JP2005518779A - ガンを発症する危険性を明らかにするための方法およびキット、ガン治療の有効性および投与量を評価するための方法およびキット、ならびにdna修復酵素の活性とガンとを相関させるための方法およびキット - Google Patents
ガンを発症する危険性を明らかにするための方法およびキット、ガン治療の有効性および投与量を評価するための方法およびキット、ならびにdna修復酵素の活性とガンとを相関させるための方法およびキット Download PDFInfo
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Abstract
Description
本発明は診断および予後の分野に関する。より詳細には、本発明は、(i)ガンを発症する被験者の危険性を明らかにするための方法およびキット、(ii)ガン患者に施されるガン治療の有効性および好ましい投与量を評価するための方法およびキット、ならびに(iii)少なくとも1つのDNA修復酵素の活性と少なくとも1つのガンとの間における相関または非相関の存在を明らかにするための方法およびキットに関する。
本発明の1つの局面により、ガンを発症する被験者の危険性(例えば、オッズ比、相対的危険性)を明らかにする方法であって、被験者の組織におけるDNA修復/損傷防止酵素の活性レベルを示し得るパラメーターのレベルを測定すること、そしてそのレベルに従って、ガンを発症する被験者の危険性を明らかにすることを含む方法が提供される。
本発明は、本明細書中には、例としてだけであるが、添付された図面を参照して記載される。次に図面を詳細に特に参照することにより、示される特定の事項は、例としてであり、かつ本発明の好ましい実施形態の例示的な議論のためだけであり、そして本発明の原理および概念的局面の最も有用かつ容易に理解される記載であると考えられるものを提供するために示されることに重点が置かれている。これに関連して、本発明の基本的な理解のために必要とされるよりも詳しく本発明の構造的詳細を示すことはなされておらず、しかし、図面とともに理解される説明により、本発明のいくつかの形態がいかにして実際に具体化され得るかが当業者には明らかになる。
図1aは本発明によるOGGA切断アッセイの概略図を示す。アッセイにおいて、32塩基対の合成DNAが8−オキソGの傷(丸により示される)のところで切断され、放射能標識された17量体が変性後に得られる。星印は、放射能標識されたリン酸基を表す。図1b〜図1cは、健康な提供者に由来する末梢血リンパ球から調製されたタンパク質抽出物を用いて標準的な条件のもとで行われた本発明のOGGA切断アッセイの経時変化を示す。図1bは、尿素−PAGEによって分画された反応生成物のリン光画像を示し、図1cは画像の定量化を示す。GO、部位特異的な8−オキソGを有するDNA基質;G、8−オキソGの代わりにGを有するコントロール基質。
図2は、OGGA切断アッセイにおけるタンパク質添加測定を示す(図2a〜図2b)。アッセイは、健康な提供者に由来する末梢血リンパ球から調製されたタンパク質抽出物の示された量を用いて標準的な条件のもとで行われた。図2aは、尿素−PAGEによって分画された反応生成物のリン光画像を示し、図2bは画像の定量化を示す。GO、部位特異的な8−オキソGを有するDNA基質;G、8−オキソGの代わりにGを有するコントロール基質。
図3は、本発明のOGGA切断アッセイの特異性の分析を示す(図3a〜図3b)。アッセイは、反応混合物が、2pmolの放射能標識された8−オキソG含有基質と、示された量の非標識の競合DNAとを含有したことを除いて、標準的な条件のもとで行われた。図3aは、尿素−PAGEによって分画された反応生成物のリン光画像を示し、図3bは画像の定量化を示す。タンパク質抽出物は健康な提供者から得られた。Hx、GおよびGOは、放射能標識された基質に類似し、同じ位置にヒポキサンチンまたはグアニンまたは8−オキソGのいずれかを含有した非標識の競合DNAを表す。
図4は、健康者(すなわち、コントロール被験者)におけるOGGA分布を示す。本発明のOGGA切断アッセイが、123名の健康な提供者から得られた血液サンプルを用いて行われた。5.5以下のOGGAが低い(コントロール群の4%未満)と定義され、5.5を越えるOGGAが正常と定義される。
図5は、男性および女性におけるOGGAの比較を示す。図4に示された123名のOGGA分布を男性(N=53)および女性(N=70)について別々にプロットした。
図6は、喫煙者および非喫煙者におけるOGGAの比較を示す。図4に示された123名のOGGA分布を喫煙者(N=35)および非喫煙者(N=88)について別々にプロットした。
図7は、2つの年齢群におけるOGGAの比較を示す。図4に示された123名のOGGA分布を50歳未満(N=34)および50歳以上(N=89)について別々にプロットした。
図8は、明らかな健康者と乳ガン患者または慢性リンパ性白血病(CLL)患者とにおけるOGGAを示す(図8a〜図8d)。図8a−70名の健康な女性からなるコントロール群(図5参照)のOGGA分布、31名の乳ガン患者のOGGA分布(図8b)。図8c−123名の被験者からなるコントロール群におけるOGGA分布、19名のCCL患者のOGGA分布(図8d)。
図9は、明らかな健康者と肺ガン(NSCLC)患者とにおけるOGGAを示す(図9a〜図9b)。図9a−123名の健康者(図4参照)からなるコントロール群におけるOGGA分布、102名の肺ガン(NSCLC)患者のOGGA分布(図9b)。
図10は、明らかな健康者とリンパ腫患者とにおけるOGGAを示す(図10a〜図10b)。図10a−123名の健康者(図4参照)からなるコントロール群におけるOGGA分布、18名のリンパ腫患者のOGGA分布(図10b)。
図11は、明らかな健康者と結腸直腸ガン患者とにおけるOGGAを示す(図11a〜図11b)。図11a−123名の健康者(図4参照)からなるコントロール群におけるOGGA分布、16名の結腸直腸ガン患者のOGGA分布(図11b)。
図12は、本発明の教示に従った単分子ユニバーサル基質(図12a)および多分子ユニバーサル基質(図12b)の概略図である。
(i)肺ガンを防止するために、OGGAが低い喫煙者についてスクリーニングすること。
85%の肺ガン患者は喫煙者であるが、喫煙者の大多数は、喫煙の発ガン作用に対してうまく対処しており、肺ガンが発生しない。ヘビースモーカーの間でさえ、約90%はこの疾患が発症しない(Mattson他、1987;Minna他、2002)。本明細書中に示される結果により、喫煙と低いOGGAとの組合せは肺ガン感受性の劇的な増大を生じさせるという事実が明瞭になっている。例えば、30歳の喫煙者の推定される危険性は、OGGA値が3.0である場合、基準(OGGA値が7.0である30歳の非喫煙者)よりも221倍大きい。比較のために、30歳の非喫煙者の推定される危険性は、OGGA値が3.0である場合、基準よりも12倍大きいにすぎない。この発見に対する最も簡単な説明は、末梢血リンパ球におけるOGGAが低い喫煙者は、その肺においてもまたOGGAがより低いということである。まず第一に、低い修復を有する場合、喫煙は、DNA損傷のさらなる過剰な負荷をもたらし、従って、大きいガン危険性をもたらす。これは、ガンを発症させる危険性が遺伝的要因(DNA修復のレベル)と外部要因(喫煙)との組合せである古典的な一例である。そのような個体は、説得して禁煙させることができる。そのようなスクリーニングは、肺ガンに対する予防的手段として効果的であり、究極的には肺ガンの発生率の低下をもたらす。
(ii)職業的有害要因を回避すること。
相当数の人々が、放射線または煙を取り扱うところで作業している。これらには、病院における放射線医学部門、核産業、原子炉、核兵器を取り扱う軍事部門などが含まれる。これらの人々は、自身の安全のために、義務的な試験として、OGGAについて検査することができる。イオン化放射線および煙はそれぞれ8−オキソGを生じさせるので、OGGAが低い個体は、そのようなところではガンを発症する可能性が増大していると考えられる。そのような個体は、別の作業環境を探すことが勧められる。
(iii)ガン治療に対する予後マーカーとしてOGGA値を使用すること。
ガン治療は化学薬品および放射線に大きく頼っている。これらの作因は、ほとんどの場合、大量のDNA損傷を与え、これにより、迅速に***しているガン細胞の選択的な殺傷を生じさせることによって作用する。そのような治療的作因に関する問題は、ガンでない細胞にも損傷を与え、またはガンでない細胞をも殺すということである。ガン患者におけるOGGAのレベルを知ることは、特定の治療的処置の予後を推定するためのマーカーとして使用することができる。
(iv)リンパ腫または結腸直腸ガンに対する感受性についてスクリーニングすること。
OGGAを、リンパ腫または結腸直腸ガンに対する感受性について個体をスクリーニングするために使用することができる。
(v)ガンの早期検出。
OGGAが低い個体(例えば、禁煙しない、OGGAが低い喫煙者)に、肺ガンの早期検出を可能にするために、定期的な追跡観察を受けるように勧めることができる。
(2)Monden,Y.、Arai,T.、Asano,M.、Ohtsuka,E.、Aburatani,H.、Nishimura,S.(1999)、ヒトMMH(OGG1)タイプ1aタンパク質はヒト細胞における8−ヒドロキシグアニン傷を修復するための主要な酵素である、Biochem.Biophys.Res.Comm.、258、605〜610。
(3)Parker,A.、Gu,Y.およびLu,A.−L.(2000)、ウシ肝臓ミトコンドリアから得られた大腸菌MutYミスマッチ修復タンパク質の哺乳動物ホモログの精製および特徴づけ、Nucleic Acid Res.、28、3206〜3215。
(4)Kang,D.、Nishida,J.、Iyama,A.、Nakabeppu,Y.、Furuichi,M.、Fujiwara,T.、Sekiguchi,M.およびTakeshige,K.(1995)、ヒト細胞における8−オキソ−dGTPaseの細胞内局在性、特にミトコンドリアにおけるこの酵素の役割について、J.Biol.Chem.、270、14659〜14665。
(5)Ladner,R.D.およびCaradonna,S.J.(1997)、ヒトdUTPアーゼ遺伝子は核およびミトコンドリアの両方のイソ型をコードする、J.Biol.Chem.、272、19072〜19080。
(6)Srivastava,D.K.、Rawson,T.Y.、Showalter,S.D.およびWilson,S.H.(1995)、ホルボールエステルはチャイニーズハムスター卵巣細胞におけるDNAアルキル化剤によるDNAポリメラーゼβのアップレギュレーションを妨げる、J.Biol.Chem.、270、16402〜16408。
(7)Srivastava,D.K.、Husain,I.、Arteaga,C.L.およびWilson,S.H.(1999)、選択されたヒト腫瘍細胞株におけるDNAポリメラーゼβの発現の違い、Carcinogenesis、20、1049〜1054。
酵素9および10は、損傷したdNTPまたは非天然dNTPを加水分解し、それによりDNA合成時におけるDNAへのそれらの取り込みを防止する;
哺乳動物のDNA修復遺伝子および活性に関するさらなる詳細を、Krokan他(2000)、FEBS Letters、476:73〜77;Wood他(2001)、Science、291:1284〜1289(これらはともに参考として本明細書中に組み込まれる)に見出すことができる。
次に、下記の実施例が参照される。下記の実施例は、上記の説明と一緒に、本発明を非限定的な様式で例示する。
DNA基質:DNA基質を、それぞれが32塩基の長さである2つの相補的な合成オリゴヌクレオチドをアニーリングすることによって調製した。オリゴヌクレオチドはワイツマン科学研究所(Weizmann Institute of Science)の生物学サービス部の合成部門によって合成された。8−オキソGを含有するオリゴヌクレオチドは配列5’−CCGGTGCATGACACTGTOACCTATCCTCAGCG−3’(配列番号1)(O=8−オキソG)を有した。8−オキソGホスホルアミダイト構成成分をGlen Researchから購入した。オリゴヌクレオチドを、T4ポリヌクレオチドキナーゼを使用して32Pで標識し、そしてオリゴヌクレオチド5’−CGCTGAGGATAGGTCACAGTGTCATGCACCGG−3’(配列番号2)にアニーリングした。放射能標識された二重鎖を非変性10%ゲルでのPAGEによって精製した。その濃度をPicoGreen dsDNA定量アッセイ(Molecular Probes)によって測定した。
すべての統計学的分析は、SASソフトウエア(バージョン6.12;SAS Institute Inc.、Cary、NC)を使用して行われた。
OGG活性(OGGA)DNA修復試験:塩基除去修復(BER)はDNA N−グリコシラーゼによって開始され、このとき、DNA N−グリコシラーゼにより、損傷した塩基または異常な塩基がDNAから放出され、脱塩基部位が生じる。後者は、その後、APエンドヌクレアーゼ(APE/HAP1)活性および/またはグリコシラーゼのリアーゼ活性ならびにDNAポリメラーゼβのデオキシリボースリン酸リアーゼ(dRPase)活性によって修復される。生じたギャップは、1ヌクレオチド〜3ヌクレオチドのパッチを形成し、その後、連結するDNAポリメラーゼβによって埋められる(Dianov他、1992;Singhal他、1995)。PCNAおよびFEN−1フラップエンドヌクレアーゼをも必要とするBERの長いパッチ経路が同定された(Fortini他、1998;Kim他、1998)。8−オキソGが細胞抽出物においてヌクレオチド除去修復によってもまた修復され得ることが報告された(Reardon他、1997)。しかしながら、この発見のインビボでの意味は明らかにされていない(Runger他、1995)。さらに、8−オキソGの修復が転写に共役していること、そしてそのような修復には、XPG、TFIIHおよびCSBのタンパク質(Le Page他、2000)が要求され、またBRCA1およびBRCA2のタンパク質(Le Page他、2000)が要求されることが報告された。
健康な提供者(提供者番号50)から得られた6個の血液サンプル(それぞれが10ml)を、タンパク質抽出物を調製するために処理した。表には、異なる3日でこれらのアッセイに関して行われた3回の独立したアッセイの結果が示される。
*95%CI、95%の信頼性区間。
†カットオフ値はOGGAの二分変数について定義される。かっこ内の数字は、カットオフ値以下のOGGA値を有するコントロール被験者の対応する百分率を示す。
Claims (66)
- ガンを発症する被験者の危険性を明らかにする方法であって、被験者の組織におけるDNA修復/損傷防止酵素の活性レベルを示し得るパラメーターのレベルを測定すること、そして前記レベルに従って、ガンを発症する被験者の危険性を明らかにすることを含む方法。
- 前記パラメーターは、
前記DNA修復/損傷防止酵素のタンパク質レベル、
前記DNA修復/損傷防止酵素をコードするRNAのレベル、および
前記DNA修復/損傷防止酵素の触媒活性レベル
からなる群から選択される請求項1の方法。 - 前記ガンは、肺ガン、血液ガン、結腸直腸ガン、乳ガン、前立腺ガン、卵巣ガンおよび頭頸部ガンからなる群から選択される請求項1の方法。
- 前記組織は、血液細胞、切屑細胞および生検物からなる群から選択される請求項1の方法。
- 前記DNA修復/損傷防止酵素は、DNA N−グリコシラーゼ、デオキシリボースリン酸リアーゼおよびAPエンドヌクレアーゼからなる群から選択される請求項1の方法。
- 前記DNA N−グリコシラーゼは、ウラシルDNAグリコシラーゼ、hSMUG1、hMBD4、ミスマッチ特異的チミン/ウラシルグリコシラーゼ、メチルプリンDNAグリコシラーゼ、hNTH1、アデニン特異的ミスマッチDNAグリコシラーゼ、および8−オキソグアニンDNAグリコシラーゼからなる群から選択される請求項1の方法。
- 危険性は、正常で、明らかに健康な集団(すなわち、参照コントロール群)と比較したとき、危険性増大倍数として表される請求項1の方法。
- 危険性は酵素の比活性ユニット数で表される請求項1の方法。
- 危険性は尺度の大きさとして表される請求項1の方法。
- DNA修復酵素の触媒活性レベルを測定することは、少なくとも1つの傷をその内部に有するDNA基質を使用して行われる請求項2の方法。
- 前記少なくとも1つの傷は前記DNA基質において所定の部位に存在する請求項10の方法。
- 前記基質は、少なくとも2つのタイプの少なくとも2つの異なる傷を含む請求項10の方法。
- 前記基質は1つの傷を含む請求項10の方法。
- 前記基質は、1つのタイプの少なくとも2つの異なる傷を含む請求項10の方法。
- 前記傷は、ウラシル、5−フルオロウラシル、5−ヒドロキシウラシル、イソジアルル酸、アロキサン、U/TpG:5meCpGにおけるウラシルまたはチミン、ウラシル(U:G)、3,N4−エテノシトシン、(eC:G)、T(T:G)、3−メチルアデニン、7−メチルアデニン、3−メチルグアニン、7−メチルグアニン、ヒポキサンチン、1,N6−エテノアデニン、1,N2−エテノグアニン、チミングリコール、シトシングリコール、ジヒドロウラシル、ホルムアミドピリミジンウレア、A:G由来のアデニン、A:8−オキソG由来のアデニン、C:A由来のアデニン、2−ヒドロキシアデニン、2,5−アミノ−5−ホルムアミドピリミジン、7,8−ジヒドロ−8−オキソグアニン、および脱塩基部位からなる群から選択される請求項10の方法。
- 前記DNA修復/損傷防止酵素の前記タンパク質レベルは、ウエスタンブロット、ELISA、タンパク質チップアッセイおよび抗体チップアッセイからなる群から選択されるアッセイにより測定される請求項2の方法。
- 前記DNA修復/損傷防止酵素をコードする前記RNAの前記レベルは、ノーザンブロット、定量的なRNA PCR、RNAドットブロット、および核酸チップアッセイからなる群から選択されるアッセイにより測定される請求項2の方法。
- 被験者は、ガンを発症させる増大した危険性と関連する環境条件に曝されることが知られているか、またはそのような環境条件に曝されようとしている請求項1の方法。
- ガンを発症する被験者の危険性を明らかにする方法であって、
(a)ガンを発症させる増大した危険性に関連する環境条件に対する暴露の存在または非存在、および
(b)被験者の組織におけるDNA修復/損傷防止酵素の活性レベルを示し得るパラメーターのレベルを明らかにすること、そして
前記存在または非存在および前記レベルに従って、ガンを発症する被験者の危険性を明らかにすることを含む方法。 - 前記パラメーターは、
前記DNA修復/損傷防止酵素のタンパク質レベル、
前記DNA修復/損傷防止酵素をコードするRNAのレベル、および
前記DNA修復/損傷防止酵素の触媒活性レベル
からなる群から選択される請求項19の方法。 - 前記ガンは、肺ガン、血液ガン、結腸直腸ガン、乳ガン、前立腺ガン、卵巣ガンおよび頭頸部ガンからなる群から選択される請求項19の方法。
- 前記組織は、血液細胞、切屑細胞および生検物からなる群から選択される請求項19の方法。
- 前記DNA修復/損傷防止酵素は、DNA N−グリコシラーゼ、デオキシリボースリン酸リアーゼおよびAPエンドヌクレアーゼからなる群から選択される請求項19の方法。
- 前記DNA N−グリコシラーゼは、ウラシルDNAグリコシラーゼ、hSMUG1、hMBD4、ミスマッチ特異的チミン/ウラシルグリコシラーゼ、メチルプリンDNAグリコシラーゼ、hNTH1、アデニン特異的ミスマッチDNAグリコシラーゼ、および8−オキソグアニンDNAグリコシラーゼからなる群から選択される請求項19の方法。
- 危険性は、正常で、明らかに健康な集団(すなわち、参照コントロール群)と比較したとき、危険性増大倍数として表される請求項19の方法。
- 危険性は酵素の比活性ユニット数で表される請求項19の方法。
- 危険性は尺度の大きさとして表される請求項19の方法。
- DNA修復酵素の触媒活性レベルを測定することは、少なくとも1つの傷をその内部に有するDNA基質を使用して行われる請求項20の方法。
- 前記少なくとも1つの傷は前記DNA基質において所定の部位に存在する請求項28の方法。
- 前記傷は、ウラシル、5−フルオロウラシル、5−ヒドロキシウラシル、イソジアルル酸、アロキサン、U/TpG:5meCpGにおけるウラシルまたはチミン、ウラシル(U:G)、3,N4−エテノシトシン、(eC:G)、T(T:G)、3−メチルアデニン、7−メチルアデニン、3−メチルグアニン、7−メチルグアニン、ヒポキサンチン、1,N6−エテノアデニン、1,N2−エテノグアニン、チミングリコール、シトシングリコール、ジヒドロウラシル、ホルムアミドピリミジンウレア、A:G由来のアデニン、A:8−オキソG由来のアデニン、C:A由来のアデニン、2−ヒドロキシアデニン、2,5−アミノ−5−ホルムアミドピリミジン、7,8−ジヒドロ−8−オキソグアニン、および脱塩基部位からなる群から選択される請求項28の方法。
- 前記基質は、少なくとも2つのタイプの少なくとも2つの異なる傷を含む請求項28の方法。
- 前記基質は1つの傷を含む請求項28の方法。
- 前記基質は、1つのタイプの少なくとも2つの異なる傷を含む請求項28の方法。
- 前記DNA修復/損傷防止酵素の前記タンパク質レベルは、ウエスタンブロット、ELISA、タンパク質チップアッセイおよび抗体チップアッセイからなる群から選択されるアッセイにより測定される請求項20の方法。
- 前記DNA修復/損傷防止酵素をコードする前記RNAの前記レベルは、ノーザンブロット、定量的なRNA PCR、RNAドットブロット、および核酸チップアッセイからなる群から選択されるアッセイにより測定される請求項20の方法。
- 前記環境条件は、喫煙、そして煙またはイオン化放射線に対する職業的被爆からなる群から選択される請求項19の方法。
- 被験者における変異誘発性の抗ガン処置の効力を予測する方法であって、被験者の組織におけるDNA修復/損傷防止酵素の活性レベルを示し得るパラメーターのレベルを測定すること、そして前記レベルに従って、被験者における変異誘発性の抗ガン処置の効力を予測することを含む方法。
- 前記パラメーターは、
前記DNA修復/損傷防止酵素のタンパク質レベル、
前記DNA修復/損傷防止酵素をコードするRNAのレベル、および
前記DNA修復/損傷防止酵素の触媒活性レベル
からなる群から選択される請求項37の方法。 - 前記変異誘発性の抗ガン処置は、化学療法および放射線療法からなる群から選択される請求項37の方法。
- 被験者を処置するための変異誘発性の抗ガン処置の投与量を選択する方法であって、被験者の組織におけるDNA修復/損傷防止酵素の活性レベルを示し得るパラメーターのレベルを測定すること、そして前記レベルに従って、被験者を処置するための変異誘発性の抗ガン処置の投与量を選択することを含む方法。
- 前記変異誘発性の抗ガン処置は、化学療法および放射線療法からなる群から選択される請求項40の方法。
- 被験者の組織におけるDNA修復酵素の活性レベルを測定するためのキットであって、密閉可能な容器に含有されて、少なくとも1つの傷をその内部に有するDNA基質と、反応緩衝液を含むパッケージとを含むキット。
- リンパ球を分離するための試験管をさらに含む請求項42のキット。
- 前記試験管には、抗凝固剤が予め入れられている請求項43のキット。
- 遠心分離によってリンパ球を赤血球から分離することにおいて効果的な選択された比重を有する液体をさらに含む請求項42のキット。
- 赤血球を溶解することにおいて効果的な選択された浸透圧モル濃度を有する溶液をさらに含む請求項42のキット。
- タンパク質抽出緩衝液をさらに含む請求項42のキット。
- タンパク質測定を行うための試薬をさらに含む請求項42のキット。
- 精製されたDNA修復酵素をさらに含む請求項42のキット。
- 前記基質は、少なくとも2つのタイプの少なくとも2つの異なる傷を含む請求項42のキット。
- 前記基質は1つの傷を含む請求項42のキット。
- 前記基質は、1つのタイプの少なくとも2つの異なる傷を含む請求項42のキット。
- 少なくとも2つのタイプの少なくとも2つの異なる傷を含む、一重又は二重鎖の形態の単離されたDNA分子。
- 多数のタイプの多数の傷を含む、一重又は二重鎖の形態の単離されたDNA分子。
- 少なくとも1つのDNA修復/損傷防止酵素の活性と少なくとも1つのガンとの間における相関または非相関の存在を明らかにする方法であって、多数のガン患者および多数の明らかに正常な個体に由来する組織における少なくとも1つのDNA修復/損傷防止酵素の活性レベルを示し得るパラメーターのレベルを測定すること、そして前記レベルに従って、前記少なくとも1つのDNA修復/損傷防止酵素の前記活性と前記少なくとも1つのガンとの間における前記相関または前記非相関を明らかにすることを含む方法。
- 前記ガンは、肺ガン、血液ガン、結腸直腸ガン、乳ガン、前立腺ガン、卵巣ガンおよび頭頸部ガンからなる群から選択される請求項55の方法。
- 前記組織は、血液細胞、切屑細胞および生検物からなる群から選択される請求項55の方法。
- 前記DNA修復/損傷防止酵素は、DNA N−グリコシラーゼ、デオキシリボースリン酸リアーゼおよびAPエンドヌクレアーゼからなる群から選択される請求項55の方法。
- 前記DNA N−グリコシラーゼは、ウラシルDNAグリコシラーゼ、hSMUG1、hMBD4、ミスマッチ特異的チミン/ウラシルグリコシラーゼ、メチルプリンDNAグリコシラーゼ、hNTH1、アデニン特異的ミスマッチDNAグリコシラーゼ、および8−オキソグアニンDNAグリコシラーゼからなる群から選択される請求項55の方法。
- 相関または非相関はP値で表される請求項55の方法。
- DNA修復酵素の活性レベルを測定することは、少なくとも1つの傷をその内部に有するDNA基質を使用して行われる請求項55の方法。
- 前記少なくとも1つの傷は前記DNA基質において所定の部位に存在する請求項61の方法。
- 前記基質は、少なくとも2つのタイプの少なくとも2つの異なる傷を含む請求項61の方法。
- 前記基質は1つの傷を含む請求項61の方法。
- 前記基質は、1つのタイプの少なくとも2つの異なる傷を含む請求項61の方法。
- 前記傷は、ウラシル、5−フルオロウラシル、5−ヒドロキシウラシル、イソジアルル酸、アロキサン、U/TpG:5meCpGにおけるウラシルまたはチミン、ウラシル(U:G)、3,N4−エテノシトシン、(eC:G)、T(T:G)、3−メチルアデニン、7−メチルアデニン、3−メチルグアニン、7−メチルグアニン、ヒポキサンチン、1,N6−エテノアデニン、1,N2−エテノグアニン、チミングリコール、シトシングリコール、ジヒドロウラシル、ホルムアミドピリミジンウレア、A:G由来のアデニン、A:8−オキソG由来のアデニン、C:A由来のアデニン、2−ヒドロキシアデニン、2,5−アミノ−5−ホルムアミドピリミジン、7,8−ジヒドロ−8−オキソグアニン、および脱塩基部位からなる群から選択される請求項61の方法。
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