JP2005524787A - リンス溶液の外観を向上させるための剤を含む布地仕上げ組成物 - Google Patents
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Abstract
リンスが添加された液体布地仕上げ組成物であって、布地柔軟化化合物と、過酸素漂白剤、青味剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される有効量の外観向上剤と、残部に補助成分とを有する、布地仕上げ組成物。当該仕上げ組成物は、洗濯された布地が入っているリンス溶液の色及び/又は透明度を改善し、同時に布地に柔軟化効果を提供する。当該組成物は、布地が手で洗濯される時に特に有利である。
Description
本発明は、リンスが添加された液体布地仕上げ組成物に関し、より詳細には、布地柔軟化組成物、並びに布地柔軟化組成物を含む布地用リンス溶液の色及び/又は透明度を改善するための使用及び方法に関する。
米国特許第4,045,358号(ラマチャンドラン(Ramachandran)、1977年8月30日発行)は、第四級アンモニウム柔軟仕上げ剤と過フタル酸とを規定された比率内で含む、柔軟化・漂白組成物を教示している。当該組成物は、非黄変性の布地柔軟仕上げ組成物として記載されている。
米国特許第4,166,794号(グレイ(Grey)、1979年9月4日発行)は、水溶性過酸素漂白剤と水溶性の陽イオン性窒素系柔軟仕上げ化合物とを含み、柔軟仕上げ剤と過酸素漂白剤との比率が5:7〜5:1である、液体漂白柔軟仕上げ剤を教示している。
米国特許第4,203,852号(ジョンソン(Johnson)ら、1980年5月20日発行)は、有機洗剤と共に洗浄サイクルに投入される、顆粒、粉末、ペレット、又はビーズの形態をした柔軟仕上げ漂白剤を教示している。
米国特許第4,273,661号(グレイ(Grey)、1981年6月16日発行)は、水溶性過酸素漂白剤と水溶性の陽イオン性窒素系柔軟仕上げ化合物とを含み、柔軟仕上げ剤と過酸素漂白剤との比率が5:7〜5:1である液体漂白柔軟仕上げ剤を分配する、発泡物品を教示している。
米国特許第4,460,487号(ロビンソン(Robinson)ら、1984年7月17日発行)は、過酸化水素と陽イオン性アミン系柔軟仕上げ剤とを含み、柔軟仕上げ剤と過酸化水素との比率が約1:20〜約2:3である、布地漂白・柔軟化組成物を教示している。
米国特許第5,077,119号(レイゲ(Wraige)、1991年12月31日発行)は、過酸素漂白剤をほぼ含まない柔軟化物質が第1領域に配置され、柔軟化物質をほぼ含まない過酸化漂白剤が第2領域に配置された、分離された2つの領域を備える基材を含む、布地仕上げ物品を教示している。
本発明は、布地柔軟化化合物と、リンス溶液の透明度及び/又は色を改善するのに有効な量の外観向上剤と、残部に補助成分とを含む、リンスが添加された液体布地仕上げ組成物を提供する。外観向上剤は、過酸素漂白剤、青味剤、又はこれらの混合物である。好ましくは、布地柔軟化化合物は、アルキル有機化合物又はシリコーン柔軟化エマルションである。より好ましくは、布地柔軟化化合物は、不飽和の、又はエステル基によって割り込まれた、少なくとも1つのC12〜C22のヒドロカルビル鎖を有する、第四級アンモニウム化合物である。
外観向上剤が過酸素漂白剤である時には、布地柔軟化化合物と過酸素漂白剤との重量比は、約2:1〜約1:4であり、ただし、当該比率が1:1〜1:4の時には過酸素漂白剤は過フタル酸又はその誘導体ではなく、またさらに当該比率が1:1.5〜1:4の時には組成物は6%を超える布地柔軟化化合物を含む。好ましくは、過酸素漂白剤は、布地仕上げ組成物中に当該組成物の約15重量%未満の濃度で存在する。
外観向上剤が青味剤である時には、青味剤は、当該組成物の約0.004重量%〜約0.1重量%の濃度である。外観向上剤が過酸素漂白剤と青味剤との混合物である場合、青味剤は、好ましくは過酸素漂白剤の存在下で安定である。
本発明は、さらに、リンス溶液の色及び/又は透明度を改善するため、リンスが添加された液体布地仕上げ組成物中での漂白剤の使用を提供する。同様に、本発明は、リンス溶液の色及び/又は透明度を改善するため、リンスが添加された液体布地仕上げ組成物中での青味剤の使用を提供する。
プロセス態様では、本発明は、洗濯用リンス溶液の色及び/又は透明度を改善する方法であって、洗剤水溶液中で布地を洗浄する工程と、リンス水溶液中で布地をすすぐ工程と、本発明の液体布地仕上げ組成物をリンス溶液に加える工程とを含む方法を提供する。布地仕上げ組成物は、過酸素漂白剤、青味剤、又はこれらの混合物からなる群から選択される、有効量の外観向上剤を含む。好ましくは、当該方法は、手で布地をすすぐために使用されるリンス溶液の色及び/又は透明度の改善に関する。
本発明は、さらに、本発明による液体布地仕上げ組成物と、当該組成物用の容器と、当該容器に関連付けられた1組の使用説明書とを含む布地仕上げ製品であって、前記1組の使用説明書が、リンス溶液の色及び/又は透明度を改善させるため当該布地仕上げ組成物を使用する消費者に対する指示を含む、布地仕上げ製品を提供する。好ましくは、1組の使用説明書には、手で布地をすすぐ時に布地仕上げ組成物を使用する指示が含まれる。
引用されるすべての文献は、その関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、本発明に関する先行技術であることを容認するものと解釈すべきではない。
I.(布地仕上げ組成物)
A.(布地柔軟化化合物)
仕上げ組成物に柔軟化化合物を組み込む一般的な濃度は、当該組成物の1重量%〜90重量%、好ましくは2重量%〜70重量%、さらに好ましくは5重量%〜40重量%である。好ましくは、布地柔軟化化合物は、アルキル有機化合物又はシリコーン柔軟化エマルションである。柔軟化化合物は、陽イオン性化合物、非イオン性化合物、及び/又は両性化合物から選択され得る。本発明の組成物において利益をもたらすために、従来のいずれかの布地柔軟化化合物を使用してよい。
A.(布地柔軟化化合物)
仕上げ組成物に柔軟化化合物を組み込む一般的な濃度は、当該組成物の1重量%〜90重量%、好ましくは2重量%〜70重量%、さらに好ましくは5重量%〜40重量%である。好ましくは、布地柔軟化化合物は、アルキル有機化合物又はシリコーン柔軟化エマルションである。柔軟化化合物は、陽イオン性化合物、非イオン性化合物、及び/又は両性化合物から選択され得る。本発明の組成物において利益をもたらすために、従来のいずれかの布地柔軟化化合物を使用してよい。
典型的な陽イオン性柔軟化化合物は、後述で定義する第四級アンモニウム化合物又はそのアミン前駆体である。布地柔軟仕上げ化合物は、好ましくは約55℃未満の相転移温度を有する。透明な布地仕上げ組成物が望ましい場合、柔軟仕上げ化合物は、50℃未満、より好ましくは約35℃未満、さらに好ましくは約20℃未満、さらに好ましくは約0℃未満の相転移温度を有し、好ましくは後述で開示するような生分解性を有する。同様に、透明な組成物が望ましい場合、IVは、好ましくは約40〜約140、好ましくは約50〜約120、さらに好ましくは約85〜約105である。不透明な組成物が望ましい場合、IVは40未満であってもよい。
本発明の仕上げ組成物において有用な布地柔軟化化合物は、次から選択することができる。
(1)次式を有する柔軟仕上げ剤:
[R4−m−N(+)−R1 m]A−
式中、mはそれぞれ2又は3であり、R1はそれぞれC6〜C22、好ましくはC14〜C20であるが、ただし約C12未満であるのが1つ以下及びその他のものが少なくとも約16である、ヒドロカルビル若しくは置換されたヒドロカルビル置換基、好ましくはC10〜C20のアルキル若しくはアルケニル(不飽和アルキル、「アルキレン」とも呼ばれる多不飽和アルキルを含む)、最も好ましくはC12〜C18のアルキル若しくはアルケニルであり、ここで、このR1基を含有する脂肪酸のヨウ素価(以後、「IV」と呼ぶ)は、約70〜約140、より好ましくは約80〜約130、最も好ましくは約90〜約115であり(本明細書で使用する時、用語「ヨウ素価」は、「親」脂肪酸又は「対応する」脂肪酸のヨウ素価を意味し、R1基についての不飽和レベルを定義するために使用され、これは同一のR1基を含有する脂肪酸中に存在する不飽和レベルと同一である)、その際、好ましくはシス/トランス比は、約1:1〜約50:1であって、最小値は1:1、好ましくは約2:1〜約40:1、より好ましくは約3:1〜約30:1、さらに好ましくは約4:1〜約20:1であり;R1はまた、それぞれ好ましくは分枝鎖C14〜C22のアルキル基、好ましくは分枝鎖C16〜C18の基であることもでき;Rは、それぞれH又は短鎖C1〜C6、好ましくはC1〜C3のアルキル若しくはヒドロキシアルキル基、例えば、メチル(最も好ましい)、エチル、プロピル、ヒドロキシエチルなど、ベンジル、又は(R2O)2−4Hであり、ここで、R2は、それぞれC1〜6のアルキレン基であり;A−は、柔軟仕上げ剤と適合性のある陰イオン、好ましくは、クロリド、ブロミド、メチルサルフェート、エチルサルフェート、サルフェート、及びナイトレートであり、より好ましくはクロリド及びメチルサルフェートである。
[R4−m−N(+)−R1 m]A−
式中、mはそれぞれ2又は3であり、R1はそれぞれC6〜C22、好ましくはC14〜C20であるが、ただし約C12未満であるのが1つ以下及びその他のものが少なくとも約16である、ヒドロカルビル若しくは置換されたヒドロカルビル置換基、好ましくはC10〜C20のアルキル若しくはアルケニル(不飽和アルキル、「アルキレン」とも呼ばれる多不飽和アルキルを含む)、最も好ましくはC12〜C18のアルキル若しくはアルケニルであり、ここで、このR1基を含有する脂肪酸のヨウ素価(以後、「IV」と呼ぶ)は、約70〜約140、より好ましくは約80〜約130、最も好ましくは約90〜約115であり(本明細書で使用する時、用語「ヨウ素価」は、「親」脂肪酸又は「対応する」脂肪酸のヨウ素価を意味し、R1基についての不飽和レベルを定義するために使用され、これは同一のR1基を含有する脂肪酸中に存在する不飽和レベルと同一である)、その際、好ましくはシス/トランス比は、約1:1〜約50:1であって、最小値は1:1、好ましくは約2:1〜約40:1、より好ましくは約3:1〜約30:1、さらに好ましくは約4:1〜約20:1であり;R1はまた、それぞれ好ましくは分枝鎖C14〜C22のアルキル基、好ましくは分枝鎖C16〜C18の基であることもでき;Rは、それぞれH又は短鎖C1〜C6、好ましくはC1〜C3のアルキル若しくはヒドロキシアルキル基、例えば、メチル(最も好ましい)、エチル、プロピル、ヒドロキシエチルなど、ベンジル、又は(R2O)2−4Hであり、ここで、R2は、それぞれC1〜6のアルキレン基であり;A−は、柔軟仕上げ剤と適合性のある陰イオン、好ましくは、クロリド、ブロミド、メチルサルフェート、エチルサルフェート、サルフェート、及びナイトレートであり、より好ましくはクロリド及びメチルサルフェートである。
(4)実質的に不飽和及び/又は分枝鎖の高級脂肪酸類とジアルキレントリアミン類との、例えば分子比約2:1での、反応生成物であって、次式を有する化合物を含有する反応生成物:
R1−C(O)−NH−R2−NH−R3−NH−C(O)−R1
式中、R1、R2は、上述のように定義され、R3は、それぞれC1〜6のアルキレン基、好ましくはエチレン基である。
R1−C(O)−NH−R2−NH−R3−NH−C(O)−R1
式中、R1、R2は、上述のように定義され、R3は、それぞれC1〜6のアルキレン基、好ましくはエチレン基である。
(5)次式を有する柔軟仕上げ剤:
[R1−C(O)−NR−R2−N(R)2−R3−NR−C(O)−R1]+A−
式中、R、R1、R2、R3及びA−は、上述のように定義される。
[R1−C(O)−NR−R2−N(R)2−R3−NR−C(O)−R1]+A−
式中、R、R1、R2、R3及びA−は、上述のように定義される。
(6)実質的に不飽和及び/又は分枝鎖の高級脂肪酸とヒドロキシアルキルアルキレンジアミン類との、分子比約2:1での、反応生成物であって、次式の化合物を含有する反応生成物:
R1−C(O)−NH−R2−N(R3OH)−C(O)−R1
式中、R1、R2及びR3は、上述のように定義される。
R1−C(O)−NH−R2−N(R3OH)−C(O)−R1
式中、R1、R2及びR3は、上述のように定義される。
前述の柔軟仕上げ活性物質と組み合わせて使用できる、その他の任意であるが非常に望ましい陽イオン性化合物は、長鎖非環式C8〜C22の炭化水素基を1つ含有する化合物であって、次からなる群から選択される。
(8)次式を有する非環式四級アンモニウム塩類:
[R1−N(R5)2−R6]+A−
式中、R5及びR6は、C1〜C4のアルキル又はヒドロキシアルキル基であり、R1及びA−は、上述のように定義される。
[R1−N(R5)2−R6]+A−
式中、R5及びR6は、C1〜C4のアルキル又はヒドロキシアルキル基であり、R1及びA−は、上述のように定義される。
化合物1の例は、ジアルキレンジメチルアンモニウム塩類、例えば、ジキャノーラジメチルアンモニウムクロリド(dicanoladimethylammonium chloride)、ジキャノーラジメチルアンモニウムメチルサルフェート(dicanoladimethylammonium methylsulfate)、ジ(部分硬化大豆、シス/トランス比約4:1)ジメチルアンモニウムクロリド、ジオレイルジメチルアンモニウムクロリドである。ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド及びジ(キャノーラ)ジメチルアンモニウムクロリドが好ましい。本発明において使用可能な市販のジアルキレンジメチルアンモニウム塩の一例は、ジオレイルジメチルアンモニウムクロリドであり、ウィトコ・コーポレーション(Witco Corporation)から商品名アドゲン(Adogen)(登録商標)472として入手可能である。
化合物2の一例は、R1が非環式脂肪族C15〜C17の炭化水素基、R2がエチレン基、GがNH基、R5がメチル基、A−が陰イオンのメチルサルフェートである、1−メチル−1−オレイルアミドエチル−2−オレイルイミダゾリニウムメチルサルフェートであり、ウィトコ・コーポレーション(Witco Corporation)から商品名バリソフト(Varisoft)(登録商標)3690として市販されている。
化合物3の一例は、R1が非環式脂肪族C15〜C17の炭化水素基、R2がエチレン基、GがNH基である、1−オレイルアミドエチル−2−オレイルイミダゾリンである。
化合物4の一例は、オレイン酸とジエチレントリアミンとの、分子比約2:1での反応生成物であり、前記反応生成混合物は、次式のN,N”−ジオレオイルジエチレントリアミンを含有し:
R1−C(O)−NH−CH2CH2−NH−CH2CH2−NH−C(O)−R1
式中、R1−C(O)は、ヘンケル・コーポレーション(Henkel Corporation)から入手可能なエマーソル(Emersol)(登録商標)223LL又はエマーソル(Emersol)(登録商標)7021のような、植物又は動物源由来の市販のオレイン酸のオレオイル基であり、R2及びR3は、二価のエチレン基である。
R1−C(O)−NH−CH2CH2−NH−CH2CH2−NH−C(O)−R1
式中、R1−C(O)は、ヘンケル・コーポレーション(Henkel Corporation)から入手可能なエマーソル(Emersol)(登録商標)223LL又はエマーソル(Emersol)(登録商標)7021のような、植物又は動物源由来の市販のオレイン酸のオレオイル基であり、R2及びR3は、二価のエチレン基である。
化合物5の一例は、次式を有するジ脂肪アミドアミン系の柔軟仕上げ剤であり:
[R1−C(O)−NH−CH2CH2−N(CH3)(CH2CH2OH)−CH2CH2−NH−C(O)−R1]+CH3SO4 −
式中、R1−C(O)は、オレオイル基であり、ウィトコ・コーポレーション(Witco Corporation)から商品名バリソフト(Varisoft)(登録商標)222LTとして市販されている。
[R1−C(O)−NH−CH2CH2−N(CH3)(CH2CH2OH)−CH2CH2−NH−C(O)−R1]+CH3SO4 −
式中、R1−C(O)は、オレオイル基であり、ウィトコ・コーポレーション(Witco Corporation)から商品名バリソフト(Varisoft)(登録商標)222LTとして市販されている。
化合物6の一例は、オレイン酸とN−2−ヒドロキシエチルエチレンジアミンとの、分子比約2:1での反応生成物であり、前記反応生成混合物は、次式の化合物を含有し:
R1−C(O)−NH−CH2CH2−N(CH2CH2OH)−C(O)−R1
式中、R1−C(O)は、ヘンケル・コーポレーション(Henkel Corporation)から入手可能なエマーソル(Emersol)(登録商標)223LL又はエマーソル(Emersol)(登録商標)7021のような、植物又は動物源由来の市販のオレイン酸のオレオイル基である。
R1−C(O)−NH−CH2CH2−N(CH2CH2OH)−C(O)−R1
式中、R1−C(O)は、ヘンケル・コーポレーション(Henkel Corporation)から入手可能なエマーソル(Emersol)(登録商標)223LL又はエマーソル(Emersol)(登録商標)7021のような、植物又は動物源由来の市販のオレイン酸のオレオイル基である。
化合物7の一例は、次式を有するジ四級化合物(diquaternary compound)であり:
式中、R1は、オレイン酸から誘導され、当該化合物は、ウィトコ・カンパニー(Witco Company)から入手可能である。
化合物8の例は、モノオレイルトリメチルアンモニウムクロリド、モノキャノーラトリメチルアンモニウムクロリド、及びソヤトリメチルアンモニウムクロリド(soyatrimethylammonium chloride)のような、モノアルケニルトリメチルアンモニウム塩類である。モノオレイルトリメチルアンモニウムクロリド及びモノキャノーラトリメチルアンモニウムクロリドが好ましい。化合物8の他の例は、ウィトコ・コーポレーション(Witco Corporation)から商品名アドゲン(Adogen)(登録商標)415として入手可能なソヤトリメチルアンモニウムクロリド(soyatrimethylammonium chloride);R1が天然源由来のC22の炭化水素基である、エルシルトリメチルアンモニウムクロリド(erucyltrimethylammonium chloride);R1がC16〜C18の炭化水素基、R5がメチル基、R6がエチル基、A−が陰イオンのエチルサルフェートである、ソヤジメチルエチルアンモニウムエチルサルフェート(soyadimethylethylammonium ethylsulfate);並びに、R1がC18の炭化水素基、R5が2−ヒドロキシエチル基、R6がメチル基である、メチルビス(2−ヒドロキシエチル)オレイルアンモニウムクロリドである。
化合物11の一例は、R1がC17の炭化水素基、R2がエチレン基、R5がエチル基、A−が陰イオンのエチルサルフェートである、1−エチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−2−イソヘプタデシル−イミダゾリニウムエチルサルフェートである。
本明細書に使用できる他の布地柔軟仕上げ剤は、基礎的構造について少なくとも一般的に、米国特許第3,861,870号(エドワーズ(Edwards)及びディール(Diehl));第4,308,151号(カンブレ(Cambre));第3,886,075号(ベルナルディーノ(Bernardino));第4,233,164号(デイビス(Davis));第4,401,578号(フェアブリュッゲン(Verbruggen));第3,974,076号(ビアスマ(Wiersema)及びリーケ(Rieke));並びに第4,237,016号(ラドキン(Rudkin)、クリント(Clint)、及びヤング(Young))に開示されており、前記特許すべてを本明細書に参考として組み込む。本明細書のさらなる柔軟仕上げ活性物質は、好ましくは、従来の柔軟仕上げ活性物質の高度に不飽和された形態、すなわち、ジオレイルジメチルアンモニウムクロリド及び後述するイミダゾリニウム化合物のような、通常は陽イオン性物質である、ジ−長鎖アルキル窒素誘導体である。より生分解性の高い布地柔軟仕上げ剤の例は、米国特許第3,408,361号(マンハイマー(Mannheimer)、1968年10月29日発行);第4,709,045号(クボ(Kubo)ら、1987年11月24日発行);第4,233,451号(プラクト(Pracht)ら、1980年11月11日発行);第4,127,489号(プラクト(Pracht)ら、1979年11月28日発行);第3,689,424号(バーグ(Berg)ら、1972年9月5日発行);第4,128,485号(バウマン(Baumann)ら、1978年12月5日発行);第4,161,604号(エルスター(Elster)ら、1979年7月17日発行);第4,189,593号(ウェクスラー(Wechsler)ら、1980年2月19日発行);及び第4,339,391号(ホフマン(Hoffman)ら、1982年7月13日発行)に見出すことができ、前記特許を本明細書に参考として組み込む。
加えて、陽イオン性アミン官能性ポリマー、非イオン性ジメチコンコポリマー、及びその混合物のエマルションのようなシリコーン類を、柔軟化化合物又は柔軟化成分として使用することができる。好ましいエマルションは、アモジメチコン(及び)トリデセス−12(及び)セトリモニウムクロリド陽イオン性コポリマー、及び/又は、ジビニルジメチコン/ジメチコンコポリマー(及び)C12〜C13パレス−3(及び)C12〜C13パレス−23を含む。
特に好ましい柔軟化化合物には、様々なジエステル及びポリ四級化合物を含めた第四級アンモニウム化合物が含まれる。
第1の種類のDEQAは、好ましくは、主要活性物質として次式の[DEQA(1)]化合物を含み、
{R4−m−N+−[(CH2)n−Y−R1]m}X−
式中、R置換基はそれぞれ、水素、短鎖C1〜C6、好ましくはC1〜C3のアルキル若しくはヒドロキシアルキル基、例えば、メチル(最も好ましい)、エチル、プロピル、ヒドロキシエチルなど、ポリ(C2〜3のアルコキシ)、好ましくはポリエトキシ基、ベンジル、又はこれらの混合物のいずれかであり;mはそれぞれ2又は3であり;nはそれぞれ1〜約4、好ましくは2であり;Yはそれぞれ、−O−(O)C−、−C(O)−O−、−NR−C(O)−、又は−C(O)−NRであり;各R1中の炭素の合計は、Yが−O−(O)C−又は−NR−C(O)−の時には1を加えてC12〜C22、好ましくはC14〜C20であり、その際、R1はそれぞれ、ヒドロカルビル若しくは置換されたヒドロカルビル基であり、X−は、柔軟仕上げ剤と適合性のあるいずれかの陰イオン、好ましくは、クロリド、ブロミド、メチルサルフェート、エチルサルフェート、サルフェート、及びニトレート、より好ましくはクロリド又はメチルサルフェートであることができる(本明細書で使用する時、所与のR1基を含有する「柔軟仕上げ活性物質のパーセント」は、全R1基のうち所与のR1基が存在するパーセンテージに基づいて、全活性物質のパーセンテージを導出することに基づく)。
{R4−m−N+−[(CH2)n−Y−R1]m}X−
式中、R置換基はそれぞれ、水素、短鎖C1〜C6、好ましくはC1〜C3のアルキル若しくはヒドロキシアルキル基、例えば、メチル(最も好ましい)、エチル、プロピル、ヒドロキシエチルなど、ポリ(C2〜3のアルコキシ)、好ましくはポリエトキシ基、ベンジル、又はこれらの混合物のいずれかであり;mはそれぞれ2又は3であり;nはそれぞれ1〜約4、好ましくは2であり;Yはそれぞれ、−O−(O)C−、−C(O)−O−、−NR−C(O)−、又は−C(O)−NRであり;各R1中の炭素の合計は、Yが−O−(O)C−又は−NR−C(O)−の時には1を加えてC12〜C22、好ましくはC14〜C20であり、その際、R1はそれぞれ、ヒドロカルビル若しくは置換されたヒドロカルビル基であり、X−は、柔軟仕上げ剤と適合性のあるいずれかの陰イオン、好ましくは、クロリド、ブロミド、メチルサルフェート、エチルサルフェート、サルフェート、及びニトレート、より好ましくはクロリド又はメチルサルフェートであることができる(本明細書で使用する時、所与のR1基を含有する「柔軟仕上げ活性物質のパーセント」は、全R1基のうち所与のR1基が存在するパーセンテージに基づいて、全活性物質のパーセンテージを導出することに基づく)。
第2の種類のDEQA活性物質[DEQA(2)]は、次の一般式を有し、
[R3N+CH2CH(YR1)(CH2YR1)]X−
式中、Y、R、R1、及びX−は、それぞれ上述したのと同一の意味を有する。このような化合物には、次式を有するものが含まれる:
[CH3]3N(+)[CH2CH(CH2O(O)CR1)O(O)CR1]Cl(−)
式中、Rは、それぞれメチル又はエチル基であり、好ましくは、R1は、それぞれC15〜C19の範囲中にある。本明細書で使用する時、ジエステルが明記される場合、それは存在するモノエステルを含むことができる。存在し得るモノエステルの量は、DEQA(1)と同じである。
[R3N+CH2CH(YR1)(CH2YR1)]X−
式中、Y、R、R1、及びX−は、それぞれ上述したのと同一の意味を有する。このような化合物には、次式を有するものが含まれる:
[CH3]3N(+)[CH2CH(CH2O(O)CR1)O(O)CR1]Cl(−)
式中、Rは、それぞれメチル又はエチル基であり、好ましくは、R1は、それぞれC15〜C19の範囲中にある。本明細書で使用する時、ジエステルが明記される場合、それは存在するモノエステルを含むことができる。存在し得るモノエステルの量は、DEQA(1)と同じである。
これらの種類の剤及びその一般的製造法は、米国特許第4,137,180号(ナイク(Naik)ら、1979年1月30日発行)に開示されており、その特許を本明細書に参考として組み込む。好ましいDEQA(2)の一例は、式1,2−ジ(アシルオキシ)−3−トリメチルアンモニオプロパンクロリドを有する、「プロピル」エステル四級アンモニウム布地柔軟仕上げ活性物質であり、その際、アシルは、後述で開示するFA1のものと同一である。
好ましい透明な布地仕上げ組成物には、必須成分として、当該組成物の約2重量%〜約75重量%、好ましくは約8重量%〜約70重量%、より好ましくは約13重量%〜約65重量%、さらに好ましくは約18重量%〜約45重量%の、次式を有する柔軟仕上げ活性物質を含有するものがあり:
[R1C(O)OC2H4]mN+(R)4−mX−
式中、化合物中のR1は、それぞれC6〜C22のヒドロカルビル基であり、好ましくは同等の脂肪酸のIVに基づいて約70〜約140のIVを有し、シス/トランス比が好ましくは後述するものであり、mは化合物の任意の混合物中の重量平均で1〜3の数であり、化合物中のRは、それぞれC1〜3アルキル若しくはヒドロキシアルキル基であり、mとヒドロキシエチル基であるRの数との合計は3に等しく、Xは柔軟仕上げ剤と適合性のある陰イオン、好ましくはメチルサルフェートである。好ましくは(C18:1構成成分の)脂肪酸のシス:トランス異性体比は、少なくとも約1:1、好ましくは約2:1、より好ましくは約3:1、さらに好ましくは約4:1、又はそれ以上である。
[R1C(O)OC2H4]mN+(R)4−mX−
式中、化合物中のR1は、それぞれC6〜C22のヒドロカルビル基であり、好ましくは同等の脂肪酸のIVに基づいて約70〜約140のIVを有し、シス/トランス比が好ましくは後述するものであり、mは化合物の任意の混合物中の重量平均で1〜3の数であり、化合物中のRは、それぞれC1〜3アルキル若しくはヒドロキシアルキル基であり、mとヒドロキシエチル基であるRの数との合計は3に等しく、Xは柔軟仕上げ剤と適合性のある陰イオン、好ましくはメチルサルフェートである。好ましくは(C18:1構成成分の)脂肪酸のシス:トランス異性体比は、少なくとも約1:1、好ましくは約2:1、より好ましくは約3:1、さらに好ましくは約4:1、又はそれ以上である。
生分解性の好ましい布地柔軟仕上げ化合物は、四級アンモニウム塩を含み、当該四級アンモニウム塩は、
a)それぞれ原子数5〜21の炭化水素鎖を有する、飽和若しくは不飽和の、直鎖若しくは分枝状の、脂肪酸又は前記酸の誘導体の画分と、
b)トリエタノールアミンと
の間の四級縮合生成物であり、前記縮合生成物が、フェノールフタレイン指示薬に対して当該縮合生成物を標準KOH溶液で滴定することによって測定した時に、約6.5未満の酸価を有することを特徴とする。酸価は、好ましくは約5以下であり、より好ましくは約3未満である。実際、AVが低いほど、より良好な柔軟性が得られる。酸価は、ISO53402番にしたがって、フェノールフタレイン指示薬に対して標準KOH溶液で縮合生成物を滴定することによって決定される。AVは、KOH(mg)/縮合生成物(g)で表される。
a)それぞれ原子数5〜21の炭化水素鎖を有する、飽和若しくは不飽和の、直鎖若しくは分枝状の、脂肪酸又は前記酸の誘導体の画分と、
b)トリエタノールアミンと
の間の四級縮合生成物であり、前記縮合生成物が、フェノールフタレイン指示薬に対して当該縮合生成物を標準KOH溶液で滴定することによって測定した時に、約6.5未満の酸価を有することを特徴とする。酸価は、好ましくは約5以下であり、より好ましくは約3未満である。実際、AVが低いほど、より良好な柔軟性が得られる。酸価は、ISO53402番にしたがって、フェノールフタレイン指示薬に対して標準KOH溶液で縮合生成物を滴定することによって決定される。AVは、KOH(mg)/縮合生成物(g)で表される。
最適な柔軟効果のためには、反応物が、脂肪酸分とトリエタノールアミンとのモル比約1:1〜約2.5:1で存在することが好ましい。また、最適な柔軟性は、洗剤が残ったままになる洗濯条件によって、特に、仕上げ組成物が使用される溶液中の陰イオン性界面活性剤の存在によって、影響を受けることも見出された。実際、通常は洗浄時から残ったままの陰イオン性界面活性剤が存在すると、柔軟仕上げ化合物と相互作用して、その性能を低下させることになる。したがって、使用条件によっては、脂肪酸/トリエタノールアミンのモル比がきわめて重要な場合がある。それ故に、洗浄サイクルと柔軟化化合物を含んだすすぎサイクルとの間ですすぎが行われない場合、大量の陰イオン性界面活性剤が、柔軟化化合物を含んだすすぎサイクルまで残ったままになる。この場合、脂肪酸分/トリエタノールアミンのモル比約1.4:1〜約1.8:1が好ましいことが見出された。大量の陰イオン性界面活性剤とは、陰イオン性界面活性剤/本発明の陽イオン性柔軟仕上げ化合物のモル比が少なくとも約1/10になるような濃度で、すすぎサイクルに陰イオンが存在することを意味する。したがって、布地を処理する方法は、前述の柔軟仕上げ化合物若しくは仕上げ組成物を含有する水性媒質中に布地を接触させる工程を含み、当該柔軟仕上げ化合物中の脂肪酸/トリエタノールアミンのモル比は、約1.4:1〜約1.8:1、好ましくは約1.5:1であり、当該水性媒質は、陰イオン性界面活性剤と前記柔軟仕上げ化合物とのモル比少なくとも約1:10を含む。
洗浄サイクルとその後のすすぎサイクルとの間に中間すすぎサイクルが行われると、残ったままになる陰イオン性界面活性剤が少なくなり、すなわち、陰イオン性界面活性剤と本発明の陽イオン性化合物とのモル比が約1:10未満になる。それ故に、脂肪酸/トリエタノールアミンのモル比約1.8:1〜約2.2:1が好ましいことが見出された。そのような、残ったままになる陰イオンが少ない条件では、布地を処理する方法は、柔軟仕上げ化合物若しくはその仕上げ組成物を含有する水性媒質中に布地を接触させる工程を含み、当該柔軟仕上げ化合物中の脂肪酸/トリエタノールアミンのモル比は、約1.8:1〜約2:1、好ましくは約2.0:1、最も好ましくは約1.9であり、当該水性媒質は、陰イオン性界面活性剤と前記柔軟仕上げ化合物とのモル比約1:10未満を含む。好ましい実施形態では、脂肪酸分及びトリエタノールアミンは、モル比約1:1〜約2.5:1で存在する。
陽イオン性の、好ましくは生分解性の好ましい第四級アンモニウム布地柔軟化化合物は、−(O)CR1基を含有することができ、これは、動物性脂肪、不飽和及び多不飽和の脂肪酸、例えばオレイン酸、及び/又はキャノーラ油、ベニバナ油、ピーナッツ油、ヒマワリ油、コーン油、大豆油、トール油、米糠油等のような植物油及び/又は部分硬化植物油から誘導される、部分硬化脂肪酸から誘導される。脂肪酸(FA)の非限定例は、米国特許第5,759,990号の第4欄45〜66行に列挙されている。
FA1は、キャノーラ油から調製される部分硬化脂肪酸であり、FA2は、大豆油から調製される脂肪酸であり、FA3は、わずかに硬化したタロー脂肪酸である。
好ましい柔軟仕上げ活性物質は、エステル結合した2つの疎水基[R1C(CO)O−]を含んだ有効量の分子を含有しており、前記活性物質は、以後「DEQA」と呼ぶが、(全脂肪酸ブレンド)と表される異なる脂肪酸すべてのブレンドから単一のDEQAとして調製されるものであって、全脂肪酸ブレンドの異なる部分から調製された別個の最終DEQAの混合物のブレンドから調製されるものではない。
少なくとも脂肪族アシル基の大部分が不飽和であり、例えば約50%〜100%、好ましくは約55%〜約99%、より好ましくは約60%〜約98%が不飽和であることが好ましく、また多不飽和脂肪族アシル基(TPU)を含有する活性物質の総濃度は、好ましくは0%〜約30%であることが好ましい。通常、不飽和脂肪族アシル基に関するシス/トランス比は、重要であり、シス/トランス比は、約1:1〜約50:1であって、最小で約1:1、好ましくは少なくとも約3:1、より好ましくは約4:1〜約20:1である。(本明細書で使用する時、所与のR1基を含有する「柔軟仕上げ活性物質のパーセント」は、同じR1基の、すべての柔軟仕上げ活性物質を形成するために使用されるR1基の合計に対するパーセンテージと同一である。)
本明細書で前述し、また後述する、不飽和(好ましい多不飽和を含む)の脂肪族アシル基及び/又はアルキレン基は、意外なことに、効果的な柔軟性を提供するだけでなく、より良好な再湿潤特性、良好な耐静電気特性、とりわけ凍結及び解凍後の優れた回復性を提供する。また、高度に不飽和の物質は、純粋な生成組成物について低い粘性を維持する濃縮プレミックスへの配合がより容易であり、したがって、例えばポンプや混合等のプロセス処理がより容易である。また、このような高度に不飽和の物質(多不飽和脂肪族アシル基(TPU)を含有する活性物質の総濃度は、典型的には約3%〜約30%であり、このような物質に通常関連付けられる溶媒はほんの少量、すなわち、柔軟仕上げ剤/溶媒混合物の総重量の約5%〜約20%、好ましくは約8%〜約25%、より好ましくは約10%〜約20%である)は、周囲温度であっても、濃縮された組成物中に容易に配合される。この、低温で活性物質をプロセス処理する能力は、分解を最小限に抑えるので、多不飽和基に特に重要である。化合物及び仕上げ組成物が後述で開示するような有効な酸化防止剤、キレート剤、及び/又は低減剤を含有する場合、分解に対するさらなる保護を提供することができる。
置換基R及びR1は、任意で、アルコキシル基又はヒドロキシル基のような様々な基で置換することができ、R1基がその基本的に疎水性の特性を維持するのであれば、直鎖又は分枝状であり得ることが理解されよう。
好ましい長鎖DEQAは、高濃度の多不飽和を含有する原料、すなわち、N,N−ジ(アシル−オキシエチル)−N,N−メチルヒドロキシエチルアンモニウムメチルサルフェートから調製されるDEQAであり、このアシルは、十分な多不飽和を含有する脂肪酸、例えば、タロー脂肪酸と大豆脂肪酸の混合物から誘導される。もう1つの好ましい長鎖DEQAは、ジオレイル(公称)DEQA、すなわち、N,N−ジ(オレオイル−オキシエチル)−N,N−メチルヒドロキシエチルアンモニウムメチルサルフェートが主成分であるDEQAである。そのようなDEQAに好ましい脂肪酸源は、植物油、及び/又は不飽和の、例えばオレオイル基を多く含む部分硬化植物油である。
本明細書で使用する時、DEQAジエステル(m=2)が明記される場合、それは、存在するモノエステル(m=1)及び/又はトリエステル(m=3)を含むことができる。好ましくは、DEQAの少なくとも約30%がジエステル形態であり、0%〜約30%はDEQAモノエステルであることができ、例えば、3つのR基と1つのR1基が存在する。柔軟化のためには、残ったままになる洗剤が無い/少ない洗濯条件下で、モノエステルのパーセンテージをできる限り低く、好ましくは約15%以下にするべきである。しかし、陰イオン性の洗剤界面活性剤又は洗剤ビルダーが多く残ったままになる条件下では、いくらかのモノエステルが好ましい場合がある。ジエステル「第四級アンモニウム活性物質」(quat)とモノエステルquatとの全体比は、約2.5:1〜約1:1、好ましくは約2.3:1〜約1.3:1である。多くの洗剤が残ったままになる条件下では、ジエステル/モノエステル比は、好ましくは約1.3:1である。存在するモノエステルの濃度は、DEQAを製造する際に、脂肪酸又は脂肪族アシル源とトリエタノールアミンとの比率を変化させることによって制御することができる。ジエステルquatとトリエステルquatとの全体比は、約10:1〜約1.5:1、好ましくは約5:1〜約2.8:1である。
前述の化合物は、標準的な反応化学を使用して調製することができる。DTDMACのジエステル形態の一合成例では、式N(CH2CH2OH)3のトリエタノールアミンが、好ましくは2つのヒドロキシル基のところで、式R1C(O)Clの酸塩化物によってエステル化され、酸性化(1つのRがHになる)によって陽イオン性になり得るアミンを形成して、1種の柔軟仕上げ剤になるか、又はその後アルキルハライドRXで四級化されて、所望の反応生成物を生成する(式中、R及びR1は、上述で定義したものである)。ただし、化学分野の技術者には、この反応手順により、広範に選択される剤を調製できることが理解されよう。
好ましいDEQA(1)及びDEQA(2)柔軟仕上げ活性物質では、R1はそれぞれ、ヒドロカルビル基又は置換ヒドロカルビル基、好ましくはアルキル基、モノ不飽和アルケニル基、及び多不飽和アルケニル基であり、その際多不飽和アルケニル基を含有する柔軟仕上げ活性物質は、好ましくは柔軟仕上げ活性物質の総重量の少なくとも約3%、より好ましくは少なくとも約5%、より好ましくは少なくとも約10%、さらに好ましくは少なくとも約15%であり、当該活性物質は、好ましくはR1基の混合物を、特に個々の分子内に含有する。
本明細書では、DEQAはまた、低濃度の脂肪酸も含有することができるが、当該脂肪酸は、DEQAを形成するために使用される未反応の出発物質由来のものであることができ、及び/又は最終組成物中の柔軟仕上げ活性物質のいずれかの部分分解(加水分解)の副生成物として得られるものであることができる。遊離脂肪酸の濃度は、低いことが好ましく、好ましくは柔軟仕上げ活性物質の約15重量%未満、より好ましくは約10重量%未満、さらに好ましくは約5重量%未満である。
本明細書の布地柔軟仕上げ化合物は、好ましくは、そのプロセスにキレート剤、好ましくはジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)及び/又はエチレンジアミン−N,N’−ジコハク酸(EDDS)が添加されるプロセスによって調製される。他の許容可能なキレート剤は、テトラキス−(2−ヒドロキシルプロピル)エチレンジアミン(TPED)である。また好ましくは、酸化防止剤は、蒸留及び/又は分留後すぐに及び/又はエステル化反応中に脂肪酸に添加され、及び/又は完成した柔軟仕上げ活性物質に後から添加される。得られる柔軟仕上げ活性物質は、変色と、それに付随した悪臭が低減されている。
添加されるキレート剤の総量は、好ましくは、形成された柔軟仕上げ活性物質の重量の約10ppm〜約5,000ppmの範囲内、より好ましくは約100ppm〜約2500ppmの範囲内である。トリグリセリド源は、好ましくは、動物性脂肪、植物油、部分硬化植物油、及びこれらの混合物からなる群から選択される。より好ましくは、植物油又は部分硬化植物油は、キャノーラ油、部分硬化キャノーラ油、ベニバナ油、部分硬化ベニバナ油、ピーナッツ油、部分硬化ピーナッツ油、ヒマワリ油、部分硬化ヒマワリ油、コーン油、部分硬化コーン油、大豆油、部分硬化大豆油、トール油、部分硬化トール油、米糠油、部分硬化米糠油、及びこれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、トリグリセリド源は、キャノーラ油、部分硬化キャノーラ油、及びこれらの混合物である。また、このプロセスは、トリグリセリドをプロセス処理する際に布地柔軟仕上げ活性物質の形成を含むそれまでの工程のいずれか又はすべてに、当該組成物の約0.01重量%〜約2重量%の酸化防止化合物を添加する工程を含むことができる。
前述のプロセスは、変色及び悪臭が低減された布地柔軟仕上げ活性物質を生成する。
以下のポリ四級アンモニウム化合物は、本発明に使用するのに好適なものとして、本明細書に参考として開示される:欧州特許出願EP0,803,498,A1(ロバート・O・キース(Robert O.Keys)及びフロイド・E・フリードリ(Floyd E.Friedli)、1997年4月25日出願);英国特許808,265(アーノルド・ホフマン&Co.(Arnold Hoffman & Co.,Incorporated)、1956年1月28日発行);英国特許1,161,552(ケブナー(Koebner)及びポッツ(Potts)、1969年8月13日発行);DE4,203,489A1(ヘンケル(Henkel)、1993年8月12日発行);EP0,221,855(トフル(Topfl)、ハインツ(Heinz)、及びイェルク(Jorg)、1986年11月3日発行);EP0,503,155(レオ(Rewo)、1991年12月20日発行);EP0,507,003(レオ(Rewo)、1991年12月20日発行);EPA0,803,498(1997年10月29日発行);フランス特許2,523,606(マリー−ヘレン・フライキン(Marie-Helene Fraikin)、アラン・ジラルストン(Alan Dillarstone)、及びマルク・クーテロー(Marc Couterau)、1983年3月22日出願);日本特許(Japanese Pat.)84−273918(河合照美(Terumi Kawai)及び北村博(Hiroshi Kitamura)、1986年);日本特許(Japanese Pat.)2−011,545(花王(Kao Corp.)、1990年1月16日発行);米国特許第3,079,436号(ホワ(Hwa)、1963年2月26日発行);米国特許第4,418,054号(グリーン(Green)ら、1983年11月29日発行);米国特許第4,721,512号(トフル(Topfl)、アベル(Abel)、及びビンツ(Binz)、1988年1月26日発行);米国特許第4,728,337号(アベル(Abel)、トフル(Topfl)、及びリーエン(Riehen)、1988年3月1日発行);米国特許第4,906,413号(トフル(Topfl)及びビンツ(Binz)、1990年3月6日発行);米国特許第5,194,667号(オキセンライダー(Oxenrider)ら、1993年3月16日発行);米国特許第5,235,082号(ヒル(Hill)及びスノウ(Snow)、1993年8月10日発行);米国特許第5,670,472号(キース(Keys)、1997年9月23日発行);ウェイロン・ミャオ(Weirong Miao)、ウェイ・ホウ(Wei Hou)、リー・チェン(Lie Chen)、及びゾンシ・リー(Zongshi Li)、「多官能性仕上げ剤に関する研究(Studies on Multifunctional Finishing Agents)」、リヨン・ファーシュー・ゴンイ(Riyong Huaxue Gonye)、第2号、8〜10頁、1992年;ヨカガク(Yokagaku)、第41巻、第4号(1992年);並びに「消毒、滅菌、及び保存(Disinfection,Sterilization,and Preservation)」、第4版、1991年、リー&フェビガー(Lea & Febiger)発行、第13章、226〜30頁。これらすべての参照文献の全体を、本明細書に参考として組み込む。また、脂肪酸とN,N,N’,N’,テトラキス(ヒドロキシエチル)−1,6−ジアミノヘキサンとの反応生成物の四級化によって形成される生成物も、本発明に好適なものとして開示される。この反応によって生成される構造のいくつかの非限定例を、以下に示す:
Rは、前述したR1として定義される。
(陰イオンA)
本明細書の陽イオン性窒素系塩では、陰イオンA−は、柔軟仕上げ剤と適合性のあるいずれかの陰イオンであり、電気的中性をもたらす。ほとんどの場合、これらの塩において電気的中性をもたらすために使用される陰イオンは、強酸由来のものであり、特に、塩化物、臭化物、又はヨウ化物のようなハロゲン化物由来のものである。ただし、メチルサルフェート、エチルサルフェート、アセテート、ホルメート、サルフェート、カーボネートなどのような、他の陰イオンを使用することもできる。本明細書では、陰イオンAとして、クロリド及びメチルサルフェートが好ましい。また、あまり好ましくはないが、陰イオンが2電荷を帯びることも可能であり、その場合、A−は、基の半分を表す。
本明細書の陽イオン性窒素系塩では、陰イオンA−は、柔軟仕上げ剤と適合性のあるいずれかの陰イオンであり、電気的中性をもたらす。ほとんどの場合、これらの塩において電気的中性をもたらすために使用される陰イオンは、強酸由来のものであり、特に、塩化物、臭化物、又はヨウ化物のようなハロゲン化物由来のものである。ただし、メチルサルフェート、エチルサルフェート、アセテート、ホルメート、サルフェート、カーボネートなどのような、他の陰イオンを使用することもできる。本明細書では、陰イオンAとして、クロリド及びメチルサルフェートが好ましい。また、あまり好ましくはないが、陰イオンが2電荷を帯びることも可能であり、その場合、A−は、基の半分を表す。
前述で開示された柔軟仕上げ化合物の組み合わせが、本発明の仕上げ組成物での使用に好適であることが理解されよう。
B.(外観向上剤)
本発明の組成物の外観向上剤は、好ましくは、過酸素漂白剤、青味剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される。液体布地仕上げ組成物中に存在する外観向上剤の具体的な量は、それらの個性によって変わるが、リンス溶液の色及び/又は透明度を改善するのに有効な量で存在すべきである。リンス溶液の色の改善とは、現状の色を和らげたり若しくは薄くしたり、又は現状の色の変化として認識される。リンス溶液の透明度の改善とは、不透明度が低下し、場合によっては半透明になるように、溶液を変化させることとして認識される。
本発明の組成物の外観向上剤は、好ましくは、過酸素漂白剤、青味剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される。液体布地仕上げ組成物中に存在する外観向上剤の具体的な量は、それらの個性によって変わるが、リンス溶液の色及び/又は透明度を改善するのに有効な量で存在すべきである。リンス溶液の色の改善とは、現状の色を和らげたり若しくは薄くしたり、又は現状の色の変化として認識される。リンス溶液の透明度の改善とは、不透明度が低下し、場合によっては半透明になるように、溶液を変化させることとして認識される。
(1)過酸素漂白剤
本発明の外観向上剤は、過酸素漂白剤を含むことができる。この過酸素漂白剤は、当該技術分野において既知であり、文献に記載されている、従来のいずれかの過酸素漂白剤を含んでよい。
本発明の外観向上剤は、過酸素漂白剤を含むことができる。この過酸素漂白剤は、当該技術分野において既知であり、文献に記載されている、従来のいずれかの過酸素漂白剤を含んでよい。
本発明の組成物中の布地柔軟化化合物と過酸素漂白剤との重量比は、約6:1〜約1:4である。布地柔軟化化合物と過酸素漂白剤との重量比が4:1〜1:1の時には、過酸素漂白剤が、過フタル酸又はその誘導体を含まないことが好ましい。さらに、布地柔軟化化合物と過酸素漂白剤との重量比が1:1.5〜1:4の時には、当該組成物が、6%を超える布地柔軟化化合物を含むことが好ましい。本発明の布地仕上げ組成物は、当該組成物の約3重量%〜約20重量%、好ましくは約5重量%〜約15重量%の過酸素漂白剤を含むことができる。
好適な過酸素漂白剤の例には、過酸化水素、過酸化ナトリウム、過ホウ酸塩類、過炭酸塩類、過硫酸塩類、過ケイ酸塩類、過酸素二硫酸塩類、過リン酸塩類、並びに尿素又はアルカリ金属炭酸塩と過酸化水素を反応させることによって形成される結晶性の過酸素水和物(peroxyhydrates)が含まれる。過酸素漂白剤は、好ましくは水溶性である。好適な過酸素漂白剤については、米国特許第4,273,661号(グレイ(Grey)、1981年6月16日発行);米国特許第4,203,852号(ジョンソン(Johnson)ら、1980年5月20日発行)、米国特許第5,077,119号(レイゲ(Wraige)、1991年12月31日発行)に記載されており、これらすべてを本明細書に参考として組み込む。過酸化水素は、布地仕上げ組成物の安定性及び/又は機能と干渉する傾向が低いので、好ましい過酸素漂白剤である。
(2)青味剤
第2の外観向上剤は、染料又は顔料物質を含む青味剤である。布地仕上げ組成物の配合における青味剤の使用が既知であることが認識されているが、そのような物質の使用は、布地仕上げ組成物自体に所望の色を提供する低い濃度に限られてきた。当該組成物がその中に分配されるリンス溶液の色又は外観は、そのような組成物に青味剤を含めることによっては対処されなかった。したがって、本発明の布地仕上げ組成物は、当該布地仕上げ組成物の約0.001重量%〜約0.1重量%、好ましくは約0.004重量%〜約0.1重量%の濃度で青味剤を含む。
第2の外観向上剤は、染料又は顔料物質を含む青味剤である。布地仕上げ組成物の配合における青味剤の使用が既知であることが認識されているが、そのような物質の使用は、布地仕上げ組成物自体に所望の色を提供する低い濃度に限られてきた。当該組成物がその中に分配されるリンス溶液の色又は外観は、そのような組成物に青味剤を含めることによっては対処されなかった。したがって、本発明の布地仕上げ組成物は、当該布地仕上げ組成物の約0.001重量%〜約0.1重量%、好ましくは約0.004重量%〜約0.1重量%の濃度で青味剤を含む。
本発明の布地仕上げ組成物に使用するのに好適な青味剤は、それがリンス溶液に色、好ましくは青色又は緑色を与える能力を特徴とする。青味剤は、水溶性染料、又は水に分散可能な非水溶性顔料にすべきである。本発明で利用できる染料又は顔料の例は、次の通りである:チバ・ガイギー(Ciba-Geigy S.A.)(スイス、バーゼル)から販売されるポーラー・ブリリアント・ブルーGAW180パーセント(Polar Brilliant Blue GAW 180 percent)(C.I.(「色指数(Color Index)」)61135−アシッド・ブルー127(Acid Blue 127)に類似);FD&C青1号(C.I.42090)、ローダミンBM(Rhodamine BM)(C.I.45170);ポンタシル・ライト・イエロー36(Pontacyl Light Yellow 36)(C.I.18820に類似);アシッド・イエロー23(Acid yellow 23);ピグマゾル・ブルー(Pigmasol blue);アシッド・ブルー3(Acid blue 3);ポーラー・ブリリアント・ブルーRAW(Polar Brilliant Blue RAW)(C.I.61585−アシッド・ブルー80(Acid Blue 80));フタロシアニン・ブルー(Phthalocyanine Blue)(C.I.74160);フタロシアニン・グリーン(Phthalocyanine Green)(C.I.74260);及びウルトラマリン・ブルー(Ultramarine Blue)(C.I.77007−ピグメント・ブルー29(Pigment Blue 29))。好適な青味剤の他の例は、米国特許第3,931,037号(ホール(Hall)、1976年1月6日発行)、及び米国特許第5,605,883号(アイリフ(Iliff)ら、1997年2月25日発行)に記載されており、前記特許を本明細書に参考として組み込む。
青味剤が過酸化水素のような過酸素漂白剤と組み合わせて使用される場合、好ましくは、青味剤がその過酸素漂白剤の存在下で安定であるように選択される。過酸素漂白剤と組み合わせて使用される青味剤の安定性は、保管後に青味剤を含有する組成物の反射率の低下を測定することによって決定してよい。所与の青味剤を含有する組成物について測定された反射率レベルの低下が約50%を超えると、許容することができず、不安定な青味剤と見なされる。
具体的には、反射率の低下は、青味剤を含まず過酸素漂白剤を含有する純粋な組成物を調製し、この純粋な組成物を希釈して10%溶液を作ることによって決定してよい。次いで、この組成物の反射率が、ゼロ指標値を設定するために、ユビコン分光分析装置XL(Uvikon Spectrophotometer XL)を使用して関連波長で測定される。関連波長は、青味剤で使用される染料又は顔料によって異なり、当業者には既知であり、また参考文献でも既知である。例えば、420nmは、青色染料又は顔料の反射率を得るための関連波長である。使用される特定の青味剤、又は染料若しくは顔料の組み合わせに応じて、異なる波長が使用される。
選択された青味剤及び過酸素漂白剤を含有する第2の組成物が新しく調製され、10%溶液に希釈され、次いで100指標値を設定するために測定される。当該溶液は新しく作られているので、染料について関連波長で得られる反射率は最大であり、100指標値である。次いで、50℃で1ヶ月保管後、組成物の反射率が測定される。一例として、青味剤を含まない新しい組成物の反射率が65%と測定され、青味剤を含む新しい組成物の反射率が95%の場合、保管後に少なくとも約80%の反射率を有する組成物をもたらす青味剤は、過酸素漂白剤の存在下で安定と見なされる。
安定な青味剤は酸性染料を含み、より好ましくはアシッド・ブルー80(Acid Blue 80)又はピグマゾル・ブルー15(Pigmasol Blue 15)などを含む。
(3)混合物
本発明の外観向上剤は、好ましくは、過酸素漂白剤と青味剤の混合物又は組み合わせを含んでよい。
本発明の外観向上剤は、好ましくは、過酸素漂白剤と青味剤の混合物又は組み合わせを含んでよい。
C.(補助成分)
本発明の液体布地仕上げ組成物は、以下から選択される1つ以上の任意成分又は補助成分を含有することができる。
本発明の液体布地仕上げ組成物は、以下から選択される1つ以上の任意成分又は補助成分を含有することができる。
(1)緩衝システム
任意で、本明細書の組成物は、0重量%〜約5重量%、好ましくは約0.01重量%〜約2.5重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約1重量%の緩衝システムを含有する。当該緩衝システムは、アルカリ化剤と共に、又はアルカリ化剤を含まずに、1.5〜6の範囲内のpHを有する純生成物を提供するのに十分な量で、酸性化剤を含む。典型的な緩衝システムは、塩酸のような無機酸、クエン酸及びマレイン酸のような有機酸、並びにアルカリ成分である水酸化ナトリウム、ヒドロキシルエチルジホスホン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、モノ及びポリヒドロゲノホスホネート(polyhydrogenophosphonate)を含むことができる。
任意で、本明細書の組成物は、0重量%〜約5重量%、好ましくは約0.01重量%〜約2.5重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約1重量%の緩衝システムを含有する。当該緩衝システムは、アルカリ化剤と共に、又はアルカリ化剤を含まずに、1.5〜6の範囲内のpHを有する純生成物を提供するのに十分な量で、酸性化剤を含む。典型的な緩衝システムは、塩酸のような無機酸、クエン酸及びマレイン酸のような有機酸、並びにアルカリ成分である水酸化ナトリウム、ヒドロキシルエチルジホスホン酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、モノ及びポリヒドロゲノホスホネート(polyhydrogenophosphonate)を含むことができる。
(2)香料
任意で、本明細書の組成物は、0重量%〜約5重量%、好ましくは約0.01重量%〜約2.5重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約1重量%の香料、プロ・フレグランス、又はこれらの混合物を含有する。本発明の組成物に使用するのに好適な香料及びプロ・フレグランスは、米国特許第6,093,691号(シビック(Sivik)ら、2000年7月25日発行)、及び米国特許第6,156,710号(シビック(Sivik)ら、2000年12月5日発行)に詳細に記載されており、前記特許の両方を本明細書に参考として組み込む。
任意で、本明細書の組成物は、0重量%〜約5重量%、好ましくは約0.01重量%〜約2.5重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約1重量%の香料、プロ・フレグランス、又はこれらの混合物を含有する。本発明の組成物に使用するのに好適な香料及びプロ・フレグランスは、米国特許第6,093,691号(シビック(Sivik)ら、2000年7月25日発行)、及び米国特許第6,156,710号(シビック(Sivik)ら、2000年12月5日発行)に詳細に記載されており、前記特許の両方を本明細書に参考として組み込む。
(3)非イオン性界面活性剤
任意で、本明細書の組成物は、0重量%〜約5重量%、好ましくは約0.01重量%〜約2.5重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約1重量%の非イオン性界面活性剤を含有する。好適な非イオン性界面活性剤には、エチレンオキシド、及び任意でプロピレンオキシドと、脂肪族アルコール類、脂肪酸類、脂肪族アミン類などとの付加生成物と同様に、直鎖の一級及び二級アルコールアルコキシレート類、アルキルフェノールアルコキシレート類、オレフィン系アルコキシレート類、分枝鎖のアルコキシレート類、及びこれらの混合物が挙げられる。好ましい非イオン性界面活性剤は、約6〜約14個の炭素、より好ましくは約9〜約11個の炭素を含み、さらに約3〜約11個のエチレンオキシド基、より好ましくは約6〜約10個のエチレンオキシド基を含む。非イオン性界面活性剤は、米国特許第5,460,736号(チン(Trinh)ら、1995年10月24日発行)に記載されており、これを本明細書に参考として組み込む。
任意で、本明細書の組成物は、0重量%〜約5重量%、好ましくは約0.01重量%〜約2.5重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約1重量%の非イオン性界面活性剤を含有する。好適な非イオン性界面活性剤には、エチレンオキシド、及び任意でプロピレンオキシドと、脂肪族アルコール類、脂肪酸類、脂肪族アミン類などとの付加生成物と同様に、直鎖の一級及び二級アルコールアルコキシレート類、アルキルフェノールアルコキシレート類、オレフィン系アルコキシレート類、分枝鎖のアルコキシレート類、及びこれらの混合物が挙げられる。好ましい非イオン性界面活性剤は、約6〜約14個の炭素、より好ましくは約9〜約11個の炭素を含み、さらに約3〜約11個のエチレンオキシド基、より好ましくは約6〜約10個のエチレンオキシド基を含む。非イオン性界面活性剤は、米国特許第5,460,736号(チン(Trinh)ら、1995年10月24日発行)に記載されており、これを本明細書に参考として組み込む。
(4)シリコーン
本発明の組成物は、任意で、当該組成物の約0重量%〜約0.5重量%、好ましくは約0.01重量%〜約0.4重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約0.2重量%のシリコーン消泡剤又は抑泡剤を含む。シリコーン物質は、単独で、又はシリカエアロゲル及びキセロゲル並びに様々な種類の疎水性シリカのような様々な固体物質と組み合わせた、いくつかの種類のアルキル化ポリシロキサン物質にすることができる。工業的慣習では、用語「シリコーン」は、シロキサンユニット及び様々な種類のヒドロカルビル基を含有する、比較的高分子量の様々なポリマー類を包含する一般名となっている。一般名では、好適なシリコーン抑泡剤は、シロキサン類として記載されることができ、より具体的には、約200〜約200,000の範囲又はそれ以上の分子量を有するポリジメチルシロキサン類として記載されることができる。好ましくは、これらの抑泡剤は、乳化した直鎖ポリジメチルシロキサン類を含む。このようなシリコーン物質は、ダウ・コーニング(Dow Corning)から商品名シリコーン200液(Silicone 200 Fluids)(商標)として市販されている。好ましいシリコーン抑泡剤には、ダウ・コーニング(Dow Corning)から商品名DC−2210及びDC−2310として入手可能な水性エマルションが含まれる。他の好ましい消泡物質は、米国特許第4,652,392号(バギンスキー(Baginski)ら、1987年3月24日発行)に記載されており、その全体を本明細書に参考として組み込む。
本発明の組成物は、任意で、当該組成物の約0重量%〜約0.5重量%、好ましくは約0.01重量%〜約0.4重量%、より好ましくは約0.05重量%〜約0.2重量%のシリコーン消泡剤又は抑泡剤を含む。シリコーン物質は、単独で、又はシリカエアロゲル及びキセロゲル並びに様々な種類の疎水性シリカのような様々な固体物質と組み合わせた、いくつかの種類のアルキル化ポリシロキサン物質にすることができる。工業的慣習では、用語「シリコーン」は、シロキサンユニット及び様々な種類のヒドロカルビル基を含有する、比較的高分子量の様々なポリマー類を包含する一般名となっている。一般名では、好適なシリコーン抑泡剤は、シロキサン類として記載されることができ、より具体的には、約200〜約200,000の範囲又はそれ以上の分子量を有するポリジメチルシロキサン類として記載されることができる。好ましくは、これらの抑泡剤は、乳化した直鎖ポリジメチルシロキサン類を含む。このようなシリコーン物質は、ダウ・コーニング(Dow Corning)から商品名シリコーン200液(Silicone 200 Fluids)(商標)として市販されている。好ましいシリコーン抑泡剤には、ダウ・コーニング(Dow Corning)から商品名DC−2210及びDC−2310として入手可能な水性エマルションが含まれる。他の好ましい消泡物質は、米国特許第4,652,392号(バギンスキー(Baginski)ら、1987年3月24日発行)に記載されており、その全体を本明細書に参考として組み込む。
(5)電解質
任意で、本明細書の組成物は、0重量%〜約10重量%、好ましくは約0.1重量%〜約5重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約2重量%の水溶性の電解質を含有する。多種多様なイオン化塩を、電解質として使用してよい。好適な塩の例は、元素周期表のIA族及びIIA族金属のハロゲン化物又は硫酸塩であり、例えば、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、臭化カリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、及び塩化リチウムである。イオン化塩は、成分を混合して本明細書の組成物を作製し、その後所望の粘度を得るプロセスの時に、特に有用である。使用されるイオン化塩の量は、当該組成物中で使用される活性成分の量によって決まり、配合者の要望に応じて調節することができる。組成物の粘度を制御するために使用される一般的な濃度は、当該組成物の重量の約20〜約20,000ppm(ppm:百万分の一)、好ましくは約20〜約11,000ppmである。
任意で、本明細書の組成物は、0重量%〜約10重量%、好ましくは約0.1重量%〜約5重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約2重量%の水溶性の電解質を含有する。多種多様なイオン化塩を、電解質として使用してよい。好適な塩の例は、元素周期表のIA族及びIIA族金属のハロゲン化物又は硫酸塩であり、例えば、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化ナトリウム、臭化カリウム、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、及び塩化リチウムである。イオン化塩は、成分を混合して本明細書の組成物を作製し、その後所望の粘度を得るプロセスの時に、特に有用である。使用されるイオン化塩の量は、当該組成物中で使用される活性成分の量によって決まり、配合者の要望に応じて調節することができる。組成物の粘度を制御するために使用される一般的な濃度は、当該組成物の重量の約20〜約20,000ppm(ppm:百万分の一)、好ましくは約20〜約11,000ppmである。
(6)汚れ放出ポリマー
任意で、本明細書の組成物は、0重量%〜約10重量%、好ましくは約0.1重量%〜約5重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約2重量%の汚れ放出ポリマーを含有する。特に有用な汚れ放出ポリマーは、米国特許第4,956,447号(ゴセリンク(Gosselink)ら、1990年9月11日発行)、及び欧州特許出願EP185,427(1986年6月25日発行)に記載されているように、テレフタレートと、ポリエチレンオキシド若しくはポリプロピレンオキシドなどとのコポリマーブロックを含み、前記特許及び特許出願を本明細書に参考として組み込む。
任意で、本明細書の組成物は、0重量%〜約10重量%、好ましくは約0.1重量%〜約5重量%、より好ましくは約0.1重量%〜約2重量%の汚れ放出ポリマーを含有する。特に有用な汚れ放出ポリマーは、米国特許第4,956,447号(ゴセリンク(Gosselink)ら、1990年9月11日発行)、及び欧州特許出願EP185,427(1986年6月25日発行)に記載されているように、テレフタレートと、ポリエチレンオキシド若しくはポリプロピレンオキシドなどとのコポリマーブロックを含み、前記特許及び特許出願を本明細書に参考として組み込む。
(7)残留物低減剤
本発明の布地仕上げ組成物は、任意であるが好ましくは、当該組成物の約0.05重量%〜10重量%、好ましくは約0.5重量%〜約8重量%、より好ましくは約0.75重量%〜約5重量%の濃度で当該組成物中に存在する残留物低減剤(「RRA:residue reduction agent」)を含む。
本発明の布地仕上げ組成物は、任意であるが好ましくは、当該組成物の約0.05重量%〜10重量%、好ましくは約0.5重量%〜約8重量%、より好ましくは約0.75重量%〜約5重量%の濃度で当該組成物中に存在する残留物低減剤(「RRA:residue reduction agent」)を含む。
残留物低減剤は、界面活性剤残留物と相互作用し、それを引き付けて布地表面から除去し、溶液中へと引き寄せる。RRAは、好ましくは、界面活性剤残留物のイオン性部分、疎水性部分、及び/又はアルコキシル化部分に引き付けられる「界面活性剤吸引部分」を含むように、当該界面活性剤残留物に対して調整される。典型的には、界面活性剤吸引部分は、界面活性剤残留物とイオン対のような非共有結合を形成する。例えば、本明細書で陰イオン性界面活性剤残留物を除去するには、陽イオン性RRA及び/又は双性イオン性RRAが有用な可能性があり、他方、非イオン性界面活性剤残留物及び陽イオン性界面活性剤残留物のような他の種類の界面活性剤残留物を除去するには、それぞれ非イオン性残留物低減剤及び陰イオン性RRAを使用することができる。
さらに、RRAの疎水性部分及び/又は親水性部分を、除去対象である特定の界面活性剤残留物に対して調整し、それによって全体的な界面活性剤残留物の除去を改善することができる。したがって、本明細書のRRAは、典型的には、疎水性部分、荷電部分、及びこれらの組み合わせから選択される界面活性剤吸引部分、好ましくは荷電部分、より好ましくは陽イオン性部分を含有する。陰イオン性界面活性剤残留物は、消費者に最も関心をもたれるものであるので、RRAは、好ましくは陽イオン性RRA及び/又は双性イオン性RRAである。本明細書に有用な陽イオン性RRA及び双性イオン性RRAは、典型的には、陰イオン性界面活性剤残留物とイオン対を形成するのに特に有効な四級化窒素原子を有する。
本明細書に有用なRRAは、典型的には、「短鎖」及び「長鎖」のアルキル基をもった1つ以上のアルコキシル化反復基を含有し、好ましくは、2つのアルコキシル化反復基、1つの短鎖アルキル基、及び1つの長鎖アルキル基が四級化窒素に結合した、アルコキシル化反復基を含有する。したがって、本明細書で有用な陽イオン性RRA及び/又は双性イオン性RRAは、好ましくは次式:
又は
を有し、式中、R1は、4個を超える炭素原子、好ましくは約10個を超える炭素原子、より好ましくは約12〜約25個の炭素原子を有する、飽和又は不飽和のアルキル若しくはアリール基である。さらに、R2はそれぞれ独立して、C1〜4アルキル基、好ましくはC1〜2アルキル基、より好ましくはメチル基であり、R3はそれぞれ独立して、C2〜4アルキル基、好ましくはC2〜3アルキル基、より好ましくはエチル基である。これらの式では、a、b、及びcは、平均アルコキシル化度を表しており、したがって必ずしも整数である必要はない。したがって、a及びbはそれぞれ独立して、約1〜約20、好ましくは約3〜約15、より好ましくは約5〜約10であり、cは、約1〜約30、好ましくは約5〜約20、より好ましくは約10〜約15である。
Qはそれぞれ独立して、H、SO3 −、C1〜4アルキル、CO2 −、−(CH2)dPO3M、−(CH2)dOPO3M、−(CH2)dSO3M、−CH2CH(SO3M)CH2SO3M、又は−CH2CH(SO2M)CH2SO3Mから選択され、式中、dは、約1〜約5、好ましくは約1〜約3、より好ましくは約1〜約2であり、Mは、電荷の中立性をもたらす陽イオン又はその混合物であり、好ましくはMは、水溶性のアルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、又はこれらの混合物であり、より好ましくはMは、ナトリウムイオン、カリウムイオン、又はこれらの混合物である。好ましくは、Qは、SO3 −、CO2 −、H、及びこれらの混合物からなる群から選択され、より好ましくは少なくとも1つのQがSO3 −である。最後に、X−は、電荷の中立性をもたらすために、必要に応じて、陰イオン又はその混合物、好ましくは水溶性のハロゲン化物陰イオン、より好ましくは塩素イオンを表す。
また、陽イオン性RRA及び/又は双性イオン性RRAは、複数の、より好ましくは約2〜約6個の陽イオン性窒素部分を有してもよい。理論に束縛されるものではないが、このような多数の陽イオン性部分が、陰イオン性界面活性剤へのRRAの付着をさらに強めると考えられている。より好ましくは、複数の陽イオン性窒素部分は、直鎖又は分枝状の炭化水素骨格、好ましくはエチレン、プロピレン、イソプロピレン、ヘキサメチレン、1,4−ジメチレンベンゼン、及び/又は4,9−ジオキサドデシレンのような結合基によって結合している。
本発明の陽イオン性RRAは、すすぎの際に洗い流し、布地から陰イオン性界面活性剤残留物を引き離すことが意図されている。これは、例えば陽イオン性布地柔軟化活性物質とは大きく異なっており、そのHLBは顕著に低く(すなわち、より疎水性であり)、その効果は布地上に付着した布地柔軟化活性物質の量に比例する。本明細書に有用なRRAの好ましい非限定例としては、アクゾ・ノベル・ケミカルズ(Akzo-Nobel Chemicals,Inc.)(米国イリノイ州シカゴ)からエトクァッド−C25モノクロリド(ETHOQUAD-C25 monochloride)として入手可能なPEG−15塩化ココモニウム(CAS#61791−10−4);アクゾ・ノベル・ケミカルズ(Akzo-Nobel Chemicals,Inc.)(米国イリノイ州シカゴ)からベロール556(Berol 556)として入手可能なPEG−17塩化ココモニウム(CAS#61791−10−4);PEG−10塩化パルミチルジメチルアンモニウム;並びにBASFケミカルズ(BASF Chemicals)(ドイツ、ルートヴィッヒスハーフェン(Ludwigshafen))から入手可能なPEG−96塩化ジココイルヘキサメチレンジアンモニウムが挙げられる。さらに、本明細書で有用なRRAの好ましい非限定例としては、これらすべての物質の、利用可能な末端EO部分の0〜100%が硫酸化された形態が挙げられる。また、前述のRRAの混合物、特に陽イオン性RRAと双性イオン性RRAとの組み合わせも、本明細書で有用である。
(8)他の補助物質及び混合物
本発明の液体布地仕上げ組成物は、さらに、酵素、移染防止剤、キレート剤、塩素捕捉剤、防腐剤、界面活性剤、安定剤、防縮剤、布地クリスピング剤、染み抜き剤、粘性/分散性変性剤、殺菌剤、殺真菌剤、ブチル化ヒドロキシトルエンのような酸化防止剤、防食剤などからなる群から選択される、1つ以上の他の補助成分を含んでよい。また、本発明の液体布地仕上げ組成物には、米国特許第5,460,736号(チン(Trinh)ら、1995年10月24日発行)、米国特許第6,020,302号(ルーレントップ(Leurentop)ら)、米国特許第6,020,304号(クーレマンス(Ceulemans)ら、2000年2月1日発行)、米国特許第6,083,899号(ベイカー(Baker)ら、2000年7月4日発行)、米国特許第6,134,712号(ベッカース(Beckers)ら、2000年11月7日発行)に開示されているものを含め、他の適合性のある成分も含めることができ、これらすべての特許を本明細書に参考として組み込む。
本発明の液体布地仕上げ組成物は、さらに、酵素、移染防止剤、キレート剤、塩素捕捉剤、防腐剤、界面活性剤、安定剤、防縮剤、布地クリスピング剤、染み抜き剤、粘性/分散性変性剤、殺菌剤、殺真菌剤、ブチル化ヒドロキシトルエンのような酸化防止剤、防食剤などからなる群から選択される、1つ以上の他の補助成分を含んでよい。また、本発明の液体布地仕上げ組成物には、米国特許第5,460,736号(チン(Trinh)ら、1995年10月24日発行)、米国特許第6,020,302号(ルーレントップ(Leurentop)ら)、米国特許第6,020,304号(クーレマンス(Ceulemans)ら、2000年2月1日発行)、米国特許第6,083,899号(ベイカー(Baker)ら、2000年7月4日発行)、米国特許第6,134,712号(ベッカース(Beckers)ら、2000年11月7日発行)に開示されているものを含め、他の適合性のある成分も含めることができ、これらすべての特許を本明細書に参考として組み込む。
また、前述した2つ以上の補助物質の混合物も、本発明の仕上げ組成物における使用に想定される。
2.クエン酸
3.エトキシル化脂肪族アルコール、C9〜11、6〜10個のEOを含む
4.塩化マグネシウム
5.N,メチルN,Nジ(ポリエトキシエチル),ドデシルアンモニウムクロリド
6.ワッカーSE39(Wacker SE 39)
7.アシッド・ブルー80(Acid blue 80)
8.塩酸
II.(使用及び方法)
本発明は、さらに、液体布地仕上げ組成物がその中に分配されるリンス溶液の色及び/又は透明度を改善するための、リンスが添加された液体布地仕上げ組成物中での過酸素漂白剤の使用に関する。同様に、本発明は、液体布地仕上げ組成物がその中に分配されるリンス溶液の色及び/又は透明度を改善するための、リンスが添加された液体布地仕上げ組成物中での青味剤の使用に関する。
本発明は、さらに、液体布地仕上げ組成物がその中に分配されるリンス溶液の色及び/又は透明度を改善するための、リンスが添加された液体布地仕上げ組成物中での過酸素漂白剤の使用に関する。同様に、本発明は、液体布地仕上げ組成物がその中に分配されるリンス溶液の色及び/又は透明度を改善するための、リンスが添加された液体布地仕上げ組成物中での青味剤の使用に関する。
本発明はまた、布地用リンス溶液の色及び/又は透明度を改善する方法を提供する。当該方法は、洗剤水溶液中で布地を洗浄する工程と、リンス水溶液中で布地をすすぐ工程と、リンス溶液に本発明の液体布地仕上げ組成物を加える工程とを含む。前述したように、液体布地仕上げ組成物は、リンス溶液の透明度及び/又は色を改善するのに有効な量の外観向上剤を含み、当該外観向上剤は、過酸素漂白剤、青味剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される。
本発明の使用及び方法は、洗濯された布地が手で洗浄及び/又はすすがれる場合にリンス溶液の透明度及び/又は色を改善するのに最も好ましい。手で洗濯された布地を柔軟化させるために布地仕上げ組成物を使用すると、リンス溶液を変色させて、当該リンス溶液を混濁した又は不透明なものにする傾向にある。布地仕上げ組成物は、典型的には、布地が消費者によってすすがれた後で最終すすぎの際に添加されるが、リンス溶液のそのような外観は、誤って布地を余計にすすぐ原因となる、すすぎの状態及び残留した洗剤若しくは汚れの存在の指標と考えられることがある。本発明の組成物の使用及び当該組成物の使用を組み込んだ方法は、消費者に適切なレベルの布地仕上げ組成物を使用させること、及びそのような組成物の添加後に消費者が実施するすすぎの量を低減させることになる。
III.(布地仕上げ製品)
A.(液体布地仕上げ組成物)
本発明の布地仕上げ製品は、前述した液体布地仕上げ組成物を含む。
A.(液体布地仕上げ組成物)
本発明の布地仕上げ製品は、前述した液体布地仕上げ組成物を含む。
B.(容器)
本発明の布地仕上げ製品は、液体布地仕上げ組成物を入れる容器又は包装を含む。熱成形技術を使用して様々なポリマー材料から製造される容器及び包装は、周知であり、一般に、液体布地仕上げ組成物を入れるという利点のために使用される。そのような容器及び包装並びに様々な製造技術についての記述は、米国特許第4,917,269号(フックス(Fuchs)ら、1990年4月17日発行)、米国特許第4,989,757号(クラル(Krall)、1991年2月5日発行)、米国特許第5,020,692号(ダール(Darr)、1991年6月4日発行)、米国特許第6,032,829号(ゲイジンガー(Geisinger)ら、2000年3月7日発行)、米国特許第6,085,949号(ジムニー(Zimny)ら、2000年7月11日発行)、米国特許第6,123,231号(ゲイジンガー(Geisinger)、2000年9月26日発行)、及び米国特許第6,209,762号(ハフナー(Haffner)ら、2001年4月3日発行)に見出すことができ、前記特許すべてを本明細書に参考として組み込む。
本発明の布地仕上げ製品は、液体布地仕上げ組成物を入れる容器又は包装を含む。熱成形技術を使用して様々なポリマー材料から製造される容器及び包装は、周知であり、一般に、液体布地仕上げ組成物を入れるという利点のために使用される。そのような容器及び包装並びに様々な製造技術についての記述は、米国特許第4,917,269号(フックス(Fuchs)ら、1990年4月17日発行)、米国特許第4,989,757号(クラル(Krall)、1991年2月5日発行)、米国特許第5,020,692号(ダール(Darr)、1991年6月4日発行)、米国特許第6,032,829号(ゲイジンガー(Geisinger)ら、2000年3月7日発行)、米国特許第6,085,949号(ジムニー(Zimny)ら、2000年7月11日発行)、米国特許第6,123,231号(ゲイジンガー(Geisinger)、2000年9月26日発行)、及び米国特許第6,209,762号(ハフナー(Haffner)ら、2001年4月3日発行)に見出すことができ、前記特許すべてを本明細書に参考として組み込む。
C.(使用説明書)
本発明の布地仕上げ製品は、さらに、容器に関連付けられた1組の説明書を含み、当該説明書には、リンス溶液の色及び/又は透明度を改善させるため液体布地仕上げ組成物を使用する消費者に対する指示が含まれる。布地仕上げ組成物が、リンス溶液の外観を改善することは知られていない。このような指示は、液体仕上げ組成物を使用する時に好ましく、布地を手で洗浄及び/又はすすぐ時に、より好ましい。
本発明の布地仕上げ製品は、さらに、容器に関連付けられた1組の説明書を含み、当該説明書には、リンス溶液の色及び/又は透明度を改善させるため液体布地仕上げ組成物を使用する消費者に対する指示が含まれる。布地仕上げ組成物が、リンス溶液の外観を改善することは知られていない。このような指示は、液体仕上げ組成物を使用する時に好ましく、布地を手で洗浄及び/又はすすぐ時に、より好ましい。
本発明の特定の実施形態について説明し記載したが、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、その他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明白である。したがって、本発明の範囲内にあるそのようなすべての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。
Claims (14)
- リンスが添加された液体布地仕上げ組成物であって、
布地柔軟化化合物と、
過酸素漂白剤、青味剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される外観向上剤と、
残部に補助成分と
を含むことを特徴とする組成物。 - 前記外観向上剤が、過酸素漂白剤であり、前記布地柔軟化化合物と該過酸素漂白剤との重量比が、約6:1〜約1:4であり、ただし、当該比率が4:1〜1:1の時には前記過酸素漂白剤は過フタル酸又はその誘導体ではなく、当該比率が1:1.5〜1:4の時には前記組成物は6%を超える前記布地柔軟化化合物を含む、請求項1に記載の仕上げ組成物。
- 前記布地柔軟化化合物が、不飽和のC12〜C22のヒドロカルビル鎖を有する第四級アンモニウム化合物である、請求項1又は2に記載の組成物。
- 前記布地柔軟化化合物が、エステル基によって割り込まれたC12〜C22のヒドロカルビル鎖を有する第四級アンモニウム化合物である、請求項1又は2に記載の組成物。
- 前記布地柔軟化化合物が、アミン官能性部を有する陽イオン性シリコーンポリマー、ジメチコーン成分を含む非イオン性シリコーンコポリマー類、及びこれらの混合物からなる群から選択されるシリコーン化合物である、請求項1又は2に記載の組成物。
- 前記過酸素漂白剤が、過酸化水素を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記過酸素漂白剤が、前記布地仕上げ組成物中に約15重量%未満の濃度で存在する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記青味剤が、過酸素漂白剤の存在下で安定である、請求項1〜7のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記青味剤が、前記布地仕上げ組成物中に約0.004重量%〜約0.1重量%の濃度で存在する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記補助成分が、酸性化剤、アルカリ化剤、香料、非イオン性界面活性剤、残留物低減剤、陽電荷増加剤、シリコーン、電解質、移染防止剤、キレート剤、及びこれらの混合物からなる群から選択される、請求項1〜9のいずれか一項に記載の組成物。
- 布地用リンス溶液の色及び/又は透明度を改善する方法であって、
洗剤水溶液中で布地を洗浄する工程と、
リンス水溶液中で布地をすすぐ工程と、
前記リンス溶液に請求項1〜10のいずれか一項に記載の液体布地仕上げ組成物を加える工程と
を含むことを特徴とする方法。 - 前記布地が、手ですすがれる、請求項11に記載の方法。
- 布地仕上げ製品であって、
請求項1〜10のいずれか一項に記載の液体布地仕上げ組成物と、
前記組成物用の容器と、
前記容器に関連付けられた1組の使用説明書と
を含み、前記1組の使用説明書が、前記リンス溶液の色及び/又は透明度を改善させるため前記布地仕上げ組成物を使用する消費者に対する指示を含むことを特徴とする製品。 - 前記1組の説明書が、布地を手ですすぐ時に前記布地仕上げ組成物を使用する消費者に対する指示を含む、請求項13に記載の製品。
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