JP2006038974A - 医療用カセッテ - Google Patents

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智子 齋藤
Satoru Honda
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Abstract

【課題】 カセッテ外形寸法の設計自由度を増すとともに鉛を使用せずに構成可能な医療用カセッテを提供する。
【解決手段】 この医療用カセッテ1は、被写体を透過した画像を記録可能な記録媒体10を内包し、記録媒体に対し反被写体側にある少なくとも1つの部材12が鉛を除く比重4g/cm以上の重金属を1種以上含む複合材料で構成されている。
【選択図】 図3


Description

本発明は、被写体を透過した画像を記録可能な記録媒体を内包する医療用カセッテに関するものである。
医用の分野においては、X線や放射線の遮蔽のために従来から鉛箔(シート)が広く用いられている。この鉛という材料は、X線や放射線の遮蔽機能上からは好ましい材料であるが(下記特許文献1参照)、環境影響上は好ましい材料ではなく、一般部品・一般機器等では使用が厳しく制限されており、鉛を有する医療部品・医療機器等においても、「管理された廃棄」が要求されており、鉛代替材料の探索は、特に医療機器関係では急務である。
また、上記鉛シートは一般的に記録媒体の周辺の各部材に貼付けられて使用されている(例えば下記特許文献2参照)。図5に、医療用X線撮影のカセッテの従来例を示す。図5の従来の医療用X線撮影のカセッテは、X線が照射される側のフロント板101と、その反対側のバック板102と、外周側面のフレーム103とから構成され、カセッテ内にはX線画像を記録するシートフィルムや輝尽性蛍光体プレート等からなる記録媒体プレート100が収容されている。撮影時の後方散乱線の影響を除去するため、バック板102の内面に鉛シート104が配置されており、また、記録媒体プレート100と鉛シート104の表面との距離は均一になるように構成されている。
この鉛シート104は、例えば、カセッテのバック板102に両面テープ等で貼付けられているが、均一に貼付けられずに空気泡が部分的に発生すると、画像ヘ影響を与えるので、貼付け直しになる。このとき、一旦剥がした鉛シートは、もはや平面状態を維持していないので、再貼り付けには使用できず、新たな鉛シートを使用せねばならなかった。その結果、廃棄すべき鉛シートが生じてしまう。
また、両面テープ自体が所定の厚さを有しているので、カセッテ外形寸法を同一にするには、バック板又は記録媒体自体の厚さで吸収するしかなく、強度的な問題、例えば剛性不足に対する設計的な配慮が必要となっていた。
特開昭59−17198号公報 特開平07−20591号公報
本発明は、上述のような従来技術の問題に鑑み、カセッテ外形寸法の設計自由度を増すとともに鉛を使用せずに構成可能な医療用カセッテを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明による医療用カセッテは、被写体を透過した画像を記録可能な記録媒体を内包する医療用カセッテであって、前記医療用カセッテの前記記録媒体に対し反被写体側にある少なくとも1つの部材が鉛を除く比重4g/cm以上の重金属を1種以上含む複合材料で構成されていることを特徴とする。
この医療用カセッテによれば、医療用カセッテの記録媒体に対し反被写体側にある部材が鉛を除く比重4g/cm以上の重金属を1種以上含む複合材料から構成されるので、鉛シート及び鉛シートを貼付ける両面テープが必要ないので、カセッテ外形寸法の設計自由度を増すとともに鉛を使用せずに構成可能となる。また、鉛シートの貼付け自体も行う必要が無く、カセッテ組み立て作業工数も短縮化され、好ましい。なお、複合材料は、鉛を除く比重4g/cm以上の重金属を粉末状態で分散又は混練した材料であることが好ましい。
上記医療用カセッテにおいて前記被写体側に配置されるフロント部材と、前記フロント部材とともに前記記録媒体を内包する内部空間を形成するバック部材と、を備え、前記バック部材が前記複合材料により成形されていることが好ましい。
また、前記バック部材がその外周にフレーム部材を有し、前記フレーム部材が前記複合材料により前記バック部材と一体に成形されていることが好ましい。これにより、カセッテの内寸の設計自由度が増し、カセッテの組み立て作業工数も短縮され、好ましい。
また、前記記録媒体は、フィルムであってよいが、フラットパネルデテクタ(FPD)や輝尽性蛍光体であってもよい。
本発明の医療用カセッテによれば、カセッテ外形寸法の設計自由度を増すとともに鉛を使用せずに構成可能である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。最初に、鉛以外の重金属のX線遮蔽性及びその重金属を用いて医療用カセッテに適用して好ましい複合材料のX線遮蔽性について説明する。
図1は各種金属のX線透過率(管電圧100kVp)を厚さとの関係で示す図である。図2は本実施の形態によるタングステンを含む複合材料のX線透過率(管電圧90kVp)の厚さによる変化を示す図である。図2には比較のため鉛の場合も示している。
図1に示すように、タングステン(W)等の比重の高い金属であればX線遮蔽率(減衰率)は従来の鉛(Pb)よりも大きく、タングステンを含む複合材料にしても鉛よりも厚みを薄くもしくは同等にすることが可能である。また、銅(Cu)やモリブデン(Mo)など鉛よりも比重の低い金属の場合は、鉛よりも厚くなる。
図2に示す複合材料は、樹脂材料にタングステン粉末を分散し、全体の比重を例えば3.5としたものである。この複合材料はタングステンの厚さ0.1mm分の粉末を樹脂材料に分散したものであり、図2から鉛当量0.13mmを満足する複合材料の厚さは0.5mmである。このタングステン粉末を樹脂材料に分散した複合材料により、鉛を使用せず、かつ、鉛と同等のX線遮蔽・後方散乱防止機能を得ることができる。従って、かかる複合材料を用いてカセッテを構成することで、鉛を用いずに、鉛と同等のX線遮蔽・後方散乱防止効果を得ることができる。
次に、本実施の形態による医療用カセッテについて図面を参照して説明する。
図3は本実施の形態による医療用カセッテを概略的に示す側断面図である。
図3の医療用カセッテ1は、被写体側に位置し被写体を介してX線が照射される矩形平面状のフロント部材11と、フロント部材11と対向するように位置する矩形平面状のバック部材12aとカセッテ1の外周側面を形成するフレーム部材12bとを一体に構成した一体部材12と、を備える。フロント部材11と一体部材12とから形成される内部空間13内に、輝尽性蛍光体からなり被写体を透過したX線画像を記録する記録媒体プレート10が収容されている。一体部材12は、フレーム部材12bがバック部材12aに対し略直立した断面コ字状に構成されている。
一体部材12は、鉛を除く比重4g/cm以上の重金属を1種以上含む複合材料で構成されており、例えば、樹脂材料に比重19.3g/cmのタングステン粉末を分散し、全体の比重を例えば3.5とした複合材料で成形により製造することができる。かかる重金属を分散させた複合材料として、具体的には、ポリアミド樹脂にタングステン粉末を分散したカネボウ合繊(株)の高比重樹脂を利用できる。
図3の医療用カセッテ1によれば、バック部材12a及びフレーム部材12bを鉛を除く比重4g/cm以上の重金属を含む複合材料から構成することで、X線遮蔽特性をバック部材12a及びフレーム部材12b自体が有するので、従来のような鉛シート及び貼り付けのための両面テープが不要となる。従って、カセッテ1を薄く構成することが可能となり、鉛シート及び両面テープの厚さ分の設計自由度が増し、好ましい。また、従来の鉛シートの貼付け自体も行う必要が無く、カセッテの組み立て作業工数も短縮化され、好ましい。
また、カセッテを廃棄処分するときに、カセッテ1は鉛を使用してないので、特別な廃棄管理は不要となる。更に、バック部材12aとフレーム部材12bを一体部材12として一体成形することで、内寸の設計自由度が増し、カセッテの組み立て作業工数も短縮され、好ましい。
また、医療用カセッテがバック部材12aと記録媒体プレート10との間に緩衝部材や記録媒体プレート10の読み取り時に機能する部材を持つタイプの場合、緩衝部材や読み取り時の機能部材を鉛を除く比重4g/cm以上の重金属を含む複合材料から構成することができる。
次に、X線撮影用フィルムを収容した医療用カセッテについて図4を参照して説明する。図4はX線撮影用フィルムを収容した医療用カセッテを概略的に示す側断面図である。
図4の医療用カセッテ2は、被写体側に位置し被写体を介してX線が照射される矩形平面状のフロント部材21と、フロント部材21と対向するように位置する矩形平面状のバック部材22と、を備える。フロント部材21は回動部26を中心にバック部材22に対し相対的に回動可能に構成されている。
フロント部材21とバック部材22とから形成される内部空間内に、被写体を透過したX線画像を記録する矩形状のX線撮影用フィルム20が収容される。バック部材22とフレーム部材23とから構成される空間内にクッション材として弾性部材24が収容されており、この弾性部材24の上に増感スクリーン25が載置され、増感スクリーン25とフロント部材21との間にX線撮影用フィルム20が配置される。
弾性部材24は、発泡樹脂等の発泡材に鉛を除く比重4g/cm以上の重金属を1種以上含んで構成されており、例えば、タングステン粉末を発泡樹脂に混練させ発泡させることでつくることができる。
医療用カセッテ2を用いてX線撮影を行う前に、フロント部材21を回動部26を中心にして回動させて開放し、バック部材22側の弾性部材24の上に増感スクリーン25と未撮影のX線撮影用フィルム20をセットしてから、フロント部材21を回動させて内部を閉塞するが、このとき、弾性部材24がクッションの機能を果たし、増感スクリーン25とX線撮影用フィルム20が均一に密着できるようになっている。
図4の医療用カセッテ2によれば、増感スクリーン25とX線撮影用フィルム20とを均一に密着するための弾性部材24が鉛を除く比重4g/cm以上の重金属を含むことで、従来よりもX線遮蔽効果を得ることができ、このため、カセッテ2を従来よりも薄く構成できる。また、カセッテを廃棄処分するときに、カセッテ2は鉛を使用してないので、特別な廃棄管理は不要となる。
以上のように本発明を実施するための最良の形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で各種の変形が可能である。例えば、図3のカセッテ構造を用いて図3の記録媒体プレート10の代わりにフラットパネルデテクタ(FPD)を内部空間13内に収容するようにしてもよい。
また、図3の医療用カセッテ1では、バック部材12aとフレーム部材12bを一体に構成したが、別々の部材から構成してもよく、この場合、バック部材を鉛を除く比重4g/cm以上の重金属を含む複合材料から構成してよく、更に、フレーム部材を同様の複合材料から構成してもよい。
また、鉛を除く比重4g/cm以上の重金属として、タングステン以外に、例えば、モリブデンや銅を用いてもよい。
各種金属のX線透過率(管電圧100kVp)を厚さとの関係で示す図である。 本実施の形態におけるタングステンを含む複合材料のX線透過率(管電圧90kVp)の厚さによる変化を示す図である。 本実施の形態による医療用カセッテを概略的に示す側断面図である。 本実施の形態による別の医療用カセッテを概略的に示す側断面図である。 医療用X線撮影のカセッテの従来例を概略的に示す側断面図である。
符号の説明
1 医療用カセッテ
2 医療用カセッテ
10 記録媒体プレート(記録媒体)
11 フロント部材
12 一体部材
12a バック部材
12b フレーム部材
13 内部空間
19 比重
20 X線撮影用フィルム
21 フロント部材
22 バック部材
23 フレーム部材
24 弾性部材
25 増感スクリーン

Claims (5)

  1. 被写体を透過した画像を記録可能な記録媒体を内包する医療用カセッテであって、
    前記医療用カセッテの前記記録媒体に対し反被写体側にある少なくとも1つの部材が鉛を除く比重4g/cm以上の重金属を1種以上含む複合材料で構成されていることを特徴とする医療用カセッテ。
  2. 前記被写体側に配置されるフロント部材と、前記フロント部材とともに前記記録媒体を内包する内部空間を形成するバック部材と、を備え、
    前記バック部材が前記複合材料により成形されていることを特徴とする請求項1に記載の医療用カセッテ。
  3. 前記バック部材がその外周にフレーム部材を有し、前記フレーム部材が前記複合材料により前記バック部材と一体に成形されていることを特徴とする請求項2に記載の医療用カセッテ。
  4. 前記記録媒体がフラットパネルデテクタ(FPD)であることを特徴とする請求項1,2または3に記載の医療用カセッテ。
  5. 前記記録媒体が輝尽性蛍光体であることを特徴とする請求項1,2または3に記載の医療用カセッテ。

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