JP2006039598A - コンピュータシステムのデータ連携方法及びデータ連携装置 - Google Patents

コンピュータシステムのデータ連携方法及びデータ連携装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ネットワーク接続されたコンピュータ間のデータ共通化を円滑にかつ確実に図れるようにする。
【解決手段】クライアント1のデータベース11に保持されているデータから当該データベース11の無二の状態を示す値を導出するとともに、サーバ2のデータベース21に保持されているデータから当該データベース21の無二の状態を示す値を導出し、双方の無二の状態を示す値を随時比較して、異なる値であることを検知したときをクライアント1が有するデータベース11とサーバ2が有するデータベース21のデータ連携が必要な時期と認識して、クライアント1からサーバ2へデータ連携に必要なデータを送信する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、LAN(Local Area Network)あるいはインターネット等のネットワークを通じて接続されたコンピュータシステムにおいて、特定のコンピュータと該コンピュータと属性関係にある関連コンピュータとの間でデータの共通化を図るために利用されるデータ連携方法及びデータ連携装置に関する。
例えばクライアントコンピュータ(以下、クライアントと略称する)とサーバコンピュータ(以下、サーバと略称する)とをLANで接続してなるコンピュータシステムの中には、クライアントが有するデータベースに保持されている全てのデータをサーバもデータベース上で保持することでデータの共通化を図るようにしたシステムがある。この種のコンピュータシステムでは、データの共通化のために、特定コンピュータとして位置付けられるクライアントと、このクライアントと属性関係にある関連コンピュータとして位置付けられるサーバとの間でデータの連携が必要であった。
従来、この種のコンピュータシステムにおけるデータ連携の起動方法としては、ユーザが手動で行う方法の他、データ連携を開始する時刻を予め登録しておく方法やコンピュータ間の接続が確立したときに自動的に開始する方法等が知られていた。また、データベースの更新内容を更新履歴として保存し、更新履歴の件数が予め設定された閾値を超えるとデータ連携を開始する方法もあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−86800公報
しかし、これらの従来方法では、一方のコンピュータのデータベースが更新されても即座に他方のコンピュータとデータの共通化を図ることは困難であった。また、一方のコンピュータのデータベースから何らかの原因でデータが消去または変更されてしまった場合や、ネットワーク上の問題などによりデータ連携のためのコンピュータ間データ送信が完了しなかった場合に、データの共通化が図れなくなるという問題もあった。
本発明はこのような事情に基づいてなされたもので、その目的とするところは、ネットワーク接続されたコンピュータ間のデータ共通化を円滑にかつ確実に図ることができるコンピュータシステムのデータ連携方法及びデータ連携装置を提供しようとするものである。
コンピュータ間で共通化すべきデータを保持するデータ保持手段を有する第1のコンピュータと、この第1のコンピュータにて保持される共通化すべきデータを保持するためのデータ保持手段を有する第2のコンピュータとを、ネットワークで接続してなるコンピュータシステムの本発明に係るデータ連携方法は、第1のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから当該データ保持手段の無二の状態を示す値を導出するとともに、第2のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから当該データ保持手段の無二の状態を示す値を導出し、双方の無二の状態を示す値を随時比較して、異なる値であることを検知したときを第1のコンピュータが有するデータ保持手段と第2のコンピュータが有するデータ保持手段のデータ連携が必要な時期と認識して、第1のコンピュータから第2のコンピュータへデータ連携に必要なデータを送信する手順を有するものである。
また、本発明に係るデータ連携方法は、第1のコンピュータから第2のコンピュータへデータ連携に必要なデータを送信する毎に、第1のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから当該データ保持手段の無二の状態を示す値を導出するとともに、第2のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから当該データ保持手段の無二の状態を示す値を導出し、双方の無二の状態を示す値を比較して、一致するまでは第1のコンピュータから第2のコンピュータへデータ連携に必要なデータを送信し、一致するとデータの送信を終了する手順を含むものである。
また、本発明に係るデータ連携方法は、第1のコンピュータが有するデータ保持手段と第2のコンピュータが有するデータ保持手段のデータ連携が必要な時期と認識すると、双方のデータ保持手段に保持されているデータをそれぞれ一定数のレコード単位で分割してそのレコード単位のデータ毎に無二の状態を示す値を導出して比較し、双方の値が異なるレコード単位のデータをそれぞれさらに分割して前記無二の状態を示す値を導出し比較する処理をドリルダウン式に繰返すことにより、第1のコンピュータから第2のコンピュータへ送信されるデータ連携に必要なデータを確定する手順をさらに含むものである。
ここで、第1のコンピュータが有するデータ保持手段と第2のコンピュータが有するデータ保持手段のデータ連携を開始する前に、双方のコンピュータの性能に関する情報を基にデータ保持手段から一度に読出し可能なデータ件数を算出し、このデータ件数を最初の分割の際のレコード件数とする手順を含むと好都合である。
また、第1のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから導出した当該データ保持手段の無二の状態を示す値と第2のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから導出した当該データ保持手段の無二の状態を示す値とを比較した結果、一致することが検知されたことを示す情報、例えばその時点の時刻を保持するステップを含むことが望ましい。
また、本発明に係るデータ連携方法において、無二の状態を示す値としては、ハッシュ値を使用するとよい。
この場合において、2種類以上のハッシュ関数を用いてそれぞれ算出された双方のハッシュ値を比較、あるいは前記第1及び第2のコンピュータの各データ保持手段にそれぞれ保持されているデータの並び順を入替えて算出された双方のハッシュ値を比較することが望ましい。
また、同コンピュータシステムの本発明に係るデータ連携装置は、第1のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから当該データ保持手段の無二の状態を示す値を導出する第1の値導出手段と、第2のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから当該データ保持手段の無二の状態を示す値を導出する第2の値導出手段と、第1及び第2の各値導出手段によりそれぞれ導出された値を随時比較して一致するか否かを判定する値比較手段と、この値比較手段により双方の無二の状態を示す値が異なると判定されたことを条件に第1のコンピュータから第2のコンピュータへデータ連携に必要なデータを送信させる送信開始制御手段とを備えたものである。
また、本発明に係るデータ連携装置は、データ送信開始後、値比較手段により双方の無二の状態を示す値が一致すると判定されたことを条件にデータ送信を終了させる送信終了制御手段をさらに備えるとよい。
また、双方のデータ保持手段に保持されているデータをそれぞれ一定数のレコード単位で分割してそのレコード単位のデータ毎に無二の状態を示す値を導出して比較し、双方の値が異なるレコード単位のデータをそれぞれさらに分割して無二の状態を示す値を導出し比較する処理をドリルダウン式に繰返すことにより、第1のコンピュータから第2のコンピュータへ送信されるデータ連携に必要なデータを確定する送信データ確定手段をさらに備えるとより好都合である。
ここで、送信データ確定手段は、双方のコンピュータの性能に関する情報を基に前記データ保持手段から一度に読出し可能なデータ件数を算出し、このデータ件数を最初の分割の際のレコード件数とすることが望ましい。
また、値比較手段により双方の無二の状態を示す値が一致することが判定される毎に、一致した旨を示す情報、たとえばその時点の時刻を保持する共通化確認時刻保持手段を備えるとさらに好都合である。
また、本発明に係るデータ連携装置においても、無二の状態を示す値としては、ハッシュ値を使用するとよい。
この場合において、2種類以上のハッシュ関数を用いてそれぞれ算出された双方のハッシュ値を比較、あるいは前記第1及び第2のコンピュータの各データ保持手段にそれぞれ保持されているデータの並び順を入替えて算出された双方のハッシュ値を比較することが望ましい。
かかる手段を講じた本発明によれば、ネットワーク接続されたコンピュータ間のデータ共通化を円滑にかつ確実に図ることができるコンピュータシステムのデータ連携方法及びデータ連携装置を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良な形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、この実施の形態は、以下においてクライアントと略称されるクライアントコンピュータと、同じくサーバと略称されるサーバコンピュータとを、LANで接続してなるコンピュータシステムに本発明を適用した場合である。なお、コンピュータ間を接続するネットワークはLANに限定されるものではなく、インターネットやISDN(Integrated Services Digital Network)等であってもよい。また、説明の便宜上、クライアントを1台とするが、複数台のクライアントが接続されたコンピュータシステムにも本発明は同様に適用できるものである。
図1は本実施の形態におけるコンピュータシステムの概略構成図であり、第1のコンピュータであるクライアント1と、第2のコンピュータであるサーバ2とが、LAN3によって双方向通信自在に接続されている。
クライアント1は、サーバ2との間で共通化すべきデータを保持するデータ保持手段としてデータベース11を有している。また、CPU等を主体に構成されたクライアント制御部12、ROM領域及びRAM領域を有するメモリ部13、LAN3を通じてのデータ通信を司る通信インターフェイス部14、サーバ2とのデータ通信状態等を表示するための表示部15等を備えている。
サーバ2は、クライアント1のデータベース11にて保持される共通化すべきデータを保持するためのデータ保持手段としてデータベース21を有している。また、CPU等を主体にしたサーバ制御部22、ROM領域及びRAM領域を有するメモリ部23、LAN3に接続される通信インターフェイス部24等を備えている。
クライアント1とサーバ2の各データベース11,12は、例えばリレーショナルデータベースを用いている。因みに、コンピュータ間で共通すべきデータは、クライアント1のデータベース11にて保持される全てのデータであってもよいし、特定のフィールド単位のデータであってもよい。
かかる構成のコンピュータシステムにおいて、クライアント制御部12及びサーバ制御部22には、それぞれデータベース11,21にアクセスするための例えばJDBCドライバ等のデータベースドライバ31と、メモリ部13,23に対するデータの書込み及び読出しを管理するキャッシュマネージャ32と、本発明のデータ連携方法に関する機能をクライアント1及びサーバ2に実現させるためのデータ連携ツール33の各プログラムが常駐している。
そして、データ連携ツール33の起動により、クライアント制御部12は、図2の流れ図に示される手順の処理ルーチンを実行するものとなっている。
先ず、クライアント制御部12は、ステップS1として、自己のデータベース(対象データベース)11に保存されている共通化すべきデータ全体を、一定の規則であるハッシュ関数にしたがってハッシュ値Aに変換して、無二の状態を示す値(ハッシュ値)を導出する(第1の値導出手段)。そして、このハッシュ値Aをキャッシュマネージャ32に与えて、メモリ部13の所定RAM領域に上書き記憶させる。
次に、クライアント制御部12は、ステップS2としてサーバ2のデータベース21に保持されている共通化すべきデータから同一のハッシュ関数にしたがって無二の状態を示す値であるハッシュ値Bを導出することを、通信インターフェイス部14を介してLAN3経由でサーバ2のデータ連携ツール33に依頼する。
これにより、サーバ制御部22は、データ連携ツール33の作用により自己のデータベース(連携データベース)21に保存されている共通化すべきデータ全体を、同一のハッシュ関数にしたがって無二の状態を示す値であるハッシュ値Bに変換する(第2の値導出手段)。そして、このハッシュ値Bを通信インターフェイス部24を介してLAN3経由でクライアント1のデータ連携ツール33に戻す。
そこで、クライアント制御部12は、ステップS3としてサーバ2からハッシュ値Bを取得したことを検知すると、ステップS4として当該ハッシュ値Bとメモリ部13の所定RAM領域に記憶されたハッシュ値Aとを比較し、一致するか否かを判定する(値比較手段)。
ここで、双方のハッシュ値A,Bが一致する場合には、クライアント1とサーバ2との間でデータの共通化が図られていると認識できる。そこで以後、クライアント制御部12は、双方のハッシュ値A,Bが一致しなくなるまで、ステップS1〜S4の各処理を随時繰り返し実行する。
これに対し、双方のハッシュ値A,Bが一致しない場合には、クライアント1とサーバ2との間で共通化すべきデータが共通でなくなったと認識できる。そこでクライアント制御部12は、クライアント1とサーバ2との間でデータ連携が必要な時期と認識する。そして、ステップS5として表示部15にデータ共通化処理中である旨を表示させた後、ステップS6として後述する設定最適化処理を実行し、続いてステップS7として後述するデータ転送処理を実行する(送信開始制御手段)。
また、クライアント制御部12は、ステップS8〜S11として前記ステップS1〜S4と同一の処理を実行する。すなわちステップS8として、自己のデータベース11に保存されている共通化すべきデータ全体をハッシュ値Aに変換し、このハッシュ値Aをメモリ部13の所定RAM領域に上書き記憶させる。次いで、ステップS9としてサーバ2のデータベース21に保持されている共通化すべきデータから同一のハッシュ関数にしたがってハッシュ値Bを取得することをサーバ2のデータ連携ツール33に依頼する。そして、ステップS10としてサーバ2からハッシュ値Bを取得したことを検知すると、ステップS11として当該ハッシュ値Bとメモリ部13の所定RAM領域に記憶されたハッシュ値Aとを比較し、一致するか否かを判定する(値比較手段)。
ここで、双方のハッシュ値A,Bが一致していない場合には、再度、データ転送処理を実行する。こうして、双方のハッシュ値A,Bが一致するまでデータ転送処理を繰り返し実行し、一致したならば、クライアント1とサーバ2との間でデータの共通化が図られたので、クライアント制御部12は、ステップS12として表示部15のデータ共通化処理中表示を消去する(送信終了制御手段)。その後、ステップS1の処理に戻る。
図3は前記設定最適化処理の要部手順を示す流れ図である。すなわちクライアント制御部12は、前記ステップS6にて設定最適化処理を開始すると、先ず、ステップS21としてクライアント1に実装されているメモリ部13の空き容量P1を調査する。
次に、クライアント制御部12は、ステップS22としてデータベース11に保存されているデータの平均データ長Q1を調査する。例えば、データベース11に保存されているデータのなかから所定件数(例えば1000件程度)をサンプリングし、そのデータ長の平均値を求める。
次に、クライアント制御部12は、ステップS23として上記空き容量P1と平均データ長Q1とから、下記(1)式により、データベース11から一度に読み出すことができる最大データ件数C1を算出する。
C1=(P1÷Q1)×0.8 …(1)
すなわち、平均データ長Q1は実際の値と異なり長くなる可能性もあるため、係数0.8を乗算して、最大データ読出し件数C1を20%程度低く見積もる。
次に、クライアント制御部12は、ステップS24として関連コンピュータであるサーバ2に対して、データベース21から一度に読み出すことができる最大データ件数C2の算出を、通信インターフェイス部14を介してLAN3経由でサーバ2のデータ連携ツール33に依頼する。
これにより、サーバ制御部22は、データ連携ツール33の作用により、サーバ2に実装されているメモリ部23の空き容量P2とデータベース11に保存されているデータの平均データ長Q2とを調査し、下記(2)式により、データベース21から一度に読み出すことができる最大データ件数C2を算出する。
C2=(P2÷Q2)×0.8 …(2)
そして、この最大データ件数C2を、通信インターフェイス部24を介してLAN3経由でクライアント1のデータ連携ツール33に戻す。
そこで、クライアント制御部12は、ステップS25としてサーバ2から最大データ件数C2を取得したことを検知すると、ステップS26として双方の最大データ件数C1,C2を比較し、小さい方を、データベース11,21からの最初の分割の際のレコード件数、つまりは当初分割件数Cとして設定して、この設定最適化処理を終了する。
図4は前記データ転送処理の要部手順を示す流れ図である。すなわちクライアント制御部12は、上記設定最適化処理を終了すると、それに引き続いてデータ転送処理を開始する。先ず、ステップS31としてデータベース11に保存されているデータを、上記設定最適化処理で設定された当初分割件数Cで分割する。例えば、データベース11に保存されているデータの件数が十万件で、当初分割件数Cが一万件であれば、データベース11に保存されているデータを一万件単位のブロックで10ブロックに分割する。
次に、クライアント制御部12は、ステップS32として分割したブロック毎にそのブロック内のデータから前記と同様にしてハッシュ値A1,A2,…を導出する。また、ステップS33としてサーバ2のデータベース21に保持されている共通化すべきデータを分割件数Cで分割すること、及びその分割されたブロック毎にハッシュ値B1,B2…を導出することを、通信インターフェイス部14を介してLAN3経由でサーバ2のデータ連携ツール33に依頼する。
これにより、サーバ制御部22は、データ連携ツール33の作用により自己のデータベース21に保存されている共通化すべきデータ全体を分割件数Cで分割し、その分割したブロック毎にそのブロック内のデータからハッシュ値B1,B2,…を導出する。そして、これらのハッシュ値B1,B2を、通信インターフェイス部24を介してLAN3経由でクライアント1のデータ連携ツール33に戻す。
そこで、クライアント制御部12は、ステップS34としてサーバ2からハッシュ値B1,B2…を取得したことを検知すると、ステップS35としてそれぞれ対応するブロック毎にハッシュ値を比較し、双方のハッシュ値An,Bn(nはブロック番号)が一致しないブロックを抽出する。
次に、クライアント制御部12は、ステップS36としてハッシュ値が一致しないとして抽出したブロックのレコード件数Dを調査する。そして、ステップS37としてこのレコード件数Dが予め設定されたしきい値件数Eより少ないかどうかを判断する。ここで、レコード件数Dがしきい値件数E以上の場合には、クライアント制御部12は、ステップS38〜S44の処理を実行する。
ステップS38では、新たな分割件数C′を現在の分割件数Cの1/2に設定する。ステップS39では、ハッシュ値が一致しないとして抽出したブロックのデータを、この新たな分割件数C′で分割する。ステップS40では、分割したブロック毎にそのブロック内のデータからハッシュ値A1,A2を導出する。ステップS41では、データベース21の同一ブロックに保持されているデータを新たな分割件数C′で分割すること、及びその分割されたブロック毎にハッシュ値B1,B2を導出することを、通信インターフェイス部14を介してLAN3経由でサーバ2のデータ連携ツール33に依頼する。ステップS42ではサーバ2からハッシュ値B1,B2を取得するのを待機する。ステップS43ではそれぞれ対応するブロックのハッシュ値An,Bnを比較して、双方が一致しないブロックを抽出する。ステップS44では、ハッシュ値が一致しないとして抽出したブロックのレコード件数Dを調査する。そして、このレコード件数Dが依然としてしきい値件数E以上の場合には、ST38〜ST44の処理を繰返す。
すなわち、双方のデータベース11,21に保持されているデータをそれぞれ一定数のレコード単位で分割してそのレコード単位のデータ毎にハッシュ値を導出して比較し、双方のハッシュ値が異なるレコード単位のデータをそれぞれさらに分割してハッシュ値を導出し比較する処理をドリルダウン式に繰返す。
そして、抽出ブロックのレコード件数Dがしきい値件数E未満になったならば、クライアント制御部12は、ステップS45としてこの抽出ブロック(最終抽出ブロック)のレコード毎にそのレコードのデータからハッシュ値A1,A2,…を導出する。また、ステップS46としてサーバ2のデータベース21に保持されている最終抽出ブロックのレコード毎にハッシュ値B1,B2…を導出することを、通信インターフェイス部14を介してLAN3経由でサーバ2のデータ連携ツール33に依頼する。
これにより、サーバ制御部22は、データ連携ツール33の作用により自己のデータベース21に保存されている共通化すべきデータのうち最終抽出ブロック内の各データについて個々にハッシュ値B1,B2,…を導出する。そして、これらのハッシュ値B1,B2を、通信インターフェイス部24を介してLAN3経由でクライアント1のデータ連携ツール33に戻す。
そこで、クライアント制御部12は、ステップS47としてサーバ2からハッシュ値B1,B2…を取得したことを検知すると、ステップS48としてそれぞれ対応するレコード毎にハッシュ値を比較する。そして、双方のハッシュ値An,Bnが一致しないレコードを、クライアント1とサーバ2とのデータ連携に必要最小限な差分データとして抽出する(送信データ確定手段)。
しかる後、クライアント制御部12は、ステップS49としてこの差分データとして抽出したレコードを、通信インターフェイス部14を介してLAN3経由でサーバ2に送信する。そして、この差分データの更新をデータ連携ツール33に依頼したならば、このデータ転送処理を終了する。
これにより、サーバ制御部22は、データ連携ツール33の作用により、クライアント1から受信した差分データに基づいてデータベース21を更新する。因みに、この差分データの更新が正常に行われると、クライアント1のデータベース11に保存されている共通化すべき全データのハッシュ値と、サーバ2のデータベース21に保存された対応データのハッシュ値とが一致するので、クライアント制御部12は、前述したステップS12の処理に進むことになる。
ここで、上記しきい値件数Eについて説明する。本実施の形態では、クライアント1が有するデータベース11とサーバ2が有するデータベース21のデータ連携が必要な時期と認識すると、双方のデータベース11,21に保持されているデータをそれぞれ一定数のレコードからなるデータブロックに分割し、そのデータブロック毎にハッシュ値を導出して比較し、双方のハッシュ値が異なるデータブロックをそれぞれさらに分割してハッシュ値を導出し比較する処理をドリルダウン式に繰返す。この処理を最終段階,つまりデータブロックのレコード数が一つになるまで繰返すことにより、クライアント1とサーバ2とのデータ連携に必要最小限な差分データを得ることができる。しかし、分割して得た全てのデータブロックにおいてハッシュ値が異なる場合を想定すると、ハッシュ値の算出及び比較に要する処理負荷は、分割段階が2分割,4分割,16分割というように増加すれば増加するほど大きくなる傾向がある。
そこで本実施の形態では、データブロックのレコード件数が上記しきい値件数E未満になると、双方のデータブロックのレコード毎にハッシュ値を計算し比較して、異なるレコードをクライアント1とサーバ2のデータ連携に必要最小限な差分データを得るようにしている。
一般に、レコード毎にハッシュ値を計算し比較する処理に要する負荷は、レコード件数が多ければ多いほど高い。そこで、分割して得た全てのデータブロックのハッシュ値を算出し比較する処理に要する処理負荷(処理時間)と、そのデータブロック1つを構成するレコード毎にハッシュ値を算出し比較する処理に要する処理負荷(処理時間)とをそれぞれ求めて合計し、この処理負荷(処理時間)の合計が最も小さくなるデータブロックのレコード件数をしきい値件数Eと設定する。こうすることにより、最適なパフォーマンスを得ることができる。
このように本実施の形態においては、クライアント1とサーバ2とにそれぞれ実装されたデータ連携ツール33の作用により、クライアント1のデータベース11に保持されているデータから当該データベース11の無二の状態を示すハッシュ値Aを導出するとともに、サーバ2のデータベース21に保持されているデータから当該データベース21の無二の状態を示すハッシュ値Bを導出し、双方のハッシュ値A,Bを随時比較して、異なる値であることを検知したときをクライアント1が有するデータベース11とサーバ2が有するデータベース21のデータ連携が必要な時期と認識して、クライアント1からサーバ2へデータ連携に必要なデータを送信するようにしている。
したがって、双方のハッシュ値A,Bを比較する周期を数秒程度の短周期に設定することによって、クライアント1のデータベース11に更新があった場合に、即座にデータ連携に必要なデータ(差分データ)がサーバ2に転送されるので、短時間のうちにデータの共通化を図ることができる。また、サーバ2のデータベース21から何らかの理由でデータが消去または変更されてしまった場合でも、即座にクライアント1からサーバ2にデータ連携に必要なデータが送信されるので、やはり短時間のうちにデータの共通化を図ることができるようになる。しかも、データ連携に必要なデータとして送信されるデータは必要最小限な差分データのみであるので、トラフィック量を低減でき、通信負荷を軽減できる効果を奏する。
また、本実施の形態においては、クライアント1からサーバ2へデータ連携に必要なデータを送信する毎に、クライアント1のデータベース11に保持されているデータからハッシュ値を導出するとともに、サーバ2の更新後のデータベース21に保持されているデータからハッシュ値を導出し、双方のハッシュ値を比較して、一致するまではクライアント1からサーバ2へ差分データを送信し、一致するとデータの送信を終了するようにしている。したがって、クライアント1とサーバとの間のネットワーク上の問題等によりデータ連携のためのコンピュータ間データ送信がエラーとなった場合には、正常に完了するまで同一差分データの送信が繰返されるので、確実にデータの共通化を図ることができる。
このように、本実施の形態によれば、データ共通化のためのデータ連携の起動を、クライアント1の状態から判断する機能、サーバ2の状態から判断する機能及びデータ送信エラーから判断する機能の3つの機能を、1つのデータ連携ツール33によって実現可能となる。
また、本実施の形態においては、クライアント1が有するデータベース11とサーバ2が有するデータベース21のデータ連携が必要な時期と認識すると、双方のデータベース11,21に保持されているデータをそれぞれ一定数のレコード単位で分割してそのレコード単位のデータ毎にハッシュ値を導出して比較し、双方のハッシュ値が異なるレコード単位のデータをそれぞれさらに分割してハッシュ値を導出し比較する処理をドリルダウン式に繰返すことにより、クライアント1からサーバ2へ送信されるデータ連携に必要なデータ(差分データ)を確定するようにしている。
したがって、データベース11,21の更新履歴を検証せずともクライアント1からサーバ2へ送信が必要なデータを抽出することができるので、データベース11,21の更新履歴の検証作業を省略することができる。また、クライアント1とサーバ2とがそれぞれ有する更新時間のずれを意識することなく、サーバ2に対して送信が必要なデータをクライアント1のデータベース11から抽出できる。さらに、更新履歴を持たないデータベースを用いたコンピュータ間であっても、そのコンピュータ間のデータ連携に必要なデータを容易に抽出できる利点がある。また、更新履歴の検証作業がないことから、データ送信途中で問題が発生した場合でも問題発生の原因や発生地点まで作業を戻す必要がなく、従来システムのようなロールバック作業を行わずとも、もう一度データ連携が必要なデータの抽出作業を行うことによりいつでもサーバ2に対して送信が必要なデータを抽出できる利点もある。
さらに、本実施の形態においては、クライアント1が有するデータベース11とサーバが有するデータベース21のデータ連携が必要な時期と認識し、そのデータ連携に必要なデータを絞り込む際に、双方のコンピュータの性能に関する情報として実装メモリ13,23の空き容量とデータベース11,21に保存されているデータの平均データ長とから、データベース11,21から一度に読出し可能なデータ件数C1,C2を算出し、このデータ件数C1,C2を比較して値が小さい方を最初の分割の際のレコード件数としている。そして、この分割件数でデータベース11,21のデータを分割してそのブロックのデータ毎にハッシュ値を導出して比較し、双方のハッシュ値が異なるブロックのデータをそれぞれさらに分割してハッシュ値を導出し比較する処理をドリルダウン式に繰返すことで、データの絞込みを行っている。
通常、データベースと比較して実装メモリの空き容量が少ないことは容易に想定され、一度に大量のデータをデータベースから読み出すことができない可能性が高い。そこで、適当な件数毎に分割してデータベース11からデータを読み出し、そのデータをハッシュ値に変換する必要がある。本実施の形態では、上述したような分割件数算出手法を取り入れているので、機種変更やデータ量の変化に合わせた最適な環境の設定、つまりは分割件数の事前設定を必要とせずに効率のよいデータの絞込み処理が可能である。
それに加えて、本実施の形態においては、クライアント1とサーバ2の双方のデータベース11,21の状態を比較する際に、そのデータベース11,21の無二の状態を示す値、つまりハッシュ値を用いて行っている。したがって、データベース11,21に保存されている実際のデータを直接使うことはないので、データベース11,21内の情報が外部に漏れるおそれはなく、セキュリティの面でも安心である。
ところで、データベース11,21の運用上、データ連携に必要なデータの保存場所が「ある程度規則性を持って追記やアップデータが行われるために偏りがあるケース」と「ランダムに追加やアップデータが行われるために偏りが少ないケース」とが考えられる。前者の場合は、本実施の形態のドリルダウン式を実用することによって、十分なパフォーマンスを得ることができる。一方、後者の場合は、更新履歴の日付やID等の並び替えによってデータ連携に必要なデータを偏らせることができるキーを最初に特定しておき、このキーによるデータの並べ替え(ソート)を行った後にドリルダウンを実行することによって、パフォーマンスをより一層高められるようになる。
次に、本発明の第2の実施の形態について図5を用いて説明する。なお、この第2の実施の形態も、図1に示したコンピュータシステムに適用した場合であり、図5はクライアント制御部12がデータ連携ツール33の起動により実行する処理ルーチンを示す図であって、図2と共通の処理ステップについては同一符号を付してその説明を省略する。
図5に示すように、第2の実施の形態では、クライアント1のデータベース11に保持されているデータから導出された当該データベース11の無二の状態を示すハッシュ値Aと、サーバ2のデータベース21に保持されているデータから導出された当該データベース21の無二の状態を示すハッシュ値Bとを比較し(ステップS4,S11)、一致することを検知した場合に、クライアント制御部12が、ステップS13及びステップS14の処理を追加実行する。
すなわちステップS13では、クライアント1が内蔵するシステム時計(不図示)によって計時されている現在の日付及び時刻のデータをデータ共通化確認時間として取得する。そして、このデータ共通化確認時間をメモリ部13の所定RAM領域に上書き記憶させる。
ステップS14では、双方の共通化すべきデータが共通であることを示す共通化確認ログと上記データ共通化確認時間の書込みを指令することを、通信インターフェイス部14を介してLAN3経由でサーバ2のデータ連携ツール33に依頼する。これにより、サーバ制御部22は、データ連携ツール33の作用により共通化確認ログとデータ共通化確認時間をメモリ部23の所定RAM領域に上書き記憶させる(共通化確認情報保持手段)。
このように第2の実施の形態によれば、上記ステップS13,S14の各処理を追加することによって、クライアント1とサーバ2の双方の共通化すべきデータが共通であることを確認した最新の時間が常に記憶保持されるので、この確認時間の時点においてクライアント1とサーバ2の双方の共通化すべきデータが共通であることを証明できる。前述したように、双方のハッシュ値A,Bを比較する周期は数秒程度の短周期に設定されるので、上記確認時間から常にクライアント1とサーバ2の双方の共通化すべきデータが共通であることを証明できるようになる。
なお、この発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば、前記実施の形態では、コンピュータ間で共通化すべきデータを保持するデータ保持手段を有する第1のコンピュータをクライアントとし、この第1のコンピュータにて保持される前記共通化すべきデータを保持するためのデータ保持手段を有する第2のコンピュータをサーバとしたが、サーバ2側のデータ連携ツール33が主体として起動することにより、サーバ2が第1のコンピュータとして機能し、クライアント1が第2のコンピュータとして機能して、コンピュータ間のデータ共通化を図るようにしてもよい。また、サーバとクライアントの関連があるコンピュータシステムに限定されるものではなく、第2のコンピュータを第1のコンピュータのバックアップ機としてネットワーク接続してなるコンピュータシステムにも本発明のデータ連携技術を適用できるものである。
また、前記実施の形態では、コンピュータ間で共通化すべきデータを保持するデータ保持手段としてのデータベースを1個として説明したが、データ保持手段が複数のデータベースあるいはデータファイルに跨っていてもよい。
また、前記実施の形態では、クライアント1が有するデータベース11とサーバ2が有するデータベース21のデータ連携が必要な時期と認識した際に、双方のコンピュータ(クライアント1とサーバ2)の性能に関する情報を基にデータベースから一度に読出し可能なデータ件数を算出し、このデータ件数を最初の分割の際のレコード件数Cとしたが、このレコード件数Cを算出するタイミングは上記に限定されるものではない。一般に、システムの起動後に環境が激変することは少ないので、システムの起動時にレコード件数Cを算出し設定してもよい。
また、前記実施の形態では、コンピュータの性能に関する情報として、実装メモリ13,23の空き容量とデータベース11,21に保存されているデータの平均データ長を例示したが、当該情報はこれに限定されるものではなく、例えばデータベース11,21に保存されているデータの件数やコンピュータ間を繋ぐネットワークの実効速度や、CPUの処理速度などを考慮してもよい。また。これ以外の情報を基にデータベース11,21から一度に読出し可能なデータ件数を算出してもよい。
また、前記実施の形態では、クライアント1の表示部15において、データ共通化処理中を表示するようにしたが、例えばネットワーク3を介して別途接続された監視用コンピュータの画面に、クライアント1とサーバ2とのデータ共通化の状況を常時表示させるようにしてもよい。
また、前記第2の実施の形態では、クライアント1とサーバ2の双方の共通化すべきデータが共通であることを確認した時点の日時を、一致することが検知されたことを示す情報として保持したが、日時以外の情報、例えばフラグを保持し、このフラグがセットされている場合には一致していると確認できるようにしてもよい。また、情報を保持する記憶部はRAM13,23に限定されるものではなく、例えばハードディスク11,21上で記憶保持することも可能である。
また、前記実施の形態では、1種類のハッシュ関数を用いてデータベース11,21に保存されている共通化すべきデータ全体のハッシュ値A,Bを算出し比較して、一致する場合にはデータ連携の必要な時期でないと判断したが、異なる2種類以上のハッシュ関数を用いてデータベース11に保存されている共通化すべきデータ全体のハッシュ値A1,A2,…を算出するとともに同一種類のハッシュ関数を用いてデータベース21に保存されている共通化すべきデータ全体のハッシュ値B1,B2,…を算出し、同一種類のハッシュ関数で算出されたハッシュ値A1:B2,A2:B2,…をそれぞれ比較して、いずれか1つでも一致しない場合にはデータ連携の必要な時期であると判断してもよい。あるいは、データベース11,21に保存されている共通化すべきデータを、例えば先頭のレコードと2番目のレコードとを入替えたり先頭のレコードを最後尾のレコードの後に付ける等、並び順を入替え、その都度ハッシュ値A,Bを算出し比較して、いずれか1つでも一致しない場合にはデータ連携の必要な時期であると判断してもよい。このように複数種のハッシュ値を比較することによってデータ共通化判定の精度を高めることができ、より一層の信頼性向上を図ることができるようになる。
また、前記実施の形態では、データベース11,21の種類をリレーショナルデータベースとしたが、データベース11,21のデータ内容からハッシュ値を算出しているので、他の種類のデータベースを用いたシステムや異なる種類のデータベースを用いたシステムに本発明を適用できるのは言うまでもないことである。
さらに、前記実施の形態ではデータベースに保存されているデータの無二の状態を示す値としてハッシュ値を例示したが、ハッシュ値以外の値でも無二の状態を示すことができる値であれば本発明に適用することができる。
この他、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を組合わせてもよい。
本発明の一実施の形態であるコンピュータシステムの概略構成図。 同実施の形態においてクライアント制御部がデータ連携ツールの起動により実行する処理ルーチンの要部を示す流れ図。 図2における設定最適化処理の内容を具体的に示す流れ図。 図2におけるデータ転送処理の内容を具体的に示す流れ図。 本発明の第2の実施の形態においてクライアント制御部がデータ連携ツールの起動により実行する処理ルーチンの要部を示す流れ図。
符号の説明
1…クライアント、2…サーバ、11,21…データベース、12…クライアント制御部、13,23…メモリ部、14,24…通信インターフェイス部、15…表示部、31…データベースドライバ、32…キャッシュマネージャ、33…データ連携ツール。

Claims (14)

  1. コンピュータ間で共通化すべきデータを保持するデータ保持手段を有する第1のコンピュータと、この第1のコンピュータにて保持される前記共通化すべきデータを保持するためのデータ保持手段を有する第2のコンピュータとをネットワークで接続してなるコンピュータシステムのデータ連携方法であって、
    前記第1のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから当該データ保持手段の無二の状態を示す値を導出するとともに、前記第2のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから当該データ保持手段の無二の状態を示す値を導出し、双方の無二の状態を示す値を随時比較して、異なる値であることを検知したときを前記第1のコンピュータが有するデータ保持手段と前記第2のコンピュータが有するデータ保持手段のデータ連携が必要な時期と認識して、前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへデータ連携に必要なデータを送信することを特徴とするコンピュータシステムのデータ連携方法。
  2. 前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへデータ連携に必要なデータを送信する毎に、前記第1のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから当該データ保持手段の無二の状態を示す値を導出するとともに、前記第2のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから当該データ保持手段の無二の状態を示す値を導出し、双方の無二の状態を示す値を比較して、一致するまでは前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへデータ連携に必要なデータを送信し、一致するとデータの送信を終了することを特徴とする請求項1に記載のコンピュータシステムのデータ連携方法。
  3. 前記第1のコンピュータが有するデータ保持手段と前記第2のコンピュータが有するデータ保持手段のデータ連携が必要な時期と認識すると、双方のデータ保持手段に保持されているデータをそれぞれ一定数のレコード単位で分割してそのレコード単位のデータ毎に前記無二の状態を示す値を導出して比較し、双方の値が異なるレコード単位のデータをそれぞれさらに分割して前記無二の状態を示す値を導出し比較する処理をドリルダウン式に繰返すことにより、前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへ送信されるデータ連携に必要なデータを確定することを特徴とする請求項1または2に記載のコンピュータシステムのデータ連携方法。
  4. 前記第1のコンピュータが有するデータ保持手段と前記第2のコンピュータが有するデータ保持手段のデータ連携を開始する前に、双方のコンピュータの性能に関する情報を基に前記データ保持手段から一度に読出し可能なデータ件数を算出し、このデータ件数を最初の分割の際のレコード件数とすることを特徴とする請求項3に記載のコンピュータシステムのデータ連携方法。
  5. 前記第1のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから導出した当該データ保持手段の無二の状態を示す値と前記第2のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから導出した当該データ保持手段の無二の状態を示す値とを比較した結果、一致することが検知されたことを示す情報を保持するステップを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のコンピュータシステムのデータ連携方法。
  6. 前記無二の状態を示す値は、ハッシュ値であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のコンピュータシステムのデータ連携方法。
  7. 前記無二の状態を示す値はハッシュ値であり、2種類以上のハッシュ関数を用いてそれぞれ算出された双方のハッシュ値を比較、あるいは前記第1及び第2のコンピュータの各データ保持手段にそれぞれ保持されているデータの並び順を入替えて算出された双方のハッシュ値を比較することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のコンピュータシステムのデータ連携方法。
  8. コンピュータ間で共通化すべきデータを保持するデータ保持手段を有する第1のコンピュータと、この第1のコンピュータにて保持される前記共通化すべきデータを保持するためのデータ保持手段を有する第2のコンピュータとをネットワークで接続してなるコンピュータシステムのデータ連携装置において、
    前記第1のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから当該データ保持手段の無二の状態を示す値を導出する第1の値導出手段と、
    前記第2のコンピュータのデータ保持手段に保持されているデータから当該データ保持手段の無二の状態を示す値を導出する第2の値導出手段と、
    前記第1及び第2の各値導出手段によりそれぞれ導出された値を随時比較して一致するか否かを判定する値比較手段と、
    この値比較手段により双方の無二の状態を示す値が異なると判定されたことを条件に前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへデータ連携に必要なデータを送信させる送信開始制御手段と、
    を具備したことを特徴とするコンピュータシステムのデータ連携装置。
  9. 前記送信開始制御手段によるデータ送信開始後は、前記値比較手段により双方の無二の状態を示す値が一致すると判定されたことを条件にデータ送信を終了させる送信終了制御手段、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項8に記載のコンピュータシステムのデータ連携装置。
  10. 双方のデータ保持手段に保持されているデータをそれぞれ一定数のレコード単位で分割してそのレコード単位のデータ毎に前記無二の状態を示す値を導出して比較し、双方の値が異なるレコード単位のデータをそれぞれさらに分割して前記無二の状態を示す値を導出し比較する処理をドリルダウン式に繰返すことにより、前記第1のコンピュータから前記第2のコンピュータへ送信されるデータ連携に必要なデータを確定する送信データ確定手段、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項8または9のいずれか1項に記載のコンピュータシステムのデータ連携装置。
  11. 前記送信データ確定手段は、双方のコンピュータの性能に関する情報を基に前記データ保持手段から一度に読出し可能なデータ件数を算出し、このデータ件数を最初の分割の際のレコード件数とすることを特徴とする請求項10に記載のコンピュータシステムのデータ連携装置。
  12. 前記値比較手段により双方の無二の状態を示す値が一致することが判定される毎に、一致した旨を示す情報を保持する共通化確認情報保持手段、
    をさらに具備したことを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載のコンピュータシステムのデータ連携装置。
  13. 前記無二の状態を示す値は、ハッシュ値であることを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載のコンピュータシステムのデータ連携装置。
  14. 前記無二の状態を示す値はハッシュ値であり、2種類以上のハッシュ関数を用いてそれぞれ算出された双方のハッシュ値を比較、あるいは前記第1及び第2のコンピュータの各データ保持手段にそれぞれ保持されているデータの並び順を入替えて算出された双方のハッシュ値を比較することを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載のコンピュータシステムのデータ連携装置。
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