JP2006015358A - レーザ加工装置 - Google Patents

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Takashi Yamazaki
敬司 山崎
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Abstract


【課題】 搬送ラインからの飛び出しを最小限に押さえた上で、ワークの側面・上面の双方に印字等を行うことが可能なレーザ加工装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 レーザ加工装置は内部にレーザ光源14を有するレーザ光源ユニット10と、内部にガルバノミラー装置24等を有する走査ユニット20と、両ユニット10、20間を相対回動可能に連結する連結筒31を主体として構成されている。そして、連結筒31はその中心軸がレーザ光源ユニット10のケーシング11の長手方向とは直交するような配置とされている。そのため、レーザ光をレーザ光源ユニット10の長手方向並びにこれと直交する方向のいずれの方向へも照射出来るから、ワークWの上面或いは側面のいずれの面に印字等する場合であっても搬送ラインLに対して幅方向の飛び出しなく同レーザ加工装置を設置することが出来る。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レーザ加工装置に関する。
各種の物品の表面にレーザビームを照射して文字・図形等をマーキングするレーザ加工装置が知られている(特許文献1)。このものは、レーザ発振器を内部に収容する発振ケースと、ガルバノミラーを内部に収容する走査部ケースを備えるとともに、これら両ケースが連結筒によって前後(発振ケースの長手方向に沿う方向)に連結されている。また、走査部ケースと発振ケースとは連結筒の軸線方向に回動可能とされている。
特開平10−118778号公報
上記構造によれば、発振ケース1並びに走査部ケース3の両ケースは発振ケースの長手方向に沿う方向に連結されている。そのため、例えば、ワークWの側面に印字を行う場合には、縦向きにレーザ加工装置を配置(図18参照)することで搬送ラインからの飛び出しを最小限に押さえて配置出来る。
一方、ワークWの上面に印字を行う場合には、搬送ラインの幅方向に沿ってレーザ加工装置を配置せざるを得ない(図19参照)。このような配置であると、搬送ラインLからの飛び出し量が多くなるため、搬送ラインLの近傍において加工装置の設置スペースが限られている場合には配置が困難であり、改良の余地があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、搬送ラインからの飛び出しを最小限に押さえた上で、ワークの側面・上面の双方に印字等を行うことが可能なレーザ加工装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、一方向に長いケーシング内にレーザ光源を備え、そのレーザ光源からのレーザ光を前記ケーシングの側部から前記ケーシング外に出射するレーザ光源ユニットと、このレーザ光源ユニットからのレーザ光を受けて所定の加工位置に照射すべく走査する走査用光学系を備えた走査ユニットと、前記レーザ光源ユニット及び前記走査ユニットを連結可能とする連結手段を備えたレーザ加工装置であって、前記連結手段は、その連結の中心軸と前記レーザ光の光軸とが一致するように位置決めされ、更に、同連結手段は、加工対象物に対するレーザ光の照射方向を少なくとも前記ケーシングの長手方向並びにこれとは直交する方向の両方向に変更可能とするように前記両ユニット間を連結しているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記連結手段は、前記ケーシングの長手方向と直交する前記中心軸とされた直交軸を中心に前記両ユニットが相対回動するように両ユニット間を連結するところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記連結手段は前記レーザ光源ユニットと前記走査ユニットとを連結する連結筒から構成され、この連結筒内には前記レーザ光源から照射されたレーザ光のビーム径を変更するビームエキスパンダが収容されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、レーザ加工装置はケーシングの長手方向並びにこれと直交する方向のいずれの方向へもレーザ光を照射することが出来るから、ワークの上面或いは側面のいずれの面に印字等する場合であっても搬送ラインに対して幅方向の飛び出しなく同レーザ加工装置を設置することが出来、省スペース化に寄与する。
<請求項2の発明>
請求項2の発明によれば、レーザ光の照射方向を変更する動作は回動動作によってなされるから動作が円滑となる。
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、ビームエキスパンダは連結筒内に収容されているから装置の小型化が図られる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図12によって説明する。
本発明に係るレーザ加工装置は全体としてはL字型(図1参照)をなすとともにレーザ光源14を有するレーザ光源ユニット10と、ガルバノミラー装置24・収束レンズ(例えば、fθレンズ25)等の光学部材(本発明の走査用光学系に相当)を有する走査ユニット20を主体として構成される。このレーザ加工装置は搬送ラインLの近傍において縦向きに配置されて搬送ラインL上を流されるワークWの上面に所定のマーキング情報を印字等する。
また、レーザ光源ユニット10と走査ユニット20とは連結部材(本発明の連結手段に相当)30を介して、レーザ光源ユニット10の長手方向に直交する直交軸(レーザ光の光軸LC)の周方向に相対回動可能に連結されるとともに、連結部材30内にはビームエキスパンダ50が収容されている(図2参照)。
<レーザ光源ユニット>
レーザ光源ユニット10のケーシング11は断面略矩形状の筒形状をなす。ケーシング11の内部にはレーザ光源(例えばCO2レーザ光源)14がケーシング11の長手方向(図2における上下方向)に沿って配されており、不可視光であるレーザ光を下向きに出射可能としている。
また、ケーシング11内におけるレーザ光源14の出射方向前側(図2における下側)には反射ミラー18が配置されるとともに、ケーシング11の側面あって前記反射ミラー18と対向する位置には取り付け孔が設けられている。この取り付け孔には略円形状のレーザ出射口15が開口された壁体12が固定されている。これにより、レーザ光源14からのレーザ光は反射ミラー18によって約90度反射され、壁体12のレーザ出射口15からケーシング11の長手方向とは直交する方向に出射される。
<走査ユニット>
走査ユニット20のケーシング21はレーザ光源ユニット10と同じく断面略矩形状の筒形状をなしており、開口を壁体12に向けた状態で配置されている。同開口部分は壁体22Aによって閉止されるとともに、底面にはベース板22が装着されている。
ケーシング21の内部にはガルバノミラー装置24・fθレンズ25等が備えられており、壁体22Aに形成された円形状のレーザ入射口26を通って内部に入射したレーザ光を、ガルバノミラー装置24を介して向きを変更し、その後、fθレンズ25で収束光にしてワーク(図示せず)の印字領域上に照射する。レーザ光の照射位置はガルバノミラー装置24に備えられているガルバノミラー24A,24Bの回動角によって決まり、所望の文字・記号・図形等のマーキング情報に基づいてこのガルバノミラー24A,24Bを回動動作させることにより、収束光を印字領域上で走査させてマーキング情報を印字する。
尚、fθレンズ25は周縁部分に螺子切りが形成されており、ベース板22に形成され、内周縁に螺子切りが施された穴部に螺合されている。
<連結部材>
連結部材30は図7に示すように、一端部に径方向外側に向かって環状に張り出す鍔縁32が設けられた連結筒31を備えてなる。この連結筒31は鍔縁32をケーシング11内に収容させ他端側を走査ユニット20側に向けた横向きの姿勢でレーザー出射口15に対して隙間なく内嵌されるようになっている。これにより(隙間なく嵌合)、取り付け状態においてはレーザ出射口15から出射されるレーザ光の光軸LCと連結筒31の中心軸とが一致ように位置決めされる。また、鍔縁32にはその周方向に螺子孔34が複数形成されており(図6参照)、側面部分をケーシング11の壁面12に宛がって螺子止めすることで、連結筒31全体がケーシング11に固定されるようになっている。
尚、ケーシング11との関係においては連結筒31はその中心軸がケーシング11の長手方向と直交する配置とされている。
連結筒31のうちレーザ光源ユニット10と反対側の端部は壁体22Aのレーザ入射口26に差し込まれた状態にあって、この連結筒31によってレーザ光源ユニット10と走査ユニット20が同連結筒31の中心軸回りに相対回動可能に連結されている。
より具体的に説明すると、連結筒31には円環状をなす一対のリング(第1・第2リング41、42)からなる回動機構が設けられている。第1・第2の両リング41、42は共に径方向外側に張り出す環状突部41A、42Aを設けるとともに、両リング41、42の対向面41B、42Bは共に平らな平滑面とされている。両リング41、42は両対向面41B、42B同士を突き合わせた状態で連結筒31に外嵌されるようになっており、取り付け状態においては対向面41B、42Bが摺接面となって、連結筒31の中心軸回りに両リング41、42が相対回動するようになっている。そして、第1リング41がレーザ光源ユニット10に対して固定され、第2リング42が走査ユニット20に固定されるようになっており、これにて、レーザ光源ユニット10と走査ユニット20とが相対回動可能に連結されることとなる。
ところで、この連結筒31は先に述べたようにレーザ光源ユニット10のケーシング11との関係においてケーシング11の長手方向に直交する関係にあるから、図10に示すように、レーザ光源ユニット10と走査ユニット20を相対回動させることで、レーザ光をケーシング11の長手方向と交差する方向(同図の(A)、(C)の状態)並びに、長手方向に沿う方向(同図の(B)、(D)の状態)のいずれの方向へも出射することが出来る。尚、同図における矢印の方向がレーザ光の照射方向である。
また、これら両リング41、42の外周部分には両リング41、42の嵌合状態を保持、換言すると連結筒31の中心軸の軸線方向に両リング41、42が離間するのを規制するための嵌合保持リング43が配置されている。
嵌合保持リング43は有端環状をなすとともに、第1・第2リング41、42と対向する側にV字状の嵌合溝43Aを設けており、この嵌合溝43A内に第1・第2リング41、42の環状突部41A、42Aが嵌め合わされるようになっている。
また、嵌合保持リング43は両リング41、42の回動を規制するロック機能も備えている。すなわち、嵌合保持リング43の両端部にはボルト孔(図示せず)が形成されており、そこへ装着されるボルトの締め込み量の加減によって径方向内側への締め込み力を調整することが出来るようになっている。そのため、締め込み量を多くすると両リング41、42が嵌合保持リング43によって締め込まれた状態となって両リング41、42の回動動作が禁止されるのに対し、締め込み量を減ずると両リング41、42の回動動作が許容される。また、第2リング42と連結筒31との間には筒状樹脂44が介在されているが、この筒状樹脂44はベアリングのように機能するもので、これによって、レーザ光源ユニット10と走査ユニット20との相対回動動作が円滑に行われる。
また、連結筒31のうち鍔縁32が形成された側とは反対側の内周には段部35が形成されている。この段部35を境にしてレーザ光源ユニット10側が小径部とされ、走査ユニット20側が大径部とされている。
<ビームエキスパンダ>
ビームエキスパンダ50は、円筒状のハウジング内にコリメータレンズ53と発散レンズ54とを収容してなる。ハウジングはコリメータレンズ53を収容する円筒状の第1のレンズホルダ51と発散レンズ54を収容する第2のレンズホルダ52とから構成されており、第1のレンズホルダ51のレーザ光源ユニット10側に形成されている嵌合孔部51Aに第2のレンズホルダ52が同軸状に嵌合されている。
第1のレンズホルダ51に収容されるコリメータレンズ53は走査ユニット20側の端面側に配されており、端面から蓋締めされることで第1のレンズホルダ51の段部51Dと蓋51Eとにより挟まれて移動不能状態とされている。
第2のレンズホルダ52は第1のレンズホルダ51と同様に円筒状をなしており、その外径が前述した嵌合孔部51Aの径と略同一径とされて密嵌状態とされるようになっている。このうち、レーザ光源ユニット10側の端面には全体が傾斜状をなすテーパ面52Aが形成されている(図8参照)。
また、第1のレンズホルダ51の内周側であって、長さ方向の中央部分にはバネ収容部51Bが設けられており、そこには第2のレンズホルダ52をコリメータレンズ53に対して離間方向に付勢するコイルスプリング55が収容されている(図7参照)。
第1のレンズホルダ52は連結筒31に対して隙間なく嵌め合わされるようになっており、これによって連結筒31の中心軸とビームエキスパンダ50の光軸とが一致するように位置決めされている。また、連結筒31の軸方向に関する位置決めは第1のレンズホルダ52の外周面に形成される段部51Gによってなされる。すなわち、第1のレンズホルダ51を連結筒31に対して取り付けると段部51Gが連結筒31の段部35に突き当たって、それ以上の押し込み動作が規制されるようになっている。また、この取り付け状態において第1のレンズホルダ51の先端部はレーザ光源ユニット10の内部に突出するようになっている。
このレーザー光源ユニット10側に突出した部分には図8において左右に貫通する貫通孔51Fが形成されており、そこには発散レンズ54の位置調整をする調整機構(これについては後述する。)60が取り付けられるようになっている。連結筒31には部分的に肉薄の部分が形成されており、第1のレンズホルダ51との間には空洞Aが形成されてるようになっている。空洞A内には電線が配索され、レーザ光源ユニット10と走査ユニット20とを電気的に接続できるようになっている。
<調整機構>
調整機構60は、調整ブロック61と円柱形状のシャフト部62と段つきの支持ボルト63とから構成されている。
壁体12のうち連結筒31の左右両側には、図8に示すように板状の装着板19が連結筒31の中心軸に沿う向きに取り付けられるとともに、右側の装着板19における貫通孔51Fと対向する位置にはねじ孔部19Aが形成されている。このねじ孔部19Aには、中心部に左右に貫通する貫通孔63Cが形成された支持ボルト63が螺合されるようになっている。支持ボルト63の貫通孔63Cにはシャフト部62が遊挿されるようになっている。
シャフト部62のうち支持ボルト63の右端部には大径部62Bが形成される一方、支持ボルト63の左端部には抜止めリング64が装着されている。これによりシャフト部62は同シャフト部62の軸線方向(図8における左右方向)に関する移動が禁止され、軸線を中心とする回動動作のみが許容されることとなる。
尚、シャフト部62と支持ボルト63の貫通孔63Cとの間には筒状の樹脂Jが介在されている。これはベアリングの機能を有するもので、シャフト部62が空回りするようにされている。
また、シャフト部62の先端部には外周に螺子切りが施されたねじ部62Cが形成されるとともに、下端部には直線状の溝部62Aが形成されている。このねじ部62Cには次述する調整ブロック61が螺合されるようになっている。
調整ブロック61は円盤状の基端部61Aから水平方向に突出した円柱を斜めに切り欠いた形状とされており、その切り欠かれた部分にテーパ面61Bが設けられている。このテーパ面61Bは取り付け状態においては、前述した第2のレンズホルダ52のテーパ面52Aに面当たりするようになっている。また、調整ブロック61のうち光軸LCに沿って同調整ブロック61を上下に貫通する通過孔61Cが形成されているが、これはレーザ光を通過させるためのものである。
また、基端部61Aの端面からは連結筒31の中心軸と直交するようにネジ孔が穿設されており、そこに前述したネジ部62Cが螺合されている。これによって、例えば溝部62Aに治具等を挿入させてシャフト部62を回転させることにより、調整ブロック61が連結筒31の中心軸と直交(光軸LCと直交する方向であって、図8における上下方向)に螺進退する。
以上のことから、調整ブロック61がコイルスプリング55の付勢力に抗して第2のレンズホルダ52をコリメータレンズ53側に押し込んで両レンズ53、54を近ずけたり、或いはこれとは反対に両レンズ53、54を離間させたりする。このようにコリメータレンズ53と発散レンズ54の相対距離を調整することで、レーザ光の焦点距離の調整或いはレーザ光のスポット径の調整等行うことが出来る。
本実施形態のレーザ加工装置の構成は以上であり、その作用について説明する。まず、搬送ラインLを可動させるに先立って、レーザ加工装置を搬送ラインLの近傍に設置する。この場合においてワークWの上面に対して印字を行うには、図1に示すようにレーザ光の照射方向が下向きとなるように、すなわちfθレンズ25が搬送ラインLの上面と対向する向きとなるようにセットする。この時、レーザ光源ユニット10は縦向き(図1に示す向き、或いは図12に示す向き)に配置しておく。このような配置とすることで、搬送ラインLの幅方向に関するレーザ加工装置の飛び出しが少なくて済む。尚、嵌合保持リング43についてはボルトを締め込んだ状態にしておき、第1・第2リング41、42ひいてはレーザ光源ユニット10と走査ユニット20が相対回動しない状態としておく。
レーザ加工装置の設置が完了したら所定のマーキング情報を入力し、その後レーザ加工装置を駆動させる。これにより、レーザ光源ユニット10からレーザ光が出射される。そして出射されたレーザ光は反射ミラー18によって約90度反射し、その後、連結筒31を通過して走査ユニット20内に至る。すると、レーザ光はガルバノミラー装置24を介して所定方向に向きを変更され、その後、fθレンズ25で収束光にされワークWの印字領域上に照射される。これにより、ワークW上には所定のマーキング情報が印字等されることとなる。
次に、ワークWの上面に対して印字を行っていた状態からワークWの横面に対して印字等をする場合について説明すると、まず、レーザ加工装置全体を一旦、搬送ラインLから取り外す。その後、ボルトを緩めてやり、例えばレーザ加工装置が図1の姿勢にある場合には、同図における手前側に約90度走査ユニット20を回動させてやる。これにより、レーザ光の照射される方向がレーザ光源ユニット10の長手方向に沿う方向(図1参照)から長手方向と直交する方向(図11参照)に変更される。その後、レーザ光の照射方向をワークWに向け、レーザ加工装置を所定の高さ位置にセットする。これにより、レーザ加工装置はレーザ光源ユニット10の姿勢を縦向きに保ったままの状態でワークWの側面に対して印字等をすることが可能となる。
このように、本実施形態によれば、レーザ光源ユニット10と走査ユニット20は連結筒31を介して相対回動可能に連結されており、しかもその回動軸はレーザ光源ユニット10の長手方向と直交する方向となっている。そのため、同一のレーザ加工装置によって搬送ラインLの周辺のスペース(特に幅方向に関する突出)を最小限に押さえた上で、ワークWの側面及び上面の両面に対して印字を行うことが可能である。
加えて、レーザ光源ユニット10と走査ユニット20との間の連結筒31の中心軸を中心とする周方向への位置調節動作は連結筒31の中心軸を中心とする回動動作によってなされるから動作が円滑となる。
更に、この連結筒31の内周側にはビームエキスパンダ50が収容されているから、ビームエキスパンダ50を連結筒31の外部に配置した場合に比べて装置の小型化が図られるようになっている。
<実施形態2>
実施形態2を図13及び図14を参照して説明する。
実施形態1では、レーザ光源ユニット10と走査ユニット20とをL字型に連結したが、実施形態2では走査ユニット75をレーザ光源ユニット71の長手方向に並べて配している。また、実施形態1では光源としてCO2レーザ光源を用いたが実施形態2ではファイバレーザ光源72を用いており、同光源には光ファイバFが繋がれている。
走査ユニット75は図示しない連結部材を介してレーザ光源ユニット71に連結されており、紙面と直交する軸を中心として図13の矢印方向への回動動作が許容されるようになっている。走査ユニット75の内部であって、回動中心部分にはガルバノミラー装置を構成する第1のガルバノミラー76Aが配され、更に、その側方(図13における右側)には第2のガルバノミラー76Bが配置されている。
また、光ファイバFの先端部は走査ユニット75の内部に挿入された状態にあって、図示しない取り付け具を介してレーザ光が出射される開口を第2のガルバノミラー76Bに向けた状態で走査ユニット75に固定されている。これにより、ファイバレーザ光源72からレーザ光が照射されると、レーザ光は光ファイバF、ガルバノミラー76A、76Bの経路を経てFθレンズ25に至るようになっている。尚、図13の状態においてはレーザ光はレーザ光源ユニット71の長手方向に沿う方向に照射される。
そして、ガルバノミラー76A、76B並びに光ファイバFの先端部分は一体的に回動するから、回動後においても光ファイバFの先端部と両ガルバノミラー76A、76Bの位置関係は一定(回動前の状態と同じ状態)に保たれる。そのため、図13に示す状態から走査ユニット75が同図に示す矢印方向に90度回動されると、レーザ光はレーザ光源ユニット75の長手方向とは直交する方向に照射されることとなる(図14参照)。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1では、レーザ光源ユニット10と走査ユニット20の相対回動動作を無段階で行ったが、回転機構に有段のロック機構を設けて有段で行うものであってもよい。
(2)実施形態1では、第1リング41と第2リング42を取り外し不能な状態で連結したが、連結筒31の中心軸の周方向に位置調節可能な構成であればよく、位置調整の際に、両リングの取り外しを伴うようなものであってもよい。このような構成を実現させるには、例えば、図15に示すようにレーザ光源ユニット81側にロック突部82をレーザ挿通孔85の周方向に等間隔で4箇所配する一方、走査ユニット86側にはこれと係合するような受け溝88をロック突部82と対向する位置にそれぞれ形成しておけばよい。そうすれば、図16に示すように、走査ユニット88をレーザ挿通孔85を中心としてその周方向に位置調整出来る。
(3)実施形態1では、連結筒31がレーザ光源ユニット10及び走査ユニット20に対して別体に設けられた構成を示したが、走査ユニット20がレーザ光源ユニット10に対して回動可能とされていればよいから、例えば、レーザ光源ユニット10の壁部12あるいは走査ユニット20の壁体22Aのどちらか一方に一体的に形成された構成としても良い。
(4)実施形態1では、搬送ラインLの近傍にレーザ加工装置を縦向きに設置したが、搬送ラインLに沿った方向に配置してもよい。
(5)実施形態1では、光源14にはCO2レーザ光源を使用するとともに、ケーシング11内に反射ミラー18を設置することで、レーザ光をケーシング11の側面から走査ユニット20側に向けて出射させる構成としたが、光源をファイバレーザ光源91とするとともに、その光源91とガルバノミラー装置24との間を光ファイバFで繋いでやれば、反射ミラー18を使用することなくレーザ光をケーシング11の側面からガルバノミラー装置24に向けて出射させることが出来る(図17)。
また、このように光ファイバを用いての導光は光源がCO2レーザ光源(実施形態1の構成)であっても適用可能である。
実施形態1に係るレーザ加工装置の斜視図 レーザ加工装置の縦断面図 レーザ加工装置の水平断面図 走査ユニット内部の構成を示す図 走査ユニット内部から連結筒側を見た図 レーザ光源ユニット内部から連結筒側を見た図 図6におけるA−A断面図 図6におけるB−B断面図 レーザ光源ユニットと走査ユニットとの相対回動動作を示す図 同じく、レーザ光源ユニットと走査ユニットとの相対回動動作を示す図 ワークWの側面に印字を行う様子を示す図 レーザ光源ユニットを下向き配置した状態を示す斜視図 実施形態2に係るレーザ加工装置の全体構造を示す模式図 走査ユニットが回動した状態を示す図 他の実施例におけるレーザ光源ユニットと走査ユニットの連結構造を示す図 走査ユニットが回動した状態を示す側面図 他の実施例におけるレーザ加工装置の全体構造を示す模式図 従来例を示す斜視図 従来例を示す斜視図
符号の説明
10…レーザ光源ユニット
20…走査ユニット
31…連結筒
LC…光軸

Claims (3)

  1. 一方向に長いケーシング内にレーザ光源を備え、そのレーザ光源からのレーザ光を前記ケーシングの側部から前記ケーシング外に出射するレーザ光源ユニットと、
    このレーザ光源ユニットからのレーザ光を受けて所定の加工位置に照射すべく走査する走査用光学系を備えた走査ユニットと、
    前記レーザ光源ユニット及び前記走査ユニットを連結可能とする連結手段を備えたレーザ加工装置であって、
    前記連結手段は、その連結の中心軸と前記レーザ光の光軸とが一致するように位置決めされ、
    更に、同連結手段は、加工対象物に対するレーザ光の照射方向を少なくとも前記ケーシングの長手方向並びにこれとは直交する方向の両方向に変更可能とするように前記両ユニット間を連結していることを特徴とするレーザ加工装置。
  2. 前記連結手段は、前記ケーシングの長手方向と直交する前記中心軸とされた直交軸を中心に前記両ユニットが相対回動するように両ユニット間を連結することを特徴とする請求項1記載のレーザ加工装置。
  3. 前記連結手段は前記レーザ光源ユニットと前記走査ユニットとを連結する連結筒から構成され、この連結筒内には前記レーザ光源から照射されたレーザ光のビーム径を変更するビームエキスパンダが収容されていることを特徴とする請求項1または2記載のレーザ加工装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009082958A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Sunx Ltd レーザ加工装置及びアキシコンレンズ
JP2018065186A (ja) * 2016-10-21 2018-04-26 株式会社Ihi 表面処理装置
CN112307711A (zh) * 2020-11-23 2021-02-02 杭州美册科技有限公司 一种基于安卓的文字编辑方法和装置

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