JP2006010855A - 回転駆動制御装置、画像形成装置及び回転駆動制御方法 - Google Patents

回転駆動制御装置、画像形成装置及び回転駆動制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006010855A
JP2006010855A JP2004185229A JP2004185229A JP2006010855A JP 2006010855 A JP2006010855 A JP 2006010855A JP 2004185229 A JP2004185229 A JP 2004185229A JP 2004185229 A JP2004185229 A JP 2004185229A JP 2006010855 A JP2006010855 A JP 2006010855A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
marker
pulse
counted
endless belt
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004185229A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Kamoshita
幹雄 鴨下
Koichi Kudo
宏一 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2004185229A priority Critical patent/JP2006010855A/ja
Publication of JP2006010855A publication Critical patent/JP2006010855A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

【課題】 高精度に位置の制御を行う画像形成装置の回転駆動制御装置、画像形成装置、回転駆動制御方法を提供すること。
【解決手段】 ローラにより回転駆動される無端ベルトの回転駆動制御装置において、無端ベルトが有するマーカを検出するベルトマーカ検出手段と、ローラの軸に取り付けられたロータリエンコーダからのパルスを計数し、ベルトマーカ検出手段によりマーカが検出された場合に、計数された値をリセットするパルス計数手段と、パルス計数手段により計数された値に基づき、各マーカからの前記無端ベルトの位置を検出するベルト相対位置検出手段と、を有することを特徴とする回転駆動制御装置を供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子写真方式又は静電記録方式の多色画像形成装置に関し、特に、複数の画像形成工程により多色の画像を形成する画像形成装置の中間転写ベルト若しくは紙搬送ベルト又はこれらを用いた画像形成装置若しくはインクジェット型画像形成装置に関する。
カラー複写機等の画像形成装置などに使用される中間転写ベルトの位置は、回転駆動制御によって制御される。中間転写ベルトには、各色の画像が重畳転写されたカラー画像が形成される。中間転写ベルトが理想の位置からずれると色味の変化や色ずれが生じるため、中間転写ベルトの位置を制御する発明が提案されている。
図16(a)は、従来の画像形成装置の構成図を示す。図16(a)の画像形成装置では、各色用の感光ドラム100a〜100dに、レーザ200a〜200dにより潜像が形成され、中間転写ベルト400に各色の画像が重畳して形成される。中間転写ベルト400は、駆動用のモータを有する駆動軸400aにより進行方向へ回転する。
図16(b)は、駆動軸400aをX方向から見た図を示す。駆動軸400aの回転軸には、ロータリエンコーダ800が軸支され、中間転写ベルト400に生じる回転むらを計測する。ロータリエンコーダ800により計測されるパルスは、クロックパルス発生器(不図示)により発生されるクロックパルスと共に計測される。したがって、所定の時間間隔に計測されるパルスの数を係数することで、回転むらの大きさを測定できる。
図16(a)の画像形成装置は、例えば一定枚数印字した後に、図16(c)のような、中間転写ベルトの回転むらを補正するためのレジストマークを形成する。レジストマークは、Y、M、C、Kの順で所定の間隔で並んでおり、レジストマーク検知センサ500は、各色のレジストマークの間隔を、各色のレジストマークが通過するまでの時間で測定する。
ロータリエンコーダが計測したパルスとレジストマーク検知センサ500が測定した時間とは、CPUに入力され、回転むらの影響を除去した正確なレジストマークの位置情報が得られる。CPUは、予め定められた理想的なレジストマークの位置と、算出して得られた位置とを比較して、その差分をずれ情報として、以降、Y、M、C、Kの画像信号出力タイミングを調節する。
特開2001−83762号公報
しかしながら、特許文献1記載の画像形成装置では、中間転写ベルトの位置の制御を一定時間毎又は一定枚数毎に行うものであり、位置の制御が行われるまでの間、位置の精度を保証することができない。例えば、位置の制御を行った直後と位置の制御を行う直前とでは、位置の精度に違いが生じるおそれがある。また、位置の制御を行っている間は、中間転写ベルトが占有されるので、ユーザが印刷できないという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑み、高精度に位置の制御を行う画像形成装置の回転駆動制御装置、画像形成装置、回転駆動制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、ローラにより回転駆動される無端ベルトの回転駆動制御装置において、無端ベルトが有するマーカを検出するベルトマーカ検出手段と、ローラの軸に取り付けられたロータリエンコーダからのパルスを計数し、ベルトマーカ検出手段によりマーカが検出された場合に、計数された値をリセットするパルス計数手段と、パルス計数手段により計数された値に基づき、各マーカからの無端ベルトの位置を検出するベルト相対位置検出手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、位置検出分解能が低いベルトマーカ信号と位置検出分解能が高いロータリエンコーダの角度信号(パルス)をベルト位置信号として用いることにより、無端ベルトの位置を高精度に制御できる。
また、本発明は、ローラにより回転駆動される無端ベルトの回転駆動制御装置において、無端ベルトが有するマーカを検出するベルトマーカ検出手段と、ローラの軸に取り付けられたロータリエンコーダからのパルスを計数し、ベルトマーカ検出手段によりマーカが検出された場合に、計数された値をリセットするパルス計数手段と、パルス計数手段により計数された値に基づく無端ベルトの位置情報に変換するパルス数処理手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、パルス計数手段により計数された値を無端ベルトの位置情報に変換するので、常に正確な表面位置を検出して高精度に目標位置に制御できる。
また、本発明の一形態において、パルス計数手段により計数された各マーカ間のパルス数と、該計数された各マーカ間のパルス数と予め設定されているマーカ間の距離に基づき算出される、ロータリエンコーダから出力される一のパルスの検出時点から次のパルスが検出されるまでの期間に、無端ベルトが走行する走行距離である1パルス相当走行距離と、を所定のデータベースに予め記憶しておく各マーカ間情報記憶手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、予め、1パルス相当走行距離と各マーカ間に計数されるパルス数とを、各マーカ間に対応づけて記憶しておくことができる。なお、マーカ間とは、無端ベルトが有するマーカにおいて、隣接するマーカとマーカの間をいう。また、1パルス相当走行距離は、ロータリエンコーダが出力する1パルスが検出される間に無端ベルトが走行する走行距離をいう。
また、本発明の一形態において、パルス数処理手段は、1パルス相当走行距離に基づき、パルス計数手段により計数されたパルス数を、無端ベルトの位置情報に変換する、ことを特徴とする。実際に画像形成を行う際に、当該マーカ間の1パルス相当走行距離を用いることで、無端ベルトの表面位置を精度よく検出することができる。また、無端ベルトの駆動軸が偏芯していても、正確に表面位置を検出できる。
また、本発明の一形態において、データベースに記憶された所定のマーカ間のパルス数と、パルス計数手段により計数された該所定のマーカ間のパルス数との差が、所定数以上又は所定数以下の場合は、マーカに異常があることを検知するマーカ異常検知手段を有する、ことを特徴とする。
また、本発明の一形態において、無端ベルトの端部同士の接続部位を検出する接続部位検出手段を有し、エンコーダパルス計数手段は、接続部位検出手段により接続部位が検出された場合、計数した値をリセットし、接続部位検出手段により接続部位が検出されている間は、ベルトマーカ検出手段によりマーカが検出されても、計数された値をリセットしない、ことを特徴とする。無端ベルトの接続部位においてベルトマーカの検出が不安定となっても、接続部位では、エンコーダのパルス数をリセットせずに計数を継続するので、表面位置を精度よく制御できる。
また、本発明は、請求項1ないし6いずれか記載の回転駆動制御装置により、中間転写ベルト又は紙搬送ベルトの走行を制御する画像形成装置を提供することを特徴とする。すなわち、本発明の回転駆動制御装置は、無端ベルトを有する複写機、インクジェット型画像形成装置やプリンタ、MFP(マルチファンクションプリンタ)などの画像形成装置に好適に用いることができる。
また、本発明は、ローラにより回転駆動される無端ベルトの回転駆動制御方法において、無端ベルトが有するマーカを検出するベルトマーカ検出手順と、ローラの軸に取り付けられたロータリエンコーダからのパルスを計数し、ベルトマーカ検出手順によりマーカが検出された場合に、計数された値をリセットするパルス計数手順と、パルス計数手順により計数された値に基づき、各マーカからの前記無端ベルトの位置を検出するベルト相対位置検出手順と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、ローラにより回転駆動される無端ベルトの回転駆動制御方法において、無端ベルトが有するマーカを検出するベルトマーカ検出手順と、ローラの軸に取り付けられたロータリエンコーダからのパルスを計数し、ベルトマーカ検出手段によりマーカが検出された場合に、計数された値をリセットするパルス計数手順と、パルス計数手順により計数された値に基づく無端ベルトの位置情報に変換するパルス数処理手順と、を有することを特徴とする。
高精度に位置の制御を行う画像形成装置の回転駆動制御装置、画像形成装置、回転駆動制御方法を提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態について、図を参照しながら実施例を上げて説明する。図1は、タンデム型画像形成装置において中間転写ベルト(無端ベルト)の位置が制御された回転駆動装置の斜視図を示す。タンデム型画像形成装置について詳しくは後述する。
走行対象である中間転写ベルト10は、駆動軸17、駆動軸タイミングプーリ18、タイミングベルト19、モータ軸タイミングプーリ21などの伝達系を介して駆動源であるモータ22に連結され走行される。なお、本実施の形態では、中間転写ベルトの所望の位置に画像形成を行うため制御する制御の対象を表面位置と称する。また、中間転写ベルト10が回転方向に走行した距離を走行距離と称す。
中間転写ベルト装置10は,中間転写ベルト10と画像領域外にベルトマーカ13を有する。また、その信号を読み取る光ヘッド(以下、検出センサAという)がベルトマーカ13の対向面上に取り付けられている。また、駆動軸17には、エンコーダ(以下、検出センサBという)が軸支されている。
紙転写ローラ16は、駆動軸タイミングプーリ(不図示)、タイミングベルト(不図示)、モータ軸タイミングプーリ(不図示)などの伝達系を介してモータ(不図示)に連結され駆動される。中間転写ベルト10と紙転写ローラ16は、印刷用の用紙を介して接して回転する。クリーニングブレード15は、帯電ローラ14に付着したトナーを清掃する。
中間転写ベルト10のベルトマーカ13に対向して設けられた検出センサAは、中間転写ベルト10の走行に伴うベルトマーカ13の通過を検出する。また、駆動軸17に設けられた検出センサBは、駆動軸17の回転角度や回転角速度を検出する。
なお、図1の伝達機構は、タイミングベルト19を用いる構成としたが、ギヤや歯車による伝達機構や、駆動軸17にモータが直結するダイレクト機構でもよい。このほか、モータ22のモータ軸と、駆動軸17をカップリングで締結したダイレクト駆動の構成にもできる。この場合、検出センサBの取り付け場所はモータ軸に直結配置してもよい。
図2は、図1で説明した中間転写ベルト10の回転駆動制御装置の制御ブロック図を示す。マイクロコンピュータ36は、回転駆動機構全体の制御を受け持つ。マイクロコンピュータ36には、マイクロプロセッサ(CPU)と、リードオンリーメモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)がそれぞれバスを介して接続されている。
また、検出センサA、および検出センサBにより計測された信号は、表面位置検出手段43を介して状態検出用インターフェース(I/F)44に入力される。
状態検出用I/F44は、ベルトマーカ検出手段44a、パルス計数手段44b、ベルト変位検出手段44c、マーカ異常検知手段44d、切れ目位置検出手段44e、各マーカ情報記憶手段、を有するように構成される。ベルトマーカ検出手段44aは、検出センサAにより検出されたベルトマーカ信号により中間転写ベルト10の位置情報を処理する。例えば、所定期間に通過したベルトマーカ信号の数に基づき、ベルトマーカの分解能に応じて中間転写ベルト10の表面位置を検出できる。
パルス計数手段44bは、検出センサBからのパルス数を計数する機能を備えている。また、パルス計数手段44bは、検出センサAがベルトマーカ信号を検出したタイミングで計数したパルスをリセット(ゼロに戻す)する。
ベルト相対変位検出手段44cは、各ベルトマーカからの走行距離を、ロータリエンコーダのパルス数により検出する。また、中間転写ベルト10のベルトゼロ点とロータリエンコーダ20のゼロ点情報を利用することで、中間転写ベルト10の走行距離と駆動軸角度の対応付け(相関)をとる機能を備えている。例えば、ベルトマーカ信号により中間転写ベルト10の表面位置がわかり、更にパルス数の値を利用することで高精度な表面位置を検出できる。
また、ベルト相対変位検出手段44cはパルス数処理手段44fを有する。パルス数処理手段44fは、パルス数を中間ベルトの表面位置に変換する。例えば、1つのパルスが相当する中間転写ベルト10の相当走行距離(1パルス相当走行距離)を、予め、各ベルトマーカに対応づけて、各マーカ情報記憶手段44gによりDB45に記憶しておく。パルス数処理手段44fは、その時の中間転写ベルト10の表面位置を、ベルトゼロ点及びベルトマーカ信号により検知する。そして、DB45に記憶された当該ベルトマーカ間における1パルス相当走行距離を用いて、高精度な表面位置を検出できる。
マーカ異常検知手段44dは、ベルトマーカにゴミなどが付着して、ベルトマーカ信号が検出できないことを検知する。例えば、各ベルトマーカ間に計数されるべきパルス数が所定以上や所定以下であった場合、ベルトマーカ信号が適切に検出されていないと検知する。計数されるべきパルス数は、予め所定の値を定めておいてもよいし、DB45に記憶しておいた値を用いてもよい。
切れ目位置検出手段44eは、中間転写ベルト10の端部同士を接続する際に生じる接続部位を検出する。接続部位では、ベルトマーカ信号を安定して検出されない場合があるが、切れ目位置検出手段44eにより接続部位が検出されている間は、ベルトマーカ信号を検出せず、パルス数により表面位置を検出する。
なお、状態検出用I/F44は、表面位置検出手段43から入力された検出センサAによる中間転写ベルト10の位置情報と検出センサBによるロータリエンコーダ20のパルスのカウントをデジタル数値に変換して、バス46を介してマイクロコンピュータ36に入力する。
ベルト駆動モータ22は,バス46,駆動用I/F37及びモータ駆動用ドライバ38を介してマイクロコンピュータ36に接続されている。駆動用I/F37は、マイクロコンピュータ36が演算の結果デジタル信号として出力した信号を、アナログ信号に変換して,アナログ信号を駆動装置であるモータ駆動用ドライバ38に与え,モータ22に印加する電流や電圧を制御する。この結果、中間転写ベルト10は所定の目標位置に追従するように走行される。この時の中間転写ベルトの表面位置は検出センサAと検出センサBから,表面位置検出手段43を介して状態検出用I/F44,バス46を介してマイクロコンピュータ36に入力される。本実施の形態における回転駆動制御装置の制御は、マイクロコンピュータ36による演算処理機能により実行される。マイクロコンピュータの代わりに数値演算処理能力が高いDSP(デジタルシグナルプロッセサ)を用いてもよい。
〔実施例1〕
続いて、本発明の実施例を説明する。図3は、中間転写ベルトの回転駆動装置の概略構成図を示す。なお、図3において、図1と同一部分には同一の符号を付しその説明は省略する。中間転写ベルト10は、駆動軸17に取りつけられたモータ22により走行する。検出センサAは、中間転写ベルト10の表面あるいは裏面に設けられたベルトマーカ13のスケールを読み取る。また、駆動軸17に軸支された検出センサBは、ロータリエンコーダ20から出力されるパルスを検出する。テンションローラ47は、中間転写ベルト10に適切な張力を与える。また、従動ローラ48は、帯電ローラ14等を簡略して表したものである。
ロータリエンコーダ20のパルスが、検出センサBにより検出されると、カウンタによりカウントされ、表面位置検出手段43に入力される。また、ベルトマーカ13は、所定の間隔でマーカを有するので、検出センサAは、所定の間隔でベルトマーカを検出しベルトマーカ信号として出力する。
図4は、ベルトマーカ信号52の間にカウントされるロータリエンコーダ20のパルス51の数を示す。ライン53は、カウントされたパルス数を示す。時刻t1ないしt3は、検出センサAによりベルトマーカ信号52を検出した時刻である。1つのベルトマーカ信号52が検出される間に、複数のパルス51が検出されるので、パルス51をカウントすることで、高精度(高分解能)に各ベルトマーカからの相対的な位置を検出できる。
ロータリエンコーダのパルス数53は、ベルトマーカ信号52間のパルス数を計数した積算値である。表面位置検出手段43は、ベルトマーカ信号52が検出されると、パルス51のカウントをリセットするので、ロータリエンコーダのパルス数53は、ベルトマーカ信号52によりゼロとなる右上がりの階段状のグラフとなる。
ベルトマーカ信号52により低分解能な中間転写ベルト10の位置を検出でき、更に、パルス51のカウント数に基づきベルトマーカ間の高分解能な相対位置を検出することで、中間転写ベルト10の位置を高精度に検出できる。
図5は、中間転写ベルト10の位置を制御する制御ブロック図を示す。表面位置制御手段55は、中間転写ベルトを目標位置に制御する電流指令値を、電流アンプ54に出力する。電流アンプ54は、電流指令値に従い電流をモータ22に出力する。モータ22の回転により駆動軸17が駆動され、中間転写ベルト10が走行する。実際の駆動軸17の回転角度は、検出センサBにより検出され、中間転写ベルトの位置は検出センサAにより検出される。検出された駆動軸17の回転量及び中間転写ベルトの位置は表面位置検出手段43に出力される。表面位置制御手段55は、計測された位置と目標位置とを比較して偏差を演算し、電流指令値を電流アンプ54に出力する。表面位置制御手段55は、以上の操作を繰り返す。
図6は、中間転写ベルトの位置を制御した結果得られた位置偏差と位置誤差を示す。図6では、X軸が時間、Y軸が目標位置とのずれである。図6(a)は、本実施例による位置制御を行った結果、すなわち中間転写ベルトのベルトマーカ13とロータリエンコーダ20を用いて図5のブロック図で制御した結果を示す。図6(b)は、中間転写ベルトのベルトマーカ13だけで制御した結果を示す。なお、位置偏差とは目標位置に対するずれをいい、位置誤差とは位置偏差からのばらつきの大きさをいう。
図6(a)によれば、位置偏差が10μm,位置誤差が約3μmで制御されている。図6(b)によれば、位置偏差が100μm,位置誤差が約30μmで制御されている。したがって、ベルトマーカ13とロータリエンコーダ20とで中間転写ベルトの位置を制御することで、位置の制御が約1桁程度向上している。
実施例1によれば、位置検出分解能が低いベルトマーカ信号52と位置検出分解能が高いロータリエンコーダ20のパルスを用いることにより,高精度に中間転写ベルトの位置を制御できる。
〔実施例2〕
実施例2では、ロータリエンコーダ20の角度を中間転写ベルトの表面位置に変換して中間転写ベルトの位置を制御する。
図7は、ロータリエンコーダ20のパルス51を中間転写ベルトの表面位置に変換した図を示す。図7において、図4と同一部分には同一の符号を付しその説明は省略する。図7では、曲線56が、中間転写ベルト10の表面位置を示す点で図4と異なる。図7では、表面位置は、時刻t0から中間転写ベルト10が走行した距離となる。
中間転写ベルト10の走行を開始した直後(t=t0)から、ロータリエンコーダ20のパルス51のカウントを開始する。最初のベルトマーカ信号52が入力されたら、リセット直前のロータリエンコーダ20の角度を中間転写ベルト10の表面位置に変換し、該表面位置XinをメモリM1に記憶する。表面位置への変換は、例えば、次のように行う。予め知られたベルトマーカ信号の間隔を、予め知られたベルトマーカ信号間に計数されるパルス数で除算する。これで1つのパルス数が相当する中間転写ベルトの表面位置が分かるので、1パルス当たりの表面位置に、ロータリエンコーダ20のパルス数をかけることで、表面位置へ変換される。
ついで、ロータリエンコーダ20のパルスを計測し、次のベルトマーカ信号52を検出したら(t=t1)、ロータリエンコーダ20の角度を、逐次、表面位置に変換する。変換した表面位置をXrtとして、Xinに加算する。加算した値(Xrt+Xin)は、表面位置制御手段55で、目標の位置と比較されフィードバック制御される。
次のベルトマーカ信号52が検出されたら(t=t2)、Xrt+XinをXmkiとして、Xin+Xmki(ただし、iはベルトマーカ信号52毎にインクリメントされる整数)をメモリM1に保存する。したがって、時刻t2からは,Xin+Xmki+Xriを用いてフィードバック制御する。
中間転写ベルト10の走行を停止し、再度スタートする場合は,上記と同様に最初のベルトマーカ信号が検出されたらリセット直前のロータリエンコーダの角度を表面位置に変換した値XinをメモリM1に記憶する。2つ目のベルトマーカ信号52が検出されるまでは、Xinとロータリエンコーダ20の角度を表面位置に変換した値Xrtを加算した値でフィードバック制御する。次のマーカパルスからは,Xin+Xmki+Xriを用いてフィードバック制御する。
ロータリエンコーダ20が出力するパルスのカウント数は、ベルトマーカ信号52を検出するとリセットされるが、最初のベルトマーカ信号52が検出されるまでにカウントされたパルス数を表面位置に変換し、メモリに記憶することにより,常に正確な表面位置を検出できるので、高精度に位置を制御できる。
図8は、中間転写ベルト10を停止制御した制御結果を示す。図8では、0.2秒間に10mm表面位置を走行させ、停止する制御(0.21sec後にモータの電流をOFFにする)を行った。図8の曲線Aは目標位置を、曲線Bは制御された表面位置を示す。制御された表面位置は、目標位置に追従している。
〔実施例3〕
実施例3では、ベルトマーカ間隔にロータリエンコーダ20のパルスがいくつカウントされるかを予め(実際に複写等を行う前に)調べて中間転写ベルト10の表面位置を制御する。図9は、各ベルトマーカ間で計測されるロータリエンコーダ20のパルス数を示す。曲線57は、駆動軸17が回転した際の、偏芯の大きさを示す。偏芯量=0の線を中心に、曲線57が上側にあるときは、偏芯により駆動軸17の回転半径が大きくなることを、下側にあるときは、偏芯により駆動軸17の回転半径が小さくなることを示す。曲線57は、駆動軸17の1周と連動して、周期的に同様な曲線を示す。
本実施例では、中間転写ベルトに基準となるゼロ点を設け、該ゼロ点が検出されたことを示す信号をBzとする。また、ロータリエンコーダ20に基準となるゼロ点を設け、該ゼロ点が検出されたことを示す信号をRzとする。信号RzとRzから、中間転写ベルト10が1周する間に、ロータリエンコーダ20は3周することが分かる。中間転写ベルト10のゼロ点信号Bzとロータリエンコーダ20のゼロ点信号Rzとの相対位置の大きさPsとする。
ところで、駆動軸17が偏芯すると,ロータリエンコーダ20のパルス数は、駆動軸17が回転する際に一様に検出されない。すなわち、駆動軸17が一定速度で回転していても、駆動軸17の回転位置(位相)に応じて、ロータリエンコーダ20のパルスがカウントされる速度は変化する。例えば、曲線57の一部57aでは、ベルトマーカ信号52間のパルス数が多く、次いで、57b、57cの順でベルトマーカ信号52間のパルス数が減っている。すなわち、偏芯により駆動軸17の回転半径が偏芯のない場合よりも小さいとロータリエンコーダ20のパルスが多くなり,半径が大きいと少なくなる。図2の各マーカ情報記憶手段44gは、各ベルトマーカ間ごとに、
・計数されたパルス数
・ロータリエンコーダから出力される一のパルスの検出時点から次のパルスが検出されるまでの期間に、無端ベルトが走行する走行距離である1パルス相当走行距離
をデータベース45に記憶しておく。
図10(a)は、中間転写ベルト1周分にわたり、各ベルトマーカ間に、ロータリエンコーダ20のパルスがいくつカウントされるかを予め調べる処理のフローチャート図を示す。まず、ベルトマーカのゼロ点信号Bzを検出する(S101)。ゼロ点信号Bzが検出されたら(ステップS101のYes)、ロータリエンコーダ20のゼロ点信号Rzを検出する(ステップS102)。
ロータリエンコーダ20のゼロ点信号Rzが検出されたら(ステップS102のYes)、中間転写ベルト10のゼロ点を基準にロータリエンコーダ20のゼロ点の位置Psを計測する(ステップS103)。
次いで、ベルトマーカ信号52が検出されるまで待ち、ベルトマーカ信号52が検出されたら(ステップS104)、ロータリエンコーダ20のパルス数のカウントを開始する。次のベルトマーカ信号52が検出されるまで、パルス数のカウントすることで、ベルトマーカの間隔にカウントされるロータリエンコーダ20のパルス数Nriが計測される(ステップS105)。中間転写ベルトが一周し、ゼロ点信号Bzが検出されるまで繰り返す(ステップS106)。中間転写ベルト一周分にわたり計測されたパルス数Nriは、ベルトマーカ間隔毎にデータベース45のメモリMriに記憶される。したがって、中間転写ベルトの位置とロータリエンコーダの偏芯とを対応づけて、ベルトマーカ間隔毎にパルス数Nriが記憶される。
図10(b)は、ベルトマーカ間隔毎に計測されたパルス数が記憶されたメモリMriの構造の一例を示す。図10(b)のように、マーカ間ナンバXmkiに対応づけて、パルス数Nriが記憶される。パルス数Nriが検出されたら、パルス数処理手段44fは、駆動軸17の偏芯によるパルスのカウント誤差を排除して、中間転写ベルトの表面位置を検出できる。
ベルトマーカ間隔をXm_bt(予め知られた定数)、マーカの位置XmkiとメモリMriとで対応付けされた所定のベルトマーカ間隔でカウントされたパルス数をNriとする。ロータリエンコーダ20の1パルスは、中間転写ベルト10においては、1パルス相当走行距離Xr1=Xm_bt/ Nriとなる。例えば、Xm_bt=200μm、ベルトマーカ間隔Xmk1におけるNr1がNr1=110の場合、1パルス相当走行距離Xr1=Xm_bt/ Nri=1.818 μm、となる。Xriは、図10(b)のようにデータベース45に記憶しておく。
したがって、実際の画像形成において、駆動軸17の偏芯を補正した中間転写ベルトの位置Xrcは、現在のベルトマーカ間隔がXmk1であり、Nrtのパルスがカウントされている場合、Xrc=Nrt * Xr1、となる。また、例えば、ベルトマーカ信号52が、Ps+2×Xm_btで検出されている場合,ベルトマーカ信号52は現在Xmk3にあるので,Xr3の値を用いる。したがって、Xrc=Nrt * Xr3、となる。
本実施例によれば、ベルトマーカ間隔毎に、ロータリエンコーダのパルスがいくつあるか予め調べておくことができる。実際の画像形成においては、ベルトマーカ間隔とロータリエンコーダのパルスとを正確に対応づけて、表面位置を制御できる。この方法により、駆動軸17の偏芯による誤差を補正して表面位置を制御できる。
また、データベース45に記憶された、予め得られたロータリエンコーダのパルス数Nriと、実際の画像形成において検出されたロータリエンコーダのパルス数とが、所定数以上異なる場合はベルトマーカの検出に異常があることが推定できる。例えば、ベルトマーカ間隔の中にごみが1つ付着するとその部分でロータリエンコーダのパルス数がリセットされ、記憶された値より小さくなるのでベルトマーカの異常がわかる。また、例えばベルトマーカ間隔にごみが埋まった場合は,ベルトマーカの間隔が広くなり,ベルトマーカによるリセットが減りロータリエンコーダのパルス数が記憶された値より大きくなるのでマーカ異常がわかる。
したがって、マーカ異常検知手段44dは、予め得られたロータリエンコーダのパルス数Nriと、実際の画像形成得られたパルス数を比較することにより、ベルトマーカの一部にごみが付着したり,マーカが破損したりして検出エラーが発生しても,ベルトマーカ異常であることを検知できる。
〔実施例4〕
実施例4は、中間転写ベルト10が、端部同士が接続された接続部位(以下、ベルトマーカ切れ目位置)を有する場合について説明する。図11は、中間転写ベルト10がベルトマーカ切れ目位置61を有する場合に中間転写ベルトの表面位置の検出方法を示す。なお、図11において、図7と同一部分には同一の符号を付しその説明は省略する。図11の中間転写ベルト10は、ベルトマーカ切れ目位置61を有する点で図7と異なる。
ベルトマーカ切れ目位置61は、ベルトマーカ信号52の接続部位に沿って貼付された例えば反射型テープであってもよいし、不規則に並んだベルトマーカ信号52であってもよい。したがって、接続部位検出手段44eは、ベルトマーカ切れ目位置61を検出する検出センサとして設けられてもよいし、ベルトマーカ検出手段44aが不規則なベルトマーカ信号52を検出した場合にベルトマーカ切れ目位置61を検出することとしてもよい。
実施例2で説明したように、中間転写ベルト10が走行している場合、中間転写ベルト10の走行に伴いベルトマーカ信号52が検出される。ベルトマーカ信号52を検出するたびにロータリエンコーダのパルス数がリセットされ、カウントがゼロからスタートする。ロータリエンコーダ20のパルスを表面位置に変換した値Xri(曲線56)が、パルスのカウントに応じて増大する。
本実施例では、ベルトマーカ切れ目位置61でロータリエンコーダ20のパルス数がリセットされ、カウントがスタートする。パルスのカウントに応じて、ロータリエンコーダ20のパルスを表面位置に変換した値Xriが増分される。ベルトマーカ信号52が検出されると、リセットされる直前の値XriがXrsbcに保存される。
実施例1ないし3ではベルトマーカ信号52が検出されるとロータリエンコーダ20のパルス数をリセットしたが、本実施例では、ベルトマーカ切れ目位置61が検出されている間にベルトマーカ信号52が検出された場合、パルス数をリセットしない。本実施例では、ベルトマーカ切れ目位置61から抜け出て,次にベルトマーカ信号52が検出された場合に、ロータリエンコーダ20でカウントされたパルス数をリセットする。すなわち、図11では、時刻t2及びt3では、リセットされず、ベルトマーカ切れ目位置61から抜け出た時刻t4でリセットされる。
ベルトマーカ切れ目位置61から抜け出た場合、リセットされる直前の値XriをXrlbcに保存する。例えば、時刻t0の表面位置をXmki、A点を時刻t0とt1の間の所定時刻、B点を時刻t1とt4の間の所定時刻、C点を時刻t4とt5の間の所定時刻、D点を時刻t5以降の所定時刻、とすると、それぞれの位置は次のように表せる。
A点のベルト位置;Xmki+Xri
B点のベルト位置;Xmki+ Xrsbc +Xri
C点のベルト位置;Xmki+ Xrsbc + Xrlbc +Xri
D点のベルト位置;(Xmki+1)+ Xrsbc + Xrlbc +Xri
中間転写ベルト10に切れ目位置があると、ベルトマーカ信号52の検出にエラーが生じるおそれがあるが、B点のようにベルトマーカ切れ目位置61が検出されている間は、ベルトマーカ信号52が検出されても表面位置の計測を継続することで、高精度な制御ができる。
本実施例によれば、ベルトマーカに接続部位などの切れ目があっても、ロータリエンコーダの角度をベルト表面位置に換算した信号をフィードバック信号として用いるので高精度に位置制御ができる。
〔タンデム型画像形成装置〕
上記した無端ベルトの回転駆動制御装置は、タンデム型の画像形成装置に適用することが好適である。タンデム型画像形成装置について説明する。
電子写真装置は、カラー複写機やカラープリンタなど、カラーのものが多くなってきている。カラーの電子写真装置では、いわゆる1ドラム型のものとタンデム型のものがある。
1ドラム型は、1つの感光体のまわりに複数色の現像装置を備え、それらの現像装置でトナーを付着させて感光体上に合成トナー画像を形成し、そのトナー画像を転写して用紙にカラー画像を記録する。タンデム型は、並べて備える複数の感光体にそれぞれ個別に現像装置を備え、各感光体上にそれぞれ単色トナー画像を形成し、それらの単色トナー画像を順次転写して用紙に合成カラー画像を記録する。
1ドラム型とタンデム型とを比較する。1ドラム型は、感光体が1つであるから、比較的小型化でき、コストも低減できる利点がある。しかし、1つの感光体を用いて複数回(通常4回)画像形成を繰り返してフルカラー画像を形成するから、画像形成の高速化は困難である。タンデム型は、複数の感光体を有するため大型化し、コスト高となる。しかし、カラー画像の画像形成の高速化が容易である。最近は、フルカラー印刷もモノクロ並みのスピード要求が望まれることから、タンデム型が注目されている。
図12は、タンデム型電子写真装置の中間転写ベルトの概略構成図を示す。図12の電子写真装置では、各色用の複数の感光体1により画像が形成される。図12(a)は、直接転写式を、図12(b)は間接転写式をそれぞれ示す。
直接転写式では、各感光体410上の画像を転写装置62により、用紙搬送ベルト3で搬送する用紙pに順次転写する。間接転写式では、各感光体410上の画像を1次転写装置62によりいったん中間転写ベルト10に順次転写した後、その中間転写ベルト10上の画像を2次転写装置220により用紙pに一括転写する。2次転写装置220は転写搬送ベルトであるが,ローラ形状の方式もある。
直接転写方式と間接転写方式とを比較すると、前者は、感光体410を並べたタンデム型画像形成部Tの上流側に給紙装置490を、下流側に定着装置250を配置しなければならず、用紙搬送方向が大型化する欠点がある。これに対し、後者は、2次転写装置220の位置を比較的自由に設計できる。給紙装置490,および定着装置250をタンデム型画像形成部Tと重ねて配置することができ、小型化が可能となる利点がある。
直接転写方式を用紙搬送方向に大型化しないためには,定着装置250をタンデム型画像形成部Tに接近して配置することとなる。しかしながら、接近して配置すると、用紙pがたわむことができる十分な余裕をもって定着装置250を配置することができず、用紙pの先端が定着装置250に進入するときの衝撃(特に厚い用紙で顕著となる)や,
定着装置250を通過するときの用紙搬送速度と,転写搬送ベルトによる用紙搬送速度との速度差により、定着装置250が上流側の画像形成に影響を及ぼしやすい欠点がある。
これに対し、間接転写方式は、用紙pがたわむことができる十分な余裕をもって定着装置250を配置することができるから、定着装置250がほとんど画像形成に影響を及ぼさないようにすることができる。
以上のようなことから、特に間接転写方式のタンデム型電子写真装置が注目されてきている。なお、間接転写式のカラー電子写真装置では、図12(b)に示すように、1次転写後に感光体410上に残留する転写残トナーを、感光体クリーニング装置8で除去して感光体410表面をクリーニングし、次の画像形成に備えていた。また、2次転写後に中間転写ベルト10上に残留する転写残トナーを、中間転写体クリーニング装置15で除去して中間転写ベルト10表面をクリーニングし、次の画像形成に備えていた。
以下、間接転写方式の電子写真装置について説明する。図13は、中間転写ベルトの位置を制御した、タンデム型画像形成装置の構成図を示す。図13において図12(b)と同一構成部分には同一の符号を付しその説明は省略する。
図13の電子写真装置は、複写装置本体1000、複写機本体1000が搭載された給紙テーブル2000、複写装置本体1000上に取り付けるスキャナ3000、さらにその上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)4000を有する。
複写装置本体1000は、中央に、無端ベルト状の中間転写ベルト10を有する。中間転写ベルト10は、図14に示すように、ベース層110を、例えば伸びの少ないフッ素系樹脂や伸びの大きなゴム材料に帆布など伸びにくい材料で構成された基層をつくり、その上に弾性層120を設ける。弾性層120は、例えばフッ素系ゴムやアクリロニトリル−ブタジエン共重合ゴムなどでつくる。弾性層120の表面は、例えばフッ素系樹脂をコーティングして平滑性のよいコート層130で被ってなる。
そして、図13では3つの支持ローラ140,150、160に掛け回して図中時計回りに回転走行可能とする。
図13では、3つの支持ローラのなかで第2の支持ローラ150の左に、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去する中間転写体クリーニング装置15を設ける。また、3つの支持ローラのなかで第1の支持ローラ140と第2の支持ローラ150間に張り渡した中間転写ベルト10上には、その搬送方向に沿って、イエロー410Y,シアン410C,マゼンタ410M,ブラック410Kの4つの画像形成手段180を横に並べて配置してタンデム画像形成部Tを構成する。そのタンデム画像形成部Tの上には、図13に示すように、さらに露光装置210を設ける。
中間転写ベルト10は、画像領域外にベルトマーカ13(不図示)を有し、また、支持ローラ140は、ロータリエンコーダ20(不図示)を備える。図13の電子写真装置は、ベルトマーカ13及びロータリエンコーダ20により、中間転写ベルト10の表面位置を制御する。
一方、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成部Tと反対の側には、2次転写装置220を備える。2次転写装置220は、2つのローラ16間に、2次転写ベルト240を掛け渡して構成し、中間転写ベルト10を介して第3の支持ローラ160に押し当てて配置し、中間転写ベルト10上の画像を用紙に転写する。
2次転写装置220の横には、用紙上の転写画像を定着する定着装置250を設ける。定着装置250は、無端ベルトである定着ベルト260に加圧ローラ270を押し当てて構成する。
上述した2次転写装置220には、画像転写後の用紙をこの定着装置250へと搬送する用紙搬送機能も備えてなる。2次転写装置220として、転写ローラや非接触のチャージャを配置してもよい。
なお、図13では、このような2次転写装置220および定着装置250の下に、上述したタンデム画像形成部Tと平行に、用紙の両面に画像を記録すべく用紙を反転する用紙反転装置280を備える。
図13の電子写真装置によりカラーコピーする時の動作について説明する。コピーをとる場合、原稿自動搬送装置4000の原稿台300上に原稿をセットする。または、原稿自動搬送装置4000を開いてスキャナ3000のコンタクトガラス320上に原稿をセットし、原稿自動搬送装置4000を閉じて押さえる。
原稿自動搬送装置4000に原稿をセットし、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿を搬送してコンタクトガラス320上へと移動する。コンタクトガラス320上に原稿をセットしたときは、直ちにスキャナ300を駆動し、第1走行体330および第2走行体340を走行する。そして、第1走行体330で光源から光を発射するとともに原稿面からの反射光をさらに反射して第2走行体340に向け、第2走行体340のミラーで反射して結像レンズ350を通して読取りセンサ360に入れ、原稿内容を読み取る。
また、不図示のスタートスイッチを押すと、不図示の駆動モータで支持ローラ140・150・160の1つを回転駆動して他の2つの支持ローラを従動回転し、中間転写ベルト10を回転走行する。同時に、個々の画像形成手段180でその感光体410を回転して各感光体410上にそれぞれ、ブラック・イエロー・マゼンタ・シアンの単色画像を形成する。そして、中間転写ベルト10の搬送とともに、それらの単色画像を順次転写して中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
一方、不図示のスタートスイッチを押すと、給紙テーブル2000の給紙ローラ420の1つを選択回転し、ペーパーバンク430に多段に備える給紙カセット440の1つから用紙を繰り出し、分離ローラ450で1枚ずつ分離して給紙路460に入れ、搬送ローラ470で搬送して複写機本体1000内の給紙路480に導き、レジストローラ490に突き当てて止める。
または、給紙ローラ501を回転して手差しトレイ510上の用紙を繰り出し、分離ローラ520で1枚ずつ分離して手差し給紙路530に入れ、同じくレジストローラ490に突き当てて止める。
そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ490を回転し、中間転写ベルト10と2次転写装置220との間に用紙を送り込み、2次転写装置220で転写して用紙上にカラー画像を記録する。
画像転写後の用紙は、2次転写装置220で搬送して定着装置250へと送り込み、定着装置250で熱と圧力とを加えて転写画像を定着した後、切換爪550で切り換えて排出ローラ560で排出し、排紙トレイ570上にスタックする。または、切換爪550で切り換えて用紙反転装置280に入れ、そこで反転して再び転写位置へと導き、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ560で排紙トレイ570上に排出する。
一方、画像転写後の中間転写ベルト10は、中間転写体クリーニング装置15で、画像転写後に中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去し、タンデム画像形成部Tによる再度の画像形成に備える。ここで、レジストローラ490は一般的には接地されて使用されることが多いが,用紙の紙粉除去のためにバイアスを印加してもよい。
〔インクジェット型画像形成装置〕
上記した無端ベルトの回転駆動制御装置は、紙搬送ベルトにも好適に用いることができる。紙搬送ベルトとして構成した場合も同様な伝達機構となる。図15は、紙搬送ベルトを備えたインクジェット型の画像形成装置が有する、紙搬送ベルト送り機構を示す。
通紙方向から用紙が入り、モータ(不図示)により搬送ローラ23が回転する。帯電ローラ23により搬送ベルト34は、静電気を帯びる。用紙は、搬送ベルト34に静電吸着される。
用紙の位置を検出するため、搬送ベルト34はベルトマーカを有し、該ベルトマーカは反射型エンコーダ27により読み取られる。また、搬送ローラ23の回転軸には,コードホイール35と透過型エンコーダ31が取り付けられている。透過型エンコーダ31により、搬送ローラの回転角度を示すパルス信号が検出される。反射型エンコーダ27と透過型エンコーダ31により、搬送ベルト34の高精度な表面位置を検出できる。
検出された表面位置は、不図示のCPUにフィードバックされ,CPUは、目標位置との比較をして、モータアンプへ電流指令値を出力する。搬送ローラ23は、電流指令値に応じて回転し、用紙が,インクジェットのヘッドを有するキャリッジ26の位置にくるように停止する。用紙が所定の位置にくると、キャリッジ26が所定の画像を用紙に形成する。画像形成が終了すると、搬送ローラ23が回転し用紙が排出されると共に、搬送ベルト34は,除電ブラシ29により除電される。
以上、説明したように、本実施例の回転駆動制御装置は、タンデム型画像形成装置において好適に用いることができる。タンデム型画像形成装置の転写方式(間接転写式、直接転写式)の別を問わない。また、感光体が1つの1ドラム式の電子写真装置において好適に用いることができる。
また、画像形成装置は、電子写真方式でもよいしインクジェット方式であってもよい。すなわち、ファクシミリ、プリンタ、MFP(マルチファンクションプリンタ)、など無端ベルトを用いた全ての画像形成機能を有する装置で使用できる。本実施例の回転駆動制御装置は、中間転写ベルト、紙搬送ベルトの位置を高精度に制御できる。
中間転写ベルト10の回転駆動装置の斜視図である。 回転駆動制御装置の制御ブロック図である。 回転駆動制御装置の概略構成図である。 ベルトマーカ間にカウントされるロータリエンコーダのパルスである。 中間転写ベルトの位置を制御するための制御ブロック図である。 位置を制御した結果得られた位置偏差と位置誤差である。 ロータリエンコーダのパルスを中間転写ベルトの表面位置に変換した図である。 中間転写ベルトを停止制御した制御結果である。 各ベルトマーカ間で計測されるロータリエンコーダのパルス数である。 中間転写ベルト1周分にわたり、各ベルトマーカ間に、パルスがいくつカウントされるかを予め調べる処理のフローチャート図である。 中間転写ベルトが有するベルトマーカ切れ目位置を検出する場合の、表面位置の検出方法を示す図である。 タンデム型電子写真装置の中間転写ベルト10の概略構成図である。 タンデム型画像形成装置の構成図である。 中間転写ベルトの概略断面図である。 インクジェット型画像形成装置の紙搬送ベルト送り機構である。 従来の画像形成装置の概略構成図である。
符号の説明
10 中間転写ベルト
13 エンコーダスケール
14 帯電ローラ
15 クリーニングブレード
16 紙転写ローラ
17 駆動軸
20 ロータリエンコーダ
22 モータ
43 表面位置検出手段
44 状態検出用I/F
44a ベルトマーカ検出手段
44b パルス計数手段
44c ベルト相対位置検出手段
44d マーカ異常検知手段
44e 切れ目位置検出手段
44f パルス数処理手段
51 パルス信号
52 ベルトマーカ信号
57 駆動軸の偏芯曲線
61 ベルトマーカ切れ目位置

Claims (9)

  1. ローラにより回転駆動される無端ベルトの回転駆動制御装置において、
    前記無端ベルトが有するマーカを検出するベルトマーカ検出手段と、
    前記ローラの軸に取り付けられたロータリエンコーダからのパルスを計数し、前記ベルトマーカ検出手段によりマーカが検出された場合に、計数された値をリセットするパルス計数手段と、
    前記パルス計数手段により計数された値に基づき、各マーカからの前記無端ベルトの位置を検出するベルト相対位置検出手段と、
    を有することを特徴とする回転駆動制御装置。
  2. ローラにより回転駆動される無端ベルトの回転駆動制御装置において、
    前記無端ベルトが有するマーカを検出するベルトマーカ検出手段と、
    前記ローラの軸に取り付けられたロータリエンコーダからのパルスを計数し、前記ベルトマーカ検出手段によりマーカが検出された場合に、計数された値をリセットするパルス計数手段と、
    前記パルス計数手段により計数された値に基づく前記無端ベルトの位置情報に変換するパルス数処理手段と、
    を有することを特徴とする回転駆動制御装置。
  3. 前記パルス計数手段により計数された各マーカ間のパルス数と、
    該計数された各マーカ間のパルス数と予め設定されているマーカ間の距離に基づき算出される、ロータリエンコーダから出力される一のパルスの検出時点から次のパルスが検出されるまでの期間に、前記無端ベルトが走行する走行距離である1パルス相当走行距離と、
    を所定のデータベースに予め記憶しておく各マーカ間情報記憶手段を有する、
    ことを特徴とする請求項2記載の回転駆動制御装置。
  4. 前記パルス数処理手段は、前記1パルス相当走行距離に基づき、前記パルス計数手段により計数された値を、前記無端ベルトの位置情報に変換する、ことを特徴とする請求項3記載の回転駆動制御装置。
  5. 前記データベースに記憶された所定のマーカ間のパルス数と、前記パルス計数手段により計数される該所定のマーカ間におけるパルス数との差が、所定数以上又は所定数以下の場合は、前記マーカに異常があることを検知するマーカ異常検知手段を有する、
    ことを特徴とする請求項3又は4記載の回転駆動制御装置。
  6. 前記無端ベルトの端部同士の接続部位を検出する接続部位検出手段を有し、
    前記エンコーダパルス計数手段は、前記接続部位検出手段により前記接続部位が検出された場合、計数した値をリセットし、
    前記接続部位検出手段により前記接続部位が検出されている間は、前記ベルトマーカ検出手段によりマーカが検出されても、計数された値をリセットしない、
    ことを特徴とする請求項2記載の回転駆動制御装置。
  7. 請求項1ないし6いずれか記載の回転駆動制御装置により、中間転写ベルト又は紙搬送ベルトの走行を制御する画像形成装置。
  8. ローラにより回転駆動される無端ベルトの回転駆動制御方法において、
    前記無端ベルトが有するマーカを検出するベルトマーカ検出手順と、
    前記ローラの軸に取り付けられたロータリエンコーダからのパルスを計数し、前記ベルトマーカ検出手順によりマーカが検出された場合に、計数された値をリセットするパルス計数手順と、
    前記パルス計数手順により計数された値に基づき、各マーカからの前記無端ベルトの位置を検出するベルト相対位置検出手順と、
    を有することを特徴とする回転駆動制御方法。
  9. ローラにより回転駆動される無端ベルトの回転駆動制御方法において、
    前記無端ベルトが有するマーカを検出するベルトマーカ検出手順と、
    前記ローラの軸に取り付けられたロータリエンコーダからのパルスを計数し、前記ベルトマーカ検出手段によりマーカが検出された場合に、計数された値をリセットするパルス計数手順と、
    前記パルス計数手順により計数された値に基づく前記無端ベルトの位置情報に変換するパルス数処理手順と、
    を有することを特徴とする回転駆動制御方法。
JP2004185229A 2004-06-23 2004-06-23 回転駆動制御装置、画像形成装置及び回転駆動制御方法 Pending JP2006010855A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004185229A JP2006010855A (ja) 2004-06-23 2004-06-23 回転駆動制御装置、画像形成装置及び回転駆動制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004185229A JP2006010855A (ja) 2004-06-23 2004-06-23 回転駆動制御装置、画像形成装置及び回転駆動制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006010855A true JP2006010855A (ja) 2006-01-12

Family

ID=35778219

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004185229A Pending JP2006010855A (ja) 2004-06-23 2004-06-23 回転駆動制御装置、画像形成装置及び回転駆動制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006010855A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7435946B2 (en) 2005-10-17 2008-10-14 Ricoh Company, Ltd. Mark detector using multiple light beams for use in a displacement detector and an image forming apparatus
US8027516B2 (en) 2005-10-17 2011-09-27 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including position detector
US10447884B2 (en) 2016-06-15 2019-10-15 Seiko Epson Corporation Medium feeder and image reading apparatus

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02304466A (ja) * 1989-05-19 1990-12-18 Ricoh Co Ltd 重複画像記録装置
JPH0498268A (ja) * 1990-08-16 1992-03-30 Brother Ind Ltd カラー電子写真装置の作像タイミング信号生成装置
JPH06263281A (ja) * 1993-03-09 1994-09-20 Fuji Xerox Co Ltd ベルト搬送装置
JP2001083761A (ja) * 1999-09-09 2001-03-30 Canon Inc 多色画像形成装置
JP2001083762A (ja) * 1999-09-09 2001-03-30 Canon Inc 多色画像形成装置
JP2003280484A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Ricoh Co Ltd 駆動制御装置及び画像形成装置
JP2004109735A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Ricoh Co Ltd 駆動制御装置及び画像形成装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02304466A (ja) * 1989-05-19 1990-12-18 Ricoh Co Ltd 重複画像記録装置
JPH0498268A (ja) * 1990-08-16 1992-03-30 Brother Ind Ltd カラー電子写真装置の作像タイミング信号生成装置
JPH06263281A (ja) * 1993-03-09 1994-09-20 Fuji Xerox Co Ltd ベルト搬送装置
JP2001083761A (ja) * 1999-09-09 2001-03-30 Canon Inc 多色画像形成装置
JP2001083762A (ja) * 1999-09-09 2001-03-30 Canon Inc 多色画像形成装置
JP2003280484A (ja) * 2002-03-22 2003-10-02 Ricoh Co Ltd 駆動制御装置及び画像形成装置
JP2004109735A (ja) * 2002-09-20 2004-04-08 Ricoh Co Ltd 駆動制御装置及び画像形成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7435946B2 (en) 2005-10-17 2008-10-14 Ricoh Company, Ltd. Mark detector using multiple light beams for use in a displacement detector and an image forming apparatus
US8027516B2 (en) 2005-10-17 2011-09-27 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus including position detector
US10447884B2 (en) 2016-06-15 2019-10-15 Seiko Epson Corporation Medium feeder and image reading apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5381462B2 (ja) 画像形成装置
JPH09230660A (ja) カラ−画像形成装置
JP2004220006A (ja) 転写装置及び画像形成装置とベルト移動速度補正方法
US20070158895A1 (en) Image forming apparatus and image forming method, and program
US8009999B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
US8774687B2 (en) Belt driving apparatus and image forming apparatus
JP2008129518A (ja) ベルト移動装置及び画像形成装置
JP4532674B2 (ja) 画像形成装置
JP2003312885A (ja) ベルト蛇行補正装置及び画像形成装置
JP2008111928A (ja) ベルト移動装置およびこれを用いた画像形成装置
JP2005202110A (ja) 画像形成装置
JP2006010855A (ja) 回転駆動制御装置、画像形成装置及び回転駆動制御方法
JP4293420B2 (ja) ベルト移動装置及び画像形成装置
JP4588606B2 (ja) ベルト駆動制御装置及びこれを用いる画像形成装置
JP2008129057A (ja) ベルト移動装置及び画像形成装置
JP2004191845A (ja) 転写装置
JP2016095390A (ja) 画像形成装置
JP4322077B2 (ja) ベルト移動装置及び画像形成装置
JP2010243791A (ja) ベルト蛇行検知装置、このベルト蛇行検知装置を備えたベルトユニット、及びこのベルトユニットを備えた画像形成装置
JP2005121771A (ja) 画像形成装置
JP2005010701A (ja) 画像形成装置
US7502575B2 (en) Image forming apparatus and method of transferring image to intermediate transfer body by controlling the drive of a photosensitive body
JP5081544B2 (ja) 画像形成装置
JP2009128811A (ja) 画像形成装置
JP4283053B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060925

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090616

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100702

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20101012