JP2006037931A - 内燃機関の吸気加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構造で効率良く吸気加熱を行える内燃機関の吸気加熱装置を提供する。
【解決手段】 内燃機関10へ吸気TAを供給する吸気マニホルド20に設けた熱交換用排気通路22と、前記内燃機関から流出する排気ガスEGを浄化する触媒8の下流側に接続された排気管9と、前記排気管の途中に設けた排気切替バルブ42と、前記排気切替バルブ又は前記触媒と前記排気切替バルブとの間の前記排気管から、前記熱交換用排気通路22を経て、前記排気切替バルブ42よりも下流の前記排気管9に接続した吸気加熱用配管40とを備えている内燃機関の吸気加熱装置1Aである。本吸気加熱装置1Aによると、排気切替バルブ42を切替えることにより熱を保持した排気ガスEGを吸気マニホルド20に設けた熱交換用排気通路22へ導入して効率の良い吸気加熱を行える。
【選択図】 図1

Description

本発明は内燃機関の吸気加熱装置に関する。より詳細には、内燃機関から流出する排気ガスが保有する熱を利用して吸気加熱を行う吸気加熱装置に関する。
ディーゼルエンジンなどの内燃機関を安定に駆動させるためには吸気を適度に暖めて供給することが重要である。その一方で内燃機関から流出する燃焼後の排気ガスは高温であり、多量の熱を保持している。そこで、排気ガス熱を利用して吸気加熱を行う技術が従来から多く提案されている。例えば特許文献1は、内燃機関の負荷状態により吸気加熱を変更する吸気加熱装置を開示している。この装置は、内燃機関からの排気ガスを流す排気路とバイパス路とを有している。排気路側に熱交換器を配置して排気ガスが保有する熱により吸気加熱を行う。そして、高負荷時等において吸気加熱を抑制したいときに排気ガスをバイパス路に迂回させるようにしている。また、この装置は排気ガス浄化用の触媒よりも下流に熱交換器を配設することにより触媒温度を維持するように構成されている。
実開平1−114962号公報
しかしながら、特許文献1の装置は熱交換器が内燃機関から離れて配置されているため、排気ガスとの熱交換で暖められた吸気ガスが内燃機関に入るまでの途中で冷却されてしまうので加熱効率が悪い。また、内燃機関の周部に熱交換器用のスペースを確保することが必要になるので省スペース化の要請に反することにもなる。
したがって、本発明の目的は、簡易な構造で効率良く吸気加熱を行える内燃機関の吸気加熱装置を提供することである。
上記目的は、内燃機関へ吸気を供給する吸気マニホルドに設けた熱交換用排気通路と、前記内燃機関から流出する排気ガスを浄化する触媒の下流側に接続された排気管と、前記排気管の途中に設けた排気切替バルブと、前記排気切替バルブ又は前記触媒と前記排気切替バルブとの間の前記排気管から、前記熱交換用排気通路を経て、前記排気切替バルブよりも下流の前記排気管に接続した吸気加熱用配管とを備えている内燃機関の吸気加熱装置によって達成できる。
本発明によると、排気切替バルブを切替えることにより熱を保持した排気ガスを吸気マニホルドに設けた熱交換用排気通路へ導入して効率の良い吸気加熱を行える。また、熱交換用排気通路を吸気マニホルドに設けるのでコンパクトな吸気加熱装置とすることができる。
また、前記排気切替バルブを制御する制御手段を更に備え、該制御手段は前記内燃機関の運転状態に応じて前記排気切替バルブの開度を調整できるように形成しておくことが好ましい。そして、前記制御手段は、スロットルバルブより下流の吸気温度及び前記触媒の出口温度に基づいて、前記排気切替バルブの開度を調整を行うことができる。また、前記制御手段は、前記内燃機関の冷却水温度に基づいて、前記排気切替バルブの開度を調整することができる。
また、前記吸気マニホルドへ供給する吸気流の向きと逆向きの排気流が生じるように前記吸気加熱用配管が設置されている構造を採用すると、より効率良く熱交換を行える吸気加熱装置となる。また、前記熱交換用排気通路は、前記吸気と混合しないように隔壁で分離されて前記吸気マニホルド内に形成することができる。
また、上記目的は、内燃機関へ吸気を供給する吸気マニホルドに設けた熱交換用排気通路と、前記内燃機関から流出する排気ガスを浄化する触媒の下流側に接続された排気管と、前記排気管の途中に設けた排気切替バルブと、前記排気切替バルブ又は前記触媒と前記排気切替バルブとの間の前記排気管から、前記熱交換用排気通路を経て、前記排気切替バルブよりも下流の前記排気管に接続した吸気加熱用配管と、スロットルバルブより上流側の吸気通路と前記熱交換用排気通路とを接続する掃気用通路と、前記掃気用通路を開閉する吸気導入バルブとを備えている内燃機関の吸気加熱装置によっても達成できる。
そして、前記吸気導入バルブを制御する制御手段を更に備え、該制御手段は前記内燃機関の燃料カット時に前記掃気用通路へ前記吸気を導入することが好ましい。また、前記制御手段は、アクセルが所定時間以上オフであるときに制御を実行することができる。前記制御手段は、前記熱交換用排気通路に滞留した排気ガスを押し出すことができる量で吸気供給を行うことが望ましい。
また、上記目的は、内燃機関へ吸気を供給する吸気マニホルドに設けた熱交換用排気通路と、前記内燃機関から流出する排気ガスを浄化する触媒の下流側に接続された排気管と、前記排気管の途中に設けた排気切替バルブと、前記排気切替バルブ又は前記触媒と前記排気切替バルブとの間の前記排気管から、前記熱交換用排気通路を経て、前記排気切替バルブよりも下流の前記排気管に接続した吸気加熱用配管とを有すると共に、排気ガス再循環装置を更に備え、該排ガス再循環装置が前記吸気加熱用配管の途中と、スロットルバルブより下流の吸気通路とを接続する排気ガス循環通路と、前記排気ガス循環通路と前記熱交換用排気通路との合流部に設けた排気ガス循環通路切替バルブとを備えた内燃機関の吸気加熱装置によっても達成できる。
そして、前記排気ガス循環通路切替バルブ及び前記排気切替バルブを制御する制御手段を更に備え、該制御手段は吸気加熱の必要がないときに前記排気ガスを前記吸気通路へ還流させることが好ましい。
本発明によれば、省スペースで効率の良い吸気加熱を行える内燃機関の吸気加熱装置を提供できる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係る内燃機関の吸気加熱装置を説明する。
図1は、内燃機関に適用した実施例1の吸気加熱装置1Aについて示した図である。図1を参照して内燃機関及び吸気加熱装置1Aの大略構成を説明する。図1では、内燃機関として4ストローク圧縮着火式のディーゼルエンジン10(以下、単にエンジン10と称す)を例示している。吸気マニホルド(インテークマニホルド)20で分岐された吸気TAは、吸気ポート12を介してエンジン10の各燃焼室11に供給されるようになっている。吸気マニホルド20は、吸気TAの流れる方向で見て上流側が吸気通路2に接続されている。吸気通路2に導入された吸気TAは、エアーフィルタ3、過給機4のコンプレッサ4a、インタークーラ5を介して吸気マニホルド20に供給されている。インタークーラ5より下流の吸気通路2内にはスロットルバルブ6が配置されている。
また、エンジン10の吸気マニホルド20と対向する側には燃焼後の排気ガスEGを集合する排気マニホルド(エキゾーストマニホルド)15が配置されている。この排気マニホルド15には排気ガスを機外に放出するための排気通路7が接続されている。排気通路7は過給機4のタービン4b側を介して、排気ガス浄化用の触媒8に接続されている。触媒8の下流側には浄化された排気ガスEGを排出するための排気管9が接続されている。また、上記排気マニホルド15には、排気ガスの一部を吸気側に還流して窒素酸化物(NOx)を低減する排気ガス再循環装置30(以下、単にEGR装置30という)の排気ガス循環通路31(以下、EGR通路31という)が接続されている。EGR通路31は、排気マニホルド15とスロットルバルブ6より下流の吸気通路2とを接続している。EGR通路31には、排気マニホルド15を出たEGRガス(排気ガス)を冷却するEGR用クーラ32及び吸気通路2へのEGRガスの還流量を調整するEGR用バルブ33が配置されている。上記EGR通路31、EGR用クーラ32及びEGR用バルブ33を含んでEGR装置30が形成されている。
以下、更に吸気加熱装置1Aに係る各部の構成をより詳細に説明する。吸気マニホルド20には、吸気TAをエンジン10の各ポート12に接続する吸気供給通路21と略平行に熱交換用排気通路22が形成されている。この熱交換用排気通路22は、隔壁23により吸気供給通路21と分離し、吸気マニホルド20内に形成されている。吸気マニホルド20は、例えばアルミ合金等の熱伝導性の金属材によって形成されている。よって、吸気マニホルド20は、吸気供給通路21に導入される吸気と熱交換用排気通路22側を通る排気ガスとが隔壁23によって分離され混合しない構造となる。その一方で、隔壁23は熱伝導性であるので吸気供給通路21側の吸気と熱交換用排気通路22側の排気ガスとの間でスムーズに熱交換を行える構造となっている。上記のように吸気加熱装置1Aの熱交換用排気通路22は、既存の吸気マニホルド20の形状を一部変更することで容易に形成できる。よって、従来のように熱交換器を別に配置する場合と比較して、部品点数を抑制できると共に省スペース化を図ることができる。また、吸気マニホルド20内で熱交換が行なわれ、加熱された吸気は直ぐに吸気ポート12に入るので熱を効率よく利用できる。吸気マニホルド20はエンジン10のシリンダヘッド内に形成する形態でもよいし、別体で形成してシリンダヘッドに固定するという形態でもよい。
吸気加熱装置1Aは、触媒8の下流に接続されている排気管(第1の排気経路)9から分岐し、迂回させた吸気加熱用配管(第2の排気経路)40を有している。この吸気加熱用配管40は、排気管9の途中から出て前記熱交換用排気通路22を経て分岐部分よりも下流の排気管9に再び接続されている。吸気加熱用配管40の分岐部分には排気切替バルブ42が設けられている。よって、この排気切替バルブ42を切替えることにより、触媒8を通過した排気ガスEGをそのまま排気管9へ向けて流出させることもできるし、吸気加熱用配管40へバイパスさせることもできる。排気ガスEGを吸気加熱用配管40側へバイパスさせたときには熱交換用排気通路22を通過する。このときに排気ガスが保持している熱を吸気マニホルド20の隔壁23を介して吸気供給通路21内の吸気TAに伝達できる。なお、図1では、吸気加熱用配管40側へバイパスされた排気ガスは符号SGで示している。
上記排気切替バルブ42はアクチュエータ43によって駆動され開度が調整される。なお、図1で示す例では排気管9の途中に排気切替バルブ42として3方弁を設け、この排気切替バルブ42に吸気加熱用配管40を接続した場合を例示している。しかし、このような構造に限らず排気切替バルブ42として2方弁を用いることもできる。2方弁を用いる場合には触媒8と排気切替バルブ42との間の排気管9から吸気加熱用配管40を分岐すればよい。
上記のように形成した吸気加熱装置1Aでは、吸気加熱を行うときに、触媒8を通過した排気ガスEGを吸気加熱用配管40を介して吸気マニホルド20の熱交換用排気通路22に導入する。このように吸気加熱装置1Aは触媒8を暖機した後の排気ガスを吸気加熱に利用するので、触媒活性と両立しながら吸気加熱による燃焼改善を行える。
そして、吸気加熱装置1Aでは、図1に示すように、吸気供給通路21内を右向きに流れる吸気TAに対して熱交換用排気通路22へ流す暖気用排気ガスSGの向きが逆向き(左向き)となるように吸気加熱用配管40が熱交換用排気通路22に接続されている。このように暖気用にバイパスさせた排気ガスSGを逆向きに流すと吸気TAとの熱交換をより効率よく行なえる。
吸気加熱装置1Aによる上記のような吸気加熱はエンジン10の状態に応じて行うことが好ましい。そこで、吸気加熱装置1Aは各種センサの出力信号を用いて、排気切替バルブ42の開度を調整する。つぎにこの点について説明する。
図1に示す吸気加熱装置1Aは、複数のセンサからの出力信号を参照して排気切替バルブ42の開度を調整して、吸気加熱用配管40側へ流す(バイパスさせる)排気ガスSGの量を制御する。本実施例の吸気加熱装置1Aでは、エンジン10のクランクシャフトの回転角を検出するクランク角センサ51、スロットルバルブ6の開度を検出するスロットル開度センサ52、アクセル57の開度を検出するアクセル開度センサ53、スロットルバルブ6より下流の吸気温度を検出する吸気温度センサ54、エンジン10の冷却水の水温を検出する水温センサ55及び触媒8を出た直後の排気ガス温度を検出する触媒温度センサ56が配置されている。制御手段となる後述の電子制御ユニット(以下、単にECUと称する)が、上記複数のセンサからの出力信号を確認して排気切替バルブ42の開度を調整する。
図2は、吸気加熱装置1Aが備えている排気切替バルブ42の制御系を示すブロック図である。吸気加熱装置1AのECU60はデジタルコンピュータからなり、双方向性バス62によって互いに接続されたCPU(マイクロプロセッサ)61、RAM(ランダムアクセスメモリ)63、ROM(リードオンリメモリ)64、入力インターフェース部65および出力インターフェース部66を含んでいる。前述したクランク角センサ51、スロットル開度センサ52、アクセル開度センサ53、吸気温度センサ54、水温センサ55及び触媒温度センサ56からの出力信号は入力インターフェース部65を介してCPU61に入力される。一方、出力インターフェース部66は排気切替バルブ42を駆動するアクチュエータ43に接続されており、CPU61によって排気切替バルブ42の開度が制御される。
CPU61は、所定の吸気加熱用のプログラム及びこのプログラム処理に用いるデータをROM64から読出して排気切替バルブ42の開度を調整する。図3は、CPU61が排気切替バルブ42の駆動制御を実行するときのルーチン例を示したフローチャートである。CPU61は、例えばイグニッションキーがオンされたときに本ルーチンを起動する。CPU61はクランク角センサ51から求めたエンジン回転数NE(rpm)、アクセル開度センサ53からアクセル開度Accp(%)、エンジン回転数NE(rpm)とアクセル開度Accp(%)から算出された燃料噴射量Qfin(mm/st)を読み込む。また、CPU61は水温センサ55からエンジン水温thw(℃)、吸気温度センサ54から吸気温度thia(℃)、触媒温度センサ56から触媒出口温度thcat(℃)を読み込んでエンジン10の状態を確認する(S101)。
次に、CPU61は触媒出口温度thcatが吸気温度thiaよりも高くなっており排気ガスEGにより吸気加熱を行える状況になっていることを確認して(S102)、熱交換用排気通路22側に排気ガスEGをバイパスさせるための準備状態に入る。そして、CPU61は以下のステップ103から107で示すように、上記センサ51〜56の出力信号からエンジン10の運転状態を確認して排気切替バルブ42の最適な開度値を決定して排気切替バルブ42を駆動する。なお、説明の便宜から全ての排気ガスEGが熱交換用排気通路22側へ流れる(バイパスされる)状態となっているとき、すなわち第2の排気経路へ全排気ガスを流すときの排気切替バルブ42の開度を100(%)として説明する。また、このときには第1の排気経路(本来の排気経路)へは排気ガスが流れないので全閉状態とも称する。すなわち、排気切替バルブ42の開度が100(%)のときに本来の排気経路が全閉状態となる。
CPU61は、エンジン回転数NE及び燃料噴射量Qfinからエンジン10の負荷状況に対応した排気切替バルブ42のベース開度exbase(%)を設定する(S103)。高速回転時及び高負荷時等においては、熱交換用排気通路22側に過剰な排気ガスを送り込むと吸気が過加熱の状態となり吸気充填効率の低下やスモーク発生の原因となる。スモーク発生を抑制するためにステップ103ではエンジン回転数NE及び燃料噴射量Qfinに基づいて、排気切替バルブ42のベース開度を設定している。CPU61は、図4に例示する排気切替バルブベース開度を定める2次元マップをROM64から読み出す。そして、エンジン回転数NE及び燃料噴射量Qfinから、対応する排気切替バルブ42のベース開度exbase(%)を読み込む。図4の排気切替バルブベース開度マップは、エンジン回転及び燃料噴射量が小さいときには開度を大きく、これとは逆にエンジン回転及び燃料噴射量が大きいときには開度を小さくするように設定されている。よって、吸気加熱装置1Aでは高速回転時及び高負荷時等での過剰な吸気加熱を抑制できる。
次のステップ104(S104)では、水温センサ55で検出しているエンジン水温thwに対応して排気切替バルブ42の開度を補正するための水温補正係数exthwを設定する。冷却水の水温はエンジン10の状態をよく反映する。冷却水の水温も確認することでより好ましい吸気加熱制御を行える。このステップ104を含むことで、低水温側では排気切替バルブ42の開度を大きくして積極的に吸気温度を上昇させ、これとは逆にエンジン水温が上昇した場合にはスモーク発生を防止するため排気切替バルブ42の開度を小さくするように制御内容が補正される。例えば、エンジン10の始動直後から高負荷状態に入ったときなどの様に、一般には吸気加熱が制限されてしまう運転条件でも本ステップ104を含むことで必要な暖気が行えるようになる。
CPU61は、図5に例示する排気切替バルブ水温補正係数マップをROM64から読み出して、エンジン水温thwに対応する補正係数exthwを読み込む。図5の補正係数マップは、エンジン水温thwが低いときには開度を大きくする方向へ補正し、逆にエンジン水温が高いときには開度を小さくする方向へ補正するように補正係数exthwが設定されている。
さらに、CPU61は次のステップ105(S105)でエンジン回転数NE及びエンジン水温thwから吸気上限温度α℃を設定する。吸気加熱装置1Aは、所定のエンジン水温毎に吸気温度の上限基準(クライテリア)を設定することでスモーク排出を抑制する。このように吸気加熱装置1Aは、吸気温度thiaが吸気上限温度α℃以下であることを条件に吸気加熱を行うという条件も付加することで、スモーク発生を確実に抑止しながら吸気加熱を行うように設計されている。CPU61は、図6に例示する吸気温度の上限を定めた2次元マップをROM64から読み出し、エンジン回転数NE及び水温thwに基づいて吸気上限温度α℃を読み込む。図6で示す吸気温度上限設定マップによって、所定のエンジン回転数及びエンジン温度に対応する具体的な吸気上限温度α℃が求められる。
よって、CPU61は吸気温度thiaが吸気上限温度α℃より低いことを確認してから(S106)、排気切替バルブ42を実際に開閉駆動する制御に入る。すなわち、前記ステップ103で得たベース開度exbase(%)と、ステップ104で得た水温補正係数exthwとの積から最終的なバルブ開度値exfinを演算し(S107)、アクチュエータ43を駆動して排気切替バルブ42を最適な開度に調整する(S108)。以上のルーチンをエンジン10が停止されるまで繰り返すように設定しておくことで(S109)、エンジン10の状態に応じた最適な吸気加熱を継続して行える。
以上説明した吸気加熱装置1Aでは、吸気マニホルド20に形成した熱交換用排気通路22が隔壁23を介して吸気供給通路21と直に接している。そのため排気ガスSGが保持する熱を吸気TA側に効率良く伝達できるので、短時間に吸気温を上昇させて燃焼改善を図ることができる。よって、吸気温度が低い場合に速やかに吸気を暖めることで冷間時の燃焼を安定化できる。また、吸気加熱装置1Aは触媒8を通過した後の排気ガスEGが吸気加熱に利用されるので触媒活性の維持と両立させることができる。
さらに、吸気加熱装置1AはCPU61によってエンジン10の状態に応じて排気切替バルブ42の開度を調整する。例えば、触媒8の活性温度が確保された運転条件やスモーク発生が懸念される運転条件等のように、吸気加熱を抑制する或いは停止するのが好ましい場合には、排気切替バルブ42の開度を絞り、或いは開度ゼロとする制御が実行される。このように吸気加熱装置1Aは、効率的な吸気加熱を行える構造を備えると共に、過不足の無い吸気加熱を行うように排気切替バルブ42を制御するので、HC排出の抑制及び燃費の改善と共にスモーク排出の抑制を図ることができる。
次に、図7に示した実施例2に係る吸気加熱装置1Bについて説明する。なお、実施例1の吸気加熱装置1Aと同一の部分については同じ符号を付すことで重複する説明を省略する。この吸気加熱装置1Bも、実施例1の吸気加熱装置1Aと同様に、吸気加熱のために吸気加熱用配管40及び熱交換用排気通路22を有している。ところで、吸気加熱のために吸気加熱用配管40側へ排気ガスEGが供給されていた後に、吸気加熱を必要とないエンジン運転状態となる場合がある。CPU61は過剰な吸気への加熱を防止するため、排気切替バルブ42の開度をゼロとする制御を実行する。しかし、排気切替バルブ42の切替により、排気ガスSGが吸気加熱用配管40や熱交換用排気通路22内に滞留する。熱交換用排気通路22内に滞留した排気ガスSGは、吸気加熱を必要としないときに不必要な熱を吸気側へ供給することになる。また、排気ガスSGが滞留することで断熱空間が形成されるので、吸気温度を低下させることが困難となる。そこで、吸気加熱を行う必要が無いときに排気ガスSGを熱交換用排気通路22内から掃気できる構造を追加したのが実施例2の吸気加熱装置1Bである。
図7を参照して実施例2に係る吸気加熱装置1Bについて説明する。ここでは、前述した吸気加熱装置1Aに付加された構成について説明する。吸気加熱装置1Bは、スロットルバルブ6よりも上流の吸気通路2と熱交換用排気通路22とを接続する掃気用通路70を備えている。そして、この掃気用通路70と熱交換用排気通路22との接続位置に、掃気用通路70を開閉する吸気導入バルブ75が設置されている。この吸気導入バルブ75はアクチュエータ76によって駆動され、掃気用通路70と熱交換用排気通路22とが連通した状態と掃気用通路70を閉じた状態とを形成する。なお、吸気導入バルブ75の設置位置は掃気用通路70と熱交換用排気通路22との接続位置が好ましいが、吸気通路2と掃気用通路70との接続位置や掃気用通路70内でもよい。
熱交換用排気通路22内に不必要な排気ガスSGが滞留したときに、吸気導入バルブ75を開として吸気TAを熱交換用排気通路22内に導入すると共に排気切替バルブ42を開とすることで滞留していた排気ガスSGを送り側の吸気加熱用配管40を逆流させて排気管9へ押し戻すようにして排出できる。
ところで、通常運転時において吸気を掃気用通路70に導入して滞留した排気ガスSGの掃気を行うと、過給圧が低下して排気エミッションのスモーク悪化を招くことが想定される。そこで、上記の掃気操作はエンジン10の燃焼に影響を与えない条件で実施することが好ましい。例えば、減速時などでアクセル57がオフとされた燃料カット時に掃気操作を行うことが好ましい。吸気加熱装置1Bでは、アクセル開度センサ53の出力からアクセル57の開度(踏み込み量)を確認する。なお、スロットルバルブ6はアクチュエータ79によって駆動される。
図8は、吸気加熱装置1Bの制御系を示したブロック図である。この図8でも実施例1の吸気加熱装置1Aと同一の部分には同じ符号を付している。吸気加熱装置1Bの出力インターフェース部66には排気切替バルブ42を駆動するアクチュエータ43、吸気導入バルブ75を駆動するアクチュエータ76及びスロットルバルブ6を駆動するアクチュエータ79が接続されている。CPU61はアクセル開度センサ53の出力信号に基づいて、排気切替バルブ42の開度、吸気導入バルブ75及びスロットルバルブ6の開閉制御を行う。
図9は、CPU61が排気ガスを掃気するときに実行するルーチン例を示したフローチャートである。CPU61は、例えば排気切替バルブ42が駆動されたときに本ルーチンを起動する。そして、排気切替バルブ42が駆動後に開度ゼロとなり(S201)、更に所定時間が経過したかを確認する(S202)。CPU61は、この2つのステップから吸気加熱を行った後に、吸気加熱が不要な状態に入ったと推定する。このステップ202の所定時間は滞留した排気ガスSGが保持している熱が吸気側に影響を及ぼさない時間の範囲で任意に定めればよい。
次にCPU61は、次のステップでアクセル開度センサ53の出力信号からアクセル57が所定時間以上閉じているか、否かを確認する(S203)。所定時間以上アクセルの踏み込みが無いときには燃料カット状態にあるとして掃気操作を実行する(S204)。このステップ204でCPU61は、スロットルバルブ6を強制的に閉じると共に、吸気導入バルブ75と排気切替バルブ42とを開くという制御を所定時間実行し、各バルブへの制御を解除して本ルーチンを終了する。ここでの所定時間は、熱交換用排気通路22内に滞留した排気ガスSGを押し出す量の吸気を供給できる程度の短時間でよい。吸気加熱装置1Bは、燃料カット時に限ることでエンジン10の燃料に悪影響を与えないときに掃気操作を行なう。なお、ここではアクセル開度を用いて燃料カット時を判断しているが、スロットル開度センサ52等他のセンサからの検出信号を使用して燃料カットを判断するようにしてもよい。
以上説明した実施例2の吸気加熱装置1Bは、熱交換用排気通路22内に滞留した排気ガスSGを掃気する構造を更に備えている。よって、吸気加熱装置1Bはエンジン10の状態に応じ吸気加熱の不必要時には、加熱を抑制できるより好ましい吸気加熱装置となる。また、吸気加熱装置1Bは燃料カット時に掃気操作を行うので過給圧低下による排気エミッションへの影響が少なく、また滞留した排気ガスを単時間に掃気することで吸気が不必要に加熱されることもない。さらに、減速時等の燃料カット時に掃気操作を行うようにすることで、触媒8を単に通過してしまう吸気の量を低減させて燃料カット時における触媒の温度低下を抑制することもできる。
次に、図10に示した実施例3に係る吸気加熱装置1Cについて説明する。実施例1の吸気加熱装置1Aと同一の部分については同じ符号を付している。この吸気加熱装置1Cも、実施例1、2の吸気加熱装置1A、1Bと同様に、吸気加熱のために吸気加熱用配管40及び熱交換用排気通路22を有している。ところで、実施例1及び実施例2の吸気加熱装置1A,1Bでは、EGRガスを再循環させるため排気マニホルド15とスロットルバルブ6より下流の吸気通路2とを接続するようにEGR通路31を設置する例を示している。このようにEGR通路31を設けてもエンジン10の燃焼温度を低下させてNOxの発生量を抑制できる。
しかし、排気マニホルド15から排出される排気ガスEGをEGRガスとして利用すると、排気ガスが多量の熱を保持しているのでEGR用クーラ32で十分に冷却することが必要である。また、EGR用クーラ32がEGRガスによって汚され、また詰まりを生じ易くなる。
また、触媒8より下流にある排気管9と過給機4のコンプレッサ4a上流の吸気通路2とを接続するようにEGR通路31を設置することも考えられる。しかし、このようにEGR通路31を設置すると、インタークーラ5や吸気通路2に滞留するEGRガスのボリュームが大きくなる。大量のEGRガスを還流している状態から急加速時にその要求トルクに応じて燃料噴射量を直ちに増加するとスモークが発生し易くなるため、燃料噴射量を増量できず加速応答性が劣ることになる。
そこで、実施例2で示した吸気加熱装置1Bを更に改善し、上記EGRガスの循環系についても改善したのが実施例3の吸気加熱装置1Cである。この吸気加熱装置1Cは吸気加熱が不要であるときに吸気加熱用配管40からEGRガス(排気ガス)をEGR通路へ還流するように形成している。特に触媒8を通過した排気ガスを吸気加熱用配管40からEGR通路を介してスロットルバルブ6より下流の吸気通路へ還流することで上記したEGRに関する不都合も解消できるように形成されている。
図10を参照して実施例3に係る吸気加熱装置1Cを説明する。吸気加熱装置1Cは、熱交換用排気通路22より上流にある吸気加熱用配管40の途中と、前記スロットルバルブ6よりも下流の吸気通路2とを接続するように新たにEGR通路35を設置している。そして、吸気加熱用配管40のEGR通路35を分岐した部分には、EGR通路35を開閉する排気ガス循環通路切替バルブ80(以下、EGR通路切替バルブ80と称す)が設置されている。このEGR通路切替バルブ80はアクチュエータ81によって駆動される。EGR通路切替バルブ80によって、吸気加熱用配管40へ導入されている排気ガスSGが、吸気マニホルド20の熱交換用排気通路22側又はEGR通路35側へ切替えて流される。
なお、EGR通路35へ排気ガスSGを流す場合には、EGR通路切替バルブ80を切替えると共に排気切替バルブ42を開くことになる。その際に、排気切替バルブ42の開度を絞ることで差圧を発生させて、排気ガスSGを吸気通路2側へスムーズに導入できる。
吸気加熱装置1Cでは、吸気加熱の必要がないエンジン運転状態のときにEGR通路切替バルブ80を切替えて、排気ガスをEGR通路35側へ流して還流させる。先に説明した実施例1、2で示すEGR通路31の場合と比較して、触媒8より下流の低温の排気ガスを用いるので大量のEGRガスを必要とする場合に有利であり、EGR用クーラ32への負荷を軽減できる。また、触媒8より下流側の排気管9とコンプレッサ4aより上流の吸気通路2とを接続するEGR通路を設置する場合と比較して、吸気加熱装置1CはEGRガスが滞留するボリュームが少ないので大量にEGRガスを供給している状態から急加速する際の加速応答性に優れる。また、吸気加熱装置1Cは触媒8を通過した後の排気ガスを用いるので、過給機4のコンプレッサ4a、インタークーラ5及びスロットルバルブ6を通過しないので汚れや詰まりについても改善される。
図11は、吸気加熱装置1Cの制御系を示したブロック図である。この吸気加熱装置1Cの出力インターフェース部66には、排気切替バルブ42を駆動するアクチュエータ43、吸気導入バルブ75を駆動するアクチュエータ76、スロットルバルブ6を駆動するアクチュエータ79に加えて更にEGR通路切替バルブ80を駆動するアクチュエータ81が接続されている。EGRガスの切替に関して、CPU61が排気切替バルブ42の開度制御及びEGR通路切替バルブ80の開閉制御を行う。
図12は、CPU61が吸気加熱用配管40に導入された排気ガスSGをEGRガスとして使用するときに実行するルーチン例を示したフローチャートである。CPU61は、例えばイグニッションキーがオンされたときに本ルーチンを起動する。CPU61は、吸気温度センサ54、水温センサ55及び触媒温度センサ56それぞれの出力信号から、エンジン水温thw(℃)、吸気温度thia(℃)及び触媒出口温度thcat(℃)を読み込で、エンジン10が吸気加熱を必要としない運転状態となっていることを確認する(S301)。
CPU61は吸気加熱の必要がないと判断すると、EGR通路切替バルブ80を開とすると共に(S302)、排気切替バルブ42の開度を絞って開く(S303)。このような操作により吸気加熱用配管40内の排気ガスSGがEGRガスとして利用される。以上のルーチンはエンジンが停止されるまで繰り返される(S304)。
以上説明した実施例3の吸気加熱装置1Cは、エンジン10が吸気加熱を必要としない運転状態にあるときに、吸気加熱用配管40の途中から排気ガスSGをEGR通路35側へ流して活用する。吸気加熱装置1Cは、吸気加熱用配管40内の排気ガスを加熱用及びEGR用として切替使用できるので、さらに効率のよい吸気加熱装置となる。なお、図10の吸気加熱装置1Cは、実施例2の吸気加熱装置1Bを更に多機能化した装置として例示したものである。図1に示す実施例1の吸気加熱装置1Aに本実施例3で説明したEGR通路35及びEGR通路切替バルブ80を配置してもよい。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
内燃機関に適用した実施例1の吸気加熱装置について示した図である。 実施例1の吸気加熱装置が備えているバルブ制御系を示すブロック図である。 CPUが排気切替バルブの駆動制御を実行するときのルーチン例を示したフローチャートである。 排気切替バルブベース開度を示したマップ例を示す図である。 排気切替バルブ水温補正係数を示したマップ例を示す図である。 吸気温度の上限設定を示したマップ例を示す図である。 実施例2の吸気加熱装置について示した図である。 実施例2の吸気加熱装置が備えているバルブ制御系を示すブロック図である。 CPUが排気ガスを掃気するときに実行するルーチンを示したフローチャートである。 実施例3の吸気加熱装置について示した図である。 実施例3の吸気加熱装置が備えているバルブ制御系を示すブロック図である。 CPUが吸気加熱用配管に導入された排気ガスをEGRガスとして使用するとき実行するルーチン例を示したフローチャートである。
符号の説明
1A、1B、1C 吸気加熱装置
2 吸気通路
6 スロットルバルブ
8 触媒
9 排気管
10 ディーゼルエンジン
15 排気マニホルド
20 吸気マニホルド
22 熱交換用排気通路
23 隔壁
30 EGR装置(排気ガス再循環装置)
31 EGR通路(排気ガス循環通路)
35 吸気加熱用配管から分岐したEGR通路
40 吸気加熱用配管
42 排気切替バルブ
54 吸気温度センサ
55 水温センサ
56 触媒温度センサ
60 ECU
61 CPU
70 掃気用通路
75 吸気導入バルブ
80 EGR通路切替バルブ
TA 吸気
EG 排気ガス
SG 吸気加熱用配管へ入った排気ガス

Claims (12)

  1. 内燃機関へ吸気を供給する吸気マニホルドに設けた熱交換用排気通路と、
    前記内燃機関から流出する排気ガスを浄化する触媒の下流側に接続された排気管と、
    前記排気管の途中に設けた排気切替バルブと、
    前記排気切替バルブ又は前記触媒と前記排気切替バルブとの間の前記排気管から、前記熱交換用排気通路を経て、前記排気切替バルブよりも下流の前記排気管に接続した吸気加熱用配管とを備えていることを特徴とする内燃機関の吸気加熱装置。
  2. 前記排気切替バルブを制御する制御手段を更に備え、該制御手段は前記内燃機関の運転状態に応じて前記排気切替バルブの開度を調整することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気加熱装置。
  3. 前記制御手段は、スロットルバルブより下流の吸気温度及び前記触媒の出口温度に基づいて、前記排気切替バルブの開度を調整することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の吸気加熱装置。
  4. 前記制御手段は、前記内燃機関の冷却水温度に基づいて、前記排気切替バルブの開度を調整することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の吸気加熱装置。
  5. 前記吸気マニホルドへ供給する吸気流の向きと逆向きの排気流が生じるように前記吸気加熱用配管が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気加熱装置。
  6. 前記熱交換用排気通路は、前記吸気と混合しないように隔壁で分離されて前記吸気マニホルド内に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の内燃機関の吸気加熱装置。
  7. 内燃機関へ吸気を供給する吸気マニホルドに設けた熱交換用排気通路と、
    前記内燃機関から流出する排気ガスを浄化する触媒の下流側に接続された排気管と、
    前記排気管の途中に設けた排気切替バルブと、
    前記排気切替バルブ又は前記触媒と前記排気切替バルブとの間の前記排気管から、前記熱交換用排気通路を経て、前記排気切替バルブよりも下流の前記排気管に接続した吸気加熱用配管と、
    スロットルバルブより上流側の吸気通路と前記熱交換用排気通路とを接続する掃気用通路と、
    前記掃気用通路を開閉する吸気導入バルブとを備えていることを特徴とする内燃機関の吸気加熱装置。
  8. 前記吸気導入バルブを制御する制御手段を更に備え、該制御手段は前記内燃機関の燃料カット時に前記掃気用通路へ前記吸気を導入することを特徴とする請求項7に記載の内燃機関の吸気加熱装置。
  9. 前記制御手段は、アクセルが所定時間以上オフであるときに制御を実行することを特徴とする請求項8に記載の内燃機関の吸気加熱装置。
  10. 前記制御手段は、前記熱交換用排気通路に滞留した排気ガスを押し出すだけの吸気が供給されるように前記吸気導入バルブを開閉することを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載の内燃機関の吸気加熱装置。
  11. 内燃機関へ吸気を供給する吸気マニホルドに設けた熱交換用排気通路と、
    前記内燃機関から流出する排気ガスを浄化する触媒の下流側に接続された排気管と、
    前記排気管の途中に設けた排気切替バルブと、
    前記排気切替バルブ又は前記触媒と前記排気切替バルブとの間の前記排気管から、前記熱交換用排気通路を経て、前記排気切替バルブよりも下流の前記排気管に接続した吸気加熱用配管とを有すると共に、
    排気ガス再循環装置を更に備え、該排ガス再循環装置が前記吸気加熱用配管の途中と、スロットルバルブより下流の吸気通路とを接続する排気ガス循環通路と、
    前記排気ガス循環通路と前記熱交換用排気通路との合流部に設けた排気ガス循環通路切替バルブとを備えたことを特徴とする内燃機関の吸気加熱装置。
  12. 前記排気ガス循環通路切替バルブ及び前記排気切替バルブを制御する制御手段を更に備え、該制御手段は吸気加熱の必要がないときに前記排気ガスを前記吸気通路へ還流させることを特徴とする請求項11に記載の内燃機関の吸気加熱装置。
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