JP2005339025A - コンテンツ配信システム、コンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置およびコンテンツ配信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 コンテンツ送信装置に対してコンテンツ受信装置の位置合わせを容易に行えるようにする。
【解決手段】 末端送信機3から携帯受信端末2へのコンテンツの配信は、ミリ波帯電波を伝送キャリアとして行われる。携帯受信端末2は、インデックスレーザ29による可視レーザ光の向きと、受信部15による電波の受信方向が位置するように構成され、インデックスレーザ29から照射される可視レーザ光を末端送信機3へ向けると、電波が受信可能な位置に配置される。
【選択図】 図1
【解決手段】 末端送信機3から携帯受信端末2へのコンテンツの配信は、ミリ波帯電波を伝送キャリアとして行われる。携帯受信端末2は、インデックスレーザ29による可視レーザ光の向きと、受信部15による電波の受信方向が位置するように構成され、インデックスレーザ29から照射される可視レーザ光を末端送信機3へ向けると、電波が受信可能な位置に配置される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、コンテンツの配信を行うコンテンツ配信システム、このコンテンツ配信システムを構成するコンテンツ送信装置およびコンテンツ受信装置と、コンテンツ配信方法に関する。詳しくは、コンテンツ送信装置に対するコンテンツ受信装置の位置を、可視光の照射で認識させることで、非接触なコンテンツ送信装置とコンテンツ受信装置の間で、高指向性の伝送キャリアを介してコンテンツの配信を行えるようにしたものである。
街頭等の公共性の高い場所でコンテンツ配信を実現するためには、不特定多数のユーザが利用するため、簡単な操作でかつ短時間でコンテンツを配信することが求められる。
コンテンツの伝送手段として電気的なケーブルを利用する方式では、大容量のコンテンツを短時間で配信することができない。そこで、光通信を利用したコンテンツ配信システムが提案されている
コンテンツの伝送手段として光通信を利用する方式では、まず、光ファイバケーブルの使用が考えられる。しかし、光ファイバケーブルのコネクタは繰り返しの着脱に対する耐久性が低く、不特定多数のユーザが利用するシステムには適さない。
コンテンツの伝送手段として光通信を利用する方式では、まず、光ファイバケーブルの使用が考えられる。しかし、光ファイバケーブルのコネクタは繰り返しの着脱に対する耐久性が低く、不特定多数のユーザが利用するシステムには適さない。
このため、非接触で光通信を行えるようにしたシステムも提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
非接触で光通信を行えるようにするには送信側と受信側の位置合わせが重要である。このため、機構的に送信側と受信側の位置合わせを行っているので、着脱が行いにくいという問題がある。
また、機構的には接触する部位が存在するので、繰り返しの着脱に対する耐久性が低いという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたもので、コンテンツ送信装置に対してコンテンツ受信装置の位置合わせを容易に行えるようにしたコンテンツ配信システム、このコンテンツ配信システムを構成するコンテンツ送信装置およびコンテンツ受信装置と、コンテンツ配信方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明に係るコンテンツ配信システムは、コンテンツ送信装置とコンテンツ受信装置の間で通信を行いコンテンツを配信するコンテンツ配信システムにおいて、高指向性の伝送キャリアを介してコンテンツ送信装置からコンテンツ受信装置へ通信を行う第1の通信手段と、少なくともコンテンツ受信装置からコンテンツ送信装置へ通信を行う第2の通信手段と、コンテンツ送信装置に対するコンテンツ受信装置の位置が、第1の通信手段が通信できる位置に存在することを光の照射で認識させる光位置確認手段とを備えたものである。
本発明に係るコンテンツ配信システムでは、コンテンツ受信装置の位置を可視光の照射位置を基準にしてコンテンツ送信装置に合わせる。これにより、コンテンツ送信装置に対するコンテンツ受信装置の位置を、通信可能な位置に合わせることができる。
本発明に係るコンテンツ送信装置は、コンテンツ受信装置との間で通信を行いコンテンツを配信するコンテンツ送信装置において、高指向性の伝送キャリアを介してコンテンツ受信装置へ通信を行う第1の通信手段と、少なくともコンテンツ受信装置からの通信を受ける第2の通信手段と、コンテンツ受信装置の位置が、第1の通信手段が通信できる位置に存在することを光の照射で認識させる光位置確認手段とを備えたものである。
本発明に係るコンテンツ送信装置では、コンテンツ受信装置の位置が可視光の照射位置を基準にしてコンテンツ送信装置に合わせられる。これにより、コンテンツ送信装置に対するコンテンツ受信装置の位置を、通信可能な位置に合わせることができる。
本発明に係るコンテンツ受信装置は、コンテンツ送信装置との間で通信を行いコンテンツの配信を受けるコンテンツ受信装置において、高指向性の伝送キャリアを介したコンテンツ送信装置からの通信を受ける第1の通信手段と、少なくともコンテンツ送信装置へ通信を行う第2の通信手段と、コンテンツ送信装置に対する位置が、第1の通信手段が通信できる位置に存在することを光の照射で認識させる光位置確認手段とを備えたものである。
本発明に係るコンテンツ受信装置では、自機の位置を可視光の照射位置を基準にしてコンテンツ送信装置に合わせる。これにより、コンテンツ送信装置に対するコンテンツ受信装置の位置を、通信可能な位置に合わせることができる。
本発明に係るコンテンツ配信方法は、コンテンツ送信装置とコンテンツ受信装置の間で通信を行いコンテンツを配信するコンテンツ配信方法において、コンテンツ受信装置は、ダウンロード要求として自機を特定する識別情報を出力し、コンテンツ送信装置は、各コンテンツ受信装置からのダウンロード要求に対して、任意の1つのコンテンツ受信装置から受信した識別情報と排他制御信号を出力し、識別情報と排他制御信号を受信したコンテンツ受信装置は、受信した識別情報が自機のものである場合は、コンテンツの受信処理を行い、受信した識別情報が自機のものでない場合は、排他制御信号によりコンテンツの受信処理を一時停止するようにしたものである。
本発明に係るコンテンツ配信方法では、コンテンツ受信装置からダウンロード要求として自機を特定する識別情報が出力され、コンテンツ送信装置は、各コンテンツ受信装置からのダウンロード要求に対して、任意の1つのコンテンツ受信装置から受信した識別情報と排他制御信号が出力される。
識別情報と排他制御信号を受信したコンテンツ受信装置では、受信した識別情報が自機のものである場合は、コンテンツの受信処理が行われ、受信した識別情報が自機のものでない場合は、排他制御信号によりコンテンツの受信処理が一時停止される。
本発明によれば、コンテンツ受信装置の位置を可視光の照射位置を基準にしてコンテンツ送信装置に合わせることができるので、所定の距離を置いて設置されるコンテンツ送信装置とコンテンツ受信装置の間でも、高指向性の伝送キャリアを介した通信が可能な位置に位置合わせをすることができる。
これにより、機構的にも非接触なコンテンツ送信装置とコンテンツ受信装置の間で、大容量のコンテンツを配信することができる。また、機構的に非接触であることから耐久性か向上し、不特定多数の利用者にコンテンツを配信するシステムを安価に構築できる。
また、高指向性の伝送キャリアを介した通信を、コンテンツ送信装置からコンテンツ受信装置への1方向とすることで、位置合わせが更に容易になり、操作の容易性と高速通信の相乗効果で、短時間でコンテンツの配信を受けることができる。
また、本発明によれば、コンテンツ送信装置が複数のコンテンツ受信装置よりコンテンツのダウンロード要求を受けた場合は、任意の一台以外に対しては一時的に受信処理を停止させることができるので、所定の距離を置いて設置されるコンテンツ送信装置と複数のコンテンツ受信装置の間で、一台のコンテンツ受信装置に対してコンテンツの配信が可能となる。
以下、図面を参照して本発明のコンテンツ配信システム、コンテンツ送信装置、コンテンツ受信装置およびコンテンツ配信方法の実施の形態について説明する。
<コンテンツ配信システムの概要>
図1は本実施の形態のコンテンツ配信システムの概要を示す構成図である。本実施の形態のコンテンツ配信システム1は、携帯受信端末2を末端送信機3に対して所定の範囲内に位置させて、末端送信機3から携帯受信端末2へ映像や音楽等のコンテンツを配信する構成である。
図1は本実施の形態のコンテンツ配信システムの概要を示す構成図である。本実施の形態のコンテンツ配信システム1は、携帯受信端末2を末端送信機3に対して所定の範囲内に位置させて、末端送信機3から携帯受信端末2へ映像や音楽等のコンテンツを配信する構成である。
末端送信機3は、60GHz等のミリ波帯電波を送信する送信部を備える。また、携帯受信端末2は、ミリ波帯電波を受信する受信部と、端末の向きが末端送信機3を向いているか否かをユーザに認識させるインデックスレーザ用のレーザ光の光照射手段を備える。
ミリ波帯電波は直進性がありかつ多くの情報を伝送できるが、指向性が高いので、送信側と受信側の位置合わせが重要となる。本例では、携帯受信端末2をインデックスレーザが末端送信機3を照射する向きとすると、末端送信機3からの電波を受信できる位置関係となるようにして、簡単な構成でコンテンツ等の配信を可能とする。
<本実施の形態のコンテンツ配信システムの具体的構成例>
図2は本実施の形態のコンテンツ配信システム1の構成例を示すブロック図、図3は末端送信機の構成例を示す一部破断斜視図で、次に末端送信機3および携帯受信端末2の具体的構成例について説明する。
図2は本実施の形態のコンテンツ配信システム1の構成例を示すブロック図、図3は末端送信機の構成例を示す一部破断斜視図で、次に末端送信機3および携帯受信端末2の具体的構成例について説明する。
末端送信機3はコンテンツ送信装置の一例で、天井、壁面あるいは床面等に設置され、送信部11、キャッシュメモリ12、ブリッジIC13、シリアライザ14を備える。なお、図1では天井に設置した例を示す。
送信部11はダウンリンク用送信デバイスの一例で、第1の通信手段を構成する。送信部11は伝送キャリアとして60GHz帯等のミリ波帯電波を出力するアンテナ等を備える。
キャッシュメモリ12はいわゆる高速ストレージデバイスの一例で、RAM等で構成され、送信部11から出力するコンテンツのデータファイルを格納する。
ブリッジIC13はキャッシュメモリ12からデータファイルを読み出す。また、キャッシュメモリ12にデータファイルを書き込む。
シリアライザ14はキャッシュメモリ12からブリッジIC13により読み出されたデータファイルを、パラレルデータからシリアルデータに変換して送信部11に送る。
また、末端送信機3は主記憶装置16、システムコントローラ17、メモリ18、外部I/O19を備える。主記憶装置16はいわゆる低速ストレージデバイスの一例で、例えばハードディスクドライブ装置(HDD)等で構成され、キャッシュメモリ12に格納するデータファイルを格納する。
システムコントローラ17はCPU等で構成され、コンテンツの配信制御を行う。メモリ18はRAMおよびROM等で構成され、システムコントローラ17で実行されるプログラム等を格納する。外部I/O19は入出力手段の一例で、例えば操作部である。
更に、末端送信機1は、無線通信部20とネットワーク通信部21を備える。無線通信部20はアップリンク用受信デバイスの一例で、第2の通信手段を構成する。無線通信部20は携帯受信端末2と通信を行うので、近距離通信が出来れば良く、例えばBluetoothやIEEE802.11の使用が考えられる。
ネットワーク通信部21は、コンテンツ配信を行う図示しないサーバ装置等とインターネットや専用回線等を介して接続される。
また、末端送信機3は、インデックスセンサ22、視認用ライト23、インジケータ24を備える。インデックスセンサ22は光検出手段の一例で、図3に示すように送信部11の図示しないアンテナに隣接して配置される。インデックスセンサ22は例えば受光素子を備えた光センサ等で構成される。
ここで、後述するインデックスレーザに端末番号等を重畳することで、インデックスセンサ22で端末番号等の制御信号を受信することもできる。このため、インデックスセンサ22で第2の通信手段を構成しても良い。
視認用ライト23は発光手段の一例で、図3に示すように送信部11の図示しないアンテナに隣接して配置される。ここで、末端送信機3は、視認用ライト23を目視できる位置を、電波受信可能範囲内で規制するため、図3に示すようにライトガイド15を備える。
ライトガイド15はガイド手段の一例で、円錐型あるいは円筒型のカバーであり、図1に示すように末端送信機3が天井に設置されている場合は、末端送信部3の下に位置すると、ユーザは視認用ライト23を目視できるようになる。
ユーザが視認用ライト23を目視できる位置では、所定の位置に携帯受信端末2を配置することで、送信部11からの指向性の高い電波が受信可能な状態となる。これに対して、ライトガイド15により視認用ライト23を目視できない位置では、送信部11からの電波が受信不可能であることを認識できる。
インジケータ24は通知手段の一例で、通信状態等をユーザに通知する。
ここで、インデックスセンサ22で後述する携帯受信端末2からのインデックスレーザ光を検出すると、視認用ライト23の点灯状態を変化させても良い。この場合は、視認用ライト23が通知手段となる。このため本例では、視認用ライト23は2色の異なる色で発光できる構成とする。
次に、携帯受信端末2の構成について説明する。携帯受信端末2は受信部25、キャッシュメモリ26、ブリッジIC27、デシリアライザ28を備える。受信部25はダウンリンク用受信デバイスの一例で、送信部11と対になって第1の通信手段を構成する。受信部25は60GHz帯等のミリ波帯電波を受信するアンテナ等を備える。
キャッシュメモリ26は高速ストレージデバイスの一例で、RAM等で構成され、末端送信機3から受信したデータファイルを格納する。ブリッジIC27はキャッシュメモリ26にデータファイルを書き込む。また、キャッシュメモリ26からデータファイルを読み出す。
デシリアライザ28は受信部25で受信したデータファイルを、シリアルデータからパラレルデータに変換してブリッジIC27に送る。
また、携帯受信端末2はシステムコントローラ30、メモリ31、外部I/O32を備える。システムコントローラ30はCPU等で構成され、受信部25で受信したデータファイルのキャッシュメモリ26への格納、キャッシュメモリ26に格納したデータファイルの読み出し等の制御を行う。
メモリ31はRAMおよびROM等で構成され、システムコントローラ30で実行されるプログラム等を格納する。外部I/O32は入出力手段の一例で、例えば操作部である。
更に、携帯受信端末2はインデックスレーザ29と電波センサ33とディスプレイ34を備える。インデックスレーザ29は光位置確認手段を構成し、可視光レーザあるいは指向性のある可視光を照射する光照射手段の一例である。
ここで、インデックスレーザ光が末端送信機3のインデックスセンサ22を照射したときに、受信部25が送信部11からの電波を正しく受信できる位置関係となるように各部の配置が決定される。このため、例えば受信部25の図示しないアンテナと、インデックスレーザ25から出射されるレーザ光の向きが鉛直となるように配置される。
ここで、インデックスレーザ29によるレーザ光に端末番号等を重畳することで、インデックスレーザ29で端末番号等の制御信号を送信することもできる。このため、インデックスレーザ29はアップリンク用送信デバイスの一例で第2の通信手段ともなる。
電波センサ33は、受信部25で電波を受信したか否かを検出する。ディスプレイ34は通知手段の一例で、例えば通信状態等をユーザに通知する。
また、携帯受信端末2は無線通信部35を備える。無線通信部35はアップリンク用送信デバイスの一例で、末端送信機3の無線通信部20と対になって第2の通信手段を構成する。無線通信部35は無線通信部20と同じ通信機能を備えれば良く、例えばBluetoothやIEEE802.11の使用が考えられる。
なお、携帯受信端末2は主記憶装置36を備えても良い。主記憶装置36は低速ストレージデバイスの一例で、ハードディスクドライブ装置等で構成され、キャッシュメモリ26に格納したデータファイルを格納する。
主記憶装置36はキャッシュメモリ26より容量が大きく、末端送信機3から配信されてキャッシュメモリ26に格納されたコンテンツのデータファイルを、主記憶装置36に移動して格納することで、携帯受信端末2でコンテンツを保存できるようになる。
<本実施の形態のコンテンツ配信システムの第1の動作例>
図4および図5は本実施の形態のコンテンツ配信システムの第1の動作例を示すフローチャートで、末端送信機3から携帯受信端末2へのコンテンツの配信処理例を説明する。ここで、図4,図5のフローチャートでは、末端送信機3と携帯受信端末2が1対1で存在する場合に、末端送信機3から携帯受信端末2へコンテンツを配信する手順を示す。また、携帯受信端末2からのアップリンクは、インデックスレーザ29からのレーザ光を利用する。
図4および図5は本実施の形態のコンテンツ配信システムの第1の動作例を示すフローチャートで、末端送信機3から携帯受信端末2へのコンテンツの配信処理例を説明する。ここで、図4,図5のフローチャートでは、末端送信機3と携帯受信端末2が1対1で存在する場合に、末端送信機3から携帯受信端末2へコンテンツを配信する手順を示す。また、携帯受信端末2からのアップリンクは、インデックスレーザ29からのレーザ光を利用する。
ステップA1:末端送信機3のシステムコントローラ17は、視認用ライト23を例えば赤色で点灯させておく。
ステップA2:コンテンツ配信システムの利用者である携帯受信端末2のユーザは、視認用ライト23が目視できる位置に移動する。上述したように、末端送信機3に備えたライトガイド15によって、ユーザは末端送信機3に対して所定の位置に来ないと、視認用ライト23を目視できない。これにより、自身が携帯受信端末2を利用してコンテンツ配信を受けられる位置にいるか否かを認識できる。
携帯受信端末2のユーザは、視認用ライト23が目視できる位置で、インデックスレーザ29を発光させる操作ボタンを押し、インデックスレーザ29を発光させる。そして、インデックスレーザ29のレーザ光で末端送信部3を照射できるように、携帯受信端末2の向きを調整する。
インデックスレーザ29のレーザ光は可視光であるので、ユーザは容易に携帯受信端末2を所定の向きに調整できる。
ここで、携帯受信端末2のシステムコントローラ30は、インデックスレーザ29のレーザ光に、メモリ31等に予め登録してある自機を特定する識別情報である端末番号を繰り返し重畳して末端送信機3に送信する。
ステップA3:末端端末装置3のシステムコントローラ17は、インデックスセンサ22がレーザ光を検出したかチェックする。
ステップA4:インデックスセンサ22がレーザ光を検出していない場合はステップA2に戻り、携帯受信端末2からの交信を待つ。
ステップA5:インデックスセンサ2がレーザ光を検出した場合は、末端送信機3のシステムコントローラ17は、携帯受信端末2が電波の受信可能範囲に位置したと判断して、視認用ライト23の点灯色を例えば緑に切り替える。
これにより、ユーザは携帯受信端末2がダウンリンク用の電波の受信ができる状態になったと認識できる。
ステップA6:末端送信機3のシステムコントローラ17は、インデックスセンサ22で受信したレーザ光に端末番号が重畳されているかチェックする。
ステップA7:受信したレーザ光に端末番号が重畳されていない場合は、ステップA5に戻る。
ステップA8:末端送信機3のシステムコントローラ17は、受信したレーザ光に端末番号が重畳されている場合は、携帯受信端末2から通知された端末番号が、メモリ18等に格納した図5に示す配信許諾端末番号テーブルに登録されているかチェックする。
ここで、図6は配信許諾端末番号テーブルの一例を示す。配信許諾端末番号テーブル101は、事前に登録されてコンテンツの配信を許諾した携帯受信端末2の端末番号と、指定されたコンテンツのデータファイル名を対応付けたテーブルである。
ステップA9:携帯受信端末2から通知された端末番号が、配信許諾端末番号テーブル101に登録されていない場合はステップA10の処理を行い、登録されている場合はステップA11の処理を行う。
ステップA10:携帯受信端末2から通知された端末番号が、配信許諾端末番号テーブル101に登録されていない場合は、末端送信機3のシステムコントローラ17は、送信部11から受信部25への通信機能を利用して、配信可否情報として端末番号が登録されておらず配信許諾されていない旨を携帯受信端末2へ通知する。携帯受信端末2では、例えばディスプレイ34に端末番号が登録されておらず配信許諾されていない旨を表示し、処理を終了する。
ステップA11:ステップA9の判断で、携帯受信端末2から通知された端末番号が、配信許諾端末番号テーブル101に登録されている場合は、末端送信機3のシステムコントローラ17は、送信部11から受信部25への通信機能を利用して、配信可否情報として端末番号が登録されており配信許諾されている旨を携帯受信端末2へ通知する。携帯受信端末2では、例えばディスプレイ34に端末番号が登録されており配信許諾されている旨を表示する。
なお、上述したステップA10とステップA11で説明した配信可否情報によるユーザへの通知処理は省略しても良い。
ステップA12:携帯受信端末2から通知された端末番号が、配信許諾端末番号テーブル101に登録されている場合は、末端送信機3のシステムコントローラ17は、配信許諾端末番号テーブル101に登録されている該当端末番号に対応したデータファイル名で特定されるデータファイルを送信する。
すなわち、キャッシュメモリ12に格納された該当データファイルをブリッジIC13で読み出し、シリアライザ14でパラレルデータからシリアルデータに変換し、送信部11からミリ波帯電波で送信する。
ステップA13:携帯受信端末2のシステムコントローラ30は、電波センサ33で電波の受信を検出すると、末端送信機3より受信したデータファイルをキャッシュメモリ26に格納する。すなわち、受信ミリ波帯電波を受信部25で電気信号に変換し、デシリアライザ28でシリアルデータからパラレルデータに変換して、ブリッジIC27によりキャッシュメモリ26に格納する。
ここで、携帯受信端末2のシステムコントローラ30は、電波センサ33で所定の電波の受信を検出すると、ディスプレイ34に通信が確立した旨などの情報を表示しても良い。これにより、通信が確立できない場合に、ユーザに再試行を行わせることができる。
ステップA14:携帯受信端末2のシステムコントローラ30は、受信したデータファイルが正常かチェックする。
ステップA15:受信したデータファイルが正常でない場合は、例えばステップA12に戻り、正常に受信されるまで該当データファイルの送信が繰り返される。
ステップA16:携帯受信端末2のシステムコントローラ30は、受信したデータファイルが正常な場合は、受信処理を終了する。
ここで、末端送信機3側での送信処理を停止させるため、ダウンロードが終了したことをアップリンクで末端送信機3に通知する。このとき、インデックスレーザ29が発光しているとは限らないので、携帯受信端末2の無線通信部35から携帯受信端末3の無線通信部20への通信機能を利用したアップリンクで通知しても良い。
これにより、末端送信機3と携帯受信端末2の間で、無線通信によってコンテンツの配信が行われる。
<本実施の形態のコンテンツ配信システムの第2の動作例>
図7および図8は本実施の形態のコンテンツ配信システムの第2の動作例を示すフローチャートで、末端送信機3から携帯受信端末2へのコンテンツの配信処理例を説明する。ここで、図7,図8のフローチャートでは、末端送信機3と携帯受信端末2が1対nで存在する場合に、末端送信機3から任意の携帯受信端末2へコンテンツを配信する手順を示す。また、携帯受信端末2からのアップリンクは、インデックスレーザ29からのレーザ光を利用する。
図7および図8は本実施の形態のコンテンツ配信システムの第2の動作例を示すフローチャートで、末端送信機3から携帯受信端末2へのコンテンツの配信処理例を説明する。ここで、図7,図8のフローチャートでは、末端送信機3と携帯受信端末2が1対nで存在する場合に、末端送信機3から任意の携帯受信端末2へコンテンツを配信する手順を示す。また、携帯受信端末2からのアップリンクは、インデックスレーザ29からのレーザ光を利用する。
図1に示す電波受信範囲に複数のユーザが存在し、ほぼ同時にダウンロード要求のため各携帯受信端末2のインデックスレーザ29の照射を開始したとすると、各携帯受信端末2のユーザは、自身の携帯受信端末2のインデックスレーザ29のレーザ光が末端送信機3を照射しているのか、他のユーザの携帯受信端末2のインデックスレーザ29のレーザ光が末端送信機3を照射しているのか判別できなくなる可能性がある。
そこで、電波受信範囲に複数のユーザがいる場合に、交信が成立しなかったユーザの携帯受信端末2に対して通知すると共に、インデックスレーザ29の発光を一時停止させる制御を行うものである。以下に詳細を説明する。
ステップB1:末端送信機3のシステムコントローラ17は、視認用ライト23を例えば赤色で点灯させておく。
ステップB2:コンテンツ配信システムの利用者である携帯受信端末2のユーザは、視認用ライト23が目視できる位置に移動する。次に、携帯受信端末2のユーザは、視認用ライト23が目視できる位置で、インデックスレーザ29を発光させる操作ボタンを押し、インデックスレーザ29を発光させる。そして、インデックスレーザ29のレーザ光で末端送信部3を照射できるように、携帯受信端末2の向きを調整する。
ここで、携帯受信端末2のシステムコントローラ30は、インデックスレーザ29のレーザ光に、メモリ31等に予め登録してある自機の端末番号を繰り返し重畳して末端送信機3に送信する。
ステップB3:末端端末装置3のシステムコントローラ17は、インデックスセンサ22がレーザ光を検出したかチェックする。
ステップB4:インデックスセンサ22がレーザ光を検出していない場合はステップB2に戻り、携帯受信端末2からの交信を待つ。
ステップB5:インデックスセンサ2がレーザ光を検出した場合は、末端送信機3のシステムコントローラ17は、ある携帯受信端末2が電波の受信可能範囲に位置したと判断して、視認用ライト23の点灯色を例えば緑に切り替える。
図1に示す電波受信範囲に複数のユーザが存在し、ほぼ同時にダウンロード要求のため各携帯受信端末2のインデックスレーザ29の照射を開始したとすると、この段階では、各ユーザは自身の携帯受信端末2がダウンリンク用の電波の受信ができる状態になったとは必ずしも認識できない。
ステップB6:末端送信機3のシステムコントローラ17は、インデックスセンサ22で受信したレーザ光に端末番号が重畳されているかチェックする。
ステップB7:受信したレーザ光に端末番号が重畳されていない場合は、ステップB5に戻る。
ステップB8:末端送信機3のシステムコントローラ17は、受信したレーザ光に端末番号が重畳されている場合は、携帯受信端末2においてインデックスレーザ69の発光を停止させる排他制御信号である「選択的レーザ停止信号」を、ある携帯受信端末2から受信した端末番号と共に送信部11から送信する。
ステップB9:携帯受信端末2のシステムコントローラ30は、受信部15で端末番号と選択的レーザ停止信号を受信したかチェックする。
ステップB10:携帯受信端末2のシステムコントローラ30は、受信部15で端末番号と選択的レーザ停止信号を受信していない場合はステップB9に戻る。
ステップB11:携帯受信端末2Cのシステムコントローラ30は、受信部15で端末番号と選択的レーザ停止信号を受信した場合は、受信した信号から端末番号を分離し、受信した端末番号がメモリ31等に格納されている自機の端末番号と同じかチェックする。
ステップB12:受信した端末番号が自機の端末番号と同じ場合はステップB13の処理を行い、異なる場合はステップB20の処理を行う。
ステップB13:携帯受信端末2のシステムコントローラ30は、受信した端末番号が自機の端末番号と同じ場合は、自機が照射したインデックスレーザ光が認識されたと判断し、ダウンロード待機状態とする。
また、インデックスレーザ69によるアップリンクでダウンロード待機状態となったことを末端送信機3に通知する。
ステップB14:末端送信機3のシステムコントローラ17は、図6に示す配信許諾端末番号テーブル101に登録されている該当端末番号に対応したデータファイル名で特定されるデータファイルを送信部11から送信する。
ステップB15:携帯受信端末2のシステムコントローラ30は、電波センサ33で電波の受信を検出すると、受信処理を開始する。
ステップB16:携帯受信端末2のシステムコントローラ30は、受信したデータファイルが正常かチェックする。
ステップB17:受信したデータファイルが正常でない場合は、例えばステップB14に戻り、正常に受信されるまで該当データファイルの送信が繰り返される。
ステップB18:携帯受信端末2のシステムコントローラ30は、受信したデータファイルが正常な場合は、受信処理を終了する。また、ダウンロードが終了したことをインデックスレーザ29によるアップリンクで末端送信機3に通知する。
ステップB19:末端送信機3のシステムコントローラ17は、携帯受信端末2から受信完了信号の通知を受けると、携帯受信端末2においてインデックスレーザ69の発光を再開させる排他制御解除信号である「選択的レーザ停止解除信号」を送信部11から送信する。
ステップB20:携帯受信端末2のシステムコントローラ30は、ステップB12の判断で、受信した端末番号が自機の端末番号と異なる場合は、インデックスレーザ29の発光を停止させる。また、他の端末でのダウンロード終了を待機している状態でインデックスレーザ29の発光を停止させた旨等をディスプレイ34に表示する。
ステップB21:携帯受信端末2のシステムコントローラ30は、末端送信機3から選択的レーザ停止解除信号を受信したかチェックする。
ステップB22:末端送信機3から選択的レーザ停止解除信号を受信していない場合は、ステップB21に戻る。また、末端送信機3から選択的レーザ停止解除信号を受信した場合は、ステップB2に戻る。
これにより、図1に示す電波受信範囲に複数のユーザが存在し、ほぼ同時にダウンロード要求のため各携帯受信端末2のインデックスレーザ29の照射を開始した場合に、アップリンクが成立しなかった携帯受信端末2のユーザに対して、他のユーザがダウンロードを行っている旨を通知して、待機させることができる。
なお、携帯受信端末2では、選択的レーザ停止解除信号を受けると、図示しない操作ボタンが押され続けている場合はインデックスレーザ29が再発光されるが、再び同時に複数台の携帯受信端末2がインデックスレーザ29を照射しないように、各携帯受信端末2で再発光のタイミングを異ならせるようにしても良い。
以上により、本実施の形態のコンテンツ配信システム1では、数メートル程度の所定の距離をおいて設置される末端送信機3と携帯受信端末2の間でコンテンツの配信が可能となる。末端送信機3と携帯受信端末2が機構的にも非接触であることから、末端送信機3の設置場所の自由度が高い。また、着脱による摩耗等が発生しないので、耐久性も高い。
なお、本実施の形態のコンテンツ配信システム1では、伝送キャリアとしてミリ波帯電波を利用したが、可視レーザ光を用いた光通信にも適用できる。すなわち、レーザ光も指向性が高いので、所定の距離をおいて設置される末端送信機3と携帯受信端末2の間でコンテンツの配信を行うためには、位置合わせの機構が必要であるが、インデックスレーザ等を利用した光位置確認手段によって、容易に位置合わせが可能となる。更に、光通信としては、例えば波長が850nmの不可視レーザを利用した光通信にも適用できる。
<末端送信機のキャッシュメモリの更新処理>
上述したように、末端送信機3から配信されるコンテンツのデータファイルはキャッシュメモリ12に格納されているが、新しいコンテンツや携帯受信端末2のユーザが所望するコンテンツを配信するためには、キャッシュメモリ12に格納されているデータファイルを更新する処理が必要である。
上述したように、末端送信機3から配信されるコンテンツのデータファイルはキャッシュメモリ12に格納されているが、新しいコンテンツや携帯受信端末2のユーザが所望するコンテンツを配信するためには、キャッシュメモリ12に格納されているデータファイルを更新する処理が必要である。
図9は末端送信機3のファイル管理機能の構成例を示すブロック図である。この図9では主にキャッシュメモリ12と主記憶装置16の間でのデータファイルの入出力管理に関する機能について説明しており、以下にキャッシュメモリ12の更新処理について説明する。
末端送信機3のシステムコントローラ17は、キャッシュメモリ12と主記憶装置16の間でデータファイルの入出力管理を行う更新手段として、存在データファイル確認機能17aと、データファイル管理機能17bと、データファイルロード機能17cを備える。これら機能は、例えばメモリ18に格納されたプログラムを実行することで実現される。
存在データファイル確認機能17aは、キャッシュメモリ12にどのデータファイルが格納されているかを常時認識する機能である。
データファイル管理機能17bは、携帯受信端末2への各データファイルのダウンロード回数をカウントする。そして、各データファイルのダウンロードの回数等に応じて、キャッシュメモリ12からのデータファイルの削除、主記憶装置16からキャッシュメモリ12へのデータファイルのコピー等を指示する機能である。
データファイルロード機能17cは、データファイル管理機能17bの指示に応じて、主記憶装置16に格納されているデータファイルをキャッシュメモリ12にコピーする機能である。
図9に示す更新手段によってデータファイルの入出力管理を行うため、主記憶装置16およびキャッシュメモリ12においては、データファイルと共に管理情報が格納されている。
図10は主記憶装置16に格納されるデータファイルと管理情報の構成例を示す説明図である。
主記憶装置16では、データを識別するデータ管理番号72と、管理情報の一例であって初期設定でキャッシュメモリ12にコピーするデータファイルであることを示すイニシャルロードフラグ73と、データ本体74と、管理情報の一例であってダウンリンク回数を示すアクセスカウンタ値75と、管理情報の一例であって最後にダウンリンクした日時を示す最終アクセス時刻値76が対応付けて格納される。
図11はキャッシュメモリ12に格納されるデータファイルと管理情報の構成例を示す説明図である。
キャッシュメモリ12では、データを識別するデータ管理番号77と、管理情報の一例であって削除の可否を示す情報である削除可否フラグ78と、データ本体79と、管理情報の一例であってダウンリンク回数を示すアクセスカウンタ値80と、管理情報の一例であって最後にダウンリンクした日時を示す最終アクセス時刻値81が対応付けて格納される。
次に、キャッシュメモリ12と主記憶装置16におけるデータファイルの入出力管理処理例を説明する。
主記憶装置16にはn個のデータファイルが格納され、キャッシュメモリ12にはm個のデータファイルが格納可能であるとする。ここで、m≦nである。
まず、初期設定として、主記憶装置16のデータファイルの中から、予め指定されたm個のデータファイルがキャッシュメモリ12にコピーされる。この予め指定されたデータファイルは、図10に示すイニシャルロードフラグ73が例えばONとなっている。
この初期設定を、例えば、主記憶装置16に格納されたデータファイルを更新するタイミングで行う。
次に、キャッシュメモリ12に主記憶装置16のデータファイルをコピーする初期設定動作の詳細について説明する。
図12はキャッシュメモリ12の初期設定時の更新処理例を示すフローチャートである。図12のフローチャートでは、主記憶装置16の更新を契機にキャッシュメモリ12のデータファイルが削除され、新しいデータファイルに入れ替わる手順を示す。
ステップC1:主記憶装置16のデータ更新を契機として、キャッシュメモリ12に格納されているデータファイルを更新するかチェックする。
ステップC2:主記憶装置16のデータ更新の契機でない場合は、キャッシュメモリ12の更新のタイミングではないと判断してステップC1に戻る。
ステップC3:キャッシュメモリ12のデータファイルを更新する場合は、データファイル管理機能17bは、図11で説明した削除可否フラグ78がONとなっているデータファイル以外は、データ本体と、各フラグ、確保領域のすべてをキャッシュメモリ12から削除する。
ここで、削除可否フラグ78では、当該データのアクセスカウンタ値80の値は削除するか、あるいはカウンタ値も削除せずに残すかの指定も行われる。
ステップC4:データファイルロード機能17cは、主記憶装置16から、図10で説明したイニシャルロードフラグ73がオンとなっているデータファイルをすべてキャッシュメモリ12にコピーする。
ステップC5:データファイル管理機能17bは、キャッシュメモリ12内の各データファイルにそれぞれ図11で説明したアクセスカウンタ値80を格納する領域を確保し、値「1」をセットする。更に、最終アクセス時刻値81の領域を確保し、値を「最大過去」にセットする。もし、パーマネントデータ(常駐コンテンツ)ならカウンタ値に「最大値」をセットする。
以上の処理で、取得要求のありそうなコンテンツのデータファイルを、予めキャッシュメモリ12に格納しておくことができる。
ここで、以上の更新処理では、例えば、主記憶装置16の更新のサイクルが1週間とすると、削除可否フラグ78で残すと指定されているデータファイルは、主記憶装置16のデータファイルが更新されてしまった翌週においてもキャッシュメモリ12に残されることになる。これにより、主記憶装置16に当該データファイルが格納されていなくても、引き続き翌週も当該データはダウンロード可能状態が続く。
しかし、後述するように、ダウンロード要求が他の更新されているデータよりも少ない場合は、キャッシュメモリ12から自動的に削除されることになり、その後は新たな要求に答えることはできなくなる。これは、「要求しないと無くなるデータ」という位置付けができ、サービスバリエーションの一つとして有効である。
次に、携帯受信端末2からのダウンロード要求によるキャッシュメモリ12の更新処理について説明する。
携帯受信端末2からのダウンロード要求を受けた時に、キャッシュメモリ12に該当するデータファイルが格納されていない場合は、存在データファイル確認機能17aはデータファイル管理機能17bに携帯受信端末2から要求されたデータファイル名を通知する。
また、データファイルロード機能17cに指示し、該当データファイルを主記憶装置16からキャッシュメモリ12にコピーする。
ここで、データファイルを携帯受信端末2へダウンロードする際に、各データファイル毎にダウンロード回数を管理して、キャッシュメモリ12に新たにデータファイルをコピーする際に、削除するデータファイルを決定する。
図13はキャッシュメモリ12のダウンロード要求による更新処理例を示すフローチャートで、携帯受信端末2からのダウンロード要求に応じてキャッシュメモリ12のデータファイルを更新する処理の詳細について説明する。
図13のフローチャートでは、初期設定でコピーされたキャッシュメモリ12のデータファイルが、ダウンロードの多寡によってキャッシュメモリ12から削除され、新しいデータファイルに入れ替わる手順を示す。
ステップD1:末端送信機3では、インデックスレーザ29等で携帯受信端末2からのアップリンクで端末番号が通知されたかチェックする。
ステップD2:携帯受信端末2からのアップリンクが無い場合は、ステップD1に戻る。
ステップD3:携帯受信端末2からのアップリンクで端末番号が通知された場合、存在データファイル確認機能17aによって対応するデータファイルがキャッシュメモリ12に格納されているかチェックする。
ステップD4:取得要求のあったデータファイルがキャッシュメモリ12に存在しない場合はステップD5の処理を行い、存在する場合はステップD7の処理を行う。
ステップD5:取得要求のあったデータファイルがキャッシュメモリ12に存在しない場合は、データファイル管理機能17bによって、キャッシュメモリ12に格納されているデータファイルの中で、図11に示すアクセスカウンタ値80の値がパーマネント以外の最小のものを削除する。
同じカウンタ値で複数のデータファイルがある場合は、最終アクセス時刻値81の値が最も古いものを削除する。更に、同じ条件のものが複数存在する場合は、乱数により1つを選んでそれを削除する。
ステップD6:データファイルロード機能17cによって、取得要求のあったデータファイルを主記憶装置16からキャッシュメモリ12にコピーする。そして、コピーされたデータファイルのアクセスカウンタ値80の領域を確保し、値「1」をセットする。更に最終アクセス時刻値81の領域を確保し、値を「現在時刻」にセットする。もし、パーマネントデータファイルならカウンタ値「最大値」をセットする。
ステップD7:取得要求のあったデータファイルがキャッシュメモリ12に存在する場合は、データファイル管理機能17bによって、要求されたデータファイルのアクセスカウンタ値80の値を「1」増加させる。もし、最大値が入っていたら、これを保持する。また、最終アクセス時刻値81の値を「現在時刻」に更新する。
ステップD8:取得要求の合ったコンテンツのデータファイルは、キャッシュメモリ12から図2等で説明したブリッジIC43で読み出され、ダウンリンク用送信デバイス(送信部)11を介して携帯受信端末2のダウンリンク用受信デバイス(受信部)15に伝送される。
以上の処理で、携帯受信端末2から取得要求のあったコンテンツのデータファイルが末端送信機3から携帯受信端末2へ送信される。取得要求のあったコンテンツのデータファイルは、図11に示すアクセスカウンタ値80の値が加算され、また、最終アクセス時刻値81が更新される。
これにより、キャッシュメモリ12に格納されているデータファイルを更新する際に、ダウンロード回数の多いコンテンツはキャッシュメモリ12に残り、ダウンロード回数の少ないコンテンツはキャッシュメモリ12から削除される。
従って、キャッシュメモリ12を有効に活用できると共に、人気の高いコンテンツを常時配信可能な状態で待機できる。
<コンテンツ配信システムのネットワーク構成>
さて、末端送信機3は例えば街頭等に設置される。そして、各末端送信機3の主記憶装置16に格納されたコンテンツのデータファイルを更新するため、末端送信機3はネットワークに接続されて管理される。
さて、末端送信機3は例えば街頭等に設置される。そして、各末端送信機3の主記憶装置16に格納されたコンテンツのデータファイルを更新するため、末端送信機3はネットワークに接続されて管理される。
図14はコンテンツ配信システムのネットワーク構成例を示すブロック図である。コンテンツ配信システム1では、複数の末端送信機3がインターネット等のネットワーク91に接続される。
ネットワーク91にはデータファイル配信サーバ92が接続される。データファイル配信サーバ92はサーバ装置の一例で、各末端送信機3から携帯受信端末2へ配信されるコンテンツのデータファイルが格納される。
そして、各種条件が満たされた場合に、データファイル配信サーバ92からネットワーク91を介して各末端送信機3に単数あるいは複数のコンテンツのデータファイルが配信される。
各末端送信機3では、データファイル配信サーバ92からのデータファイルの配信を契機に、例えば主記憶装置16に格納されたデータファイルを更新する。
そして、上述したように、末端送信機3では、例えば主記憶装置16に格納されたデータファイルの更新を契機に、キャッシュメモリ12に格納されたデータファイルの更新が行われる。
このため、データファイル配信サーバ92からコンテンツのデータファイルを末端送信機3へ配信する際には、各データファイル毎に、図10で説明した例えばイニシャルロードフラグ73の値が設定され、キャッシュメモリ12を更新する際の管理が行えるようにする。
なお、データファイル配信サーバ92から末端送信機3へコンテンツのデータファイルを配信する条件としては、例えば毎時、毎日、毎週あるいは毎月等の定期的な期間である。
また、図6で説明した配信許諾端末番号テーブル等の配信も、データファイル配信サーバ92で行うこととしても良い。
本発明は、不特定多数のユーザがコンテンツ受信装置を所有し、街頭等にコンテンツ送信装置を設置して、短時間で大容量のコンテンツを配信できるシステムの実現に好適である。
1・・・コンテンツ配信システム、2・・・携帯受信端末、3・・・末端送信機、11・・・送信部、12・・・キャッシュメモリ、13・・・ブリッジIC、14・・・シリアライザ、15・・・ライトガイド、16・・・主記憶装置、17・・・システムコントローラ、18・・・メモリ、19・・・外部I/O、20・・・無線通信部、22・・・インデックスセンサ、23・・・視認用ライト、24・・・インジケータ、25・・・受信部、26・・・キャッシュメモリ、27・・・ブリッジIC、28・・・デシリアライザ、29・・・インデックスレーザ、30・・・システムコントローラ、31・・・メモリ、32・・・外部I/O、33・・・電波センサ、34・・・ディスプレイ、35・・・無線通信部、36・・・主記憶装置
Claims (25)
- コンテンツ送信装置とコンテンツ受信装置の間で通信を行いコンテンツを配信するコンテンツ配信システムにおいて、
高指向性の伝送キャリアを介して前記コンテンツ送信装置から前記コンテンツ受信装置へ通信を行う第1の通信手段と、
少なくとも前記コンテンツ受信装置から前記コンテンツ送信装置へ通信を行う第2の通信手段と、
前記コンテンツ送信装置に対する前記コンテンツ受信装置の位置が、前記第1の通信手段が通信できる位置に存在することを光の照射で認識させる光位置確認手段と
を備えたことを特徴とするコンテンツ配信システム。 - 前記光位置確認手段は、高指向性の可視光を照射する光照射手段を前記コンテンツ受信装置に備えた
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ配信システム。 - 前記光位置確認手段は、
前記光照射手段の光を受光する光検出手段と、
前記光検出手段での受光の有無を通知する通知手段とを前記コンテンツ送信装置に備えた
ことを特徴とする請求項2記載のコンテンツ配信システム。 - 前記コンテンツ送信装置は、前記光検出手段で所定の光を検出すると、コンテンツの出力処理を開始する
ことを特徴とする請求項3記載のコンテンツ配信システム。 - 前記光照射手段から制御信号を重畳させた光信号を出力すると共に、前記光検出手段で前記制御信号を検出して、前記第2の通信手段を構成する
ことを特徴とする請求項4記載のコンテンツ配信システム。 - 前記コンテンツ受信装置は、コンテンツのダウンロード要求として、自機を特定する識別情報を前記光照射手段からの光信号で出力する
ことを特徴とする請求項5記載のコンテンツ配信システム。 - 前記コンテンツ送信装置は、受信した前記識別情報で特定される該当コンテンツを前記第1の通信手段で出力する
ことを特徴とする請求項6記載のコンテンツ配信システム。 - 前記コンテンツ送信装置は、受信した前記識別情報で特定されるコンテンツ受信装置以外のコンテンツ受信装置でのコンテンツの受信を一時的に排他する排他制御信号を前記第1の通信手段で出力する
ことを特徴とする請求項7記載のコンテンツ配信システム。 - 前記コンテンツ送信装置に対する前記コンテンツ受信装置の位置を、前記第1の通信手段が通信できる目標位置へ誘導する誘導手段を備えた
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ配信システム。 - 前記誘導手段は、
前記コンテンツ送信装置の位置を示す発光手段と、
前記発光手段の可視範囲を規制するガイド手段とを備えた
ことを特徴とする請求項9記載のコンテンツ配信システム。 - 前記第1の通信手段は、ミリ波帯の電波を伝送キャリアとする無線通信手段である
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ配信システム。 - 前記第1の通信手段は、レーザ光を伝送キャリアとする光通信手段である
ことを特徴とする請求項1記載のコンテンツ配信システム。 - コンテンツ受信装置との間で通信を行いコンテンツを配信するコンテンツ送信装置において、
高指向性の伝送キャリアを介して前記コンテンツ受信装置へ通信を行う第1の通信手段と、
少なくとも前記コンテンツ受信装置からの通信を受ける第2の通信手段と、
前記コンテンツ受信装置の位置が、前記第1の通信手段が通信できる位置に存在することを光の照射で認識させる光位置確認手段と
を備えたことを特徴とするコンテンツ送信装置。 - 前記光位置確認手段は、
前記コンテンツ受信装置に備えた光照射手段から照射された高指向性の可視光を受光する光検出手段と、
前記光検出手段での受光の有無を通知する通知手段とを備えた
ことを特徴とする請求項13記載のコンテンツ送信装置。 - 前記光検出手段で所定の光を検出すると、コンテンツの出力処理を開始する
ことを特徴とする請求項14記載のコンテンツ送信装置。 - 前記光検出手段は、前記光照射手段から出力された光信号に重畳された制御信号を検出して前記第2の通信手段を構成する
ことを特徴とする請求項14記載のコンテンツ送信装置。 - 前記コンテンツ受信装置から、コンテンツのダウンロード要求として、自機を特定する識別情報が前記光照射手段からの光信号で通知され、
受信した前記識別情報で特定されるコンテンツ受信装置以外のコンテンツ受信装置でのコンテンツの受信を一時的に排他する排他制御信号を前記第1の通信手段で出力する
ことを特徴とする請求項16記載のコンテンツ送信装置。 - 前記コンテンツ受信装置の位置を、前記第1の通信手段が通信できる目標位置へ誘導する誘導手段を備えた
ことを特徴とする請求項13記載のコンテンツ送信装置。 - 前記誘導手段は、
自装置の位置を示す発光手段と、
前記発光手段の可視範囲を規制するガイド手段とを備えた
ことを特徴とする請求項18記載のコンテンツ送信装置。 - コンテンツ送信装置との間で通信を行いコンテンツの配信を受けるコンテンツ受信装置において、
高指向性の伝送キャリアを介した前記コンテンツ送信装置からの通信を受ける第1の通信手段と、
少なくとも前記コンテンツ送信装置へ通信を行う第2の通信手段と、
前記コンテンツ送信装置に対する位置が、前記第1の通信手段が通信できる位置に存在することを光の照射で認識させる光位置確認手段と
を備えたことを特徴とするコンテンツ受信装置。 - 前記光位置確認手段は、高指向性の可視光を照射する光照射手段を備えた
ことを特徴とする請求項20記載のコンテンツ受信装置。 - 前記光照射手段から制御信号を重畳させた光信号を出力して、前記第2の通信手段を構成する
ことを特徴とする請求項21記載のコンテンツ受信装置。 - コンテンツのダウンロード要求として、自機を特定する識別情報を前記光照射手段からの光信号で出力する
ことを特徴とする請求項22記載のコンテンツ受信装置。 - コンテンツ送信装置とコンテンツ受信装置の間で通信を行いコンテンツを配信するコンテンツ配信方法において、
前記コンテンツ受信装置は、ダウンロード要求として自機を特定する識別情報を出力し、
前記コンテンツ送信装置は、各コンテンツ受信装置からのダウンロード要求に対して、任意の1つのコンテンツ受信装置から受信した前記識別情報と排他制御信号を出力し、
識別情報と排他制御信号を受信した前記コンテンツ受信装置は、受信した識別情報が自機のものである場合は、コンテンツの受信処理を行い、
受信した識別情報が自機のものでない場合は、前記排他制御信号によりコンテンツの受信処理を一時停止する
ことを特徴とするコンテンツ配信方法。 - 前記識別情報と排他制御信号を受信し、受信した識別情報が自機のものであるコンテンツ受信装置は、コンテンツを受信すると受信完了信号をコンテンツ送信装置に通知し、
前記コンテンツ送信装置は、あるコンテンツ受信装置から受信完了信号を受信すると、排他制御停止信号を出力する
ことを特徴とする請求項24記載のコンテンツ配信方法。
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