JP2005345454A - 多重化レゾルバ連続巻線方法および多重化レゾルバ - Google Patents

多重化レゾルバ連続巻線方法および多重化レゾルバ Download PDF

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Abstract

【要約書】
【課題】 単位レゾルバを構成するレゾルバユニットを複数積み重ねた多重化レゾルバにおいて、結線箇所を少なくすると共に渡り線の長さを短くするように巻線する多重化レゾルバを提供することにある。
【解決手段】 単位レゾルバを構成するレゾルバユニットを複数積み重ねた多重化レゾルバにおいて、各用途毎の巻線、例えば励磁巻線、sin出力巻線およびcos出力巻線をそれぞれ軸回転方向の順番又はその逆方向の順番で2以上の前記レゾルバユニットの所定の磁極に連続巻する多重化レゾルバ連続巻線方法および多重化レゾルバを構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多重化レゾルバのコイル巻線を結線箇所が少なくなるように巻線する多重化レゾルバ連続巻線方法および多重化レゾルバに関する。
従来、任意のM台のレゾルバ出力を合成する場合、各レゾルバの励磁巻線に励磁入力電圧を加え、各レゾルバの出力巻線から出力されるsin(sine)出力電圧およびcos(cosine)出力電圧を、出力巻線を加算又は減算するように結線することにより、合成して取り出すことを行っている。レゾルバとしては一般的にバリアブルリラクタンス(VR)レゾルバが用いられる。
従来、多重化レゾルバとして、ツインレゾルバ、最近の一体形2重化レゾルバが知られている。

(ツインレゾルバ)
図3は従来のツインレゾルバの断面図である。
図3のツインレゾルバ50は、2台分のレゾルバA、Bが回転軸51を共通にすると共に軸方向に離間して1個のケース52内に組み込まれて構成される。縦の中央の点線O−O’を境に、レゾルバAはA側、レゾルバBはB側と表されている(例えば、特許文献1参照)。
レゾルバA、Bは一般的なロータとステータからなる。ロータは、回転軸51とその回転軸51に設けられたロータ磁極53A、53Bとからなる。ステータは、複数のステータ磁極54A、54Bを突設したステータヨーク55と、そのステータ磁極54A、54Bに設けられたコイル56A、56Bからなる。コイル56A、56Bは入力(励磁)巻線(図示省略)および出力巻線(図示省略)から構成される。
レゾルバAとBの各ステータ磁極54A、54Bに設けられる各励磁巻線は、一端が端子R1と端子R2として引き出され、他端は結線される。レゾルバAとBの各ステータ磁極に設けられる各cos出力巻線は、一端が端子S1と端子S3として引き出され、他端は結線される。同じく、レゾルバAとBの各ステータ磁極に設けられる各sin出力巻線は、一端が端子S2と端子S4として引き出され、他端は結線される。各巻線の具体的な結線図は図4(a)に示す。
図4は、軸倍角1X型VRレゾルバの出力と、同じく軸倍角1X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角1X型VRレゾルバの出力を取り出す出力波形合成回路の回路図である。
図4(a)は、軸倍角1X型VRレゾルバの出力と、同じく軸倍角1X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角1X型VRレゾルバの出力を取り出す従来のツインレゾルバの出力波形合成回路の回路図である。
図4(b)は、軸倍角1X型VRレゾルバの出力と、同じく軸倍角1X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角1X型VRレゾルバの出力を取り出す一体形2重化レゾルバの出力波形合成回路の回路図である。図4(b)は図4(a)の例と比べ、結線箇所を端子で引き出した構成に特徴がある。
図4(c)は、軸倍角1X型VRレゾルバの出力と、同じく軸倍角1X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角1X型VRレゾルバの出力を取り出す本発明の上下連続巻線型一体形2重化レゾルバの出力波形合成回路の回路図である。図4(c)は図4(b)の例と比べ、端子での引出箇所を、巻線の連続巻きとした構成に特徴がある。
図4(a)では、横向きの点線を境にして、レゾルバAはA側、レゾルバBはB側と表されている。各巻線はコイルとして形成される。
励磁側と表されているレゾルバAの励磁巻線ARの一端は端子R1として引き出され、レゾルバAの励磁巻線ARの他端は同じく励磁側と表されているレゾルバBの励磁巻線BRの一端と点ABKで結線され、レゾルバBの励磁巻線BRの他端は端子R2として引き出される。
出力側と表されているレゾルバAのcos出力巻線ASCの一端は端子S1として引き出され、レゾルバAのcos出力巻線ASCの他端は同じく出力側と表されているレゾルバBのcos出力巻線BSCの一端と点ABSCで結線され、レゾルバBのcos出力巻線BSCの他端は端子S3として引き出される。
同じく、出力側と表されているレゾルバAのsin出力巻線ASSの一端は端子S2として引き出され、レゾルバAのsin出力巻線ASSの他端は同じく出力側と表されているレゾルバBのsin出力巻線BSSの一端と点ABSSで結線され、レゾルバBのsin出力巻線BSSの他端は端子S4として引き出される。ロータの軸倍角1Xの突極は、A側がAT、B側がBTとして構成される。
図4(a)の回路において、
端子R1−R2に入力される励磁電圧をVref=X、
レゾルバAの入力巻線と出力巻線の変圧比をKa、レゾルバBの入力巻線と出力巻線の変圧比をKbとすると、任意の回転角θでは、合成出力電圧は以下のようになる。
sin合成出力電圧
=KaXsinθ+KbXsinθ=(Ka+Kb)Xsinθ (式1)
cos合成出力電圧
=KaXcosθ+KbXcosθ=(Ka+Kb)Xcosθ (式2)

図4(a)に示すツインレゾルバの場合、巻線データは、図8(a)(1)に示すようになる。
図8は、巻線方法によりコイルと結線部の数と変化を示す説明図である。
図8(a)は軸倍角1X出力信号−軸倍角1X出力信号を合成して軸倍角1X出力信号波形を取り出す場合を示し、図8(a)(1)は従来のツインレゾルバの場合、図8(a)(2)は一体形2重化レゾルバの場合、図8(a)(3)は上下連続巻線型一体形2重化レゾルバの場合のコイル数と結線部の数の変化を示す。
即ち、従来のツインレゾルバの場合は、図8(a)(1)に示すように、励磁コイルはレゾルバAとBで2本となる。出力コイルは、sin出力コイルがレゾルバAとBで各1本、cos出力コイルがレゾルバAとBで各1本の合計4本となる。結線部は各コイルで1カ所ずつ合計3カ所となる。

図5は軸倍角3X型VRレゾルバの出力と軸倍角2X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角1X型VRレゾルバの出力又は軸倍角5X型VRレゾルバの出力を取り出す出力波形合成回路の回路図である。
図5(a)は軸倍角3X型VRレゾルバの出力と軸倍角2X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角1X型VRレゾルバの出力又は軸倍角5X型VRレゾルバの出力を取り出す従来の出力波形合成回路の回路図である。
図5(b)は軸倍角3X型VRレゾルバの出力と軸倍角2X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角1X型VRレゾルバの出力又は軸倍角5X型VRレゾルバの出力を取り出す一体形2重化レゾルバの出力波形合成回路の回路図である。図5(b)は図5(a)の例と比べ、結線箇所を端子で引き出した構成に特徴がある。
図5(c)は軸倍角3X型VRレゾルバの出力と軸倍角2X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角1X型VRレゾルバの出力又は軸倍角5X型VRレゾルバの出力を取り出す上下連続巻線型一体形2重化レゾルバの出力波形合成回路の回路図である。図5(c)は図5(b)の例と比べ、端子での引出箇所を、巻線の連続巻きとした構成に特徴がある。

図5(a)では、レゾルバAは、A側と表され、初段を構成する。レゾルバBは、B側と表され、次段を構成する。
レゾルバAの励磁側と表されている励磁巻線ARの両端は端子R1とR2として引き出される。
初段を構成するレゾルバAのsin出力巻線ASSは、次段を構成するレゾルバBの励磁巻線となるsin入力巻線BRSに点ASBR2と点ASBR4により結線される。同じく、初段を構成するレゾルバAのcos出力巻線ASCは、次段を構成するレゾルバBの励磁巻線となるcos入力巻線BRCに点ASBR1と点ASBR3により結線される。
次段を構成するレゾルバBのsin出力巻線BSSの両端は端子S2とS4として引き出される。同じく、次段を構成するレゾルバBのcos出力巻線BSCの両端は端子S1とS3として引き出される。A側のロータの軸倍角3Xの突極はAT、B側のロータの軸倍角2Xの突極はBTとして構成される。

図5(a)の回路において、
端子R1−R2に入力される励磁電圧をVref=X、
レゾルバAの入力巻線と出力巻線の変圧比をKa、レゾルバBの入力巻線と出力巻線の変圧比をKbとすると、任意の回転角θでは、2種類の合成出力電圧は以下のようになる。
(1)
sin合成出力電圧
軸倍角3X型VRレゾルバの出力と軸倍角2X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角1X型VRレゾルバの出力を取り出す場合:
sin合成出力電圧
=KaKbXsin3θcos2θ−KaKbXcos3θsin2θ
=KaKbXsinθ (式3)
cos合成出力電圧
=KaKbXsin3θsin2θ+KaKbXcos3θcos2θ
=KaKbXcosθ (式4)
(2)
軸倍角3X型VRレゾルバの出力と軸倍角2X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角5X型VRレゾルバの出力を取り出す場合:
sin合成出力電圧
=KaKbXsin3θcos2θ+KaKbXcos3θsin2θ
=KaKbXsin5θ (式5)
cos合成出力電圧
=KaKbXsin3θsin2θ−KaKbXcos3θcos2θ
=KaKbXcos5θ (式6)

図5(a)に示すツインレゾルバの場合、巻線データは、図8(b)(1)に示すようになる。
図8(b)は軸倍角3X出力信号−軸倍角2X出力信号を合成して軸倍角1X出力信号波形又は軸倍角5X出力信号波形を取り出す場合を示し、図8(b)(1)は従来のツインレゾルバの場合、図8(b)(2)は一体形2重化レゾルバの場合、図8(b)(3)は上下連続巻線型一体形2重化レゾルバの場合のコイル数と結線部の数の変化を示す。
即ち、従来のツインレゾルバの場合は、図8(b)(1)に示すように、巻線データは、以下のようになる。
励磁コイルは、レゾルバAで1本、レゾルバBで2本の合計3本となる。出力コイルは、sin出力コイルがレゾルバAとBで各1本、cos出力コイルがレゾルバAとBで各1本の合計4本となる。結線部は、初段のレゾルバAの各出力コイルと次段のレゾルバBの各入力コイルとの結線部としての4カ所となる。

(一体形2重化レゾルバ)
図6は一体形2重化レゾルバのステータ積み重ね体を示す構成図である。図6(a)と図6(b)は相互に積み重ねるステータの平面図、図6(c)は積み重ねた状態の平面図、図6(d)は図6(c)のA−A’断面図を示す。
図6の例は、2重化の例なので、レゾルバユニットを構成するステータヨークはステータヨーク61と66の2個しかないが、基本的には、Mを任意の整数としたとき、M個のステータヨークを積み重ねるM重化が可能となっている。なお、ロータは図示省略する。
図6の例では、ステータヨーク61には4個の磁極62、63、64および65が設けられている。また、ステータヨーク66には4個の磁極67、68、69および70が設けられている。前記レゾルバユニット毎のステータ磁極は、前記レゾルバユニット毎に同じ回転角度をとらず且つ軸方向で互いに重ならないようにして、前記レゾルバユニット毎の各ステータを連結する。これにより、磁極に巻回したコイルが相互にぶつかることなく、ステータヨークを積み重ねることができるようになる。
図7は一体形2重化レゾルバを従来の巻線方法で巻いた場合の結線図である。この実施例は例えば励磁巻線の例を示す。
図7(a)は巻線を設けたステータ磁極を直線状に展開した結線図、図7(b)はA側のレゾルバユニットのステータ磁極に巻回した結線状態を示す平面図、図7(c)は図7(b)に示すA側のレゾルバユニットに巻回した後でB側のレゾルバユニットに巻回した結線状態を示す平面図である。
図7(b)に示すように、A側のレゾルバユニットにおけるステータヨークには、ステータ磁極1、3、5、7が12時の位置を0度として円周方向(回転方向)に90度間隔で設けられている。同様に、B側のレゾルバユニットにおけるステータヨークには、ステータ磁極2、4、6、8が45度の位置から円周方向に90度間隔で設けられている。
A側のレゾルバユニットにおけるステータヨークと、B側のレゾルバユニットにおけるステータヨークは、図7(c)に示すように、互いの磁極が45度の等間隔で配置されるように、ずらして積み重ねられる。
巻線処理は、例えば、A側のレゾルバユニットの巻線を行った後、B側のレゾルバユニットの巻線を行う。
磁極に形成するコイルは、巻線端a1から図7(a)に示す巻線順序、即ち、磁極1→磁極3→磁極5→磁極7の順で巻線端a2まで連続巻きされる。巻上がった状態は、図7(b)に示す結線状態になる。
次に、巻線端b1から図7(a)に示す巻線順序、即ち、磁極2→磁極4→磁極6→磁極8の順で巻線端b2まで連続巻きされる。巻上がった状態は、図7(c)に示す結線状態になる。この際、磁極に巻回して形成したコイル間は渡り線として形成される。渡り線は、ステータヨークに設けられた渡り線係止部に係止される。
なお、図7(b)および図7(c)に示す渡り線は、図示の都合上、配置を変えて表示してあるが、実際は両レゾルバユニットにおけるステータヨークを積み重ねたとき、間に挟まるようなことがないように、ステータヨークの磁極側の内周面に配置される。
図4(b)は軸倍角1X型VRレゾルバの出力と同じく軸倍角1X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角1X型VRレゾルバの出力を取り出す一体形2重化レゾルバの出力波形合成回路の回路図である。
A側の励磁巻線は端子R1とR3で引き出され、B側の励磁巻線は端子R2と端子R4で引き出される。
A側のsin出力巻線は端子S2とS6で引き出され、B側のsin出力巻線は端子S8と端子S4で引き出される。
A側のcos出力巻線は端子S1とS5で引き出され、B側のcos出力巻線は端子S7と端子S3で引き出される。
残りの構成は図4(a)と同じなので省略する。

図8(a)は軸倍角1X出力信号−軸倍角1X出力信号を合成して軸倍角1X出力信号波形を取り出す場合を示し、図8(a)(2)は一体形2重化レゾルバの場合のコイル数と結線部の数の変化を示す。
即ち、従来の一体形2重化レゾルバの場合は、図8(a)(2)に示すように、励磁コイルはレゾルバAとBで2本となる。出力コイルは、sin出力コイルがレゾルバAとBで各1本、cos出力コイルがレゾルバAとBで各1本の合計4本となる。結線部は0カ所となる。

図5(b)は軸倍角3X型VRレゾルバの出力と軸倍角2X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角1X型VRレゾルバの出力又は軸倍角5X型VRレゾルバの出力を取り出す一体形2重化レゾルバの出力波形合成回路の回路図である。
図5(b)では、レゾルバAは、A側と表され、初段を構成する。レゾルバBは、B側と表され、次段を構成する。
レゾルバAの励磁側と表されている励磁巻線ARの両端は端子R1とR2として引き出される。
初段を構成するレゾルバAのsin出力巻線ASSは端子AS2と端子AS4、同じく、初段を構成するレゾルバAのcos出力巻線ASCは端子AS1と端子AS3として引き出される。
次段を構成するレゾルバBの励磁巻線となるsin入力巻線BRSは端子BR2と端子BR4として、同じく、次段を構成するレゾルバBの励磁巻線となるcos入力巻線BRCは端子BR1と端子BR3として引き出される。
次段を構成するレゾルバBのsin出力巻線BSSの両端は端子S2とS4として引き出される。同じく、次段を構成するレゾルバBのcos出力巻線BSCの両端は端子S1とS3として引き出される。A側のロータの軸倍角3Xの突極はAT、B側のロータの軸倍角2Xの突極はBTとして構成される。
図8(b)は軸倍角3X出力信号−軸倍角2X出力信号を合成して軸倍角1X出力信号波形又は軸倍角5X出力信号波形を取り出す場合を示し、図8(b)(2)は一体形2重化レゾルバの場合のコイル数と結線部の数の変化を示す。
即ち、従来の一体形2重化レゾルバの場合は、図8(b)(2)に示すようになり、巻線データは、以下のようになる。
励磁コイルは、レゾルバAで1本、レゾルバBで2本の合計3本となる。出力コイルは、sin出力コイルがレゾルバAとBで各1本、cos出力コイルがレゾルバAとBで各1本の合計4本となる。結線部は0カ所となる。

特開平08−189805号公報 特開平01−122356号公報 特開2002−252943号公報
上記任意のM台のレゾルバ出力電圧信号に基づき合成出力を得る場合、レゾルバがM台あるため、コイルの巻線層は全体で1台分のM倍の本数巻くことになる。それに従って、各コイル間の渡り線も1台のM倍の本数になる。
レゾルバの巻線の内、渡り線部分は、ノイズを拾いやすい部分で精度劣化の原因となり、また、振動に弱い部分であるため、できるだけ少なく、短いほうが好ましい。
また、M台のレゾルバ出力波形を合成するためには、各出力巻線を結線する必要がある。しかし、結線は、結線構造および結線作業を必要とし、製造が困難となる。
参考までに、レゾルバと似た回転機としてのモータおよび発電機について同じ観点で検討してみた。その結果、結線構造および結線作業を少なくするように連続して巻くことは、例えば特許文献2および3に示されているが、これらはUVW3相からなるステータコイルの各相を複数磁極分連続して巻回するもので、いわば1個の回転機内の1相分のコイルを連続巻きする技術にすぎず援用できなかった。このことは換言すると、コイルの巻線単位となるレゾルバユニットを複数組み合わせて1つのレゾルバとする構成に相当する単位ユニットを複数組み合わせて1つの回転機を構成するものを前提とするものではなく、また、各磁極に複数の異なる入力(励磁)コイル、出力コイルを積層して設ける構成に相当する各磁極に複数種類の巻線を設けるものを対象とするものではなかった。
本発明の目的は、前記問題点に鑑み、単位レゾルバを構成するレゾルバユニットを複数積み重ねた多重化レゾルバにおいて、結線箇所を少なくすると共に渡り線の長さを短くするように巻線する多重化レゾルバ連続巻線方法および多重化レゾルバを提供することにある。
本願発明は、前記目的を達成するために、単位レゾルバを構成するレゾルバユニットを複数積み重ねた多重化レゾルバにおいて、各用途毎の巻線、例えば励磁巻線、sin出力巻線およびcos出力巻線をそれぞれ軸回転方向の順番又はその逆方向の順番で2以上の前記レゾルバユニットの所定の磁極に連続巻する多重化レゾルバ連続巻線方法および多重化レゾルバを構成とする。
具体的には、まず、Mを任意の整数とするとき、M台のレゾルバユニットのステータヨークを張り合わせて一体形M重化レゾルバとする。これは、それぞれのレゾルバユニットのコイル毎の出力信号波形を従来のように後処理回路で合成するのではなく、巻線だけにより出力信号波形が取り出せるように、巻く時点から連続して巻回できるように各レゾルバユニットのステータを構成する。
巻線時、従来のようにM台の各レゾルバユニットから出力されたsin(sine)波出力信号またはcos(cosine)波出力信号を後処理回路により合成するのではなく、重ね合わされたそれぞれのレゾルバユニットのステータ磁極に巻回されたコイルの出力信号電圧を、回転方向順(回転角度順)又はその逆方向順に前記レゾルバの一端側(例えば、上側)の磁極から他端側(例えば、下側)の磁極までの順番を連続して巻線する連続巻線方法および巻線構造を採用する。
換言すると、レゾルバユニットを積み重ねて多重化したレゾルバのコイルを、1本の電線により、回転角度が増加又は減少する回転角度順に前記レゾルバの一端側(例えば、上側)の磁極から他端側(例えば、下側)の磁極までの順番を連続して巻線する連続巻線方法および巻線構造を採用するので、後処理手段を必要とせずに、巻線を所定の演算式を満たすように連続的に行い、1本の巻線の端子から合成出力信号を取り出すことができる。
各磁極の巻線は、巻線の用途、例えば、励磁巻線、sin出力巻線、cos出力巻線等に応じて、それぞれ独立して連続巻き(1本の電線により、巻き始めから巻き終わりまで巻く)する。ステータ磁極は、各巻線、例えば、励磁巻線、sin出力巻線、cos出力巻線が巻回される磁極が予め設計の段階で決められる。このステータ磁極と各巻線との関係を所定の関係という。また、各磁極の巻線方向は、磁極の極性に応じて決められる。
具体的には、以下のようになる。
(1) 多重化レゾルバ連続巻線方法は、nを1以上の任意の整数とするとき、ステータヨークにステータ磁極を軸倍角nXに応じて複数突設し、所定の関係の前記ステータ磁極に所定の用途の巻線を施したステータと、軸倍角nXに応じてn個の突極を設けたローターと、からなるレゾルバユニットを、mを2以上の任意の整数とするとき、m個連結した多重化レゾルバにおいて、
2以上の前記レゾルバユニットのステータ磁極に所定の用途の巻線をその用途毎に独立して連続巻きすることを特徴とする。
(2) 上記(1)記載の多重化レゾルバ連続巻線方法は、前記所定の用途の巻線を、励磁巻線、sin出力巻線、およびcos出力巻線の少なくとも1つとしたことを特徴とする。
(3) 上記(1)記載の多重化レゾルバ連続巻線方法は、前記所定の用途の巻線を、励磁巻線、sin出力巻線、およびcos出力巻線としたことを特徴とする。
(4) 上記(1)乃至(3)のいずれか1項記載の多重化レゾルバ連続巻線方法は、前記所定の用途の巻線を、前記用途に合った前記レゾルバユニットのステータ磁極に、回転方向順に連続巻きすることを特徴とする。
(5) 上記(1)乃至(4)のいずれか1項記載の多重化レゾルバ連続巻線方法は、前記励磁巻線の巻線方向を巻回される磁極の極性に応じて変えることを特徴とする。
(6) 多重化レゾルバは、nを1以上の任意の整数とするとき、ステータヨークにステータ磁極を軸倍角nXに応じて複数突設し、所定の関係の前記ステータ磁極に所定の用途の巻線を施したステータと、軸倍角nXに応じてn個の突極を設けたローターと、からなるレゾルバユニットを、mを2以上の任意の整数とするとき、m個連結した多重化レゾルバにおいて、2以上の前記レゾルバユニットのステータ磁極に所定の用途の巻線をその用途毎に独立して連続巻きすることを特徴とする。
(7) 上記(6)記載の多重化レゾルバは、前記所定の用途の巻線を、励磁巻線、sin出力巻線、およびcos出力巻線の少なくとも1つとしたことを特徴とする。
(8) 上記(6)記載の多重化レゾルバは、前記所定の用途の巻線を、励磁巻線、sin出力巻線、およびcos出力巻線としたことを特徴とする。
(9) 上記(6)乃至(8)のいずれか1項記載の多重化レゾルバは、前記所定の用途の巻線を、前記用途に合った前記レゾルバユニットのステータ磁極に、回転方向順に連続巻きすることを特徴とする。
(10) 上記(6)乃至(9)のいずれか1項記載の多重化レゾルバは、前記レゾルバユニット毎のステータ磁極が前記レゾルバユニット毎に同じ回転角度をとらず且つ軸方向で互いに重ならないようにして、前記レゾルバユニット毎の各ステータを連結したことを特徴とする。
従来、多重化レゾルバは、各レゾルバユニット毎に巻線しておき、複数のレゾルバユニットを結合して組み立てる際、各巻線を結線処理していた為、組み立てる際に同時に結線処理を行わなければならず、手間暇の掛かる困難な作業となっていた。また、同時に、結線のために渡り線を長く設けなければならなかったので、その分容積が大きくなり、また、好ましくないノイズをひろうことによる検出信号の精度劣化等の問題が発生していた。しかし、本願発明は、単位レゾルバを構成するレゾルバユニットを複数積み重ねた多重化レゾルバにおいて、各用途毎の巻線、例えば励磁巻線、sin出力巻線およびcos出力巻線をそれぞれ軸回転方向の順番又はその逆方向順に連続巻するように構成したので、結線箇所を大幅に減少させ、それに伴い渡り線の長さを大幅に短くすることができるようになる。
更に、
(1)従来のような巻線の結線作業が必要なくなる。
(2)コイルの本数が減るため、渡り線が減る。
即ち、Mを任意の整数とするとき、M重化レゾルバにおいて、渡り線の本数が1/Mに減少し、長さも約1/Mに減少する。
渡り線の少ない、シンプルな構造の多重化レゾルバを構成することが可能となる。
(3)渡り線の長さの減少による、1台あたりの巻線時間の短縮により、量産においてのタクト短縮ができるようになる。
以下、本願発明を実施するための最良の形態を図に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一体形2重化レゾルバを上下連続巻線方法で巻いた場合の結線図である。この実施例は例えば励磁巻線の例を示す。
図1(a)はコイルの巻線の向きを回転方向の順に交互に変えた場合のステータ磁極およびコイルを直線状に展開した結線図、
図1(b)はコイルの巻線の向きを回転方向の順に変則的に変えた場合のステータ磁極およびコイルを直線状に展開した結線図、
図1(c)はA側とB側の両レゾルバユニットのステータ磁極に巻回した結線状態を示す平面図である。

(図1(a)の例)
図1(a)に示すように、A側のレゾルバユニットとB側のレゾルバユニットは、点線を両者の接合面とし、その両側の両実線をそれぞれ外側面とするように積み重ねる。その結果、両レゾルバユニットの磁極は、ステータヨークの内周の回転方向に、上下交互に連続して配置される。
巻線処理は、1本の電線により、回転方向順に、例えば、A側の1つの磁極の巻線を行った後、隣接するB側の1つの磁極の巻線を行い、その後も同じように、隣接するA側、次にB側の1つの磁極の巻線を交互に連続して続ける。
磁極に形成するコイルは、図1(a)に示す巻線順序、即ち、磁極1→磁極2→磁極3→磁極4→磁極5→磁極6→磁極7→磁極8の順で形成される。1本の電線は、巻線端a1から図1(a)に示す巻線順序で巻線端b2まで連続巻きされる。巻上がった状態は、図1(c)に示す結線状態になる。
また、巻線の向きは、磁極の極性との関係で決まり、この例では、磁極1〜磁極8までを、図1(a)に示すように、左巻(磁極1)→左巻(磁極2)→右巻(磁極3)→右巻(磁極4)→左巻(磁極5)→左巻(磁極6)→右巻(磁極7)→右巻(磁極8)にする。
本発明は、このように、レゾルバユニットを積み重ねて多重化したレゾルバのコイルを、1本の電線により、回転角度が増加又は減少する回転角度順に前記レゾルバの一端側(例えば、上側)の磁極から他端側(例えば、下側)の磁極までの順番を連続して巻線する連続巻線方法および巻線構造をとるので、渡り線は回転角度が増加又は減少する回転角度順に隣接する磁極間を連結する長さ程度に短くすることができると共に、巻線作業もその分簡単になる。また、渡り線が、図7(a)に従来例として示すように、交差することがないので、短縮することができる。

(図1(b)の例)
図1(b)の例は、磁極に透過する磁束の向きを図1(a)に示すように順番に反転するのではなく、変則的、例えば2極から出て1極に入るように構成する例である。
即ち、各レゾルバユニット毎にみれば、回転方向の磁極の極性が、連続する2つの磁極が例えば左巻きのコイルで形成される極性とし、その次の回転方向の1つの磁極は右巻きのコイルで形成される極性とする。以下、同じ順番になるようにコイルを形成する。
図1(b)に示す例は、各磁極に巻回する巻線の向きが異なるのみで残りの構成は図1(a)に示す例と同じに構成される。両レゾルバユニットの磁極は、ステータヨークの内周の回転方向に、上下交互に連続して配置される。
巻線処理は、1本の電線により、回転方向順に、例えば、A側の1つの磁極の巻線を行った後、隣接するB側の1つの磁極の巻線を行い、その後も同じように、隣接するA側、次にB側の1つの磁極の巻線を交互に連続して続ける。
巻線の向きは、磁極の極性との関係で決まり、この例では、磁極1〜磁極8までを、図1(b)に示すように、左巻(磁極1)→左巻(磁極2)→左巻(磁極3)→左巻(磁極4)→右巻(磁極5)→右巻(磁極6)→左巻(磁極7)→左巻(磁極8)にする。
図1(b)の例は、図1(a)の例と同様に、渡り線は回転角度が増加又は減少する回転角度順に隣接する磁極間を連結する長さ程度に短くすることができると共に、巻線作業もその分簡単になる。また、渡り線が、図7(a)に従来例として示すように、交差することがないので、短縮することができる。
さらに、各磁極の巻線の向きを変則的に変えることができ、任意の極性の磁極構成とすることができるようになる。
前記実施例1では全てのレゾルバユニットの磁極を連続巻きする例、例えば、励磁巻線のように全ての磁極に巻線する例を説明したが、この実施例2は、必要な磁極のみを選択的に連続巻きする例、例えば、sin出力巻線やcos出力巻線などの例を説明する。
図2は、本発明の一体形2重化レゾルバを上下連続巻線方法で巻いた場合の結線図であり、必要な磁極のみ連続巻きする実施例を示す結線図である。
図2(a)は、必要な磁極のみ巻線するために、途中の磁極をとばして連続巻きするコイルと磁極を直線状に展開した結線図、図2(b)はA側とB側の両レゾルバユニットのステータ磁極に巻回した結線状態を示す平面図である。実施例1と異なる点のみ説明する。
この例では、例えば、sin出力巻線の巻線順序は、磁極1→磁極2→(とばして)→磁極5→磁極6と連続巻きする。また、cos出力巻線の巻線順序は、磁極3→磁極4→(とばして)→磁極7→磁極8と連続巻きする。
従来、複数のレゾルバユニットをまたいで連続巻きするものや、複数のレゾルバユニットを連続巻きするものがなかった。
この実施例2は、従来できなかったことを行い、結線部をゼロにすると共に、引出端子を最も少なくして、製造容易、構成簡単に構成することができる。
図4(c)は軸倍角1X型VRレゾルバの出力と同じく軸倍角1X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角1X型VRレゾルバの出力を取り出す上下連続巻線型一体形2重化レゾルバの出力波形合成回路の回路図である。
A側の励磁巻線ARとB側の励磁巻線BRは、連続巻線により形成され、両端の端子R1と端子R2で引き出される。励磁巻線はレゾルバユニットAとレゾルバユニットBの全ての磁極に、回転方向の回転角度の増加順に連続巻きする。
A側のsin出力巻線ASSとB側のsin出力巻線BSSは、連続巻線により形成され、両端の端子S2と端子S4で引き出される。
A側のcos出力巻線ASCとB側のcos出力巻線BSCは、連続巻線により形成され、両端の端子S1と端子S3で引き出される。
残りの構成は図4(b)と同じなので省略する。
図8(a)は軸倍角1X出力信号−軸倍角1X出力信号を合成して軸倍角1X出力信号波形を取り出す場合を示し、図8(a)(3)は上下連続巻線型一体形2重化レゾルバの場合のコイル数と結線部の数の変化を示す。
即ち、本発明の上下連続巻線型一体形2重化レゾルバの場合は、図8(a)(3)に示すように、励磁コイルはレゾルバAとBを連続巻きして1本となる。出力コイルは、sin出力コイルがレゾルバAとBを連続巻きして1本、cos出力コイルがレゾルバAとBを連続巻きして1本の合計2本となる。結線部は0カ所となる。
sin合成出力電圧およびcos合成出力電圧を求める数式は上記のものと同じなので省略する。
このように、本発明の上下連続巻線型一体形2重化レゾルバは、結線部をゼロにできると共に、引出端子を最も少なくすることができるので、製造容易、構成簡単に構成することができる。
図5(c)は軸倍角3X型VRレゾルバの出力と軸倍角2X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角1X型VRレゾルバの出力又は軸倍角5X型VRレゾルバの出力を取り出す本発明の上下連続巻線型一体形2重化レゾルバの出力波形合成回路の回路図である。
図5(c)では、レゾルバAは、A側と表され、初段を構成する。レゾルバBは、B側と表され、次段を構成する。
レゾルバAの励磁側と表されている励磁巻線ARの両端は端子R1とR2として引き出される。励磁巻線ARは励磁コイルと表される。
初段を構成するレゾルバAのsin出力巻線ASSと次段を構成するレゾルバBの励磁巻線となるsin入力巻線BRSは、出力コイルと表され、連続巻きで形成される。
初段を構成するレゾルバAのcos出力巻線ASCと次段を構成するレゾルバBの励磁巻線となるcos入力巻線BRCは、出力コイルと表され、連続巻きで形成される。
次段を構成するレゾルバBのsin出力巻線BSSの両端は端子S2とS4として引き出される。同じく、次段を構成するレゾルバBのcos出力巻線BSCの両端は端子S1とS3として引き出される。A側のロータの軸倍角3Xの突極はAT、B側のロータの軸倍角2Xの突極はBTとして構成される。
図8(b)は軸倍角3X出力信号−軸倍角2X出力信号を合成して軸倍角1X出力信号波形又は軸倍角5X出力信号波形を取り出す場合を示し、図8(b)(3)は本発明の上下連続巻線型一体形2重化レゾルバの場合のコイル数と結線部の数の変化を示す。
即ち、本発明の上下連続巻線型一体形2重化レゾルバの場合は、図8(b)(3)に示すようになり、巻線データは、以下のようになる。
励磁コイルは、レゾルバAで1本となる。出力コイルは、sin出力コイルがレゾルバAとBで各1本、cos出力コイルがレゾルバAとBで各1本の合計4本となる。結線部は0カ所となる。
sin合成出力電圧およびcos合成出力電圧を求める数式は上記のものと同じなので省略する。
このように、本発明の上下連続巻線型一体形2重化レゾルバは、結線部をゼロにできると共に、引出端子を最も少なくすることができるので、製造容易、構成簡単に構成することができる。
本発明の一体形2重化レゾルバを上下連続巻線方法で巻いた場合の結線図である。 本発明の一体形2重化レゾルバを上下連続巻線方法で巻いた場合の結線図であり、必要な磁極のみ連続巻きする実施例を示す結線図である。 従来のツインレゾルバの断面図である。 軸倍角1X型VRレゾルバの出力と同じく軸倍角1X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角1X型VRレゾルバの出力を取り出す出力波形合成回路の回路図である。 軸倍角3X型VRレゾルバの出力と軸倍角2X型VRレゾルバの出力を合成して軸倍角1X型VRレゾルバの出力又は軸倍角5X型VRレゾルバの出力を取り出す出力波形合成回路の回路図である。 一体形2重化レゾルバのステータ積み重ね体を示す構成図である。 一体形2重化レゾルバを従来の巻線方法で巻いた場合の結線図である。 巻線方法によりコイルと結線部の数と変化を示す説明図である。
符号の説明
1、2、3、4、5、6、7、8 磁極
a1、a2、b1、b2、R1、R2、S1、S2、S3,S4 端子
AR、BR、BRC、BRS 励磁巻線
ASS レゾルバユニットA側sin出力巻線
BSS レゾルバユニットB側sin出力巻線
ASC レゾルバユニットA側cos出力巻線
BSC レゾルバユニットB側cos出力巻線

Claims (10)

  1. nを1以上の任意の整数とするとき、ステータヨークにステータ磁極を軸倍角nXに応じて複数突設し、所定の関係の前記ステータ磁極に所定の用途の巻線を施したステータと、軸倍角nXに応じてn個の突極を設けたローターと、からなるレゾルバユニットを、mを2以上の任意の整数とするとき、m個連結した多重化レゾルバにおいて、
    2以上の前記レゾルバユニットのステータ磁極に所定の用途の巻線をその用途毎に独立して連続巻きすることを特徴とする多重化レゾルバ連続巻線方法。
  2. 前記所定の用途の巻線を、励磁巻線、sin出力巻線、およびcos出力巻線の少なくとも1つとしたことを特徴とする請求項1記載の多重化レゾルバ連続巻線方法。
  3. 前記所定の用途の巻線を、励磁巻線、sin出力巻線、およびcos出力巻線としたことを特徴とする請求項1記載の多重化レゾルバ連続巻線方法。
  4. 前記所定の用途の巻線を、前記用途に合った前記レゾルバユニットのステータ磁極に、回転方向順に連続巻きすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の多重化レゾルバ連続巻線方法。
  5. 前記励磁巻線の巻線方向を巻回される磁極の極性に応じて変えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の多重化レゾルバ連続巻線方法。
  6. nを1以上の任意の整数とするとき、ステータヨークにステータ磁極を軸倍角nXに応じて複数突設し、所定の関係の前記ステータ磁極に所定の用途の巻線を施したステータと、
    軸倍角nXに応じてn個の突極を設けたローターと、
    からなるレゾルバユニットを、
    mを2以上の任意の整数とするとき、m個連結した多重化レゾルバにおいて、
    2以上の前記レゾルバユニットのステータ磁極に所定の用途の巻線をその用途毎に独立して連続巻きすることを特徴とする多重化レゾルバ。
  7. 前記所定の用途の巻線を、励磁巻線、sin出力巻線、およびcos出力巻線の少なくとも1つとしたことを特徴とする請求項6記載の多重化レゾルバ。
  8. 前記所定の用途の巻線を、励磁巻線、sin出力巻線、およびcos出力巻線としたことを特徴とする請求項6記載の多重化レゾルバ。
  9. 前記所定の用途の巻線を、前記用途に合った前記レゾルバユニットのステータ磁極に、回転方向順に連続巻きすることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項記載の多重化レゾルバ。
  10. 前記レゾルバユニット毎のステータ磁極が前記レゾルバユニット毎に同じ回転角度をとらず且つ軸方向で互いに重ならないようにして、前記レゾルバユニット毎の各ステータを連結したことを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項記載の多重化レゾルバ。
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