JP2005352436A - クリーニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 感光体上のトナーや付着物質の除去を効果的に行う事ができ、長期に渡ってそのクリーニング性能を維持し、感光体フィルミングが生じないクリーニング装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 バネ加圧方式のクリーニングブレード109をカム機構を用いる事により、図3のように感光体101とクリーニングブレード109の接触部を可変にし、ブレード先端部のブレード母体層109aと中腹部の研磨剤粒子含有層109bの感光体101への当接を切り替え可能とし、クリーニングで除去できない付着物質を研磨して除去する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式を利用した画像形成装置に搭載される像担持体のクリーニング装置に関する。また、当該クリーニング装置を含んで構成されるプロセスカートリッジ、及び画像形成装置に関する。
近年、経時での画質安定性や感光体の高寿命化への要求が高まっている。
経時での画像安定性を得る方法の一つに、ローラ帯電における帯電方式をAC帯電とする方法がある。経時の画像劣化の一つに、帯電ローラ汚れによる帯電電位の低下や不均一性にから来るカブリや縦黒スジ等が上げられる。この帯電ローラ汚れに関しては、DC帯電方式に比べAC帯電方式の方が余裕度は大きい為、経時の画像安定性を考慮するとAC帯電方式を選択せざるをえない。
しかし、帯電AC方式の採用に伴い最も対策が困難な副作用として、感光体へのACハザードによる感光体フィルミングが上げられる。
この感光体フィルミングを除去する手段として、クリーニングブレードと表面に研磨剤を付着させたクリーニングローラとを配したクリーニング装置や、トナー除去用のクリーニングブレードと感光体フィルミング除去用のクリーニングブレードを併用するクリーニング装置が提案されている。しかしながら、クリーニングローラ表面に付着した研磨剤は剥がれ落ちやすく長期の使用に耐えない事や、2枚のクリーニングブレードを有する事により省スペース化が出来ないといった事により、上記の方法は実現が困難である。
このように、従来のクリーニングブレード、もしくはクリーニングブラシを配備したクリーニング装置では、これらの感光体上の付着物質を十分に除去することは困難であった。除去されない付着物質は、それがワックスを主成分とするものであるならばフィルミングを起こし、無機微粒子を主成分とするならばそれが核となって成長していき、経時で画像に悪影響を及ぼすことになる。
特許文献1には、感光体表面への研磨粒子供給手段としてゴム状の弾性部材に研磨粒子が分散しているクリーニングブレードについての記載がある。
特許文献2には、摺擦耐性をもつシートを含む多層構造としたクリーニングブレードについての記載がある。
特許文献3には、ブレード母体層と研磨剤粒子含有層の2層構造の研磨用ブレードについての記載がある。
しかしながら、いずれも本発明とは構成において異なるものである。
特開2002−357983号公報 特開平06−308869号公報 特開2004−117465号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、感光体上のトナーや付着物質の除去を効果的に行う事ができ、省スペース化の要請にも応え、長期に渡ってそのクリーニング性能を維持し、感光体フィルミングが生じないクリーニング装置を提供することを課題とする。
また、上記の良好なクリーニング機能を有するクリーニング装置を備え、長期に渡って画質の劣化を生じさせることのないプロセスカートリッジ、並びに画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明は以下の特徴を有している
請求項1に記載のクリーニング装置では、像担持体と、像担持体表面に当接させて残留トナーを剥離除去するエッジ部を有するクリーニングブレードと、エッジ部の像担持体への当接姿勢を変更、選択する当接姿勢選択手段とからなり、クリーニングブレードはブレード母体層とエッジ部を除く部分に研磨剤粒子含有層を有する複数層構造を有し、当接姿勢はトナーの前記像担持体からの剥離除去に最適なクリーニング姿勢と、研磨剤粒子含有層を有する部分を像担持体に接触させることで、像担持体を研磨する研磨姿勢とからなることを特徴とする。
請求項2に記載のクリーニング装置では、さらに、前記クリーニング装置は、研磨剤粒子含有層を有する部分は、像担持体表面と対向する位置にあり、研磨用姿勢においては、クリーニングブレードはクリーニング用姿勢よりも像担持体表面に喰い込むことで、研磨剤粒子含有層を有する部分を像担持体に押し付けることを特徴とする。
請求項3に記載のクリーニング装置では、さらに、前記研磨剤粒子含有層は、含有される研磨剤粒子が酸化セリウムであることを特徴とする。
請求項4に記載のクリーニング装置では、さらに、前記研磨剤粒子含有層は、含有される研磨剤粒子の平均粒径が0.05μm以上100μm以下であることを特徴とする。
請求項5に記載のクリーニング装置では、さらに、前記クリーニングブレードは、研磨剤粒子含有層の厚みがブレード全体の厚みの0.5%以上50%以下であることを特徴とする。
請求項6に記載のクリーニング装置では、さらに、前記研磨剤粒子含有層は、ゴム硬度が65度以上85度以下のゴムに研磨剤粒子を分散させてなることを特徴とする。
請求項7に記載のプロセスカートリッジでは、前記像担持体と、少なくとも像担持体の表面をクリーニングするクリーニング手段とを含んで一体に支持され、画像形成装置本体に着脱自在に形成されたプロセスカートリッジであって、クリーニング手段として、請求項1ないし6のいずれかに記載のクリーニング装置を備えることを特徴とする。
請求項8に記載の画像形成装置では、請求項1ないし6のいずれかに記載のクリーニング装置又は請求項7に記載のプロセスカートリッジを搭載する画像形成装置において、前記クリーニング装置は研磨用姿勢を、画像形成前の像担持体動作時、若しくは画像形成後の像担持体動作時、又は連続画像形成時の画像間時に選択することを特徴とする。
請求項9に記載の画像形成装置では、さらに、前記クリーニング装置は、研磨用姿勢を画像形成装置が異常停止した後の復旧動作時に選択することを特徴とする。
請求項10に記載の画像形成装置では、さらに、前記クリーニング装置は、研磨用姿勢を像担持体が画像形成時と逆回転動作時に選択することを特徴とする。
以上説明したように、上記課題を解決するための手段によって、本発明のクリーニング装置では、感光体上のトナーや付着物質の除去を効果的に行うことができ、長期にわたってそのクリーニング性能を維持し、感光体フィルミングが生じないクリーニング装置を提供することができる。
さらに、本発明のプロセスカートリッジおよび画像形成装置では、上記の良好なクリーニング機能を有するクリーニング装置を備えることにより、長期に渡って良好な画質を提供することができる。
本発明の構成を有する画像形成装置を図1に基づいて説明する。図1に示すように、ドラム状の感光体101は時計回りの方向に駆動装置(図示せず)によって回転される。感光体101の周囲には、帯電ローラ102と、帯電ローラを清掃する清掃部材107と露光装置(図示せず)と、現像装置103と、PCL(プレクリーニングランプ)114と、トナーを機械的に回収するファーブラシ104と(ブラシローラに限定しない)、ファーブラシ104に加圧当接している潤滑剤バー108と、クリーニングブレード109と、転写装置105と、中間転写ベルト106が感光体101の上方に配置されている。中間転写ベルト106には、ベルトクリーナ(図示せず)が配置されている。
帯電ローラ102は、感光体101の表面を一様に帯電する。露光装置(図示せず)は一様に帯電された感光体101の表面にレーザ光を照射して静電潜像を形成する。現像装置103は、トナーを感光体101の表面の静電潜像に与えてトナー画像を形成する。転写装置105は、感光体101の表面のトナー画像を中間転写ベルト106に転写する。中間転写ベルト106に転写されたトナー像は、2次転写装置によって転写紙上に転写される(図示せず)。PCL114はLED等で露光する事により転写後の感光体の表面電位を0Vに除電する。ファーブラシ104は、トナー画像の転写後に感光体101の表面に残留している転写残トナーを機械的に回収し一部を保持し、一部を廃トナー搬送経路(図示せず)に散すと同時に、潤滑剤バー108から潤滑剤を掻き取り、感光体101に潤滑剤を塗布する。ファーブラシ104で感光体101から回収しきれ無かった転写残トナーは、クリーニングブレード109によってかきとられ、転写残トナーの全てを廃トナー搬送経路(図示せず)で送る。
画像印字時にはこのような帯電工程、露光工程、現像工程、転写工程、除電工程、クリーニング工程が繰り返して実行される。
現像装置103は、感光体101に対向する側が開口されている現像容器110と、この現像容器110の内部の感光体101に対向する側に配置されている現像スリーブ111と、現像容器110に収容されている2成分の現像剤と、この現像剤を撹拌して現像スリーブ111の表面に現像剤を供給する撹拌部材112と、現像スリーブ111の表面に積層(保持)されている現像剤の層厚(高さ)を規制するドクター113とを有している。現像剤は、磁性のキャリアと非磁性のトナーとを混合してなる。現像剤が撹拌部材112により撹拌されると、摩擦帯電によりトナーが帯電される。現像スリーブ111の内部には、マグネット(図示せず)が配置されている。マグネットの磁力により現像剤が現像スリーブ111の表面に保持される。現像スリーブ111は反時計回りへ回転され、現像スリーブ111の表面に保持された現像剤はドクター113により層厚を規制された後に感光体101との間に移動される。現像スリーブ111の表面に保持されたキャリアに付着したトナーは、現像スリーブ111と感光体101の静電潜像との間に形成される電界によって感光体101の静電潜像の方向に移動されこの静電潜像に付着される。
図2に示すように、クリーニングブレード109はバネ加圧方式を取っている。本発明ではソレノイド、スプリングクラッチ、カム機構を用いる事によりブレードホルダを矢印の方向に移動させ、図3のように感光体101とクリーニングブレード109の接触部を可変にする。
すなわち、図2でカムをクリーニングブラケットに当接させることにより、クリーニングブレード109の先端部のブレード母体層109aを感光体101に当接させ(図3a)、
クリーニング用の姿勢とし、カムをクリーニングブラケットから離間させることにより、
クリーニングブレード109の中腹部の研磨剤粒子含有層109bを感光体101に当接させ(図3b)、研磨用姿勢とすることができる。
図1に記載のクリーニングブレード109において感光体101側の面に、図4に示すようなクリーニングブレード109の一部に研磨剤粒子含有層109b(109aはブレード母体層)を設ける。また、図5に示すように先端以外の部分が全て研磨剤粒子含有層109bであっても良い。また、図4,5中に記載のクリーニングブレード先端からの距離aは、カム機構による上記動作によりクリーニングブレード109が感光体101に腹当り(当接角=0°)した際に、研磨剤粒子含有層109bが感光体101と当接するように設定すればよい。
以上のように、クリーニングブレード109の研磨剤粒子含有層109bが感光体101に当接した体状態で、感光体101を回動し、感光体101表面に付着したフィルミング物質を研磨する事により除去する。
次に、本発明のクリーニング装置100について詳しく説明する。クリーニングブレード109は、金属、樹脂、ゴム等の材質からなるが、フッ素ゴム、シリコーンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、ウレタンゴム等のゴムが好ましく用いられ、この中でも特にウレタンゴムが好ましい。
クリーニングブレード109は、図2に示すように、ブレード母体層109aと研磨剤粒子含有層109bとの2層構造からなる研磨用ブレードである。ブレード母体層109aは、ゴム、樹脂、金属の材質によって構成される。中でもゴムが好ましく用いられ、特にウレタンゴムが好ましい。研磨剤粒子含有層109bは、上記に示したゴム、樹脂、金属に研磨剤粒子を分散させて形成される。
ブレード母体層109aをゴムで構成する場合、用いられるゴムの硬度は、65度以上85度以下が好ましい。硬度が65度より小さいとブレードの摩耗の進行が早く、また、硬度が85度より大きいとブレードのエッジが欠けやすくなるからである。
研磨剤粒子としては、窒化珪素等の窒化物、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、マイカ、珪酸カルシウム等の珪酸塩、炭酸カルシウム、石膏等の石灰質物質、炭化珪素、炭化ホウ素、炭化タンタル、炭化チタン、炭化アルミニウム、炭化ジルコニウム等の炭化物、酸化セリウム、酸化クロム、酸化チタン、酸化アルミニウム等の酸化物が挙げられる。この中でも、研磨力に優れている酸化セリウムが好ましい。
研磨剤粒子の平均粒径は、0.05μm以上100μm以下であることが好ましい。平均粒径が0.05μm未満では、粒子が細かすぎ、ゴム中での均一な分散が困難になったり、研磨ブレードとしての研磨力が十分に得られない。また、平均粒径が100μmを超えると、研磨力が大きすぎるために感光体1表面上を傷つけることになるため好ましくはない。
研磨剤粒子の含有量は、研磨剤粒子含有層の0.5wt%以上50wt%以下であることが好ましい。研磨剤粒子の含有量が0.5wt%未満では、分散がまばらになってしまい、均一な研磨ができない。また、研磨剤粒子の含有量が50wt%を超えると、研磨剤粒子の密度が高くなり過ぎ、剥がれ落ちやすくなる。また、コストも高くなってしまう。
ブレード母体層109a、研磨剤粒子含有層109bそれぞれの厚みは任意に設定することができるが、研磨剤粒子含有層109bの厚みを第2クリーニングブレード109全体の厚みの0.5%以上50%以下とすることが好ましい。研磨剤粒子含有層109bの厚みが0.5%未満であると、ブレードの摩耗に対する余裕度がないため、経時品質を維持することができない。また、研磨剤粒子含有層109bの厚みが50%を超えると、本来ゴムが有する弾性の機能が発揮できなくなり、感光体101を均一に研磨することができなくなる。
上記のような2層構造を有するクリーニングブレード109は、ブレード母体層109aを使用するクリーニング面、あるいは研磨剤粒子含有層109bが形成する研磨面をカム機構による切り替え装置を用いて、図3に示すように感光体101といずれか一方が当接されるように設置される。
ブレード母体層109aは、主として感光体101上の転写残トナーや紙粉の除去を行う。
研磨剤粒子含有層109bは、トナーから脱離した無機微粒子を主成分とする感光体101上の付着物質や、フィルミング物質等を、研磨面で削り取るようにして除去する。
研磨剤粒子がある幅をもって分散された研磨剤粒子含有層109bが感光体101に当接することで、感光体101の膜削れは均一となり、感光体101に不具合を生じさせることがない。また、クリーニングブレード表面に研磨剤をコートしたような研磨ブレードと比較しても、研磨剤が剥がれ落ちたり、短期で削り取られたりすることがないため、長期的に優れたクリーニング機能を維持できるクリーニング装置とすることができる。
クリーニングブレード109の感光体101への当接は、図1ないし3に示すように、カウンター方式であることが好ましい。カウンター方式であることで、感光体101上の転写残トナーや紙粉を効率よく除去することができ、良好なクリーニング性が得られる。
また、研磨時の研磨剤粒子含有層109bの当接圧は、10gf/cm以上60gf/cm以下であることが好ましい。当接圧が10gf/cm未満では当接圧が低いため、感光体101上の付着物は研磨剤粒子含有層109bをすり抜けやすく、十分に除去することができない。また、60gf/cmを超えると感光体101の膜削れ量が増加し、感光体101の寿命を短くするため好ましくない。
ブレード母体層109aをゴムで構成する場合、用いられるゴムの硬度は、65度以上85度以下が好ましい。その場合、ゴム硬度65〜85度と、上記の当接圧の関係で得られる研磨剤粒子含有層109bの感光体101への食い込み量は、0.2mm以上1.5mm以下であることが好ましい。上記の食い込み量となるように研磨剤粒子含有層109bを調整することで、感光体101の膜削れ量を過剰に増加させることなく、付着物の除去を行う研磨ブレードとしての役割を十分に発揮させることができる。
また、図1において、以上説明してきた本発明のクリーニング装置100と感光体101とを少なくとも含み、帯電手段102及び現像手段103から選択される任意の手段とを含んで一体に支持し、画像形成装置本体に着脱自在に形成したプロセスカートリッジとすることができる。本プロセスカートリッジによって、小粒径トナーを用いた現像が行われる画像形成プロセスであっても、感光体上のクリーニング機能を長期に渡って維持し、画質の劣化を生じさせることのないプロセスカートリッジとすることができる。
また、本発明の画像形成装置は、図3bに示す研磨用姿勢を上記カム機構により、画像形成前の感光体101動作時、若しくは画像形成後の感光体101動作時、又は連続画像形成時の画像間時に選択してとらせることにより、感光体101表面の付着物質を除去するとともに感光体101の膜削れ量を低減し、感光体101の寿命を延ばすことができる。
また、本発明の画像形成装置は、図3bに示す研磨用姿勢を画像形成装置が異常停止した後の復旧動作時に選択してとることにより、異常時に付着した感光体101表面の付着物質を除去して感光体101へのダメージを低減させ、長期に渡って良好な画質を提供することができる。
本発明のクリーニング装置100を搭載する画像形成装置は、図1の構成に限るものではなく、感光体101上のトナー像を一旦転写されて担持する中間転写体を備える構成や、多色画像を形成するために感光体を複数備える構成であってもよい。特に、本発明のクリーニング装置100を搭載することの効果が大きく得られる画像形成装置は、現像装置103で使用するトナーが、平均円形度が0.90以上と球形状に近く、体積平均粒径が3〜10μmの小粒子径のトナーである場合である。小粒径で球形状に近いトナーは、感光体とクリーニングブレードの隙間に入り込みすり抜けやすい。また、小粒径であるとワックスや無機微粒子等の添加剤のトナー粒子中の含有率が高くなる傾向にあるため、これらがトナーから脱離して感光体上に付着し、汚染する。
しかしながら、本発明のクリーニングブレード109により、ブレード母体層109aで感光体101上の転写残トナーや紙粉の除去を行い、研磨剤粒子含有層109bでワックスや無機微粒子を主成分とする感光体1上の付着物質を、研磨面で削り取るようにして除去することができる。また、研磨剤粒子含有層109bは、ブレード母体層109aにある幅をもって研磨剤粒子が分散された構成であるため、研磨剤粒子が剥がれ落ちることがなく、長期に渡って良好なクリーニング機能を維持することができる。
本発明の研磨用姿勢は、クリーニングブレード109が感光体101に腹当り(当接角=0°)した状態になる為、クリーニング能力が著しく低下する。その為、感光体101が画像形成時と同一方向の回転動作中にクリーニングブレード109を研磨用姿勢にすると、クリーニングブレード109のエッジ部に溜まっているトナー及び添加剤がすり抜けやすくなり、そのすり抜けトナーにより帯電ローラ102が汚れやすくなってしまう。
本発明のクリーニングブレード109は、図6に示すように感光体101が画像形成時とは逆回転動作中のみに研磨用姿勢を取ることとした。これにより、クリーニングブレード109のエッジ部に溜まっているトナー及び添加剤がクリーニングブレード109と感光体101のニップをすり抜ける事を防止できる。
本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略構成図である。 本発明のクリーニング装置のクリーニングブレード当接機構を説明するための図である。 クリーニングブレードの感光体への当接状態の切り替えを説明するための図である。 クリーニングブレードの一部に設けた研磨剤粒子含有層の位置を示す図である。 クリーニングブレードの一部に設けた研磨剤粒子含有層の位置を示す図であり、ブレードの先端部を除いて研磨剤粒子含有層とした例を示す図である。 感光体の回転方向とクリーニングブレードの当接状態の関係を示す図である。
符号の説明
100 クリーニング装置
101 感光体(像担持体)
102 帯電ローラ
103 現像装置
104 ファーブラシ
105 転写装置
106 中間転写ベルト
107 清掃部材
108 潤滑剤バー
109 クリーニングブレード
109a ブレード母体層
109b 研磨材粒子含有層
110 現像容器
111 現像スリーブ
112 撹拌部材
113 ドクター
114 PCL(プレクリーニングランプ)

Claims (10)

  1. 像担持体と、
    像担持体表面に当接させて残留トナーを剥離除去するエッジ部を有するクリーニングブレードと、
    エッジ部の像担持体への当接姿勢を変更、選択する当接姿勢選択手段とからなり、
    クリーニングブレードはブレード母体層とエッジ部を除く部分に研磨剤粒子含有層を有する複数層構造を有し、
    当接姿勢はトナーの前記像担持体からの剥離除去に最適なクリーニング姿勢と、
    研磨剤粒子含有層を有する部分を像担持体に接触させることで、像担持体を研磨する研磨姿勢とからなる
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記研磨剤粒子含有層を有する部分は、像担持体表面と対向する位置にあり、
    研磨用姿勢においては、クリーニングブレードはクリーニング用姿勢よりも像担持体表面に喰い込むことで、
    研磨剤粒子含有層を有する部分を像担持体に押し付ける
    ことを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 請求項2に記載のクリーニング装置において、
    前記研磨剤粒子含有層は、含有される研磨剤粒子が酸化セリウムである
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のクリーニング装置において、
    前記研磨剤粒子含有層は、含有される研磨剤粒子の平均粒径が0.05μm以上100μm以下である
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載のクリーニング装置において、
    前記クリーニングブレードは、研磨剤粒子含有層の厚みがブレード全体の厚みの0.5%以上50%以下である
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載のクリーニング装置において、
    前記研磨剤粒子含有層は、ゴム硬度が65度以上85度以下のゴムに研磨剤粒子を分散させてなる
    ことを特徴とするクリーニング装置。
  7. 前記像担持体と、
    少なくとも像担持体の表面をクリーニングするクリーニング手段とを含んで一体に支持され、
    画像形成装置本体に着脱自在に形成されたプロセスカートリッジであって、
    クリーニング手段として、請求項1ないし6のいずれかに記載のクリーニング装置を備える
    ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 請求項1ないし6のいずれかに記載のクリーニング装置又は請求項7に記載のプロセスカートリッジを搭載する画像形成装置において、
    前記クリーニング装置は研磨用姿勢を、画像形成前の像担持体動作時、
    若しくは画像形成後の像担持体動作時、
    又は連続画像形成時の画像間時に選択するものである
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし6のいずれかに記載のクリーニング装置若しくは請求項7に記載のプロセスカートリッジを搭載する画像形成装置又は請求項8に記載の画像形成装置において、
    前記クリーニング装置は、
    研磨用姿勢を画像形成装置が異常停止した後の復旧動作時に選択するものである。
    ことを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1ないし6のいずれかに記載のクリーニング装置若しくは請求項7に記載のプロセスカートリッジを搭載する画像形成装置又は請求項8若しくは9に記載の画像形成装置において、
    前記クリーニング装置は、研磨用姿勢を像担持体が画像形成時と逆回転動作時に選択する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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