JP2006002705A - エンジンのオイル交換時期検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタ再生のための後噴射によってエンジンオイルの希釈が進行する点に着目し、適切なオイル交換時期を検知することのできるオイル交換時期検知装置を提供する。
【解決手段】フィルタ45の上下流間の差圧ΔPに基づいて該フィルタ45に捕集されている排気微粒子量Mを算出する(ステップSA2)。該排気微粒子量Mがフィルタ再生の開始条件である開始条件値β(第1所定量)以上であればフィルタ再生を実行し(ステップSA7)、このフィルタ再生回数をカウントする(ステップSA10)。フィルタ再生回数が所定回数以上であれば、オイル交換時期として検知し(ステップSA12)、乗員にその旨を報知する(ステップSA13)。前記排気微粒子量Mがフィルタ目詰まり閾値γ(第2所定量)より大きい場合、フィルタ目詰まりとして乗員に報知する(SA9)。前記オイル交換時期は、フィルタ再生時間に基づいて判定するようにしてもよい。
【選択図】図3

Description

本発明は、エンジンのオイル交換時期を検知するオイル交換時期検知装置に関する。
従来より、ディーゼルエンジンの排気系には、該エンジンの気筒内の燃焼室から排出される排気微粒子を捕集するためのフィルタが設けられており、このフィルタを再生する手段として、例えば特許文献1に示すように、前記フィルタの排気上流側に配設された酸化触媒に未燃燃料を供給し、その触媒反応熱によって排気温度を高温にすることで前記フィルタに捕集された排気微粒子を燃焼除去するようにしたものが知られている。
より詳しくは、前記フィルタの上流側及び下流側にそれぞれ圧力センサが設けられていて、該圧力センサによって検出された圧力差が所定値以上の場合には、フィルタに所定量以上の排気微粒子が捕集されているものとして、通常の燃料噴射時期(圧縮行程の上死点付近)とは別に、排気弁が閉止する直前に気筒内の燃焼室へ燃料噴射を行うようにしている。これにより、燃料は未燃のまま燃焼室外に排出された後、酸化触媒に流入して、酸化される(燃焼)ため、該酸化触媒よりも下流側に位置するフィルタには極めて高温の排気ガスが流入し、この排気ガスの熱によってフィルタに捕集された排気微粒子が焼却されて、フィルタが再生されるようになっている。
特開平8−42326号公報
しかしながら、上述のように、通常の燃料噴射時期(主噴射)とは別に、燃焼室内にフィルタ再生用の燃料を噴射する(後噴射)と、ピストンが上死点近傍から離れた位置にあるときに燃料噴射することになり、噴射された燃料は未燃状態で気筒の内壁に付着し、該気筒内のオイルに混入してオイルを希釈してしまう。
したがって、このように後噴射によってフィルタ再生を行う方法では、フィルタ再生を繰り返し行うことでオイルの希釈が進行し、オイルとしての機能が徐々に損なわれるため、このことを考慮した適切な時期にオイル交換を行う必要がある。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、フィルタ再生のための後噴射によってエンジンオイルの希釈が進行する点に着目して、適切なオイル交換時期を検知することのできるオイル交換時期検知装置を得ることにある。
前記目的を達成するために、本発明のオイル交換時期検知装置では、フィルタ再生回数およびフィルタ再生時間のうち、少なくとも一方の値に基づいてオイル交換時期を検知するようにした。
すなわち、請求項1の発明では、オイル交換時期検知装置が、エンジンの気筒内の燃焼室から排出される排気微粒子を捕集するフィルタと、前記フィルタよりも排気上流側に設けられた酸化触媒と、前記フィルタに捕集された排気微粒子量に関連するパラメータ値を検出するパラメータ値検出手段と、前記パラメータ値検出手段によって検出されたパラメータ値に基づいて前記排気微粒子量が第1所定量以上であるか否かを判定する排気微粒子量判定手段と、前記気筒内の燃焼室への燃料噴射量及び燃料噴射時期を制御する燃料噴射制御手段と、前記排気微粒子量判定手段によって排気微粒子量が第1所定量以上であると判定された場合には、前記燃料噴射制御手段によって気筒の圧縮行程の上死点付近で燃料が主噴射された後に、続く膨張行程ないし排気行程でも燃料を後噴射させて、前記酸化触媒の触媒反応熱で排気温度を上昇させることにより、前記フィルタに捕集された排気微粒子を燃焼除去してフィルタ再生を行う再生手段と、を備えているものとする。
また、前記オイル交換時期検知装置は、前記再生手段による再生回数をカウントし記憶する再生回数記憶手段、および再生に要した時間を計時し記憶する再生時間記憶手段の少なくとも一方を備えるとともに、その記憶値に基づいてオイル交換時期を検知するオイル交換時期検知手段も備えているものとする。
この構成により、フィルタに捕集されている排気微粒子がフィルタ再生の開始条件値である第1所定量以上になった場合には、燃料噴射制御手段による圧縮行程上死点付近での燃料の主噴射の後、続く膨張行程ないし排気行程でも再生手段によって燃料の後噴射を行うことで、その燃料が未燃燃料として酸化触媒に流入し、酸化されて燃焼することによって排気ガスの温度が高温状態となり、これにより、フィルタに捕集された排気微粒子が燃焼除去される(フィルタ再生)。そして、このフィルタ再生の回数をカウントし、または再生時間を計時して、記憶するとともに、その記憶値に基づいて、オイル交換が必要な程、オイルが希釈されているか否か、すなわちオイル交換時期であるかどうかが検知される。
このように、フィルタ再生回数または再生時間に基づいてオイル交換時期を検知するようにしたので、フィルタ再生によるオイル希釈化の影響を考慮してオイル交換時期を高精度且つ容易に検知することができる。
次に、請求項2の発明では、オイル交換時期検知装置が、エンジンの気筒内の燃焼室から排出される排気微粒子を捕集するとともに酸化触媒機能を有するフィルタと、前記フィルタに捕集された排気微粒子量に関連するパラメータ値を検出するパラメータ値検出手段と、前記パラメータ値検出手段によって検出されたパラメータ値に基づいて前記排気微粒子量が第1所定量以上であるか否かを判定する排気微粒子量判定手段と、前記気筒内の燃焼室への燃料噴射量及び燃料噴射時期を制御する燃料噴射制御手段と、前記排気微粒子量判定手段によって排気微粒子量が第1所定量以上であると判定された場合には、前記燃料噴射制御手段によって気筒の圧縮行程の上死点付近で燃料が主噴射された後に、続く膨張行程ないし排気行程でも燃料を後噴射させて、前記酸化触媒の触媒反応熱で排気温度を上昇させることにより、前記フィルタに捕集された排気微粒子を燃焼除去してフィルタ再生を行う再生手段と、を備えているものとする。
また、前記オイル交換時期検知装置は、前記再生手段による再生回数をカウントし記憶する再生回数記憶手段、および再生に要した時間を計時し記憶する再生時間記憶手段の少なくとも一方を備えるとともに、その記憶値に基づいてオイル交換時期を検知するオイル交換時期検知手段も備えているものとする。
この構成では、上述の請求項1の発明におけるフィルタが酸化触媒機能も有するため、その排気上流側に酸化触媒を別途設ける必要がない。すなわち、上述の請求項1の発明に比べて簡単な構成で同様の作用を得ることができる。
上述のような構成において、オイル交換時期検知手段は、再生回数記憶手段または再生時間記憶手段のいずれか一方に記憶された記憶値が所定回数若しくは所定時間以上である場合にオイル交換時期であることを検知するものであり、前記オイル交換時期検知手段によってオイル交換時期であることが検知された場合に、乗員にオイル交換時期であることを報知する報知手段を備えているものとする(請求項3の発明)。
このように、オイル交換時期検知手段によってオイル交換時期であると検知された場合に、報知手段によって乗員にその旨を報知するようにしたので、オイル交換を確実に乗員に促すことができ、オイルの希釈化によるエンジン損傷を未然に防止することができる。
また、フィルタの目詰まり故障も乗員に報知できるように、フィルタに捕集された排気微粒子量が第1所定量よりも多い第2所定量以上の場合にフィルタ目詰まり故障であると判定するフィルタ故障判定手段と、前記フィルタ故障判定手段によってフィルタ目詰まり故障と判定された場合に、乗員にフィルタ目詰まり故障を報知する第2報知手段と、を備えるのが好ましい(請求項4の発明)。
これにより、フィルタの目詰まりを該フィルタに捕集された排気微粒子量に基づいて容易に判定することができるとともに、第2報知手段によって乗員にフィルタ目詰まり故障を報知してフィルタ交換を促すことができるので、フィルタの目詰まりに起因するエンジンの出力低下を効果的に防止することができる。
さらに、報知手段及び第2報知手段は、同一の警告灯からなり、前記警告灯は、点灯状態によって、オイル交換時期とフィルタ目詰まり故障とが識別できるように構成されているのが好ましい(請求項5の発明)。こうすれば、オイル交換及びフィルタ目詰まり故障の2種類の警告表示を1つの警告灯で行うことができるため、警告灯の数を減らすことができ、コストの低減が図られる。
請求項1及び請求項2に係るエンジンのオイル交換時期検知装置によれば、フィルタの再生回数または再生時間に基づいてオイル交換時期を検知するようにしたため、フィルタ再生によって生じるオイルの希釈化を考慮して精度良くオイルの交換時期を検知することができ、エンジンの損傷を確実に防止することができる。
請求項3の発明によれば、フィルタの再生回数が所定回数以上若しくはフィルタの再生時間が所定時間以上である場合にはオイル交換時期であるとして乗員に報知するようにしたため、オイル交換時期に乗員にオイル交換を促すことができ、エンジンの損傷を未然に防止することができる。
請求項4の発明によれば、フィルタの目詰まりを該フィルタに捕集された排気微粒子量によって判定するため、フィルタ目詰まり故障の判定が容易になる。しかも、フィルタ目詰まり故障の場合には乗員に報知するため、フィルタ交換を乗員に促すことができ、フィルタ目詰まりに起因するエンジンの出力低下を未然に防止することができる。
請求項5の発明によれば、一つの警告灯の点灯状態によってオイル交換およびフィルタ目詰まり故障を乗員に報知するため、コストを低減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
(実施形態1)
図1は、本発明の実施形態1に係るエンジンのオイル交換時期検知装置を備えたエンジン制御システムEの概略構成を示しており、このエンジンシステムEは、ディーゼルエンジン(以下、エンジンという)10と、外部から吸入される空気が流通する吸気管30と、前記エンジン10から排出される排気ガスが流通する排気管40と、コンプレッサ51とタービン52とが同軸上で連結されたターボ過給機50と、前記エンジン10を含む各車両機器の制御を行う制御装置(ECU)70と、を備えている。
前記エンジン10は、内部に吸気ポート11a及び排気ポート11bが形成されたシリンダヘッド11と、シリンダブロック12とを備え、このシリンダブロック12に形成されたシリンダ13(気筒)にピストン14が嵌挿されており、該シリンダ13内において、シリンダヘッド11及びピストン14に囲まれた空間には、燃焼室18が形成されている。また、前記エンジン10は、該燃焼室18内に燃料を噴射するインジェクター15と、空気を該燃焼室18内に吸入するための吸気弁16と、燃焼ガスを該燃焼室18外へ排出するための排気弁17とを有している。
前記インジェクター15は、燃料供給管19を介してコモンレール20に連結されていて、該燃料供給管19及びコモンレール20を介して燃料タンク(図示せず)から燃料が供給されるように構成されている。前記コモンレール20には、該コモンレール20内の燃料圧を検出するコモンレール圧センサ21が配設されている。
なお、前記エンジン10には、エンジン10の冷却水の温度を検出するエンジン水温センサ22やエンジン回転数を検出するクランク角センサ23等も設けられている。
一方、図1に示すように、前記吸気管30は吸気マニホールド(図示せず)を介して吸気ポート11aにつながっていて、該吸気管30の入口付近にはエアクリーナー31が設けられている。そして、このエアクリーナー31よりも下流側の部分には、上流側から順に吸気量センサ32、ターボ過給機50のコンプレッサ51、インタークーラー33、吸気絞り弁34、吸気温度センサ35、及び吸気圧力センサ36が配設されている。
前記吸気量センサ32は、エンジン10に吸入される空気の量を検出するものであり、前記ターボ過給機50は過給効率が可変とされた可変ターボである。また、前記吸気温度センサ35及び吸気圧力センサ36は、それぞれ、吸入した空気の温度及び圧力を検出するものである。
前記排気管40は、排気マニホールド(図示せず)を介して排気ポート11bにつながっていて、該排気管40には、上流側から順にターボ過給機50のタービン52、第1排気温度センサ41、酸化触媒部42、第2排気温度センサ43、第1排気圧力センサ44(パラメータ値検出手段)、ディーゼルパティキュレートフィルタ(DPF,以下、フィルタという)45、第2排気圧力センサ46(パラメータ値検出手段)、及び第3排気温度センサ47が配設されている。
前記第1排気温度センサ41は、酸化触媒部42に流入する直前の排気ガスの温度を検出するものであり、第2排気温度センサ43及び第3排気温度センサ47は、フィルタ45に流入する直前及び該フィルタ45から流出した直後の排気ガスの温度をそれぞれ検出するものである。ここで、前記酸化触媒部42は、白金又は白金にパラジウムを加えたもの等を担持した酸化触媒42aを備えていて、少なくとも、排気ガス中のCO及びHCが酸化されてCO2及びH2Oが生成する反応を促すものである。また、前記フィルタ45は、排気ガス中の微粒子(PM:パティキュレート、黒煙などの有害物質)を捕集するものである。
なお、この実施形態では、酸化触媒部42とフィルタ45を別々に設けているが、この限りではなく、該フィルタ45に酸化触媒機能を持たせて、前記酸化触媒部42を省略してもよいし、酸化触媒機能を有するフィルタ45及び酸化触媒部42の両方を設けてもよい。
前記第1排気圧力センサ44及び第2排気圧力センサ46は、フィルタ45に流入する直前及び該フィルタ45から流出した直後の排気ガスの圧力(パラメータ値)をそれぞれ検出するものであり、後述するように、前記制御装置70が、該排気圧力センサ44,46の各検出値からフィルタ45の上下流間の差圧を求めて、該フィルタ45に捕集された排気微粒子量M(以下、フィルタ捕集量)を算出する。このとき、制御装置70は、その差圧が大きいほど、フィルタ捕集量Mが多いと判断する。
前記吸気管30における吸気圧力センサ36の下流側の部分と排気管40におけるタービン52の上流側の部分とは、排気ガス再循環管(以下、EGR管という)60を介して連結されている。EGR管60には、上流側から順に冷却装置61及びEGR制御弁62が配設されている。前記冷却装置61は、その内部に冷却水を導くことによって、EGR管60内を流れる再循環排気ガスを冷却するものである。
前記制御装置70は、図2に示すように、上述の各センサ22,…からの信号入力に応じて、インジェクター15、吸気絞り弁34、ターボ過給機50、EGR制御弁62等を制御するもので、具体的な構成は図示しないが、制御信号の入出力を行う入出力部、データ等を記憶する記憶部(ROM、及びRAM等)、中央処理装置部(CPU)、フィルタ再生回数をカウントするカウンタ部等を備えている。そして、この制御装置70によるインジェクター15を用いた燃料噴射制御には、エンジン出力発生のために気筒13の圧縮行程上死点付近で燃料を噴射する主噴射制御と、フィルタ45の再生のための後噴射制御とがある。
主噴射制御は、基本的にはエンジン回転数とエンジン負荷とに基づいて行われ、さらにエンジン水温や吸気温度等に基づいて補正される。なお、エンジン負荷については、アクセル開度(アクセルペダルの踏み込み量)を検出するアクセル開度センサ24(図2にのみ図示する)から前記制御装置70への入力信号に基づいて求められる。そして、この主噴射制御のために、前記制御装置70には、燃焼室18への燃料噴射量及び燃料噴射時期を制御する燃料噴射制御手段71が備えられている。
後噴射制御、すなわちフィルタ再生制御は、前記第1及び第2排気圧力センサ44,46、クランク角センサ23、第1〜第3排気温度センサ41,43,47、アクセル開度センサ24等に基づいて行われる。このフィルタ再生制御のために、前記制御装置70には、排気微粒子量判定手段72及び再生手段73が備えられている。
前記排気微粒子量判定手段72は、前記排気圧力センサ44,46で検出されたパラメータ値としての排気圧力からフィルタ45の上下流間の差圧を求め、この差圧に基づいて排気微粒子のフィルタ捕集量Mを算出し、該フィルタ捕集量Mがフィルタ再生を開始する開始条件値β(第1所定量)以上かどうかを判定する。なお、この実施形態では、第1及び第2排気圧力センサ44,46を用いて差圧を求めているが、これに限らず、差圧センサを設けて、検出された差圧を直接、前記制御装置70に入力するようにしてもよい。
前記再生手段73は、前記排気微粒子量判定手段72によってフィルタ捕集量Mが開始条件値β以上であると判定された場合に、膨張行程で前記インジェクター15を作動させて、酸化触媒部42に未燃燃料が供給されるように燃料を噴射するフィルタ再生制御を実行する。このフィルタ再生制御における燃料噴射は、エンジンの運転状態に応じて燃料噴射量及び燃料噴射時期が設定されるようになっている。
上述の構成によって、フィルタ再生は以下のとおり行われる。
まず、前記制御装置70の排気微粒子量判定手段72によってフィルタ捕集量Mが開始条件値β以上であると判定された場合に、前記再生手段73が、圧縮行程上死点近傍における燃焼室18への燃料の主噴射の後、続く膨張行程でインジェクター15に燃焼室18内へ燃料を噴射(後噴射)させる。
そして、この後噴射によって燃焼室18内へ噴射された燃料は、未燃状態で酸化触媒部42へ流れ、該酸化触媒部42で、燃料中の未燃HCが酸化して反応熱が発生し、その酸化反応熱によって排気ガスが昇温される。この排気ガスはフィルタ45に流入してフィルタ45を加熱する。その結果、該フィルタ45に捕集されている排気微粒子が燃焼して(微粒子の着火温度は、例えば600℃である)、フィルタ45が再生する。なお、後述するように、このフィルタ再生制御は、フィルタ捕集量Mがフィルタ再生の終了条件値α以下になるまで行われる。
また、前記制御装置70には、前記再生手段72による上述のようなフィルタ再生の回数をカウントし、記憶する再生回数記憶手段74と、該再生回数記憶手段74によって記憶されたフィルタ再生回数が所定回数以上になったときにエンジンオイルが希釈されたものと判断してオイル交換時期を検知するオイル交換時期検知手段75と、前記排気微粒子量判定手段72と同様に、排気圧力センサ44,46の検出値に基づいてフィルタ45に捕集された排気微粒子のフィルタ捕集量Mを算出した後、そのフィルタ捕集量Mがフィルタ目詰まりと判断されるフィルタ目詰まり閾値γ(第2所定量)以上であるかどうかを判定するフィルタ故障判定手段76とが設けられている。
さらに、図2のみに示すが、車両のインストルメントパネルには、前記再生回数記憶手段74によってフィルタ45の再生回数が所定回数以上になった場合にオイル交換を乗員に対して促すための警告灯としてのオイル交換ランプ25(報知手段)と、前記フィルタ捕集量Mがフィルタ目詰まり閾値γ以上になった場合にフィルタ交換を乗員に対して促すための警告灯としてのフィルタ交換ランプ26(第2報知手段)とが設けられている。
これにより、フィルタ再生の再生回数に基づいて適切なオイル交換時期を検知して乗員に報知することができるとともに、フィルタ捕集量Mに基づいてフィルタ45の目詰まりを検知し、フィルタ交換を乗員に促すことができる。
なお、前記オイル交換ランプ25及びフィルタ交換ランプ26を一つの警告灯で構成してもよい。この場合には、警告灯の点灯状態(例えば、点灯と点滅)によって、オイル交換とフィルタ交換とが識別できるようにすればよい。このように、警告灯を兼用することにより、コスト低減を図ることができる。
−オイル交換時期の検知動作−
以下に、図3に示すフローチャートを用いながら、本発明の特徴部分であるフィルタ再生回数によってオイル交換時期を検知する制御装置70の動作について説明する。まず、図3のフローがスタートとする(スタート)と、ステップSA1では、フィルタ45の上流側及び下流側にそれぞれ配設された前記第1及び第2排気圧力センサ44,46によって検出された排気圧が入力され、これらの排気圧から該フィルタ45の上下流間の差圧ΔPを求める。続いてステップSA2では、この差圧ΔPに基づいて前記フィルタ45に捕集されている排気微粒子量(フィルタ捕集量)Mを算出する。
次に、ステップSA3において、前記ステップSA2で求めたフィルタ捕集量Mが、フィルタ再生を終了する際の条件値である終了条件値α以下かどうかを判定し、この判定でフィルタ捕集量Mが終了条件値α以下であると判定された場合(YESの場合)には、フィルタ再生が不要なため、後述するステップSA10〜SA13に進んでオイル交換時期か否かを判定する。一方、前記ステップSA3においてフィルタ捕集量Mが終了条件値αよりも大きいと判断された場合(NOの場合)には、続くステップSA4〜SA9へ進む。
詳しくは、前記ステップSA3でNOの場合(フィルタ捕集量Mが終了条件値αよりも大きい場合)に進むステップSA4では、フィルタ捕集量Mが、フィルタ45が目詰まりしていると判断される所定の排気微粒子量γ(第2所定量、以下、フィルタ目詰まり閾値)以上であるかどうかを判定する。なお、このフィルタ目詰まり閾値γは、終了条件値α及び後述する開始条件値β(第1所定量)よりも大きい値に設定されている。
前記ステップSA4でYESと判定された場合(フィルタ捕集量Mがフィルタ目詰まり閾値γより大きい)には、前記フィルタ45は目詰まりを生じているものとして、続くステップSA9でフィルタ交換ランプ26を点灯させて、乗員にフィルタ交換が必要である旨を報知する。その後は、スタートへ戻って(リターン)、再び本フローによるフィルタ再生及びオイル交換時期の検知を行う。
一方、前記ステップSA4でNOの場合(フィルタ捕集量Mがフィルタ目詰まり閾値αよりも小さい場合)には、続くステップSA5でフィルタ捕集量Mがフィルタ再生を開始する開始条件値β(第1所定量)以上かどうかを判定し、この判定でフィルタ捕集量Mが開始条件値β以上であると判定された場合(YESの場合)には、その後のステップSA6及びSA7においてフィルタ再生を実行する。なお、前記開始条件値βは、終了条件値αよりも大きく、且つ前記フィルタ目詰まり閾値γよりも小さい値に設定されている。
前記ステップSA5でNOの場合(フィルタ捕集量Mが開始条件値βよりも小さい場合)には、ステップSA8に進んで、フィルタ再生継続中かどうかを確認して、フィルタ再生中であれば(YESの場合)、ステップSA6及びSA7に進んでフィルタ再生を継続して行う。一方、前記ステップSA8でフィルタ再生継続中でないと判定されれば(NOの場合)、フィルタ再生は行わずにスタートへ戻って(リターン)、再びこのフローがスタートする。
前記ステップSA5においてYESの場合(フィルタ捕集量Mが開始条件値β以上の場合)及び前記ステップSA8においてYESの場合(フィルタ再生継続中の場合)に進むステップSA6では、フィルタ再生制御の実行中であることを示すフィルタ再生実行フラグを立てた後、続くステップSA7で燃焼室18内に燃料を追加噴射(後噴射)して、フィルタ45の再生を行う。その後は、スタートに戻って(リターン)、再度このフローによる制御を開始する。
一方、前記ステップSA3においてフィルタ捕集量Mが終了条件値α以下と判定された場合(YESの場合)に進むステップSA10では、そのときにフィルタ再生実行フラグが立った状態であれば解除するとともに、その解除の回数を再生回数記憶手段74によって記憶し積算する。そして、フィルタ再生を行うことなく(ステップSA11)、ステップSA12へ進んで、前記ステップSA10において再生回数記憶手段74によって記憶された再生回数がオイル交換の必要な所定回数以上かどうかの判定を行う。
前記ステップSA12でYESと判定された場合(再生回数が所定回数以上)には、フィルタ再生によって気筒内のオイルが希釈されていると判断して、続くステップSA13でオイル交換ランプ25を点灯させて、乗員にオイル交換時期である旨を報知する。一方、前記ステップSA12でNOの場合(再生回数が所定回数よりも少ない場合)には、このフローを終了し、スタートへ戻って(リターン)、再度フローをスタートさせる。
ここで、前記ステップSA5が、フィルタ捕集量Mが開始条件値β(第1所定量)以上であるか否かを判定する排気微粒子量判定手段72に、前記ステップSA7がフィルタ45の再生を行う再生手段73に、前記ステップSA10がフィルタ再生回数をカウントし記憶する再生回数記憶手段74に、前記ステップSA12がオイル交換時期を検知するオイル交換時期検知手段75に、前記ステップSA13がオイル交換時期を乗員に報知する報知手段に、それぞれ対応している。
また、前記ステップSA4がフィルタ目詰まり故障を判定するフィルタ故障判定手段76に、前記ステップSA9が乗員にフィルタ目詰まり故障を報知する第2報知手段に、それぞれ対応している。
以上より、本実施形態によれば、フィルタ45の再生回数をカウントして、その再生回数が所定回数以上の場合には、フィルタ再生によって気筒内のオイルが希釈されたものと判断して乗員にオイル交換時期である旨を報知するため、フィルタ再生によるオイルの希釈の影響を考慮してオイル交換時期を高精度且つ容易に検知し、乗員に確実に報知することができ、オイルの希釈化によるエンジン損傷を未然に防止することができる。
また、フィルタ45の目詰まりを、フィルタ目詰まり閾値γを基準として排気微粒子のフィルタ捕集量Mによって判断するため、容易にフィルタ目詰まりを判定することができる。しかも、フィルタ目詰まりをフィルタ交換ランプ26によって乗員に報知するようにしたため、乗員にフィルタ交換を確実に促すことができ、フィルタ45の目詰まりに起因するエンジンの出力低下を効果的に防止することができる。
(実施形態2)
実施形態2は、図4及び図5に示すように、フィルタ再生時間(具体的には、再生時間を積算した再生積算時間)に基づいてオイル交換時期を検知するものである。そのため、上述の実施形態1とは、制御装置70において、タイマーカウンタが設けられているとともに再生回数記憶手段74の代わりに再生時間記憶手段77が設けられている点(図4参照)、及び再生回数をカウントするのではなく、再生時間を計時して、積算している点(図5参照)が異なるだけなので、実施形態1と異なる部分について以下で詳しく説明する。
すなわち、図5のフローでは、上述の実施形態1と同様に、まず、ステップSB1及びSB2でフィルタ45の上流側と下流側との差圧ΔPに基づいてフィルタ捕集量Mを算出する。そして、ステップSB3において、フィルタ捕集量Mが終了条件値α以下であれば(YESの場合)、後述するように、フィルタ再生は行わずにフィルタ再生時間の積算及び判定を行い(ステップSB11〜SB12)、その再生積算時間が所定時間以上の場合にオイル交換ランプを点灯させる(ステップSB13)。
前記ステップSB3でNOの場合、実施形態1と同様に、続くステップSB4でフィルタ捕集量Mがフィルタ目詰まり閾値γ以上であれば、フィルタ交換ランプ26を点灯させる。一方、前記ステップSB4でフィルタ捕集量Mがフィルタ目詰まり閾値γより小さく、続くステップSB5でフィルタ捕集量Mが終了条件値β以上であると判定された場合には、ステップSB6〜SB8ヘ進み、フィルタ再生を行うとともにタイマーカウンタを作動させる。なお、上述の実施形態1と同様、前記ステップSB5でフィルタ捕集量Mが終了条件値βより小さいと判定され、その後のステップSB9で再生継続中と判定された場合にも、前記ステップSB6〜SB8へ進んでフィルタ再生を継続して行う。
詳しくは、前記ステップSB5において、フィルタ捕集量Mが終了条件値β以上であると判定された場合には、続くステップSB6でフィルタ再生実行フラグを立てる。その後、ステップSB7へ進み、タイマーカウンタを作動させて、ステップSB8で気筒13内の燃焼室18に燃料を追加噴射(後噴射)して、フィルタ45の再生を行う。その後は、スタートへ戻り(リターン)、再度、このフローをスタートさせる。
このようなフローを繰り返し実行して、フィルタ45に捕集された排気微粒子のフィルタ捕集量Mが終了条件値α以下になると、前記ステップSB3でYESと判定され、ステップSB11へ進む。このステップSB11では、前記ステップSB6で立てたフィルタ再生実行フラグを解除するとともに、前記ステップSB7で開始したタイマーカウンタの作動を停止させて、その時間を再生時間記憶手段77によって記憶し、今までの再生時間に積算する。
その後、フィルタ再生をすることなく(ステップSB12)、ステップSB13で積算された再生積算時間がオイル交換の必要な所定時間以上であるかどうかの判定を行う。このステップSB13で再生積算時間が所定時間以上であると判定された場合(YESの場合)には、続くステップSB14でオイル交換ランプ25を点灯させる。一方、前記ステップSB13で再生積算時間が所定時間より短いと判定された場合(NOの場合)には、スタートへ戻り(リターン)、再度フローをスタートさせる。
ここで、前記ステップSB11がフィルタ再生に要した時間を計時し記憶する再生時間記憶手段77に対応する。
なお、本実施形態では、タイマーカウンタによりフィルタ再生時間を計時するようにしているが、これに限らず、フィルタ再生の実行ステップ(ステップSB8)を経由した回数に基づいて再生積算時間を算出するようにしてもよいし、フィルタ再生のための燃料噴射(後噴射)回数によって再生積算時間を算出するようにしてもよい。
以上より、本実施形態によれば、フィルタ再生時の再生時間を積算して、その再生積算時間に基づいてオイル交換時期を検知するため、フィルタ再生の影響をより正確に考慮してより精度良く且つ容易にオイル交換時期を検知することができる。しかも、オイル交換時期を検知した場合には、オイル交換ランプ25によって乗員に報知されるため、オイルの希釈化によるエンジン損傷を未然に防止することができる。
また、実施形態1と同様、排気微粒子のフィルタ捕集量Mに基づいてフィルタ目詰まりが判定されるため、フィルタ目詰まりを容易に判定することができる。そして、このフィルタ目詰まり状態もフィルタ交換ランプ26によって乗員に報知されるため、フィルタ45の目詰まりに起因するエンジンの出力低下を効果的に防止することができる。
(その他の実施形態)
本発明の構成は、前記各実施形態に限定されるものではなく、それ以外の種々の構成を包含するものである。すなわち、前記各実施形態では、オイル交換及びフィルタ交換を乗員に報知する手段として、オイル交換ランプ25及びフィルタ交換ランプ26を用いているが、この限りではなく、例えば、音声等によって報知するようにしてもよい。
また、前記各実施形態では、フィルタ再生の実行条件である開始条件値β(第1所定量)よりも大きくなるように第2所定量を設定し、この第2所定量をフィルタ目詰まりを判定するためのフィルタ目詰まり閾値γとしているが、第2所定量を、フィルタ目詰まりが発生する条件よりも小さい値として設定し、その値にフィルタ捕集量Mが達したときに、乗員に報知することにより、乗員にフィルタ再生に適した運転状態(例えば時速60km/hでの走行等)を行うように促すための警告値として利用してもよい。
また、前記各実施形態では、フィルタ再生回数または再生時間に基づいてオイル交換時期を検知するようにしているが、この限りではなく、フィルタ再生回数及び再生時間が、それぞれ、所定回数及び所定時間に達したときにオイル交換時期として検知するようにしてもよい。こうすれば、より精度良くオイル交換時期を検知することが可能となる。
さらに、前記各実施形態では、フィルタ再生のための後噴射を膨張行程で行うようにしているが、これに限らず、排気行程で後噴射を行うようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、燃料の後噴射によって希釈されるオイルの交換時期を容易且つ正確に検知することができるので、燃料を後噴射させてフィルタ再生を行うエンジンシステムに特に有用である。
本発明の実施形態1に係るエンジンのオイル交換時期検知装置の概略構成図である。 制御装置の概略構成を示すブロック図である。 フィルタ再生実行回数に基づいてオイル交換時期を検知する際のフローを示すフローチャートである。 実施形態2に係る図2相当図である。 フィルタ再生時間に基づいてオイル交換時期を検知する際のフローを示すフローチャートである。
符号の説明
E エンジンシステム(オイル交換時期検知装置)
10 ディーゼルエンジン
15 インジェクター
18 燃焼室
25 オイル交換ランプ(報知手段)
26 フィルタ交換ランプ(第2報知手段)
40 排気管
42 酸化触媒部
42a 酸化触媒
44 第1排気圧力センサ(パラメータ値検出手段)
45 ディーゼルパティキュレートフィルタ(フィルタ)
46 第2排気圧力センサ(パラメータ値検出手段)
70 制御装置
71 燃料噴射制御手段
72 排気微粒子量判定手段
73 再生手段
74 再生回数記憶手段
75 オイル交換時期検知手段
76 フィルタ故障判定手段
77 再生時間記憶手段

Claims (5)

  1. エンジンの気筒内の燃焼室から排出される排気微粒子を捕集するフィルタと、
    前記フィルタよりも排気上流側に設けられた酸化触媒と、
    前記フィルタに捕集された排気微粒子量に関連するパラメータ値を検出するパラメータ値検出手段と、
    前記パラメータ値検出手段によって検出されたパラメータ値に基づいて前記排気微粒子量が第1所定量以上であるか否かを判定する排気微粒子量判定手段と、
    前記気筒内の燃焼室への燃料噴射量及び燃料噴射時期を制御する燃料噴射制御手段と、
    前記排気微粒子量判定手段によって排気微粒子量が第1所定量以上であると判定された場合には、前記燃料噴射制御手段によって気筒の圧縮行程の上死点付近で燃料が主噴射された後に、続く膨張行程ないし排気行程でも燃料を後噴射させて、前記酸化触媒の触媒反応熱で排気温度を上昇させることにより、前記フィルタに捕集された排気微粒子を燃焼除去してフィルタ再生を行う再生手段と、
    前記再生手段による再生回数をカウントし記憶する再生回数記憶手段、および再生に要した時間を計時し記憶する再生時間記憶手段の少なくとも一方を備えるとともに、その記憶値に基づいてオイル交換時期を検知するオイル交換時期検知手段と、を備えていることを特徴とするエンジンのオイル交換時期検知装置。
  2. エンジンの気筒内の燃焼室から排出される排気微粒子を捕集するとともに酸化触媒機能を有するフィルタと、
    前記フィルタに捕集された排気微粒子量に関連するパラメータ値を検出するパラメータ値検出手段と、
    前記パラメータ値検出手段によって検出されたパラメータ値に基づいて前記排気微粒子量が第1所定量以上であるか否かを判定する排気微粒子量判定手段と、
    前記気筒内の燃焼室への燃料噴射量及び燃料噴射時期を制御する燃料噴射制御手段と、
    前記排気微粒子量判定手段によって排気微粒子量が第1所定量以上であると判定された場合には、前記燃料噴射制御手段によって気筒の圧縮行程の上死点付近で燃料が主噴射された後に、続く膨張行程ないし排気行程でも燃料を後噴射させて、前記フィルタの酸化触媒機能による触媒反応熱によって排気温度を上昇させることで該フィルタに捕集された排気微粒子を燃焼除去してフィルタ再生を行う再生手段と、
    前記再生手段による再生回数をカウントし記憶する再生回数記憶手段、および再生に要した時間を計時し記憶する再生時間記憶手段の少なくとも一方を備えるとともに、その記憶値に基づいてオイル交換時期を検知するオイル交換時期検知手段と、を備えていることを特徴とするエンジンのオイル交換時期検知装置。
  3. 請求項1または2のいずれか一つにおいて、
    オイル交換時期検知手段は、再生回数記憶手段または再生時間記憶手段のいずれか一方に記憶された記憶値が所定回数若しくは所定時間以上である場合にオイル交換時期であることを検知するものであり、
    前記オイル交換時期検知手段によってオイル交換時期であることが検知された場合に、乗員にオイル交換時期であることを報知する報知手段を備えていることを特徴とするエンジンのオイル交換時期検知装置。
  4. 請求項3において、
    フィルタに捕集された排気微粒子量が第1所定量よりも多い第2所定量以上の場合にフィルタ目詰まり故障であると判定するフィルタ故障判定手段と、
    前記フィルタ故障判定手段によってフィルタ目詰まり故障と判定された場合に、乗員にフィルタ目詰まり故障を報知する第2報知手段と、を備えていることを特徴とするエンジンのオイル交換時期検知装置。
  5. 請求項4において、
    報知手段及び第2報知手段は、同一の警告灯からなり、
    前記警告灯は、点灯状態によって、オイル交換時期とフィルタ目詰まり故障とが識別できるように構成されていることを特徴とするエンジンのオイル交換時期検知装置。
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