JP2006031264A - 臨床検査情報管理装置、臨床検査情報管理方法、および臨床検査情報管理プログラム - Google Patents

臨床検査情報管理装置、臨床検査情報管理方法、および臨床検査情報管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】臨床検査に関する情報を体系的に管理し、検査結果に対する品質評価をおこなうこと。
【解決手段】検査にかかる検体の分析データと、前記検体の検査に付随する情報と、を収集する検査関連情報収集部150と、前記検査関連情報収集部150が収集した前記分析データと、前記検体の検査に付随する情報と、を関連付けて保持するデータベース151と、前記検査関連情報収集部150が収集した前記分析データと、前記検体の検査に付随する情報と、がそれぞれあらかじめ設けられた基準値に適合しているかを判断する基準値適合判断部152と、を備えることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

この発明は、臨床検査に関する情報を管理する臨床検査情報管理装置、臨床検査情報管理方法、および臨床検査情報管理プログラムに関する。
従来、医療施設における臨床検査は、臨床検査システム(LIS:Laboratory Information System)によって検査の受付から報告、データ管理などの検査フローが管理され、業務の効率化、情報の共有化などを図っている(たとえば、下記特許文献1参照。)。
また、臨床検査は、正確で客観性のある情報を提供することが要求され、その精度を向上させるため、さまざまな技術が開発されている(たとえば、下記特許文献2参照。)。臨床検査の与える情報が正確であるということは、臨床検査の信頼性、すなわち検査の品質を考察する際に、第一に要求されるものであって、客観性に欠ける不正確な情報は直ちに医療過誤につながる。ここで「正確である」とは、被検者の生理的、あるいは病理的な状態を正しく示しているということである。臨床検査をおこなう目的は「正確な」検査結果を得ることにある。
臨床検査の結果は、慣例的に、測定結果に対する誤差を明らかにせず、信頼性の程度も表記されていなかったが、前述のように、医療という人命に直結する行為において提供する情報は、その品質を確実なものとして保証されなければならない。このため、近年医療施設においても、医療行為やサービスの品質を客観的評価のもとに保証するISO認証を取得する施設が増大しており、臨床検査に対しても、その品質の客観的評価が求められている。
特開2003−166988号公報 特開2003−232796号公報
しかしながら、臨床検査は検体の採取から始まる一連の作業で構成され、一つ一つの作業が最終的な検査結果の精度を左右している。上記特許文献2のように、個々の検査手順の精度を向上させる技術によって各検査手順の精度が向上しても、これら個々の検査手順の精度情報を体系化して管理しなければ、検査全体としての品質を評価することはできない。
また、上記特許文献1をはじめとする従来の臨床検査システムは、検査フローの管理をおこなうことはできるものの、個々の作業の情報(データ)についての検証をおこなっていないため、検査の品質に対する評価をおこなうことはできなかった。
さらに、従来の臨床検査システムでは、個々の作業の情報を体系化して管理していないため、医療事故が起きてしまった場合に、個々の作業の情報を用いて原因究明や再発防止、事故の予防などを図ることも困難であった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、臨床検査に関する情報を体系的に管理し、検査結果に対する品質評価をおこなうことができる臨床検査情報管理装置、臨床検査情報管理方法、および臨床検査情報管理プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる臨床検査情報管理装置は、検査にかかる検体の分析データと、前記検体の検査に付随する情報と、を収集する検査関連情報収集手段と、前記検査関連情報収集手段が収集した前記分析データと、前記検体の検査に付随する情報と、を関連付けて保持する情報保持手段と、前記検査関連情報収集手段が収集した前記分析データと、前記検体の検査に付随する情報と、がそれぞれあらかじめ設けられた基準値に適合しているかを判断する基準値適合判断手段と、を備えることを特徴とする。
この請求項1に記載の発明によれば、臨床検査において、検査対象の検体の分析データと当該検査に付随する情報を収集し、これらの情報の関連付けをおこなった上で保持することができる。また、前記分析データおよび前記検査に付随する情報があらかじめ定められた基準値に適合しているかを判断することができる。
また、請求項2に記載の発明にかかる臨床検査情報管理装置は、請求項1に記載の発明において、前記基準値適合判断手段によって前記基準値に適合しないと判断された前記分析データまたは前記検体の検査に付随する情報を、ユーザに通知する不適合情報通知手段を備えることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明によれば、分析データまたは検体の検査に付随する情報が基準値に適合しない場合、ユーザに通知をおこなうことができる。
また、請求項3の発明にかかる臨床検査情報管理装置は、請求項2に記載の発明において、前記不適合情報通知手段は、前記情報保持手段で、前記ユーザに通知する前記分析データまたは前記検体の検査に付随する情報と関連付けて保持されている前記分析データまたは前記検体の検査に付随する情報をユーザに通知することを特徴とする。
この請求項3に記載の発明によれば、基準値に適合しない分析データまたは検体の検査に付随する情報と関連付けられている情報を通知することができる。
また、請求項4の発明にかかる臨床検査情報管理装置は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の発明において、前記基準値適合判断手段は、前記分析データがあらかじめ設けられた基準値に適合していない場合、検体の再分析指示をおこなう再検査指示手段を備えることを特徴とする。
この請求項4に記載の発明によれば、分析データが基準値に適合しない場合、検体の再検査をおこなうことができる。
また、請求項5の発明にかかる臨床検査情報管理装置は、請求項4に記載の発明において、前記基準値適合判断手段は、前記分析データおよび前記検体の検査に付随する情報に基づいて、当該検査の品質を評価する品質保証判断手段を備えることを特徴とする。
この請求項5に記載の発明によれば、分析データおよび検体の検査に関する情報に基づいて、当該検査の品質を評価することができる。
また、請求項6の発明にかかる臨床検査情報管理方法は、検査にかかる検体の分析データと、前記検体の検査に付随する情報と、を収集する検査情報収集工程と、前記検査情報収集工程で収集した前記分析データと、前記検体の検査に付随する情報と、を関連付ける情報関連付け工程と、前記検査情報収集工程で収集した前記分析データと、前記検体の検査に付随する情報と、がそれぞれあらかじめ設けられた基準値に適合しているかを判断する基準値適合判断工程と、を含むことを特徴とする。
この請求項6に記載の発明によれば、臨床検査において、検査対象の検体の分析データと当該検査に付随する情報を収集し、これらの情報の関連付けをおこなうことができる。また、前記分析データおよび前記検査に付随する情報があらかじめ定められた基準値に適合しているかを判断することができる。
また、請求項7の発明にかかる臨床検査情報管理方法は、請求項6に記載の発明において、前記基準値適合判断工程によって前記基準値に適合しないと判断された前記分析データまたは前記検体の検査に付随する情報を、ユーザに通知する不適合情報通知工程を含むことを特徴とする。
この請求項7に記載の発明によれば、分析データまたは検体の検査に付随する情報が基準値に適合しない場合、ユーザに通知をおこなうことができる。
また、請求項8の発明にかかる臨床検査情報管理方法は、請求項7に記載の発明において、前記不適合情報通知工程は、前記情報関連付け工程で、前記ユーザに通知する前記分析データまたは前記検体の検査に付随する情報と関連付けられた前記分析データまたは前記検体の検査に付随する情報を通知することを特徴とする。
この請求項8に記載の発明によれば、基準値に適合しない分析データまたは検体の検査に付随する情報と関連付けられている情報を通知することができる。
また、請求項9の発明にかかる臨床検査情報管理方法は、請求項6〜8のいずれか一つに記載の発明において、前記基準値適合判断工程は、前記分析データがあらかじめ設けられた基準値に適合していない場合、検体の再分析指示をおこなう再検査指示工程を含むことを特徴とする。
この請求項9に記載の発明によれば、分析データが基準値に適合しない場合、検体の再検査をおこなうことができる。
また、請求項10の発明にかかる臨床検査情報管理方法は、請求項9に記載の発明において、前記基準値適合判断工程は、前記分析データおよび前記検体の検査に付随する情報に基づいて、当該検査の品質を評価する品質保証判断工程を含むことを特徴とする。
この請求項10に記載の発明によれば、分析データおよび検体の検査に関する情報に基づいて、当該検査の品質を評価することができる。
また、請求項11の発明にかかる臨床検査情報管理プログラムは、請求項6〜10のいずれか一つに記載の臨床検査情報管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この請求項11に記載の発明によれば、請求項6〜10のいずれか一つに記載の臨床検査情報管理方法をコンピュータに実行させることができる。
本発明にかかる臨床検査情報管理装置、臨床検査情報管理方法、および臨床検査情報管理プログラムによれば、臨床検査に関する情報を体系的に管理し、検査結果に対する品質評価をおこなうことができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる臨床検査情報管理装置、臨床検査情報管理方法、および臨床検査情報管理プログラムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
まず、本実施の形態にかかる臨床検査システム100のシステム構成について図1を参照して説明する。図1は臨床検査システム100のシステム構成を示す図である。臨床検査システム100は、検査情報管理装置101と複数のクライアント102(102a〜c)によって構成される。
検査情報管理装置101は、ネットワークを介して、後述するクライアント102、上位管理装置105、複数の分析装置106(106a,b)と接続され、検査受付、検査準備、検査結果の取り込み、報告書の作成、検索、統計、精度管理などをおこなっている。以下、これら検査情報管理装置101の主な機能について説明する。
検査受付は、検査の受付処理であり、検査情報管理装置101への依頼情報の登録処理と検体の到着確認処理とで構成される。これは、部門によって検査依頼と検体の到着にタイムラグが発生する可能性があるためである。たとえば、病棟診療部門からの依頼の多くは、医師の診療スケジュールに沿った事前の依頼であり、検査依頼書と検体が別々に検査室に届く。一方、外来部門からの依頼の場合は、外来診療室もしくは中央採血室からの依頼で、依頼書と検体とがほぼ同時に集中して到着する。これらの依頼は、各部門に配置されたクライアント102から上位管理装置105を介しておこなわれる。
検査準備は、ワークシートに則った各分析処理単位への仕分け作業、および分注作業である。具体的な処理としては、分析装置106がバーコード化されている場合、診療部門より到着した検体に貼られたバーコードを、バーコードリーダで読み取り、到着確認(検体の受付)をおこなった後、分注用ラベルを出力し、測定用試験管に貼る、などである。バーコード内の情報は受付日、受付番号、採血容器種別などである。さらに、人が読める情報として、患者名、患者カナ名、病棟名、容器名、緊急、感染検体マーク、採血量などが印字されている。
検査結果の取り込みは、分析装置106によって測定された分析データを、ネットワークもしくはキーボードを介して取り込むことによっておこなう。検査情報管理装置101は、分析データの取り込みと、同じ患者の前回測定値を検索し、前回値チェックをおこなう。また、精度管理ルール、分析装置106から送られてくるエラーメッセージ、再検査情報、異常値情報、データエラーなどのメッセージを、画面や結果データファイルに出力する。
報告書の作成は、検査についての最終的な報告のためにおこなわれる。オーダリングシステムの場合には、すでに結果がリアルタイムで報告されていることが多いので、検査部門で全ての項目を1枚で出力する場合が多い。その他の場合には、各部門ごとに報告書が作られる。検査情報管理装置101が報告書を作成する際には、検査結果のデータファイルを全て検索し、未検査がないレコードのデータを出力する。また、一度出力したら、出力済みフラグをファイルに書き込み、2回目以降に検索したときに再度出力しないようにしている。
検索は、検査部門で検査した結果を確認するために使用するが、さらに、診療部門において、患者の検査結果データをさまざまな角度から検索・検討することによって、診療に生かすこともできる。目的の患者の患者IDおよび検査日を指定して、その検査データを確認したり、複数の検査項目の結果の測定範囲を指定し、ファイルに出力することができる。
統計は、検査結果ファイルから各種データの統計をおこなう。たとえば、日単位の依頼項目統計、依頼先別項目別統計、保険点数の集計などである。これらの統計結果は、検索と同様に、ファイル出力やグラフ化をおこない利用する。
精度管理は、臨床検査の精度維持のために重要な機能である。精度管理方法としては、Xber−S、Xber−R管理図法や、ツインプロットなどのコントロール検体を用いる精度管理方法、分析装置106のオンライン時に患者データの前回測定値との比較をおこなう患者検体による精度管理方法などがある。なお、Xberのberは、図10中Hに示すようにX文字上の横線で表記するが、文章中では便宜上、berと表記した。また、最近では、統計的手法ではなく、患者データ全数の3D分布図から検査分析データの処理をおこない、データの出現実績ゾーンから外れた検体を検出する出現実績法が開発されている。
以上のように、検査情報管理装置101は、臨床検査において複数の機器や作業を統括する各種の機能を有する。このような機能に加えて、検査情報管理装置101では、さらに、検査結果が一定の基準値を満たしているかを判断する「基準値適合判断」をおこなう。
基準値適合判断とは、検査の各処理段階でクライアント102や分析装置106などから受け取っている検査関連情報それぞれに対して一定の基準値を設け、これに適合しているかを判断するものである。ここで、各装置から受け取っている検査関連情報とは、検体のトレーサビリティ情報、装置情報、材料情報、検査手順書情報、最終品質保証者情報などである。
検体のトレーサビリティ情報とは、検査受入情報、前処理時間、測定時間、再検時間、報告時間などの時間情報の他、これらの作業者名、到着から報告までの経過時間(TAT)などの検体の追跡情報である。装置情報とは、校正情報、精度管理情報および作業時間、作業者名などの検査に使用される各装置に関する情報である。
また、材料情報とは、試薬や消耗品のロット情報、購入情報、購入者名、購入日時など検査に使用される各種材料に関する情報である。検査手順書情報とは、参考値や再検基準などの検査の作業手順に関する情報である。最終品質保証者情報とは、当該検査に関する最終的な品質保証の責任者に関する情報である。
検査情報管理装置101は、これらの情報があらかじめ設定された基準値を満たすかを判断した上で、当該検査全体に対して品質が保証できるか否かを判断する。また、これら臨床検査に関わる情報は、通常、各装置内や各部門に分散して保持されているが、検査情報管理装置101が体系的に保持することによって、データとして有効に活用することができる。
図1の説明にもどり、クライアント102(102a〜c)は、医療施設内各所に配置され、検査情報管理装置101に対して検査依頼や各種情報の入力などをおこなう。また、検査情報管理装置101が有する各情報を表示する。
上位管理装置105は、病院情報システム(HIS:Hospital Information System)と呼ばれ、医療事務会計システム、診療予約システム、診療情報システムおよび検査、薬剤などの各部門の情報処理システムを含む、医療施設全体の包括的なシステムである。臨床検査システム101は、上位管理装置105の下位システムにあたり、たとえば診療システムなど他のシステムからの検査依頼は、上位管理装置105を介して受け付ける。
分析装置106(106a,b)は、検体に対して各種の分析処理をおこない、分析結果を検査情報管理装置101などに出力する。また、分析装置106は、検査情報管理装置101に対して、始業点検結果や校正情報などを随時送信している。校正とは、標準器や標準試料を用いて、計測器(分析装置)の表す値と真の値との関係を求めることである。校正情報は、分析装置106の測定値の信頼性を裏付けする。
つぎに、検査情報管理装置101の構成について図2を参照して説明する。図2は検査情報処理装置101の内部構成を示す図である。検査関連情報収集部150は、上位管理装置105や分析装置106から出力される上述の検査関連情報を受け取り、データベース(DB)151および基準値適合判断部152に出力する。また、必要な場合は、上位管理装置105や分析装置106に対して検査関連情報を要求することもできる。
データベース(DB)151は、検査関連情報収集部150が収集した検査関連情報を保持する。このとき検査関連情報は、検体から得られた分析データに関連付けられた上で保持される。また、データベース151には、後述する基準値適合判断部152から出力される判断結果も、分析データに関連付けられた上で保持される。
このように、各種の検査関連情報を検査対象の検体ごとに関連付けて保持することによって、検査関連情報を体系的に保持することができる。また、万一医療事故などが発生した際にも、検体に関連付けられた情報を追跡することによって、当該医療事故の原因究明を図ることができる。
基準値適合判断部152は、再検査判断部153および品質保証判断部155から構成される。検査関連情報収集部150から出力される検査関連情報が、後述する再検査基準値設定部154および品質保証基準値設定部156によって設定される基準値に適合するかを判断する。
再検査判断部153は、前記検査関連情報収集部150によって収集された検査関連情報のうち、分析装置106による分析データに対して、後述する再検査基準値設定部154によって設定された再検査基準値に基づいて再検査をおこなうかを判断する(以下、「再検査要否判断」という)。
再検査が必要と判断した場合は、検査関連情報収集部150を介して分析装置106に再検査指示を与える。また、分析装置106が正常に動作しているかを監視し、正常に動作していない場合は、分析装置106の内部設定を変更したり、後述する通知部158を介してユーザに通知をおこなう。再検査要否判断の結果および分析データは、データベース151および品質保証判断部155に出力される。なお、検査関連情報収集部150から出力された、分析データ以外の検査関連情報は、再検査判断部153では処理をおこなわず、品質保証判断部155に出力される。
再検査基準値設定部154は、分析装置106がそれぞれ出力する検体の分析データに対して、個別に再検査基準値を設定する。また、再検査基準値設定部154は、設定した再検査基準値を再検査判断部153に出力する。
品質保証判断部155は、検査結果に対してその品質を保証できるかを判断する(以下、この判断を「品質保証可否判断」という)。品質保証可否判断にあたっては、検査関連情報収集部150によって収集された検査関連情報および再検査判断部153から出力された再検査要否判断結果が用いられる。品質保証判断部155は、これらの情報それぞれに対して、後述する品質保証基準値設定部156によって設定された品質保証基準値に適合するかを判断する。さらに個々の情報に対する判断を総合して、当該検査が品質保証基準値に適合し、品質を保証し得るかを判断する。また、品質保証可否判断の結果は、出力部157およびデータベース151に出力される。
また、品質保証判断部155は、検査結果に対して品質保証ができないと判断する場合、その原因となる検査関連情報およびその情報に関連付けられている情報を出力部157に出力する。品質保証ができないと判断されるということは、検査の過程に何らか不備や事故などが存在した可能性があるからである。この際、出力される情報は多くの項目を含み、これらを羅列するのみでは非常にわかりにくい。そこで、特性要因図を作成して出力部157に出力する。この特性要因図の詳細については後述する。
品質保証基準値設定部156は、検査関連情報収集部150によって収集された検査関連情報および再検査判断部153から出力された再検査要否の判断結果の各情報に対して、個別に基準値を設定する。また、品質保証基準値設定部156は、設定した品質保証基準値を品質保証判断部155に出力する。
出力部157は、品質保証判断部155から出力された検査結果の品質保証可否判断結果および特性要因図を通知部158に出力する。また、上位管理装置105およびクライアント102に対しても当該判断結果および特性要因図を出力する。通知部158は、出力部157から出力された検査結果の品質保証可否判断結果および特性要因図を、表示画面や音などでユーザに通知する。
つぎに、再検査要否判断の手順について図3を参照して説明する。図3は検査情報管理装置101がおこなう再検査要否判断の手順を示すフローチャートである。
まず、検査関連情報収集部150に、分析装置106から分析データが入力される(ステップS181)。検査関連情報収集部150は、入力された分析データを再検査判断部153およびデータベース151に出力する。再検査判断部153は、当該分析データが再検査基準値設定部154によって定められた再検査基準値を満たしているかを判断する(ステップS182)。
分析データが再検査基準値を満たしていない場合(ステップS182:No)、分析装置106が正常に動作しているかを確認する(ステップS183)。分析装置106が正常に動作している場合(ステップS183:Yes)、分析装置106に対して再測定の指示をおこなう(ステップS185)。分析装置106が正常に動作していない場合(ステップS183:No)、分析装置106に対してメンテナンスをおこなった上で(ステップS184)、再測定の指示をおこなう。なお、このメンテナンスは、再検査判断部153によって分析装置106の内部設定を変更したり、通知部158を介してユーザに分析装置106の異常を通知し、ユーザによって修理をおこなう場合などがある。
一方、分析データが再検査基準値を満たしている場合(ステップS182:Yes)、コメントが必要か否かを判断する(ステップS186)。コメントは、分析データが再検査基準値を満たしているが測定の過程に何らかの特記事項がある場合(再測定による分析データであるなど)に付される。コメントが必要と判断した場合(ステップS186:Yes)、コメントを作成し(ステップS187)、再検査要否の判断結果および分析データとともに品質保証判断部155に出力する(ステップS188)。コメントは不要と判断した場合(ステップS186:No)、コメントは作成せず、再検査要否の判断結果および分析データを品質保証判断部155に出力する(ステップS188)。以上のような処理によって、検査情報管理装置101は再検査判断処理をおこない、分析装置106による分析データの信頼性を担保している。
つぎに、検査情報管理装置101が品質保証可否判断をおこなう際の動作について、図4を参照して説明する。図4は検査情報管理装置101のおこなう品質保証可否判断処理の手順を示すフローチャートである。
分析装置106は、始業点検の結果や校正情報などを、点検データとして検査情報管理装置101に随時出力している(ステップS251)。検査情報管理装置101の検査関連情報収集部150は、分析装置106から出力された点検データを収集し、データベース151に記憶する(ステップS201)。
上位管理装置105は、検体の検査依頼がなされると、検査依頼情報を検査情報管理装置101に出力する(ステップS261)。検査依頼情報には、検査の内容、患者情報などが含まれる。検査関連情報収集部150は、上位管理装置105から出力された検査依頼情報を収集し、データベース151に記憶する(ステップS202)。
検査対象の検体が到着すると、上位管理装置105から検体の到着情報が出力される(ステップS262)。前記のように、検査依頼と検体が別々に届く場合と、同時に届く場合があるためである。検査関連情報収集部150は、上位管理装置105から出力された検体の到着情報を収集し、データベース151に記憶する(ステップS203)。
到着した検体の検査が開始されると、分析装置106は、検体の分析によって得られた分析データを出力する(ステップS252)。検査関連情報収集部150は、分析装置106から送信された分析データを収集し、再検査判断部153およびデータベース151に出力する(ステップS204)。
つぎに、再検査判断部153は、検査関連情報収集部150から出力された分析データに対して再検査要否判断をおこなう(ステップS205)。当該分析データが再検査基準値を満たしている場合(ステップS206:Yes)、ステップS208に移行する。
一方、再検査基準値を満たしていない場合(ステップS206:No)、分析装置106に再検査指示をおこなう(ステップS207)。再検査指示を受けた分析装置106は、再度検体の分析処理をおこない、分析データを出力する(ステップS252)。検査関連情報収集部150は、再検査指示を受けた分析装置106の再検査による分析データを収集し(ステップS252)、前記の手順を繰り返す。
つぎに、品質保証判断部155で検査結果に対する品質保証可否判断がおこなわれる(ステップS208)。品質保証可否判断には、分析データの他に前記ステップS201〜204で上位管理装置105または分析装置106から出力された情報や、随時クライアント102などから入力され、データベース151に記憶されている検査関連情報が使用される。品質保証判断部155は、これらの情報が再検査基準値設定部154によって設定された品質保証可否判断基準値に適合しているかを判断する。また、個々の情報に対する判断を総合して、当該検査の結果が品質保証基準値に適合するかを判断する。
臨床検査は検体の採取から始まる一連の作業で構成され、一つ一つの作業が最終的な検査結果の正しさを左右している。そのため、検査に関連するデータ全てが、あらかじめ定められた基準値に適合しているかを判断することによって、はじめて検査全体の品質保証をおこなうことが可能となる。
当該検査結果に対して、品質保証できると判断される場合(ステップS209:Yes)、上位管理装置105へ検査結果を送信し(ステップS213)、本フローチャートによる処理を終了する。
一方、品質保証することができないと判断される場合(ステップS209:No)、品質保証の特性要因図を作成し、通知部158に表示させる(ステップS210)。特性要因図とは、問題とする特性と、それに影響を及ぼしていると思われる要因との関連を整理して、魚の骨のような図に体系的にまとめた図である。本システムにおいて、問題とする特性とは、検査結果が品質保証基準値に達しなかったという点である。
そして、特性要因図によって、検査結果の品質保証がなされなかった原因を究明する(ステップS211)。特性要因図によれば、品質保証基準値に達しなかったという結果と、その原因の関係を図で整理することができる。また、改善の手段を図で整理することができ、情報が即座に読み取れ、深く理解することができる。数字だけでは見落としがちな問題も、グラフ化して発見しやすくなる。
原因が究明されたら、その原因を解消し(ステップS212)、分析装置106で再度分析をおこなう。検査関連情報収集部150は、分析装置106が出力する分析データを収集し(ステップS204)、以後のステップを処理が終了するまで繰り返す。
以上のような動作によって、検査情報管理装置101は品質保証可否判断をおこなっている。上述のように、検査結果に対して品質保証がなされなかった場合、再検査などがおこなわれることとなるが、その際には図5に示すような注意喚起画面が通知部158またはクライアント102に表示される。図5は臨床検査システム100の表示画面の一例である。
検査結果に対して品質保証がおこなわれない場合、臨床検査システム100の表示画面上には、図5に示すように不適合画面301が表示される。不適合画面301は、後述する特性要因図の簡易表示であり、品質保証基準値の各要素のうち、どの要素に問題があるかを示すものである。不適合画面301をクリックすると、詳細な特性要因図が表示される。
不適合画面301をクリックすると表示される特性要因図の例を図6に示す。図6は臨床検査システム100で作成、表示する特性要因図の一例である。図6において、検査結果の品質保証に至る主幹(背骨)401からは、検査結果の品質保証ができるか否かを決定する各要素を系統ごとにまとめた大枝(大骨)402a〜fが張り出している。
大枝402aは、依頼系の要素をまとめた枝であり、依頼時刻、依頼付帯事項、依頼者などの項目403a〜cが含まれている。大枝402bは、検体採取系の要素をまとめた枝であり、患者に対する説明の有無、採血条件、検体採取担当者などの項目403d〜iが含まれている。同様に、大枝402cには保管移送系の項目403j〜l、大枝402dには測定系の項目403m〜q、大枝402eには統計学的精度保証系の項目403r〜u、大枝402fには個別データ保証系の項目403v〜xが、それぞれ含まれている。
また、測定系の項目は、さらにいくつかの要因系統からなり、大枝402dからは、中枝404a〜cが張り出している。中枝404aは、第2次標準物質系の要素をまとめた枝であり、標準物質ロット、購買日、第2次標準物質名などの項目405a〜cが含まれている。同様に、中枝404bにはキャリブレーション系の項目405d〜g、中枝404cには試薬系の項目405h〜jが、それぞれ含まれている。また、項目405kのように、他の項目403oから項目が分岐する場合もある。
主幹401と大枝402a〜fとの接合部には、ゲート406a〜fが設けられている。ゲート406a〜fは、各大枝402a〜fに含まれる各系統内の項目が、品質保証基準値を満たしているかを判断し、一つでも品質保証基準値を満たしていない場合は、赤く表示される(図中黒丸)。一方、全ての項目が品質保証基準値を満たしている場合は、ゲート406a〜fは青に表示される(図中白丸)。全てのゲート406a〜fが青く表示されなければ、品質保証はなされない。すなわち、検査結果が品質保証基準値を満たすには、全ての項目が品質保証基準値を満たす必要がある。図示の例では、検体採取系のゲート406bおよび保管移送系のゲート406cが赤く表示され、これらの項目のいずれかに品質保証基準を満たしていない項目があることがわかる。
また、各項目403a〜xをクリックすることにより、当該項目の具体的な値を表示させ、品質保証可否判断の判断項目のデータを直接確認することができる。これにより、検査結果に対して品質保証がなされなかった場合、即座に原因究明をおこなうことができ、再発防止を早期に図ることができる。
たとえば、大枝402aに示される依頼系の項目403a〜cをクリックすると、図7に示すような検査依頼状況に関する情報が表示される。図7は臨床検査システム100の表示画面の一例である。当該検査についての依頼日、依頼時間、依頼者など、項目403a〜cに対応する情報が表示される(図中A)。また、依頼のあった検査項目についても表示される(図中B)。
同様に、大枝402bに示される採血系の項目403d〜iをクリックすると、図8に示すような採血処理に関する情報が表示される。図8は臨床検査システム100の表示画面の一例である。採血時刻、患者説明の有無、採血条件など、項目403d〜iに対応する情報が表示される(図中C)。検査対象となる検体は、患者から採取されると同時にバーコードが付される。検査中の各処理にあたって、検体はバーコード管理され、各処理の担当者や所要時間などの情報が逐一記録されていく。これらの情報が品質保証可否判断の要素となる。
また、図8は大枝402cに示される保管移送系の項目403j〜lに対応する情報も表示している(図中D)。採血処理後の検体が検査室に搬入される間の処理も、バーコード管理により個々の処理に関する情報が逐一記録され、品質保証可否判断の要素となる。
大枝402dに示される測定系の項目403m〜q、405a〜kをクリックすると、図9に示すような検査中の測定に関する情報が表示される。図9は臨床検査システム100の表示画面の一例である。測定に関する情報には、測定処理そのものの情報(患者名、検査日実施日など)の他、分析装置106の仕様やキャリブレーション情報(図中E)、測定に用いられた試薬に関する情報(図中F)なども含まれる。
キャリブレーションとは、分析装置106をはじめとする各種測定器が正しく測定をおこなっているかを、高精度かつ厳重に管理された別の測定器によって検査し、必要ならば修理、調整をおこなうことである。分析装置106は、定期的にこのような検査を受け、測定値の精度管理をおこなっている。
大枝402eに示される統計学的精度保証系の項目403r〜uをクリックすると、図10に示すような検査に対する統計学的評価が表示される。図10は臨床検査システム100の表示画面の一例である。検査情報管理装置101は、図中Gに示す各データから、図中H,Iに示す統計的管理表を作成する。図中Hは、Xber管理図、図中Iは、S管理図であり、精度管理図法として一般的なXber−S管理図法による精度管理をおこなっている。
大枝402fに示される個別データ保証系の項目403v〜xをクリックすると、図11に示すような、個別データの検定結果を表示する。図11は臨床検査システム100の表示画面の一例である。図中Jは、出現実績ゾーン法による前回検査日からの臨床検査的変動許容範囲検定の結果である。
また、測定原理を示す項目403qをクリックすると、図12に示すような、当該検査の検査原理や検査手順が表示される。図12は臨床検査システム100の表示画面の一例である。検査原理や検査手順は、通常、各部門で検査手順書として紙ベースで保持されていることが多い。しかし、たとえば、これまでの医療過誤の情報を共有したり(図中K)、試薬の外観を画像で確認できる(図中L)など、従来では別々に保存されていた情報をデータ化することにより、より可用性を高めることができる。また、このようにデータ化し、検査に関わる全ての者が確認し得るようにすることによって、医療事故を未然に防止できる可能性が高まる。
以上説明したように、本実施の形態にかかる臨床検査システム100によれば、臨床検査に関する情報を体系的に管理し、あらかじめ設定された基準値に基づいて検査結果に対する品質評価をおこなうことができる。これにより、臨床検査の品質を客観的データに基づいて保証することが容易になり、ISO認定の取得などにも有効に活用し得る。
また、臨床検査の各処理に対して、随時評価をおこなっているため、医療事故や医療過誤の未然防止を図ることができる。万一、医療事故などが起きてしまった際にも、検査関連情報を追跡調査することによって原因を究明し、再発防止を図ることができる。
以上のように、本発明にかかる臨床検査情報管理装置、臨床検査情報管理方法、および臨床検査情報管理プログラムは、臨床検査に関する情報の管理に有用であり、特に、臨床検査情報システム(LIS)に適している。
臨床検査システム100のシステム構成を示す図である。 検査情報管理装置101の内部構成を示す図である。 検査情報管理装置101がおこなう再検査判断処理を示すフローチャートである。 検査情報管理装置101のおこなう品質保証可否判断処理の手順を示すフローチャートである。 臨床検査システム100の表示画面の一例を示す図である。 臨床検査システム100で作成、表示する特性要因図の一例を示す図である。 臨床検査システム100の表示画面の一例を示す図である。 臨床検査システム100の表示画面の一例を示す図である。 臨床検査システム100の表示画面の一例を示す図である。 臨床検査システム100の表示画面の一例を示す図である。 臨床検査システム100の表示画面の一例を示す図である。 臨床検査システム100の表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
100 臨床検査システム
101 検査情報管理装置
102a〜c クライアント
105 上位管理装置
106a,b 分析装置
150 検査関連情報収集部
151 データベース
152 基準値適合判断部
153 再検査判断部
154 再検査基準値設定部
155 品質保証判断部
156 品質保証基準値設定部
157 出力部
158 通知部


Claims (11)

  1. 検査にかかる検体の分析データと、前記検体の検査に付随する情報と、を収集する検査関連情報収集手段と、
    前記検査関連情報収集手段が収集した前記分析データと、前記検体の検査に付随する情報と、を関連付けて保持する情報保持手段と、
    前記検査関連情報収集手段が収集した前記分析データと、前記検体の検査に付随する情報と、がそれぞれあらかじめ設けられた基準値に適合しているかを判断する基準値適合判断手段と、
    を備えることを特徴とする臨床検査情報管理装置。
  2. 前記基準値適合判断手段によって前記基準値に適合しないと判断された前記分析データまたは前記検体の検査に付随する情報を、ユーザに通知する不適合情報通知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の臨床検査情報管理装置。
  3. 前記不適合情報通知手段は、前記情報保持手段で、前記ユーザに通知する前記分析データまたは前記検体の検査に付随する情報と関連付けて保持されている前記分析データまたは前記検体の検査に付随する情報を通知することを特徴とする請求項2に記載の臨床検査情報管理装置。
  4. 前記基準値適合判断手段は、前記分析データがあらかじめ設けられた基準値に適合していない場合、検体の再分析指示をおこなう再検査指示手段を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の臨床検査情報管理装置。
  5. 前記基準値適合判断手段は、前記分析データおよび前記検体の検査に付随する情報に基づいて、当該検査の品質を評価する品質保証判断手段を備えることを特徴とする請求項4に記載の臨床検査情報管理装置。
  6. 検査にかかる検体の分析データと、前記検体の検査に付随する情報と、を収集する検査情報収集工程と、
    前記検査情報収集工程で収集した前記分析データと、前記検体の検査に付随する情報と、を関連付ける情報関連付け工程と、
    前記検査情報収集工程で収集した前記分析データと、前記検体の検査に付随する情報と、がそれぞれあらかじめ設けられた基準値に適合しているかを判断する基準値適合判断工程と、
    を含むことを特徴とする臨床検査情報管理方法。
  7. 前記基準値適合判断工程によって前記基準値に適合しないと判断された前記分析データまたは前記検体の検査に付随する情報を、ユーザに通知する不適合情報通知工程を含むことを特徴とする請求項6に記載の臨床検査情報管理方法。
  8. 前記不適合情報通知工程は、前記情報関連付け工程で、前記ユーザに通知する前記分析データまたは前記検体の検査に付随する情報と関連付けられた前記分析データまたは前記検体の検査に付随する情報を通知することを特徴とする請求項7に記載の臨床検査情報管理方法。
  9. 前記基準値適合判断工程は、前記分析データがあらかじめ設けられた基準値に適合していない場合、検体の再分析指示をおこなう再検査指示工程を含むことを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載の臨床検査情報管理方法。
  10. 前記基準値適合判断工程は、前記分析データおよび前記検体の検査に付随する情報に基づいて、当該検査の品質を評価する品質保証判断工程を含むことを特徴とする請求項9に記載の臨床検査情報管理方法。
  11. 請求項6〜10のいずれか一つに記載の臨床検査情報管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする臨床検査情報管理プログラム。

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