JP2006002842A - 直動案内軸受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンドキャップ内に形成される方向転換路に接続部が生じることを防止し、転動体の円滑な作動性を確保することにより、作動性の向上が可能な直動案内軸受装置を提供する。
【解決手段】 直動案内軸受装置1を、案内レール2と、案内レール2に相対移動可能に跨架されるスライダ4とから構成し、スライダ4を、スライダ本体8と、スライダ本体8の軸方向両端面にそれぞれ接合されるエンドキャップ10とから構成し、エンドキャップ10を、内側方向転換路50の中間案内面54及び外周案内面56並びに外側方向転換路60の内周案内面62及び中間案内面64が形成されたエンドキャップ本体44と、内側方向転換路50の内周案内面52が形成されたリターンガイド46と、外側方向転換路60の外周案内面66が形成された蓋部材48とから構成する。
【選択図】 図12

Description

本発明は、直線運動する物体を案内する機械要素部品として、工作機械や半導体製造装置等で用いられる直動案内軸受装置に関する。
一般的に使用される直動案内軸受装置としては、例えば特許文献1に記載されているようなものがある。図14に示すように、この直動案内軸受装置1は、案内レール2と、この案内レール2上に相対移動可能に跨架されたスライダ4とを備えている。
案内レール2の両側面には、それぞれ軸方向に延びる2列の転動体転動溝6が形成されている。
スライダ4は、スライダ本体8と、スライダ本体8の軸方向両端面にそれぞれ接合されているエンドキャップ10とからなる。図15に示すように、スライダ本体8は、両袖部の内側面に、それぞれ案内レール2の転動体転動溝6に対向する転動体転動溝16が形成されており、両転動体転動溝6,16間から負荷転動路14が構成されている。また、両袖部の肉厚部分には、それぞれ2列の転動体戻し路24が形成されている。
負荷転動路14には、転動体として複数の円筒ころ18が転動自在に装填されており、これらの円筒ころ18の転動を介して、スライダ4が案内レール2上を軸方向に沿って相対移動可能になっている。
スライダ4が移動すると、負荷転動路14に装填されている複数の円筒ころ18は、転動しつつスライダ4の軸方向の端部に移動する。したがって、スライダ4を軸方向に継続して移動させるためには、複数の円筒ころ18を無限に循環させる必要がある。
このため、エンドキャップ10に、負荷転動路14と転動体戻し路24との間を連通する方向転換路を形成することにより、複数の円筒ころ18が無限に循環する転動体転動路を形成している。
図16に示すように、エンドキャップ10は、エンドキャップ本体44と、嵌挿部材90とから構成されている。そして、エンドキャップ本体44のスライダ本体8との接合面70に開口部を設け、この開口部に嵌挿部材90を嵌め込むことにより、内側方向転換路50と外側方向転換路60とが形成されている。
図17に示すように、内側方向転換路50は、円筒ころ18の転動面と対向する内周案内面52及び外周案内面56と、円筒ころ18の端面と対向する中間案内面54とから構成されている。外側方向転換路60も同様に、円筒ころ18の転動面と対向する内周案内面62及び外周案内面66と、円筒ころ18の端面と対向する中間案内面64とから構成されている。内側方向転換路50と外側方向転換路60とは互いに襷掛け上に交差しており、それぞれ異なる負荷転動路14と転動体戻し路24との間を連通している。
特開平4−366016号公報
しかしながら、上記の構成を有する直動案内軸受装置1では、内側方向転換路50の中間案内面54及び外周案内面56に、エンドキャップ本体44と嵌挿部材90との接続部92が形成される。そして、接続部92に、エンドキャップ本体44及び嵌挿部材90の成形誤差等によって段差が生じると、円筒ころ18の円滑な循環が阻害されるため、直動案内軸受装置1の作動性が低下してしまう。特に、内側方向転換路50の中間案内面54に形成された接続部92に段差が生じると、この段差に円筒ころ18の端面が引っかかる等の問題が生じるため、直動案内軸受装置1の作動性がさらに低下してしまう。
このような問題は、エンドキャップ本体44及び嵌挿部材90を高い精度で成形することや、エンドキャップ本体44への嵌挿部材90の取り付け精度を向上させることによって防止される。しかし、エンドキャップ本体44及び嵌挿部材90は射出成形によって作製されるため、成形時のひけ等によって変形が生じてしまうことが多く、高い精度で成形することが困難である。また、エンドキャップ本体44への嵌挿部材90の取り付け精度を向上させるにも限界があり、接続部92に段差が生じることを確実に防止することは困難である。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたもので、エンドキャップを構成する部材の構造を、エンドキャップを構成する部材同士の接続部が、内側方向転換路及び外側方向転換路の中間案内面に形成されることのない構造とすることにより、転動体を円滑に循環させることが可能な直動案内軸受装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明のうち、請求項1に記載した発明は、軸方向に延びる複数列の転動体転動溝を両側面に有する案内レールと、その案内レールの転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有して相対移動可能に当該案内レールに跨架し且つ複数列の転動体戻り路を有するスライダ本体と、そのスライダ本体の軸方向両端面にそれぞれ接合し且つ前記両転動体転動溝間からなる負荷転動路と前記転動体戻り路との間を連通させる複数列の方向転換路が形成されたエンドキャップと、前記負荷転動路、前記転動体戻り路及び前記方向転換路から形成される転動体転動路内に転動自在に装填される複数のころからなる転動体と、を備え、
前記複数列の方向転換路は、それぞれ前記ころの転動面と対向する内周案内面及び外周案内面並びに前記ころの端面と対向する中間案内面から構成され、前記複数列の方向転換路のうち二列一組の方向転換路は、互いに襷掛け状に交差する内側方向転換路と外側方向転換路とであり、各方向転換路は、それぞれ異なる負荷転動路と転動体戻り路との間を連通する直動案内軸受装置において、
前記エンドキャップを、前記内側方向転換路の中間案内面及び外周案内面並びに前記外側方向転換路の内周案内面及び中間案内面が形成されたエンドキャップ本体と、前記内側方向転換路の内周案内面が形成されたリターンガイドと、前記外側方向転換路の外周案内面が形成された蓋部材と、から構成したことを特徴とするものである。
本発明によると、内側方向転換路の中間案内面にエンドキャップ本体とリターンガイドとの接続部が形成されることがなく、また、外側方向転換路の中間案内面にエンドキャップ本体と蓋部材との接続部が形成されることがないため、内側方向転換路及び外側方向転換路の中間案内面に段差が生じることが防止される。
本発明によれば、エンドキャップを構成する部材同士の接続部が、内側方向転換路及び外側方向転換路の中間案内面に形成されることがないため、転動体の円滑な循環を可能として、直動案内軸受装置の作動性を向上させることが可能となる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、従来のものと同様の構成については同一符号を付して説明する。また、本実施形態では転動体として円筒ころを用い、転動体転動路が左右2列ずつ形成されている直動案内軸受装置を例にして説明するが、これに限定されるものではない。
まず、図1ないし図12を参照して本発明の実施の形態の構成を説明する。なお、図4以降の各図においては、説明のために円筒ころを省略している。
図1に示すように、本発明の直動案内軸受装置1は、案内レール2と、この案内レール2上に相対移動可能に跨架されるスライダ4とから構成されている。案内レール2の両側面には、それぞれ軸方向に沿って延びる2列の転動体転動溝6が形成されている。
スライダ4は、スライダ本体8と、スライダ本体8の軸方向両端面にそれぞれ接合するエンドキャップ10とから構成されている。
図2に示すように、スライダ本体8は、両袖部の内側面に、それぞれ案内レール2の転動体転動溝6と対向する転動体転動溝16が形成されており、両転動体転動溝6,16間から負荷転動路14が形成されている。負荷転動路14には、転動体として複数の円筒ころ18が転動自在に装填されており、これらの円筒ころ18の転動を介して、スライダ4が案内レール2上を軸方向に沿って相対移動可能となっている。また、上側の転動体転動溝16の上方及び下側の転動体転動溝16の下方には、エンドキャップ10の位置決め基準面12が形成されている。
両袖部の肉厚部分には、それぞれ上下二箇所に、負荷転動路14と平行な孔20が穿設されており、これらの孔20内には樹脂等で形成したチューブ22が挿入されている。チューブ22内には円筒ころ18が通過可能な方形断面の孔が形成されており、この方形断面の孔によって、転動体戻り路24が形成されている。また、チューブ22内には凹部32が形成されており、凹部32内は、後述する保持ピース26の腕部28が移動可能となっている。なお、図中では説明のために、右側の負荷転動路14及び転動体戻り路24に円筒ころ18を装填していないが、実際の使用時には、全ての負荷転動路14及び転動体戻り路24に円筒ころ18を装填する。
案内レール2とスライダ本体8の間には、保持器30が配置されており、スライダ本体8と保持器30との間には、凹部36が形成されている。保持器30は、図3及び図4に示すように、断面が略L字状をなす板状部材であり、略直角をなすそれぞれの面には、保持器30の長手方向に沿って窓部34が形成されている。窓部34の保持器30の長手方向と直交する幅W1は、円筒ころ18の実長さよりも大きく形成されている。保持器30の長手方向両端部には、凸部38と、すくい上げ部40とが設けられている。また、凹部36内は、後述する保持ピース26の腕部28が移動可能となっている。
複数の円筒ころ18間には、保持ピース26が介装されている。保持ピース26は、図5及び図6に示すように、隣り合う円筒ころ18の転動面と摺接するスペーサー部42と、スペーサー部42の上下にそれぞれ設けられ、隣り合う円筒ころ18の端面を上下から保持する腕部28とからなる。保持ピース26の上下方向の高さT1は、窓部34の幅W1よりも大きく形成されている。
エンドキャップ10には、内側方向転換路と外側方向転換路とが形成されており、内側方向転換路と外側方向転換路とは、それぞれ異なる負荷転動路14と転動体戻り路24との間を連通する。
内側方向転換路及び外側方向転換路はともに、円筒ころ18の転動面と対向する内周案内面及び外周案内面と、円筒ころ18の端面と対向する中間案内面とから構成される。
そして、内側方向転換路及び外側方向転換路と、上述した負荷転動路14及び転動体戻り路24とによって転動体転動路が形成され、スライダ4の相対移動に伴って、円筒ころ18が転動体転動路内を転動しながら無限循環する。
図7ないし図12に示すように、エンドキャップ10は、エンドキャップ本体44と、エンドキャップ本体44に取り付けられるリターンガイド46及び蓋部材48から構成される。
図7に示すように、エンドキャップ本体44のスライダ本体8との接合面70側には、内側方向転換路の中間案内面54及び外周案内面56と、外側方向転換路の端部68と、位置決め突起72と、凹部74とが設けられている。なお、図中では、説明のために、エンドキャップ本体44の左側にのみリターンガイド46及び保持器30を取り付けているが、実際の使用時には、エンドキャップ本体44の左右両方にリターンガイド46及び保持器30を取り付ける。内側方向転換路の外周案内面56には、両側面にそれぞれ位置決め用凹部58が設けられており、この位置決め用凹部58は、内側方向転換路の中間案内面54と連続している。外側方向転換路の端部68の内部には、外側方向転換路の内側案内面62及び中間案内面64が形成されている。凹部74は、保持器30の凸部38と嵌合する形状となっている。
図8に示すように、位置決め突起72は、エンドキャップ本体44の接合面70から突出しており、スライダ本体8の位置決め基準面12に嵌合する形状となっている。また、内側方向転換路の外周案内面56とエンドキャップ本体44の外側面80との間には、係止用凹部76及び位置決め用凹部78が設けられている。
図9に示すように、リターンガイド46には、内側方向転換路の内周案内面52が形成されている。リターンガイド46の両側面には、それぞれ位置決め用凸部82が設けられており、この位置決め用凸部82は、エンドキャップ本体44の位置決め用凹部58に嵌合する形状となっている。
図10に示すように、エンドキャップ本体44の外側面80側には、外側方向転換路の内周案内面62及び中間案内面64が形成されている。なお、図中では、説明のために、エンドキャップ本体44の左側にのみ蓋部材48及び保持器30を取り付けているが、実際の使用時には、エンドキャップ本体44の左右両方に蓋部材48及び保持器30を取り付ける。外側方向転換路の内周案内面62及び中間案内面64は、スライダ本体8との接合面70へ連続している。
図11に示すように、蓋部材48には、外側方向転換路の外周案内面66が形成されている。蓋部材48の両側面には、それぞれ係止用凸部84及び位置決め用凸部86が設けられている。係止用凸部84は、エンドキャップ本体44の係止用凹部76に嵌合する形状となっており、位置決め用凸部86は、エンドキャップ本体44の位置決め用凹部78に嵌合する形状となっている。
以下に、エンドキャップ10の組み立てについて説明する。
エンドキャップ10は、リターンガイド46及び蓋部材48をエンドキャップ本体44に取り付けて組み立てる。リターンガイド46をエンドキャップ本体44に取り付ける際は、リターンガイド46の位置決め用凸部82を、エンドキャップ本体44の位置決め用凹部58に嵌合させる。蓋部材48をエンドキャップ本体44に取り付ける際は、まず、蓋部材48の係止用凸部84を、エンドキャップ本体44の係止用凹部76に嵌合させる。そして、蓋部材48の位置決め用凸部86を、エンドキャップ本体44の位置決め用凹部78に嵌合させる。このようにして、リターンガイド46及び蓋部材48をエンドキャップ本体44に取り付けることにより、リターンガイド46及び蓋部材48は、エンドキャップ本体44へ適切な状態で取り付けられる。
リターンガイド46及び蓋部材48がエンドキャップ本体44に取り付けられると、図12に示すように、エンドキャップ10に、内側方向転換路50及び外側方向転換路60が形成される。内側方向転換路50と外側方向転換路60とは、互いに襷掛け状に交差する。
次に、上記の構成を備えた直動案内軸受装置1の作用・効果等を説明する。
スライダ4を、案内レール2に沿って相対移動させると、負荷転動路14を転動する円筒ころ18は、エンドキャップ10に形成された内側方向転換路50及び外側方向転換路60へ移動する。
内側方向転換路50へ移動した円筒ころ18は、内側方向転換路50を通過して転動体戻り路24へ移動する。円筒ころ18が内側方向転換路50を通過する際、円筒ころ18の端面は、内側方向転換路50の中間案内面54によって案内される。また、外側方向転換路60へ移動した円筒ころ18は、外側方向転換路60を通過して転動体戻り路24へ移動する。円筒ころ18が外側方向転換路60を通過する際、円筒ころ18の端面は、外側方向転換路60の中間案内面64によって案内される。
このとき、内側方向転換路50の中間案内面54は、エンドキャップ本体44のみによって形成されており、中間案内面54には、エンドキャップ本体44とリターンガイド46との接続部が形成されることはない。また、外側方向転換路60の中間案内面64も同様に、エンドキャップ本体44のみによって形成されており、中間案内面64には、エンドキャップ本体44と蓋部材48との接続部が形成されることはない。したがって、中間案内面54及び中間案内面64に段差が生じることはなく、内側方向転換路50及び外側方向転換路60において円筒ころ18は円滑に循環するため、直動案内軸受装置1の作動性が向上する。
なお、本実施の形態では、保持器30及び保持ピース26を用いた構成の直動案内軸受装置1について説明したが、これらのうち少なくとも一方が用いられていない構成の直動案内軸受装置1に適用することも可能である。
また、図13に示すように、蓋部材48に形成される中間案内面64a同士の間隔R1が、エンドキャップ本体44に形成される中間案内面64b同士の間隔R2よりも広くなるように、蓋部材48を形成してもよい。このとき、中間案内面64b同士の間隔R2は、円筒ころ18の実長さ以上とする。蓋部材48をこのように形成すると、中間案内面64aが円筒ころ18の端面の案内面として寄与せず、中間案内面64bのみが円筒ころ18の端面の案内面として寄与することとなる。このため、外側方向転換路60を移動する円筒ころ18の端面は、エンドキャップ本体44と蓋部材48との接続部に引っかかることはなく、蓋部材48と保持器30との接続部に引っかかることもないため、円筒ころ18が円滑に循環して直動案内軸受装置1の作動性が向上する。なお、本図中では、説明のために円筒ころ18を省略している。
本発明に基づく実施形態に係る直動案内軸受装置を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 (a)は、保持器を軸方向から見た図である。(b)は、(a)の左側から見た図である。(c)は、(a)のC−C線断面図の一部である。 保持ピースを端面から見た図である。 隣り合う円筒ころ間に保持ピースを介装した状態を表す図である。 エンドキャップのスライダ本体との接合面の正面図である。 図7のD−D線断面図である。 (a)は、リターンガイドの上面図である。(b)は、(a)の右側から見た図である。(c)は、(a)の下側から見た図である。 エンドキャップの外側面の正面図である。 (a)は、蓋部材の側面図である。(b)は、(a)の下側から見た図である。 図7のE−E線断面図である。 図12のF−F線断面図である。 従来の直動案内軸受装置を示す側面図である。 図14の左側から見たエンドキャップを一部破断した図である。 従来のエンドキャップの一部をスライダ本体側から見た図である。 図16のG−G線断面図である。
符号の説明
1 直動案内軸受装置
2 案内レール
4 スライダ
6 転動体転動溝
8 スライダ本体
10 エンドキャップ
12 位置決め基準面
14 負荷転動路
16 転動体転動溝
18 円筒ころ
20 孔
22 チューブ
24 転動体戻り路
26 保持ピース
28 腕部
30 保持器
32,36,74 凹部
34 窓部
38 凸部
40 すくい上げ部
42 スペーサー部
44 エンドキャップ本体
46 リターンガイド
48 蓋部材
50 内側方向転換路
52,62 内周案内面
54,64 中間案内面
56,66 外周案内面
58 位置決め用凹部
60 外側方向転換路
68 (外側方向転換路の)端部
70 接合面
72 位置決め突起
76 係止用凹部
78 位置決め用凹部
80 外側面
82,86 位置決め用凸部
84 係止用凸部
90 嵌挿部材
92 接続部
W1 窓部の幅
T1 保持ピースの高さ
R1,R2 中間案内面同士の間隔

Claims (1)

  1. 軸方向に延びる複数列の転動体転動溝を両側面に有する案内レールと、その案内レールの転動体転動溝に対向する転動体転動溝を有して相対移動可能に当該案内レールに跨架し且つ複数列の転動体戻り路を有するスライダ本体と、そのスライダ本体の軸方向両端面にそれぞれ接合し且つ前記両転動体転動溝間からなる負荷転動路と前記転動体戻り路との間を連通させる複数列の方向転換路が形成されたエンドキャップと、前記負荷転動路、前記転動体戻り路及び前記方向転換路から形成される転動体転動路内に転動自在に装填される複数のころからなる転動体と、を備え、
    前記複数列の方向転換路は、それぞれ前記ころの転動面と対向する内周案内面及び外周案内面並びに前記ころの端面と対向する中間案内面から構成され、前記複数列の方向転換路のうち二列一組の方向転換路は、互いに襷掛け状に交差する内側方向転換路と外側方向転換路とであり、各方向転換路は、それぞれ異なる負荷転動路と転動体戻り路との間を連通する直動案内軸受装置において、
    前記エンドキャップを、前記内側方向転換路の中間案内面及び外周案内面並びに前記外側方向転換路の内周案内面及び中間案内面が形成されたエンドキャップ本体と、前記内側方向転換路の内周案内面が形成されたリターンガイドと、前記外側方向転換路の外周案内面が形成された蓋部材と、から構成したことを特徴とする直動案内軸受装置。
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