JP2005512925A - 多面黒鉛系ナノチューブの製造方法 - Google Patents

多面黒鉛系ナノチューブの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005512925A
JP2005512925A JP2003551348A JP2003551348A JP2005512925A JP 2005512925 A JP2005512925 A JP 2005512925A JP 2003551348 A JP2003551348 A JP 2003551348A JP 2003551348 A JP2003551348 A JP 2003551348A JP 2005512925 A JP2005512925 A JP 2005512925A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nanotubes
catalyst
mixture
carbon
graphite
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003551348A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005512925A5 (ja
Inventor
ベイカー,アール・テリイ・ケイ
ロドリゲス,ネリー・エム
Original Assignee
キャタリティック・マテリアルズ・エルエルシイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by キャタリティック・マテリアルズ・エルエルシイ filed Critical キャタリティック・マテリアルズ・エルエルシイ
Publication of JP2005512925A publication Critical patent/JP2005512925A/ja
Publication of JP2005512925A5 publication Critical patent/JP2005512925A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F9/00Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments
    • D01F9/08Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments of inorganic material
    • D01F9/12Carbon filaments; Apparatus specially adapted for the manufacture thereof
    • D01F9/127Carbon filaments; Apparatus specially adapted for the manufacture thereof by thermal decomposition of hydrocarbon gases or vapours or other carbon-containing compounds in the form of gas or vapour, e.g. carbon monoxide, alcohols
    • D01F9/1278Carbon monoxide
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y30/00Nanotechnology for materials or surface science, e.g. nanocomposites
    • DTEXTILES; PAPER
    • D01NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
    • D01FCHEMICAL FEATURES IN THE MANUFACTURE OF ARTIFICIAL FILAMENTS, THREADS, FIBRES, BRISTLES OR RIBBONS; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED FOR THE MANUFACTURE OF CARBON FILAMENTS
    • D01F9/00Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments
    • D01F9/08Artificial filaments or the like of other substances; Manufacture thereof; Apparatus specially adapted for the manufacture of carbon filaments of inorganic material
    • D01F9/12Carbon filaments; Apparatus specially adapted for the manufacture thereof
    • D01F9/127Carbon filaments; Apparatus specially adapted for the manufacture thereof by thermal decomposition of hydrocarbon gases or vapours or other carbon-containing compounds in the form of gas or vapour, e.g. carbon monoxide, alcohols
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S977/00Nanotechnology
    • Y10S977/84Manufacture, treatment, or detection of nanostructure
    • Y10S977/842Manufacture, treatment, or detection of nanostructure for carbon nanotubes or fullerenes
    • Y10S977/843Gas phase catalytic growth, i.e. chemical vapor deposition

Abstract

高純度多面黒鉛系ナノチューブを高歩留まりで製造する方法。この方法では、少なくとも1種のCo含有酸化物と、少なくとも1種のII族金属含有酸化物からなる触媒系の存在下、有効温度でCOとH2の混合物を反応させる。

Description

本発明は、高純度多面黒鉛系ナノチューブを高歩留まりで製造する方法に関する。この方法では、少なくとも1種のCo含有酸化物と、少なくとも1種のII族金属含有酸化物とからなる触媒系の存在下、有効温度でCOとH2の混合物を反応させる。
ナノ構造材料、特にカーボン・ナノ構造材料は、種々の潜在的な商業用途にとって急速に重要性が増してきている。こうした用途としては、水素を貯蔵するため、触媒支持体として機能させるため、種々の電池で役立たせるため、かつ高分子複合材料用の補強要素として、これを使用することが含まれる。
カーボン・ナノ構造体、特にカーボン・ナノファイバーは、通常、水素と有効な分解性炭素含有化合物の存在下で、適当な支持または非支持粉末の金属触媒から成長させることによって製造する。通常、炭素含有化合物は、CO、メタン、エタン、エチレン、アセチレン、プロパン、プロピレン、ブタン、ブテン、ブタジエン、ペンタンなどから選択される。現在はこうした方法を用いてカーボン・ナノ構造体をかなりの歩留まりで製造しているが、ナノ構造体の幅を制御することが困難である。狹幅のナノ構造体が望ましい。例えば、カーボン・ナノ構造体の平均幅は、ナノ構造体の成長起点である金属触媒粒子の平均粒子径に左右される。この粒子径は、通常、非支持触媒粉末で約25〜450nmの範囲にある。
カーボン・ナノ構造体の幅を制御する難しさを克服するための1つの試みは、触媒金属粒子を非晶質炭素フィルムなどの適当な基板上に分散させて、より均一でより狭幅のカーボン・ナノ構造体を生成することであった。より均一な触媒粒子径分散体が得られたので、この試みはある程度成功した。こうした方法から得られたカーボン・ナノ構造体の平均幅は、当時の通常技術で製造されたものの約半分であることが分かったが、ナノ構造体の歩留まりは非常に低下し許容できるものではなかった。その上、支持材料には、こうした方法を用いる場合には避けるべき不純物が混ざっていた。
したがって、当技術分野では、実質的に均一な狭幅のカーボン・ナノ構造体、特にカーボン・ナノファイバーを高歩留まりで製造する方法が必要とされている。
本発明によれば、多面黒鉛系ナノチューブの製造方法が提供され、この方法は、
i)少なくとも1種のCo含有酸化物と、少なくとも1種のII族金属含有酸化物との混合物からなる触媒系の存在下、COとH2の混合物を生成させる有効温度でCH4とO2の混合物を反応させるステップと、
ii)少なくとも1種のCo含有酸化物と、少なくとも1種のII族金属含有酸化物混合物とからなる触媒系の存在下、この触媒系から多面黒鉛系ナノファイバーを成長させる有効温度でCOとH2の混合物の少なくとも一部を反応させるステップと
を含む方法である。
本発明の好ましい実施態様では、CH4とO2の混合物は約350℃〜約1000℃の温度で反応する。
本発明の別の好ましい実施態様では、黒鉛系ナノチューブが成長する温度は約550℃〜約700℃である。
さらに本発明によれば、Co34−Co2MgO4−CoMgO2の混合物からなる触媒系の存在下、この触媒系から多面黒鉛系ナノファイバーを成長させる有効温度でCOとH2の混合物を反応させることを含む、多面黒鉛系ナノチューブの製造方法が提供される。
図は本発明によって製造されるカーボン・ナノチューブの主要な特徴の概略図である。この図は、金属触媒粒子から成長した相当量の縁部部位を含む非円筒多面管状構造体を示す。この管状ナノ構造体はまた、チューブ内チューブ構造も示している。
炭化水素や一酸化炭素などの炭素含有化合物と熱金属表面との相互作用時に、カーボン・ナノ構造体が形成される性質が知られている。近年、選択された触媒を使用してカーボン・ナノ構造体の成長と構造的特徴を制御すると、化学的特性と物理的特性のユニークな組み合わせが得られることが認められている。カーボン・ナノ構造材料が示す独特な特性は、これらの特性や寸法を調整する可能性と合わせて、こうしたカーボン・ナノ構造体に関連する研究活動に強い影響力を有している。特に重要なのは、比較的高い黒鉛含有量と狭い幅を有するカーボン・ナノ構造体である。こうしたナノ構造体は、種々の潜在的な商業的用途を有するからである。不幸なことに、従来のカーボン・ナノ構造体の製造方法は、比較的均一な狭幅のカーボン・ナノ構造体を高歩留まりで製造するには適当ではなかった。通常、カーボン・ナノ構造体の幅は、この構造体の成長起点である触媒金属粒子の粒子径によって決定される。ナノファイバーなどの従来のカーボン・ナノ構造体の、このサイズ、すなわち幅は、通常、約25〜450nmの範囲である。ナノ構造体のより優れた制御とより狭幅のナノ構造体が特に望まれている。
本発明の多面黒鉛系ナノチューブでは、多面非円筒管状構造体が生成するように、その小板がナノチューブの成長軸に対してほぼ平行に配向している。好ましいナノチューブは、以下の特性を有するものである:(i)表面積が、約20〜3,000m2/g、好ましくは約50〜800m2/g、より好ましくは約100〜700m2/g、特に好ましくは約250〜350m2/gであること(表面積は、−196℃でN2吸着により求める);(ii)結晶化度が約5%〜約100%、好ましくは約50%〜100%、より好ましくは約75%〜100%、特に好ましくは約90%〜100%、理想的には実質上100%であること;および(iii)隙間が約0.335〜約0.40nm、好ましくは約0.335nmであること。隙間とは、黒鉛小板間の距離のことである。得られた本発明の多面ナノチューブの形状は、任意の適当な形状とすることができる。好ましい形状の非限定的な例としては、直線形、分岐、ねじれ、スパイラル、ヘリカル、コイル状が挙げられる。上記のように、本発明のナノチューブの黒鉛小板は、ナノチューブの成長、すなわち縦軸と実質上平行に配向しており、多面管状構造になっている。すなわち、これは、多面鉛筆、またはいわゆる「アレン」レンチに似た構造を有しており、好ましくは、非円筒チューブ内非円筒チューブ構造である。さらに、二酸化炭素、スチームなどの適当なエッチング剤で、またはアルカリもしくはアルカリ土類金属などの選択された触媒を使用して、注意深く活性化させることによって黒鉛系カーボン・ナノチューブの表面積を増大させることができる。用語「ナノチューブ」および「ナノファイバー」は、本明細書では区別しないで用いられる。ナノチューブはカーボン・ナノファイバーの一形態であり、ここでは、黒鉛小板がナノファイバーの縦軸にほぼ平行に配列している。
本発明は、約350℃〜約1000℃、好ましくは約550℃〜670℃の有効温度で、Co/II族混合金属酸化物触媒上でCO/H2混合物を分解することによって、狭幅の黒鉛系多面ナノチューブを製造する新規な方法に関する。少なくとも1種のCo含有酸化物と、II族元素の少なくとも1種の酸化物とからなる混合触媒系上でCH4/O2(≒2:1)混合物を分解することによって、黒鉛系ナノチューブの製造に使用されるCO/H2混合物を発生させることができることが、本発明者等によって思いがけなく見出された。この2ステップの方法により、ナノチューブを比較的安価な経路で製造することができる。両ステップとも同じ触媒を使用することもできるし、第2のタイプの触媒を使用してナノチューブを製造することもできる。
CO/H2分解反応から本発明の多面黒鉛系ナノチューブを生成させるのに必要な触媒系は、以下の基準を満たす必要がある。
(a)出発触媒前駆体に含まれる2種の金属イオンの内1種は、2つ以上の酸化状態を持っていなければならないが、もう一つの成分はただ1つの酸化状態を持てばよい。
(b)この2種の金属イオンは空気中でのか焼中に複合酸化物および/または固溶体を形成することができなければならない。
(c)これら酸化物の相対的な量はか焼温度を変えることによって変化させることができなければならない。
(d)これら酸化物の1種は約400℃〜900℃の温度で適当な反応物中で処理することによって、金属状態に還元させることができなければならない。
(e)この還元性成分は一酸化炭素を炭素に分解させることができなければならない。
(f)この還元性成分は炭素種を溶解しこれを拡散させる能力を持っていなければならない。
本発明で使用される触媒系は、式CoxyOで表すことができる粉末状であることが好ましい。ただし、Mは、Mg、Ca、Sr、Baから選択されるII族金属(酸化状態が1つだけの金属)である。好ましいII族金属はMgとCaであり、Mgがより好ましい。好ましい触媒は、Co34/Co2MgO4/CoMgO2である。
任意の適当な方法を用いて本発明の混合金属酸化物触媒系を調製することができる。1つの好ましい方法では、水またはエタノール中のMO懸濁液にコバルトの水溶液またはエタノール溶液を加えて混合金属酸化物触媒を調製する。乾いた状態または濃厚なペーストになるまで、得られたスラリーを室温(約22℃)で激しくかき混ぜる。この固体またはペーストを、炉内で約120℃、24時間更に乾燥し、次いで微粉に粉砕する。次いで、得られた固体を、流動空気中、温度400℃〜1000℃で効果的な時間、例えば約1〜6時間、好ましくは約2〜4時間か焼する。
別の好ましい方法では、クエン酸を使用して、種々の量のCoを含有する混合酸化物触媒を調製する。所望の比率の硝酸コバルトと、硝酸マグネシウムまたは硝酸カルシウムとの混合物をクエン酸と共に融解する。このステップに引き続いて、この混合物を、圧力0.7kPaなどの適当な圧力下、適当な温度例えば約70℃で、乾燥点まで脱気する。次いで、得られた固体を、空気中約160℃で1.0時間加熱し、次いで、流動空気中、温度400℃〜1000℃で効果的な時間、例えば約1〜6時間、好ましくは約2〜4時間か焼する。
本発明の混合金属酸化物触媒系を調製するための第3の好ましい方法では、コバルト水溶液と所望のM’硝酸塩の水溶液とを、炭酸カリウムまたは水酸化アンモニウムを用いて共沈させることによって混合金属酸化物を調製する。次いで、得られた共沈物を熱イオン交換水で洗い、空気中有効温度で一昼夜乾燥した。次いで、得られた混合固体炭酸塩を、流動空気中、温度600℃〜1000℃で効果的な時間、例えば約1〜6時間、好ましくは約2〜4時間か焼する。
別の好ましい方法では、Co34、Co2MgO4、CoMgO2などの酸化物成分を別々に調製し、ボールミルまたは任意の他の混合手段を使って所望の比率に機械的に混合する。この方法はまた、相当する粉末状金属酸化物と混合金属マグネシウム酸化物化合物を使用して、相当するFeまたはNi含有触媒を調製するのにも使用することができる。
本発明のカーボン・ナノ構造体は、少なくとも1種のCo含有酸化物と少なくとも1種のII族金属酸化物の非支持混合物から接触的に成長する。コバルト成分は、金属状態であることが好ましく、単一金属、合金、またはバイメタルからなる。好ましいII族金属は、CaとMgであり、Mgがより好ましい。Co酸化物とII族金属の重量比は、約5:95〜24:36である。COとH2の混合物は、この混合触媒系の存在下、約300℃〜約1000℃、好ましくは約450℃〜約800℃、より好ましくは約550℃〜約700℃の温度で分解する。炭素含有化合物の分解中、水素が存在することも好ましい。
本発明の多面黒鉛系ナノチューブを製造する1つの好ましい方法は2段プロセスである。このプロセスでは、第1段はCOとH2の混合物の調製であり、第2段はCO/H2混合物を使用した多面カーボン・ナノチューブの成長である。カーボン・ナノチューブの成長は、Co含有酸化物/II族金属酸化物触媒系の存在下、適当な温度でCO/H2混合物を反応させることによって行われる。第1段では、CH4とO2の混合物を、Co含有酸化物成分とII族金属酸化物からなる触媒系を含む反応帯域へ供給する。この反応帯域で、上記混合物を、約350℃〜約1000℃の温度で、好ましくは約450℃〜約1000℃の温度で、より好ましくは約600℃〜約850℃の温度で、有効時間転化させて、かなりな量、好ましくはすべてのCH4とO2の混合物をO2とH2に転化させる。CH4とO2のモル比は2:1でなければならない。O2は、任意の適当な酸素含有ガスとすることができ、実質的に純粋なO2とすることもできる。窒素が真っ先に除去されるのであれば、O2の供給源として空気を使うことができる。次いで、生成物CO/H2の生成物流の少なくとも一部を、CoとII族金属酸化物、好ましくはMgOからなる触媒系を含む第2段の反応帯域に導く。この反応帯域で、上記生成物を、約550℃〜約700℃の温度で、好ましくは約600℃〜約700℃で、より好ましくは約600℃〜約650℃で、効果的な時間反応させて多面黒鉛系ナノチューブを生成させる。COとH2の重量比は、約20〜1、好ましくは約10〜1、より好ましくは約4〜1である。本方法によって製造されたカーボン・ナノ構造体のほぼすべてが、所望の多面非円筒黒鉛系ナノチューブであることが本発明者等によって思いがけなく見出された。ナノチューブが、好ましくは、非円筒多面ナノチューブ構造内の非円筒多面ナノチューブとして特徴付けられる層状ナノ構造体であることも見出された。
黒鉛系とは、多面ナノチューブの少なくとも約5%が黒鉛系であること、好ましくは少なくとも約50%が黒鉛系であること、より好ましくは少なくとも約90%が黒鉛系であること、特に好ましくは少なくとも約95%が黒鉛系であることを意味する。多面ナノチューブはまた、円筒状ナノチューブと比べると、比較的多数の活性部位を有する。比較的多数とは、本発明の多面ナノチューブは、露出表面の少なくとも約5%、好ましくは少なくとも約10%、より好ましくは少なくとも約15%が、活性部位および/またはコーナーであることを意味する。
多面カーボン・ナノチューブを成長させた後、鉱酸などの無機酸の水溶液でこれを処理して、過剰の触媒粒子を除去することができる。使用することができる鉱酸の非限定的な例としては、硫酸、硝酸、塩酸が挙げられる。塩酸が好ましい。
黒鉛小板の縁部は、適当なエッチング剤、好ましくは二酸化炭素、スチーム、またはアルカリもしくはアルカリ土類金属などの適当な触媒でエッチングすることができる。
本発明を、以下の実施例によってより詳細に説明するが、これは、本発明の範囲を限定するものと解釈してはならない。
この実施例は、CoとM種の間の相互作用が、狭幅、高純度多面黒鉛系カーボン・ナノチューブ合成の重要な因子であることの重要性を例証するものである。この一連の実験において、MgOと混ぜたときの種々のVIII族金属の性質が、CO/H2(9:1)の600℃で5時間にわたる相互作用中に発生するカーボン・ナノチューブの特徴に及ぼす影響を調査した。すべてのケースで、混合酸化物中のCo:Mgの量は0.6:1に保持され、触媒は、初め500℃でか焼し、600℃で還元した。か焼ステップの後、各系についてX線回折分析を行った。
表1に提示したデータから、Fe、Co、Ni前駆体から異なる酸化物種が形成されること、ならびに、カーボン・ナノチューブ生成物の歩留まりと特徴が著しい差異を示すことが分かる。例えばFeの場合には、VIII族金属とMの相互作用が比較的弱く、別個の酸化物が形成される。その結果、非常に大きなナノチューブが形成される。これと反対に、NiとMgの2つの酸化物の相互作用は非常に強く、固溶体NiMgO2が形成される。これにより狭幅のナノチューブが生成するが、歩留まりが非常に低い。最後に、CoとMgが酸化性雰囲気で相互作用を行うと、活性触媒中に共存する3つのCo含有化学種が形成する。この配合物は、非常に狭幅のナノチューブを高歩留まりで生成する。Co酸化物とMg酸化物の相互作用は、所望の生成物を生成させるための理想的な触媒組成物を生じることが明らかである。
表1
金属 反応種 平均CNT幅(nm) (CNTグラム量/触媒グラム量)
Fe Fe2O3/MgO 103.7 31.2
Ni NiMgO2 13.8 3.1
Co Co3O4/Co2MgO4/ 8.1 89.5
CoMgO2
ただし、CNT=カーボン(黒鉛系)ナノチューブ
この一連の実験で、混合金属酸化物触媒CoxMgyO(x:y=0.6:1)を、500℃〜850℃の範囲の様々な温度でか焼した。すべての触媒粉末は、H2中850℃で還元し、その後CO/H2(4:1)混合物中、600℃で2.0時間反応させて多面黒鉛系ナノチューブを生成した。生成したナノチューブの量、およびこれらの構造体の幅の観点からの性能を表2に提示した。これらのデータから、500℃でか焼された混合酸化物触媒から最高量のナノチューブが得られたことが明らかである。一方、最も幅が狭い構造体は、850℃でか焼された固溶体触媒から生成した。
Figure 2005512925
補足的な一連の実験で、混合金属酸化物触媒CoxMgyO(x:y=0.6:1)を、500℃〜850℃の範囲の様々な温度でか焼した。か焼ステップ後、各系についてX線回折分析を行った。すべての触媒粉末は、H2中850℃で還元し、その後CO/H2(4:1)混合物中、600℃で2.0時間反応させて多面黒鉛系ナノチューブを生成した。
Figure 2005512925
表3に示したデータから、か焼温度を変化させることにより、CoxMgyO系のCoとMgの間の相互作用の性質を制御することができることが分かる。この処理は、CO/H2と600℃で反応中のナノチューブ成長特性に対する、混合酸化物のその後の触媒活性に大きな影響を及ぼす可能性がある。
この一連の実験では、混合金属酸化物触媒CoxMgyO(x:y=0.6:1)のか焼温度は500℃で一定に保持し、一方還元温度は450℃〜1000℃の範囲にわたって変化させた。次いで、これらの触媒を、CO/H2(9:1)混合物中、600℃で2.0時間反応させた。各系から生成したナノチューブの量と幅を表4に示した。これらのデータから、450℃〜750℃の間(最も好ましい温度は600℃)で還元された混合金属酸化物から調製された触媒から、最大量と最小幅のナノチューブが得られることが明らかである。
Figure 2005512925
この一連の実験では、混合金属酸化物触媒CoxMgyO(x:y=0.6:1)のか焼温度と還元温度を、それぞれ500℃と600℃に一定に保持した。還元ステップの時間を、0.5〜2.0時間に系統的に変化させた。その後、これらの触媒を、CO/H2(9:1)中、600℃で5時間反応させた。このプロセス中に生成した多面黒鉛系ナノチューブの量および特徴を、表5に記録した。
Figure 2005512925
これらのデータから、触媒は600℃で1.0時間還元した後に最適な活性を獲得し、その後の処理は、この系の性能になんら有益な効果ももたらさないことが明らかである。
500℃でのか焼の後、600℃で還元することにより調製した触媒粉末CoxMgyO(x:y=0.6:1)CO/H2(9:1)混合物中、種々の温度で2.0時間反応させた。表6に示したデータは、この混合物から550℃〜650℃で形成したナノチューブの量と幅を示している。反応が600℃で行われた場合に最高の条件が得られることが明らかである。
Figure 2005512925
この一連の実験は、CoxMgyO(x:y=0.6:1)触媒で600℃2.0時間反応させた場合に、CNT形成に及ぼすCO/H2比の影響を調べるために設計された。混合酸化物触媒は500℃でか焼し、850℃で還元し、次いで種々のCO/H2混合物中流速200cc/分で反応させた。
表7の結果を調べてみると、高い比率のCOを含有するCO/H2混合物で最も多量のナノチューブが得られること、ならびに、構造体の幅はこれらの条件で一定の水準に保持されることが分かった。水素が主要なガス成分になると、固体炭素生成物の歩留まりは急激に低下し、これに伴ってナノチューブの幅が増大した。好ましい条件は、CO/H2比が39:1〜2:1である。最も好ましいのは、19:1〜4:1である。
Figure 2005512925
別の一連の実験では、600℃2.0時間でのCO/H2(9:1)の分解による多面黒鉛系ナノチューブの成長特性に、混合金属触媒CoxMgyOの組成が及ぼす影響を調べた。それぞれの場合、500℃で触媒をか焼し、600℃で還元した。表8に示した結果を調べると、いくつかの重要な特徴が見られる。CoxMgyO(x:y=0.6:1)の触媒組成からナノチューブの最高歩留まりが得られるが、最も幅が狭い構造体はx:y=0.1:1の粉末から成長する。
Figure 2005512925
実施例8で報告した実験は、CO/H2(9:1)混合物中600℃での反応時間を5.0時間までカバーするように延長された。表9から分かるように、ほとんどの場合、反応時間を長くすると、生成するナノチューブの量はかなり増加したが、成長速度はやや低下した。これは、触媒の不活性化がある程度起こっていたことを示している。ナノチューブの平均幅は、反応時間とは無関係であるように見えた。
Figure 2005512925
この一連の実験では、CoxMgyO(x:y=0.6:1)触媒の性能を、同じ金属含有量の通常のアルミナ支持とシリカ支持Co系の性能と比較した。表10に示したデータは、これらの触媒それぞれをCO/H2(9:1)混合物中、600℃で2.0時間反応させた場合、形成される所望の固体カーボン生成物の量は、従来の触媒系が著しく低いことを示している。ナノチューブの幅は第2の金属酸化物の性質とは無関係のように見えるが、アルミナまたはシリカを含有する試料では、望ましくない「外殻状」付着物を形成する傾向が圧倒的である。XRD分析は、SiO2支持またはAl23支持触媒試料にはCo34しか存在していないことを示している。3つのCo含有酸化物種の共存が、600℃でのCO/H2の相互作用から大量の狭幅カーボン・ナノチューブが成長する必要条件であると結論することができよう。
Figure 2005512925
別の一連の実験では、600℃でのCoxMgyO(x:y=0.6:1)とCO/H2(9:1)混合物との相互作用から多面黒鉛系ナノチューブが成長する特徴に及ぼす、反応時間の影響を調査した。500℃でのか焼と、その後の600℃での還元によって、混合金属酸化物を調製した。
Figure 2005512925
表11のデータを調べることにより、ナノチューブの平均生成速度は、反応時間3.0時間までほとんど一定に保持され、この時間の後で低下し始めることが分かる。実験誤差内で、ナノチューブの幅は、全反応時間にわたって一定のままである。
触媒上の反応体ガス流速が多面黒鉛ナノチューブの歩留まりや成長特徴に及ぼす影響。CO/H2(9:1)混合物を、600℃で5.0時間、CoxMgyO(x:y=0.6:1)触媒上に流したときに形成されるナノチューブ量の変化を測定した。表12に示したデータから、最適流速は150〜250cc/分にあり、最も好ましい水準は200cc/分であることが分かる。一方、これらの実験で利用した流速内では、これらの系で生成したナノチューブの平均幅に変化はなかった。
Figure 2005512925
これらの実験では、実施例6に記載の方法で調製したCoxMgyO(x:y=0.6:1)触媒試料を、C24/H2(9:1)混合物中、600℃で2.0時間反応させた。生成した多面黒鉛系ナノチューブの量およびこの構造体の平均幅を表13に示した。これらのデータから、純エチレンを含有する反応体ガスから、最大量のナノチューブが得られることが明らかである。混合物中の水素の比率が次第に増大するのに伴って、生成するナノチューブの量は低下する。
Figure 2005512925
本発明によって製造されるカーボン・ナノチューブの主要な特徴の概略図である。この図は、金属触媒粒子から成長した相当量の縁部部位を含む非円筒多面管状構造体を示す。この管状ナノ構造体はまた、チューブ内チューブ構造も示している。

Claims (6)

  1. i)少なくとも1種のCo含有酸化物と、少なくとも1種のII族金属含有酸化物との混合物からなる触媒系の存在下、COとH2の混合物を生成させる有効温度でCH4とO2の混合物を反応させるステップと、
    ii)少なくとも1種のCo含有酸化物と、少なくとも1種のII族金属含有酸化物との混合物からなる触媒系の存在下、前記触媒系から多面黒鉛系ナノファイバーを成長させる有効温度でCOとH2の前記混合物の少なくとも一部を反応させるステップと
    を含む、多面黒鉛系ナノチューブの製造方法。
  2. CH4とO2の前記混合物が、約350℃〜約1000℃の温度で反応する請求項1に記載の方法。
  3. CH4とO2の前記混合物が、約450℃〜約1000℃の温度で反応する請求項1に記載の方法。
  4. 前記触媒がCo34−Co2MgO4−CoMgO2である請求項1に記載の方法。
  5. 前記黒鉛系ナノチューブが成長する前記温度が約550℃〜約700℃である請求項1に記載の方法。
  6. 前記黒鉛系ナノチューブが成長する前記温度が約600℃〜約700℃である請求項5に記載の方法。
JP2003551348A 2001-12-11 2002-12-10 多面黒鉛系ナノチューブの製造方法 Pending JP2005512925A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/015,353 US6953562B2 (en) 2001-12-11 2001-12-11 Preparation of multifaceted graphitic nanotubes
PCT/US2002/039437 WO2003050333A1 (en) 2001-12-11 2002-12-10 Method for producing multifaceted graphitic nanotubes

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005512925A true JP2005512925A (ja) 2005-05-12
JP2005512925A5 JP2005512925A5 (ja) 2006-02-16

Family

ID=21770897

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003551348A Pending JP2005512925A (ja) 2001-12-11 2002-12-10 多面黒鉛系ナノチューブの製造方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US6953562B2 (ja)
EP (1) EP1456439B1 (ja)
JP (1) JP2005512925A (ja)
AT (1) ATE386833T1 (ja)
AU (1) AU2002357130A1 (ja)
DE (1) DE60225181T2 (ja)
WO (1) WO2003050333A1 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533581A (ja) * 2003-12-24 2007-11-22 キンテク インコーポレーテッド 電子電界放出特性を有する、小直径カーボンナノチューブの合成方法
JP2011057458A (ja) * 2009-09-04 2011-03-24 Ube Industries Ltd 微粒子化された微細な炭素繊維の凝集体
JP2011058100A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Ube Industries Ltd 微細な炭素繊維およびその製造方法
JP2012046864A (ja) * 2008-03-06 2012-03-08 Ube Ind Ltd 微細な炭素繊維、微細な炭素短繊維およびそれらの製造方法
US9206048B2 (en) 2009-08-07 2015-12-08 Ube Industries, Ltd. Electroconductive polyamide resin composition
US9236163B2 (en) 2009-08-07 2016-01-12 Ube Industries, Ltd. Electroconductive resin composition
US9234080B2 (en) 2009-04-02 2016-01-12 Ube Industries, Ltd. Conductive resin composition
US9410645B2 (en) 2009-09-07 2016-08-09 Ube Industries, Ltd. Multilayer tube for transportation

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7550129B2 (en) * 2000-09-08 2009-06-23 Catalytic Materials, Llc Graphite nanofibers having graphite sheets parallel to the growth axis
US7592389B2 (en) * 2000-09-08 2009-09-22 Catalytic Materials, Llc Conductive polymeric structures containing graphite nanofibers having graphite parallel to the growth axis
JP2005517537A (ja) * 2002-02-11 2005-06-16 レンセラー・ポリテクニック・インスティチュート 高度に組織化されたカーボン・ナノチューブ構造の指向性アセンブリ
US20070035226A1 (en) * 2002-02-11 2007-02-15 Rensselaer Polytechnic Institute Carbon nanotube hybrid structures
JP3958274B2 (ja) * 2003-10-10 2007-08-15 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 放電制御装置、放電制御方法及びそのプログラム
JP3761561B1 (ja) * 2004-03-31 2006-03-29 株式会社物産ナノテク研究所 多様な構造を持つ微細な炭素繊維
JP3776111B1 (ja) * 2004-08-31 2006-05-17 株式会社物産ナノテク研究所 炭素繊維構造体
US7713577B2 (en) * 2005-03-01 2010-05-11 Los Alamos National Security, Llc Preparation of graphitic articles
US7678672B2 (en) * 2007-01-16 2010-03-16 Northrop Grumman Space & Mission Systems Corp. Carbon nanotube fabrication from crystallography oriented catalyst
US7794797B2 (en) * 2007-01-30 2010-09-14 Cfd Research Corporation Synthesis of carbon nanotubes by selectively heating catalyst
CN101707864A (zh) * 2007-06-06 2010-05-12 琳德有限公司 产生用于碳纳米材料生产的一氧化碳的联合方法
KR101443222B1 (ko) * 2007-09-18 2014-09-19 삼성전자주식회사 그라펜 패턴 및 그의 형성방법
DE102010008173A1 (de) * 2010-02-16 2012-03-01 Bayer Materialscience Aktiengesellschaft Herstellung von Kohlenstoffnanoröhrchen
JP6028189B2 (ja) * 2011-09-30 2016-11-16 三菱マテリアル株式会社 金属コバルトを内包するカーボンナノファイバーの製造方法。
US9111899B2 (en) * 2012-09-13 2015-08-18 Lenovo Horizontally and vertically aligned graphite nanofibers thermal interface material for use in chip stacks
EP3103767B1 (en) * 2014-02-05 2018-04-04 Denka Company Limited Production method for carbon nanofibers, and carbon nanofibers

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5149584A (en) * 1990-10-23 1992-09-22 Baker R Terry K Carbon fiber structures having improved interlaminar properties
US5413866A (en) * 1990-10-23 1995-05-09 Baker; R. Terry K. High performance carbon filament structures
US5458784A (en) * 1990-10-23 1995-10-17 Catalytic Materials Limited Removal of contaminants from aqueous and gaseous streams using graphic filaments
US5618875A (en) * 1990-10-23 1997-04-08 Catalytic Materials Limited High performance carbon filament structures
EP0641400B1 (en) * 1992-05-22 2003-02-12 Hyperion Catalysis International, Inc. Improved methods and catalysts for the manufacture of carbon fibrils
US6333016B1 (en) * 1999-06-02 2001-12-25 The Board Of Regents Of The University Of Oklahoma Method of producing carbon nanotubes
US6159538A (en) * 1999-06-15 2000-12-12 Rodriguez; Nelly M. Method for introducing hydrogen into layered nanostructures
WO2002095097A1 (en) * 2001-05-21 2002-11-28 Trustees Of Boston College, The Varied morphology carbon nanotubes and methods for their manufacture

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007533581A (ja) * 2003-12-24 2007-11-22 キンテク インコーポレーテッド 電子電界放出特性を有する、小直径カーボンナノチューブの合成方法
JP2012046864A (ja) * 2008-03-06 2012-03-08 Ube Ind Ltd 微細な炭素繊維、微細な炭素短繊維およびそれらの製造方法
US8834828B2 (en) 2008-03-06 2014-09-16 Ube Industries, Ltd. Fine carbon fiber, fine short carbon fiber, and manufacturing method for said fibers
US9103052B2 (en) 2008-03-06 2015-08-11 Ube Industries, Ltd. Fine carbon fiber, fine short carbon fiber, and manufacturing method for said fibers
US9234080B2 (en) 2009-04-02 2016-01-12 Ube Industries, Ltd. Conductive resin composition
US9206048B2 (en) 2009-08-07 2015-12-08 Ube Industries, Ltd. Electroconductive polyamide resin composition
US9236163B2 (en) 2009-08-07 2016-01-12 Ube Industries, Ltd. Electroconductive resin composition
JP2011057458A (ja) * 2009-09-04 2011-03-24 Ube Industries Ltd 微粒子化された微細な炭素繊維の凝集体
JP2011058100A (ja) * 2009-09-07 2011-03-24 Ube Industries Ltd 微細な炭素繊維およびその製造方法
US9410645B2 (en) 2009-09-07 2016-08-09 Ube Industries, Ltd. Multilayer tube for transportation

Also Published As

Publication number Publication date
DE60225181T2 (de) 2009-02-26
US20030108479A1 (en) 2003-06-12
EP1456439A1 (en) 2004-09-15
AU2002357130A1 (en) 2003-06-23
DE60225181D1 (de) 2008-04-03
US6953562B2 (en) 2005-10-11
EP1456439B1 (en) 2008-02-20
EP1456439A4 (en) 2005-09-28
WO2003050333A1 (en) 2003-06-19
ATE386833T1 (de) 2008-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005512925A (ja) 多面黒鉛系ナノチューブの製造方法
JP6217755B2 (ja) 高い比表面積を有する炭素ナノチューブ及びその製造方法
JP5702043B2 (ja) 不均一触媒でガス状炭素化合物を分解することによりカーボンナノチューブを製造するための触媒
JP4979705B2 (ja) 多層カーボンナノチューブ製造工程のための触媒系
Pham-Huu et al. Large scale synthesis of carbon nanofibers by catalytic decomposition of ethane on nickel nanoclusters decorating carbon nanotubes
US8496904B2 (en) Single-walled carbon nanotube catalysts and method for preparing same
EP1455927B1 (en) Method for producing carbon nanostructures
Gallego et al. Production of hydrogen and MWCNTs by methane decomposition over catalysts originated from LaNiO3 perovskite
JP4098508B2 (ja) 炭化水素と水蒸気とを反応させるための触媒の製造方法および当該触媒を使用した炭化水素から水素を製造する方法
Allaedini et al. Methane decomposition for carbon nanotube production: Optimization of the reaction parameters using response surface methodology
JP2013519515A (ja) カーボンナノチューブの製造
CN100446854C (zh) 一种制备碳纳米管的方法
EP1449581B1 (en) Catalyst for steam reforming containing nickel, magnesium and aluminium, process for producing the catalyst, and process for producing hydrogen using the catalyst
JP4488178B2 (ja) メタン化触媒及びその製造方法、並びに該メタン化触媒を用いた一酸化炭素をメタン化する方法
KR20220083396A (ko) 탄소나노튜브 제조용 담지촉매
JP4639798B2 (ja) 気相成長法炭素繊維製造用触媒および炭素繊維の製造方法
JP2004324004A (ja) カーボン繊維及びその製造方法
JP2009062230A (ja) 気相成長炭素繊維の製造方法および気相成長炭素繊維
JP2009041127A (ja) 気相成長炭素繊維の製造方法および気相成長炭素繊維
EP4157518A1 (en) Improved catalyst for mwcnt production
Echegoyen et al. Characterization of carbon nanofibers grown over Ni and Ni-Cu catalysts
JP2003138431A (ja) カーボンナノファイバー及びその製造方法
JP2009062646A (ja) 気相成長炭素繊維の製造方法および気相成長炭素繊維

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051212

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061031

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070131

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070501

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070605