JP2006001707A - ボビン用スリーブ及び線状体の処理方法 - Google Patents

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亨 吉田
Hidetada Takagi
秀忠 高木
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Abstract

【課題】 ボビンに巻き取られた線状体を極めて容易に除去することを可能とする。
【解決手段】 線状体である光ファイバが巻き取られる円筒状の胴部11の両端にフランジ12を有し、一方のフランジ12aが胴部11に着脱可能とされたボビン10の胴部11にスリーブ13を装着する。スリーブ13を、胴部11側の表面に複数の突起21aを備えた低摩擦シート21からなる凹凸層と、PEシート22及びPEシート23からなるクッション性を有するクッション層とから構成する。一方のフランジ12aを取り外した状態にて光ファイバをスリーブ13ごと軸方向へ引き抜いて除去する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、光ファイバなどの線状体を巻き取るボビンに装着されるボビン用スリーブ及び線状体の処理方法に関するものである。
一般に、光ファイバは、プラスチック等の合成樹脂で成形されたボビンに巻き取られ、この状態にて保管あるいは出荷される。
このボビンは、円筒状の胴部と、この胴部の両端に設けられた円板状のフランジとを有し、光ファイバは、ボビンのフランジ間における胴部に巻き付けられる。
ところで、ボビンの胴部への巻き始め部分の光ファイバや不良品とされてボビンの胴部へ巻き付けられた光ファイバは、胴部から外して廃棄している。
このため、図7に示すように、ボビン1の胴部2に対してフランジ3のうちの一方を着脱可能とし、クッション材として胴部2の外周に巻き付けたスリーブ4ごと光ファイバ5を軸方向へ引き抜く技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平6−183649号公報
しかしながら、スリーブ4は、外周側に巻き付けられた光ファイバ5の巻き付け力によって胴部2の外周面に密着されているため、軸方向への引き抜き時に、スリーブ4と胴部2との間に大きな摩擦力が生じる。
このため、特に、光ファイバ5の巻き量が多い場合、スリーブ4ごと光ファイバ5を引き抜くことができず、カッターによって光ファイバ5を切断しなければならないのが現状であった。
この発明は、ボビンに巻き取られた線状体を極めて容易に除去することを可能とするボビン用スリーブ及び線状体の処理方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のボビン用スリーブは、ボビンの胴部に装着されるボビン用スリーブであって、前記胴部と当接する内周面に、複数の突起を有することを特徴とする。
また、前記胴部と当接する内周面は、前記突起の面積をS1とし、突起以外の面積をS2とすると、S2/S1≧0.2となることが好ましい。
さらに、前記突起を備えた凹凸層と、該凹凸層の外周側に設けられたクッション性を有するクッション層とから構成されていることが望ましい。
また、クッション層の外周側に、円筒形の形状を保持する形状保持部材を備えることが好ましい。
また、前記形状保持部材が前記クッション層に一体的に設けられていることが好ましい。
さらに、両端部に連結部材を有し、装着時に前記連結部材を連結して、円筒形状とするものでも良い。
また、本発明の線状体の処理方法は、上記ボビン用スリーブを装着したボビンを用いて、前記ボビンの一方のフランジを取り外し、線状体をスリーブに巻いた状態で前記スリーブと一緒に引き抜いて除去することを特徴とする。
本発明のボビン用スリーブ及び線状体の処理方法によれば、ボビンの胴部と当接するスリーブの内周面に複数の突起を設けたので、胴部との摩擦抵抗を低減させることができ、ボビンに巻き取られた線状体を極めて容易にスリーブごと除去することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、線状体の一例として、コア及びクラッドからなるガラスファイバの外周を樹脂で被覆した光ファイバを例にとって説明する。
図1は、光ファイバが巻き取られたボビンの斜視図、図2は、光ファイバが巻き取られたボビンの胴部における断面図、図3は、ボビンの胴部に取り付けられたスリーブの断面図、図4は、スリーブを構成する低摩擦シートの平面図、図5は、ボビンに巻き取られた光ファイバの処理方法を説明する斜視図である。
図1に示すように、このボビン10は、円筒状の胴部11と、この胴部11の両端に設けられた円板状のフランジ12とを有している。このボビン10は、例えば、プラスチックなどの合成樹脂によって成形されており、一方のフランジ12aは、胴部11に対して着脱可能とされている。
図2にも示すように、このボビン10には、その胴部11の外周に、スリーブ13が装着されており、そして、この胴部11には、スリーブ13を介して光ファイバ14が巻き付けられる。
図3に示すように、スリーブ13は、胴部11側から順に、例えば、エアーパッチのような低摩擦シート21からなる凹凸層と、例えば、PEシート(ポリエチレンシート)のようなクッション性を有するクッション層22とを積層させた2層構造とされている。
図4に示すように、凹凸層を構成する低摩擦シート21は、胴部11側の表面に、空気が充填された複数の突起21aを有しており、この突起21aが胴部11の外周面に当接する。
ここで、この低摩擦シート21は、平面視において、その表面における突起21aの面積をS1、突起21a以外の面積をS2とすると、次式の関係を有する。
S2/S1≧0.2
つまり、突起21aの面積S1は、低摩擦シート21の全体面積の約83%以下とされている。
そして、上記のスリーブ13を備えたボビン10にて、光ファイバ14を廃棄すべく胴部11から除去する場合は、図5に示すように、一方のフランジ12aを胴部11から取り外し、この状態にて、スリーブ13ごと光ファイバ14を、軸方向へ引っ張る。
ここで、スリーブ13は、その内周側が、複数の突起21aを有する低摩擦シート21からなる凹凸層とされているので、胴部11の外周面との間における摩擦が極力抑えられる。
これにより、外周に光ファイバ14が巻き付けられているスリーブ13は、ボビン10の胴部11に対して軸方向へ容易にスライドし、したがって、光ファイバ14がスリーブ13ごと胴部11から引き抜かれる。
このように、上記実施形態に係るボビン用スリーブ及び線状体の処理方法によれば、ボビン10の胴部11と当接するスリーブ13の内周面に複数の突起21aを設けたので、胴部11との摩擦抵抗を低減させることができ、ボビン10に巻き取られた光ファイバ14を極めて容易にスリーブ13ごと除去することができる。
特に、スリーブ13の内周面は、突起21aの面積をS1とし、突起21a以外の面積をS2とすると、S2/S1≧0.2とされているので、胴部11との摩擦抵抗を確実に低減させることができる。
なお、スリーブ13としては、図6に示すように、クッション層の外周側に、例えば、ガードテープ等のシートなどからなる形状保持部材31を一体的に設けても良く、このようにすると、ボビン10の胴部11へ装着する際に、スリーブ13の座屈が防止され、胴部11へのスリーブ13の円滑な装着が可能とされる。
また、巻き取った光ファイバをボビン10から取り外すときに、スリーブ13を変形させてボビン10から取り外すため、上述したように形状を保持できるとともに、変形可能な材料であることが望ましい。
また、スリーブ13は、予め筒状に形成しても良いが、シート状のものを円筒状に湾曲させたりあるいはボビン10の胴部11へ直接巻き付け、両端部を接着材などにより連結させても良く、これにより、胴部11への円滑な装着が可能とされる。
なお、上記実施形態では、ボビン10の胴部11に巻き取る線状体として光ファイバ14を例にとって説明したが、ボビン10の胴部11に巻き取る線状体としては光ファイバ14に限定されないのは勿論である。
上記実施形態に係るスリーブを備えたボビン及び従来構造のスリーブ(図6参照)を備えたボビンに、異なる巻き量にて光ファイバを巻き付け、光ファイバのスリーブごとの取り外しの可否を調べた。光ファイバの巻き量は、5km、10km、100km、200kmとした。その結果を表1に示す。
Figure 2006001707
表1に示すように、従来構造のスリーブを備えたボビンの場合は、5kmの巻き量にて取り外すことができたが、10km、100km、200kmの巻き量では、光ファイバの巻き付け力によりスリーブとボビンの胴部との摩擦抵抗が大きくなり、取り外すことができなかった。
これに対して、実施形態に係るスリーブを備えたボビンの場合は、複数の突起を有する低摩擦シートによってボビンの胴部との摩擦抵抗が低減されることにより、5km、10km、100km、200kmの全ての巻き量にて取り外すことができた。
光ファイバが巻き取られたボビンの斜視図である。 光ファイバが巻き取られたボビンの胴部における断面図である。 ボビンの胴部に取り付けられたスリーブの断面図である。 スリーブを構成する低摩擦シートの平面図である。 ボビンに巻き取られた光ファイバの処理方法を説明する斜視図である。 ボビンの胴部に取り付けられるスリーブの他の構造を説明するスリーブの断面図である。 従来のボビン用スリーブの構造を示すボビンの胴部に取り付けられたスリーブの断面図である。
符号の説明
10 ボビン
11 胴部
12、12a フランジ
13 スリーブ
14 光ファイバ(線状体)
21a 突起
31 形状保持部材

Claims (7)

  1. ボビンの胴部に装着されるボビン用スリーブであって、
    前記胴部と当接する内周面に、複数の突起を有することを特徴とするボビン用スリーブ。
  2. 前記胴部と当接する内周面は、前記突起の面積をS1とし、突起以外の面積をS2とすると、S2/S1≧0.2となることを特徴とする請求項1に記載のボビン用スリーブ。
  3. 前記突起を備えた凹凸層と、該凹凸層の外周側に設けられたクッション性を有するクッション層とから構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のボビン用スリーブ。
  4. クッション層の外周側に、円筒形の形状を保持する形状保持部材を備えたことを特徴とする請求項1に記載のボビン用スリーブ。
  5. 前記形状保持部材が前記クッション層に一体的に設けられていることを特徴とする請求項4に記載のボビン用スリーブ。
  6. 両端部に連結部材を有し、装着時に前記連結部材を連結して、円筒形状とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のボビン用スリーブ。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のボビン用スリーブを装着したボビンを用いて、前記ボビンの一方のフランジを取り外し、線状体をスリーブに巻いた状態で前記スリーブと一緒に引き抜いて除去することを特徴とする線状体の処理方法。

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