JP2006036312A - 燃料タンク用キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、燃料タンク用キャップに関し、容器を横倒ししても燃料の漏れがないようにすることが課題である。
【解決手段】液体供給用の容器における開口部を閉蓋するためのキャップであって、該容器11の外部と内部とを連通させる空気孔の途中に弁機構部が設けられ、該弁機構部における弁4,5は、前記容器11が所定以上に傾斜されると、該弁の直下に配設された自由球体6によって閉蓋方向に押圧されて、前記空気孔の一部流路を塞ぐ燃料タンク用キャップ1としたものである。
【選択図】図1
【解決手段】液体供給用の容器における開口部を閉蓋するためのキャップであって、該容器11の外部と内部とを連通させる空気孔の途中に弁機構部が設けられ、該弁機構部における弁4,5は、前記容器11が所定以上に傾斜されると、該弁の直下に配設された自由球体6によって閉蓋方向に押圧されて、前記空気孔の一部流路を塞ぐ燃料タンク用キャップ1としたものである。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば、自動車用の各種オイルタンク、冷却液用タンク、洗浄液用タンク、その他の液体供給用タンクである容器の開口部に閉蓋されるキャップに関する。
従来、例えば、各種液体供給用の容器(タンク)におけるキャップには、当該密閉状態の容器内のオイル、ガソリン若しくは洗浄液等の燃料が、下部の供給口(吐出口)から消費されるに従って、その消費された体積分だけ外部から空気を容器内へ導入する必要があるので、空気導入孔が設けられている。例えば、キャップの側壁部に容器の外部と内部とを連通させる空気孔の一端開口部を設けたものが知られている(特許文献1参照)。
特開2002−68262号公報
しかし、従来の燃料タンク用キャップでは、雨等の水滴やゴミが空気導入孔から容器内に入り込むことが困難となって塵などによる詰まりを防止することは達成されたが、一方で、移動時やメンテナンス時において、取外した容器を横倒しすると空気孔を通して容器内の燃料が漏れてしまうという課題がある。本発明に係る燃料タンク用キャップは、このような課題を解消するために提案されたものである。
本発明に係る燃料タンク用キャップの上記課題を解決して目的を達成するための要旨は、液体供給用の容器における開口部を閉蓋するためのキャップであって、該容器の外部と内部とを連通させる空気孔の途中に弁機構部が設けられ、該弁機構部における弁は、前記容器が所定以上に傾斜されると、該弁の直下に配設された自由球体によって閉蓋方向に押圧されて、前記空気孔の一部流路を塞ぐことである。
また、前記弁機構部における自由球体は、底部が円錐状のカバーによって内包され支持されていることを含むものである。
本発明の燃料タンク用キャップによれば、容器を横倒しにしても、自由球体に押圧された弁が、キャップに形成されている空気孔の一部流路を塞ぐので、燃料の漏れがない。前記自由球体が、容器が横倒しになった際に前記弁を押圧する機構としては、この自由球体を内包して支持するカバーの底部が円錐状に形成されているからである。
即ち、自由球体が、円錐面に沿って重力により斜めに自由落下して且つ閉蓋方向に移動することで、この自由球体の一部に点接触する弁が、閉蓋方向に強制的に移動されることになるからである。
本発明に係る燃料タンク用キャップ1は、図1乃至図2に示すように、手回し用に凹凸が外周部に設けられている合成樹脂製のハンドル2と、該ハンダル2の内側に収納され容器11の口の蓋をするプレート3と、該プレート3の空気孔を塞ぐゴム製のバルブ4と、このバルブ4を先端部に保持してバルブ4の開閉作用を支持する合成樹脂製のガイド5と、該ガイド5の直下に配設される金属製の自由球体6と、該自由球体6を内包して支持する合成樹脂製のカバー7と、容器11の口の水密性を保つゴム製のパッキン8と、蓋9とから構成されている。
前記ハンドル2には、外部と連通させる空気孔2aが形成されている。前記プレート3の中央部には、筒部3aが形成され、その上部には天板が設けられ中心に空気孔3bが形成されている。この筒部3aに、前記バルブ4及びガイド5が弁機構として内包されている。図1において、前記バルブ4及びガイド5は、上下方向に移動自在にして内包されている。更に、プレート3の下面には、前記筒部3aより大きな直径で所用高さの円筒部3cが形成されている。
前記円筒部3cには、前記カバー7の上部が内側に差し込まれて嵌合し、係合片7aが前記円筒部3cに設けられた係合孔に係止して保持される。前記ガイド5のフランジ5aは、前記カバー7の内径よりも若干小さい寸法の外径になっている。
前記ガイド5の下部は、円弧状の一部球面体になっている。なお、この形状に限定することなく、平板体であってもよい。前記自由球体6は、前記カバー7に内包されて、図1に示す通常の鉛直状態で、バルブ4が空気孔3bを塞がない状態になるような直径である。また、図3に示すように、容器11が鉛直状態から斜めにある角度以上に傾いた状態では、前記バルブ4が前記空気孔3bを完全に塞ぐような大きさの直径に設定される。
前記カバー7の底部7bは、円錐状に形成されている。これにより、前記自由球体6は容器11が、鉛直状態からどの方向に傾いても、それに応じて円錐部分の壁に沿って落下すると共に、閉蓋方向に移動することになる。かかる閉蓋方向とは、バルブ4及びガイド5が空気孔3bに接近する方向である(図1における図中の矢印a)。前記底部7bの最下端位置に空気孔7cが設けられている。
このように形成される燃料タンク用キャップ1では、図3(A)に示すように、外気の流入は、ハンドル2の空気孔2aから、該ハンドル2の内壁面と筒部3aの外周面との間から、空気孔3bを通り、筒部3aの内周壁面とバルブ4及びガイド5の外周との間から、カバー7の内部から空気孔7cへと通り、容器11の内部に至るものである。
このような空気孔により、エンジン等の作動時には、外気が取り込まれて燃料10の供給が順調に行われる。また、燃料10の揮発によりガスによる内圧が上昇しても、そのガスが外部へ逃げることができ、更に、燃料10の吹き上げでも容易に外に漏れ出さないようになっている。
次に、この燃料タンク用キャップ1により、図3(B)に示すように、容器11が鉛直状態から斜めに傾くと、燃料10がカバー7の空気孔7cから内部に浸入するが、自由球体6が円錐状の底部7bを転動し、上下方向において自然落下すると共に、閉蓋方向aに移動する。そして、閉蓋方向においては、前記自由球体6のある一点に点接触するガイド5が同方向に移動され、同時にバルブ4も閉蓋方向aに移動し、その先端部が空気孔3bに入り込み、この空気孔3bを閉蓋する。
この一実施例では、図4に示すように、鉛直方向に対してその周囲に略60°(片側30°)の範囲では、空気孔3bが開いており、それ以上の角度に傾くと、バルブ4により空気孔3bが閉蓋されて、バルブ閉の状態となる。こうして、燃料タンク用キャップ1により、容器11が横倒しにされても、燃料10が外に漏れ出すことが無くなるものである。また、プレート3とカバー7とが、係止片7aと係合孔とによる嵌合で組立てられる。よって、特に接着剤などを使用することなく弁機構が形成される。この燃料タンク用キャップ1を容易に組立てることができる。更に、構成備品の部品点数も少なく、簡易な構成でコスト低減となる。
1 燃料タンク用キャップ、
2 ハンドル、 2a 空気孔、
3 プレート、 3a 筒部、
3b 空気孔、 3c 円筒部、
4 バルブ、
5 ガイド、 5a フランジ、
6 自由球体、
7 カバー、 7a 係合片、
7b 底部、 7c 空気孔、
8 パッキン、
9 蓋、
10 燃料、
11 容器。
2 ハンドル、 2a 空気孔、
3 プレート、 3a 筒部、
3b 空気孔、 3c 円筒部、
4 バルブ、
5 ガイド、 5a フランジ、
6 自由球体、
7 カバー、 7a 係合片、
7b 底部、 7c 空気孔、
8 パッキン、
9 蓋、
10 燃料、
11 容器。
Claims (2)
- 液体供給用の容器における開口部を閉蓋するためのキャップであって、該容器の外部と内部とを連通させる空気孔の途中に弁機構部が設けられ、
該弁機構部における弁は、前記容器が所定以上に傾斜されると、該弁の直下に配設された自由球体によって閉蓋方向に押圧されて、前記空気孔の一部流路を塞ぐこと、
を特徴とする燃料タンク用キャップ。 - 弁機構部における自由球体は、底部が円錐状のカバーによって内包され支持されていること、
を特徴とする請求項1に記載の燃料タンク用キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004221619A JP2006036312A (ja) | 2004-07-29 | 2004-07-29 | 燃料タンク用キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004221619A JP2006036312A (ja) | 2004-07-29 | 2004-07-29 | 燃料タンク用キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006036312A true JP2006036312A (ja) | 2006-02-09 |
Family
ID=35901726
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004221619A Pending JP2006036312A (ja) | 2004-07-29 | 2004-07-29 | 燃料タンク用キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006036312A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007094377A1 (ja) | 2006-02-14 | 2007-08-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | イヤホン接続ケーブル及び該イヤホン接続ケーブルを備えた携帯機器 |
JP2011246191A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-08 | Sukeetaa Kk | 飲料容器 |
KR101468331B1 (ko) * | 2012-10-23 | 2014-12-03 | 서어모스 케이.케이. | 가압주출식 액체 용기 |
CN106089519A (zh) * | 2016-07-29 | 2016-11-09 | 温岭正峰动力有限公司 | 一种油箱盖 |
CN106949247A (zh) * | 2017-03-14 | 2017-07-14 | 余翊旻 | 一种用于燃油箱的防翻转漏油的通气阀 |
KR20180105415A (ko) * | 2017-03-15 | 2018-09-28 | (주)제이월드텍 | 역류 방지 뚜껑 |
CN113830455A (zh) * | 2021-09-07 | 2021-12-24 | 程乐增 | 一种防泄漏油罐 |
-
2004
- 2004-07-29 JP JP2004221619A patent/JP2006036312A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2007094377A1 (ja) | 2006-02-14 | 2007-08-23 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | イヤホン接続ケーブル及び該イヤホン接続ケーブルを備えた携帯機器 |
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CN106089519B (zh) * | 2016-07-29 | 2018-12-18 | 温岭正峰动力有限公司 | 一种油箱盖 |
CN106949247A (zh) * | 2017-03-14 | 2017-07-14 | 余翊旻 | 一种用于燃油箱的防翻转漏油的通气阀 |
CN106949247B (zh) * | 2017-03-14 | 2017-11-17 | 余翊旻 | 一种用于燃油箱的防翻转漏油的通气阀 |
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CN113830455A (zh) * | 2021-09-07 | 2021-12-24 | 程乐增 | 一种防泄漏油罐 |
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A02 | Decision of refusal |
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