JP2005526891A - エポキシ化ポリスルフィドの製造方法 - Google Patents

エポキシ化ポリスルフィドの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005526891A
JP2005526891A JP2004508158A JP2004508158A JP2005526891A JP 2005526891 A JP2005526891 A JP 2005526891A JP 2004508158 A JP2004508158 A JP 2004508158A JP 2004508158 A JP2004508158 A JP 2004508158A JP 2005526891 A JP2005526891 A JP 2005526891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polysulfide
epichlorohydrin
reaction
distillation
alkali
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004508158A
Other languages
English (en)
Inventor
ツァイトラー、ミヒャエル
コットナー、ニルス
ベルクフェルト、マンフレド
Original Assignee
ティオプラスト・ケミカルズ・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ティオプラスト・ケミカルズ・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー filed Critical ティオプラスト・ケミカルズ・ゲーエムベーハー・ウント・コンパニー・カーゲー
Publication of JP2005526891A publication Critical patent/JP2005526891A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G75/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing sulfur with or without nitrogen, oxygen, or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G75/14Polysulfides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/18Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
    • C08G59/20Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the epoxy compounds used
    • C08G59/22Di-epoxy compounds
    • C08G59/30Di-epoxy compounds containing atoms other than carbon, hydrogen, oxygen and nitrogen
    • C08G59/302Di-epoxy compounds containing atoms other than carbon, hydrogen, oxygen and nitrogen containing sulfur

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

本発明は水性アルカリ液の存在下で、チオール末端基を有するポリスルフィドをエピクロロヒドリンと反応させることにより、エポキシ末端基を有するポリマーポリスルフィドを製造する方法に関する。本発明によると、チオール末端基を有するポリスルフィドを、エピクロロヒドリンと任意に水性アルカリ液を含有する容器内に、任意に水性苛性ソーダ液と共に添加し、反応を終了させる。本発明は一段階で行われ、プロセス技術の点で多大な利点を有している。特に、計量及び制御技術を行うことを省くことができ、エネルギーを節約することができる。さらに、本質的に危険を伴わず、非常に環境に優しく、その結果純粋な生成物を製造することができる。

Description

本発明は、エポキシ化ポリスルフィドの製造方法に関する。エポキシ化ポリスルフィドとその製造方法は久しく知られている。対応するエポキシ化ポリスルフィドとその製造は、例えばUS PS 2 731 437に記述されている。ここに開示されている方法の場合には、まずチオール末端基を有する非常に高分子量のポリスルフィドが、有機ジハロゲン化物と無機ポリスルフィドから調製されている。
すなわち、次式、
HS(CHCHOCHOCHCHSS)CHCHOCHOCHCHSH (n=25〜250またはそれ以上)
のチオールが、例えばナトリウムポリスルフィドとジクロロエチルホルマール(ClCHCHOCHOCHCHCl)から生成される。
加工処理するのが困難であるこの物質混合物は、エポキシ化生成物へのさらなる処理のために適当である規定された分子量を得るために、還元的S−S開裂に供される。ジクロロエチルホルマールを使用する場合、SH末端ポリスルフィドは約168〜4000の平均分子量を有し、室温で約0.5〜400ポアズの粘度を有する。
脂肪族飽和オキサヒドロカルボポリチオポリメルカプタンとも呼ばれ得るこれらの化合物は、US PS 2 731 437において特許請求されているエポキシ化ポリスルフィドの生成のための実際の出発物質である。
エポキシ変性ポリスルフィドの合成は、2段階で行われ、ポリマージチオールは、まず、エピクロロヒドリンと開環を伴って以下の反応式に従って反応する。
Figure 2005526891
加えられた水酸化アルカリは触媒として働く。
第2段階において、塩化アルカリの分離を伴って新たに閉環が最終的起こり、水酸化アルカリは以下の反応式に従って化学量論量消費される。
Figure 2005526891
R=-(CHCH−OCHOCHCHSS)CHCHOCHOCHCH-
n=1〜50の自然数。
反応は非常に発熱性であるから、US PS 2 731 437の教示に従って、アルコールまたはエーテルのような希釈剤の存在下で行うべきである。
その後、反応生成物の処理を以下のように行う:まず、反応中で用いた有機溶媒(希釈剤)を、なお存在し得るエピクロロヒドリンと共に留去する。その後、残渣を水と非混和性の他の溶媒に溶解する。
その後この有機溶液を、なお存在する(消費されていない)アルカリ及び特に無機塩を除去するために水で洗浄(抽出)する。
その後溶媒を、無機成分が除去された有機溶液から蒸留により除去し、所望の最終生成物であるエポキシ化ポリスルフィドを残渣として得る。これは、エピクロロヒドリンを用いた場合には用いたポリチオールのグリシジルチオエーテルである。
同様の方法がUS PS 5 173 549及び対応するEP 0 347 131 B1に記述されており、そこでは、メルルカプト末端基を有するポリスルフィドとエピクロロヒドリンとの反応が、反応条件下でエピクロロヒドリンまたはエピクロロヒドリンと水との単相共沸混合物を形成し得る溶媒の不存在下で行われる。
その代わりに、エピクロロヒドリンをポリスルフィドに対して過剰(3.5〜4当量)に用い、メルカプタンとエピクロロヒドリンの反応を、約60℃付近の温度で水酸化アルカリを滴下することにより開始させる。同様に、塩化アルカリの分離を伴うエポキシドを形成する閉環もまた、この温度で起こる。
反応中、水または水とエピクロロヒドリンの共沸物が留去される。反応完結後、残ったエピクロロヒドリンは最終的に留去され、残渣を処理溶媒、例えばトルエン中に溶解させる。
その後本溶液は、なお存在し得る有機塩と全ての水酸化アルカリからろ別される必要がある。処理溶媒(トルエン)の分離のためのさらなる蒸留工程を次に行う。
米国特許明細書2 731 437及び5 173 549に記述されている2つの方法の欠点は、2段階で行われる合成についての反応条件を、どの場合にも正確に制御しなければならないということである。
US PS 2 731 437によると、第1の反応段階の激しさを、希釈剤を加えることにより緩和しなければならない。第1の段階で触媒的に作用するアルカリの添加は、正確に制御する必要があり、また長時間に及ぶ。さらに温度制御を監視する必要がある。これは、例えばアルカリ化合物の計量の正確な制御により行われるが、加えて温度の過度に大きな上昇を回避するために、通常、反応混合物を冷却する。
たとえUS PS 5 173 549による方法が、発熱性の反応の過程を制御するための希釈剤を伴わずに首尾よくいくとしても、この方法もまた、第1の段階における温度の制御無しには実施することができない。冷却を行う必要があり、アルカリの添加を、非常に正確に調節する必要がある。この特許明細書の例4によると、エピクロロヒドリン中のポリスルフィドの溶液を、アルカリ添加の開始前に氷浴で冷却さえしている。例5によると、55℃への加熱をアルカリの添加の前に行うが、その後アルカリの添加の間に冷却を行っている。
かくして、合成の第1段階における2つの米国特許明細書による方法の費用は、非常に高価である。この反応を制御するための、計量及び制御技術に対する要求は非常に大きい。加えて、両方法とも、第2の段階は、異なるプロセス条件下で行われなければならない。すなわち、温度制御、アルカリ添加、圧力条件等を変更する必要があり、これは計量及び制御技術に対するさらにかなりの支出を必要とするものである。加えて、両タイプの方法には、プロセス条件が正確に厳守されないと反応が暴走し得るという危険があり、言い換えれば「暴走反応」の危険があり、かくして混合物は浪費され得るか、または少なくとも不十分な性質の生成物をもたらし得る。
全体的な一連のエポキシ化ポリスルフィドの生成方法は、既に知られているところであるが、特により低い危険の可能性を有し、より低廉な技術費用で行われ、及びより経済的に首尾よくいき、上記した他の欠点を示さない改善された製造方法についての多大な要求が未だに在する。
本発明の課題は、エポキシ化されたポリスルフィドの製造方法であって、メルカプト末端基を有するポリスルフィド、エピクロロヒドリン、及びアルカリが互いに反応し、より確実に、より簡単に、より経済的に首尾よくいき、従来技術による方法と比べてより少ないプロセス段階で実施され、特に従来技術による2段階の方法で必要とされる計量及び制御技術に対する支出を必要としない方法を取得可能にすることである。とりわけ本発明は、エポキシ化ポリスルフィドの合成を1段階の反応として、それにより生じる安全に対する危険性を高めることなく行うことができる。
本課題は、チオール末端基を有するポリスルフィドをエピクロロヒドリンと水性アルカリ液の存在下で反応させることによるエポキシ末端基を有するポリマーポリスルフィドの製造方法であって、エピクロロヒドリンを最初に導入し、チオール末端基を有するポリスルフィドを計量して加え、反応混合物をその後処理することを特徴とする方法により解決される。
水性アルカリ液を、エピクロロヒドリンと共に導入することもできるし、好ましくは最初に導入される物質中に計量して加えることができる。後者の場合、ポリスルフィドの計量を始める前に、アルカリ液を、少なくとも触媒量で、最初に導入される物質中に計量して加えるか、または触媒量で、最初に導入される物質中に存在することを確実にするという注意を払うべきである。
少量のポリスルフィドを、アルカリ液の計量を始める前に、計量して加えることができること、またはアルカリ液とポリスルフィドの計量を、著しい欠点の犠牲を払うことなく、同時に始めることができることは言うまでも無いことである。
しかしながら、エピクロロヒドリンと共に最初に導入される物質中に触媒量の水性アルカリ液のみを混合し、その後反応の過程中で主な量のアルカリ液を計量して加えることも可能である。明らかに、水性アルカリ液を、触媒量のアルカリ液と反応の為に必要とされるアルカリ液の総量との間にある量で、応器中に最初に導入することも可能である。
アルカリ液として濃縮アルカリ液、特に30〜60重量%のアルカリ液を用いることが有利である。水性苛性ソーダ液が本発明による方法に特に良く適している。
アルカリ液は、ポリスルフィドに対して化学量論量用いられることが好ましい。しかしながら、過剰に、好ましくは化学量論量よりも20%まで過剰に用いることもまた可能である。
反応は、好ましくは攪拌しながら行われる。
相間移動触媒の存在下で反応を行うことも有利である。三級アンモニウム塩、特にメチルトリオクチルアンモニウムクロライドが相間移動触媒として好ましい。
本発明による方法の態様の有利な形態は、反応混合物を処理するために、まず、水を大部分除去し、存在する有機層を沈殿した塩およびなお存在し得る水酸化アルカリから分離し、分離した有機層からエピクロロヒドリンを蒸留により除去し、それによってエポキシ末端基を有するポリマーポリスルフィドを残渣として得、これをその後任意に蒸留により精製するというものである。
反応混合物を処理するために、反応混合物中になお存在する残留水の除去の後に、沈殿した塩化アルカリとなお存在し得る水酸化アルカリを密閉フィルタ(closed filter)ドライヤ(ローズマウスフィルタ(rose mouth filter))でろ別し、その後塩化アルカリ及び水酸化アルカリがなお付着しているエピクロロヒドリンを加熱不活性ガスによって乾燥することが可能である。
しかしながら、残留水を除去した後に本質的に無水の有機層をデカンテーションまたはサイホン作用により、沈殿した塩及びなお存在し得る水酸化アルカリから分離することもまた可能である。
第1の段階を約20〜最大50℃の温度で冷却しながら行わなければならず、少なくとも40℃〜90℃に加熱することにより第2の段階を行う専攻技術の方法に比べて、本発明の方法による反応は、反応が行われている間中同じ温度で行うことが可能である。好ましい温度は、35℃〜50℃の範囲に在り、40℃が特に好ましい。
他の温度もまた可能であるが、経済的な理由により有利ではない。
エポキシ末端基を有するポリマーポリスルフィドの精製は、好ましくは薄層蒸留により行われる。薄層蒸留をエピクロロヒドリンと共沸物を形成する剤、特にn−プロパノールまたはイソプロパノールを加えて行うことが有利である。
本発明による方法の態様のさらなる形態は、水とエピクロロヒドリンと存在し得る他の全ての揮発性の成分を反応混合物から留去し、残渣中に存在するエポキシ末端基を有するポリスルフィドを溶媒(処理溶媒)中に溶解させ、得られた溶液からエポキシ末端基を有するポリスルフィドを分離し、及び任意に蒸留により精製を行うものであり得る。
より効果的には、無機塩及び水酸化アルカリを除去するために処理溶液を水で抽出する。処理溶媒として、無機塩及び水酸化アルカリが殆ど不溶である溶媒が使用される。
本発明による方法は、例えば、以下のように行うことができる。
最初に導入される物質であるエピクロロヒドリン及び任意に水性アルカリ液を、まず調製する。これは例えば、エピクロロヒドリンをまず反応器に入れた後に、全てのアルカリ液を加え、2成分を互いに混合するような方法で行うことができる。
用いるエピクロロヒドリンの量は、反応中に導入されるチオール末端基を有するポリスルフィドの量に依存する。一般的に、2〜12倍、好ましくは3〜10倍、特に4〜8倍分子過剰のエピクロロヒドリンを用いることが好都合である。
最初に導入される物質は、さらに添加剤、特に相間移動触媒を含有し得る。
最初に導入される物質に他の添加剤、例えばアルコールまたはエーテル等を混合することも可能である。しかしながら、好ましくは、最初に導入される物質は、エピクロロヒドリンと任意に水性アルカリ液の形態の水酸化アルカリと、必要があれば、相間移動触媒のみを含有する。
エピクロロヒドリンとの共沸混合物としての水の留去は、ポリスルフィドを計量して加え始めると直ちに始まる。
反応熱は、ポリスルフィドを計量して加える間中放出されるが、この反応熱は、一方では、水/エピクロロヒドリン共沸物の留去中に蒸発熱として系から引き出され、他方では、閉環反応のために使われる。
反応を完結させるためには、外部から系に熱を供給する必要があり得る。
反応が完結した後、及び全ての水(すなわち、最初に導入された水性苛性ソーダ液に由来する水と反応中に放出された水)を留去した後は、エピクロロヒドリン、反応生成物、及び無機塩、並びに場合によってアルカリを含有する混合物が在する。
この混合物の処理は、例えばUS PS 2 731 437に記述されているような方法に従って行うことができる。すなわち、エピクロロヒドリンをまず留去し、その後残渣を水と非混和性の他の溶媒に溶解させる。
好ましくはトルエンまたはメチルイソブチルケトンが溶媒として使用され、本明細書中では処理溶媒としての機能を有する。さらなる適した溶媒は、シクロヘキサノン、酢酸ブチル、ベンゼン、キシレン、四塩化炭素、二塩化エチレン、クロロベンゼン、ジブチルエーテル等である。
その後有機溶液を、なお存在するアルカリ(消費されていない)及び無機塩を除去するために、水で洗浄する。続いて無機成分を除いた有機溶液から蒸留によって溶媒を除去し、所望の最終生成物であるエポキシ化ポリスルフィドを残渣として得る。
しかしながら、好ましくは、無機塩となお存在し得る残留アルカリの分離は、ろ過もしくはデカンテーション若しくはサイホン作用のいずれかにより直接的に行われる。
本目的のために、本質的にエピクロロヒドリン、アルカリ及び無機塩並びにエポキシ化ポリスルフィドを含有する反応混合物を、好ましくは室温まで冷却し、しばらく静置しておく。その結果、無機成分が容器の底及び端に大部分が結晶体として析出される。その後、有機層をデカンテーションまたはサイホン作用により無機成分から分離する。
その後、有機層から蒸留によりエピクロロヒドリンを除き、所望の最終生成物であるエポキシ化ポリスルフィドが残渣として沈殿し、これは必要があれば、好ましくは薄層蒸留によってさらに精製することができる。
本発明によって、先行技術で必要であった一連の全プロセス段階を免れることが可能であったことは特に驚くべきことであった。つまり、反応は言うなれば一段階反応として行われ、すなわち従来のように第1及び第2の段階を区別する必要が全くなく、よって異なる温度制御や費用のかかる加熱及び冷却を不要とすることが可能である。そのうえ、反応させるメルカプト末端基を有するポリスルフィドを、終始計量して加えることができる。先行技術によって第1段階で注意深く、及び少量で行われていたアルカリ液を計量して加える費用は不要である。従って、第2の段階を行うための計量の変更は、不要である。
これは、プロセス技術の多大な進歩、特に簡易化及びポリスルフィドの計量に関して生じるエネルギーの著しい抑制を意味する。エピクロロヒドリンに対する収率と最終生成物の純度は、これにより不利な影響を受けることはない。
中でも、選択された条件下、とりわけ上昇した温度でエポキシ末端基と過剰の水酸化アルカリとのさらなる反応が実質的に起きないことは全く驚くべきことである。言い換えると、得られた生成物の質は優れたものである。
最終生成物は、高い純度によって特徴づけられる。得られた生成物の質が優れていることから、さらなる加工工程、例えば接着剤、コーティング剤、シーラント等の製造に非常に適している。
本発明は、以下の例を用いたより十分な詳細において説明され得る。
例1
まず、錨状攪拌機、蒸留付属装置、相分離器、底部ドレーンバルブ、及び計量装置を備える500lの二重ジャケット付きガラス反応器(Schott,Mainz製)に150kgのエピクロロヒドリンを導入し、ガラス反応器を井戸水で冷却し、80kgの25%水性苛性ソーダ液を攪拌しながら慎重に混合する。その後反応器を40℃に加熱し、50mbarの真空を適用し、40℃に加熱された220kgのポリマーポリスルフィド(Thioplast G4,Mw 約1100)を激しく攪拌しながら往復ポンプによって連続的に計量して加える。水/エピクロロヒドリン共沸混合物を計量時間の間中、蒸留装置によって留去し、相分離器内でより軽い水層とより重いエピクロロヒドリン層に分離する。後者は反応器中に連続的に戻される。90分後、ポリスルフィドの総量を計量して加え終え、反応は実質的に終了する。真空を調節しながら反応を完結させるためにさらに30分、70℃での加熱を行い、これにより相分離器からのエピクロロヒドリンの再循環が終了し、残留水を蒸留により除去し、これは蒸留装置の温度が純粋なエピクロロヒドリンの沸点まで上昇することにより、終了が認知できる。
反応器内容物を食塩及び過剰のNaOHを完全に晶出させるために20℃に冷却する。攪拌装置のスイッチを切り、12時間後に溶液を分離した結晶からデカンテーションにより取り除く。その後反応生成物を含有する溶液から、25mbarの圧力、30〜80℃の温度で蒸留することにより2時間でエピクロロヒドリンを大部分除去する。
なお存在する痕跡量のエピクロロヒドリンの除去のために、わずかに粘稠性のポリマーを、総面積が0.45mのFischer(Meckenheim)製2段階薄膜エバポレータにより、0.1〜2mbarの圧力で精製する。使用したThioplastに対する収率は、98.5%である。生成物は、透明な鮮黄色の低粘性(2Pa.s)の液体として、100ppm未満のエピクロロヒドリンの残留含量で得られた。
例2
例1と同様の装置において、攪拌しながら、165kgのエピクロロヒドリンを2.5kgの50重量%の苛性ソーダ溶液及び250gのAliquate 336と注意深く混合し、ここで温度は室温に保っておく。その後最初に導入した混合物を55℃に加熱し、全部で210kgのThioplast G4と42.5kgの50重量%の苛性ソーダ液を120分かけて計量して加える。適用する真空は、全計量時間の間中水とエピクロロヒドリンの共沸混合物を蒸留装置により連続的に取り除き、より重いエピクロロヒドリン層を相分離の後に反応器に連続的に流し戻すように選択する。Thioplast G4と苛性ソーダ液を計量して加えている間、蒸発のために必要とされるエネルギーは、Thioplast G4溶液を計量して加える間に放出される反応熱により大部分供給されるので、少量の熱の供給のみが必要である。圧力は、50〜200mbarに保っておく。
反応が完結した後、これは純粋なエピクロロヒドリンの沸点への蒸留装置の温度の上昇により示されるが、全てのエピクロロヒドリンを最大限の真空及び65℃の最大温度を用いて完全に除去する。乾燥するまで留去された残渣を、115lのトルエンを用いて約30分間に渡り攪拌し、沈殿が生じた後に、微細な塩粒子を保持するための金属焼結板を供える浸漬チューブによりデカンテーション除去する。ここで生じる透明なトルエン溶液を別の500l反応器中に移し、40mbar、最終温度100℃でトルエンを完全に除去する。
わずかに粘稠の残渣を、総面積0.45mのFischer(Mackenheim)製2段階薄層エバポレータにより、0.1〜2mbarの圧力で精製する。使用したThioplastに対する収率は、98.5%である。生成物は、透明な、鮮黄色の低粘稠性(2Pa.s)の液体として得られた。
例3
例1と同様の試験装置において、111kgのエピクロロヒドリン(1.2Kmol)を、23.6kgの50重量%の水性苛性ソーダ液及び22.8kgのエタノールと冷却下で激しく攪拌しながら注意深く混合する。その後混合物を50℃に加熱し、真空を適用しないことを除いて例1と同様に、120kgのAKCROS Chemical Greiz社製の液体Thioplast(平均分子量600)を120分間に渡り計量して加える。全ての量のThioplastを計量して加え、次いで約30分、65℃で反応させ、その後、反応容器の全内容物を攪拌しながら20mbarの真空下、最大65℃で乾燥するまで濃縮した。
その後反応容器の内容物を攪拌しながら350lのトルエンと混合し、生じた混合物を無機成分を除去するために脈動するふるい底を有するカラム中で水により連続的に抽出する。その後抽出されたトルエン溶液を、例2と同様に処理する。
総量で185kgの粘稠性の、淡黄色の生成物が残渣として得られ、これはシーラント等の製造に直接用いることができる。

Claims (19)

  1. チオール末端基を有するポリスルフィドとエピクロロヒドリンを水性アルカリ液の存在下での反応させることによりエポキシ末端基を有するポリマーポリスルフィドを製造するための方法であって、前記エピクロロヒドリンを最初に導入し、前記チオール末端基を有するポリスルフィドを計量して加え、その後反応混合物を処理することを特徴とする該方法。
  2. 前記水性アルカリ液も、最初に導入される物質中に計量して加えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記アルカリ液の触媒量を、前記ポリスルフィドの計量の開始前に、最初に導入される物質に加えることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記アルカリ液の全量を、前記ポリスルフィドの計量の開始前に導入することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 濃縮アルカリ液、好ましくは30〜60重量%のアルカリ液を用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記水性アルカリ液として、苛性ソーダ液を用いることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記アルカリ液を、化学量論的に過剰に、好ましくは化学量論量の20%過剰までを用いることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記反応を、相間移動触媒、好ましくは三級アンモニウム塩の存在下で行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記触媒として、メチルトリオクチルアンモニウムクロライドを用いることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記反応を、攪拌しながら行うことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 反応混合物の処理のために、水を最初に除去し、その後存在する有機層を沈殿した塩及びなお存在し得る水酸化アルカリから分離し、エピクロロヒドリンを前記分離した有機層から蒸留により除去し、それにより前記エポキシ末端基を有するポリマーポリスルフィドを残渣として得、これを必要があればさらに蒸留により精製し得ることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記反応混合物中になお存在する残留水を除去した後の反応混合物の処理のために、前記反応混合物を密閉フィルタ(closed filter)(ローズマウスフィルタ(rose mouth filter))で前記沈殿した塩化アルカリ及びなお存在し得る水酸化アルカリからろ別し、その後前記塩化アルカリ及び水酸化アルカリがなお付着しているエピクロロヒドリンを加熱した不活性ガスにより乾燥することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  13. 前記残留水を除去した後、本質的に無水の有機層を前記沈殿した塩及びなお存在する水酸化アルカリからデカンテーションまたはサイホン作用により分離することを特徴とする請求項11に記載の方法。
  14. 前記エポキシ末端基を有するポリマーポリスルフィドを、薄層蒸留により精製することを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記薄層蒸留を、エピクロロヒドリンと共沸物を形成する剤、特にn−プロパノールまたはイソプロパノールの添加を伴って行うことを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 水、エピクロロヒドリン、及びなお存在し得る他の揮発性成分を前記反応混合物から留去し、残渣中に存在する前記エポキシ末端基を有するポリスルフィドを溶媒(処理溶媒)中に取り込み、得られた溶液から前記エポキシ末端基を有するポリスルフィドを分離し、任意に蒸留により精製することを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記取り込み後に得られた前記処理溶液を、無機塩及び水酸化アルカリを除去するために水で抽出することを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 前記無機塩及び水酸化アルカリがほぼ完全に不溶である処理溶媒を用いることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  19. 前記処理溶媒中に溶解した前記エポキシ末端基を有するポリスルフィドを、前記無機塩からろ過により分離することを特徴とする請求項16に記載の方法。
JP2004508158A 2002-05-24 2003-05-22 エポキシ化ポリスルフィドの製造方法 Pending JP2005526891A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10223283A DE10223283C1 (de) 2002-05-24 2002-05-24 Verfahren zur Herstellung von epoxidierten Polysulfiden
PCT/EP2003/005341 WO2003099908A1 (de) 2002-05-24 2003-05-22 Verfahren zur herstellung von epoxidierten polysulfiden

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005526891A true JP2005526891A (ja) 2005-09-08

Family

ID=7714580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004508158A Pending JP2005526891A (ja) 2002-05-24 2003-05-22 エポキシ化ポリスルフィドの製造方法

Country Status (9)

Country Link
US (1) US20050119449A1 (ja)
EP (1) EP1507817B1 (ja)
JP (1) JP2005526891A (ja)
CN (1) CN100363401C (ja)
AT (1) ATE333486T1 (ja)
AU (1) AU2003232811A1 (ja)
DE (2) DE10223283C1 (ja)
ES (1) ES2266852T3 (ja)
WO (1) WO2003099908A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008138198A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Hilti Ag 防火用の膨張多成分エポキシ樹脂コーティング剤およびその使用方法
JP2010516831A (ja) * 2007-01-23 2010-05-20 アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ チイランで末端停止されたポリスルフィドポリマー

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004047791B4 (de) 2004-10-01 2006-12-14 Thioplast Chemicals Gmbh & Co.Kg Verfahren zur Herstellung von polymeren hydroxyalkylterminierten Polysulfiden
SE0502649L (sv) * 2005-11-29 2007-05-15 Ge Healthcare Bio Sciences Ab Aktiverad fast stödfas och metod
DE102006003935A1 (de) * 2006-01-26 2007-08-02 H.B. Fuller Licensing & Financing, Inc., St. Paul Verwendung von polysulfidhaltigen Zweikomponentenklebstoffen zur Fensterherstellung
EP2060593A1 (de) 2007-11-13 2009-05-20 Karl Nestler Verwendung einer Abdichtungsmasse zur Herstellung einer Wasserdampfsperrschicht
EP2085415A1 (de) 2008-01-28 2009-08-05 Karl Nestler Verbundsystem, Verfahren zur Herstellung desselben sowie mehrschichtiges Flächengebilde
TWI382045B (zh) * 2009-05-25 2013-01-11 Univ Nat Chunghsing An immobilized metal affinity film and a preparation method thereof, a metal-mismatched film prepared therefrom and an immobilized enzyme film
US9080004B2 (en) 2010-10-07 2015-07-14 Prc-Desoto International, Inc. Diethylene glycol monomethyl ether resistant coating
US9828508B2 (en) 2015-04-21 2017-11-28 The United States Of America, As Represented By The Secretary Of The Navy Rapid cure polysulfide coatings for cavitation resistance, erosion resistance, and sound damping
FR3052783B1 (fr) 2016-06-15 2018-05-25 Compagnie Generale Des Etablissements Michelin Composition de caoutchouc renforcee pour pneumatique
CN110452381B (zh) * 2018-05-08 2022-07-08 中国石油化工股份有限公司 端环氧基聚硫橡胶及其制备和应用
US11437162B2 (en) 2019-12-31 2022-09-06 Industrial Technology Research Institute Conductive material composition and conductive material prepared therefrom
EP3913011A1 (en) * 2020-05-19 2021-11-24 Nouryon Chemicals International B.V. Aliphatic epoxy-terminated polysulfide polymer

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2789958A (en) * 1951-10-30 1957-04-23 Thiokol Chemical Corp Resinous reaction products of polyepoxides and polysulfide polymers and methods of making the same
BE528443A (ja) * 1953-04-29
US3017387A (en) * 1958-07-21 1962-01-16 Shell Oil Co Polyepoxy ethers of polyhydric phenols and cured products obtained therefrom
US3297635A (en) * 1963-05-31 1967-01-10 Shell Oil Co Process for curing polyepoxides and resulting products
US3663464A (en) * 1970-08-13 1972-05-16 Nasa Polymeric vehicles as carriers for sulfonic acid salt of nitrosubstituted aromatic amines
EP0166695B1 (de) * 1984-06-29 1989-10-18 Ciba-Geigy Ag Verfahren zur Herstellung von Glycidythioethern
GB8419036D0 (en) * 1984-07-26 1984-08-30 Thiokol Chemicals Ltd Liquid copolymers
US5173549A (en) * 1988-06-17 1992-12-22 Morton International, Inc. Process for synthesizing epoxidized polysulfides
CA1333120C (en) * 1988-06-17 1994-11-15 David L. Booth Process for synthesizing epoxidized polysulfides
ATE252568T1 (de) * 1996-05-21 2003-11-15 Exxonmobil Chem Patents Inc Reinigung von glycidylestern durch dünnschichtverdampfung

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008138198A (ja) * 2006-11-29 2008-06-19 Hilti Ag 防火用の膨張多成分エポキシ樹脂コーティング剤およびその使用方法
JP2010516831A (ja) * 2007-01-23 2010-05-20 アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ チイランで末端停止されたポリスルフィドポリマー

Also Published As

Publication number Publication date
CN1656149A (zh) 2005-08-17
ES2266852T3 (es) 2007-03-01
DE10223283C1 (de) 2003-07-24
CN100363401C (zh) 2008-01-23
AU2003232811A1 (en) 2003-12-12
EP1507817B1 (de) 2006-07-19
US20050119449A1 (en) 2005-06-02
DE50304291D1 (de) 2006-08-31
EP1507817A1 (de) 2005-02-23
WO2003099908A1 (de) 2003-12-04
ATE333486T1 (de) 2006-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005526891A (ja) エポキシ化ポリスルフィドの製造方法
JP4342102B2 (ja) 硫黄含有重合体の製造方法
JPH11349566A (ja) N‐メチル‐2‐ピロリドンの回収精製法
JPH0351700B2 (ja)
CN1810780A (zh) 一种制备甲基磺酸的方法
KR20180016425A (ko) 디아릴 술폰들을 제조하기 위한 개선된 프로세스
JPS5835514B2 (ja) イソシアヌル酸トリアルリルの製造方法
US20050131207A1 (en) Method for the production of epoxidized polysulfides
CS231971B2 (en) Purification method for mercaptobenzothiazole
KR20090031583A (ko) 트리알릴 시아누레이트의 제조 방법
FR2480281A1 (fr) Procede de production de thioalkyleneglycols
RU2797410C1 (ru) Способ получения пара-аминофенола восстановлением пара-нитрозофенола сульфидом аммония
KR920004603B1 (ko) 2,2-디메톡시-2-페닐아세토페논의 제조방법
JPWO2002022536A1 (ja) 高純度1,1−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンの製造方法
EP3921301B1 (en) Process for producing 4,4'-dichlorodiphenyl sulfoxide
JP2511285B2 (ja) 2,6−ジ第三ブチル−4−メルカプトフェノ―ル及び4,4−イソプロピリデンジチオ−ビス(2,6−ジ第三ブチルフェノ―ル)の製法
CN115181043B (zh) 一种连续流制备4-异硫氰基-2-(三氟甲基)苯甲腈的方法
WO1987004431A1 (en) Process for preparing 2-unsubstituted imidazoles
JPS5811453B2 (ja) ポリフェノ−ルの製法および装置
KR950002618B1 (ko) 폴리아릴렌설파이드 분리방법 및 장치
JPH075738B2 (ja) エポキシ化ポリスルフィドの製造方法
EP4048657A1 (en) Processes for making tetrazolinone compounds
CN113214308A (zh) 制备多硫硅烷的方法
JPS641464B2 (ja)
JPH07278304A (ja) ポリアリーレンスルフィドの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060426

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090728