JP2006005519A - 構内交換機 - Google Patents
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Abstract
【課題】端末の登録操作において、マスタ端末から他の端末の情報も同時に交換機側に登録できるようにして操作者の利便性を向上させた構内交換機を提供することを目的とする。
【解決手段】構内交換機1は、「起動通知」メッセージ中の端末毎の情報を取り出し、端末の登録データとして、運用データ105に設定を行う。次に、運用管理部101は、登録が終了した旨を、マスタ端末宛てに送信する。マスタ端末では、運用データから、固有情報を収集した他の端末のIPアドレス情報を取り出し、登録が終了した旨の「登録終了通知」メッセージを送信する。
【選択図】図1
【解決手段】構内交換機1は、「起動通知」メッセージ中の端末毎の情報を取り出し、端末の登録データとして、運用データ105に設定を行う。次に、運用管理部101は、登録が終了した旨を、マスタ端末宛てに送信する。マスタ端末では、運用データから、固有情報を収集した他の端末のIPアドレス情報を取り出し、登録が終了した旨の「登録終了通知」メッセージを送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、IPネットワーク(例えばLAN)に接続する内線端末を収容する構内交換機に関し、特にこの構内交換機に対してIP内線端末を登録するための登録方式、及び登録済みのIP内線端末の設定内容の更新方法に関するものである。
近年、IPネットワーク上のパケットベースのデータ通信プロトコルを利用した音声通信サービスが実用化され、従来の音声通信システムとの統合も進んできている。
このようなIPネットワーク上の音声通信に対応した構内交換機等のシステムにおいては、内線に収容されるIP端末にはIPアドレスが付与され、そのアドレスを宛先としてサーバーとなる構内交換機とIP上のメッセージの送受信を行う。従って、IP端末を内線として収容する構内交換機側では、IP端末との通信を行うために配下のIP端末のIPアドレスその他の情報を取得し、保持する必要があり、そのためのIP端末の登録操作が必要となる。
また、IP端末側では、IP端末自身のIPアドレス、接続する構内交換機のIPアドレス、その他の情報を設定することが必要となる。この場合、収容するIP端末数が増えると、構内交換機側の前述の登録操作及びIP端末毎の設定操作等の作業量が増えて操作者の負担が増えるばかりでなく、IPネットワーク上の、IP端末と構内交換機間の通信量が増えてネットワークのトラフィックにかかる負荷が増大するという悪影響が考えられる。
そのため、従来の構内交換機システムでは、特定のIP端末をマスタ端末として、そのIP端末に対して行った設定の内容の内、各IP端末間で共用可能な情報を他のIP端末に配信することにより、各IP端末毎に設定を行う場合に比べて効率をあげる仕組み(例えば、特許文献1参照)や、端末のIPアドレスの取得に関してはDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)を用いて自動化を行い、さらに、DHCPサーバーがネットワーク上に複数存在した場合に、サーバーとクライアントの端末間の通信によるネットワーク上のトラフィックを削減するための仕組み(例えば特許文献2参照)などが考えられている。また、ネットワーク上のトラフィックを削減することを目的として、ゲートキーパ制御装置を用いて端末装置の管理情報を記憶することも提案された(例えば、特許文献3参照)。
特開2000−23213号公報
特開2000−59387号公報
特開2003−152769号公報
従来のシステムでは、IP端末をサーバー(例えば構内交換機)に登録する場合、操作者はIP端末毎に、サーバーのIPアドレス等の設定を行う必要があり、また交換機側でも、IP端末毎に登録のために操作を行う必要があり、IP端末数が増えると作業量が増えるという難点があった。
また、主にIP端末と構内交換機等のサーバーとの間でやりとりされる情報量を削減する等、ネットワーク上のトラフィックを抑制することに重点がおかれている。従って、操作者がIP端末を構内交換機側に登録するための操作に関する負荷を抑制するという点が
課題として残る。
課題として残る。
さらに、上述のようなシステムにおいて、一旦設定及び登録を行ったIP端末の設定を一部でも変更する場合、構内交換機側で再度登録を行う等の操作が必要になる等、操作者の負荷が増加するという課題がある。
このように、IP接続するIP端末をシステムに登録しようとする際に、IP端末側の設定については、IPアドレスをDHCPにより割り当てる等の自動化が一部可能であるが、構内交換機側へのIP端末登録自体は、IP端末毎に操作を行う必要があり、そのため操作者の作業がIP端末数に比例して増えるという問題がある。さらに、IP端末の設定を一部変更した場合などに、構内交換機側での再登録などの設定変更操作が必要となり、そのたび毎に作業が発生することとなる。
本発明は、IPネットワーク(例えばLAN)を介して内線接続するIP内線端末を使用するための設定操作において、IP内線端末群の中の特定の一台(マスタ端末)の設定を行った後、当該設定済みのIP内線端末から未設定の他のIP内線端末に対して構内交換機のIPアドレス等の設定情報を配信する手段を有し、また配信と同時に、MACアドレス等の各IP内線端末固有の識別情報を収集する手段を備えて、設定終了後のマスタ端末の構内交換機への登録操作において、他のIP内線端末の情報も同時にマスタ端末から登録できるようにすることを主要な特徴とする。
本発明の構内交換機は、IP内線端末毎に登録を行う場合に比べて、作業量を削減できることができる、という利点がある。さらに、IP内線端末を構内交換機に登録する際の操作及び登録済みIP内線端末の設定変更に伴う操作を簡便にし、操作者の負荷を削減することができる、という利点がある。
本発明は、操作者の作業を削減し、利便性の高い構内交換機システムを提供するという目的を、マスタとなるIP内線端末に他のIP内線端末の情報を集めることによって構内交換機側への一括登録を可能とし、また、IP内線端末固有の設定の変更時には構内交換機側の登録データの自動的な更新を行うことにより実現した。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、IPネットワークを介して内線接続する端末を有し、それらの端末を使用可能とするための設定操作において、マスタ端末の設定を行った後、当該設定済みの端末から未設定の他の端末に対して交換機のIPアドレス等の設定情報を配信すると同時に、MACアドレス等の各端末固有の識別情報を収集しておき、設定終了後のマスタ端末の交換機への登録操作において、他の端末の情報も同時にマスタ端末から登録できるようにすることを特徴とする構内交換機であり、端末毎に登録を行う場合に比べて、作業量を削減できることができるという効果を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第2の発明は、第1の発明の構成で、登録済みの端末に、登録時とは異なるIPアドレス等が設定された後、端末がシステムに接続した場合に、交換機側に登録済みのMACアドレス等の端末個体を識別できる情報が一致すれば、登録済み端末の設定内容が更新されたと判断し、自動的に登録済みデータを修正するようにしたものであり、手動での更新操作を必要としないという特徴を有するものである。
追加請求項が認められた時に追加の発明として説明。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、各図に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における構内交換機のブロック図である。図1において、1は構内交換機、2はIP内線端末、3はLANを示す。なお、LAN3は本発明におけるIPネットワークに相当し、IP(Internet Protocol)通信環境を満たすネットワークであるものとする。以下、簡単のためLAN(local Area Network)と略称する。
以下、本発明の実施の形態について、各図に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における構内交換機のブロック図である。図1において、1は構内交換機、2はIP内線端末、3はLANを示す。なお、LAN3は本発明におけるIPネットワークに相当し、IP(Internet Protocol)通信環境を満たすネットワークであるものとする。以下、簡単のためLAN(local Area Network)と略称する。
図1における構内交換機1は、次のように構成される。101は運用管理部であって、システムの起動とその他全般的な運用制御及びIP内線端末の登録処理においてデータ管理部の制御と、IP内線端末宛のメッセージ送信の指示及びIP内線端末からの受信メッセージの処理などを行う。102は呼に関する制御を行う回線制御部である。103はIP通信制御部であって、LAN3を介して音声やデータのIP内線端末との通信を制御する。104はデータ管理部であって、IP内線端末2の登録データ(MACアドレス,IPアドレス他)やその他の運用データをメモリ上に書き込み、または、書き込まれたそれらのデータを読み出す処理を行う。そして105はIP内線端末2の登録データを含む運用データである。
図2は、図1のIP内線端末のブロック図であって、構内交換機1にLAN3を介して接続するIP内線端末2の構成を示す。IP内線端末2の中で、それぞれLCD等の表示手段201、及びキー等の入力手段202である。また、203はユーザーI/F制御部であって、表示手段201への文字列の表示及び入力手段202から入力されたキーデータを内部で取り扱うコードに変換する等の制御を行う。204は運用管理部であって、構内交換機1の運用管理部101と同様に、IP内線端末登録やその他全般的な運用制御を行う。205は呼に関する制御を行う回線制御部、206はIP通信制御部であって、構内交換機1やDHCPサーバーなどのLAN3上の機器との通信の制御を行う。207はデータ管理部であって、IP内線端末2自身のIPアドレスや、接続する構内交換機1のIPアドレス,MACアドレス,IPアドレスの取得方法等のIP内線端末2の運用上必要となるデータを管理する。そして208は運用データ、そのデータ本体である。
図3は、図1のマスタ端末とIP内線端末との間のデータ交換のフローチャートである。また図4は、図1のマスタ端末の登録処理のフローチャートである。以下に、本発明の構内交換機1によって構成される構内交換機システムにおいて、IP内線端末2の登録操作を行う際の具体的な動作について、図3,図4のフローチャートを元に説明する。
まず、マスタ端末と他の端末との間のデータの相互交換について図3のフローチャートを元に説明を行う。なおここでは、マスタ端末を含む複数のIP内線端末2がLAN3上に接続されており、且つ構内交換機1側には未登録の状態であるものとする。
ステップ3−1では、操作者が、まずマスタとするIP内線端末2を選択し、これを構内交換機1に登録するために必要なデータとして、そのIP内線端末2に割り当てるIPアドレスや、構内交換機1側のIPアドレス,デフォルトゲートウェイIPアドレス等のデータをキー入力等の入力手段202により選択したIP内線端末2に設定を行う。IPアドレスは、LAN3上のDHCPサーバーから取得するという設定も可能である。
入力手段202により設定されたデータは表示手段201に文字列として表示され、操作者が目視で確認することができる。入力されたデータは、データ管理部207により、図5のように運用データ208に格納される(ステップ3−2)。図5は、図2の運用データ中の記録フォーマットの例を示す図である。これらの設定されたデータは、図5の網掛け部分で示す、サーバーIPアドレス等のIP内線端末2間で同じ値を保持する共通情
報と、IP内線端末2毎に値が異なる個別情報とに分類される。
報と、IP内線端末2毎に値が異なる個別情報とに分類される。
次に、運用管理部204は、ステップ3−1で入力されたデータの内、自分自身のIPアドレス等、IP内線端末2毎に固有のデータを除く、IP内線端末2間で共用できる上述の共通情報(構内交換機1のIPアドレス等)を選択する(ステップ3−3)。LAN3上にある他のIP内線端末2に共通情報を配信する。図6は、共通データ配信メッセージのフォーマットの例を示す図である。配信のため、図6に示すような共通情報を設定した特定のフォーマットの「共通データ配信」メッセージを作成し、LAN3上の他のIP内線端末2に送信する。しかしその際、この時点では他のIP内線端末2のIPアドレスが不明であるため、IPパケットの宛先アドレスにブロードキャスト用のアドレスを設定し、IP通信制御部206を通じて、ネットワーク上にブロードキャスト送信を行う(ステップ3−4)。配信するデータには、他のIP内線端末2から返信を行う場合のために、マスタ端末のIPアドレスも設定しておく。
マスタ端末以外のIP内線端末2では、IP通信制御部206がLAN3上を流れるデータパケットを監視している。監視する内容は、ブロードキャストされたパケットを受信して、データの内容を解析する。解析したメッセージの種別を示すヘッダ情報から、マスタ端末が送信した「共通データ配信」メッセージと判定されたら(ステップ3−5)、運用管理部204にメッセージ受信を通知する。
さらに、運用管理部204はデータ管理部207を介して、現在の設定状況を判断する(ステップ3−6)。図7は、図2の運用データにおける共通情報の初期状態の例を示す図である。ホストとなる構内交換機1に関する情報は図7のように初期値が設定されている。未設定と判断した場合には、受信したメッセージから、必要なデータのコピーを行う(ステップ3−7)。
図8は、図2の運用データにおける共通情報にマスタ端末からの情報設定を示す図である。コピーを行った結果、図8のように、共通情報部分については、マスタ端末と同様の情報を持つこととなる。また、マスタ端末のIPアドレスは以降の動作で必要となるため、運用データ208中に記録しておく。図8のように、共通情報に有意なデータが設定されており、既に設定済みと判断された場合には、受信したメッセージを破棄する(ステップ3−8)。
ステップ3−7でデータを設定した場合は、IP内線端末2毎に保持しているデータの内、MACアドレス及びIPアドレスなどIP内線端末2に固有で、構内交換機1側への登録時に必要となるIP内線端末2に個別の情報を、図9のような特定のフォーマットの「端末情報通知」メッセージに設定する。図9は、端末情報通知メッセージのフォーマットの例を示す図である。「端末情報通知」メッセージは先にマスタ端末から受信して運用データ208中に記録したマスタ端末のIPアドレスを読み出して宛先に設定し、IP通信制御部206を通じてマスタ端末へ宛てて送信する(ステップ3−9)。なお、MACアドレスは、端末固有の情報であり、製造時にIP内線端末2内の不揮発性のメモリ上に記録されている。
図10は、マスタ端末が持つ、IP内線端末毎の個別情報を登録するテーブルのフォーマット例を示す図である。マスタ端末では、図10のようにIP内線端末2毎の個別情報を記録するためのテーブルを運用データ208内に持っており、初期状態では未設定であることが分かるような初期値が設定されている。図10中の網掛け部分が初期状態のイメージである。
マスタ端末においても、IP通信制御部206がLAN3からのデータ受信を待ち受け
ている。そこでマスタ端末が「端末情報通知」メッセージを受信すると(ステップ3−10)、データ管理部207は、受信したデータの中に設定されている、送り元の端末のMACアドレスと、運用データ208中の個別情報を登録するテーブルに記録されている設定済みのIP内線端末2毎データとのMACアドレス部を順次比較して、前述のテーブル中に一致するデータを検索する。一致データがなければ、新規の他のIP内線端末2の固有データとして、IP内線端末2毎に記憶する(ステップ3−11)。MACアドレス部が一致するデータが既に前述のテーブル中に存在する場合には、IP内線端末2毎データの設定が更新されたものと判断して、MACアドレス以外のデータについては、既存のデータの上書きを行う。
ている。そこでマスタ端末が「端末情報通知」メッセージを受信すると(ステップ3−10)、データ管理部207は、受信したデータの中に設定されている、送り元の端末のMACアドレスと、運用データ208中の個別情報を登録するテーブルに記録されている設定済みのIP内線端末2毎データとのMACアドレス部を順次比較して、前述のテーブル中に一致するデータを検索する。一致データがなければ、新規の他のIP内線端末2の固有データとして、IP内線端末2毎に記憶する(ステップ3−11)。MACアドレス部が一致するデータが既に前述のテーブル中に存在する場合には、IP内線端末2毎データの設定が更新されたものと判断して、MACアドレス以外のデータについては、既存のデータの上書きを行う。
次に、上記手順にてデータの配信及び他端末からのデータ収集を行ったマスタ端末を構内交換機側に登録する処理について、図4のフローチャートに基づいて説明する。ステップ4−1では、操作者が、構内交換機1側に接続された保守用端末(例えば保守専用コンピュ−タなどであり、図示を省略)等からの操作を行い、構内交換機1がIP内線端末2を登録可能の動作状態とする。この時点で、構内交換機1側は、IP内線端末2からのメッセージを待つ接続待ちの状態となる。
次に操作者は、マスタ端末にて、入力手段202によるキー入力を行い、設定されている構内交換機1宛てに起動した旨の「起動通知」メッセージを送信する処理を起動する(ステップ4−2)。キー入力を受けると、運用管理部204は、起動通知メッセージの送信処理を行うため、データ管理部207に、メッセージデータ作成の指示を行う(ステップ4−3)。
データ管理部207は、運用管理部204からの指示に従い、図10のようなIP内線端末2毎の個別情報を登録したテーブルから自分自身の固有情報(MACアドレス、IPアドレス等)及び、先に収集した他のIP内線端末2の固有情報を読み出して、図11のような「起動通知」メッセージを作成する(ステップ4−4)。図11は、「起動通知」メッセージのフォーマット例を示す図である。
メッセージデータ作成が終わると、データ管理部207は、「起動通知」メッセージを構内交換機1宛てに送信すべく、IP通信制御部206に指示を行う。IP通信制御部は、「起動通知」メッセージを構内交換機1のIPアドレスに宛ててユニキャスト送信する(ステップ4−5)。
構内交換機1側では、IP内線端末2の登録データを、マスタ端末が保持しているのと同様に図10のような形で(テーブルのフォーマットで)保持している。IP通信制御部103は、IP内線端末2の場合と同様にIPネットワークからのパケット受信を待ち受けており、「起動通知」メッセージを受信すると(ステップ4−6)、運用管理部101はそのメッセージから各IP内線端末2毎の個別情報を取り出し、データ管理部104を通じて、IP内線端末2の登録データとして、運用データ105中のテーブルにIP内線端末2毎の個別情報としてコピーする(ステップ4−7)。これにより、構内交換機1にネットワーク上に各IP内線端末2の個別情報が記録されたこととなり、IP内線端末2の登録が完了したと見なされる。
次に、運用管理部101は、登録が終了した旨を、「起動通知」メッセージへの応答という形で、IP通信制御部103を通じて、「起動通知」メッセージの送り元であるマスタ端末のIPアドレス宛てにユニキャスト送信する(ステップ4−8)。
マスタ端末では、IP通信制御部206で「起動通知」応答メッセージを受信すると、運用管理部204にその旨を通知する(ステップ4−9)。運用管理部204は、データ
管理部207に指示を行い、運用データ208から、先に個別情報を収集した他のIP内線端末2のIPアドレス情報を読み出し、登録が終了した旨の「登録終了通知」メッセージを、各IP内線端末2に向けてそれぞれユニキャスト送信する(ステップ4−10)。
管理部207に指示を行い、運用データ208から、先に個別情報を収集した他のIP内線端末2のIPアドレス情報を読み出し、登録が終了した旨の「登録終了通知」メッセージを、各IP内線端末2に向けてそれぞれユニキャスト送信する(ステップ4−10)。
マスタ端末ではその後、マスタ端末以外のIP内線端末2ではマスタ端末からの「登録終了通知」メッセージ受信後、構内交換機1のIPアドレスに対して、IP内線端末2が正常に動作していることを示すための「運用開始通知」メッセージをユニキャスト送信する(ステップ4−11)。
「運用開始通知」メッセージには、IP内線端末2を特定するための情報として、IP内線端末2のMACアドレスを設定しておく。構内交換機1側では、登録済みのIP内線端末2からの「運用開始通知」メッセージを受信する(ステップ4−12)と、運用データ105中に記録されているIP内線端末2毎の個別情報テーブルを検索し、「運用開始通知」メッセージにて通知されたIP内線端末2のMACアドレスと一致するものがあれば、当該IP内線端末2を動作可能と判断し、IP内線端末2を「運用中」とみなし(ステップ4−13)、以降は構内交換機1のIP内線端末2としての運用が可能となる。以上で、登録の処理が終了する。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。なお、システムの構成等は実施の形態1の場合と同様である。図12は、本発明の第2の実施の形態における、IPアドレスの自動更新のフローチャートである。以下に、実施の形態2の構内交換機システムにおいて、登録済みのIP内線端末2の設定を変更する操作の際の具体的な動作について、図12のフローチャートを元に説明する。尚、説明に際しては、IP内線端末2のIPアドレスを変更する場合を例にとるものとする。
次に、本発明の実施の形態2について説明する。なお、システムの構成等は実施の形態1の場合と同様である。図12は、本発明の第2の実施の形態における、IPアドレスの自動更新のフローチャートである。以下に、実施の形態2の構内交換機システムにおいて、登録済みのIP内線端末2の設定を変更する操作の際の具体的な動作について、図12のフローチャートを元に説明する。尚、説明に際しては、IP内線端末2のIPアドレスを変更する場合を例にとるものとする。
ステップ12−1では、操作者が、まずIP内線端末2の入力手段202を使用し、運用管理部204からの指示に基づき、ユーザーI/F制御部203によって表示手段201に表示されるガイダンスに従って、IP内線端末2自身の新たなIPアドレスを入力する。入力手段202によって入力された新規IPアドレスは、ユーザーI/F制御部203を介して、データ管理部207により、運用データ208中の図5で示すようなIP内線端末2の個別情報中のIPアドレスデータに上書きされる(ステップ12−2)。
さらに、運用管理部204は、データ管理部207により、IPアドレスが変更されたことを通知され、設定変更を反映させるためにIP内線端末2の再起動処理を行う(ステップ12−3)。
再起動処理では、IP内線端末2の動作を司るプログラムが先頭から実行され、運用管理部204は、運用データ208から必要なデータをデータ管理部207を介して読み出し、参照しながらIP内線端末2の動作のために必要な内部の設定やデバイスの起動などを行う。
再起動後、新しいIPアドレスが設定された状態のIP内線端末2が起動する(ステップ12−4)と、運用管理部204は、IP通信制御部206を介して図12のような「起動通知」メッセージを、登録されている構内交換機1のIPアドレスに宛ててユニキャスト送信する(ステップ12−5)。
構内交換機1では、IP通信制御部103が端末からのメッセージを受信し、運用管理部101に通知する。運用管理部101で、メッセージの内容を解析して、「起動通知」メッセージと判断すると、運用管理部101が送り元の端末のMACアドレス及びIPア
ドレスを同メッセージ中から読み出す(ステップ12−6)。
ドレスを同メッセージ中から読み出す(ステップ12−6)。
さらに、取得したMACアドレスをキーとして、データ管理部104を介して、運用データ105の中に格納されているIP内線端末2の個別情報の登録データ中に記録されているMACアドレスとの一致検索を行う(ステップ12−7)。
検索の結果、登録されているMACアドレスの中に一致するものがなければ、未登録のIP内線端末2からの不正なメッセージと判断して、メッセージを破棄し処理を終了する(ステップ12−8)。
登録されているMACアドレスに該当するものがあった場合には、該当する端末のデータのIPアドレスの情報と、「起動通知」メッセージ中のIPアドレスの情報とを比較する(ステップ12−9)。
両者のIPアドレスの値が一致すれば、登録済みIP内線端末2が通常の起動を行ったものとして、そのまま「起動通知」に対する応答を返し(ステップ12−10)、そのIP内線端末2は通常の動作状態となる。
IPアドレスが、現在登録されているものと異なっていた場合は、運用管理部101は、登録済みIP内線端末2のIPアドレスが変更されたものと判断し、データ管理部104を介して、運用データ105中の当該IP内線端末2のIPアドレス情報を、「起動通知」メッセージから取得したIPアドレスに変更して書き込みを行い(ステップ12−11)、IP内線端末2側に「起動通知」メッセージの応答を返す。これにより、当該IP内線端末2は新たなIPアドレスで構内交換機1に認識されて、通常の動作状態となる。
本発明は、IPネットワークに接続する内線端末を収容する構内交換機に関し、特にこの構内交換機に対してIP内線端末を登録するための登録方式、及び登録済みの端末の設定内容の更新方法に関するものである。本発明によれば、IP内線端末毎に登録を行う場合に比べて、作業量を削減できることができる、という利点がある。さらに、IP内線端末を構内交換機に登録する際の操作及び登録済みIP内線端末の設定変更に伴う操作を簡便にし、操作者の負荷を削減することができる、という利点がある。
1 構内交換機
2 IP内線端末
3 LAN
101 運用管理部
102 回線制御部
103 IP通信制御部
104 データ管理部
105 運用データ
201 表示手段
202 入力手段
203 ユーザーI/F制御部
204 運用管理部
205 回線制御部
206 IP通信制御部
207 データ管理部
208 運用データ
2 IP内線端末
3 LAN
101 運用管理部
102 回線制御部
103 IP通信制御部
104 データ管理部
105 運用データ
201 表示手段
202 入力手段
203 ユーザーI/F制御部
204 運用管理部
205 回線制御部
206 IP通信制御部
207 データ管理部
208 運用データ
Claims (3)
- IPネットワークを介して内線接続する端末を有し、それらの端末を使用可能とするための設定操作において、マスタ端末の設定を行った後、当該設定済みの端末から未設定の他の端末に対して交換機のIPアドレス等の設定情報を配信すると同時に、MACアドレス等の各端末固有の識別情報を収集しておき、設定終了後のマスタ端末の交換機への登録操作において、他の端末の情報も同時にマスタ端末から登録できるようにすることで、端末毎に登録を行う場合に比べて、作業量を削減できることができるということを特徴とする構内交換機。
- 請求項1の構成で、登録済みの端末に、登録時とは異なるIPアドレス等が設定された後、端末がシステムに接続した場合に、交換機側に登録済みのMACアドレス等の端末個体を識別できる情報が一致すれば、登録済み端末の設定内容が更新されたと判断し、自動的に登録済みデータを修正し、手動での更新操作を必要としないということを特徴とする請求項1記載の構内交換機。
- IPネットワークを介してIP内線端末を収容する構内交換機であって、
前記構内交換機は、前記IP内線端末の有するデータをメモリに書き込みまたは書き込まれたそれらのデータを読み出すデータ管理部と、運用制御と前記データ管理部の制御と前記IP内線端末との間のメッセージ送受信処理を行う運用管理部と、呼に関する制御を行う回線制御部と、前記IP内線端末との間で音声やデータの通信を制御するIP通信制御部と、前記IP内線端末の登録データを含む運用データとを有し、
前記IP内線端末は、前記構内交換機への登録を行う運用管理部と、IPネットワーク上の機器との通信の制御を行うIP通信制御部と、前記IP内線端末自身の運用上必要なデータを管理するデータ管理部とを有し、
前記IP内線端末の前記運用管理部は、前記IP内線端末自身に固有のデータである固有情報と他のIP内線端末に共用可能な共通情報とに分類して格納し、
予め構内交換機に登録するために必要なデータを設定して個別情報として登録した特定のIP内線端末をマスタIP内線端末として定め、
前記マスタIP内線端末の前記運用管理部は前記共通情報を前記マスタIP内線端末のIPアドレスとともにブロードキャスト送信する共通データ配信を行い、
他のIP内線端末は前記共通データ配信を受信して前記共通情報から必要な情報を記憶し、前記構内交換機に登録するために必要な前記他のIP内線端末の前記固有情報を前記マスタIP内線端末に宛てて送信する端末情報通知を行い、
前記マスタIP内線端末は前記端末情報通知を受信すると受信情報の中の前記固有情報と前記マスタIP内線端末に設定された前記個別情報とを比較し、一致するデータがなければ新規のIP内線端末の固有情報として登録し、一致するデータがあれば更新し、
前記構内交換機を前記IP内線端末の登録可能の状態とした後、前記マスタIP内線端末から前記個別情報を含む前記固有情報を前記構内交換機へユニキャストで起動を送信する起動通知を行い、前記起動通知を受けた前記構内交換機は前記起動通知中の前記個別情報を前記構内交換機の前記運用データに更新し、
前記構内交換機の前記運用管理部は前記マスタIP内線端末に宛てて起動通知応答を送信し、
前記マスタIP内線端末は前記起動通知応答を受けて先に前記個別情報を収集した他のIP内線端末へ宛てて登録終了を送信する登録終了通知を行い、併せて前記構内交換機へIP内線端末が正常動作していることを送信する運用開始通知を行うことを特徴とする構内交換機。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004177867A JP2006005519A (ja) | 2004-06-16 | 2004-06-16 | 構内交換機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004177867A JP2006005519A (ja) | 2004-06-16 | 2004-06-16 | 構内交換機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006005519A true JP2006005519A (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=35773552
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004177867A Pending JP2006005519A (ja) | 2004-06-16 | 2004-06-16 | 構内交換機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006005519A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009297002A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Lotte Co Ltd | キャンディ及びその製造方法 |
JP2012033994A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Nec Infrontia Corp | Ip電話システム及び電話機の設定方法 |
-
2004
- 2004-06-16 JP JP2004177867A patent/JP2006005519A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009297002A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Lotte Co Ltd | キャンディ及びその製造方法 |
JP2012033994A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | Nec Infrontia Corp | Ip電話システム及び電話機の設定方法 |
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