JP2006019418A - コイル装置 - Google Patents

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Noriyuki Yoshimoto
敬之 吉本
Kazuhisa Hirose
和久 広瀬
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直喜 寺本
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Abstract

【課題】 角型コアのサイズは維持しつつ表面積を広くして放熱性の改善を図ることを目的とする。
【解決手段】 平角線2よりなるコイル3と、このコイル3の中心を埋めると共にコイル3の周囲を包囲する角型コア10とを有する。4つの側面の全部に三角柱形状の凹凸11が形成してあり、表面積をかせいでいる。
【選択図】 図1

Description

本発明はコイル装置に係り、特に、コイルと、磁性材料によってこのコイルを包囲するように成形されたコアとを有する構成であって、パソコン等の電源回路に使用されるパワーチョークコイル装置に関する。
パソコンの電源回路の一部を構成するパワーチョークコイル装置は高い電流が供給されるので、該装置自体の電気抵抗により温度上昇が生じ発熱し易く電源回路を構成する装置の中では高温装置である。一方、コアの磁性材料として通常はフェライトが使用されており、キュリー点に達して特性が劣化しないよう、温度上昇を抑えることが求められている。この温度上昇を抑える手段として、コア損失の小さいコア材料の使用やコイルの低抵抗化を図るために断面積の大きなワイヤ等の使用によって温度上昇を抑制している。
また、パワーチョークコイル装置は、他のコイル装置と同じく小型化及び低背化が求められている。この小型化及び低背化のために、従来のパワーチョークコイル装置は、エナメル被覆の扁平ワイヤによるコイルと、磁性材料と樹脂等を混合した成形部材によってコイルを包囲するように成形された直方体形状のコアとよりなる構成である(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−120926号公報
従来のパワーチョークコイル装置は、コア損失の小さいコア材料の使用やコイルの低抵抗化を図るために断面積の大きなワイヤ等の使用によって発熱量を抑えるようにしてある。
しかし、放熱についての工夫は十分では無く、例えば、電源回路を構成し熱に影響を受け易い半導体ICの近傍に上記コイル装置を配置するためには該装置伝体の温度を規定の温度にするため、上記コアの厚さや表面積等が規定され、市場における小型化及び低背化の要求を満たせなかった。
そこで、本発明は、上記課題を解決したコイル装置を提供することを目的とする。
本発明は、コイルと、磁性材料によって該コイルを包囲するように成形されたコアとを有するコイル装置において、
表面に凹凸(11)を設けて表面積を広くした構成としたことを特徴とする。
本発明によれば、表面積が増えた分小型化及び低背化が可能となる。
また、サイズを同じとした場合には、表面の温度が従来よりも低くなって、周囲への影響が軽減される。また、電子部品をコイル装置により近づけて配置することも可能となり、実装密度の向上を図ることも出来る。
次に本発明の実施の形態について説明する。
図1(A),(B)は本発明の実施例1になるパワーチョークコイル装置1を示す。同図(A)は上面側から見て示し、同図(B)は下面側から見て示す。このパワーチョークコイル装置1は、図2に示すように、同図(A)に示すエナメル被覆の平角線2を巻いて同図(B)に示す端子予定部4,5付きのコイル3を形成し、次いで、同図(C)に示すように、このコイル3を成形金型(図示せず)にセットして、例えばフェライト系の磁性粉末成形材料でコイル3の中心を埋め且つコイル3の周りを包むようにして角型のコア10を成形し、最後に、同図(D)に示すように、端子予定部4,5を折り曲げ加工して角型コア10の底面に沿うようにして端子4a,5aを形成することによって製造されたものである。
よって、パワーチョークコイル装置1は、平角線2よりなるコイル3と、このコイル3の中心を埋めると共にコイル3の周囲を包囲する角型コア10とよりなり、角型コア10の底面に端子4a,5aを有している構成であり、表面実装型(SMD)である。コイル3の素材は抵抗値が低い平角線2が使用されており、発熱が抑えられている。
パワーチョークコイル装置1がプリント基板上に実装され、パソコンの電源回路が動作され、コイル3が電流によって発熱した場合に、熱は、角型コア10内を熱伝導して、角型コア10の表面から空気中に放熱される。
角型コア10は、扁平な直方体形状であり、4つの側面の全部に三角柱形状の凹凸11が形成してあり、表面積をかせいでいる。凹凸11はピッチpが1.0mm程度、深さdが0.5mm程度であり、比較的粗く、角型コア10の表面積の増加が積極的になされている。よって、パワーチョークコイル装置1は放熱性の改善がなされている。なお、角型コア10は、A×B×Hが例えば10mm×10mm×5mmのサイズであり、表面積Sは420mmである。上記の凹凸11が形成されていない場合には角型コアの表面積は400mmであるので、周側面に凹凸11を形成したことによって表面積は5%増加している。また、凹凸11は成形金型での成形時に形成される。
上記のパワーチョークコイル装置1は以下の何れかのように設計される。
第1には、表面積が増加した分、角型コア10のサイズを小さくした構成である。この場合には、パワーチョークコイル装置1は従来と同じ放熱の効率を維持して、従来に比べて小型と及び低背となる。即ち、図1(A)中、寸法A及び寸法Bを若干短くすることによって、パワーチョークコイル装置1は従来に比べて小型となる。また、図1(A)中、高さ寸法Hを若干短くすることによって、パワーチョークコイル装置1は従来に比べて低背となる。
第2には、角型コア10のサイズを従来と同じとした構成である。この場合には、パワーチョークコイル装置1は従来に比較して放熱の効率が向上したものとなる。このパワーチョークコイル装置1の場合には、従来に比べて角型コア10の表面の温度が若干低くなり、周囲への影響が軽減され、また、電子部品をパワーチョークコイル装置1により近づけて配置することも可能となり、実装密度の向上を図ることが可能となる。
図3(A),(B)は本発明の実施例2になるパワーチョークコイル装置1Aを示す。このパワーチョークコイル装置1Aは、図1に示すパワーチョークコイル装置1とは、角型コア10Aが相違する。角型コア10Aは、4つの側面の凹凸11に加えて、上面にも凹凸12が形成してある構成である。実施例1に比べて、角型コア10Aの表面積の増加が更に図られている。
図4(A),(B)及び図5は本発明の実施例3になるパワーチョークコイル装置1Bを示す。このパワーチョークコイル装置1Bは、図1に示すパワーチョークコイル装置1とは、角型コア10Bが相違する。角型コア10Bは、二回に分けた成形によって形成された構造であり、コイル3の中心を埋めると共にコイル3の周囲を包囲する例えばフェライト系の磁性粉末成形材料製のコア部10B1と、このコア部10B1を包み込む放熱部10B2とよりなる二重構造である。放熱部10B2の磁性粉末成形材料は、例えばFe−Al系であり、コア部10B1の磁性粉末成形材料に比べて熱伝導率の高い材料である。また、放熱部10B2の表面、即ち、コア10Bの表面には、4つの側面の全部に三角柱形状の凹凸11が形成してある。
表面積の増加が図られていることに加えて、コイル3で発生した熱がコア10Bの表面に到るまでの経路の熱抵抗が図1に示すパワーチョークコイル装置1に比較して低くなっている。よって、パワーチョークコイル装置1Bでは、コイル3で発生した熱は、図1に示すパワーチョークコイル装置1に比較して角型コア10B内を効率良く伝導して角型コア10Bの表面に到り、角型コア10Bの表面からは、図1に示すパワーチョークコイル装置1と同様に効率良く外部に放熱される。
また、角型コア10Bが、フェライト系の磁性粉末成形材料製のコア部10B1とFe−Al系の磁性粉末成形材料製の放熱部10B2との組合わせであることによって、透磁率、磁束密度、保持力、コア損失等が改善され、パワーチョークコイル装置1Bは図1に示すパワーチョークコイル装置1に比較して特性が向上する。
また、コア部10B1をフェライト系の磁性粉末成形材料で成形し、放熱部10B2もコア部10B1と同じ材料であるが粒径が異なる材料で成形することも出来る。この場合には、密度バランスが良くなり、成形圧が安定して、成形性が良くなり、成形密度が高くなり、磁束密度等の特性が向上する。最終的には、パワーチョークコイル装置1Bの特性が向上する。
尚、上述した放熱部10B2に磁性材料を用いたが、非磁性材料で高熱伝導率材料の例えば、Cu等を用いても良く、コア部10B1でコア損失の小さなFe−Al系やFe−Si,Fe−Al−Si系等材料を用い発熱量を抑制し、放熱部10B2で高熱伝導率材料を用いることで、コイル等から発生した熱を効率的に放熱し、コイル装置全体の温度を低く(規定温度以下)抑えることができる。
図6(A),(B)及び図7は本発明の実施例4になるパワーチョークコイル装置1Cを示す。このパワーチョークコイル装置1Cは、図4及び図5に示すパワーチョークコイル装置1Bとは、角型コア10Cが相違する。コア10Cは、上記のコア部10B1に相当するコア部10C1と上記の放熱部10B2に相当する放熱部10C2とからなる。コア部10C1の上面と下面には四角形状の凹凸13が形成してあり、コア部10C1と放熱部10C2との接触面積をかせいでいる。また、角型コア10Cには、4つの側面の全部に三角柱形状の凹凸11が形成してある。
コア部10C1と放熱部10C2との接触面積が図4及び図5に示すパワーチョークコイル装置1Bの場合よりも広くなっている分、コア部10C1と放熱部10C2との境面における熱抵抗が低くなり、コイル3で発生した熱が角型コア10Cの表面に到るまでの経路の熱抵抗が図4及び図5に示すパワーチョークコイル装置1Bに比較して低くなっている。
よって、パワーチョークコイル装置1Cでは、コイル3で発生した熱は、図4及び図5に示すパワーチョークコイル装置1Bに比較して角型コア10C内を効率良く伝導して角型コア10Cの表面に到り、角型コア10Cの表面からは、図4及び図5に示すパワーチョークコイル装置1Bと同様に効率よく外部に放熱される。
本発明において、コアの形状は角型には限定されない。また、コイルの用途及び種類はパワーチョークコイルに限定されない。
本発明の実施例1になるパワーチョークコイル装置の斜視図である。 図1のパワーチョークコイル装置の製造工程を示す図である。 本発明の実施例2になるパワーチョークコイル装置の斜視図である。 本発明の実施例3になるパワーチョークコイル装置の斜視図である。 図4(A)中、V-V線に沿う断面図である。 本発明の実施例4になるパワーチョークコイル装置の斜視図である。 図6(A)中、VII-VII線に沿う断面図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C パワーチョークコイル装置
3 コイル
4a,5a 端子
10,10A、10B、10C 角型コア
10B1,10C1 コア部
10B2,10C2 放熱部
11,12,13 凹凸

Claims (5)

  1. コイルと、
    磁性材料によって該コイルを包囲するように成形されたコアとを有するコイル装置において、
    表面に凹凸を設けて表面積を広くした構成としたことを特徴とするコイル装置。
  2. 請求項1に記載のコイル装置において、
    該コアは、直方体形状であり、
    凹凸が、周面、或いは、周面と上面とに設けてある構成としたことを特徴とするコイル装置。
  3. コイルと、
    磁性材料によって該コイルを包囲するように成形されたコア部と、
    上記磁性材料よりも熱伝導率が高い材料によって上記コア部を包囲するように成形された放熱部とよりなる構成としたことを特徴とするコイル装置。
  4. 請求項3に記載のコイル装置において、
    該放熱部は、外形が直方体形状であり、表面に凹凸を設けて表面積を広くした構成としたことを特徴とするコイル装置。
  5. 請求項3に記載のコイル装置において、
    上記コア部は、表面に凹凸を有し、上記コア部と該放熱部との接触面積を広くした構成としたことを特徴とするコイル装置。
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