JP2597342Y2 - 光走査ユニット - Google Patents

光走査ユニット

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JP2597342Y2
JP2597342Y2 JP1992055610U JP5561092U JP2597342Y2 JP 2597342 Y2 JP2597342 Y2 JP 2597342Y2 JP 1992055610 U JP1992055610 U JP 1992055610U JP 5561092 U JP5561092 U JP 5561092U JP 2597342 Y2 JP2597342 Y2 JP 2597342Y2
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隆明 吉成
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旭光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、レーザビームプリン
タ等に用いられるレーザスキャニングユニットとして適
用される光走査ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、レ−ザビームにより結像
面としての感光ドラム表面の感光層を軸方向に沿って走
査(主走査)すると共に、感光ドラムを回転(副走査)
させ、この感光層に画像に対応した潜像を形成させるよ
うにした所謂電子写真法を利用したレーザビームプリン
タや、感光材表面をレーザビームで走査してプリント基
板等の原板を作成するレーザフォトプロッタ等が知られ
ている。これらレーザビームプリンタやレーザフォトプ
ロッタ等においては、所定の画像情報を有する様に変調
されたレーザ光を射出する為に、予めユニット化された
レーザスキャニングユニットが、取り付け台上の所定の
取付位置に固定設置した状態で用いられている。
【0003】この様に取り付け台上に固定設置されたレ
ーザスキャニングユニットから射出されたレーザ光の感
光層(結像面)上での実際の走査線の形成位置を、設計
上の形成位置に正確に一致させる事が、形成された画質
の向上の為に、重要なポイントとなる。この様な走査線
の形成位置の調整の為には、従来より、種々考案が加え
られている。
【0004】例えば、図10に示す様に、ユニットハウ
ジングa内に配設されたポリゴンミラーbの回転により
走査されたレーザ光を、fθレンズcを通して、感光ド
ラムdの外周面に形成された感光層上で結像させる様に
すると共に、反射ミラーeで一旦反射した状態で、ユニ
ットハウジングaに形成された開口fを介して、この走
査レーザ光を感光ドラムdに導く様にした従来のレーザ
スキャニングユニットgにおいては、反射ミラーeの設
定角度を調整する事により、感光ドラムdの感光層上で
の結像位置を、例えば符号xで示す実際の位置から符号
x′で示す設計上の位置にもたらされる様に調整してい
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ここで、上述の従来に
おける調整機構においては、反射ミラーeの配設角度を
調整する場合であれ、fθレンズcの配設光軸を調整す
る場合であれ、各々の調整量に対する実際の走査線の移
動量が大きく、各々の所謂調整ゲインが非常に高いの
で、極めて微妙な調整操作が要求され、作業性が悪い問
題点が指摘されている。一方、所定の作業量に対して反
射ミラーeやfθレンズcの調整量を少なく設定する為
には、減速機構が必要になるが、この為、装置が複雑に
なると共に小型化が損なわれる問題点も指摘されてい
る。
【0006】また、実際の走査線の形成状態が、設計上
の結像状態と平行な状態でずれている場合には、換言す
れば、上述した副走査方向に沿って単にずれている場合
には、これを確実に矯正することが出来るものである。
しかしながら、実際の走査線の形成状態が、設計上の結
像状態と交差する状態でずれている場合には、両者を一
致する様に矯正する事が困難になる問題点がある。
【0007】この考案は、上述した事情に鑑みなされた
もので、この考案の主たる目的は、簡単な構成で、走査
線を形成状態を確実に、且つ、簡単に調整する事の出来
る光走査ユニットを提供する事である。また、この考案
の他の目的は、実際の走査線が如何なる方向にずれたと
しても、これを確実に、且つ、簡単に矯正する事の出来
る光走査ユニットを提供する事である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するため、この考案に係る光走査ユニット
は、(a)ユニットハウジングと、(b)ユニットハウ
ジング内に配設された光走査手段と、(c)光走査手段
で走査された光の、ユニットハウジングからの所の光走
査を許容するためにユニットハウジングに形成された開
口と、(d)ユニットハウジングを取り付け台へ取り付
ける取り付け手段と、を備えて構成されている。この取
り付け手段は、(d1)ユニットハウジングの前記光軸
方向に沿う一側部分において、結像面上の走査線の一側
端を通り前記光軸に平行な軸線上に配設された第1の調
整ねじと、(d2)ユニットハウジングの前記光軸方向
に沿う他側部分に取り付けられた第2の調整ねじと、
(d3)ユニットハウジングの他側部分において、第2
の調整ねじの配設位置を通って前記光軸と平行な軸線上
の所定箇所に配設され、該所定箇所を取り付け台に固定
する固定ねじと、を備えている。そして、第1及び第2
の調整ねじの少なくとも一方の取り付け台との取り付け
間隔を調整することによって、結像面に形成される走査
線の形成位置を調整することができる。
【0009】
【0010】
【0011】
【実施例】以下に、この考案に係わる光走査ユニットの
一実施例の構成を、添付図面を参照して、詳細に説明す
る。先ず、この一実施例の光走査ユニットの構成を、レ
ーザスキャニングユニットに適用する場合につき、以下
に詳細に説明する。
【0012】このレーザスキャニングユニット10は、
図1に示す様に、これが用いられるレーザビームプリン
タ(図示せず)の取り付け台12上に取り付けられるユ
ニットハウジング14を備えている。このユニットハウ
ジング14内には、図示していないが、制御ユニットの
制御のもとで、プリント(記録)しようとする画像情報
に応じて変調されたレーザ光を出力する半導体レーザ出
力ユニットと、この半導体レーザ出力ユニットから出力
されたレーザ光を偏向させる為のポリゴンミラー(回転
多面鏡)16と、このポリゴンミラー16で偏向された
レーザ光を受光面において等速の線速度で走査させる為
の結像レンズとしてのfθレンズ18とを概略備えてい
る。尚、この一実施例においては、fθレンズ18は、
ユニットハウジング14に対して固定された状態で取り
付けられている。
【0013】ここで、この感光ドラム22はレーザスキ
ャニングユニット10から離間して配設されている。こ
の為、ユニットハウジング14には、fθレンズ18で
走査されたレーザ光が外部に導出される事を許容する為
の開口26が形成されている。尚、受光面としての感光
層20を外周面に備えた感光ドラム22は、その回転中
心がレーザ光の光軸上に位置する様に規制されると共
に、この感光層20上における設計上の走査線Lは、感
光ドラム22の回転軸線Rと平行になる様に、即ち、母
線方向に沿って延出する様に設定されている。また、レ
ーザ光の光軸Cと走査線Lとは、互いに直交した状態で
交差する様に設定され、又、レーザ光の光軸Cと、感光
ドラム22の回転中心及び感光ドラム22へのレーザ光
の入射位置を結ぶと半径とは、所定の鈍角を形成する様
に設定されている。
【0014】次に、上述したユニットハウジング14を
取り付け台12上にその高さ位置調整可能に取り付け固
定する為の取り付け機構28の構成を詳細に説明する。
尚、このユニットハウジング14は、図示しない位置決
め機構を介して、取り付け台12上の所定位置に、正確
に位置決めされた状態で載置されているものである。
【0015】この取り付け機構28は、図2に示す様
に、ユニットハウジング14の光軸Cに沿う一側面(図
中、左側面)の略中央部において外方に向けて突出した
一方の取り付け片30と、他側面(図中、右側面)の略
全長に渡り(即ち、光軸方向に沿って延出し)、外方に
向けて突出した他方の取り付け片32とを一体的に備え
ている。
【0016】図3から明らかな様に、この一方の取り付
け片30の略中央部には、厚さ方向に貫通した状態で、
第1のねじ穴34が形成されている。この第1のねじ穴
34には、第1の調整ねじ36が螺合している。この第
1の調整ねじ36の下面は、上述した取り付け台12の
上面に接触している。この様にして、第1の調整ねじ3
6は、対応する第1のねじ穴34内での軸方向に沿う進
退に応じて、ユニットハウジング14の一側部分におけ
る高さ位置を正確に調節することが出来る事になる。
尚、この第1の調整ねじ36の上面には、これを自身の
中心軸線回りに回動させて、対応する第1のねじ穴34
内で軸方向に沿って進退駆動させる為に、例えば、作業
者により操作されるマイナスドライバの先端が嵌入され
るマイナス溝(図示せず)が形成されている。
【0017】この第1の調整ねじ36の中心部には、こ
れの厚さ方向に貫通した状態で、後述する第1の取り付
けボルト38に対して所謂バカ穴として機能する第1の
取り付け穴40が形成されている。ここで、この第1の
取り付けボルト38の先端が螺着される為の第1の取り
付けねじ穴42が取り付け台12上に開口した状態で形
成されている。即ち、第1の調整ねじ36を介して、ユ
ニットハウジング14の一側部分における高さ位置を正
確に調整した後において、この第1の取り付けボルト3
8を介して、この一側部分を取り付け台12上に固定す
る事により、ユニットハウジング14の一側部分におけ
る高さ位置は、所定位置に正確に調整された状態で保持
される事になる。
【0018】一方、上述した他方の取り付け片32にお
ける感光ドラム22が配設された側の端部(以下、前方
端部と呼ぶ。)には、図4に示す様に、上述した第1の
ねじ穴34と同様に、厚さ方向に貫通した状態で、第2
のねじ穴44が形成されている。この第2のねじ穴44
には、第2の調整ねじ46が螺合している。この第2の
調整ねじ46の下面は、上述した取り付け台12の上面
に接触している。この様にして、第2の調整ねじ46
は、対応する第2のねじ穴44内での軸方向に沿う進退
に応じて、ユニットハウジング14の他側部分の前方端
部における高さ位置を正確に調節することが出来る事に
なる。尚、この第2の調整ねじ46の上面には、これを
自身の中心軸線回りに回動させて、対応する第2のねじ
穴44内で軸方向に沿って進退駆動させる為に、例え
ば、作業者により操作されるマイナスドライバの先端が
嵌入されるマイナス溝(図示せず)が形成されている。
【0019】この第2の調整ねじ46の中心部には、こ
れの厚さ方向に貫通した状態で、後述する第2の取り付
けボルト48に対して所謂バカ穴として機能する第2の
取り付け穴50が形成されている。ここで、この第2の
取り付けボルト48の先端が螺着される為の第2の取り
付けねじ穴52が取り付け台12上に開口した状態で形
成されている。即ち、第2の調整ねじ46を介して、ユ
ニットハウジング14の他側部分の前方端部における高
さ位置を正確に調整した後において、この第2の取り付
けボルト48を介して、この他側部分の前方端部を取り
付け台12上に固定する事により、ユニットハウジング
14の他側部分の前方端部における高さ位置は、所定位
置に正確に調整された状態で保持される事になる。
【0020】また、上述した他方の取り付け片32にお
ける感光ドラム22が配設された側とは反対側の端部
(以下、後方端部と呼ぶ。)には、厚さ方向に膨出した
状態で取り付けボス部54が一体的に形成されている。
この取り付けボス部54の下面は、上述した取り付け台
12の上面に接触している。この様にして、ユニットハ
ウジング14の他側部分の後方端部における高さ位置
は、所定の位置に固定された状態で設定されている。
【0021】この取り付けボス部54の略中央部には、
厚さ方向に貫通した状態で、後述する第3の取り付けボ
ルト56に対して所謂バカ穴として機能する第3の取り
付け穴58が形成されている。ここで、この第3の取り
付けボルト54の先端が螺着される為の第3の取り付け
ねじ穴60が取り付け台12上に開口した状態で形成さ
れている。即ち、この第3の取り付けボルト56を介し
て、この他側部分の後方端部を取り付け台12上に固定
する事により、ユニットハウジング14の他側部分の後
方端部における高さ位置は、所定位置に一定した状態で
正確に保持される事になる。
【0022】一方、図2から明らかな様に、レーザスキ
ャニングユニット10から走査されるレーザ光により、
感光層20上に形成される走査線Lは、設計上、感光ド
ラム22の回転軸線Rと平行で所定長さを有する様に設
定されるものであり、換言すれば、両端LA,LBを有
して形成される様に設定されている。ここで、上述した
第1の調整ねじ36の中心位置は、走査線Lの一方の端
部(即ち、図中左端部)LAを通り、光軸Cに平行な軸
線XA上に存在する様に規制されている。また、第2の
調整ねじ46の中心と第3の取り付けボルト56の中心
とを結ぶ軸線XBは、上述した走査線Lの他方の端部
(即ち、図中右端部)LBを通る様に規制されている。
ここで、例えば、軸線XA,XBを走査線Lの両端部L
A,LBよりも夫々外方に設定すると、第1の調整ねじ
36及び第2の調整ねじ46の少なくとも一方を回動し
て、実際の走査線Mを設計上の走査線Lに一致させる様
な調整動作を実行する際において、この回動量に応じた
実際の走査線Mの調整量が、上述した様に軸線XA,X
Bを走査線Lの両端部LA,LBに一致させた場合と比
較して少なくなり、又、軸線XA,XBを走査線Lの両
端部LA,LBよりも夫々内方に設定すると、第1の調
整ねじ36及び第2の調整ねじ46の少なくとも一方を
回動して、実際の走査線Mを設計上の走査線Lに一致さ
せる様な調整動作を実行する際において、この回動量に
応じた実際の走査線Mの調整量が、軸線XA,XBを走
査線Lの両端部LA,LBに一致させた場合と比較して
大きくなり、何れの場合においても、調整動作が難しく
なる事になる。しかしながら、上述した様に軸線XA,
XBを走査線Lの両端部LA,LBに一致させた事によ
り、第1の調整ねじ36及び第2の調整ねじ46の少な
くとも一方を回動して、実際の走査線Mを設計上の走査
線Lに一致させる様な調整動作を実行する際において、
回動量と調整量とが基本的に対応する事となり、調整動
作が容易に実行され得る事となる。
【0023】また、第1の調整ねじ36の中心と第2の
調整ねじ46の中心とを結ぶ軸線Yは、平面視におい
て、光軸Cと所定の傾斜角度で交差する様に設定されて
いる。換言すれば、第1の調整ねじ36の中心を通り光
軸Cに直交する軸線ZAと、第2の調整ねじ46の中心
を通り光軸Cに直交する軸線ZBとは、互いに所定間隔
離間した状態で平行となる様に設定されている。
【0024】以上詳述した様に、この一実施例において
は、第1及び第2の調整ねじ36,46と取り付けボス
部54との3点で、ユニットハウジング14の取り付け
基準面を規定している。この結果、第1及び第2の調整
ねじ36,46の少なくとも一方を回転させる事によ
り、ユニットハウジング14全体の、取り付け台12に
対する設定角度を変化・調整させることが出来る事にな
る。また、この一実施例においては、図5に示す様に、
結像面としての感光層20上に実際に形成された走査線
Mが、設計上の走査線Lと平行な状態でずれた場合で
も、また、図6に示す様に、所定角度で傾斜した状態で
ずれていた場合でも、第1及び第2の調整ねじ36,4
6を適宜回転させる事により、実際の走査線Mを設計上
の走査線Lに正確に一致させた状態で形成させる事が出
来る事になる。
【0025】以下に、図6に示す様に傾斜ずれを発生し
た場合における調整動作について、具体的に説明する。
先ず、第2の調整ねじ46を回動させると、ユニットハ
ウジング14の他側部分(図中、右側部分)は、第1の
調整ねじ36の中心と取り付けボス部54の中心と結ぶ
線分W回りに上下方向に沿って揺動する。この結果、実
際の走査線Mの他方の端部MBを、図7に示す様に、設
計上の走査線Lの他方の端部LBに一致させることが出
来る事になる。一方、第1の調整ねじ36を回動させる
と、ユニットハウジング14の一側部分は、第2の調整
ねじ46の中心と取り付けボス部54の中心とを結ぶ線
分回りに上下方向に沿って揺動する。この結果、実際の
走査線Mの他方の端部MBが設計上の走査線Lの他方の
端部LBに一致した状態が維持されたままの状態で、図
8に示す様に、実際の走査線Mの一方の端部MAを、設
計上の走査線Lの一方の端部LAに一致させることが出
来る事になる。
【0026】この様にして、実際の走査線Mの両端は、
設計上の走査線Lの両端と正確に一致する事となり、図
9に示す様に、実際の走査線Mの設計上の走査線Lから
のずれを完全に除去する様に調整することが出来る事に
なる。
【0027】以上説明した調整動作は、図5に示す様
に、実際の走査線Mが設計上の走査線Lから平行な状態
でずれている場合においても、全く同様な手順を実行す
る事により、確実に解消される事になる。即ち、この一
実施例においては、実際の走査線Mが設計上の走査線L
から如何なる態様でずれていようとも、このずれを第1
及び第2の調整ねじ36,46の少なくとも一方を回動
させる言う簡単な作業で、確実に解消させることが出来
る事になる。
【0028】また、上述した調整動作においては、第1
または第2の調整ねじ36,46の所定の回動量に対す
るユニットハウジング14の対応する部位における取り
付け台12からの高さの変化の割合は、極めて小さいも
のである。この結果、この一実施例においては、このユ
ニットハウジング14の高さ位置の変化に応じた走査線
の形成位置の調整動作が極めて正確に実行され得る事に
なる。
【0029】尚、この考案は、上述した一実施例の構成
に限定されることなく、この考案の要旨を逸脱しない範
囲で、種々変形可能である事は言うまでも無い。例え
ば、上述した一実施例においては、fθレンズ18で走
査されたレーザ光は、反射ミラーを介することなく直接
に、ユニットハウジング14から開口26を介して外部
に導出される様に説明したが、この考案は、この様な構
成に限定されることなく、反射ミラーを備えて、fθレ
ンズ18で走査されたレーザ光が反射ミラーを介して感
光層20上に結像される様になされた構成にも適用する
ことが出来る事は言うまでも無い。
【0030】また、上述した一実施例においては、ユニ
ットハウジング14の他側部分の前方端部に第2の調整
ねじ46を、また、後方端部に取り付けボス部54を配
設する様に説明したが、この考案は、この様な構成に限
定されることなく、前方端部に取り付けボス部54を、
また、後方端部に第2の調整ねじ46を配設する様に構
成しても良い事は言うまでも無い。
【0031】また、上述した一実施例においては、第1
及び第2の調整ねじ36,46を夫々貫通した状態で第
1及び第2の取り付けボルト38,48を設ける様に説
明したが、この考案は、この様な構成に限定されること
なく、第1及び第2の取り付けボルト38,48を、対
応する第1及び第2の調整ねじ36,46から夫々近接
・離間した状態で取り付ける様に構成しても良い事は言
うまでも無い。
【0032】
【考案の効果】以上詳述した様に、この考案に係る光走
査ユニットは、ユニットハウジングと、このユニットハ
ウジング内に配設された光走査手段と、この光走査手段
で走査された光の、前記ユニットハウジングからの所定
の光軸方向に沿う導出を許容し、このユニットハウジン
グ外に設けられた結像面での光走査を許容する為に、前
記ユニットハウジングに形成された開口と、前記ユニッ
トハウジングを取り付け台へ取り付ける為の取り付け手
段とを具備し、前記取り付け手段は、前記ユニットハウ
ジングの前記光軸方向に沿う一側部分に取り付けられ、
これと前記取り付け台との間の取り付け間隙を調整可能
な第1の調整ねじと、前記ユニットハウジングの前記光
軸方向に沿う他側部分の一端部に取り付けられ、これと
前記取り付け台との間の取り付け間隙を調整可能な第2
の調整ねじと、前記ユニットハウジングの前記光軸方向
に沿う他側部分の他端部において、前記第2の調整ねじ
の配設位置を通り、前記光軸に平行な軸線上に配設さ
れ、前記ユニットハウジングの他側部分の他端部を前記
取り付け台に固定する為の固定ねじとを備え、前記第1
及び第2の調整ねじの少なくとも一方を移動させる事に
より、前記結像面での前記光走査により形成される走査
線の形成位置を調整出来る事を特徴としている。
【0033】また、この考案に係わる光走査ユニットに
おいて、前記第1及び第2の調整ねじの各々には、各々
を貫通して、対応するユニットハウジングの部分を前記
取り付け台上に固定する為の第2及び第3の固定ねじが
備えられている事を特徴としている。また、この考案に
係わる光走査ユニットにおいて、前記第1の調整ねじの
配設位置は、前記結像面における走査線の一側端を通
り、前記光軸に平行な軸線沿う軸線上に規制されている
事を特徴としている。
【0034】また、この考案に係わる光走査ユニットに
おいて、前記第2の調整ねじと前記第1の固定ねじとの
配設位置を結ぶ軸線は、前記結像面における走査線の他
側端を通る様に規制されている事を特徴としている。ま
た、この考案に係わる光走査ユニットにおいて、前記第
1及び第2の調整ねじは、前記光軸方向に沿って所定距
離だけ離間している事を特徴としている。
【0035】従って、この考案によれば、簡単な構成
で、走査線を形成状態を確実に、且つ、簡単に調整する
事の出来る光走査ユニットが提供される事になる。ま
た、この考案によれば、実際の走査線が如何なる方向に
ずれたとしても、これを確実に、且つ、簡単に矯正する
事の出来る光走査ユニットが提供される事になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る光走査ユニットの一実施例の構
成を概略的に示す縦断面図である。
【図2】図1に示す光走査ユニットの上面形状を示す平
面図である。
【図3】図2に示す光走査ユニットをA−A線に沿って
切断した状態で示す縦断面図である。
【図4】図2に示す光走査ユニットをB−B先に沿って
切断した状態で示す断面図である。
【図5】実際に形成された走査線が設計上の走査線に対
して平行な状態でずれている事を示す正面図である。
【図6】実際に形成された走査線が設計上の走査線に対
して傾斜した状態でずれている事を示す正面図である。
【図7】図6に示すずれ状態において、先ず、実際に形
成された走査線の右端部と設計上の走査線の右端部とを
一致させる様に調整した状態を示す正面図である。
【図8】図7に示す調整状態から、実際に形成された走
査線の左端部と設計上の走査線の左端部とを一致させる
様に調整した状態を示す正面図である。
【図9】実際に形成された走査線が、設計上の走査線に
完全に一致して、ずれが解消された状態を示す正面図で
ある。
【図10】従来における反射ミラーの配設角度を変更し
て、走査線の形成位置を調整する態様を概略的に示す縦
断面図である。
【符号の説明】
10 光走査ユニット 12 取り付け台 14 ユニットハウジング 16 ポリゴンミラー 18 fθレンズ 20 感光層 22 感光ドラム 24 反射ミラー 26 開口 28 取り付け機構 30 一方の取り付け片 32 他方の取り付け片 34 第1のねじ穴 36 第1の調整ねじ 38 第1の取り付けボルト 40 第1の取り付け穴 42 第1の取り付けねじ穴 44 第2のねじ穴 46 第2の調整ねじ 48 第2の取り付けボルト 50 第2の取り付け穴 52 第2の取り付けねじ穴 54 取り付けボス部 56 第3の取り付けボルト 58 第3の取り付け穴 60 第3の取り付けねじ穴 C 光軸 L 設計上の走査線 LA;LB 設計上の走査線Lの両端部 M 実際に形成された走査線 MA;MB 実際に形成された走査線Mの両端部 R 感光ドラム22の回転軸線 W 第1の調整ねじの中心と取り付けボス部の中心と
を結ぶ線分 XA;XB 光軸Cに平行な軸線 Y 傾斜軸線 ZA;ZB 光軸に直交する軸線である。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユニットハウジングと、 ユニットハウジング内に配設された光走査手段と、 光走査手段で走査された光の、前記ユニットハウジン
    グからの所定の光軸方向に沿う導出を許容し、ユニッ
    トハウジング外に設けられた結像面での光走査を許容す
    ために、前記ユニットハウジングに形成された開口
    と、 前記ユニットハウジングを取り付け台へ取り付けるため
    の取り付け手段とを具備し、 前記取り付け手段は、 前記ユニットハウジングの前記光軸方向に沿う一側部分
    において、前記結像面上の走査線の一側端を通り前記光
    軸に平行な軸線上に配設された第1の調整ねじと、 前記ユニットハウジングの前記光軸方向に沿う他側部分
    に取り付けられた第2の調整ねじと、前記ユニットハウジングの前記他側部分において、前記
    第2の調整ねじの配設位置を通って前記光軸と平行な軸
    線上の所定箇所に配設され、該所定箇所を前記取り付け
    台に固定する固定ねじと、 を備え、 前記第1及び第2の調整ねじの少なくとも一方の前記取
    り付け台との取り付け間隔を調整することによって、前
    記結像面に形成される走査線の形成位置を調整できるよ
    う構成した、 光走査ユニット。
  2. 【請求項2】前記第2の調整ねじの配設位置と前記固定
    ねじの配設位置を結ぶ軸線は、前記結像面における走査
    線の他側端を通ること、を特徴とする請求項1に記載の
    光走査ユニット。
  3. 【請求項3】前記第1及び第2の調整ねじは、前記光軸
    方向に沿って所定距離だけ離間していること、を特徴と
    する請求項1又は2に記載の光走査ユニット。
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