JP2006008645A - カバノアナタケエキスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバノアナタケの菌核などに含まれている有効成分の抽出を効率的に行うことのできる方法を得ることを目的とする。
【解決手段】破砕した原料としてのカバノアナタケにミネラルを含む所定量の浄化水を加えて超音波処理を施し、次に超音波処理した原料を蒸煮してその蒸煮液を分離し、一方蒸煮した原料を植物由来のキノン類、フラボノイド類、たんぱく質分解酵素および有機溶剤の存在下にエレクトロンを供給して所定期間保持することにより原料中に含まれている有効成分を抽出解離し、さらに得られた抽出解離液と予め分離しておいた蒸煮液とを混合したのち殺菌濾過して調製する。この製造方法によれば、カバノアナタケに含まれる各種の有効成分を効率よく抽出して十分活用することができるだけでなく、抗腫瘍活性、血糖値低下などの顕著な効果を期待することができるものである。
【選択図】図1

Description

この発明は、カバノアナタケエキスの製造方法に関するものであり、一層詳細には、カバノアナタケの菌核などに含まれている有効成分を効率的に抽出することのできる方法に関するものである。
一般に茸類には種々の薬利効果があることが知られており、食料品として用いられるだけでなく各種の健康食品などとしても広く活用されている。
このような茸のなかでカバノアナタケ[Fuscoporia oblique(persoon ex Fries.)Aoshima]は、サルノコシカケ科と近縁のサビアナタケ科(Fuscoporia spp.)に属する耐寒性の茸であり、中部ヨーロッパ、ロシヤのシベリア地方、カナダ北部、中国北部さらには日本の北海道などの寒冷地に広く分布し、シラカバやダケカンバなどのカバノキ類の生木に寄生している。
カバノアナタケは、カバノキ類の生木の樹皮を破って黒く硬い「チャーガ」と呼ばれる菌核を形成するとともに子実体は傘をつくらず樹皮下に薄く平たく広がり、樹液を養分として長い年月をかけて成長し、ついには寄生した生木を枯らしてしまうほどの生命力を有している。
そして、ロシアのアレクアンドロフ地方では、チャーガ(菌核)を煎じてお茶代わりに飲用する習慣が古くからあり、このチャーガや菌糸体に豊富に含まれている高分子多糖体であるβ−グルカン、ビタミンD2の前駆体であるエルゴステロール、フラボノイドなどの成分が抗腫瘍活性や血糖降下作用に加えて病気予防や老化防止作用、さらには免疫力向上に有効であることが研究成果として開示されている(例えば、特許文献1)。
特許第3008292号 公報
しかるに、カバノアナタケは零下20℃にも達する寒冷地で10〜15年かけて生育するため森のダイアモンドとも呼ばれて入手が難しいだけでなく、子実体よりも著効があるとされているチャーガを人工栽培によって得ることも困難であった。
また、このカバノアナタケを健康食品として利用する場合は、ロシアのアレクアンドロフ地方と同じように細かく破砕したチャーガを煎じて服用したり、あるいは粉末化したチャーガや子実体をバインダーとともに錠剤や顆粒に加工して服用するなどの方法が採用されている。
さらに近年では、薬剤を使用してチャーガからエキスを抽出する技術も開発され始めており、この方法で得られたチャーガエキスに含まれる有効成分は従来よりも含有量が多くなることも判明している。
ところで、カバノアナタケなどの茸類は熱水抽出(加水して加熱)する程度では有効とされる成分の2割程度しか抽出することができず、また粉末化や顆粒化には膨大なエネルギーを必要とし、さらに薬剤を使用して抽出する場合は製造コストが嵩むだけでなく、化学成分の混入を阻止する手段を講じる必要があるなど新たな解決すべき課題が指摘されていた。
本発明は、このような問題に鑑みて創案したものであり、カバノアナタケの菌核などに含まれている有効成分を効率的に抽出することのできる方法を提供することを目的とするものである。
すなわち、本発明では、破砕した原料としてのカバノアナタケにミネラルを含む所定量の浄化水を加えて超音波処理を施し、次に超音波処理した原料を蒸煮してその蒸煮液を分離し、一方蒸煮した原料を植物由来のキノン類、フラボノイド類、たんぱく質分解酵素および有機溶剤の存在下にエレクトロンを供給して所定期間保持することにより原料中に含まれている有効成分を抽出解離し、さらに得られた抽出解離液と予め分離しておいた蒸煮液とを混合したのち殺菌濾過することを特徴とする。
この場合、原料としてのカバノアナタケは、所望に応じて菌核および/または子実体を使用し、また、ミネラルとしてはイオン性固体(塩)やイオン化ミネラルなどを単独またはこれらの混合物を使用することができる。
一方、キノン類、フラボノイド類、たんぱく質分解酵素は、ドクダミ、ハンゲショウなどのドクダミ科、オカメザサ、クマザサ、ハトムギなどのイネ科、ツリフネ、キツネフリなどのツリフネソウ科、イヌガラシ、ナズナなどのアブラナ科、クズ、ヤマハギなどのマメ科、ヤクシソウ、ヨモギなどのキク科、さらにはノビル、カタクリなどのユリ科のいずれか二種以上の植物から抽出したものを使用し、これらのキノン類、フラボノイド類、たんぱく質分解酵素を、例えば、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール、エーテル、ノルマルヘキサン、キシレン、アセトン等のいずれかの有機溶剤に融解するのが好適であるが、代案として、前記キノン類、フラボノイド類、たんぱく質分解酵素を多孔性のセラミック素材に浸漬してこのセラミック素材を前述の有機溶剤に投入して使用しても良い。
また、抽出解離液と蒸煮液を混合するに際しては、得られるエキスの品質を考慮すると抽出解離液を予め濾過してから混合して殺菌濾過する工程を採用するのが好ましい。
なお、得られたカバノアナタケエキスはそのまま利用するだけでなく、このカバノアナタケエキスを所定量の環状型澱粉粒と混合したのち、さらに乾燥粉砕処理することにより調製した粉末組成物としても好適に利用することができる。
上述した本発明に係るカバノアナタケエキスの製造方法によれば;
(1)破砕した原料としてのカバノアナタケにミネラルを含む所定量の浄化水を加えて超音波処理を施し、次に超音波処理した原料を蒸煮してその蒸煮液を分離し、一方蒸煮した原料を植物由来のキノン類、フラボノイド類、たんぱく質分解酵素および有機溶剤の存在下にエレクトロンを供給して所定期間保持することにより原料中に含まれている有効成分を抽出解離し、さらに得られた抽出解離液と予め分離しておいた蒸煮液とを混合したのち殺菌濾過して調製するのため従来は抽出しにくかった不溶性の食物繊維や多糖類などの有効成分を効率的に抽出できるだけでなく、飲用したときの吸収性を飛躍的に高めることができる。
(2)また、カバノアナタケエキスを環状型澱粉粒に分散して粉末状に調製した場合は、嵩比重が大きいので軽量化を図ることができるだけでなく液状化も簡単にできるため取り扱いが容易となり、吸湿性も低いので保存性の向上を図ることができる。
(3)さらにカバノアナタケケ自体が持っている種々の有効成分により顕著な抗腫瘍活性や血糖降下作用を備えるとともに化学療法剤にみられるような副作用も認められず理想的な薬理効果を期待することができるものである。
次に、本発明にカバノアナタケエキスの製造方法における最良の実施の形態を例示し、以下詳細に説明する。
図1において、本発明方法では、まず、原料として破砕したカバノアナタケのチャーガ(菌核)を容器10に所定量用意する。この場合、原料としてのカバノアナタケは本実施の形態のようにチャーガのみに限定されるものではなく、必要に応じてチャーガに子実体を加えたり、あるいは目的とする効果によっては子実体だけを使用するなど適宜選択することができることは言うまでもない。
また、前記チャーガは、粉砕機などを使用した機械的処理によって、例えば、0.1mm〜0.3mm程度の粒径となるように粉砕しておく。そして、この粒状チャーガ12に、予め塩素などを除去した水道水にミネラルを0.2%〜0.5%の範囲で添加した浄化水14をひたひたの状態に加えて湿潤させたのち、浄化水14に添加されているミネラルがチャーガの細胞内に短時間でしかも入りやすくなるように超音波発生装置16による処理で細胞をある程度破壊しておく。
なお、浄化水14に添加するミネラルとしては、本実施の形態においては、澱粉と数種の植物種子と卵殻などを所定の割合で混合した原料を粉砕し、次いでこの混合原料に浄化水と麹菌を加えて醗酵熟成することにより原料中に含まれるカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、銅、亜鉛、マンガンなどのミネラルを解離させたのち濾過して得られたイオン化ミネラル液を使用するが、このイオン化ミネラル液のほかにも、例えば、表面積の大きい多孔構造でしかもリン含量が極めて低く平均粒径が10μm以下となるように設定した卵殻粉(炭酸カルシウム)や炭酸マグネシウムなどのイオン性固体(塩)、さらにはこれらを所定の割合で混合したものなども使用することができる。
このようにして超音波処理されたチャーガ18には、前記浄化水14をさらに2倍量加えて、公知の加熱手段により15分間蒸煮したのちその蒸煮液20を分離する。前述のように超音波処理である程度細胞を破壊したチャーガ18を浄化水14とともに蒸煮することにより、原料チャーガの殺菌だけでなくチャーガに含まれている水溶性の栄養成分や水溶性食物繊維のほか、例えば、β−グルカンなどを含む高分子多糖体の一部などをイオン化されたカルシウム、カリウム、マンガンなどと結合させてこの蒸煮液20中に溶出させることができる。
一方、蒸煮液20を分離した前記チャーガ18には、植物由来のキノン類、フラボノイド類、たんぱく質分解酵素などを含む有機溶剤22と、必要に応じて自然塩を総量の0.05%〜0.07%程度加える。
この場合、キノン類、フラボノイド類、たんぱく質分解酵素は、ドクダミ、ハンゲショウなどのドクダミ科、オカメザサ、クマザサ、ハトムギなどのイネ科、ツリフネ、キツネフリなどのツリフネソウ科、イヌガラシ、ナズナなどのアブラナ科、クズ、ヤマハギなどのマメ科、ヤクシソウ、ヨモギなどのキク科、さらにはノビル、カタクリなどのユリ科のいずれか二種以上の植物を熱水抽出、アルコール抽出、溶媒抽出さらには超臨界抽出など適宜の抽出方法によって得たものを使用する。
また、有機溶剤22としては、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール、エーテル、ノルマルヘキサン、キシレン、アセトンなどを使用することができるが、残留した場合の安全性やコストの点からアルコールが好ましい。さらに好ましくは、60〜95%の含水エタノールあるいはアルコール度が25度〜35度の蒸留酒などを使用する。
なお、本実施の形態としては、植物由来のキノン類、フラボノイド類、たんぱく質分解酵素などを添加した有機溶剤としてのアルコールを使用するが、代案として、植物由来のキノン類、フラボノイド類、たんぱく質分解酵素などを浸漬したセラミック素材を投入した有機溶剤なども好適に使用することができる。
さらに、チャーガ18に加える有機溶剤22の量としてはチャーガの5倍量〜20倍量に設定するのが好ましく、有機溶剤22が5倍量以下だと有効成分を得るのに長時間を要し、また20倍量を超えると量が多すぎて経済性が低下してしまうことになる。
そして、所定量の有機溶剤22を加えたチャーガ18は、加熱ヒータによって30℃〜35℃に保持した状態でエレクトロン(−e)の供給雰囲気においてゆっくりと攪拌しながら2ケ月程度保持することにより、原料としてのチャーガに含まれている高分子多糖体やヘミセルロースなどの食物繊維、アミノ酸などを含む各種の有効成分を有機溶剤22中に解離溶出させる。
次に、チャーガの各種有効成分を溶出させた抽出解離液24と予め分離しておいた蒸煮液20とを所定の割合で混合し、この蒸煮抽出混合液26を紫外線照射などの手段で殺菌して所定期間静置したのち精密濾過することによりカバノアナタケエキス28として調製する。
なお、この場合、抽出解離液24の沈殿物や澱などを予め濾過して除去したのち、蒸煮液20と混合した蒸煮抽出混合液26を殺菌濾過することによりカバノアナタケエキス28を調製すれば、製品としてのカバノアナタケエキス28の品質を向上させることができ好適である。
このようにして得られたカバノアナタケエキス28には、バリン、グルタミン酸、プロリン、ロイシンなどを含む20種類以上のアミノ酸、β−グルカンなどの高分子多糖体、ビタミンD2の前駆体であるエルゴステロール、糖質、食物繊維、カルシウム,マグネシウム,カリウム,ナトリウムのほか、鉄、亜鉛などの微量ミネラルなどが豊富に含まれており、その成分組成の一例は次の通りであった。
ミネラルほか100g当たり) 栄養素(100g当たり)
・カルシウム 201mg ・エネルギー 176kcal
・マグネシウム 480mg ・蛋白質 2.5g
・ナトリウム 4.2mg ・脂質 1.4g
・カリウム 140mg ・食物繊維 70.4g
・鉄 4.58mg ・水分 81.8g
・亜鉛 6.25μg ・炭水化物 82.4g
・β−グルカン 16.5g ・灰分 9.7g
実験例1
次に、前述の工程によって得られたカバノアナタケエキス(チャーガエキス)28(以下、本発明エキスという)と、前記容器10に用意した粒状チャーガ12を前述と同様に予め塩素などを除去した2倍量の水道水によって15分間蒸煮したのち濾過して得たチャーガ煮出し液=コントロール(以下、煮出しエキス)の吸収性につき比較を行った。
まず、上水をイオン交換樹脂により精製して濾過後、紫外線(UV)殺菌することにより得られた精製水(日本薬局方、安藤製薬株式会社製)を、容器A、Bの夫々に200cc(水温25.5℃)を用意してその電気抵抗値を計測したところ、320.0×10−3Ω の値を示した。参考のため、煮出しエキスおよび本発明エキスそのももの電気抵抗値をそれぞれ計測したところ、14.0×10−3Ωおよび7.5×10−3Ωであった。
次に、煮出しエキスと発明エキスの夫々を容器A.Bの精製水(水温25.5℃)に所定量宛滴下し、充分攪拌したのちその電気抵抗値を計測した。
Figure 2006008645
この計測結果によると、煮出しエキスを滴下した容器A内の精製水の電気抵抗値は、煮出しエキスを滴下しない精製水のみの電気抵抗値(320×10−3Ω)に比較すると、エキスの滴下濃度を上げていくに従って、約1/3.2(0.5%)→約1/6.1(1.0%)→約1/8.4(1.5%)と順次低くなっていることから導電性(電気伝導度)は向上していることがうかがえる。なお、エキスの滴下濃度を上げていっても電気抵抗値があまり低下しないのは、煮出しによって水溶性のミネラル成分など溶出はあるものの水に対する分散性が低いからである。
これに対して、本発明エキスを滴下した容器B内の精製水における電気抵抗値の変化は、精製水のみの電気抵抗値に比べると約1/15.6→約1/33.6→約1/40.5のごとく低下するだけでなく、容器A(精製水+煮出しエキス)の電気抵抗値に比べてもすべての値が格段に小さく、従って、水溶性のミネラル成分などの溶出量が多いことが解る。しかも滴下濃度が僅か1.5%で本発明エキス原液の電気抵抗値(7.5×10−3Ω)に近い電気抵抗値(7.9×10−3Ω)を得られていることから水に対する分散性も格段に高いことが認められる。
この実験により、煮出しエキスを滴下した精製水(容器Aの水)の電気抵抗値は精製水のみの電気抵抗値より低下するもののチャーガに含まれている水溶性のミネラル成分(例えば、カリウム、マグネシウム、若干のカルシウムなど)の溶出が少ないのに対し、本発明エキスを滴下した精製水(容器Bの水)はチャーガに含まれている種々のミネラル成分の大部分が解離したので電気抵抗値が格段に下がり(電気伝導度が高くなり)人体への吸収性が向上し、従って、これらのミネラルとともに含まれているアミノ酸、高分子多糖体、エルゴステロール、糖質さらには食物繊維などの各種有効成分の吸収性も飛躍的に向上することが充分期待できる。
また、図2は、前述の方法により得られたカバノアナタケエキスを使用して粉末組成物を製造する実施の形態である。
すなわち、前記カバノアナタケエキス28を、バレイショ、ジャガイモなど植物由来の澱粉粒を予め加工することにより環状型とした澱粉粒30に、例えば、1:2.5程度の重量比で混合し、次いで水分含量が5.0%以下になるまで50℃以下の低温で乾燥し、さらに粒径が50μ以下になるように粉砕してカバノアナタケエキス粉末32として調製する。
そしてこのようにして得られたカバノアナタケエキス粉末32は、嵩比重が大きいので軽量化を図ることができるだけでなく液状化も容易であるため取り扱いが簡便となり、吸湿性も低いので保存性の向上も図ることができるので、カバノアナタケエキスの用途の拡大を企図することが可能となるものである。
本発明に係るカバノアナタケエキスの製造方法の好適な実施の形態を示す概略工程説明図である。 図1に示す方法によって得られたカバノアナタケエキスを使用して粉末組成物を製造する場合の好適な実施の形態を示す概略工程説明図図である。
符号の説明
10…容器、
12…粒状チャーガ
14…浄化水
16…超音波発生装置
18…超音波処理されたチャーガ
20…蒸煮液
22…有機溶剤
24…抽出解離液
26…蒸煮抽出混合液
28…カバノアナタケエキス、
30…環状型澱粉粒
32…カバノアナタケエキス粉末

Claims (8)

  1. 破砕した原料としてのカバノアナタケにミネラルを含む所定量の浄化水を加えて超音波処理を施し、次に超音波処理した原料を蒸煮してその蒸煮液を分離し、一方蒸煮した原料を植物由来のキノン類、フラボノイド類、たんぱく質分解酵素および有機溶剤の存在下にエレクトロンを供給して所定期間保持することにより原料中に含まれている有効成分を抽出解離し、さらに得られた抽出解離液と予め分離しておいた蒸煮液とを混合したのち殺菌濾過することを特徴とするカバノアナタケエキスの製造方法。
  2. 原料としてのカバノアナタケは、菌核および/または子実体である請求項1に記載のカバノアナタケエキスの製造方法。
  3. ミネラルとして、イオン性固体やイオン化ミネラルなどを単独またはこれらの混合物を使用することからなる請求項1または請求項2に記載のカバノアナタケエキスの製造方法。
  4. キノン類、フラボノイド類、たんぱく質分解酵素は、ドクダミ、ハンゲショウなどのドクダミ科、オカメザサ、クマザサ、ハトムギなどのイネ科、ツリフネ、キツネフリなどのツリフネソウ科、イヌガラシ、ナズナなどのアブラナ科、クズ、ヤマハギなどのマメ科、ヤクシソウ、ヨモギなどのキク科、さらにはノビル、カタクリなどのユリ科のいずれか二種以上の植物から抽出したものである請求項1〜請求項3のいずれかに記載のカバノアナタケエキスの製造方法。
  5. 有機溶剤として、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール、エーテル、ノルマルヘキサン、キシレン、アセトンのいずれかを使用することからなる請求項1〜請求項4のいずれかに記載のカバノアナタケエキスの製造方法。
  6. 抽出解離液と蒸煮液を混合する際、抽出解離液を予め濾過してから混合し、さらに殺菌濾過することからなる請求項1〜請求項5のいずれかに記載のカバノアナタケエキスの製造方法。
  7. 請求項1〜請求項6に記載の方法により得られたカバノアナタケエキス。
  8. 請求項1〜請求項6に記載の方法により得られたカバノアナタケエキスを所定量の環状型澱粉粒と混合したのち、これを乾燥粉砕処理してなるカバノアナタケエキスの粉末組成物。
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