JP2005351510A - 蒸気調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱室内に蒸気を循環させる循環経路内の結露水を確実に排水でき、循環経路内に結露水が滞留するのを防止して衛生面を向上できる蒸気調理器を提供する。
【解決手段】 蒸気を発生する蒸気発生装置40と、蒸気発生装置40から供給される蒸気によって被加熱物を加熱するための加熱室とを備える。上記蒸気発生装置40と加熱室とを介して蒸気が循環する循環経路(ファンケーシング26,第1パイプ61)内に生じた結露水を排水経路(排水パイプ71,72)を介して庫内排水口29から加熱室内に排水する。
【選択図】図4

Description

この発明は、蒸気調理器に関する。
従来、蒸気を用いて食品などの被加熱物の加熱調理を行う蒸気調理器として、オーブン庫内に過熱蒸気を送り込むものがある(例えば、特許文献1(特開平8−49854号公報)参照)。この蒸気調理器は、蒸気を発生させる蒸気発生装置と、その蒸気発生装置により発生させた蒸気を加熱することにより過熱蒸気を生成する蒸気過熱器とを備え、蒸気過熱器で生成された過熱蒸気をオーブン庫内に送り込んで食品を調理する。
上記蒸気調理器では、オーブン庫の外側に、そのオーブン庫の下側と上側を接続する循環経路が設けられ、その循環経路内に蒸気発生装置と蒸気過熱器および送風ファンが配置されている。そして、上記送風ファンによりオーブン庫内に循環経路を介して蒸気を循環させている。
ところが、上記蒸気調理器の循環経路内に生じた結露水が、循環経路内に滞留するため、衛生面で好ましくないという問題がある。
特開平8−49854号公報
そこで、この発明の目的は、加熱室内に蒸気を循環させる循環経路内の結露水を確実に排水でき、循環経路内に結露水が滞留するのを防止して衛生面を向上できる蒸気調理器を提供することにある。
上記目的を達成するため、この発明の蒸気調理器は、蒸気を発生する蒸気発生装置と、上記蒸気発生装置から供給される蒸気によって被加熱物を加熱するための加熱室と、上記蒸気発生装置と上記加熱室とを介して蒸気が循環する循環経路と、上記循環経路内に生じた結露水を上記循環経路外に排水する排水経路とを備えたことを特徴とする。
上記構成の蒸気調理器によれば、上記蒸気発生装置から供給される蒸気によって加熱室内の被加熱物を加熱するとき、上記蒸気発生装置と加熱室とを介して蒸気が循環経路を循環する。このとき、上記循環経路内に生じた結露水を上記排水経路によって循環経路外に排水する。したがって、上記循環経路内に結露水が滞留しないので、衛生面が向上する。
また、一実施形態の蒸気調理器は、上記排水経路の上端が上記循環経路に接続され、上記循環経路内に生じた結露水を上記加熱室内に導くように、上記排水経路の下端が上記加熱室に接続されていることを特徴とする。
上記実施形態の蒸気調理器によれば、上記循環経路内に生じた結露水が排水経路を介して加熱室内に導かれるので、加熱室内に戻った水が、再び蒸発して過熱蒸気による調理に有効に利用される。特に、水タンクなどに蓄えた水を蒸気に利用する形態では、限られた水資源を有効に活用できる。
また、一実施形態の蒸気調理器は、上記排水経路の上端が上記循環経路の最下部に接続されていることを特徴とする。
上記実施形態の蒸気調理器によれば、上記排水経路の上端を循環経路の最下部に接続することによって、循環経路内に生じた結露水が全て上記循環経路の最下部に集まり、効果的にかつ確実に結露水を排水できる。
また、一実施形態の蒸気発生装置は、上記加熱室内の下側に配置された受皿を備え、上記排水経路の下端からの排水が上記受皿に滴下するように、上記排水経路の下端が上記加熱室に接続されていることを特徴とする。
上記実施形態の蒸気発生装置によれば、上記排水経路の下端からの排水が、上記加熱室内の下側に配置された受皿に滴下することによって、排水漏れを確実に防止できる。
以上より明らかなように、この発明の蒸気調理器によれば、加熱室内に蒸気を循環させる循環経路内の結露水を確実に排水でき、循環経路内に結露水が滞留するのを防止して衛生面を向上できる蒸気調理器を提供することにある。
以下、この発明の蒸気調理器および蒸気発生装置を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1はこの発明の実施の一形態の蒸気調理器1の外観斜視図であり、直方体形状のキャビネット10の正面の上部に操作パネル11を設け、上記キャビネット10の正面の操作パネル11の下側に、下端側の辺を中心に回動する扉12を設けている。上記扉12の上部にハンドル13を設け、上記扉12に耐熱ガラス製の窓14を設けている。
また、図2は上記蒸気調理器1の扉12を開いた状態の外観斜視図を示しており、上記キャビネット10内に直方体形状の加熱室20が設けられている。上記加熱室20は、扉12に面する正面側に開口部20aを有し、加熱室20の側面,底面および天面をステンレス鋼板で形成している。また、上記扉12は、加熱室20に面する側をステンレス鋼板で形成している。上記加熱室20の周囲および扉12の内側に断熱材(図示せず)を配置して、加熱室20内と外部とを断熱している。
また、上記加熱室20の底面に、ステンレス製の受皿21が置かれ、受皿21上に被加熱物を載置するためのステンレス鋼線製のラック24(図3に示す)が置かれる。さらに、上記加熱室20の両側面に、長手方向が略水平の略長方形状の側面蒸気吹出口22(図2では一方のみを示す)を設けている。
図3は上記蒸気調理器1の基本構成を示す概略構成図を示している。図3に示すように、上記蒸気調理器1は、加熱室20と、蒸気用の水を貯める水タンク30と、上記水タンク30から供給された水を蒸発させる蒸気発生装置40と、上記蒸気発生装置40からの蒸気を加熱する蒸気昇温装置50と、上記蒸気発生装置40や蒸気昇温装置50などを制御する制御装置80とを備える。
上記加熱室20内に置かれた受皿21上に格子状のラック24を載置し、そのラック24の略中央に被加熱物90が置かれる。
また、水タンク30の下側に設けられた接続部30aを、第1給水パイプ31の一端に設けられた漏斗形状の受入口31aに接続している。上記第1給水パイプ31から分岐して上方に延びる第2給水パイプ32の他端にポンプ35の吸込側を接続し、そのポンプ35の吐出側に第3給水パイプ33の一端を接続している。また、上記第1給水パイプ31から分岐して上方に延びる水位センサ用パイプ38の上端に水タンク用水位センサ36を配設している。さらに、上記第1給水パイプ31から分岐して上方に延びる大気開放用パイプ37の上端を後述する排気ダクト65に接続している。
そして、上記第3給水パイプ33は、垂直に配置された部分から略水平に屈曲するL字形状をしており、第3給水パイプ33の他端に補助タンク39を接続している。上記補助タンク39の下端に第4給水パイプ34の一端を接続し、その第4給水パイプ34の他端を蒸気発生装置40の下端に接続している。また、上記蒸気発生装置40の第4給水パイプ34が接続された下端に、排水バルブ70の一端を接続している。そして、排水バルブ70の他端に排水パイプ71の一端を接続し、排水パイプ71の他端に庫内排水口29を接続している。上記排水パイプ71は加熱室20内に2mm以上突き出た状態で庫内排水口29に接続している。なお、上記補助タンク39の上部は、大気開放用パイプ37と排気ダクト65を介して大気に連通している。
上記水タンク30が接続されると、水タンク30内の水は、水タンク30と同水位になるまで大気開放用パイプ37内に水が上昇する。上記水タンク用水位センサ36につながる水位センサ用パイプ38は先端が密閉されているため、水位は上がらないが、水タンク30の水位に応じて水位センサ用パイプ38の密閉された空間の圧力は大気圧から上昇する。この圧力変化を、水タンク用水位センサ36内の圧力検出素子(図示せず)により検出することにより、水タンク30内の水位が検出される。ポンプ35の静止中の水位測定では、大気開放用パイプ37は不要であるが、ポンプ35の吸引圧力が直接圧力検出素子に働いて水タンク30の水位検出の精度が低下するのを防止するため、開放端を有する大気開放用パイプ37を用いている。
また、上記蒸気発生装置40は、下側に第4給水パイプ34の他端が接続されたポット41と、上記ポット41内の底面近傍に配置されたヒータ部42と、上記ポット41内のヒータ部42の上側近傍に配置された水位センサ43と、上記ポット41の上側に取り付けられた蒸気吸引エジェクタ44とを有している。そして、加熱室20の側面上部に設けられた吸込口25の外側にファンケーシング26を配置している。上記ファンケーシング26に配置された送風ファン28により、加熱室20内の蒸気は、吸込口25から吸い込まれる。吸い込まれた蒸気は、第1パイプ61を介して蒸気発生装置40の蒸気吸引エジェクタ44の入口側に送り込まれる。上記第1パイプ61は、一端がファンケーシング26に接続され、他端が蒸気吸引エジェクタ44のインナーノズル45の入口側に接続されている。
上記蒸気吸引エジェクタ44は、インナーノズル45の外側を包み込むアウターノズル46を備えており、インナーノズル45の吐出側がポット41の内部空間と連通している。そして、上記蒸気吸引エジェクタ44のアウターノズル46の吐出側を第2パイプ63の一端に接続し、その第2パイプ63の他端に蒸気昇温装置50を接続している。
上記ファンケーシング26,第1パイプ61,蒸気吸引エジェクタ44,第2パイプ63および蒸気昇温装置50で、循環経路60を形成している。また、上記加熱室20の側面の下側に設けられた放出口27に放出通路64の一端を接続し、放出通路64の他端を排気ダクト65の一端に接続している。上記排気ダクト65の他端に排気口66を設けている。上記放出通路64の排気ダクト65側にラジエータ69を外嵌して取り付けている。そして、上記循環経路60を形成する第1パイプ61との接続部を、排気通路67を介して排気ダクト65に接続している。上記排気通路67の第1パイプ61との接続側に、排気通路67を開閉するダンパ68を配置している。
また、上記蒸気昇温装置50は、加熱室20の天井側かつ略中央に、開口を下側にして配置された皿形ケース51と、上記皿形ケース51内に配置された第1蒸気加熱ヒータ52と、上記皿形ケース51内に配置された第2蒸気加熱ヒータ53とを有している。上記皿形ケース51の底面は、加熱室20の天井面に設けられた金属製の天井パネル54で形成されている。上記天井パネル54には、複数の天井蒸気吹出口55を形成している。また、上記天井パネル54は、上下両面が塗装などにより暗色に仕上げられている。なお、使用を重ねることにより暗色に変色する金属素材や暗色のセラミック成型品によって天井パネル54を形成してもよい。
さらに、上記蒸気昇温装置50は、加熱室20の左右両側に延びる蒸気供給通路23(図3では一方のみを示す)の一端が夫々接続されている。そして、上記蒸気供給通路23の他端は、加熱室20の両側面に沿って下方に延び、加熱室20の両側面かつ下側に設けられた側面蒸気吹出口22に接続されている。
上記制御装置80には、送風ファン28と、第1蒸気加熱ヒータ52と、第2蒸気加熱ヒータ53と、ダンパ68と、排水バルブ70と、蒸気発生ヒータ42と、操作パネル11(図1に示す)と、水タンク用水位センサ36と、水位センサ43と、加熱室20(図3に示す)内の温度を検出する温度センサ(図示せず)と、加熱室20内の湿度を検出する湿度センサ(図示せず)と、ポンプ35が接続されている。
上記制御装置80は、マイクロコンピュータと入出力回路などからなり、水タンク用水位センサ36,水位センサ43,温度センサおよび湿度センサからの検出信号に基づいて、送風ファン28,第1蒸気加熱ヒータ52,第2蒸気加熱ヒータ53,ダンパ68,排水バルブ70,蒸気発生ヒータ42,操作パネル11およびポンプ35を所定のプログラムに従って制御する。
上記構成の蒸気調理器1において、操作パネル11中の電源スイッチ(図示せず)が押されて電源がオンし、操作パネル11の操作により加熱調理の運転を開始する。そうすると、まず、制御装置80は、排水バルブ70を閉ざして、ダンパ68により排気通路67を閉じた状態でポンプ35の運転を開始する。上記ポンプ35により水タンク30から第1〜第4給水パイプ31〜34を介して蒸気発生装置40のポット41内に給水される。そして、上記ポット41内の水位が所定水位に達したことを水位センサ43が検出すると、ポンプ35を停止して給水を止める。
次に、蒸気発生ヒータ42を通電し、ポット41内に溜まった所定量の水を蒸気発生ヒータ42により加熱する。
次に、蒸気発生ヒータ42の通電と同時、または、ポット41内の水の温度が所定温度に達すると、送風ファン28をオンすると共に、蒸気昇温装置50の第1蒸気加熱ヒータ52を通電する。そうすると、送風ファン28は、加熱室20内の空気(蒸気を含む)を吸込口25から吸い込み、循環経路60に空気(蒸気を含む)を送り出す。上記送風ファン28に遠心ファンを用いているので、プロペラファンに比べて高圧を発生させることができる。さらに、送風ファン28に用いる遠心ファンを直流モータで高速回転させることによって、循環気流の流速を極めて速くすることができる。
次に、上記蒸気発生装置40のポット41内の水が沸騰すると、飽和蒸気が発生し、発生した飽和蒸気は、蒸気吸引エジェクタ44のところで循環経路60を通る循環気流に合流する。上記蒸気吸引エジェクタ44から出た蒸気は、第2パイプ63を介して高速で蒸気昇温装置50に流入する。
そして、上記蒸気昇温装置50に流入した蒸気は、第1蒸気加熱ヒータ52により加熱されて略300℃(調理内容により異なる)の過熱蒸気となる。この過熱蒸気の一部は、下側の天井パネル54に設けられた複数の天井蒸気吹出口55から加熱室20内の下方に向かって噴出する。また、過熱蒸気の他の一部は、蒸気昇温装置50の左右両側に設けられた蒸気供給通路23を介して加熱室20の両側面の側面蒸気吹出口22から噴出する。
これにより、上記加熱室20の天井側から噴出した過熱蒸気が中央の被加熱物90側に向かって勢いよく供給されると共に、加熱室20の左右の側面側から噴出した過熱蒸気は、受皿21に衝突した後、被加熱物90の下方から被加熱物90を包むように上昇しながら供給される。それによって、上記加熱室20内において、中央部では吹き下ろし、その外側では上昇するという形の対流が生じる。そして、対流する蒸気は、順次吸込口25に吸い込まれて、循環経路60を通って再び加熱室20内に戻るという循環を繰り返す。
このようにして上記加熱室20内で過熱蒸気の対流を形成することにより、加熱室20内の温度,湿度分布を均一に維持しつつ、蒸気昇温装置50からの過熱蒸気を天井蒸気吹出口55と側面吹出口22から噴出して、ラック24上に載置された被加熱物90に効率よく衝突させることが可能となる。そうして、過熱蒸気の衝突により被加熱物90を加熱する。このとき、上記被加熱物90の表面に接触した過熱蒸気は、被加熱物90の表面で結露するときに潜熱を放出することによっても被加熱物90を加熱する。これにより、過熱蒸気の大量の熱を確実にかつ速やかに被加熱物90全面に均等に与えることができる。したがって、むらがなく仕上がりよい加熱調理を実現することができる。
また、上記加熱調理の運転において、時間が経過すると、加熱室20内の蒸気量が増加し、量的に余剰となった分の蒸気は、放出口27から放出通路64,排気ダクト65を介して排気口66から外部に放出される。このとき、放出通路64に設けたラジエータ69により放出通路64を通過する蒸気を冷却して結露させることによって、外部に蒸気がそのまま放出されるのを抑制している。上記ラジエータ69により放出通路64内で結露した水は、放出通路64内を流れ落ちて受皿21に導かれ、調理により発生した水と共に調理終了後に処理する。
調理終了後、制御装置80により操作パネル11に調理終了のメッセージを表示し、さらに操作パネル11に設けられたブザー(図示せず)により合図の音を鳴らす。それにより、調理終了を知った使用者が扉12を開けると、制御装置80は、扉12が開いたことをセンサ(図示せず)により検知して、排気通路67のダンパ68を瞬時に開く。それにより、循環経路60の第1パイプ61が排気通路67を介して排気ダクト65に連通し、加熱室20内の蒸気は、送風ファン28により吸込口25,第1パイプ61,排気通路67および排気ダクト65を介して排気口66から排出される。このダンパ動作は、調理中に使用者が扉12を開いても同様である。したがって、使用者は、蒸気にさらされることなく、安全に被加熱物90を加熱室20内から取り出すことができる。
図4は上記蒸気調理器の裏面側から見た要部を示しており、加湿室20(図3に示す)の側面上部に設けられた吸込口25の外側にファンケーシング26を配置している。上記ファンケーシング26内にファン部28aが配置され、モータ部28bによりファン部28aが回転駆動される。上記ファン部28aとモータ部28bで送風ファン28を構成している。上記加熱室20内の蒸気は、送風ファン28により吸込口25から吸い込まれ、吸い込まれた蒸気は、第1パイプ61を介して蒸気発生装置40の蒸気吸引エジェクタ44(図3に示す)のインナーノズル45の入口側に送り込まれる。上記蒸気発生装置40のポット41の下端に、排水バルブ70の一端を接続している。そして、排水バルブ70の他端に排水パイプ71の上端を接続し、排水パイプ71の下端を庫内排水口29に接続している。さらに、上記ファンケーシング26の最下部に設けられた排水口26aに排水パイプ72の上端を接続し、排水パイプ72の下端を排水パイプ71の上端側に接続している。上記排水パイプ71,72で排水経路を構成している。
このように、上記蒸気発生装置40と加熱室20とを介して蒸気が循環経路60を循環するとき、ファンケーシング26,第1パイプ61内に生じた結露水がファンケーシング26内の最下部に溜まり、溜まった結露水62が排水パイプ71,72を介して庫内排水口29から加湿室20内に排水される。したがって、循環経路60内に生じた結露水を排水経路(排水パイプ71,72)によって循環経路60外に排水することによって、循環経路60内に結露水が滞留するのを防止して衛生面を向上できる。
また、上記循環経路60内に生じた結露水が排水経路(排水パイプ71,72)を介して加熱室20内に導かれるので、加熱室20内に戻った水が、再び蒸発して過熱蒸気による調理に有効に利用される。特に、水タンクなどに蓄えた水を蒸気に利用する形態では、限られた水資源を有効に活用できる。
また、上記排水経路(排水パイプ72)の上端を循環経路60の最下部に接続することによって、循環経路60内に生じた結露水が全て循環経路60の最下部に集まり、効果にかつ確実に結露水を排水することができる。
また、上記排水経路(排水パイプ71)の下端からの排水が、加熱室20内の下側に配置された受皿21に滴下することによって、排水漏れを確実に防止することができる。
上記実施の形態では、循環経路60内に生じた結露水が排水経路(排水パイプ71,72)を介して加熱室20内に排水したが、排水タンクを別に設けて、その排水タンクに循環経路内に生じた結露水が排水経路を介して排水するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、蒸気発生装置40と蒸気昇温装置50と循環経路60とを備え、過熱蒸気により被加熱物を加熱調理する蒸気調理器について説明したが、この発明の蒸気調理器は、蒸気を発生する蒸気発生装置と、上記蒸気発生装置から供給される蒸気によって被加熱物を加熱するための加熱室と、上記蒸気発生装置と加熱室とを介して蒸気が循環する循環経路とを備えたものであればよい。
また、この発明の蒸気調理器において、循環経路内に生じた結露水が循環経路内の一カ所に集まるように結露水を導く循環経路構造とし、一カ所に溜まった結露水を排水経路を介して排水するのが好ましい。
図1はこの発明の実施の一形態の蒸気調理器の外観斜視図である。 図2は上記蒸気調理器の扉を開いた状態の外観斜視図である。 図3は上記蒸気調理器の構成を示す概略構成図である。 図4は上記蒸気調理器の要部を示す模式図である。
符号の説明
1…蒸気調理装置
11…操作パネル
12…扉
13…ハンドル
14…窓
20…加熱室
21…受皿
22…側面蒸気吹出口
23…蒸気供給通路
24…ラック
25…吸込口
26…ファンケーシング
27…放出口
28…送風ファン
28a…ファン部
28b…モータ部
29…庫内排水口
30…水タンク
31…第1給水パイプ
32…第2給水パイプ
33…第3給水パイプ
34…第4給水パイプ
35…ポンプ
36…水タンク用水位センサ
39…補助タンク
40…蒸気発生装置
41…ポット
42…ヒータ部
43…水位センサ
44…蒸気吸引エジェクタ
50…蒸気昇温装置
51…皿形ケース
52…第1蒸気加熱ヒータ
53…第2蒸気加熱ヒータ
60…循環経路
61…第1パイプ
63…第2パイプ
64…放出通路
65…排気ダクト
66…排気口
67…排気通路
68…ダンパ
69…ラジエータ
70…排水バルブ
71…排水パイプ
80…制御装置
90…被加熱物

Claims (4)

  1. 蒸気を発生する蒸気発生装置と、
    上記蒸気発生装置から供給される蒸気によって被加熱物を加熱するための加熱室と、
    上記蒸気発生装置と上記加熱室とを介して蒸気が循環する循環経路と、
    上記循環経路内に生じた結露水を上記循環経路外に排水する排水経路とを備えたことを特徴とする蒸気調理器。
  2. 請求項1に記載の蒸気調理器において、
    上記排水経路の上端が上記循環経路に接続され、
    上記循環経路内に生じた結露水を上記加熱室内に導くように、上記排水経路の下端が上記加熱室に接続されていることを特徴とする蒸気調理器。
  3. 請求項1または2に記載の蒸気調理器において、
    上記排水経路の上端が上記循環経路の最下部に接続されていることを特徴とする蒸気調理器。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の蒸気調理器において、
    上記加熱室内の下側に配置された受皿を備え、
    上記排水経路の下端からの排水が上記受皿に滴下するように、上記排水経路の下端が上記加熱室に接続されていることを特徴とする蒸気調理器。
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