JP2006034224A - 真空冷却用食材収納システム - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱調理された高温食材を急速に冷却し、細菌の繁殖が活発になる温度域を短時間で通過させ、その後も密閉状態を維持することで安全に食材の保管や搬送を可能にすることができる真空冷却用食材収納システムを提供する。
【解決手段】内部が食材Fの収納室2aとされる気密状に密封可能な容器202と、収納室2aを気体吸引手段11、12に接続するための気体配管Bとを備える。気体配管Bにおける気体の流路面積をαcm2 、容器202に収納可能な食材Fの最大重量をβkgとして、α≧0.2βとされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、高温の食材を収納する容器内を減圧することで、その食材を短時間で真空冷却し、冷却された食材をこの容器に収納したまま保管までを行うことに適する真空冷却用食材収納システムに関する。
加熱調理した食材を冷却する過程においては、食材温度は必ず15℃〜55℃の領域を通過する。その温度領域においては細菌の繁殖が活発に行われる。そのため、その温度領域を急速冷却により可及的短時間で通過させ、以後はチルド温度(0〜3℃程度)で保管することが行われている。そのような食材の急速冷却手段として真空冷却方式が用いられている。これは、加熱調理において多くの細菌を死滅させることで、その後に菌を増殖させない状態を維持することを目的としている。ただし、加熱調理で食材が100℃に維持された場合でも、例えばウェルシュ菌やセレウス菌の芽胞は熱耐性が強く死滅しないことから、その後に密閉状態を維持したとしても、菌が増殖する温度域は短時間で通過しておくのが好ましい。
真空冷却方式は、食材を収納した収納室における気体を真空引きすることで減圧し、食材からの水分の気化により蒸発潜熱を奪うことで食材を冷却するものである。そのような真空冷却に用いられる食材収納システムとして、内部が食材収納室とされる気密状に密封可能な容器と、その収納室を気体吸引手段に逆止弁を介して接続するための気体配管とを備えたものが提案されている。さらに、複数の逆止弁付容器を大型真空槽内に収容し、その真空槽内を真空引きすることで各容器内の食材を一括して真空冷却することも提案されている(特許文献1参照)。
特開2003−215号公報
上記従来例においては、食材収納容器を気体吸引手段に接続する配管の流路面積は何ら考慮されていないため、冷却速度を確保できないおそれがある。上記従来例では、容器が密閉されているので、外部からの菌の侵入がなく安全であるとされているが、上記のように加熱調理後でも生きた芽胞などが存在するため、冷却後の保管期間を考慮すると食材を安全に管理するために冷却速度を確保することは重要である。特に食材の温度が常温近くになると飽和蒸気圧は数kPaまで低下するため、水蒸気の体積流量は常圧の百倍近くになり、冷却速度を維持するには大きな体積流量の水蒸気を吸引する必要がある。すなわち、従来技術においては食材温度が常温近くになった時に冷却速度を維持することが困難になるという問題がある。
また、上記従来例における容器と気体吸引手段の間に介在する逆止弁は、容器の内圧が低下する程に弁を開く圧力が小さくなり、弁を開状態に維持することが困難となるため気体排出流路を確保できなくなって冷却速度が頭打ちになるという問題がある。
さらに、複数の容器内の食材を一括して真空冷却するために上記従来例のように大型真空槽を用いる場合、真空槽は真空引きされた時に大気圧に耐える必要があることから強固な構造とする必要があり、特に大型槽の場合は1トン近く又は1トンを超える重量物となる。その上、容器に比べ真空槽の容積は大きいことから、容量の大きな真空ポンプが必要になり、製造コスト、据付コスト、運用コスト等が増大するという問題がある。
本発明の真空冷却用食材収納システムは、内部が食材収納室とされる気密状に密封可能な容器と、前記収納室を気体吸引手段に接続するための気体配管とを備える。
本発明の真空冷却用食材収納システムの一つの特徴は、前記気体配管における気体の流路面積をαcm2 、前記容器に収納可能な食材の最大重量をβkgとして、α≧0.2βとされる点にある。
本発明において、一例として容器に収納される食材を100℃から10℃に60分で冷却する場合を考える。食材の比熱を0.8とすると、食材1kgあたりで、冷却により食材から取り除かれる熱量Qと冷却速度qの平均値は次式の通りである。
Q =1×4.19×(100−10)×0.8=301.7kJ
q=301.7/(60×60)=0.0838kJ/sec
実際の冷却速度は食材の温度低下に伴い鈍化するが、食材が20℃前後でも冷却速度qは上記平均値が維持されていることが望ましいことから、冷却速度qの平均値を0.0838kJ/secとして、蒸発潜熱は2455kJ/kgであるから、水蒸気の質量流量は以下の通りである。
0.0838/2455=3.41×10-5kg/sec
この温度域での蒸気圧は約2340Paであるから、その体積流量は以下の通りである。
3.41×10-5×(22.4/18)×(101325/2340)×(293/273)=0.00197m3 /sec
吸引される気体の流速は、実用的には数十m/sec以内に収めておかなければ気体配管における圧損が大きくなり、十分な水蒸気流量を確保できない。そのため、その流速の上限を100m/secとすると、気体配管における流路面積の下限値Lは以下の通りである。
L=0.00197/100=1.97×10-52 =0.197cm2
すなわち、食材1kgあたりで0.2cm2 の流路面積とすれば十分な冷却速度を維持できることになるから、α≧0.2βとしている。また、流路面積とともに、冷却速度を維持するためには水蒸気を積極的に吸引することが必須となるが、これには、吸引した水蒸気を凝縮させることで、さらに水蒸気を引き込もうとする能力が付与されることから排出する工程と組み合わせることが好ましい。
本発明の真空冷却用食材収納システムの別の一つの特徴は、前記容器を複数備え、複数の前記容器を載置可能な容器保持体を備え、前記気体配管は、前記容器保持体に一体化されると前記気体吸引手段に接続される合流配管と、この合流配管から分岐すると共に各容器それぞれの収納室に接続される複数の分岐配管とを有する点にある。
これにより、複数の容器を収納する真空槽を用いることなく、複数の容器に収納された食材を一括して真空冷却することができる。
この場合、前記各容器は、本体と、この本体の開口を気密状に閉鎖可能な蓋とを有し、前記容器保持体に操作部材が開位置と閉位置との間で変位可能に設けられ、前記蓋が前記操作部材の閉位置への変位により前記開口を閉鎖すると共に開位置への変位により前記開口を開くように、前記操作部材と前記各蓋とを連結するリンク機構が設けられているのが好ましい。これにより、各容器の蓋の開閉を一括して行うことができる。
本発明の真空冷却用食材収納システムのさらに別の一つの特徴は、前記容器は、本体と、この本体の開口を気密状に閉鎖可能な蓋と、その本体と蓋との間に配置される中蓋とを有し、前記蓋は前記本体から取り外し可能とされ、前記中蓋は、開閉可能な気体通過口を有すると共に、その気体通過口の閉鎖状態において前記本体の開口を気密状に閉鎖するものとされ、前記気体通過口の閉鎖力を付与する手段と、前記蓋に前記気体配管が前記気体通過口を介して前記収納室に通じるように接続され、前記気体通過口を開き状態に保持する位置と、その保持を解除する位置との間で変位可能な保持部材が設けられている点にある。
これにより、容器に収納された食材を真空冷却する際に、容器と気体吸引手段との間に逆止弁を介在させないことにより、真空に近い領域でも気体排出流路を確保して冷却速度を維持でき、冷却完了後はシートと環状パッキンにより容器本体の開口を気密状に閉鎖できる。
この場合、前記中蓋は、気密性を有する可撓性シート材と、この可撓性シート材の周縁を気密状に保持する環状パッキンとを有し、前記環状パッキンが前記本体の開口内周に気密状に嵌め合わされ、前記気体通過口は、前記可撓性シート材に形成される筒状部の内部空間により構成され、前記気体通過口の閉鎖力を付与する手段は、前記筒状部を挟み込む一対の挟み込み部材により構成され、前記挟み込み部材は、前記気体通過口を開くように弾性変形可能とされると共に、弾力の作用により開いた前記気体通過口を閉鎖するように復元変形されるのが好ましい。これにより、中蓋を簡単な構造として容易に製造することができる。
前記気体吸引手段としては、大流量の吸引が可能な可変速の遠心型圧縮装置および可変速の斜流型圧縮装置等の機械的圧縮手段を備えるのが好ましい。遠心型圧縮装置または斜流型圧縮装置は軸流型圧縮装置と比べ高圧縮比を実現できるので、圧縮比が比較的小さな値で頭打ちとなることはなく、食材の温度が低下した場合でも排出する水蒸気の体積流量を確保することができるので、エネルギー効率を低下させることなく食材を十分に冷却でき、また、食材の冷却の過渡状態に応じて可変速に制御できる。さらに、前記気体吸引手段により圧縮された気体に含有される水蒸気を凝縮させる凝縮器を備えるのが好ましい。これにより、吸引された気体に含有される水蒸気を凝縮させ、気体吸引手段から出る気体をさらに吸引する能力を付与できるため、効率よく気体を放出させて食材を冷却できる。その凝縮器の下流において前記収納室の気体を吸引する真空ポンプを備えるのが好ましい。これにより、冷却開始当初において収納室の内圧が高く、気体吸引手段が低速駆動である場合でも、収納室における圧力を真空ポンプによる気体吸引により低下させることができる。しかる後に、収納室の食材が凝縮器の冷却流体の温度まで低下して凝縮器で水分が凝縮しなくなったなら、気体吸引手段を高速駆動することで収納室の圧力を凝縮器における圧力よりも低圧に維持し、食材を急速冷却できる。なお、凝縮器を通過した後の排気には水蒸気が多く含まれているため、真空ポンプはこれに適した水封式の真空ポンプを採用するのがよい。
本発明の真空冷却用食材収納システムによれば、加熱調理された高温食材を急速に冷却し、細菌の繁殖が活発になる温度域を短時間で通過させ、その後も密閉状態を維持することで安全に食材の保管や搬送を可能にすることができ、さらに複数の容器内の食材を一括して効率良く低コストで真空冷却することができる。
図1に示す第1実施形態の真空冷却用食材収納システムAは、気密状に密封可能な複数の可搬容器202を備え、各容器202の内部が加熱された水分含有食材Fの収納室2aとされている。各収納室2aは、気体配管Bにより気体吸引手段である可変速の2段遠心型圧縮装置11、12に接続される。各容器202はラック(容器保持体)203に載置される。
図2、図3に示すように、ラック203は、ベース203aと、ベース203aを支持するキャスター203bと、ベース203aにより支持される支柱203cと、支柱203cから横方向に突出する複数の受台203dとを有する。各受台203dは上下に間隔をおいて配置され、その上に容器202が載置される。これにより、容器202は載置されたラック203を移動させることで搬送可能とされている。なお、受台203dには誘導加熱用コイル211が組み込まれ、容器202を加熱することで効率良く食材Fを加熱することが可能とされている。この誘導加熱用コイル211に高周波の電力を供給する電源装置はラック203とは別体となり、加熱が必要なときに電気的に接続される構造を採用している。
ラック203に操作レバー(操作部材)202fが横軸回りに揺動操作可能に設けられ、その揺動により操作レバー202fは図2に示す開位置と図3に示す閉位置との間で変位可能とされている。
図4、図5に示すように、各容器202は、上部が開口とされた円筒形の本体202aと、本体202aにヒンジHを介して着脱可能に取り付けられる蓋202bを有し、本体202aに蓋202bが締結具202cを介して固定されることで本体202aの開口は蓋202bにより気密状に閉鎖可能とされている。図5において蓋202bの開き状態を2点鎖線で示す。ヒンジHや締結具202cは周知のものを用いればよい。なお、本体202aに取っ手202kが取り付けられ、容器202は手に持って搬送することが可能とされている。
各蓋202bと操作レバー202fとを連結するリンク機構が設けられている。リンク機構は、容器202と同数の第1リンク202d、ラック203に横方向移動可能に取り付けられた第2リンク202e、及び第3リンク202gを有する。各第1リンク202dの一端は蓋202bに横軸回りに回転可能に連結される。第2リンク202eは、ラック203に横方向にスライド可能に挿入された複数のスライドバー202e′と、各スライドバー202e′を連結する連結バー202e″を有し、各スライドバー202e′に第1リンク202dの他端が横軸回りに回転可能に連結され、連結バー202e″に第3リンク202gの一端が横軸回りに回転可能に連結され、第3リンク202gの他端が操作レバー202fに横軸回りに回転可能に連結される。これにより、操作レバー202fの操作に連動する蓋202bは、操作レバー202fの閉位置への変位により本体202aの開口を閉鎖し、開位置への変位により本体202aの開口を開く。なお、第1リンク202dの他端は、スライドバー202e′との連結が例えば抜き差し可能なピン等を介して行われることで解除可能とされる。図4、図5に示すように、蓋202bの上面に中空のリンクホルダー202jがスライド可能に取り付けられている。スライドバー202e′との連結が解除された第1リンク202dは、その他端がリンクホルダー202j内に配置されることで、容器202の搬送の邪魔にならないように蓋202bに対する揺動が阻止され、取っ手として機能する。リンクホルダー202jをバネ(図示省略)の弾力に抗して図4において矢印R方向にスライドさせることで、第1リンク202dは蓋202bに対して揺動可能となる。
気体配管Bは、ラック203に一体化された合流配管205と、合流配管205から分岐するフレキシブルな複数の分岐配管204と、合流配管205にフランジ状接続部207を介して着脱可能に接続される吸引配管208(図1参照)を有する。図2に示すように、合流配管205にはリリーフ弁205rが設けられ、収納室2aの内圧が設定値以上になるのが防止され、複数の容器202において食材Fを均一圧力での加圧状態で高温調理することも可能とされている。気体配管Bにおける気体の流路面積をαcm2 、容器202に収納可能な食材Fの最大重量をβkgとして、気体配管Bにおける気体流路においてα≧0.2βの関係が成立するものとされている。
分岐配管204は、各蓋202bに設けられた接続口202hに着脱可能に接続されることで、各容器202それぞれの収納室2aに通じる。合流配管205は、吸引配管208を介して第1段圧縮装置11の入口に着脱可能に配管接続される。吸引配管208に設けられた電磁開閉バルブ206が制御装置16に接続され、収納室2aから気体の吸引を開始するまでは閉鎖される。収納室2aの圧力測定用の圧力センサ7が電磁開閉バルブ206と合流配管205との間に設けられる。また、合流配管205を開閉する手動操作バルブ205aが設けられており、合流配管205がバルブ206を介して第1段圧縮装置11の入口に配管接続されるまでは容器202を密閉状態に保持できるように閉鎖される。なお、図4に示すように接続口202hの開閉コック202iが設けられ、収納室2aと気体配管Bとの間が開閉可能とされている。コック202iは当初は開かれ、冷却された食材Fを保存するために容器202を気体配管Bから取り外す前に閉鎖される。
圧縮装置11、12は、容器202内の食材Fの冷却に用いられる真空冷却システム1を構成する。各圧縮装置11、12の翼車はモータ13によって駆動され、モータ13は制御装置16により制御されるインバータ18の出力周波数に応じて速度変更される。これにより、圧縮装置11、12の駆動速度すなわち各翼車の回転速度が変更可能とされている。モータ13は同期型モータ、誘導型モータ、またはこれに準じたモータを用いるのがほぼ設定された値に近い回転速度を実現する上で好ましい。制御装置16は、圧力センサ7の検出値に応じてインバータからモータ13への出力周波数を制御することで、翼車の回転速度を収納室2aにおける圧力が低下する程に高速になるように制御する。なお、収納室2aの圧力と食材Fの温度は一定の対応関係にあるため、圧力センサ7に代えて収納室の温度センサを設けるようにしてもよく、あるいは圧力と温度の両方を検出し、その検出値に応じて制御してもよい。また、圧力と温度そのものでなく対応する値を検出するものでもよい。翼車の回転速度は、連続的に変化するように制御してもよいしステップ状に変化するように制御してもよく、モータ13の速度制御はインバータを用いるものに限定されない。
両翼車の間の気体流路に、ファン15aによる空冷式インタークーラ15′が配置される。第1段圧縮装置11による圧縮気体はインタークーラ15′において冷却され、しかる後に第2段圧縮装置12にて圧縮される。この結果、1段の断熱圧縮の場合よりも等温圧縮に近づき、圧縮に要するエネルギは小さくなる。
下段の圧縮装置12の出口に凝縮器21′が接続される。凝縮器21′の出口に真空ポンプ50が接続される。これにより真空ポンプ50は凝縮器21′の下流において収納室2aの気体を吸引する。真空ポンプ50は、固定羽根の回転空間に溜め込まれた水を遠心力で周壁に張付け、その水に囲まれた空間での容積変化により吸引を行う水封型真空ポンプとされているが、一般的な真空ポンプであってもよい。凝縮器21′および真空ポンプ50は、凝縮器21′よりも上流の機器を収納する筐体51の外部に配置され、屋外に配置するのに適したものである。凝縮器21′は筐体52に収納され、その筐体52内にファン23′により吸引された空気により冷却され、圧縮装置11、12により圧縮された気体に含有される水蒸気を凝縮させる。なお、第1段圧縮装置11と第2段圧縮装置12は本実施形態では可変速の遠心型圧縮装置とされているが、ルーツ式あるいはスクリュー式の圧縮装置や可変速の斜流型圧縮装置のような機械式圧縮装置としてもよい。また、気体吸引手段として水エゼクタによる吸引機構を用いてもよく、この場合、収納室2aから吸引される水蒸気が水エゼクタの吸引用の水と混合した際に凝縮することから、その混合部位を凝縮器21′に代わる凝縮器として機能させることができる。
食材Fは容器202に収納された状態で加熱調理されることで例えば100℃に近い状態となる。食材の加熱は誘導加熱用コイル211に通電することで行ってもよいし、図2に示すように、食材Fを収納した容器202をラック203に載置した状態で加熱調理装置230により加熱してもよく、食材Fの加熱手段は特に限定されない。図2に示す加熱調理装置230はスチームコンベクションオーブンであり、容器202内に高温蒸気Sを供給することで食材Fを加熱するものを示す。誘導加熱用コイル211により加熱する場合、食材Fを収納後に本体202aの開口を蓋202bにより締結具202cを介して気密状に閉鎖した後に、コイル211に通電し、リリーフ弁205rの設定圧を約202.6kPaとすることで食材Fを約120℃まで加熱できる。
食材Fの加熱後に、容器202を図3に示すように加熱調理装置230からラック203に載置された状態で搬出し、蓋202bを閉めて密閉状態にし、水冷室231に搬入する。この際、複数の蓋202bの開閉を操作レバー202fの操作により一括して行うことができ、作業能率を向上できる。水冷室231においてノズル231aからミスト状の水Wを吹き付けることで容器202は冷却される。なお、この場合の容器202の冷却手段は特に限定されず例えば強制風による空冷でもよい。この冷却により、収納室2aに溜まった水蒸気が容器202の内面で凝縮し、収納室2aは減圧されるために温度の高い食材Fからは水分が蒸発する。これにより、収納室2aから気体を吸引する前に食材Fを例えば100℃近くから40〜50℃程度まで冷却できる。なお、容器202は密閉されていることから、食材Fから出た水蒸気は容器202の内面で凝縮して食材Fに戻り、収納室2aから気体を吸引する前に収納室2aの水分が減少することはなく、食材Fが乾燥することはない。また、食材Fが容器外の雑菌にさらされることもない。すなわち、複数の容器202に収納された食材Fを加熱した後に、それら容器202を密封状態で冷却し、しかる後に、それら容器202に収納された水分含有加熱食材Fを真空冷却システム1により冷却することが行われる。
水冷室231からラック203と共に搬出された各容器202内の収納室2aは、接続部207を介して第1段圧縮装置11の入口に配管接続される。しかる後に手動操作バルブ205aが開かれ、圧力センサ7はこの状態での収納室2aの圧力を検知した状態となる。次に制御装置16により真空ポンプ50が作動される。電磁開閉バルブ206の下流の圧力が収納室2aと同程度まで減圧された時点で、電磁開閉バルブ206が開かれ、圧縮装置11、12の駆動が開始される。圧縮装置11、12の駆動開始直後は収納室2aは十分に減圧されていないため、圧縮装置11、12は低速駆動され、収納室2aからの気体吸引は主に真空ポンプ50により行われ、収納室2aの圧力が気体吸引により次第に低下する。収納室2aの真空度がそれ程高くなく、食材Fの温度が高い間は、食材Fに含有される水分はさかんに蒸発する。これにより、収納室2aから吸引される気体の大部分は水蒸気により占められるようになる。その水蒸気の密度が高い時は、圧縮装置11、12が低速でも収納室2aから吸引される水蒸気の質量流量を確保できるので、モータ13に過大な電力を供給する必要はない。さらに気体吸引が進行するが、もし凝縮器21′における圧力が凝縮器21′を冷却する外気温における蒸気圧よりも低下すると凝縮は起こらなくなり、また、水封式真空ポンプ50では封入されている水の温度における蒸気圧より低い圧力まで気体を吸引することはできなくなる。そこで、制御装置16は圧力センサ7からの信号に基づき収納室2aにおける圧力が低下する程に圧縮装置11、12の駆動速度を増大させる。これにより、収納室2aの圧力が低下しても、凝縮器21′の圧力は外気温における蒸気圧まで低下せず凝縮が続くことになり、また、水封式真空ポンプ50の封入されている水の温度における蒸気圧に至ることもない。この結果、収納室2aから吸引される気体における水蒸気の体積流量が確保され、食材Fの冷却速度が確保される。この時、圧縮装置11、12により吸引される気体の大部分を占める水蒸気の密度は低いため、駆動速度を高くしても圧縮装置11、12を駆動する上で過大な電力を必要としない。すなわち、エネルギー効率を低下させることなく、食材Fの温度が低下した場合でも収納室2aから排出する水蒸気の体積流量を確保することができる。これにより、食材Fの温度低下時でも冷却速度を維持し、食材Fをチルド温度まで急速に冷却できる。また、収納室2aから吸引された水蒸気を凝縮させることで効率よく食材Fを冷却できる。
上記実施形態によれば、気体配管Bにおける気体の流路面積(αcm2 )と容器202に収納可能な食材の最大重量(βkg)との関係がα≧0.2βとされることで、高温状態の食材Fから多くの水蒸気が発生しても必要な流路面積を確保して十分な冷却速度を維持できる。また、ラック203により保持された複数の容器202に収納された食材Fを、大型の真空槽を用いることなく、気体配管Bを介して一括して真空冷却することができ、その際、容器202の蓋202bの開閉も一括して行うことで作業能率を向上できる。さらに、収納室2aからの気体吸引前に食材Fを容器202に収納した状態で加熱し、その加熱された食材Fを収納した状態で密封された容器202を冷却することで、その後の収納室2aからの気体吸引による冷却に要する時間を短縮することができる。また、容器202は高温で密封状態になるため、この状態で冷却した後に保管すると食材Fは外気に触れる等の可能性がなく外部からの雑菌混入を防止でき、急速に冷却することで、内部に残存する菌の増殖も抑制されることと併せて食材Fの安全性を格段に向上できる。また、容器202は保管された後にそのまま搬送できるため、搬送時の安全性を高めることもできる。さらに、この装置を利用して食材Fを加圧して120℃以上に加熱して滅菌を確実に行った場合には熱耐性の強い菌も殺すことができるため、常温での保管や物流も可能になり、取り扱いの容易さと設備の簡素化を実現できる。この場合は、冷却速度を高速にすることで、食材を短時間で扱うことが容易になる。たとえば、大量の食材を次々と処理することが可能となり、高い処理能力が実現する。また加熱後ただちに低温配膳室での配膳作業に最適な状態となる上、開封状態で残った食材はそのまま冷蔵庫に入れると冷蔵庫の熱負荷を小さくでき、食材Fはチルド状態のまま温度が変化せずに扱える。
図6〜図15は本発明の第2実施形態を示す。以下、第1実施形態と同様部分は同一符号で示して相違点を説明する。
まず、図6、図7に示すように、内部が食材Fの収納室2aとされる可搬容器402は、ステンレス等の金属製本体403と、本体403の開口を気密状に閉鎖可能なステンレス等の金属製蓋404と、本体403と蓋404との間に配置される中蓋405を有し、本体403と中蓋405とで囲まれる空間が食材Fの収納室2aとされる。
本体403は平面視矩形の底壁403aと、底壁403aの周囲から上方に向かうに従い外方に向かうように延びる周壁403bと、周壁403bから外方に張り出すフランジ403cを有する。
蓋404は、平面視矩形の上壁404aと、上壁404aの周囲から下方に向かい延びる上部周壁404bと、上部周壁404bの下端から外方に延びる下部上壁404cと、下部上壁404cの周囲から下方に向かい延びる下部周壁404dを有する。
図8〜図10Bに示すように、中蓋405は、気密性を有する可撓性シート材411と、可撓性シート材411の周縁を気密状に保持する環状パッキン412を有する。可撓性シート材411として例えばポリエチレン樹脂等の合成樹脂製のシート材が用いられる。環状パッキン412は、本実施形態では図10Bに示すように弾性を有するゴムや合成樹脂材等から形成される外側パッキン412aの内周にステンレス製の内側パッキン押え412bが圧入されることで構成されている。可撓性シート材411の周縁は、外側パッキン412aと内側パッキン押え412bとにより挟み込まれることで環状パッキン412により気密状に保持されている。可撓性シート材411に開閉可能な気体通過口411aが設けられている。すなわち、可撓性シート材411の中央部に両端が開口する偏平な筒状部411′が一体的に形成され、この筒状部411′の内部空間が気体通過口411aとされている。気体通過口411aの先端周縁部において、筒状部411′を挟み込む一対の板状挟み込み部材413a、413bが設けられ、その挟み込みよって気体通過口411aの閉鎖力が付与される。挟み込み部材413a、413bは、ゴム等の弾性材から成形され、筒状部411′に接着剤等を介して取り付けられ、気体通過口411aを開くように弾性変形可能とされると共に、弾力の作用により開いた気体通過口411aを閉鎖するように復元変形する。
環状パッキン412の上部は、蓋404の下部周壁404dの内周に気密状に嵌め合わされ、しかる後に、本体403の周壁402bと蓋404の下部周壁404dが接合されることで、環状パッキン412の下部は本体403の開口内周に気密状に嵌め合わされる。これにより、蓋404により中蓋405を介して本体403の開口を気密状に閉鎖し、気体通過口411aの閉鎖状態において本体403の開口を中蓋405により気密状に閉鎖することができる。
図6、図7に示すように、気体通過口411aを開き状態に保持する位置と、その保持を解除する位置との間で変位可能な保持部材414が設けられている。保持部材414は、蓋404の上部周壁404bにシール404eを介して横方向移動可能に挿入されるロッド414aと、ロッド414aの一端の二股部414bと、ロッド414aの他端の握り部414cを有し、ロッド414aを横方向移動させることで二股部414bを気体通過口411aに抜き差しできる。蓋404と中蓋405により本体403の開口を閉鎖する前に、挟み込み部材413a、413bを弾性変形させることで気体通過口411aを開き、二股部414bを気体通過口411aに挿入することで、気体通過口411aを開き状態に保持する。しかる後に、蓋404と中蓋405により本体403の開口を気密状に閉鎖することで、本体403の開口が蓋404により閉鎖される状態において、気体通過口411aを開き状態に保持すると共に、その保持を解除できる。
図12〜図15に示すように、各容器402を保持する容器保持体500は、各本体403が載置されるラック501と、各蓋404が支持される蓋支持体502を有する。
ラック501は、ベース501aと、ベース501aを支持するキャスター501bと、ベース501aにより支持された支持ガイド501cと、支持ガイド501cにより上下移動可能に支持された支柱501dと、支持ガイド501cに対して支柱501dを上下駆動させる昇降装置(図示省略)と、支柱501dから横方向に突出する複数の受台501eとを有する。各受台501eは上下に間隔をおいて配置され、その上に本体403がバネ501fを介して載置される。バネ501fは、本体403のフランジ403cと受台501eの上面との間に配置され、バネ受け501gを介して本体403の下面を受台501eの上面から離隔させる弾力を付与する。これにより、本体403を載置されたラック501を移動させることで搬送することができる。なお、受台501eに第1実施形態と同様に誘導加熱用コイルを組み込んでもよい。
蓋支持体502は、ベース502aと、ベース502aにより支持された支柱502bと、図7に示すように支柱502bから横方向に突出する複数の支持アーム502cとを有する。各支持アーム502cは上下に間隔をおいて配置される。蓋404の上面から突出する連結シャフト404fが、支持アーム502cの先端開口に挿入され、止め輪404gにより抜け止めされる。気体配管Bの合流配管205は蓋支持体502に一体化され、各分岐配管204は各蓋404の上部に接続され、各容器402それぞれの収納室2aに気体通過口411aを介して通じる。なお、蓋支持体502もキャスター等を介して搬送可能としてもよい。
ラック501に載置された本体403に収納された食材Fを加熱し、蓋支持体502により支持された蓋404の下部周壁404dの内周に中蓋405の環状パッキン412の上部を気密状に嵌め合わせ、保持部材414により気体通過口411aを開き状態に保持し、蓋404と中蓋405の下方に本体403が位置するようにラック501を移動させ、しかる後に、ラック501の支柱501dを上昇させることで、環状パッキン412の下部を本体403の開口に気密状に嵌め合わせる。これにより、気体通過口411aが開いた状態で蓋404により本体403を気密状に閉鎖したならば、第1実施形態と同様に、収納室2aは接続部207を介して第1段圧縮装置11の入口に配管接続され、手動操作バルブ205aを開いた後に真空冷却システム1による収納室2aからの気体の吸引が開始される。食材Fが真空冷却されたならば、保持部材414を変位させることで気体通過口411aを閉鎖し、真空冷却システム1による吸引を解除して蓋404と中蓋405の間を大気圧とする。これにより、大気圧により気体通過口411aの内周面は互いに密着し、本体403の開口は中蓋405により気密状に閉鎖される。しかる後に、ラック501の支柱501dを下降させることで、図11に示すように蓋404を本体403と中蓋405から取り外す。この状態で収納室2aは大気から遮断されるため、食材Fを雑菌にさらすことなく保存することができる。食材Fは可撓性シート材411を切断することで本体202aから容易に取り出せる。すなわち、容器402に収納された食材Fを真空冷却する際に、容器402と真空冷却システム1との間に逆止弁を介在させることなく、真空に近い領域でも気体排出流路を確保して冷却速度の低下を防止でき、冷却完了後は中蓋405により容器本体403の開口を気密状に閉鎖でき、しかも中蓋405は簡単な構造で容器に製造できる。他は第1実施形態と同様とされている。
本発明は上記各実施形態や変形例に限定されない。例えば、加熱された食材を冷却することなく収納室から気体を吸引して真空冷却を行ってもよい。また、容器の形状や構造は気密状に密封可能なものであれば特に限定されない。
本発明の第1実施形態の真空冷却用食材収納システムの構成説明図 本発明の第1実施形態における容器内の食材の加熱状態を示す図 本発明の第1実施形態における容器の冷却状態を示す図 本発明の第1実施形態における容器の斜視図 本発明の第1実施形態における容器の断面図 本発明の第2実施形態における容器の断面図 本発明の第2実施形態における蓋の斜視図 本発明の第2実施形態における中蓋の可撓性シート材の斜視図 本発明の第2実施形態における中蓋の分解斜視図 本発明の第2実施形態における中蓋の斜視図 本発明の第2実施形態における中蓋の部分断面図 本発明の第2実施形態における容器の部分断面図 本発明の第2実施形態における容器保持体の容器開放状態での側面図 本発明の第2実施形態における容器保持体の容器閉鎖状態での側面図 本発明の第2実施形態における容器保持体の部分側面図 本発明の第2実施形態における容器保持体の部分正面図
符号の説明
2a 収納室
11、12 圧縮装置(気体吸引手段)
202、402 容器
202a、403 本体
202b、404 蓋
202f 操作レバー(操作部材)
203 ラック(容器保持体)
204 分岐配管
205 合流配管
405 中蓋
411 可撓性シート材
411′ 筒状部
411a 気体通過口
412 環状パッキン
413a、413b 挟み込み部材
414 保持部材
500 容器保持体
A 真空冷却用食材収納システム
B 気体配管
F 食材

Claims (7)

  1. 内部が食材収納室とされる気密状に密封可能な容器と、
    前記収納室を気体吸引手段に接続するための気体配管とを備え、
    前記気体配管における気体の流路面積をαcm2 、前記容器に収納可能な食材の最大重量をβkgとして、α≧0.2βとされている真空冷却用食材収納システム。
  2. 前記気体吸引手段により圧縮された気体に含有される水蒸気を凝縮させる手段を備える請求項1に記載の真空冷却用食材収納システム。
  3. 内部が食材収納室とされる気密状に密封可能な複数の容器と、
    前記各収納室を気体吸引手段に接続するための気体配管と、
    複数の前記容器を載置可能な容器保持体とを備え、
    前記気体配管は、前記容器保持体に一体化されると前記気体吸引手段に接続される合流配管と、この合流配管から分岐すると共に各容器それぞれの収納室に通じる複数の分岐配管とを有する真空冷却用食材収納システム。
  4. 前記各容器は、本体と、この本体の開口を気密状に閉鎖可能な蓋とを有し、
    前記容器保持体に操作部材が開位置と閉位置との間で変位可能に設けられ、
    前記蓋が前記操作部材の閉位置への変位により前記開口を閉鎖すると共に開位置への変位により前記開口を開くように、前記操作部材と前記各蓋とを連結するリンク機構が設けられている請求項3に記載の真空冷却用食材収納システム。
  5. 内部が食材収納室とされる容器と、
    前記収納室を気体吸引手段に接続するための気体配管とを備え、
    前記容器は、本体と、この本体の開口を気密状に閉鎖可能な蓋と、その本体と蓋との間に配置される中蓋とを有し、
    前記蓋は前記本体から取り外し可能とされ、
    前記中蓋は、開閉可能な気体通過口を有すると共に、その気体通過口の閉鎖状態において前記本体の開口を気密状に閉鎖するものとされ、
    前記気体通過口の閉鎖力を付与する手段と、
    前記蓋に前記気体配管が前記気体通過口を介して前記収納室に通じるように接続され、
    前記気体通過口を開き状態に保持する位置と、その保持を解除する位置との間で変位可能な保持部材が設けられている真空冷却用食材収納システム。
  6. 前記中蓋は、気密性を有する可撓性シート材と、この可撓性シート材の周縁を気密状に保持する環状パッキンとを有し、前記環状パッキンが前記本体の開口内周に気密状に嵌め合わされ、
    前記気体通過口は、前記可撓性シート材に形成される筒状部の内部空間により構成され、前記気体通過口の閉鎖力を付与する手段は、前記筒状部を挟み込む一対の挟み込み部材により構成され、前記挟み込み部材は、前記気体通過口を開くように弾性変形可能とされると共に、弾力の作用により開いた前記気体通過口を閉鎖するように復元変形される請求項5に記載の真空冷却用食材収納システム。
  7. 前記気体配管における気体の流路面積をαcm2 、前記容器に収納される食材の重量をβNとして、α≧0.02×βとされている請求項3〜6の中の何れかに記載の真空冷却用食材収納システム。
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