JP2006028283A - 軟質発泡ポリウレタンフォーム及びその製造方法 - Google Patents

軟質発泡ポリウレタンフォーム及びその製造方法 Download PDF

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秀明 今村
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Abstract

【課題】
本発明は、特定のポリオールを少量使用することにより、水発泡により得られる圧縮歪み性の改善された低密度の軟質発泡ポリウレタンフォームを提供する。
【構成】
発泡剤、整泡剤、触媒の存在下でポリオールと有機ポリイソシアネートとを反応させて得られる軟質発泡ポリウレタンフォームの製造において、発泡剤として水を使用し、架橋剤としてジグリセリン1モルに対してプロピレンオキサイドを1〜4モル付加した後、更にエチレンオキサイドを0〜8モル付加したポリオール系架橋剤を使用したものであり、このポリオール系架橋剤の水酸基価が290〜1100mgKOH/gであり、かつウレタン製造に用いる全ポリオールに対して0.5〜10重量%配合した軟質発泡ポリウレタンフォーム及びその製造方法を用いる。

Description

本発明は軟質発泡ポリウレタンフォーム及びその製造方法に関するものである。詳しくは圧縮歪み性に代表される耐久性の改善された車両用内装材、家具用クッション材、寝具、雑貨等に多用される軟質発泡ポリウレタンフォームに関し、特定のポリオールを使用することによる軟質発泡ポリウレタンフォーム及びその製造方法に関するものである。
軟質発泡ポリウレタンフォームは、そのクッション性により、車両用クッション材や、家具用マット、寝具、雑貨等に幅広く使用されている。軟質発泡ポリウレタンフォームはポリエーテルポリオールや、ポリオール中でアクリロニトリルやスチレンをラジカル重合させて得られたポリマー粒子が分散したポリマーポリオール、発泡剤としての水、シリコーン系界面活性剤等の整泡剤、アミン類やスズ化合物等の触媒、必要により架橋剤等と難燃剤、顔料等と有機ポリイソシアネートを混合することにより製造される。発泡剤としての水は有機ポリイソシアネートと反応し、脱離した炭酸ガスが発泡ガスとなり、同時にポリ尿素を生成する反応により発泡剤として機能する。
近年は、例えば車両用では燃費規制に対応する軽量化のための低密度化が要望されていると同時にコスト低減の意味でも益々、低密度化の要望が強くなってきている。このような要望に応えるため、発泡剤としての水は更に増加の傾向にある。水を増加させることは、発生炭酸ガス量を増加させるため、軟質発泡ポリウレタンフォームの密度を低下させるには有効であるが、圧縮歪み特性、耐久特性を悪化させる原因となる。このような軟質発泡ポリウレタンフォームの形状安定性は、種々の不具合の原因となる。例えば、ベッド用クッションの厚みが使用に伴って低下したり、車両用クッションが使用に伴い厚みや、硬さが変化したりする不具合である。特に車両用クッション等では長時間の車両運転により、設計当初のクッション厚みや硬さが低下し、運転者の定位置が下降し視界が狭められ安全性を損なったり、座り心地や乗り心地が悪化する。これらの問題は、軟質発泡ポリウレタンフォームの耐久性の問題であり、従って、軽量化が達成可能でかつ圧縮歪み性や繰り返し圧縮試験において優れた物性の軟質発泡ポリウレタンフォームが望まれていた。圧縮歪み性を改良するポリオールとして水酸基価34〜60mgKOH/g、総不飽和度0.03以下のポリオールを用いる特許(例えば、特許文献1参照。)や、ポリオールとして水酸基価5〜25mgKOH/g、総不飽和度0.07以下の高分子量ポリオキシアルキレンポリオールと低分子量のイソシアネート反応基を有する多官能性化合物との混合物を用いる特許(例えば、特許文献2参照。)が開示されている。これらの方法では、軟質発泡ポリウレタンフォームの架橋度が高くなり、軟質発泡ポリウレタンフォームの圧縮歪み性が改善されると考えることができるが、このような方法においては、軟質発泡ポリウレタン樹脂に要求される機械的物性である伸び率が低下するため問題である。また架橋剤としてグリセリンを用いる特許(例えば、特許文献3参照。)が開示されているが、架橋剤としてグリセリンのみを用いると独立気泡性が強くなる傾向にあり、良好な成形性(特にクラッシング性)が得られにくく、製造された軟質フォームの伸びが悪化しやすいという問題があった。
特開平02−115211号公報 特開平03−068620号公報 特開昭53−99298号公報
本発明の目的は、発泡剤として水を単独で使用した場合に、架橋剤成分として特定のポリオールを少量配合することにより、耐久性、特に圧縮歪み性に優れた低密度の軟質発泡ポリウレタンフォーム及びその製造方法を提供することにある。
本発明者らは、種々検討の結果、特定のポリオールを使用することにより、低密度においても耐久性、特に圧縮歪み性に優れた、水を発泡剤として使用した軟質発泡ポリウレタンフォームを見出し本発明を完成させた。即ち、発泡剤、整泡剤、触媒の存在下でポリオールと有機ポリイソシアネートとを反応させて得られる軟質発泡ポリウレタンフォームの製造において、発泡剤として水を使用し、架橋剤としてジグリセリン1モルに対してプロピレンオキサイドを1〜4モル付加した後、更にエチレンオキサイドを0〜8モル付加したポリオール系架橋剤を使用したものであり、このポリオール系架橋剤の水酸基価が290〜1100mgKOH/gであり、かつウレタン製造に用いる全ポリオールに対して0.5〜10重量%配合した軟質発泡ポリウレタンフォーム及びその製造方法を見出した。
本発明に用いられるポリオールを少量使用することにより、圧縮歪み性の改善された耐久性に優れた軟質発泡ポリウレタンフォームを製造することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の軟質発泡ポリウレタンフォームは、発泡剤、整泡剤、触媒の存在下でポリオールと有機ポリイソシアネートとを反応させて得られる軟質発泡ポリウレタンフォームの製造において、発泡剤として水を使用し、架橋剤としてジグリセリン1モルに対してプロピレンオキサイドを1〜4モル付加した後、更にエチレンオキサイドを0〜8モル付加したポリオール系架橋剤を使用したしたものであり、このポリオール系架橋剤の水酸基価が290〜1100mgKOH/gであり、かつウレタン製造に用いる全ポリオールに対して0.5〜10重量%配合することにより得られる。本発明に用いられるポリオールを構成する主骨格多価アルコールとして、ジグリセリンの水酸基4よりも少ない水酸基を持つ多価アルコール場合は、フォームの架橋密度が低くなるため得られるフォームの硬度、機械的強度や耐久性が不十分となり、本発明のポリオール添加時に比べて圧縮歪み性が悪くなる。また、ジグリセリンの水酸基4よりも多い水酸基を持つ多価アルコール場合は、軟質フォーム本来の硬度が得られず硬くなり、伸びや機械的強度が低下しやすくなる。また、ジグリセリンのみを使用すると連続気泡のフォームが得られず、伸びが悪くなる。また、ジグリセリン1モルに対して、エチレンオキサイドのみを0〜8モル付加させた場合は、イソシアネートとの反応が早くなりすぎ、独立気泡を形成するため連続気泡のフォームが得られない。また、ジグリセリン1モルに対するプロピレンオキサイドの付加モル数が4モルを超えると、反応が遅くなるため生産性が悪くなる。また、プロピレンオキサイドを1〜4モル付加させた後のエチレンオキシド付加モル数が8モルを超えると、本発明のポリオールに比べて圧縮歪み性が悪くなる。更に、本発明のポリオールの水酸基価が290mgKOH/gよりも小さい場合は、ポリオールの分子量が大きくなるため架橋剤の役割を果たさず圧縮歪み性が悪くなり、水酸基価が1100mgKOH/gよりも大きい場合は、イソシアネートとの反応が早くなるため形状が安定したフォームが得られなくなる。また、本発明のポリオールの添加量が0.5重量%未満の場合はフォームの圧縮歪み性の改良効果がなく、10重量%を超えると独立気泡を形成するため、連続気泡のフォームが得られなくなる。即ち、ポリオールとイソシアネートとの反応性に問題なく、且つ連続気泡のフォームを形成し、その圧縮歪み性を改良するには、架橋剤としてジグリセリン1モルに対してプロピレンオキサイドを1〜4モル付加した後に更にエチレンオキサイドを0〜8モル付加したポリオール系架橋剤を使用したものであり、このポリオール系架橋剤の水酸基価が290〜1100mgKOH/gであり、かつウレタン製造に用いる全ポリオールに対して0.5〜10重量%配合した軟質発泡ポリウレタンフォームを用いることが必要である。中でも全ポリオールに対して、架橋剤としてジグリセリン1モルに対してプロピレンオキサイドを1モル付加させた後、更にエチレンオキサイドを4モル付加させた水酸基価560mgKOH/gのポリオールを1〜2重量%含むことが好ましい。
本発明の軟質発泡ポリウレタンフォームを製造するに際し、ジグリセリン1モルに対してプロピレンオキサイドを1〜4モル付加させた後、更にエチレンオキサイドを0〜8モル付加させた水酸基価290〜1100mgKOH/gのポリオール以外のポリオールは、当業界で公知のもので良く活性水素基含有化合物を開始剤に用いて、アルキレンオキサイドを含む環状エーテルを開環重合させて得られるものである。開始剤としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、ノナンジオール、ネオペンチルグリコール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、シクロヘキサン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノールA、グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、また、シュークローズ、グルコース、フラクトース等のシュガー系アルコール類、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、トルエンジアミン、メタフェニレンジアミン、ジフェニルメタンジアミン、キシリレンジアミン等が挙げられる。環状エーテルとしてはエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等のアルキレンオキサイド、メチルグリシジルエーテル等のアルキルグリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル等のアリールグリシジルエーテル、テトラヒドロフラン等が挙げられる。なお、ポリオールには、ポリオール中でビニル単量体を重合させた、いわゆるポリマーポリオールと呼ばれるものを併用することにより、得られるフォームの硬度が自由に調整できるので好ましい。ビニル単量体としては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のシアン化ビニル化合物類、塩化ビニル、塩化ビニリデン等のハロゲン含有ビニル化合物類、スチレン、α−メチルスチレン、ビニルトルエン等の芳香環含有ビニル化合物類、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル等のアクリル系化合物類、酢酸ビニル等のビニルエステル化合物類等が挙げられる。尚、本発明の軟質発泡ポリウレタンフォームを製造する際に使用する全ポリオールの水酸基価は30〜80mgKOH/gであることが好ましい。
本発明に用いられる水は、発泡剤として用いられ、水の配合量は、ポリオール100重量部に対し3〜6重量部が好ましい。水の配合量が少ない場合は、発生する炭酸ガスが少なくなるため、発泡倍率の維持が困難になり、また水の配合量が多い場合は、ウレア基が多くなるため、フォームの機械的強度及び反発弾性率が低下しやすく、また圧縮歪み性が悪くなる。
本発明に用いられる触媒としては、反応速度及び独泡性調整のため、当業界で公知の各種ウレタン化触媒を用いる。具体的には、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、ジメチルベンジルアミン、N,N,N’,N’−テトラメチルヘキサメチレンジアミン、N,N,N’,N’,N''−ペンタメチルジエチレントリアミン、ビス−(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、トリエチレンジアミン、1,8−ジアザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7、1,2−ジメチルイミダゾール、1−ブチル−2−メチルイミダゾール等の三級アミン、ジメチルエタノールアミン、N−トリオキシエチレン−N,N−ジメチルアミン、N,N−ジメチル−N−ヘキサノールアミン等の反応型三級アミン又はこれらの有機酸塩、スタナスオクトエート、ジブチルチンジラウレート、ナフテン酸亜鉛等の有機金属化合物等が挙げられる。触媒の配合量は、ポリオール100重量部に対し0.005〜5重量部が好ましい。
本発明に用いられる整泡剤は当業界で公知の有機珪素系界面活性剤であり、整泡剤の配合量は、ポリオール100重量部に対し0.2〜2重量部が好ましい。
本発明に用いられる有機ポリイソシアネートとしては、例えば、2,4−又は2,6−トリレンジイソシアネートなどのトリレンジイソシアネート(TDI)、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3'−ジメチル−4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネートなどのジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、1,3−フェニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシアネート、1−クロロ−2,4−フェニレンジシソシアネートなどのフェニレンジイソシアネート(PDI)、4,4'−ジフェニルジイソシアネート、3,3'−ジメチル−4,4'−ジフェニルジイソシアネート、3,3'−ジメトキシ−4,4'−ジフェニルジイソシアネートなどのジフェニルジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネートなどのナフタレンジイソシアネート(NDI)、クルードTDI、変性TDI、クルードMDI、変性MDIなどの芳香族ポリイソシアネート;ヘキサメチレンジイソシアネート、リジンジイソシアネートなどの脂肪族ポリイソシアネート;イソホロンジイソシアネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、水添MDIなどの脂環族ポリイソシアネート;これらのポリメリックポリイソシアネートなどが挙げられる。これらの有機ポリイソシアネートは、単独又は二種以上併用できる。好ましい有機ポリイソシアネートには、芳香族ポリイソシアネート、特に、TDI,クルードTDI,MDI,クルードMDIなどや、TDIとMDI(又はクルードMDI)との混合物が含まれ、TDI単独のように少くともTDIを含むものが挙げられる。有機ポリイソシアネートの使用量は、イソシアネートインデックスが70〜130、好ましくは80〜120、さらに好ましくは90〜110程度となる量である。イソシアネートインデックスが70未満では、フォームの弾性や耐久性が低下しやすく、130を越えるとフォームが脆くなりやすい。
以下、実施例及び比較例により本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、実施例及び比較例中において、「部」は「重量部」、「%」は「重量%」を示す。
実施例、比較例は、以下の原料を用いて行なった。
主剤ポリオールA:グリセリン1モルに対してプロピレンオキサイドを50モル付加させた水酸基価56mgKOH/gのポリエーテルポリオール
主剤ポリオールB:グリセリン1モルに対してプロピレンオキサイドを40モル付加させた後、エチレンオキサイドを13モル付加させた水酸基価53mgKOH/gのポリエーテルポリオール
架橋剤ポリオールA:ジグリセリン1モルに対してプロピレンオキサイドを1モル付加させた後、更にエチレンオキサイドを4モル付加させた水酸基価560mgKOH/gのポリエーテルポリオール
架橋剤ポリオールB:ジグリセリン1モルに対してプロピレンオキサイドを4モル付加させた水酸基価560mgKOH/gのポリエーテルポリオール
架橋剤ポリオールC:ジグリセリン
架橋剤ポリオールD:ジグリセリン1モルに対してプロピレンオキサイドを15モル付加させた後、更にエチレンオキサイドを3モル付加させた水酸基価190mgKOH/gのポリエーテルポリオール
架橋剤ポリオールE:ジグリセリン1モルに対してプロピレンオキサイドを2モル付加させた後、更にエチレンオキサイドを15モル付加させた水酸基価240mgKOH/gのポリエーテルポリオール
架橋剤ポリオールF:ジグリセリン1モルに対してエチレンオキサイドを8モル付加させた水酸基価430mgKOH/gのポリエーテルポリオール
架橋剤ポリオールG:ヘキサグリセリン1モルに対してプロピレンオキサイドを2モル付加させた後、更にエチレンオキサイドを6モル付加させた水酸基価510mgKOH/gのポリエーテルポリオール
架橋剤ポリオールH:エチレングリコール1モル対してプロピレンオキサイドを4モル付加させた後、更にエチレンオキサイドを1モル付加させた水酸基価330mgKOH/gのポリエーテルポリオール
整泡剤:信越シリコーン(株)製,シリコン整泡剤「FT−242T」
触媒A:DABCO(トリエチレンジアミンを33重量%の濃度で含むジプロピレングリコール溶液)
触媒B:2−エチルヘキサン酸スズ
有機ポリイソシアネート:2,4−トリレンジイソシアネートと2,6−トリレンジイソシアネートの異性体比が80/20であるTDI混合物イソシアネート
<実施例1〜2、比較例1〜8>
上記原料を用いて、第1表に記載した配合に基づき、以下の方法で試験した。
ポリオール、水、触媒および整泡剤の混合物と、有機ポリイソシアネートとを、第1表に示す割合秤量し、高速ミキサーにて混合した。混合した後、直ちに、予め62±2℃に調整したアルミ製金型(内寸400×400×70mm)へ注入し、フタを閉め、そのまま5分間保持し、発泡成形した。金型からフォームを取り出し、JIS K 6401に準じて、得られた軟質発泡ポリウレタンフォームの特性を測定した。結果を第1表に示す。
Figure 2006028283
特定のポリオールを少量配合することにより、圧縮歪み性が改善された耐久性の優れた低密度の軟質発泡ポリウレタンフォームを得ることが可能となるため、車両用内装材、家具用クッション材、寝具、雑貨用等の材料として好適に用いることができる。

Claims (1)

  1. 発泡剤として水を使用し、架橋剤としてジグリセリン1モルに対してプロピレンオキサイドを1〜4モル付加した後、更にエチレンオキサイドを0〜8モル付加した水酸基価が290〜1100mgKOH/gのポリオール系架橋剤を、ウレタン製造に用いる全ポリオールに対して0.5〜10重量%を配合した軟質発泡ポリウレタンフォーム及びその製造方法。
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