JP2006006841A - 医療システム用制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】1台の医療システム用制御装置において、主な役割であるマスター状態と、従属的な役割であるスレーブ状態とを変更することができる状態変更手段を有することにより、装置の余剰無く、手術、検査等における効率的な運用を行うことができるような医療システム用制御装置を提供する。
【解決手段】医療システム用制御装置25は、リーダー32等の制御用の入出力機器から入力された制御信号等を画像プロセッサ1等の被制御機器に対して送信し、画像プロセッサ1等の被制御機器から出力された各種信号等をリーダー32等の制御用の入出力機器に対して送信する。また、医療システム用制御装置26は、医療システム用制御装置25から送信された制御信号等を画像プロセッサ11等の被制御機器に送信し、画像プロセッサ11等の被制御機器から出力された各種信号等を医療システム用制御装置25に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療システム用制御装置に関し、特に、通信により複数の医療機器等を集中制御するマスター状態と、前記医療機器からの入力および出力をマスター状態の医療システム用制御装置に対して入力および出力するスレーブ状態とを変更することが可能であるような医療システム用制御装置に関するものである。
従来より、複数の医療機器と通信を行い、該医療機器の単独操作および複合的な連動操作を一箇所で集中的に制御することを可能とする医療用制御システムおよび該システムにおいて使用される各種装置が提案されている。
例えば、特許文献1の医療用制御システムは、主な役割を担う周辺機器コントローラと、従属的な役割を担う分配器とを有しており、周辺機器コントローラは、分配器を経由することにより各種医療機器を集中制御する。そのため、制御すべき医療機器の数が増えた場合には、周辺機器コントローラに接続される分配器の数を増やす事により、より多くの医療機器を集中制御することが可能となる。
特開平7−124174号公報
しかし、特許文献1の医療用制御システムにおいては、周辺機器コントローラは主な役割を担うことしかできず、また、分配器は従属的な役割を担うことしかできない。そのため、手術、検査等の内容によっては、周辺機器コントローラが余剰または不足してしまうという状況が生じ得、手術、検査等におけるコストがかかり、効率的な運用が困難となるという課題があった。
本発明は、前述した点に鑑みてなされたものであり、1台の医療システム用制御装置において、主な役割であるマスター状態と、従属的な役割であるスレーブ状態とを変更することができる状態変更手段を有することにより、装置の余剰無く、手術、検査等における効率的な運用を行うことができるような医療システム用制御装置を提供することを目的としている。
本発明における医療システム用制御装置は、1または複数の医療用機器に対する入出力を制御するマスター状態と、前記1または複数の機器に対する入出力をマスター状態の制御装置に対して入出力するスレーブ状態との、いずれか一方の状態に変更する第1の状態変更手段を有する第1の制御装置と、前記1または複数の機器以外の他の医療用機器に対する入出力を制御するマスター状態である第2の制御装置とを有する。
本発明における医療システム用制御装置によれば、1台の医療システム用制御装置において、主な役割であるマスター状態と、従属的な役割であるスレーブ状態とを変更することができる状態変更手段を有することにより、装置の余剰無く、手術、検査等における効率的な運用を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1から図7は、本発明の第1の実施形態に係るものである。図1は、第1の実施形態に係る医療システム用制御装置が用いられる医療システムの全体図である。図2は、第1の実施形態に係る医療システム用制御装置を背面から見た際の構成を示す構成図である。図3は、第1の実施形態に係る医療システム用制御装置を正面から見た際の構成を示す構成図である。図4は、第1の実施形態に係る医療システム用制御装置の内部構成を示すブロック図である。図5は、第1の実施形態に係る医療システム用制御装置が有する主従検出回路の内部構成を示す構成図である。図6は、第1の実施形態に係る医療システム用制御装置が有するスイッチおよびコントローラ間ケーブルの変形例を示す図である。図7は、第1の実施形態に係る医療システム用制御装置の変形例において、コントローラ間ケーブルをコントローラ間ケーブル用コネクタに接続した際の状態を、図6における矢印の方向である左側面から見た場合の図である。
まず、本実施形態において、医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26が用いられる医療システム201の全体構成について、図1を参照しつつ説明を行う。
内視鏡用硬性カメラ2は、画像プロセッサ1と、光源装置3とに接続され、術者により被検体である体腔内に挿入された際に体腔内の画像の撮像等を行い、撮像した該画像を画像プロセッサ1に対して送信する機器である。画像プロセッサ1は、ケーブル100によりモニタ23に接続され、内視鏡用硬性カメラ2が撮像した体腔内の画像に対して、術者がモニタ23において視認できるように画像処理を行うための機器である。光源装置3は、内視鏡用硬性カメラ2に対し、内視鏡用硬性カメラ2が被検体である体腔内の画像の撮像を行うために必要な照射光を供給するための機器である。気腹装置4は、内視鏡を用いた手術等を行う際に、体腔内にガスを送気することにより、体腔内の臓器等を膨らませるための機器である。チューブ5は、気腹装置4に接続され、気腹装置4から送気されるガスを体腔内に導入するための機器である。電気メス装置6は、体腔内の生体組織を切開、凝固等するための熱エネルギーを、高周波電流を変換することにより得るための機器である。電気メス装置用ハンドピース7は、電気メス装置6に接続され、電気メス装置6から供給される熱エネルギーを生体組織に対して印加するための機器である。対極板8は、電気メス装置6に接続され、電気メス装置用ハンドピース7から発せられる熱エネルギーを回収するための機器である。VTR(ビデオテープレコーダー)9は、ケーブル100により画像プロセッサ1に接続され、内視鏡用硬性カメラ2が画像プロセッサ1に対して送信した体腔内の画像の記録を行うための機器である。プリンタ10は、ケーブル100により画像プロセッサ1に接続され、内視鏡用硬性カメラ2が画像プロセッサ1に対して送信した体腔内の画像の印刷を行うための機器である。モニタ23は、ケーブル100により画像プロセッサ1に接続され、画像プロセッサ1を介して送信される、内視鏡用硬性カメラ2が撮像した体腔内の画像を表示するための機器である。第1の制御装置である医療システム用制御装置25は、ケーブル27により、画像プロセッサ1と、光源装置3と、気腹装置4と、電気メス装置6と、VTR9と、プリンタ10とに接続されており、ケーブル27を介して各機器に対して通信を行う。また、医療システム用制御装置25は、コントローラ間ケーブル31により、医療システム用制御装置26と接続されており、コントローラ間ケーブル31を介して医療システム用制御装置26に対して通信を行う。カート29は、画像プロセッサ1等の被制御機器と、医療システム用制御装置25とを搭載するための設備である。
内視鏡用軟性カメラ12は、画像プロセッサ11と、光源装置13とに接続され、術者により被検体である体腔内に挿入された際に体腔内の画像の撮像等を行い、撮像した該画像を画像プロセッサ11に対して送信する機器である。画像プロセッサ11は、ケーブル101によりモニタ24に接続され、内視鏡用軟性カメラ12が撮像した体腔内の画像に対して、術者がモニタ24において視認できるように画像処理を行うための機器である。光源装置13は、ケーブル101により画像プロセッサ11に接続され、内視鏡用軟性カメラ12に対し、内視鏡用軟性カメラ12が被検体である体腔内の画像の撮像を行うために必要な照射光を供給するための機器である。超音波カメラ15は、超音波画像プロセッサ14に接続され、術者により被検体である体腔内に挿入された際に体腔内の画像の撮像等を行い、撮像した該画像を超音波画像プロセッサ14に対して送信する機器である。超音波画像プロセッサ14は、ケーブル102によりモニタ24に接続され、超音波カメラ15が撮像した体腔内の画像に対して、術者がモニタ24において視認できるように画像処理を行うための機器である。超音波メス装置16は、体腔内の生体組織を切開、凝固等するための超音波振動を得るための機器である。超音波メス装置用ハンドピース17は、超音波メス装置16に接続され、超音波メス装置16から供給される超音波振動を生体組織に対して印加するための機器である。電気メス装置18は、体腔内の生体組織を切開、凝固等するための熱エネルギーを、高周波電流を変換することにより得るための機器である。電気メス装置用スネア19は、電気メス装置18に接続され、内視鏡用軟性カメラ12に挿入された後、内視鏡用軟性カメラ12の先端部から突出させた状態において、電気メス装置18から供給される熱エネルギーを生体組織に対して印加するための機器である。対極板20は、電気メス装置18に接続され、電気メス装置用スネア19から発せられる熱エネルギーを回収するための機器である。レーザーメス装置21は、体腔内の生体組織を切開、凝固等するためのレーザーを得るための機器である。レーザーメス装置用プローブ22は、レーザーメス装置21に接続され、レーザーメス装置21から供給されるレーザーを生体組織に対して照射するための機器である。モニタ24は、ケーブル101により画像プロセッサ11に接続され、画像プロセッサ11を介して送信される、内視鏡用軟性カメラ12が撮像した体腔内の画像を表示するための機器である。また、モニタ24は、ケーブル102により超音波画像プロセッサ14に接続され、超音波画像プロセッサ14を介して送信される、超音波カメラ15が撮像した体腔内の画像を表示するための機器である。第2の制御装置である医療システム用制御装置26は、ケーブル28により、画像プロセッサ11と、光源装置13と、超音波画像プロセッサ14と、超音波メス装置16と、電気メス装置18と、レーザーメス装置21とに接続されており、ケーブル28を介して各機器に対して通信を行う。カート30は、画像プロセッサ11等の被制御機器と、医療システム用制御装置26とを搭載するための設備である。また、医療システム用制御装置26は、コントローラ間ケーブル31により、医療システム用制御装置25と接続されており、コントローラ間ケーブル31を介して医療システム用制御装置25に対して通信を行う。
リーダー32は、前述した各機器に個別に付与されている個体情報、被検体に関する個体情報等を読み取るための機器である。イヤホン付きマイク33は、術者の音声入力により、医療システム用制御装置25を介して、画像プロセッサ1等の被制御機器へ制御指示を与えるための機器である。また、イヤホン付きマイク33は、前記制御の制御結果に対応する内容を、術者が認識することができるように、音声出力として出力するための機器である。ハンドスイッチ34は、術者のスイッチ入力により、医療システム用制御装置25を介して、画像プロセッサ1等の被制御機器へ制御指示を与えるための機器である。フットスイッチ35は、術者のスイッチ入力により、医療システム用制御装置25を介して、画像プロセッサ1等の被制御機器へ制御指示を与えるための機器である。携帯端末装置37は、画像プロセッサ1等の被制御機器を制御するためのデータ、スイッチ等を有し、該データ、スイッチ等を用いることにより、医療システム用制御装置25を介して、画像プロセッサ1等の被制御機器へ制御指示を与えることができる機器である。クレードル36は、携帯端末装置37と着脱自在な構成であって、携帯端末装置37が接続された際に、携帯端末装置37からの入力内容を医療システム用制御装置25に送信し、また、医療システム用制御装置25からの出力内容を携帯端末装置37に送信する機器である。端末装置38は、ケーブル39により医療システム用制御装置25に接続され、画像プロセッサ1等の被制御機器およびリーダー32等の制御用の入出力機器における設定、制御等を一元的に行うことができる機器である。
また、医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26の背面部の構成について、図2を参照しつつ説明を行う。
医療システム用制御装置25の通信用コネクタ41は、コネクタ41aと、コネクタ41bと、コネクタ41cと、コネクタ41dと、コネクタ41eと、コネクタ41fとを有し、それぞれがケーブル27と着脱自在な構成となっている。また、医療システム用制御装置26の通信用コネクタ41Aは、コネクタ41Aaと、コネクタ41Abと、コネクタ41Acと、コネクタ41Adと、コネクタ41Aeと、コネクタ41Afとを有し、それぞれがケーブル28と着脱自在な構成となっている。医療システム用制御装置25の音声用コネクタ42および医療システム用制御装置26の音声用コネクタ42Aは、イヤホン付きマイク33に対して着脱自在な構成となっている。医療システム用制御装置25のハンドスイッチ用コネクタ43医療システム用制御装置26のおよびハンドスイッチ用コネクタ43Aは、ハンドスイッチ34に対して着脱自在な構成となっている。医療システム用制御装置25のフットスイッチ用コネクタ44および医療システム用制御装置26のフットスイッチ用コネクタ44Aは、フットスイッチ35に対して着脱自在な構成となっている。医療システム用制御装置25の画像用コネクタ45と画像用コネクタ46および医療システム用制御装置26の画像用コネクタ45Aと画像用コネクタ46Aは、画像プロセッサ1と、画像プロセッサ11と、超音波画像プロセッサ14とに対して着脱自在な構成となっている。医療システム用制御装置25のリーダー用コネクタ47および医療システム用制御装置26のリーダー用コネクタ47Aは、リーダー32に対して着脱自在な構成となっている。医療システム用制御装置25のクレードル用コネクタ48および医療システム用制御装置26のクレードル用コネクタ48Aは、クレードル36に対して着脱自在な構成となっている。医療システム用制御装置25の端末装置用コネクタ49および医療システム用制御装置26の端末装置用コネクタ49Aは、端末装置38に対して着脱自在な構成となっている。医療システム用制御装置25のインレット50および医療システム用制御装置26のインレット50Aは、図示しない電源ケーブルに対して着脱自在な構成となっている。第1の状態変更手段および第2の状態変更手段は、本実施形態においては、スイッチ51およびスイッチ51Aにより構成されており、術者の操作により、マスター状態とスレーブ状態とを変更することが可能である。なお、前記マスター状態および前記スレーブ状態の内容の詳細については、後程説明を行う。コントローラ間ケーブル用コネクタ52およびコントローラ間ケーブル用コネクタ52Aは、コントローラ間ケーブル31に対して着脱自在な構成となっている。
次に、医療システム用制御装置25の正面部の構成について、図3を参照しつつ説明を行う。なお、医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26は、正面部において同一の構成を有する。そのため、以降の構成要素の説明において、特に断りのない場合は、医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26において共通の構成要素であるとして説明を行う。
電源スイッチ53は、術者がオンもしくはオフすることにより、医療システム用制御装置25の電源の状態を切り替えることができる。LED54は、電源スイッチ53の状態により、例えば、電源スイッチ53がオンしている場合は点灯し、電源スイッチ53がオフしている場合は消灯するような構成を有する。LED55およびLED56は、医療システム用制御装置25が有するスイッチ51および医療システム用制御装置26が有するスイッチ51Aの状態に連動して点灯および消灯する。例えば、図1に示すような状態においては、医療システム用制御装置25がマスター状態であり、医療システム用制御装置26がスレーブ状態である。そのため、医療システム用制御装置25においては、LED55が点灯およびLED56が消灯し、医療システム用制御装置26においては、LED55が消灯およびLED56が点灯する。スロット57は、外部メモリ58を装着した状態のカード式アダプタ59に対して着脱自在な構成となっている。カード式アダプタ59は、内部が外部メモリ58に対して着脱自在な構成となっており、また、内部に外部メモリ58が装着された状態において、スロット57に対して着脱自在な構成となっている。スロット103は、外部メモリ58に対して着脱自在な構成となっており、カード式アダプタ59を介すことなく、外部メモリ58を直接接続することができる。外部メモリ58は、例えば、スマートメディア58a、XDピクチャーカード58b、コンパクトフラッシュ(R)58c等であって、スロット103に接続されることにより、または、カード式アダプタ59を介してスロット57に接続されることにより、画像プロセッサ1等の被制御機器を制御するためのデータ等を医療システム用制御装置25もしくは医療システム用制御装置26に対して出力する。また、外部メモリ58は、スロット103に接続されることにより、または、カード式アダプタ59を介してスロット57に接続されることにより、医療システム用制御装置25もしくは医療システム用制御装置26から出力される各種データ等を記録する。
また、医療システム用制御装置25の内部構成について、図4を参照しつつ説明を行う。なお、医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26は、同一の内部構成を有する。そのため、以降の構成要素の説明において、特に断りのない場合は、医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26において共通の構成要素であるとして説明を行う。以下、医療システム用制御装置25についての説明を行う。
演算手段としての演算部60は、CPU(中央演算処理装置)、あるいはPLD(プログラマブルロジックデバイス)、あるいはDSP(デジタルシグナルプロセッサ)等により構成され、医療システム用制御装置25の内部の各部に対して各種制御を行う。ROM61は、不揮発性のメモリ等により構成され、演算部60により実行される、前記各種制御内容等のプログラムを格納している。RAM62は、レジスタ等により構成され、演算部60がROM61に格納されているプログラムを実行する際に、該プログラムを一時的に格納する。なお、演算部60は、外部メモリ58に格納されている、画像プロセッサ1等の被制御機器を制御するためのデータ等を読み込み、ROM61およびRAM62に格納することができる。通信用インターフェース63は、演算部60に対して通信を行うための複数のインターフェース、すなわち、通信インターフェース63aと、個体認識用インターフェース63bと、汎用シリアルインターフェース63cと、画像用インターフェース63dと、フットスイッチ用インターフェース63eと、ハンドスイッチ用インターフェース63fと、音声インターフェース63gと、LANインターフェース63hとを有する。通信インターフェース63aは、通信用コネクタ41もしくは通信用コネクタ41Aを介し、画像プロセッサ1等の被制御機器に対して通信を行う。個体認識用インターフェース63bは、リーダー用コネクタ47もしくはリーダー用コネクタ47Aを介し、リーダー32に対して通信を行う。汎用シリアルインターフェース63cは、クレードル用コネクタ48もしくはクレードル用コネクタ48Aを介し、クレードル36に装着された携帯端末装置37に対して通信を行う。画像用インターフェース63dは、画像用コネクタ45と画像用コネクタ46または画像用コネクタ45Aと画像用コネクタ46Aを介し、画像プロセッサ1と、画像プロセッサ11と、超音波画像プロセッサ14とに対して通信を行う。フットスイッチ用インターフェース63eは、フットスイッチ用コネクタ44またはフットスイッチ用コネクタ44Aを介し、フットスイッチ35に対して通信を行う。ハンドスイッチ用インターフェース63fは、ハンドスイッチ用コネクタ43またはハンドスイッチ用コネクタ43Aを介し、ハンドスイッチ34に対して通信を行う。音声インターフェース63gは、音声用コネクタ42または音声用コネクタ42Aを介し、イヤホン付きマイク33に対して通信を行う。LANインターフェース63hは、端末装置用コネクタ49または端末装置用コネクタ49Aを介し、端末装置38に対して通信を行う。なお、通信用インターフェース63が有する、前述した各々のインターフェースは、それぞれが専用のハードウェアにより構成されているが、例えば、PLDのような共通のハードウェアと、例えば、IP(Intellectual Property)コア等により構成された、各々のPLDの機能を決定するためのモジュールとを用いて構成されていてもよい。その場合、通信用インターフェース63が有する複数のインターフェースのハードウェアを共通化できるため、医療システム用制御装置25を製作する際のコストを低減することができ、また、前記モジュールまたは前記モジュールが有するデータの変更を行うことにより、通信用インターフェース63が有する複数のインターフェースの機能の追加、削除等を容易に行うことができる。LEDドライバー64は、演算部60から送信される制御信号に基づき、LED55およびLED56を点灯および消灯する。音声応答回路65は、アナログもしくはデジタル回路等により構成され、演算部60により制御される信号等を、ROM61またはRAM62に格納されたデータを用いて音声に変換し、スピーカー66に対して音声信号を送信する。スピーカー66は、音声応答回路65から送信された音声信号に基づき、音声信号を音声に変換して医療システム用制御装置25の外部へ出力する。医療システム用制御装置25における第1の主従変更手段であり、かつ、医療システム用制御装置26における第2の主従変更手段でもある、主従検出回路67は、スイッチ51において入力された信号を検出し、検出した該信号に基づき、医療システム用制御装置25の状態を変更する。コントローラ間通信インターフェース104は、医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26が、コントローラ間ケーブル31を介して相互に通信を行うためのインターフェースである。
また、主従検出回路67の内部構成について、図5を参照しつつ説明を行う。
比較器68は、オペアンプ等により構成され、入力端子68aと、入力端子68bと、出力端子68cとを有し、入力端子68aおよび入力端子68bに対して入力された信号等の比較結果を出力端子68cから出力する。また、比較器68の入力端子68b側にはプルアップ抵抗70が、比較器68の出力端子68c側にはプルアップ抵抗71が、それぞれ接続されている。基準電位発生手段である電池69は、比較器68の入力端子68aに入力される基準電位Crを発生させるための手段である。
次に、医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26の使用形態を、前述したマスター状態およびスレーブ状態の詳細な内容を含めて説明を行う。
図1に示したような形態において、医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26を使用する場合、マスター状態である医療システム用制御装置25には、画像プロセッサ1等の被制御機器を制御するための機器であるリーダー32等の制御用の入出力機器が接続されており、また、スレーブ状態である医療システム用制御装置26には、画像プロセッサ11等の被制御機器が接続されている。また、医療システム用制御装置25と、医療システム用制御装置26とは、コントローラ間ケーブル31により接続されている。マスター状態である医療システム用制御装置25は、リーダー32等の制御用の入出力機器から入力された制御信号等を画像プロセッサ1等の被制御機器に対して送信する。また、マスター状態である医療システム用制御装置25は、画像プロセッサ1等の被制御機器から出力された各種信号等をリーダー32等の制御用の入出力機器に対して送信する。すなわち、医療システム用制御装置25は、マスター状態において、画像プロセッサ1等の被制御機器およびリーダー32等の制御用の入出力機器に対する入出力を制御する。なお、本実施形態においては、被制御機器が複数設けられているが、該被制御機器は1つであってもよい。
スレーブ状態である医療システム用制御装置26は、医療システム用制御装置25から送信された制御信号等を、コントローラ間ケーブル31を介して受信し、受信した該制御信号等を画像プロセッサ11等の被制御機器に送信する。また、スレーブ状態である医療システム用制御装置26は、画像プロセッサ11等の被制御機器から出力された各種信号等を受信し、受信した該各種信号等を、コントローラ間ケーブル31を介して医療システム用制御装置25に送信する。
また、図1に示したような形態において、医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26を使用する場合、図2に示すように、スイッチ手段として構成された、第1の状態変更手段であるスイッチ51はマスター状態にセットされ、また、スイッチ手段として構成された、第2の状態変更手段であるスイッチ51Aはスレーブ状態にセットされている。図1に示したような形態においては、スイッチ51およびスイッチ51Aを前述した状態にセットし、さらに、リーダー32等の制御用の入出力機器を用いることにより、医療システム用制御装置25において画像プロセッサ1等の被制御機器を制御することができるが、例えば、スイッチ51Aをマスター状態にセットし、スイッチ51をスレーブ状態にセットした場合、リーダー32等の制御用の入出力機器と同様の機器を用いることにより、今度は医療システム用制御装置26から画像プロセッサ1等の被制御機器を制御することができる。さらに、例えば、スイッチ51Aをスイッチ51と同様のマスター状態にセットした場合、医療システム用制御装置26においても、リーダー32等の制御用の入出力機器と同様の機器を用いることにより、画像プロセッサ1等の被制御機器を制御することができる。また、スイッチ51Aをスイッチ51と同様のマスター状態にセットし、かつ、コントローラ間ケーブル31が接続されていない場合、医療システム用制御装置25は、医療システム用制御装置25に接続された画像プロセッサ1等の被制御機器を、医療システム用制御装置26は、医療システム用制御装置26に接続された画像プロセッサ11等の被制御機器を、それぞれ独立した制御系として制御可能である。
次に、スイッチ51の状態を変更した際の、主従検出回路67の動作についての説明を行う。
主従検出回路67が有する比較器68において、入力端子68aには、電池69が発生した電位である基準電位Crが入力され、また、入力端子68bには、スイッチ51から送信されるスイッチング信号が入力される。スイッチ51がマスター状態にセットされた場合、基準電位Crより高い電位Chを有する第1のスイッチング信号が、スイッチ51から入力端子68bに対して入力される。比較器68は、入力端子68aから入力される基準電位Crと、入力端子68bから入力される第1のスイッチング信号の電位Chとの比較を行い、該比較の結果がCh>Crとなるため、出力端子68cからLow信号を出力する。そして、前記Low信号を受信した演算部60は、スイッチ51がマスター状態にセットされていると判断し、医療システム用制御装置25をマスター状態とする。また、スイッチ51がスレーブ状態にセットされた場合、基準電位Crより低い電位Clを有する第2のスイッチング信号が、スイッチ51から入力端子68bに対して入力される。比較器68は、入力端子68aから入力される基準電位Crと、入力端子68bから入力される第2のスイッチング信号の電位Clとの比較を行い、該比較の結果がCl<Crとなるため、出力端子68cからHigh信号を出力する。そして、前記High信号を受信した演算部60は、スイッチ51がスレーブ状態にセットされていると判断し、医療システム用制御装置25をスレーブ状態とする。
そして、演算部60は、スイッチ51の状態に応じて主従検出回路67から送信される、Low信号またはHigh信号に基づいてLEDドライバー64を制御し、スイッチ51がマスター状態にセットされている場合は、LED55を点灯およびLED56を消灯させ、スイッチ51がスレーブ状態にセットされている場合は、LED55を消灯およびLED56を点灯させる。または、演算部60は、スイッチ51の状態に応じて主従検出回路67から送信される、Low信号またはHigh信号に基づいて音声応答回路65を制御し、スイッチ51の状態に応じた内容の音声を、音声応答回路65を介してスピーカー66から出力させたり、または、音声インターフェース63gを介してイヤホン付きマイク33から出力させたりすることができる。
なお、マスター状態およびスレーブ状態における制御内容は、ROM61またはRAM62に格納されており、該制御内容は、端末装置38における操作等により変更することが可能である。
また、本実施形態の変形例として、図6に示すように、スイッチ51aがシーソースイッチ72を有し、さらに、コントローラ間ケーブル31aにおいて、ケーブルプラグ105が状態確定手段である突起部73を有し、かつ、ケーブルプラグ106が状態確定手段である突起部74を有していても良い。本変形例におけるコントローラ間ケーブル31aは、コントローラ間ケーブル用コネクタ52およびコントローラ間ケーブル用コネクタ52Aに接続された際に、図7に示すように、突起部73および突起部74がシーソースイッチ72の形状に合わせて、シーソースイッチ72の状態を変更するように当接する。そのため、例えば、突起部73を有するケーブルプラグ105が接続された側をマスター状態にし、また、突起部74を有するケーブルプラグ106が接続された側をスレーブ状態にするといったように、スイッチ51aの状態を一義的に決定することができる。
本実施形態の医療システム用制御装置25は、マスター状態とスレーブ状態とを変更することができるスイッチ51を有し、また、本実施形態の医療システム用制御装置26は、スイッチ51と同様の構成であるスイッチ51Aを有する。そのため、術者は、医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26のいずれかにおいて、所望の装置をマスター状態とし、制御系として使用することが可能である。または、医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26の両方をマスター状態とすることにより、医療システム201において、独立した2つの制御系を有するシステムとして運用することも可能である。その結果、医療システム201において、装置の余剰が無く、かつ、手術、検査等における効率的な運用を行うことができる。
さらに、本実施形態の変形例のようなスイッチ51aおよびコントローラ間ケーブル31aを有する医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26は、前述した効果に加え、コントローラ間ケーブル31aをコントローラ間ケーブル用コネクタ52およびコントローラ間ケーブル用コネクタ52Aに接続することにより、各装置のマスター状態とスレーブ状態とを一義的に決定することができる。その結果、術者は、手術、検査等を行う際に、マスター状態の装置とスレーブ状態の装置を誤認識すること無く、画像プロセッサ1等の被制御機器およびリーダー32等の制御用の入出力機器を適切な装置の適切な箇所に接続することができ、手術、検査等をスムーズに進めることができる。
(第2の実施形態)
図8から図10は、本発明の第2の実施形態に係るものである。なお、第1の実施形態と同様の構成を持つ部分については、詳細説明は省略する。また、第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を用いて説明は省略する。
図8は、第2の実施形態に係る医療システム用制御装置の内部構成を示すブロック図である。図9は、第2の実施形態に係る医療システム用制御装置が有するコントローラ間ケーブルおよびコントローラ間ケーブル用コネクタの内部構成を示す図である。図10は、
第2の実施形態に係る医療システム用制御装置が有するコントローラ間ケーブルおよびコントローラ間ケーブル用コネクタの変形例を示す図である。
本実施形態に係る医療システム用制御装置25aは、コントローラ間通信インターフェース104aを有し、また、主従検出回路67は、図8に示すように、演算部60と、コントローラ間通信インターフェース104aとに接続されている。また、本実施形態に係る医療システム用制御装置26aは、コントローラ間通信インターフェース104aを有し、また、主従検出回路67は、図8に示すように、演算部60と、コントローラ間通信インターフェース104aとに接続されている。コントローラ間通信インターフェース104aは、医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26が、後述するコントローラ間ケーブル31bもしくは後述するコントローラ間ケーブル31cを介して相互に通信を行うためのインターフェースである。さらに、本実施形態に係るコントローラ間ケーブル31bは、マスター状態用プラグ75と、スレーブ状態用プラグ76とを有し、図9に示すように、端子部であるマスター状態用プラグ75には、第1の状態変更手段である制御線51bが設けられている。マスター状態用プラグ75は、図9に示すように、医療システム用制御装置25aと、医療システム用制御装置26aとが通信を行うために用いられる各端子と、それぞれの装置の状態を決定するための端子であるDET1端子およびDET2端子とを有し、また、DET1端子およびDET2端子は、制御線51bにより結線されている。また、端子部であるスレーブ状態用プラグ76は、図9に示すように、医療システム用制御装置25aと、医療システム用制御装置26aとが通信を行うために用いられる各端子と、それぞれの装置の状態を決定するための端子である、2本のNC端子とを有し、また、2本のNC端子は、どの部分にも結線されておらず、短絡されている。また、医療システム用制御装置25aおよび医療システム用制御装置26aは、コントローラ間ケーブル用コネクタ52aを有し、コントローラ間ケーブル用コネクタ52aは、コントローラ間ケーブル31bが着脱自在に接続できるような構造を有している。
前述したような構成を有するコントローラ間ケーブル31bのマスター状態用プラグ75を、医療システム用制御装置25aに接続した場合、接地箇所の電位を含む第3のスイッチング信号が、制御線51bと、コントローラ間通信インターフェース104aとを介し、比較器68の入力端子68bに対して入力される。比較器68は、入力端子68aから入力される基準電位Crと、入力端子68bから入力される第3のスイッチング信号の電位との比較を行い、該比較の結果より、出力端子68cからLow信号を出力する。そして、前記Low信号を受信した演算部60は、コントローラ間ケーブル31bのマスター状態用プラグ75が接続されていると判断し、医療システム用制御装置25aをマスター状態とする。また、前述したような構成を有するコントローラ間ケーブル31bのスレーブ状態用プラグ76を、医療システム用制御装置25aに接続した場合、短絡箇所の電位を含む第4のスイッチング信号が、制御線51bと、コントローラ間通信インターフェース104aとをを介し、比較器68の入力端子68bに対して入力される。比較器68は、入力端子68aから入力される基準電位Crと、入力端子68bから入力される第4のスイッチング信号の電位との比較を行い、該比較の結果より、出力端子68cからHigh信号を出力する。そして、前記High信号を受信した演算部60は、コントローラ間ケーブル31bのスレーブ状態用プラグ76が接続されていると判断し、医療システム用制御装置25aをスレーブ状態とする。なお、本実施形態においては、医療システム用制御装置25aにマスター状態用プラグ75が接続された場合、医療システム用制御装置26aにはスレーブ状態用プラグ76が接続され、また、医療システム用制御装置25aにスレーブ状態用プラグ76が接続された場合、医療システム用制御装置26aにはマスター状態用プラグ75が接続されるため、各装置のマスター状態とスレーブ状態とを一義的に決定することができる。
また、本実施形態の変形例として、図10に示すように、コントローラ間ケーブル31cが、タグ手段であるIDタグ51cを有し、主従検出回路67が無線送受信回路81を有していても良い。さらに、本変形例においては、医療システム用制御装置25aおよび医療システム用制御装置26aは、コントローラ間ケーブル用コネクタ52bを有し、コントローラ間ケーブル用コネクタ52bは、コントローラ間ケーブル31cが着脱自在に接続できるような構造を有している。
第1の状態変更手段であるIDタグ51cは、RFID(Radio Frequency Identification)タグ等により構成され、内部に所定の情報である固有のID等を有し、無線により該固有のID等を無線送受信回路81に対して送信し、また、無線送受信回路81から送信される、例えば、前記固有のID等の内容の書き換えを行うような所定の制御信号等を受信することができる。無線送受信回路81は、RFIDリーダー等により構成され、IDタグ51cから、無線により送信される前記固有のID等を受信した後、前記固有のID等を演算部60に対して送信する。また、無線送受信回路81は、演算部60から送信される、例えば、前記固有のID等の内容の書き換えを行うような所定の制御信号等を受信した後、無線によりIDタグ51cに対して該所定の制御信号等を送信する。なお、IDタグ51cと無線送受信回路81とは、コントローラ間ケーブル31cが医療システム用制御装置25aまたは医療システム用制御装置26aに接続された際に、一義的に決定される位置関係に設けられている。また、本変形例のコントローラ間ケーブル31cは、医療システム用制御装置25aと、医療システム用制御装置26aとが通信を行うために用いられるプラグ82を有する。
前述したような構成を有するコントローラ間ケーブル31cが、医療システム用制御装置25aに接続された場合、まず、IDタグ51cは、無線により固有のID等を無線送受信回路81に送信する。無線送受信回路81は、受信した前記固有のID等の情報に基づき、医療システム用制御装置25aを、マスター状態またはスレーブ状態のどちらに設定するかを判別し、該判別結果を演算部60に対して送信する。そして、演算部60は、前記判別結果に基づき、医療システム用制御装置25aを、マスター状態またはスレーブ状態のどちらかに設定する。
本実施形態における医療システム用制御装置25aおよび医療システム用制御装置26aは、第1の実施形態における医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態における医療システム用制御装置25aおよび医療システム用制御装置26aは、コントローラ間ケーブル31bに制御線51bが設けられているため、マスター状態とスレーブ状態とを変更するための専用のスイッチ手段等が設けられていない。そのため、本実施形態における医療システム用制御装置25aおよび医療システム用制御装置26aは、第1の実施形態における医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26に比べ、製造コストを低減することができる。
さらに、本実施形態の変形例のようなIDタグ51cおよびコントローラ間ケーブル31cを有する医療システム用制御装置25aおよび医療システム用制御装置26aは、前述した効果に加え、マスター状態とスレーブ状態との変更を、無線により非接触状態において行う。そのため、医療システム用制御装置25aおよび医療システム用制御装置26aは、例えば、コントローラ間ケーブルが有するプラグの接触不良等により、マスター状態に変更したい装置をスレーブ状態に変更してしまうといったような誤検知等を防止することができ、かつ、マスター状態とスレーブ状態との変更を確実に行うことができる。
(第3の実施形態)
図11から図13は、本発明の第3の実施形態に係るものである。なお、第1の実施形態および第2の実施形態と同様の構成を持つ部分については、詳細説明は省略する。また、第1の実施形態および第2の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を用いて説明は省略する。
図11は、第3の実施形態に係る医療システム用制御装置の内部構成を示すブロック図である。図12は、第3の実施形態に係る医療システム用制御装置が有するコントローラ間ケーブルおよび医療システム用制御装置の背面部を示す図である。図13は、第3の実施形態に係る医療システム用制御装置が有するコントローラ間ケーブルの変形例を示す図である。
本実施形態に係る第1の制御装置である医療システム用制御装置25bは、図11に示すように、マスター状態とスレーブ状態とを検出するための主従検出回路を有しない。また、医療システム用制御装置25bは、医療システム用制御装置25bと同様の構成を有する、第2の制御装置である医療システム用制御装置26bと、コントローラ間ケーブル31dにより接続される。また、医療システム用制御装置25bおよび医療システム用制御装置26bの背面部には、図12に示すように、雌ネジ等により構成される、複数の固定手段85が設けられている。
接続手段であるコントローラ間ケーブル31dは、一端に通信用プラグ83を有し、他端に通信用プラグ83aと、第1の状態変更手段である板84とを有する。
通信用プラグ83と、通信用プラグ83aとは同一の構成であって、雄ネジ等により構成される複数の固定手段86を有する。また、通信用プラグ83はコントローラ間ケーブル用コネクタ52と、通信用プラグ83aはコントローラ間ケーブル用コネクタ52Aと、それぞれ着脱自在に構成されている。第1の状態変更手段である板84は、通信用プラグ83aの周辺部に設けられ、複数の固定手段86を有し、コントローラ間ケーブル31dが医療システム用制御装置25bに接続された際に、通信用コネクタ41およびインレット50以外のコネクタを覆い隠すような形状として構成されている。また、板84は、前記構成に加え、コントローラ間ケーブル31dが医療システム用制御装置26bに接続された際に、通信用コネクタ41Aおよびインレット50A以外のコネクタを覆い隠すような形状としても構成されている。固定手段86は、コントローラ間ケーブル31dが医療システム用制御装置25bに接続された際に、固定手段85と係合し、コントローラ間ケーブル31dを接続状態のまま固定する。
通信用プラグ83が医療システム用制御装置25bに接続され、かつ、通信用プラグ83aが医療システム用制御装置26bに接続された場合、図12に示すように、板84がリーダー32等の制御用の入出力機器に対しての接続を阻止することにより、医療システム用制御装置26bはスレーブ状態となり、また、リーダー32等の制御用の入出力機器に対しての接続が阻止されない医療システム用制御装置25bはマスター状態となる。
また、本実施形態の変形例として、図13に示すように、接続手段であるコントローラ間ケーブル31eは、一端に通信用プラグ83を有し、他端に通信用プラグ83aと、第1の状態変更手段であるプラグ群87を有する。また、プラグ群87は、音声用プラグ88と、ハンドスイッチ用プラグ89と、フットスイッチ用プラグ90と、画像用プラグ91と、画像用プラグ92と、リーダー用プラグ93と、クレードル用プラグ94と、端末装置用プラグ95とを有する。
音声用プラグ88は、音声用コネクタ42および音声用コネクタ42Aに対して着脱自在に構成されており、また、電気的にはどの部分にも接続されていない。ハンドスイッチ用プラグ89は、ハンドスイッチ用コネクタ43およびハンドスイッチ用コネクタ43Aに対して着脱自在に構成されており、また、電気的にはどの部分にも接続されていない。フットスイッチ用プラグ90は、フットスイッチ用コネクタ44およびフットスイッチ用コネクタ44Aに対して着脱自在に構成されており、また、電気的にはどの部分にも接続されていない。画像用プラグ91および画像用プラグ92は、画像用コネクタ45と画像用コネクタ46および画像用コネクタ45Aと画像用コネクタ46Aに対して着脱自在に構成されており、また、電気的にはどの部分にも接続されていない。リーダー用プラグ93は、リーダー用コネクタ47およびリーダー用コネクタ47Aに対して着脱自在に構成されており、また、電気的にはどの部分にも接続されていない。クレードル用プラグ94は、クレードル用コネクタ48およびクレードル用コネクタ48Aに対して着脱自在に構成されており、また、電気的にはどの部分にも接続されていない。端末装置用プラグ95は、端末装置用コネクタ49および端末装置用コネクタ49Aに対して着脱自在に構成されており、また、電気的にはどの部分にも接続されていない。
コントローラ間ケーブル31eが医療システム用制御装置25bまたは医療システム用制御装置26bに接続された場合、プラグ群87が、コネクタ42から49に対して同時に接続されることとなる。そのため、医療システム用制御装置25bおよび医療システム用制御装置26bのいずれかのうち、コントローラ間ケーブル31eの通信用プラグ83が接続された装置は、リーダー32等の制御用の入出力機器に対しての接続が阻止されないため、マスター状態となり、また、コントローラ間ケーブル31eの通信用プラグ83aが接続された装置は、リーダー32等の制御用の入出力機器に対しての接続が阻止されるため、スレーブ状態となる。
本実施形態における医療システム用制御装置25bおよび医療システム用制御装置26bは、第1の実施形態における医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26と同様の効果を得ることができる。さらに、本実施形態における医療システム用制御装置25bおよび医療システム用制御装置26bは、コントローラ間ケーブル31cの接続状態により、マスター状態とスレーブ状態を変更できるため、主従検出回路およびマスター状態とスレーブ状態とを変更するための専用のスイッチ手段等が設けられていない。そのため、本実施形態における医療システム用制御装置25bおよび医療システム用制御装置26bは、第1の実施形態における医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26に比べ、製造コストを低減することができる。
さらに、本実施形態におけるコントローラ間ケーブル31dまたはコントローラ間ケーブル31eを有する医療システム用制御装置25bおよび医療システム用制御装置26bは、各ケーブルを各装置に接続することにより、マスター状態とスレーブ状態とを一義的に決定することができる上、スレーブ状態の機器においては、リーダー32等の制御用の入出力機器の接続が阻止される。そのため、術者は、画像プロセッサ1等の被制御機器およびリーダー32等の制御用の入出力機器を適切な装置の適切な箇所に接続することができ、第1の実施形態における医療システム用制御装置25および医療システム用制御装置26に比べ、さらに手術、検査等をスムーズに進めることができる。
第1の実施形態に係る医療システム用制御装置が用いられる医療システムの全体図。 第1の実施形態に係る医療システム用制御装置を背面から見た際の構成を示す構成図。 第1の実施形態に係る医療システム用制御装置を正面から見た際の構成を示す構成図。 第1の実施形態に係る医療システム用制御装置の内部構成を示すブロック図。 第1の実施形態に係る医療システム用制御装置が有する主従検出回路の内部構成を示す構成図。 第1の実施形態に係る医療システム用制御装置が有するスイッチおよびコントローラ間ケーブルの変形例を示す図。 第1の実施形態に係る医療システム用制御装置の変形例において、コントローラ間ケーブルをコントローラ間ケーブル用コネクタに接続した際の状態を、図6における矢印の方向である左側面から見た場合の図。 第2の実施形態に係る医療システム用制御装置の内部構成を示すブロック図。 第2の実施形態に係る医療システム用制御装置が有するコントローラ間ケーブルおよびコントローラ間ケーブル用コネクタの内部構成を示す図。 第2の実施形態に係る医療システム用制御装置が有するコントローラ間ケーブルおよびコントローラ間ケーブル用コネクタの変形例を示す図。 第3の実施形態に係る医療システム用制御装置の内部構成を示すブロック図。 第3の実施形態に係る医療システム用制御装置が有するコントローラ間ケーブルおよび医療システム用制御装置の背面部を示す図。 第3の実施形態に係る5医療システム用制御装置が有するコントローラ間ケーブルの変形例を示す図。
符号の説明
1,11 画像プロセッサ、2 内視鏡用硬性カメラ、3,13 光源装置、4 気腹装置、5 チューブ、6,18 電気メス装置、7 電気メス装置用ハンドピース、8,20 対極板、9 VTR、10 プリンタ、12 内視鏡用軟性カメラ、14 超音波画像プロセッサ、15 超音波カメラ、16 超音波メス装置、17 超音波メス装置用ハンドピース、19 電気メス装置用スネア、21 レーザーメス装置、22 レーザーメス装置用プローブ、23,24 モニタ、25,25a,25b,26,26a,26b 医療システム用制御装置、27,28,39,100,101,102 ケーブル、29,30 カート、31,31a,31b,31c,31d,31e コントローラ間ケーブル、32 リーダー、33 イヤホン付きマイク、34 ハンドスイッチ、35 フットスイッチ、36 クレードル、37 携帯端末装置、38 端末装置、41 通信用コネクタ、41a,41Aa,41b,41Ab,41c,41Ac,41d,41Ad,41e,41Ae,41f,41Af コネクタ、42,42A 音声用コネクタ、43,43A ハンドスイッチ用コネクタ、44,44A フットスイッチ用コネクタ、45,45A,46,46A 画像用コネクタ、47,47A リーダー用コネクタ、48,48A クレードル用コネクタ、49,49A 端末装置用コネクタ、50,50A インレット、51,51a,51A スイッチ、51b 制御線、51c IDタグ、52,52A,52a コントローラ間ケーブル用コネクタ、53 電源スイッチ、54,55,56 LED、57,103 スロット、58 外部メモリ、58a スマートメディア、58b XDピクチャーカード、58c コンパクトフラッシュ(R)、59 カード式アダプタ、60 演算部、61 ROM、62 RAM、63 通信用インターフェース、63a 通信インターフェース、63b 個体認識用インターフェース、63c 汎用シリアルインターフェース、63d 画像用インターフェース、63e フットスイッチ用インターフェース、63f ハンドスイッチ用インターフェース、63g 音声インターフェース、63h LANインターフェース、64 LEDドライバー、65 音声応答回路、66 スピーカー、67 主従検出回路、68 比較器、68a,68b 入力端子、68c 出力端子、69 電池、70,71 プルアップ抵抗、72 シーソースイッチ、73,74 突起部、75 マスター状態用プラグ、76 スレーブ状態用プラグ、81 無線送受信回路、82 プラグ、83 83a 通信用プラグ、84 板、85,86 固定手段、87 プラグ群、88 音声用プラグ、89 ハンドスイッチ用プラグ、90 フットスイッチ用プラグ、91,92 画像用プラグ、93 リーダー用プラグ、94 クレードル用プラグ、95 端末装置用プラグ、100,101,102 ケーブル、103 スロット、104,104a コントローラ間通信インターフェース、105,106 ケーブルプラグ、201 医療システム
代理人 弁理士 伊 藤 進

Claims (11)

  1. 1または複数の医療用機器に対する入出力を制御するマスター状態と、前記1または複数の機器に対する入出力をマスター状態の制御装置に対して入出力するスレーブ状態との、いずれか一方の状態に変更する第1の状態変更手段を有する第1の制御装置と、
    前記1または複数の機器以外の他の医療用機器に対する入出力を制御するマスター状態である第2の制御装置と、
    を有することを特徴とする医療システム用制御装置。
  2. 前記医療システム用制御装置は、前記第1の制御装置と前記第2の制御装置とを接続するためのケーブルを有することを特徴とする請求項1記載の医療システム用制御装置。
  3. 前記ケーブルは、前記第1の状態変更手段の状態を一義的に決定する状態確定手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の医療システム用制御装置。
  4. 前記第1の状態変更手段は、スイッチ手段であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載の医療システム用制御装置。
  5. 前記第1の状態変更手段は、前記ケーブルに設けられていることを特徴とする請求項2記載の医療システム用制御装置。
  6. 前記第1の状態変更手段は、前記ケーブルが有する2つの端子部の少なくとも一方に設けられており、前記一方の端子部の端子間の接続状態に応じて、前記ケーブルが前記第1の制御装置および前記第2の制御装置に接続された際に、前記第1の制御装置および前記第2の制御装置の一方を前記マスター状態または前記スレーブ状態に設定することを特徴とする請求項5記載の医療システム用制御装置。
  7. 前記第2の制御装置は、前記他の医療用機器に対する入出力を制御するマスター状態と、前記他の医療用機器に対する入出力を前記第1の制御装置に対して入出力するスレーブ状態との、いずれか一方の状態に変更する第2の状態変更手段を有することを特徴とする請求項5記載の医療システム用制御装置。
  8. 前記第2の状態変更手段は、スイッチ手段であることを特徴とする請求項7記載の医療システム用制御装置。
  9. 前記第1の制御装置は、前記第1の状態変更手段の状態を検出する第1の主従検出手段を有し、
    前記第2の制御装置は、前記第2の状態変更手段の状態を検出する第2の主従検出手段を有することを特徴とする請求項7記載の医療システム用制御装置。
  10. 前記第1の状態変更手段は、第1の主従検出手段および第2の主従検出手段に対して所定の情報を送信することによりマスター状態とスレーブ状態とを変更する、タグ手段であることを特徴とする請求項9記載の医療システム用制御装置。
  11. 第1の制御装置と、第2の制御装置と、前記第1の制御装置と前記第2の制御装置とを接続する接続手段とを有し、
    1または複数の機器に対する入出力を制御するマスター状態と、前記1または複数の機器に対する入出力をマスター状態の制御装置に対して入出力するスレーブ状態とを、前記1または複数の機器のうち、一部の機器の接続を阻止することにより変更する状態変更手段を有することを特徴とする医療システム用制御装置。
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