計時手段306の計時時刻を、指令送信手段304を介して発信できるが、図7(C)に示すように、前記計時手段306の計時時刻は通信手段105を介して受信され(ステップS731)、次いで制御手段102によって計時手段107に設定される(ステップS732)。これにより、計数手段101の計時手段107と携帯端末301の計時手段306の時刻合わせがなされる。ただし、図7(C)に示す計時手段107の時刻設定はしなくても、前述の時刻補正処理で補正することも可能である。
さらに、制御手段102は、携帯端末301の指令により、図7(D)に示すように、データ保持手段106に保持されている前記人数データを0人あるいは所定の人数に初期化する(ステップS741)。
また、制御手段102は、携帯端末301の指令により、通信手段105を介して、図7(E)に示すように、データ保持手段106に保持されている前記人数データを通信手段105へ伝送する(ステップS751)。次いで、ステップS751において前記人数データが通信手段105へ伝送されると、その時点における計時手段107の計時時刻(送受信時時刻)を伝送する(ステップS752)。
次に、データ保持手段106の動作について説明する。図8は、データ保持手段106の動作を説明する処理フローを示す図である。データ保持手段は、図に示す処理フローの流れをサイクル的に繰り返す。
図示されている処理フローについて詳細に説明すると、先ず、ステップS81において、データ保持手段106が保持している前記人数データの初期化命令の有無が判断される。そして、このステップS81において、前記人数データの初期化命令があった場合には、ステップS82の処理へ進む。一方、ステップS81において、前記人数データの初期化命令がなかった場合には、ステップS83の処理へ進む。このステップS83においては、演算手段104に対する通行方向の設定の有無が判断される。そして、このステップS81において演算手段104に対する通行方向の設定がなかった場合には、ステップS84の処理へ進む。一方、ステップS83において、演算手段104に対する通行方向の設定があった場合には、ステップS82の処理へ進む。
ステップS82の処理へ進んだ場合、すなわち、ステップS81で前記人数データの初期化命令があった場合と、ステップS83で前記演算手段104に対する通行方向の設定があった場合には、データ保持手段106に保持されている前記保持データ(人数データ及び計時手段107の計時時刻)の初期化が行われる。このステップS82の処理が行われるとステップS84の処理へと進む。
ステップS84では、携帯端末301から伝送命令の有無が判断される。そして、携帯端末301からの伝送命令がなかった場合には、ステップS85の処理へ進む。このステップS85では、データ保持手段106に保持されている前記保持データ(後述のステップS88で更新された保持データ)を通信手段105を介して携帯端末301へ伝送する。
ステップS84において、携帯端末301からの伝送命令がなかった場合、あるいはステップS85において携帯端末301へ前記人数データを伝送した場合、ステップS86の処理へ進み、このステップS86では、演算手段104における計数結果(通行方向毎の通行人数)が取得される。ステップS86で前記計数結果が取得されると、ステップS87の処理へ進み、このステップS87では、計時手段107の計時時刻が取得される。次いで、ステップS87で計時時刻が取得されるとステップS88の処理へ進み、このステップS88では、保持データの更新が行われる。
次に、携帯端末301の制御手段303の動作について説明する。図9は制御手段303の動作を説明する処理フローを示す図である。
図9(A)に示すように、制御手段303は、指令送信手段304と通信手段105を介して制御手段102に指令を送信する(ステップS911)。この指令とは、例えば、データ保持手段に保持されている前記人数データの伝送要求や、計数開始、終了等の指令である。
システム管理者は携帯端末301の表示手段305を見ながら、ポインティングデバイスを含むマンマシンインタフェース302で制御手段303を操作することによって、演算手段104を設定することができる。表示手段303に表示される内容は例えば、図2に示すように計数領域を俯瞰する図であり、マンマシンインタフェース302でA〜Gなどの計測に関する領域設定ができる。この設定は、図9(B)に示すように、先ず、表示手段305とマンマシンインタフェース302を用いて設定データ(例えば前記A〜Gなどの計測に関する領域設定のデータ)を作成する(ステップS921)。次いで、前記作成した設定データを指令送信手段304と通信手段105を介して制御手段102に送信する(ステップS922)。
制御手段303は、計時手段107の時刻合わせをすることができ、図9(C)に示すように、指令送信手段304と通信手段105を介して制御手段102に計時手段306の計時時刻を制御手段102に送信する(ステップS931)。制御手段102は、計時手段107を、ステップS931において送信された前記計時手段306の計時時刻に設定する(ステップS932)。
データ保持手段106に保持されている保持データをデータ保持手段308に伝送する場合は、図9(D)に示すように、指令送信手段304と通信手段105を介して制御手段102にデータ伝送要求をする(ステップS941)。通信手段105を介してデータ保持手段106に保持されている保持データ、すなわち前記人数データと計時手段107の計時時刻が伝送されてきたら、データ受信手段307で受信する(ステップS942)。次いで、受信した計時手段107の計時時刻を、計時手段107の計時時刻と計時手段306の計時時刻で上述の補正方法にしたがって補正する(ステップS943)。そして、前記受信した人数データと、前記補正済計時時刻をデータ保持手段308に保持する(ステップS944)。
また、図9(E)に示すように、制御手段303は、データ保持手段308に保持された前記人数データと、前記補正済計時時刻を、データ伝送手段309を介してデータ集計手段401に伝送することができる(ステップS951)。
次に、データ集計手段401の制御手段403の動作について説明する。図10は制御手段403の動作を説明する処理フローを示す図である。システム管理者は、マンマシンインタフェース402を介して制御手段403を操作し、この制御手段403は、図10(A)に示すように、計数手段101の配置図の編集を開始する(ステップS101)。前記システム管理者がマンマシンインタフェース402を介して編集操作するのでこれに基づいて前記計数手段101の配置図を更新して結果を表示手段409に表示する(ステップS102)。前記システム管理者は編集結果を表示手段409で確認した後に確定することで、前記計数手段101の配置図が確定する(ステップS103)。前記計数手段101の配置図とは、例えば図5に示すものである。次いで、各計数手段101の計測方向を分析して、特定領域の人数を算出する演算方法を確定する(ステップS104)。この演算方法とは、例えば図6に示す表のごとくである。また、データ集計手段401は携帯端末301が収集した前記人数データを集計することができ、この際、制御手段403は、図10(B)に示すように、先ず携帯端末301との接続を確認する(ステップS105)。次いで、データ伝送手段309とデータ受信手段406を介してデータ保持手段308に保持されている前記人数データと補正済計時時刻を受信する(ステップS106)。そして、受信した補正済計時時刻を、計時手段306の計時時刻と計時手段405の計時時刻から上述の補正方法にしたがって補正する(ステップS107)。次いで、データ作成保持手段408の保持データ(人数データおよび再補正済計時時刻)を更新する(ステップS108)。更に、前記配置図に基づいて確定した演算手法で特定領域の人数を算出する(ステップS109)。
以上説明した本例の人数計測システムでは、計数手段101において計数地点における通行方向毎の通行人数の計測が行われる。そして、携帯端末301を持ったシステム管理者が計数手段101の設置場所まで行き、前記通行方向毎の通行人数に関する人数データを携帯端末301で受信してこれを保持する。そして、システム管理者は、携帯端末301の保持データをデータ集計手段401に送信し、データ集計手段401において特定領域の人数が算出される。
このような本例の人数計測システムによれば、計数手段101とデータ集計手段401を常設のケーブルで結ぶ必要はなく、ケーブル敷設工事が不要である。したがって、設置位置を変更しやすく、一時的に設置するような場合に好適に用いることができ、また、例えば、列車内のように後付け工事が不可能な場合にも好適に用いることができる。
また、計数手段101と携帯端末301、携帯端末301とデータ集計手段401の間のデータ伝送を無線で行ったとしても、携帯端末301を持って行って近距離での通信を行うことができ、安定した通信が可能で、無線でのデータ通信による悪影響を生じることもなく、ペースメーカー等の医療機器への影響を懸念する病院などへの適用も好適である。
さらに、単数または複数の計数手段101と単数または複数の携帯端末301の間で、データの伝送時に時刻の補正も行うので、あらかじめ精度良く各装置を時刻合わせする必要がない。
また、データ集計手段401で全ての計数手段101の計数結果を集計するので、複数の携帯端末301で計数手段101の計数結果を収集して集計することも可能である。
次に、本発明に係る人数計測システムの第二実施形態について説明する。図11は、本発明の第二実施形態の人数計測システムにおける携帯端末の構成を示す図である。
本例の人数計測システムは、図示しないが、上記第一実施形態の計数手段101と同様の計数手段を備え、さらに図11に示された携帯端末1101を備えている。この携帯端末1101は、前記第一実施形態のデータ集計手段401の機能を備えており、この携帯端末1101において、前記計数手段に保持されている人数データから特定領域の人数を算出するようになっている。
携帯端末1101について詳しく説明すると、この携帯端末1101は、システム管理者が直接操作するマンマシンインタフェース1102と、マンマシンインタフェース1102を介して操作される制御手段1103とを備え、さらに、指令送信手段1104と、表示手段1105と、計時手段1106と、出力手段1107と、データ受信手段1108と、計数手段配置図保持手段1109と、データ作成保持手段1110とを備えて構成されている。そして、指令送信手段1104と、表示手段1105と、計時手段1106と、出力手段1107と、データ受信手段1108と、計数手段配置図保持手段1109と、データ作成保持手段1110は、データバス1111で制御手段1103に接続されて制御されるようになっている。
前記制御手段1103は、上記第一実施形態の携帯端末301の制御手段303とデータ集計手段401の制御手段403の機能を合わせ持ち、また、前記指令送信手段1104は、指令送信手段304と同一の機能を持つ。
前記データ受信手段1108は、データ受信手段307と同様、前記計数手段のデータ保持手段に保持されている保持データ(人数データ、計時時刻)を受信する。そして、受信した前記人数データおよび前記計時時刻は、前記計数手段が有する識別符号に基づき、該識別符号に該当する前記計数手段のデータであることを示した上で前記表示手段1105において表示される。ただし、携帯端末1101の計時手段1106における送受信時の計時時刻と前記計数手段の計時手段における送受信時の計時時刻に差がある場合には、この差で前記計数手段のデータ保持手段に保持されていた計時時刻に対して、携帯端末301と同様にして補正することにより得られた前記補正済計時時刻を表示するようになっている。 また、前記計数手段から受信したデータは、前記識別符号に基づき、前記計数手段毎に記録領域を確保し、該当個所に該当の計数手段の人数データ、および計時時刻または前記補正済計時時刻を保持データとしてデータ作成保持手段1110に保持される。このデータ作成保持手段1110は、前記計時時刻の補正を行う。
前記計数手段配置図保持手段1109には、前記計数手段配置図保持手段407と同様、図5に一例として示したような前記配置図を保持している。そして、この配置図に基づいて確定された演算手法を用い、前記人数データから特定領域の人数を算出するようになっている。
このような本例の人数計測システムは、第一実施形態の人数計測システムと同様の効果を有するとともに、携帯端末1101とは別に算出手段を備える必要はなく、携帯端末1101を持ったシステム管理者が、その携帯端末1101で前記計数手段から人数データを受信して特定領域の人数を算出することができ、その場で特定領域の人数を把握することができる。
次に、本発明の人数計測システムの第三実施形態について説明する。図12は、本発明の第三実施形態の人数計測システムを示す図である。図において、上記第一実施形態と同一の要素には同一の符号を付して示しており、その詳細な構成及び作用については説明を省略する。
本例の人数計測システムは、本発明を列車に適用したものであり、各車両における人数を計測するものである。図において、本例の人数計測システムは、計数手段101と、携帯端末301と、データ集計手段1201とを備えて構成されている。符号1210は、本例の人数計測システムを適用する列車を示しており、この列車1210の車両1211、および車両1211におけるデッキC,Eおよび客室Dは、人数算出対象となる特定領域となっている。前記デッキC,Dには、計数手段101が設置されている。
前記データ集計手段1201は、運行計画表1202を備えており、さらにこの運行計画表1202以外に、前記データ集計手段401と同一の構成要素(符号402〜符号410)を備えている。前記運行計画表1202は、計時手段405に接続され、これによって計時手段405は運行計画表1202と連動するようになっている。
データ集計手段1201の計数手段配置図保持手段407は、図13に示す配置図を有している。この配置図には、人数算出対象となる特定領域である車両1211、デッキC,E、客室D、左側プラットフォームF、右側プラットフォームGが示され、さらに、先行車両A、後続車両Bの地図が示されている。
また、前記図13の配置図には、前記地図における計数手段101の配置が示されている。具体的には、計数手段101は、デッキC,Eの天井に設置され、図において、デッキCにおける符号1212で示される部分と、デッキEにおける符号1213で示される部分に設置されている。
デッキCの符号1212で示された部分に設置されている計数手段101には、先行車両AからデッキCへ移動した人数(Aから流入)、デッキCから先行車両Aへ移動した人数(Aに流出)、デッキCから客室Dへ移動した人数(Dへ流出)、客室DからデッキCへ移動した人数(Dから流入)、デッキCから左側プラットフォームFへ移動した人数(Fに流出)、左側プラットフォームFからデッキCへ移動した人数(Fから流入)、デッキCから右側プラットフォームGへ移動した人数(Gに流出)、右側プラットフォームGからデッキCへ移動した人数(Gから流入)、が記録されている。また、デッキEの符号1213で示された部分に設置されている計数手段101には、後続車両BからデッキEへ移動した人数(Bから流入)、デッキEから後続車両Bへ移動した人数(Bに流出)、デッキEから左側プラットフォームFへ移動した人数(Fに流出)、左側プラットフォームFからデッキEへ移動した人数(Fから流入)、デッキEから右側プラットフォームGへ移動した人数(Gに流出)、右側プラットフォームGからデッキEへ移動した人数(Gから流入)、客室DからデッキEへ移動した人数(Dから流入)、デッキEから客室Dへ移動した人数(Dへ流出)、が記録されている。
図13に示す配置図に基づいて確定される、各特定領域の人数を算出するための演算手法について説明する。図14は、図13の配置図の例に対応した各特定領域の人数を算出する演算手法を表に纏めたものである。この表において、計数手段の番号の欄には、計数手段101の設置場所の番号が記してあり、人の流れの方向の欄には各計数手段101によって計数される通行方向による分類が記してあり、これに続くデッキCの人数、客室Dの人数、デッキEの人数の欄、および、Fへの降車、Fからの乗車、Gへの降車、Gからの乗車の各欄には前記分類された結果の演算法(加算あるいは減算)が記してある。演算法の記載のない欄は、その特定領域の人数の算出には不要なものである。
例えば、デッキCの人数を算出するには、符号1212に設置された計数手段101の「Aから流入」と、「Fから流入」と、「Gから流入」と、「Dから流入」とを加算し、符号1212に設置された計数手段101の「Aに流出」と、「Fに流出」と、「Gに流出」と、「Dへ流出」とを減算すればよい。他の各欄の人数も、以下同様に図14の表に従って算出すればよい。
ただし、図14の表において、「Fへの降車」の欄には、前記左側プラットフォームFにおける列車1210からの降車人数を算出する場合の演算手法が示され、「Gからの乗車」の欄には、前記右側プラットフォームGにおける列車1210からの降車人数を算出する場合の演算手法が示されている。また、「Fからの乗車」および「Gからの乗車」の欄には、それぞれ、車両1211におけるこの車両1211へのプラットフォームFからの乗車人数およびプラットフォームGからの乗車人数を算出する場合の演算手法が示されている。
このような本例の人数計測システムでは、例えば車掌が携帯端末301を使い、計数手段101で計数した人数データを取得し、この人数データをデータ集計手段1201に送信して、データ集計手段1201での集計、すなわち前記図14の表に示された演算手法を用いた特定領域の人数の算出を行うことができる。このように、携帯端末301を用いて計数手段に保持されている保持データのやりとりを行うので、データ通信用のケーブルの敷設は不要であり、また、無線通信による乗客への悪影響もなく安定した通信が可能で、上記各実施形態と同様の効果を得ることができる。また、車掌は、列車の運行が終了したときなどに、携帯端末301で全車両の計数手段の計数結果を取得して単位時間毎の各車両の人数をデータ集計手段1201で算出し、時刻情報を運行計画表1202の駅の停車予定時刻と照合することで、駅間毎の車両別の人数も算出することができる。
さらに、図11に示す携帯端末1101の計時手段1106に前記運行計画表1202を連動させ、かかる携帯端末で計数手段101の計数結果を受信して特定領域の人数を算出するようにすれば、列車の運行中でも駅間の車両別人数を把握することが可能で、車掌は乗客に対して車両毎の混雑状況を知らせるサービスも可能となる。
また、計時手段405を、運行計画表1202に加えて、列車ドアの開閉記録と連動させると、列車が必ずしも計画時刻どおりに運行していなくても、前記開閉記録から、車両毎の人数を駅間で把握することができる。例えば、2回目ドア閉鎖時刻と3回目ドア開錠時刻の間の人数記録は、2番目停車駅と3番目停車駅間を走行中の列車の、車両毎の人数とみなせる。
また、列車にGPSとデジタル地図が設置してあると、時刻毎の列車の位置と前記計数手段101の人数データを照合することで、駅間毎の車両別人数分布を算出することができる。
次に、本発明の人数計測システムの第四実施形態について説明する。図15は、本発明の第四実施形態の人数計測システムの一部を示す図である。
本例の人数計測システムは、上記第三実施形態と同様、本発明を列車1210に適用したものであり、各車両1211における特定領域(デッキや客室等)の人数を計測するものである。この列車1210は、請求の範囲に言う移動物体を構成している。そして、本例の人数計測システムは、図12に示された計数手段101と同一構成の計数手段と、データ集計手段1201と同一構成のデータ集計手段とを備えている。また、このデータ集計手段には、図13に示す配置図と同様の配置図を保持し、図14に示す表による演算手法と同様の演算手法で特定領域の人数が算出されるようになっている。
本例の人数計測システムでは、列車1210にアンテナ群1501が設けられており、このアンテナ群1501は前記計数手段の通信手段の通信内容(前記計数手段のデータ保持手段に保持されている保持データ)を送信するようになっている。列車が通過する地点である線路脇には、データ受信手段1502が設置されており、列車1210が通過する際に、前記計数手段はこのデータ受信手段1502に対して、前記アンテナ群1501を介して至近距離で前記保持データを送信し、データ受信手段1502ではこの保持データを受信する。そして、データ受信手段1502で受信されたデータは、無線または有線で前記データ集計手段に送信されて特定領域の人数が算出される。このとき、前記保持データの計時時刻を、前記データ集計手段の計時時刻に補正してもよい。
本例の人数計測システムでは、前記計数手段への人数計数の方向の設定等は、適宜携帯端末等によって行うことができる。
このような本例の計測システムによれば、携帯端末を持つ人物が、計数手段の保持データを収集して歩かなくても、列車1210の通過によってこれを収集することができ、前記計数手段とデータ受信手段1502間のケーブルの敷設も不要である。また、列車1210内においては、前記計数手段に保持されている保持データは、線路脇に設置されたデータ受信手段1502に送信されるので、客室内の乗客に悪影響を及ぼすことはない。
本発明に係る人数計測システムの第一実施形態を示す図。 図1に示す人数計測システムの計数手段による通行人数の計数例を説明するための図。 図1に示す人数計測システムの携帯端末の構成を示す図。 図1に示す人数計測システムのデータ集計手段の構成を示す図。 本発明の第一実施形態の人数計測システムにおける計数手段配置図保持手段が保持する配置図を示す図。 図5に示す配置図の例に対応した各特定領域の人数を算出するための演算方法をまとめた表を示す図。 図1に示す計数手段の制御手段の動作を説明する処理フローを示す図。 図1に示す計数手段のデータ保持手段の動作を説明する処理フローを示す図。 図1に示す携帯端末の制御手段の動作を説明する処理フローを示す図。 図1に示すデータ集計手段の制御手段の動作を説明する処理フローを示す図。 本発明の第二実施形態の人数計測システムにおける携帯端末の構成を示す図。 本発明の第三実施形態の人数計測システムを示す図。 図12に示す人数計測システムの計数手段配置図保持手段が保持する配置図を示す図。 図13に示す配置図の例に対応した各特定領域の人数を算出するための演算方法をまとめた表を示す図。 本発明の第四実施形態の人数計測システムの一部を示す図。
符号の説明
101 計数手段
102 制御手段
103 テレビカメラ
104 演算手段
105 通信手段
106 データ保持手段
107 計時手段
108 データバス
200 通行人数
301 携帯端末
302 マンマシンインタフェース
303 制御手段
304 指令送信手段
305 表示手段
306 計時手段
307 データ受信手段
308 データ保持手段
309 データ伝送手段
401 データ集計手段
402 マンマシンインタフェース
403 制御手段
404 出力手段
405 計時手段
406 データ受信手段
407 計数手段配置図保持手段
408 データ作成保持手段
409 表示手段
410 データバス
501〜504 計数手段の設置箇所
1101 携帯端末
1102 マンマシンインタフェース
1103 制御手段
1104 指令送信手段
1105 表示手段
1106 計時手段
1107 出力手段
1108 データ受信手段
1109 計数手段配置図保持手段
1110 データ作成保持手段
1111 データバス
1201 データ集計手段
1202 運行計画表
1210 列車
1211 車両
1212,1213 計数手段の設置個所
1501 アンテナ群
1502 データ受信手段

Claims (9)

  1. 計数地点に設置され該計数地点における通行方向毎の通行人数を計数する計数手段と、
    該計数手段が計数した通行方向毎の通行人数に関する人数データを受信してこれを保持する携帯端末と、
    該携帯端末から前記人数データを受信し、該人数データから所定の演算手法を用いて特定領域の人数を算出する算出手段と、
    を備えた
    ことを特徴とする人数計測システム。
  2. 前記計数手段は、前記人数データを該計数手段の計時時刻とともに保持し、前記携帯端末は、前記人数データを前記計時時刻とともに受信し、該計時時刻を該携帯端末の時刻に補正して補正済計時時刻として前記人数データとともに保持し、前記算出手段は、前記人数データを前記補正済計時時刻とともに受信し、該補正済計時時刻をさらに算出手段の時刻に補正することを特徴とする請求項1に記載の人数システム。
  3. 計数地点に設置され該計数地点における通行方向毎の通行人数を計数する計数手段と、
    該計数手段が計数した通行方向毎の通行人数に関する人数データを受信してこれを保持する携帯端末と、を備え、
    該携帯端末は、前記人数データから所定の演算手法を用いて特定領域の人数を算出する算出手段を有する
    ことを特徴とする人数計測システム。
  4. 前記計数手段は、前記人数データを該計数手段の計時時刻とともに保持し、前記携帯端末は、前記人数データを前記計時時刻とともに受信し、該計時時刻を該携帯端末の時刻に補正する
    ことを特徴とする請求項3に記載の人数計測システム。
  5. 前記携帯端末は、複数設置された前記計数手段からの人数データを各計数手段が有する識別符号とともに受信し、受信した前記人数データを、前記識別符号に応じて前記各計数手段毎に記録領域を分けて各計数手段毎に保持することを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の人数計測システム。
  6. 移動体内の計数地点に設置され該計数地点における通行方向毎の通行人数を計数する計数手段と、
    前記移動物体の通過地点に設けられ、前記計数手段が計数した通行方向毎の通行人数に関する人数データを前記移動体の通過時に無線で受信するデータ受信手段と、
    該データ受信手段からの前記人数データから所定の演算手法を用いて前記移動体内の特定領域の人数を算出する算出手段と、
    を備えた
    ことを特徴とする人数計測システム。
  7. 前記計数手段は、前記人数データを該計数手段の計時時刻とともに保持し、前記算出手段は、前記人数データを前記計時時刻とともに受信し、該計時時刻を該算出手段の時刻に補正することを特徴とする請求項6に記載の人数計測システム。
  8. 前記算出手段は、複数設置された前記計数手段からの人数データを各計数手段が有する識別符号とともに受信し、受信した前記人数データを、前記識別符号に応じて前記各計数手段毎に記録領域を分けて各計数手段毎に保持することを特徴とする請求項1,2,6または7に記載の人数計測システム。
  9. 前記算出手段は、単数または複数の前記特定領域の地図における前記計数手段の配置を示した配置図を有し、該配置図に基づき一の特定領域の人数を算出するための前記演算手法が確定されることを特徴とする請求項1,2,3,4,5,6,7または8に記載の人数計測システム。
JP2004216341A 2004-07-23 2004-07-23 人数計測システム Expired - Fee Related JP4832734B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004216341A JP4832734B2 (ja) 2004-07-23 2004-07-23 人数計測システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004216341A JP4832734B2 (ja) 2004-07-23 2004-07-23 人数計測システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006039771A true JP2006039771A (ja) 2006-02-09
JP4832734B2 JP4832734B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=35904734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004216341A Expired - Fee Related JP4832734B2 (ja) 2004-07-23 2004-07-23 人数計測システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4832734B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7188760B1 (en) * 2005-01-07 2007-03-13 Preston Robert W Counting apparatus
WO2022107497A1 (ja) * 2020-11-19 2022-05-27 株式会社Nttドコモ 人口推定装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04199487A (ja) * 1990-11-29 1992-07-20 Tele Cosmo:Kk 通行者計数装置および売上処理装置
JPH06187427A (ja) * 1992-12-19 1994-07-08 Daido Denki Kogyo Kk 客位置検出システム
JPH08230672A (ja) * 1995-02-28 1996-09-10 Toshiba Corp 旅客案内装置
JP2000030030A (ja) * 1998-07-15 2000-01-28 Giken Traffic Kk センサ、集計器及びデータ集計装置
JP2002139585A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Fujitsu Ltd 時計の補正方法及び装置
JP2002258942A (ja) * 2001-03-01 2002-09-13 Mitsubishi Electric Corp 監視データ収集記録装置
JP2003085563A (ja) * 2001-09-12 2003-03-20 Giken Torasutemu Kk 分離計数装置
JP2003132181A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Ozu:Kk 集計システム及び集計方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04199487A (ja) * 1990-11-29 1992-07-20 Tele Cosmo:Kk 通行者計数装置および売上処理装置
JPH06187427A (ja) * 1992-12-19 1994-07-08 Daido Denki Kogyo Kk 客位置検出システム
JPH08230672A (ja) * 1995-02-28 1996-09-10 Toshiba Corp 旅客案内装置
JP2000030030A (ja) * 1998-07-15 2000-01-28 Giken Traffic Kk センサ、集計器及びデータ集計装置
JP2002139585A (ja) * 2000-10-31 2002-05-17 Fujitsu Ltd 時計の補正方法及び装置
JP2002258942A (ja) * 2001-03-01 2002-09-13 Mitsubishi Electric Corp 監視データ収集記録装置
JP2003085563A (ja) * 2001-09-12 2003-03-20 Giken Torasutemu Kk 分離計数装置
JP2003132181A (ja) * 2001-10-24 2003-05-09 Ozu:Kk 集計システム及び集計方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7188760B1 (en) * 2005-01-07 2007-03-13 Preston Robert W Counting apparatus
WO2022107497A1 (ja) * 2020-11-19 2022-05-27 株式会社Nttドコモ 人口推定装置
JP7407306B2 (ja) 2020-11-19 2023-12-28 株式会社Nttドコモ 人口推定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4832734B2 (ja) 2011-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11836858B2 (en) Incident site investigation and management support system based on unmanned aerial vehicles
EP2397995B1 (en) Anti fare evasion system
EP3507763A1 (en) System, method and device for digitally assisted personal mobility management
JP4845580B2 (ja) 列車混雑度通知システム
JP6678529B2 (ja) エレベーターシステム及びかご呼び推定方法
JP6675860B2 (ja) データ処理方法およびデータ処理システム
KR101102408B1 (ko) 증강현실을 이용한 주차 안내 시스템 및 그를 이용한 주차 안내 방법
KR101952265B1 (ko) 장애인을 위한 대중교통 탑승 예약 방법 및 시스템
KR20180009551A (ko) 지능형 주차 관리 시스템
KR20100058123A (ko) 통학 버스 관리 시스템 및 방법
CN108352048A (zh) 用于提供旅行信息的方法和信息***
CN106530802A (zh) 停车引导***和停车引导方法
US10157509B2 (en) System for public transit incident rate analysis and display
JP2013210870A (ja) 動線情報計測システムおよび方法、並びに情報処理装置
JP4832734B2 (ja) 人数計測システム
JP6185336B2 (ja) 車線システム
JP2009107583A5 (ja)
KR102195802B1 (ko) IoT 기반의 실시간 통학차량 운행정보 및 어린이 안전정보 서비스 제공 시스템
JP5323366B2 (ja) 車内改札支援方法及び車内改札支援システム
TW202217736A (zh) 動態派車系統及方法
CN112066990A (zh) 基于bim的地铁公共区装修施工的人员疏导方法
CN111145580A (zh) 移动体、管理装置及***、控制方法、计算机可读介质
KR20170003200A (ko) 대중교통 수단의 탑승객 관리 시스템 및 방법
JP6195258B2 (ja) 施設利用管理システム
JP4018445B2 (ja) 現場業務支援システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060602

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100329

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110329

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110627

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20110704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110920

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110921

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees