JP2006020198A - 音声出力態様設定装置及び音声出力態様設定方法等 - Google Patents
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Abstract
【課題】 座席の向きが変わった場合にも、聴者に対して違和感を感じさせず、適切な音声信号の出力態様を維持させることが可能な音声出力態様設定装置及び音声出力態様設定方法等を提供する。
【解決手段】 互いに異なる位置に設置された複数のスピーカへの音声信号の出力態様を設定する音声出力態様設定装置であって、前記スピーカから出力される音声信号の聴者が座るべき座席の向きを検出する検出手段と、前記検出された座席の向きに応じた、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定する出力態様設定手段と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】 互いに異なる位置に設置された複数のスピーカへの音声信号の出力態様を設定する音声出力態様設定装置であって、前記スピーカから出力される音声信号の聴者が座るべき座席の向きを検出する検出手段と、前記検出された座席の向きに応じた、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定する出力態様設定手段と、を備える。
【選択図】 図1
Description
互いに異なる位置に設置された複数のスピーカへの音声信号の出力態様を設定する音声出力態様設定装置及び方法等の技術分野に関する。
従来のオーディオ装置においては、聴者に対して臨場感等を与えるために、複数のスピーカを、例えば、前方左側、前方右側、後方左側、及び後方右側等の異なる位置に設置し、夫々のスピーカに対する音声信号も、夫々のスピーカの位置に見合った特性(例えば、音量や周波数帯など)の音声信号として出力されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
近年では、5.1ch(チャンネル)サラウンド(ドルビーサラウンド)、或いは6.1chサラウンド対応のスピーカシステムが普及され始めてきており、聴者は、立体的で迫力のある音声を楽しむことができるようになっている。
特開2002−152900
ところで、車両に搭載される従来のオーディオ装置においては、一般に、複数のスピーカが、例えば、車両内の前方(運転席側)左側、前方右側、後方左側、及び後方右側等の位置に固定設置されるようになっている。
しかしながら、近年、ワンボックス車やバス等の車両には、運転席後方に回転式の座席が備えられるようになっており、当該座席が回転し、その向きが変わった場合、複数のスピーカの位置は変わらないため、その向きが変わった座席に座っている聴者とスピーカとの位置関係が変化(音場が変化)し、聴者に違和感を与えるという問題が生じる。
そこで、本発明は、このような問題の解消を一つの課題とし、座席の向きが変わった場合にも、聴者に対して違和感を感じさせず、適切な音声信号の出力態様を維持させることが可能な音声出力態様設定装置及び音声出力態様設定方法等を提供することを目的する。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、互いに異なる位置に設置された複数のスピーカへの音声信号の出力態様を設定する音声出力態様設定装置であって、前記スピーカから出力される音声信号の聴者が座るべき座席の向きを検出する検出手段と、前記検出された座席の向きに応じた、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定する出力態様設定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、互いに異なる位置に設置された複数のスピーカへの音声信号の出力態様を設定する音声出力態様設定装置であって、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様であって互いに異なる複数の出力態様のうちから少なくとも一の出力態様を選択可能に表示させる表示制御手段と、前記スピーカから出力される音声信号の聴者から、前記一の出力態様の選択を受け付ける選択受付手段と、前記選択に係る出力態様に基づいて、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定する出力態様設定手段と、を備えることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、互いに異なる位置に設置された複数のスピーカへの音声信号の出力態様を設定する音声出力態様設定方法であって、前記スピーカから出力される音声信号の聴者が座るべき座席の向きを検出する工程と、前記検出された座席の向きに応じた、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定する工程と、を備えることを特徴とする。
請求項13に記載の発明は、互いに異なる位置に設置された複数のスピーカへの音声信号の出力態様を設定する音声出力態様設定方法であって、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様であって互いに異なる複数の出力態様のうちから少なくとも一の出力態様を選択可能に表示させる工程と、前記スピーカから出力される音声信号の聴者から、前記一の出力態様の選択を受け付ける工程と、前記選択に係る出力態様に基づいて、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定する工程と、を備えることを特徴とする。
請求項14に記載の音声出力態様設定プログラムは、互いに異なる位置に設置された複数のスピーカへの音声信号の出力態様を設定するコンピュータを、前記スピーカから出力される音声信号の聴者が座るべき座席の向きを検出し、前記検出された座席の向きに応じた、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定するように機能させることを特徴とする。
請求項15に記載の音声出力態様設定プログラムは、互いに異なる位置に設置された複数のスピーカへの音声信号の出力態様を設定するコンピュータを、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様であって互いに異なる複数の出力態様のうちから少なくとも一の出力態様を選択可能に表示させ、前記スピーカから出力される音声信号の聴者から、前記一の出力態様の選択を受け付け、前記選択に係る出力態様に基づいて、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定するように機能させることを特徴とする。
請求項16に記載の記録媒体は、請求項14又は15に記載の音声出力態様設定プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする。
以下、本願の最良の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、車載用オーディオ装置に対して本願を適用した場合の実施形態である。
先ず、図1等を参照して、本実施形態における車載用オーディオ装置の構成及び機能について説明する。
図1は、本実施形態における車載用オーディオ装置の概要構成例を示す図である。
図1に示すように、車載用オーディオ装置Sは、音声再生部1、デジタル信号処理部2、DAC(Digital Analog Converter)3、AMP(Amplifier)4、スピーカ5a乃至5d、角度検出部6a乃至6d、制御部7、記憶部8、操作部9、及び表示部10等を備えて構成されている。
音声再生部1は、音声データ(例えば、音楽データ)等を記録するCD,MD,DVD,メモリカード等の記録媒体から当該音声データを再生し、複数のチャンネル(例えば、フロントレフトチャンネル(以下、「FLチャンネル」という)、フロントライトチャンネル(以下、「FRチャンネル」という)、リアレフトチャンネル(以下、「RLチャンネル」という)、リアライトチャンネル(以下、「RRチャンネル」という))のデジタル音声信号として出力するようになっている。なお、音声再生部1には、音声データを記録する記録媒体から当該音声データを再生するものであれば如何なるものであっても適用可能である。また、音声再生部1の構成は、既に公知であるのでこれ以上の説明は省略する。
デジタル信号処理部2は、DSP(Digital Signal Processor)等により構成されており、音声再生部1から出力された各チャンネルのデジタル音声信号を各入力ポート1a乃至1dから入力し、所定のデジタル信号処理を施した後、当該各チャンネルのデジタル音声信号を各出力ポート2a乃至2dから出力するようになっている。例えば、入力ポート1aは、FLチャンネルの音声信号を入力するためのポートであり、入力ポート1bは、FRチャンネルの音声信号を入力するためのポートであり、入力ポート1cは、RLチャンネルの音声信号を入力するためのポートであり、入力ポート1dは、RRチャンネルの音声信号を入力するためのポートである。そして、このデジタル信号処理部2において、各入力ポート1a乃至1dから入力された各チャンネルのデジタル音声信号の出力ポート2a乃至2dへの割り当て設定が制御部7からの制御信号に従って行われる。この割り当て設定により、各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の割り当てが決まることになる。
また、このデジタル信号処理部2において、各チャンネルのデジタル音声信号の出力ポート2a乃至2dからの出力タイミング(言い換えれば、遅延時間)の設定も、制御部7からの制御信号に従って行われる。なお、例えば、出力ポート2aからのデジタル音声信号の出力タイミングより一定時間遅れて出力ポート2dからデジタル音声信号が出力されるように設定することも可能である。
DAC3は、デジタル信号処理部2の出力ポート2a乃至2dから出力された各チャンネルのデジタル音声信号を入力し、これをアナログ音声信号に変換して出力するようになっており、AMP4は、当該各アナログ音声信号を増幅して出力するようになっている。
ここで、AMP4において、各チャンネルのアナログ音声信号の出力音量の設定が制御部7からの制御信号に従って行われる。なお、例えば、リアレフトチャンネルの音声信号(音波)の出力音量よりリアライトチャンネルの音声信号の出力音量を低く設定することも可能である。
スピーカ5a乃至5dは、夫々、車内の互いに異なる位置に設置され、AMP4から出力された、対応する(割り当てられた)チャンネルのアナログ音声信号を入力し、これを音波として外部に出力するようになっている。
図2は、車内におけるスピーカ5a乃至5dの配置例、及び座席11a乃至11dの配置例を示す図である。図2に示す例では、スピーカ5aは前方(車両の進行方向側を前方とする)左側に、スピーカ5bは前方右側に、スピーカ5cは後方左側に、スピーカ5bは後方右側に、夫々、配置されている。なお、図2に示す例は、車内の運転席及びその隣の助手席後方の4つの座席を示しており、車内の運転席及びその隣の助手席は省略しているが、その前方座席を運転席及びその隣の助手席とし、又はその運転席及び助手席を含めて6つの座席として本実施形態を適用させても良い。その場合には、運転席及び助手席の近傍に設置されたスピーカを含めて本実施形態を適用することとなる。また、運転席を対象に含める場合には、例えば、車速パルスの動作やパーキングブレーキの設定等から車両の停止状態を検知してから本実施形態を適用するようにしてもよい。
図2に示す例では、車内の互いに異なる位置に複数の座席(スピーカ5a乃至5dから出力される音声信号(音声)の聴者が座るべき座席)が設置、すなわち、前方左側座席11a、前方右側座席11b、後方左側座席11c、及び後方右側座席11dが設置されている。これらの座席11a乃至11dは、何れも、座席の中心点(例えば、座席11aを例にとると、中心点X)から紙面上方に延びた基準鉛直軸を中心に回転可能であり、360度の様々な方向に向くことが可能になっている。
ここで、「座席の向き」とは、例えば、本実施形態の場合、座席の背凭れ(シートバック)の面12a乃至12dの向く方向を意味している。
図3(A)乃至図3(D)は、前方右側座席11bの向きの態様を示す図である。図3(A)の例では、前方右側座席11bの向きは「前方」(前方を向いている)であり、図3(B)の例では、前方右側座席11bの向きは「後方斜め左」であり、図3(C)の例では、前方右側座席11bの向きは「後方」であり、図3(D)の例では、前方右側座席11bの向きは「左方」である。
このような座席の向きは、角度検出部6a乃至6dにより座席の回転角度が検出されることによって検出される。
検出手段としての角度検出部6a乃至6dは、電気的なセンサー(又は、機械的なスイッチ)、及び角度検出回路等を備えており、座席11a乃至11dの夫々に対応して(例えば、角度検出部6aは、座席11aに対応)設けられている。そして、角度検出部6a乃至6dにおいては、夫々、例えば、電気的なセンサー(又は、機械的なスイッチ)からの信号(つまり、座席の回転角度に対応した信号(言い換えれば、座席の回転角度毎に異なる信号))に従って角度検出回路により、前方方向(基準軸Y方向)を基準とした座席の回転角度が検出され、当該回転角度に基づいて座席の向きが検出されることになる。例えば、複数の「回転角度の範囲」と「向き」との対応関係を示す情報が参照され、検出された回転角度が、どの回転角度の範囲内に属するかによって、向きが検出されるようになっている(例えば、検出された回転角度が、前方方向を0度又は360度とした場合では、350度から10度までの範囲内に属するならば、向きが「前方」として検出され、170度から190度までの範囲内に属するならば、向きが「後方」として検出される)。そして、このように検出された座席の向きを示す情報は、所定間隔毎に制御部7に出力されるようになっている。
なお、角度検出部6a乃至6dにより検出された回転角度を示す情報が、制御部7に出力され、制御部7が検出手段として当該回転角度に基づいて座席の向きを検出するように構成してもよい。
制御部7は、演算機能を有するCPU、作業用RAM、各種データやプログラムを記憶するROM等を備えており、当該車載用オーディオ装置Sにおける構成要素全体を各種制御信号により統括制御するようになっている。また、制御部7には、記憶部8、操作部9、及び表示部10が夫々接続されている。
記憶部8は、例えば、不揮発性メモリ(例えば、EEPROM)やハードディスクドライブ(HDD)等から構成されており、例えば、後述する出力態様テーブルが予め記憶保持されている。操作部9は、聴者(ユーザ)からの各種操作指示(例えば、音声の再生指示、停止指示、座席指定指示、情報表示指示等)を受け付けるための操作ボタンを有しており、各種操作指示に応じた指示信号を制御部7に出力するようになっており、制御部7は、当該指示信号に応じた処理を行うようになっている。また、表示部10は、表示パネル(例えば、液晶パネル)を有しており、制御部7から表示指示された各種情報を当該パネル上に表示するようになっている。
更に、制御部7のCPUが、例えば、ROMや記憶部8に記憶された音声出力態様設定プログラムを実行することにより、制御部7は、デジタル信号処理部2と共に、角度検出部6a乃至6dにより検出された座席の向き(回転角度)に応じた、各スピーカ5a乃至5dへの上記音声信号の出力態様を設定する出力態様設定手段として機能するようになっている。例えば、制御部7は、座席の複数の向き毎に予め設定された音声信号の出力態様を示す情報としての出力態様テーブル(例えば、記憶部8に記憶)を参照して、上記検出された座席の向きに応じた上記音声信号の出力態様を設定する。更にまた、制御部7は、上記検出された座席の向きと、予め設定された各座席の優先順位とに基づいて、複数の座席のうち、音声信号の出力態様の設定対象となる何れか一つの座席の設定(選定)する座席設定手段として機能するようになっている。
なお、音声信号の出力態様には、例えば、各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の割り当て、各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の出力タイミング、各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の出力音量のうち少なくとも何れか一つが含まれる。
ここで、出力態様テーブルが参照されて行われる、上記検出された座席の向きに応じた、各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の割り当て設定についてより詳しく説明する。
図4は、出力態様テーブルの一例を示す図である。図4に示す出力態様テーブル例では、前方右側座席11bの各向き(図3(A)乃至図3(D)に示す「前方」、「後方斜め左」、「後方」、及び「左方」)毎に、各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネル(FLチャンネル、FRチャンネル、RLチャンネル、及びRRチャンネル)の音声信号の割り当てが規定されている。例えば、前方右側座席11bの向きとして「前方」が検出された場合、制御部7は、図4に示す出力態様テーブルに基づき、スピーカ5a(出力ポート2a)にFLチャンネルの音声信号を、スピーカ5b(出力ポート2b)にFRチャンネルの音声信号を、スピーカ5c(出力ポート2c)にRLチャンネルの音声信号を、スピーカ5d(出力ポート2d)にRRチャンネルの音声信号を、夫々、割り当て設定するための制御信号をデジタル信号処理部2に供給する。
一方、前方右側座席11bの向きとして「後方斜め左」が検出された場合、制御部7は、図4に示す出力態様テーブルに基づき、スピーカ5a(出力ポート2a)にFRチャンネルの音声信号を、スピーカ5d(出力ポート2d)にFLチャンネルの音声信号を、夫々割り当て、スピーカ5b(出力ポート2b)及びスピーカ5c(出力ポート2c)には、何れのチャンネルの音声信号も割り当てない設定するための制御信号をデジタル信号処理部2に供給する(なお、この場合、制御部7は、スピーカ5b(出力ポート2b)及びスピーカ5c(出力ポート2c)に、夫々、RLチャンネル又はRRチャンネルの音声信号を割り当て、AMP4に対して当該スピーカ5b(出力ポート2b)及びスピーカ5c(出力ポート2c)への音声信号の出力音量を消音(ミュート)設定するための制御信号を供給するように構成してもよい)。また、例えば、スピーカ5b(出力ポート2b)にFLチャンネルの音声信号とFRチャンネルの音声信号とを減算した音声信号を供給し、スピーカ5c(出力ポート2c)にFLチャンネルの音声信号とFRチャンネルの音声信号とを加算した音声信号を供給して、スピーカ5bとスピーカ5cから何らかの音声信号を出力させるようにしてもよい。
図5及び図6は、デジタル信号処理部2における各スピーカへの各チャンネルの音声信号の割り当て設定手法例を示す概念図である。
図5に示す例では、ソフト的なチャンネル設定部によって各スピーカへの各チャンネルの音声信号の割り当て設定を実現している。図5に示す例では、デジタル信号処理部2には、ソフト的なチャンネル設定部51乃至54が設けられており、各チャンネル設定部51乃至54には、夫々、出力ポート2a乃至2dが接続されている。また、各チャンネル設定部51乃至54は、“0”又は“1”の係数を設定する4つの係数設定スイッチ(例えば、チャンネル設定部51では、係数設定スイッチ51a乃至51d)及び当該4つ係数設定スイッチの出力を結合する加算部(例えば、OR論理回路:チャンネル設定部51では、加算部51e)を有しており、上記4つの係数設定スイッチ(例えば、係数設定スイッチ51a乃至51d)は、夫々、入力ポート1a乃至1dに接続されている。そして、デジタル信号処理部2においては、制御部7からの割り当て設定するための制御信号に従って、係数設定スイッチに“0”又は“1”の係数が設定されることになる。係数“1”が設定された係数設定スイッチは、入力ポートからの音声信号を加算部に出力することになり、係数“0”が設定された係数設定スイッチは、入力ポートからの音声信号を加算部に出力しないことになる。図5に示す設定例は、前方右側座席11bの向きが図3(D)に示す「左方」である場合の設定例であり、例えば、入力ポート1bから入力されたFRチャンネルの音声信号が係数設定スイッチ51b及び加算部51eを介して出力ポート2aから出力(最終的に、出力ポート2aに対応するスピーカ5aから出力)されることになる。このような係数設定スイッチに設定される係数(1又は0)は、座席の向きによって変わることになる。なお、係数は、0より大なる値であれば1以外の数値であってもよい。この場合では、0以外の係数が設定された係数設定スイッチは、入力ポートからの音声信号を加算部に出力することになる。
図6に示す例では、遅延回路の書き込みアドレスと読み出しアドレスによって各スピーカへの各チャンネルの音声信号の割り当て設定を実現している。具体的には、入力ポートからの音声信号が書き込まれるメモリの書き込みアドレスと、出力ポートに出力するために読み出されるメモリの読み出しアドレスとの対応関係が、制御部7からの割り当て設定するための制御信号に従って、設定されることによって実現される。図6に示す設定例は、前方右側座席11bの向きが図3(D)に示す「左方」である場合の設定例であり、例えば、入力ポート1bから入力されたFRチャンネルの音声信号は、書き込みアドレスw2のメモリに格納された後、読み出しアドレスr1のメモリに読み出され出力ポート2aから出力(最終的に、出力ポート2aに対応するスピーカ5aから出力)されることになる。このような書き込みアドレスと読み出しアドレスとの対応関係は、座席の向きによって変わることになる。
このように、各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の割り当てを、座席の向き(言い換えれば、当該座席に座る聴者の向き)に応じて最適な状態(例えば、聴者が最も音楽を楽しむことが可能な状態)に設定することができる。
なお、図4に示す出力態様テーブル例では、一例として、前方右側座席11bのみの各向き毎に、各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の割り当てを示しているが、その他の座席11a、11c及び11dについての割り当ても、同様に、出力態様テーブルに規定されることになる。
また、図4に示す出力態様テーブル例では、前方右側座席11bのみの4つの向き(「前方」、「後方斜め左」、「後方」、及び「左方」)を例にとったが、これに限定されるものではなく、その他の向きと、各スピーカへの各チャンネルの音声信号の割り当てを規定するように構成してもよい。
更にまた、図4に示す出力態様テーブル例では、各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の割り当てのみが規定されているが、これに限定されるものではなく、各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の出力タイミング、及び各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の出力音量についても規定するように構成してもよい。例えば、座席の向きが「前方」から「左方」に変わると、当然に、同一チャンネルの音声信号(音波)が、対応するスピーカから聴者に伝達されてくる距離が変わるので(例えば、座席の向きが「前方」である場合、FLチャンネルの音声信号はスピーカ5aから伝達されてくるが、座席の向きが「左方」である場合、FLチャンネルの音声信号はスピーカ5cから伝達されてくる)、その距離差に起因する当該音声信号の聴者までの伝達遅延や聴者が感じる音量変化を補正する(当該伝達遅延や音量変化を打ち消す)ように、各チャンネルの音声信号の出力タイミングや出力音量が規定される。
ところで、複数の座席11a乃至11dのうち、どの座席の向きに応じた、各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の出力態様が設定されるか、すなわち、音声信号の出力態様の設定対象となる座席の設定は、聴者による操作部9を介した指定、又は座席優先順位による選定によって行われるが、これについては、以下に説明する車載用オーディオ装置Sの動作にて詳しく説明する。
次に、図7乃至図9等を参照して、本実施形態における車載用オーディオ装置Sの動作を、制御部7の処理を主体として説明する。
図7は、制御部7において実行される、聴者指定による座席設定処理を示すフローチャートであり、図8は、制御部7において実行される、座席優先順位による座席設定処理を示すフローチャートである。また、図9は、制御部7において実行される音声出力態様設定処理を示すフローチャートである。
先ず、図7を参照して、聴者指定による座席設定処理について説明する。
聴者が操作部9における聴者指定による座席設定に対応する操作ボタンを押下すると、図7に示す処理が開始され、制御部7は、例えば、複数の座席11a乃至11dの何れか一つの座席の指定を促す情報を、表示部10に表示させる(ステップS1)。
このような表示状態で、聴者が当該複数の座席11a乃至11dのうち、例えば自己が座っている座席の指定を操作部9を操作して行うと、制御部7は、指定受付手段として当該座席の指定を受け付け(ステップS2:Y)、当該指定に係る座席を音声信号の出力態様の設定対象となる座席として設定し(ステップS3)、その座席に係る情報を記憶部8に記憶する。
次に、図8を参照して、座席優先順位による座席設定処理について説明する。なお、本実施形態において、座席優先順位は、前方右側座席11b、前方左側座席11a、後方右側座席11d、後方左側座席11cの順に設定されており、当該順位に従って座席設定処理が実行されることになるが、これに限定されるものではない。
図10は、座席の優先順位を示す図であり、前方右側座席11bほど優先順位が高いことがわかる。
聴者が操作部9における座席優先順位による座席設定に対応する操作ボタンを押下すると、図8に示す処理が開始され、制御部7は、先ず、優先順位の最も高い前方右側座席11bに対応する角度検出部6bにより検出された座席の向きを取得し(ステップS11)、前方右側座席11bの向きが、「左斜め後方」(図10(A))、「後方」(図10(B))、及び「左方」(図10(C))の何れかの向きに該当するか否かを判別し(ステップS12)、該当する場合(ステップS12:Y)には、制御部7は、当該前方右側座席11bを音声信号の出力態様の設定対象となる座席として設定(選定)し(ステップS13)、その座席に係る情報を記憶部8に記憶し、当該処理を終了する。
一方、何れの向きにも該当しない場合(ステップS12:N)には、制御部7は、優先順位の2番目に高い前方左側座席11aに対応する角度検出部6aにより検出された座席の向きを取得し(ステップS14)、前方左側座席11aの向きが、「右斜め後方」(図10(D))及び「右方」(図10(E))の何れかの向きに該当するか否かを判別し(ステップS15)、該当する場合(ステップS15:Y)には、制御部7は、当該前方左側座席11aを音声信号の出力態様の設定対象となる座席として設定し(ステップS16)、その座席に係る情報を記憶部8に記憶し、当該処理を終了する。
一方、何れの向きにも該当しない場合(ステップS15:N)には、制御部7は、優先順位の3番目に高い後方右側座席11dに対応する角度検出部6dにより検出された座席の向きを取得し(ステップS17)、後方右側座席11dの向きが、「左斜め前方」(図10(F))の向きに該当するか否かを判別し(ステップS18)、該当する場合(ステップS18:Y)には、制御部7は、当該後方右側座席11dを音声信号の出力態様の設定対象となる座席として設定し(ステップS19)、その座席に係る情報を記憶部8に記憶し、当該処理を終了する。
一方、上記向きに該当しない場合(ステップS18:N)には、制御部7は、優先順位の最も低い後方左側座席11cに対応する角度検出部6cにより検出された座席の向きを取得し(ステップS20)、後方左側座席11cの向きが、「右斜め前方」(図10(G))の向きに該当するか否かを判別し(ステップS21)、該当する場合(ステップS21:Y)には、制御部7は、当該後方左側座席11cを音声信号の出力態様の設定対象となる座席として設定し(ステップS22)、その座席に係る情報を記憶部8に記憶し、当該処理を終了する。
なお、座席11aにおいて「後方」を、座席11cにおいて「右方」を、座席11dにおいて「左方」を、判別に加えてもよい。
このように、座席の優先順位により座席を設定するようにしたので、音声信号の出力態様の設定対象となる座席をより迅速に選定することが可能となる。
次に、図9を参照して、音声出力態様設定処理について説明する。
聴者が操作部9を操作して音声出力態様自動設定モードを選択すると、図9に示す処理が開始され、制御部7は、上記図7又は図8に示す座席設定処理にて設定された座席を認識する(ステップS31)。
次いで、制御部7は、認識した座席に対応する角度検出部(6a乃至6dの何れか)により検出された座席の向きを取得する(ステップS32)。
次いで、制御部7は、上記取得した座席の向きに応じた、各チャンネルの音声信号の出力態様を設定するべく、上述した出力態様テーブルを参照し、当該座席の向きに対応する各チャンネルの音声信号の出力態様(例えば、スピーカへの割り当て)に係る情報を取得して、当該情報が含まれる制御信号をデジタル信号処理部2等に供給する(ステップS33)。これにより、例えば、図5及び図6を参照して説明したように、デジタル信号処理部2において各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の割り当てが設定されることになる。
そして、その後も、制御部7は、ステップS34において、上記認識した座席に対応する角度検出部(6a乃至6dの何れか)により検出された座席の向きを所定間隔で取得し、当該座席の向きが変わったか否かを判別し、変わった場合には(ステップS34:Y)、ステップS32に戻り、上記と同様の処理を行う。一方、座席の向きが変わらない場合には(ステップS34:N)、聴者から操作部9を介して音声出力態様設定処理の終了指示があったか否かを判別し(ステップS35)、終了指示があった場合には(ステップS35:Y)、当該処理を終了する。
以上説明したように上記実施形態によれば、座席の向きを検出し、その座席の向きに応じた、各スピーカへの各チャンネルの音声信号の出力態様(例えば、スピーカへの割り当て)を設定するように構成したので、座席の向きが変わった場合にも、聴者に対して違和感を感じさせず、適切な音声信号の出力態様を維持させることができる。
(他の実施形態)
上記実施形態においては、検出された座席の向きに応じた、各スピーカ5a乃至5dへの音声信号の出力態様が自動的に設定(音声出力態様自動設定モード)されるように構成したが、別の例として、各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の出力態様であって互いに異なる複数の出力態様のうちから、聴者により選択された一の出力態様に基づいて、各スピーカ5a乃至5dへの音声信号の出力態様を設定(音声出力態様手動設定モード)するように構成してもよい。この実施形態の場合、座席の向きを検出する必要はないが、上記図1と同様の構成を適用できる。
上記実施形態においては、検出された座席の向きに応じた、各スピーカ5a乃至5dへの音声信号の出力態様が自動的に設定(音声出力態様自動設定モード)されるように構成したが、別の例として、各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の出力態様であって互いに異なる複数の出力態様のうちから、聴者により選択された一の出力態様に基づいて、各スピーカ5a乃至5dへの音声信号の出力態様を設定(音声出力態様手動設定モード)するように構成してもよい。この実施形態の場合、座席の向きを検出する必要はないが、上記図1と同様の構成を適用できる。
この音声出力態様手動設定モードへの移行は、例えば、聴者が操作部9を操作して音声出力態様手動モードを選択することにより行われ、制御部7は、表示制御手段として、各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の出力態様(例えば、各スピーカへの各チャンネルの音声信号の割り当て)であって互いに異なる複数の出力態様のうちから少なくとも一の出力態様を選択可能に表示部10に表示させる。
図11(A)は、表示部10における表示パネルに表示された各スピーカへの各チャンネルの音声信号の割り当てを示す一つの出力態様を示す図であり、図11(B)は、表示パネルに表示されるべき、各チャンネルの音声信号の割り当てを示す他の出力態様を示す図である。なお、図11(A)及び(B)に示す出力態様61乃至67は、夫々、図10(A)乃至(F)に対応している。
このような表示状態において、例えば、聴者が操作部10におけるトグル/ロータリスイッチ10aを回すと、操作部10から出力態様の表示切替指示(信号)が制御部7に出力され、制御部7は、表示切替指示受付手段として、かかる表示切替指示を受け付け、当該表示切替指示に基づいて、複数の出力態様のうち一の出力態様を順次切替表示する。これにより、例えば、図11(B)に示す出力態様例62乃至67が矢印の順に表示パネルに切替表示されることになる。
そして、聴者が、所望の出力態様が表示パネルに表示されている状態で、操作部10におけるトグル/ロータリスイッチ10aを押下して当該出力態様を選択すると、操作部10から出力態様の選択(信号)が制御部7に出力され、制御部7は、選択受付手段として、当該一の出力態様の選択を受け付け、当該選択に係る出力態様に基づいて、各スピーカ5a乃至5dへの各チャンネルの音声信号の出力態様(割り当て)を設定する。かかる設定についても、上記実施形態と同様、出力態様テーブルが参照されて実行されることになる。
なお、音声出力態様手動設定モードへの移行は、例えば、座席11a乃至11dの背凭れの全部又は一部が後方に倒れた(例えば、リクライニング機能により、背凭れの傾斜角度が150度以上になった)ことが検出されたときに実行されるように構成してもよい。この場合、角度検出部6a乃至6dは、座席11a乃至11dの回転角度の検出に加えて、座席11a乃至11dの背凭れの傾斜角度も検出するように構成する。このような他の実施形態によれば、聴者は、自己が所望する上記出力態様(割り当て)を迅速に設定することができる。
なお、上記実施形態において、制御部7が、角度検出部6a乃至6dの代わりに、上記電気的なセンサー(又は、機械的なスイッチ)からの信号を受けて、座席11a乃至11dの回転角度を検出するように構成してもよい。
また、本実施形態においては、デジタル信号処理部2は、DSPにより構成し、各スピーカ5a乃至5dへの音声信号の出力態様がソフトウェア的に設定されるように構成したが、デジタル信号処理部2がアナログ回路から構成されハードウェア的に設定されるように構成してもよい。
また、上記音声出力態様設定プログラムは、例えば、インターネット及び移動体通信網(無線基地局を含む)等を含む通信ネットワークに接続された所定のサーバに記憶保存しておき、当該サーバから車載用オーディオ装置Sにダウンロードされるか、或いは、CD−ROM等の記録媒体に記録された音声出力態様設定プログラムをドライブ等を介して車載用オーディオ装置Sに読み込まれるように構成してもよい。
また、上記実施形態においては、本願を車載用オーディオ装置に対して適用した場合の例について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、車載用ナビゲーション装置に対して適用してもよい。更に、車載用に限定されるものではなく、電車或いは飛行機等に設置されたオーディオ装置に対しても適用可能である。
1 音声再生部
2 デジタル信号処理部
3 DAC
4 AMP
5a〜5d スピーカ
6a〜6d 角度検出部
7 制御部
8 記憶部
9 操作部
10 表示部
S 車載用オーディオ装置
2 デジタル信号処理部
3 DAC
4 AMP
5a〜5d スピーカ
6a〜6d 角度検出部
7 制御部
8 記憶部
9 操作部
10 表示部
S 車載用オーディオ装置
Claims (16)
- 互いに異なる位置に設置された複数のスピーカへの音声信号の出力態様を設定する音声出力態様設定装置であって、
前記スピーカから出力される音声信号の聴者が座るべき座席の向きを検出する検出手段と、
前記検出された座席の向きに応じた、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定する出力態様設定手段と、
を備えることを特徴とする音声出力態様設定装置。 - 請求項1に記載の音声出力態様設定装置において、
前記出力態様設定手段は、前記座席の複数の向き毎に予め設定された前記音声信号の出力態様を示す情報を参照して、前記検出された座席の向きに応じた前記音声信号の出力態様を設定することを特徴する音声出力態様設定装置。 - 請求項1又は2に記載の音声出力態様設定装置において、
前記座席は、当該座席の基準鉛直軸を中心に回転可能になっており、
前記検出手段は、前記座席の向きとして前記座席の回転角度を検出することを特徴とする音声出力態様設定装置。 - 請求項1乃至3の何れか一項に記載の音声出力態様設定装置において、
前記出力態様設定手段は、前記検出された座席の向きに応じた、各前記スピーカへの各音声信号の割り当てを設定することを特徴とする音声出力態様設定装置。 - 請求項1乃至4の何れか一項に記載の音声出力態様設定装置において、
前記出力態様設定手段は、前記検出された座席の向きに応じた、各前記スピーカへの各音声信号の出力タイミングを設定することを特徴とする音声出力態様設定装置。 - 請求項1乃至5の何れか一項に記載の音声出力態様設定装置において、
前記出力態様設定手段は、前記検出された座席の向きに応じた、各前記スピーカへの各音声信号の出力音量を設定することを特徴とする音声出力態様設定装置。 - 請求項1乃至6の何れか一項に記載の音声出力態様設定装置において、
前記座席は、互いに異なる位置に複数設置されており、
前記聴者から、前記複数の座席のうち何れか一つの座席の指定を受け付ける指定受付手段を更に備え、
前記出力態様設定手段は、前記検出された座席の向きであって前記指定に係る座席の向きに応じた、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定することを特徴とする音声出力態様設定装置。 - 請求項1乃至7の何れか一項に記載の音声出力態様設定装置において、
前記座席は、互いに異なる位置に複数設置されており、
前記検出された座席の向きと、予め設定された各前記座席の優先順位とに基づいて、前記複数の座席のうち何れか一つの座席を設定する座席設定手段を更に備え、
前記出力態様設定手段は、前記座席設定手段により設定された座席の前記検出された向きに応じた、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定することを特徴とする音声出力態様設定装置。 - 互いに異なる位置に設置された複数のスピーカへの音声信号の出力態様を設定する音声出力態様設定装置であって、
各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様であって互いに異なる複数の出力態様のうちから少なくとも一の出力態様を選択可能に表示させる表示制御手段と、
前記スピーカから出力される音声信号の聴者から、前記一の出力態様の選択を受け付ける選択受付手段と、
前記選択に係る出力態様に基づいて、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定する出力態様設定手段と、
を備えることを特徴とする音声出力態様設定装置。 - 請求項9に記載の音声出力態様設定装置において、
前記聴者から、前記出力態様の表示切替指示を受け付ける表示切替指示受付手段と、
前記表示制御手段は、前記表示切替指示に基づいて、前記複数の出力態様のうち一の出力態様を順次切換表示することを特徴とする音声出力態様設定装置。 - 請求項9又は10に記載の音声出力態様設定装置において、
前記スピーカへの音声信号の出力態様には、各前記スピーカへの各音声信号の割り当て、各前記スピーカへの各音声信号の出力タイミング、各前記スピーカへの各音声信号の出力音量のうち少なくとも何れか一つが含まれることを特徴とする音声出力態様設定装置。 - 互いに異なる位置に設置された複数のスピーカへの音声信号の出力態様を設定する音声出力態様設定方法であって、
前記スピーカから出力される音声信号の聴者が座るべき座席の向きを検出する工程と、
前記検出された座席の向きに応じた、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定する工程と、
を備えることを特徴とする音声出力態様設定方法。 - 互いに異なる位置に設置された複数のスピーカへの音声信号の出力態様を設定する音声出力態様設定方法であって、
各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様であって互いに異なる複数の出力態様のうちから少なくとも一の出力態様を選択可能に表示させる工程と、
前記スピーカから出力される音声信号の聴者から、前記一の出力態様の選択を受け付ける工程と、
前記選択に係る出力態様に基づいて、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定する工程と、
を備えることを特徴とする音声出力態様設定方法。 - 互いに異なる位置に設置された複数のスピーカへの音声信号の出力態様を設定するコンピュータを、
前記スピーカから出力される音声信号の聴者が座るべき座席の向きを検出し、
前記検出された座席の向きに応じた、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定するように機能させることを特徴とする音声出力態様設定プログラム。 - 互いに異なる位置に設置された複数のスピーカへの音声信号の出力態様を設定するコンピュータを、
各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様であって互いに異なる複数の出力態様のうちから少なくとも一の出力態様を選択可能に表示させ、
前記スピーカから出力される音声信号の聴者から、前記一の出力態様の選択を受け付け、
前記選択に係る出力態様に基づいて、各前記スピーカへの前記音声信号の出力態様を設定するように機能させることを特徴とする音声出力態様設定プログラム。 - 請求項14又は15に記載の音声出力態様設定プログラムがコンピュータ読み取り可能に記録されていることを特徴とする記録媒体。
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