JP2005338735A - ビーム整形光学装置及びアナモルフィック光学系 - Google Patents

ビーム整形光学装置及びアナモルフィック光学系 Download PDF

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Abstract

【課題】 長さ方向に関して、ピーク強度を均一に近づけることができるビーム整形光学装置を提供する。
【解決手段】 長軸用レンズアレイが、ビームを長軸面内に関して複数のビームに分割する。第1及び第2の長軸用レンズを含む長軸用レンズ群が、長軸面内に関して、長軸用レンズアレイで分割された複数のビームを被照射面上で重ね合わせる。第2の長軸用レンズを通過したビームの各々は、長軸面内に関してほぼ平行光線束になる。短軸用レンズアレイが、ビームを短軸面内に関して複数のビームに分割する。短軸用コンデンサレンズが、分割された複数のビームを、短軸面内に関して、中間ホモジナイズ面上で重ね合わせる。タンデム光学系を構成する短軸用イメージングレンズ系が、中間ホモジナイズ面上に重ね合わされた複数のビームの断面を、短軸面内に関して被照射面上に結像させる。長軸用レンズアレイ及び長軸用レンズ群が、タンデム光学系内の、短軸面内に関してほぼ平行光線束となる部分に配置されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ビーム断面を長尺するビーム整形光学装置及び相互に直交する2つの平面内で、独立にビームの発散及び収束を行うアナモルフィック光学系に関する。
図8(A)及び図8(B)に、ビーム断面を一方向に長い線状に整形する従来のビームホモジナイザの概略断面図を示す。レーザビームの進行方向をZ軸とし、ビーム断面の長軸方向をY軸方向とし、短軸方向をX軸方向とするXYZ直交座標系を考えたとき、図8(A)はYZ面(長軸面)に平行な断面図を示し、図8(B)はXZ面(短軸面)に平行な断面図を示す。
図8(A)に示すように、レーザビームが長軸用レンズアレイ100に入射する。長軸用レンズアレイ100は、X軸に平行な柱面を有する複数の等価なシリンドリカルレンズをY軸に平行な方向に並べて構成された2組のレンズアレイで構成されている。長軸用レンズアレイ100に入射したレーザビームは、長軸面内に関して複数のビームに分割される。
長軸用レンズアレイ100で分割された複数のビームが、長軸用コンデンサレンズ101に入射する。長軸用コンデンサレンズ101は、X軸に平行な柱面を有するシリンドリカルレンズで構成されている。長軸用コンデンサレンズ101に入射した複数のビームの各々は、長軸面内に関して発散する光線束となって被照射面110上に重ね合わされる。
図8(B)に示すように、長軸用コンデンサレンズ101を通過したビームが短軸用レンズアレイ102に入射する。短軸用レンズアレイ102は、Y軸に平行な柱面を有する複数の等価なシリンドリカルレンズをX軸に平行な方向に並べて構成された2組のレンズアレイで構成されている。短軸用レンズアレイ102に入射したレーザビームは、短軸面内に関して複数のビームに分割される。
短軸用レンズアレイ102で分割された複数のビームが短軸用コンデンサレンズ103に入射する。短軸用コンデンサレンズ103は、Y軸に平行な柱面を有するシリンドリカルレンズで構成されている。短軸用コンデンサレンズ103に入射した複数のビームは、短軸面内に関して仮想的なホモジナイズ面109上で重ね合わされる。ホモジナイズ面109の位置に、レーザビームの断面を整形するスリットが形成されたマスク105が配置されている。短軸用イメージングレンズ104が、ホモジナイズ面109上に重ね合わされた複数のビームの断面を、短軸面内に関して被照射面110上に結像させる。
被照射面110の位置におけるレーザビームの断面が、Y軸方向に長い細線状の形状になる。長軸面内及び短軸面内に関して、複数のビームが重ね合わされるため、光強度分布を均一に近づけることができる。
図8(A)に示すように、長軸用コンデンサレンズ101を通過して、長軸面内で広がりながら伝搬するビームは、その両端近傍において短軸用イメージングレンズ104に斜め入射する。このため像面湾曲が生じ、ホモジナイズ面109に対応する短軸用イメージングレンズ104の像面111が、被照射領域の中心からY軸方向に離れるに従って、被照射面110から短軸用イメージングレンズ104側にずれる。これにより、被照射領域の中心からY軸方向に離れるに従って、ピーク強度が低下してしまう。
図9(A)及び図9(B)に、特許文献1に開示されたビームホモジナイザの断面図を示す。以下、図8(A)及び図8(B)に示したビームホモジナイザとの相違点に着目して説明する。短軸用イメージングレンズ104の直前に2枚目の長軸用コンデンサレンズ106が配置されている。長軸用コンデンサレンズ106は、長軸用レンズアレイ100を通過したビームを、長軸面内に関してほぼ平行光線束にする。このビームは、長軸面内に関して、両端近傍においても短軸用イメージングレンズ104にほぼ垂直入射する。これにより、像面湾曲を軽減することができる。
特開2001−75043号公報
図9(A)及び図9(B)に示したビームホモジナイザは、図8(A)及び図8(B)に示したビームホモジナイザに比べて、像面湾曲の影響を軽減することができる。このため、長軸方向に関するピーク強度の分布を均一に近づけることができる。ところが、被照射面110におけるビーム断面がより細くかつ長くなると、わずかな像面湾曲の影響によってピーク強度の分布の均一性が低下する。
図10(A)に、被照射面110上におけるビーム断面の一例を示す。複数のビームが重ね合わされたビーム断面は、Y軸方向に長い線状の形状を有する。一例として、その長さは約400mmであり、幅は約0.02mmである。図10(B)〜図10(D)に、それぞれ長さ方向に関する中央P、中央Pから90mm離れた位置P、及び中央Pから180mm離れた位置Pにおける幅方向の光強度分布を示す。各グラフの横軸は、幅方向の中央からの距離を単位「mm」で表し、縦軸は光強度を相対目盛で表す。中央から離れるに従ってピーク強度が低下し、波形が拡がっていることがわかる。
図10(E)に、長さ方向に関するピーク強度の分布を示す。横軸は長軸方向の中央Pからの距離を単位「mm」で表し、縦軸はピーク強度を相対目盛で表す。中央から両端に近づくに従って、ピーク強度が低下していることがわかる。
以下、中央Pから離れるに従ってピーク強度が低下する理由について説明する。図9(A)に示すように、長軸用コンデンサレンズ101を通過したビームは、その両端近傍において短軸用コンデンサレンズ103にYZ面内で斜め入射する。このため、像面湾曲が生じ、複数のビームが重ね合わされる面が湾曲し、ビームの両端近傍では、ホモジナイズ面109からずれた位置で重ね合わされる。また、長軸面内に関するビーム中心と、両端近傍では、ホモジナイズ面109から短軸用イメージングレンズ104までの光路長に差が生ずる。
被照射面110上におけるピーク強度の均一性が損なわれる原因は、短軸用コンデンサレンズ103への斜め入射、及びホモジナイズ面109から短軸用イメージングレンズ104までの、ビーム中央と両端近傍との光路長差であると考えられる。
本発明の目的は、長さ方向に関して、ピーク強度を均一に近づけることができるビーム整形光学装置を提供することである。本発明の他の目的は、像面湾曲の生じにくいアナモルフィック光学系を提供することである。
本発明の第1の観点によると、レーザビームの入射位置と、該入射位置に入射するレーザビームが照射される被照射面が画定され、該入射位置に入射するレーザビームを、該被照射面上においてビーム断面が一方向に長い形状になるように整形するビーム整形光学装置であって、前記入射位置と前記被照射面と間のビーム経路上に配置され、入射するビームを、前記被照射面におけるビーム断面の長軸方向とビームの進行方向とに平行な長軸面内に関して複数のビームに分割する長軸用レンズアレイと、前記長軸用レンズアレイにより分割された複数のビームが入射する位置に配置された第1の長軸用コンデンサレンズ、及び該第1の長軸用コンデンサレンズを通過した複数のビームが入射する位置に配置された第2の長軸用コンデンサレンズを含む長軸用レンズ群であって、該長軸用レンズ群は、前記長軸面内に関して、前記長軸用レンズアレイで分割された複数のビームを前記被照射面上で重ね合わせ、該第2の長軸用コンデンサレンズを通過したビームの各々の長軸面内に関する広がり角の絶対値が、該第1の長軸用コンデンサレンズを通過した対応するビームの各々の長軸面内に関する広がり角の絶対値よりも小さくなる構成とされている長軸用レンズ群と、前記入射位置と前記被照射面との間のビーム経路上に配置され、入射するビームを、前記被照射面におけるビーム断面の短軸方向とビームの進行方向とに平行な短軸面内に関して複数のビームに分割する短軸用レンズアレイと、前記短軸用レンズアレイで分割された複数のビームが入射し、入射する複数のビームを、前記短軸面内に関して、中間ホモジナイズ面上で重ね合わせる短軸用コンデンサレンズと、前記中間ホモジナイズ面上に重ね合わされた複数のビームの断面を、前記短軸面内に関して前記被照射面上に結像させる短軸用イメージングレンズ系であって、第1の短軸用イメージングレンズと、該第1の短軸用イメージングレンズよりも後側に配置された第2の短軸用イメージングレンズとを含み、該第1の短軸用イメージングレンズの前側焦点が前記中間ホモジナイズ面上に位置し、該第2の短軸用イメージングレンズの後側焦点が前記被照射面上に位置する短軸用イメージングレンズ系とを有し、前記長軸用レンズアレイ及び前記長軸用レンズ群が、前記第1の短軸用イメージングレンズと第2の短軸用イメージングレンズとの間のビーム経路上に配置されているビーム整形光学装置が提供される。
本発明の第2の観点によると、レーザビームの入射位置と、該入射位置に入射するレーザビームが照射される被照射面が画定され、該入射位置に入射するレーザビームを、該被照射面上においてビーム断面が一方向に長い形状になるように整形するビーム整形光学装置であって、前記入射位置と前記被照射面と間のビーム経路上に配置され、入射するビームを、前記被照射面におけるビーム断面の長軸方向とビームの進行方向とに平行な長軸面内に関して複数のビームに分割する長軸用レンズアレイと、前記長軸用レンズアレイにより分割された複数のビームが入射する位置に配置された第1の長軸用コンデンサレンズ、及び該第1の長軸用コンデンサレンズを通過した複数のビームが入射する位置に配置された第2の長軸用コンデンサレンズを含む長軸用レンズ群であって、該長軸用レンズ群は、前記長軸面内に関して、前記長軸用レンズアレイで分割された複数のビームを前記被照射面上で重ね合わせ、該第2の長軸用コンデンサレンズを通過したビームの各々の長軸面内に関する広がり角の絶対値が、該第1の長軸用コンデンサレンズを通過した対応するビームの各々の長軸面内に関する広がり角の絶対値よりも小さくなる構成とされている長軸用レンズ群と、前記入射位置と前記被照射面との間のビーム経路上に配置され、入射するビームを、前記被照射面におけるビーム断面の短軸方向とビームの進行方向とに平行な短軸面内に関して複数のビームに分割する短軸用レンズアレイと、前記短軸用レンズアレイで分割された複数のビームが入射し、入射する複数のビームを、前記短軸面内に関して、中間ホモジナイズ面上で重ね合わせる短軸用コンデンサレンズと、前記中間ホモジナイズ面上に重ね合わされた複数のビームの断面を、短軸面内に関して前記被照射面上に結像させる短軸用イメージングレンズとを有し、前記中間ホモジナイズ面及び前記短軸用イメージングレンズが、前記第2の長軸用コンデンサレンズの後側に配置されているビーム整形光学装置が提供される。
本発明の第3の観点によると、レーザビームの進行方向をZ方向とするXYZ直交座標系を考えたとき、X軸方向に平行な母線を有する複数のシリンドリカルレンズからなる第1のレンズ群と、Y軸方向に平行な母線を有する複数のシリンドリカルレンズからなる第2のレンズ群とを有し、第1のレンズ群のシリンドリカルレンズは、XZ面内に関して平行光線束となる位置に配置され、第2のレンズ群のシリンドリカルレンズは、YZ面内に関して平行光線束となる位置に配置されているアナモルフィック光学系が提供される。
第1の観点によるビーム整形光学装置では、短軸用レンズアレイ及び短軸用コンデンサレンズが、長軸用レンズアレイや長軸用レンズ群よりも前側に配置されている。このため、長軸用レンズ群による長軸面内に関する光線の発散や集束の影響を受けることなく、短軸面内に関してレーザビームを分割し、重ね合わせることができる。ホモジナイズ面上に物点から出た光は、第1の短軸用イメージングレンズと第2の短軸用イメージングレンズとの間で、短軸面内に関してほぼ平行光線束になる。このため、長軸用レンズ群によって長軸面内に関してビームが発散光線束となり、ビーム中心と端部近傍とで光路長に差が生じたとしても、短軸面内に関する結像特性は光路長の差の影響を受けない。
第2の観点によるビーム整形光学装置では、中間ホモジナイズ面が第2段目長軸用コンデンサレンズ23よりも後側に配置されている。この位置では、長軸面内に関するビームの広がり角の絶対値が、第2段目長軸用コンデンサレンズ23よりも前側におけるビームの長軸面内に関する広がり角の絶対値よりも小さい。このため、中間ホモジナイズ面が第2段目長軸用コンデンサレンズよりも前側に配置される場合に比べて、中間ホモジナイズ面から短軸用イメージングレンズまでの、ビーム中心と端部近傍における光路長の差が比較的小さくなる。従って、光路長の差に起因する像面湾曲を低減することができる。
第3の観点によるビーム整形光学装置では、第1のレンズ群がXZ面内に関するビームの発散と収束に与える影響を軽減し、第2のレンズ群がYZ面内に関するビームの発散と収束に与える影響を軽減することができる。これにより、X方向及びY方向に関する像面湾曲を低減させることができる。
図1(A)及び図1(B)に、第1の実施例によるビーム整形光学装置の断面図を示す。レーザビームの進行方向をZ方向とするXYZ直交座標系を考えたとき、図1(A)はYZ面に平行な断面図を示し、図1(B)はXZ面に平行な断面図を示す。このビーム整形光学装置は、被照射面30上においてY軸方向に長い線状のビーム断面を形成する。以下、YZ面に平行な面、すなわち被照射面30上におけるビーム断面の長軸方向及びレーザビームの進行方向に平行な面を「長軸面」と呼び、XZ面に平行な面、すなわち被照射面30上におけるビーム断面の短軸方向及びレーザビームの進行方向に平行な面を「短軸面」と呼ぶこととする。なお、必要に応じてレーザビームが折り返しミラーで折り返される構成とされる場合がある。この場合、XYZ直交座標系も折り返しミラーによって折り返されるものとする。
レーザ光源1から出射されたレーザビームがビームエキスパンダ2に入射し、そのビーム断面の大きさが調整される。
図1(B)に示すように、レーザビームの短軸面内に関する発散及び収束に寄与する光学素子として、ビームエキスパンダ2と被照射面30との間のビーム経路上に、短軸用レンズアレイ11、短軸用コンデンサレンズ12、第1段目短軸用イメージングレンズ13、及び第2段目短軸用イメージングレンズ14が配置されている。
図2に、短軸用レンズアレイ11及び短軸用コンデンサレンズ12の斜視図を示し、図3に、第1段目短軸用イメージングレンズ13の斜視図を示し、図4に、第2段目短軸用イメージングレンズ14の斜視図を示す。
図2に示すように、短軸用レンズアレイ11は、Z軸方向にある間隔を隔てて配置された一対のレンズアレイ11A及び11Bで構成される。レンズアレイ11A及び11Bの各々は、Y軸に平行な柱面を有する3個の凸シリンドリカルレンズが、コバ面同士を相互に接触させてX軸方向に配列した構造を有する。この短軸用レンズアレイ11は、短軸面内(XZ面内)に関して、入射するレーザビームを3つのビームに分割する。一対のレンズアレイ11Aと11Bとの間隔を変化させることにより、合成焦点距離を変化させることができる。合成焦点距離が変化すると、中間ホモジナイズ面5の位置におけるビームの幅が変化する。
短軸用コンデンサレンズ12は、Y軸に平行な柱面を有する凸シリンドリカルレンズで構成される。図2では、短軸用シリンドリカルレンズ12を1個のシリンドリカルレンズで示したが、種々の収差を低減するために複数のシリンドリカルレンズで構成してもよい。なお、後述する他のシリンドリカルレンズについても、複数のシリンドリカルレンズで構成してもよい。
図3及び図4に示すように、短軸用イメージングレンズ13及び14の各々は、Y軸に平行な柱面を有する凸シリンドリカルレンズで構成される。
図1(B)に示すように、ビームエキスパンダ2を通過したレーザビームが短軸用レンズアレイ11により、短軸面内に関して3つのレーザビームに分割される。短軸用レンズアレイ11で分割されたビームの各々は、短軸面内で収束あるいは発散しながら進行し、短軸用コンデンサレンズ12に入射する。短軸用コンデンサレンズ12は、入射する複数のレーザビームを、仮想的なホモジナイズ面5上において重ね合わせる。ホモジナイズ面5は、短軸用コンデンサレンズ12の後側焦点の位置に一致する。
ホモジナイズ面5の位置に、スリットを有するマスク4が配置されている。マスク4は、複数のビームが短軸面内に関して重ね合わされて形成されたビーム断面内の短軸方向に関する光強度分布の裾野の部分を遮光する。マスク4を通過した複数のビームが、短軸用イメージングレンズ13及び14を通過して、被照射面30に入射する。短軸用イメージングレンズ13及び14は、短軸面内に関して、ホモジナイズ面5上のビーム断面を、被照射面30上に結像させる。被照射面30の位置に、レーザ加工すべき対象物が配置される。
ホモジナイズ面5が短軸用イメージングレンズ13の前側焦点の位置に一致し、被照射面30が、短軸用イメージングレンズ14の後側焦点の位置に一致する。すなわち、短軸用イメージングレンズ13及び14は、ホモジナイズ面5上の点を物点とし、被照射面30上の点を像点とするタンデム光学系を構成している。ホモジナイズ面5上の物点から出た光は、短軸用イメージングレンズ13と14との間で、短軸面内に関して平行光線束になる。
図1(A)に示すように、短軸用イメージングレンズ13と14との間のビーム経路上に、短軸用イメージングレンズ13側から順番に、長軸用レンズアレイ21、第1段目長軸用コンデンサレンズ22及び第2段目長軸用コンデンサレンズ23が配置されている。図3に、長軸用レンズアレイ21及び第1段目長軸用コンデンサレンズ22の斜視図を示し、図4に、第2段目長軸用コンデンサレンズ23の斜視図を示す。
図3に示すように、長軸用レンズアレイ21は、Z軸方向にある間隔を隔てて配置された一対のレンズアレイ21A及び21Bにより構成される。レンズアレイ21A及び21Bの各々は、X軸に平行な柱面を有する3個の凸シリンドリカルレンズが、コバ面同士を相互に接触させてY軸方向に配列した構造を有する。この長軸用レンズアレイ21は、長軸面内(YZ面内)に関して、入射するレーザビームを3つのビームに分割する。レンズアレイ21Aと21Bとの間隔を変化させることにより、合成焦点距離を変化させることができる。合成焦点距離が変化すると、被照射面30上におけるビーム断面の長さが変化する。第1段目長軸用コンデンサレンズ22は、X軸に平行な柱面を有する凸シリンドリカルレンズで構成される。
図4に示すように、第2段目長軸用コンデンサレンズ23は、X軸に平行な柱面を有する凸シリンドリカルレンズで構成される。
図1(A)に示すように、長軸用レンズアレイ21で分割されたビームの各々は、当初は長軸面内に関して収束しながら進行して集光される。集光された後、長軸面内に関して発散光線束となり、第1段目長軸用コンデンサレンズ22に入射する。
第1段目長軸用コンデンサレンズ22を通過したビームの各々は、長軸面内に関して発散しながら進行し、第2段目長軸用コンデンサレンズ23に入射する。第2段目長軸用コンデンサレンズ23を通過したビームの各々は、長軸面内に関して平行光線束となり、第2段目短軸用イメージングレンズ14を通過して被照射面30に入射する。
第1段目長軸用コンデンサレンズ22の射出瞳の位置に、第2段目長軸用コンデンサレンズ23の前側焦点の位置を一致させ、像側テレセントリックにされている。
上記第1の実施例では、第2段目短軸用イメージングレンズ14に入射するビームが、長軸面内に関して平行光線束である。また、その進行方向は、Z軸とほぼ平行である。第2段目長軸用コンデンサレンズ23の後側に短軸用イメージングレンズ14が配置されている。このため、短軸用イメージングレンズ14に斜め入射することに起因する像面湾曲の発生を防止することができる。また、長軸用コンデンサレンズ22及び23の配置された位置において、短軸面内ではビームが平行光線束になっているため、長軸用コンデンサレンズ22及び23に斜め入射することに起因する像面湾曲の発生も防止される。
第1の実施例では、図1(B)に示すホモジナイズ面5の位置に、複数のビームが短軸面内に関して重ね合わされることにより、短軸方向に関して光強度分布が均一化される。この位置のビーム断面が、短軸用イメージングレンズ13及び14により被照射面30上に結像されるため、被照射面30上において、短軸方向に関する光強度分布が均一化された像が得られる。
第1段目短軸用イメージングレンズ13と第2段目短軸用イメージングレンズ14とがタンデム光学系を構成している。このため、両者の間の光路長の差は、短軸面内に関して結像性能に影響を与えない。図1(A)に示したように、第1段目長軸用コンデンサレンズ22を通過したビームは、長軸面内に関して発散しながら伝搬する。このため、ビームの中心と両端とで、光路長に差が生ずるが、この光路長の差は、第2段目短軸用イメージングレンズ14の結像性能に影響を与えない。これにより、被照射面30上の長尺ビーム断面の長軸方向のいずれの位置においても、同等の像が得られる。
また、第1の実施例では、図1(A)に示したように、短軸用レンズアレイ11及び短軸用コンデンサレンズ12が配置された位置において、レーザビームが長軸面内に関して平行光線束にされている。このため、長軸面内に関して短軸用コンデンサレンズ12に斜め入射することに起因する像面湾曲の発生を防止することができる。これにより、長軸方向に関する中心及び両端のいずれにおいても、複数のビームを短軸方向に関してホモジナイズ面5上に同等に重ね合わせることができる。
図5(A)に、第1の実施例によるビーム整形光学装置により得られる被照射面30上のビーム断面を示す。X軸方向に長い長尺形状のビーム断面が得られている。一例として、その長さは約400mmであり、幅は約0.02mmである。また、短軸用レンズアレイ11の合成焦点距離は1×10−6mm、短軸用コンデンサレンズ12の焦点距離は200mm、短軸用イメージングレンズ13の焦点距離は800mm、短軸用イメージングレンズ14の焦点距離は200mmである。長軸用レンズアレイ21の合成焦点距離は21mm、長軸用コンデンサレンズ22と23との合成焦点距離は2400mmである。また、短軸用レンズアレイ22から短軸用コンデンサレンズ12までの距離は50mm、短軸用コンデンサレンズ12からホモジナイズ面5までの距離は220mm、ホモジナイズ面5から短軸用イメージングレンズ13までの距離は820mm、短軸用イメージングレンズ13から長軸用レンズアレイ21までの距離は100mm、長軸用レンズアレイ21から第1段目長軸用コンデンサレンズ22までの距離は160mm、第1段目長軸用コンデンサレンズ22から第2段目長軸用コンデンサレンズ23までの距離は2300mm、第2段目長軸用コンデンサレンズ23から短軸用イメージングレンズ14までの距離は650mm、短軸用イメージングレンズ14から被照射面30までの距離は180mmである。
図5(B)〜図5(D)に、それぞれ長さ方向に関して中央の位置P、中央から90mmの位置P、及び中央から180mmの位置Pにおける幅方向の光強度分布を示す。各グラフの横軸は、幅方向の中央からの距離を単位「mm」で表し、縦軸は光強度を相対目盛で表す。いずれの位置においても、ほぼ同一形状の光強度分布が得られていることがわかる。
図5(E)に、長さ方向に関するピーク強度の分布を示す。横軸は長軸方向の中央の位置Pからの距離を単位「mm」で表し、縦軸はピーク強度を相対目盛で表す。長軸方向の全域に亘って、ピーク強度がほぼ均一になっていることがわかる。
第1の実施例では、第2段目長軸用コンデンサレンズ23を通過したビームの各々が、長軸方向に関して平行光線束にされるが、必ずしも平行光線束である必要はない。長軸面内に関して、第1段目長軸用コンデンサレンズ22を通過したビームの広がり角の絶対値よりも、第2段目長軸用コンデンサレンズ23を通過したビームの広がり角の絶対値が小さくなるような構成としてもよい。この場合、第2段目長軸用コンデンサレンズ23を配置しない場合に比べて、像面湾曲量を小さくすることができる。
図6(A)及び図6(B)に、第2の実施例によるビーム整形光学装置の断面図を示す。以下、図1(A)及び図1(B)に示したビーム整形光学装置との相違点について説明する。
第2の実施例では、短軸用レンズアレイ11、短軸用コンデンサレンズ12、及びマスク4が、第2段目長軸用コンデンサレンズ23の後側に配置されている。図1(B)の第1段目短軸用イメージングレンズ13は配置されず、第2段目短軸用イメージングレンズ14のみが配置されている。短軸用イメージングレンズ14が、マスク4の位置のホモジナイズ面5上の空間像を、短軸面内に関して被照射面30上に結像させる。
第2の実施例の場合にも、図6(B)に示すように、長軸用レンズアレイ21、長軸用コンデンサレンズ22及び23の配置されている位置において、短軸面内に関してレーザビームが平行光線束にされている。また、図6(A)に示すように、短軸用レンズアレイ11、短軸用コンデンサレンズ12、及び短軸用イメージングレンズ14が配置された位置において、長軸面内に関してレーザビームがほぼ平行光線束にされている。このため、像面湾曲の発生を防止することができる。
図7(A)及び図7(B)に、第3の実施例によるビーム整形光学装置の断面図を示す。以下、図6(A)及び図6(B)に示したビーム整形光学装置との相違点について説明する。第2の実施例では、短軸用レンズアレイ11及び短軸用コンデンサレンズ12が第2段目長軸用コンデンサレンズ23よりも後側に配置されていたが、第3の実施例では、短軸用レンズアレイ11及び短軸用コンデンサレンズ12が、第1段目長軸用コンデンサレンズ22と第2段目長軸用コンデンサレンズ23との間に配置されている。図9に示した従来のビーム整形光学装置と比較すると、図9のビーム整形光学装置では、ホモジナイズ面105が第2段目長軸用コンデンサレンズ106の前方に配置されていたが、第3の実施例では、ホモジナイズ面5が第2段目長軸用コンデンサレンズ23よりも後側に配置される点で、両者は異なる。
第3の実施例では、ホモジナイズ面5と被照射面30との間のビーム経路において、レーザビームは、長軸面内に関してほぼ平行光線束である。このため、図7(A)に示した長軸面内に関して、ビームの中央と両端とで、ホモジナイズ面5から被照射面30までの光路長差がほとんどない。このため、光路長差に起因する像面湾曲の発生を防止することができる。
上記第1〜第3の実施例では、短軸用及び長軸用のレンズアレイの各々を、一対のレンズアレイで構成した。これにより合成焦点距離を可変にすることができる。焦点距離が固定でもよい場合には、短軸用及び長軸用のレンズアレイの各々を、1枚のレンズアレイで構成してもよい。また、第1〜第3の実施例では、各レンズアレイを3本のシリンドリカルレンズで構成したが、4本以上のシリンドリカルレンズで構成してもよい。
図1(A)及び図1(B)に示した第1の実施例によるビーム整形光学装置は、X軸に平行な柱面を有するシリンドリカルレンズで構成された長軸用レンズアレイ21、長軸用コンデンサレンズ22、23からなる長軸用レンズ群と、Y軸に平行な柱面を有するシリンドリカルレンズで構成された短軸用レンズアレイ11、短軸用コンデンサレンズ12、短軸用イメージングレンズ13、14からなる短軸用レンズ群とを含むアナモルフィック光学系である。長軸用レンズ群のシリンドリカルレンズは、短軸面内に関して平行光線束となる位置に配置され、短軸用レンズ群のシリンドリカルレンズは、長軸面内に関して平行光線束となる位置に配置されている。このため、短軸用レンズ群が長軸面内に関するビームの発散と収束に与える影響を軽減し、長軸用レンズ群が短軸面内に関するビームの発散と収束に与える影響を軽減することができる。図6に示した第2の実施例の場合も同様である。
例えば、短軸用レンズ群がイメージングレンズを含む場合、このイメージングレンズに入射する光は、長軸方向に関する入射位置に依らず、収束位置のZ座標が一定になる。同様に、長軸用レンズ群がイメージングレンズを含む場合、このイメージングレンズに入射する光は、短軸方向に関する入射位置に依らず、収束位置のZ座標が一定になる。すなわち、長軸及び短軸の両方向に関して像面湾曲を低減させることができる。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
第1の実施例によるビーム整形光学装置の断面図である。 第1の実施例によるビーム整形光学装置の短軸用レンズアレイ及び短軸用コンデンサレンズの斜視図である。 第1の実施例によるビーム整形光学装置の短軸用イメージングレンズ、長軸用レンズアレイ、及び長軸用コンデンサレンズの斜視図である。 第1の実施例によるビーム整形光学装置の長軸用コンデンサレンズ及び短軸用イメージングレンズの斜視図である。 (A)は第1の実施例によるビーム整形光学装置の被照射面上におけるビーム断面を示す図であり、(B)〜(D)は、ビーム断面の短軸方向に関する光強度分布を示すグラフであり、(E)は、ビーム断面の長軸方向に関するピーク強度の分布を示すグラフである。 第2の実施例によるビーム整形光学装置の断面図である。 第3の実施例によるビーム整形光学装置の断面図である。 従来のビーム整形光学装置の断面図である。 従来のビーム整形光学装置の断面図である。 (A)は図9に示したビーム整形光学装置の被照射面上におけるビーム断面を示す図であり、(B)〜(D)は、ビーム断面の短軸方向に関する光強度分布を示すグラフであり、(E)は、ビーム断面の長軸方向に関するピーク強度の分布を示すグラフである。
符号の説明
1 レーザ光源
2 ビームエキスパンダ
4、105 マスク
5、109 ホモジナイズ面
11、102 短軸用レンズアレイ
12、103 短軸用コンデンサレンズ
13、14、104 短軸用イメージングレンズ
21、100 長軸用レンズアレイ
22、23、101 長軸用コンデンサレンズ
30、110 被照射面

Claims (6)

  1. レーザビームの入射位置と、該入射位置に入射するレーザビームが照射される被照射面が画定され、該入射位置に入射するレーザビームを、該被照射面上においてビーム断面が一方向に長い形状になるように整形するビーム整形光学装置であって、
    前記入射位置と前記被照射面と間のビーム経路上に配置され、入射するビームを、前記被照射面におけるビーム断面の長軸方向とビームの進行方向とに平行な長軸面内に関して複数のビームに分割する長軸用レンズアレイと、
    前記長軸用レンズアレイにより分割された複数のビームが入射する位置に配置された第1の長軸用コンデンサレンズ、及び該第1の長軸用コンデンサレンズを通過した複数のビームが入射する位置に配置された第2の長軸用コンデンサレンズを含む長軸用レンズ群であって、該長軸用レンズ群は、前記長軸面内に関して、前記長軸用レンズアレイで分割された複数のビームを前記被照射面上で重ね合わせ、該第2の長軸用コンデンサレンズを通過したビームの各々の長軸面内に関する広がり角の絶対値が、該第1の長軸用コンデンサレンズを通過した対応するビームの各々の長軸面内に関する広がり角の絶対値よりも小さくなる構成とされている長軸用レンズ群と、
    前記入射位置と前記被照射面との間のビーム経路上に配置され、入射するビームを、前記被照射面におけるビーム断面の短軸方向とビームの進行方向とに平行な短軸面内に関して複数のビームに分割する短軸用レンズアレイと、
    前記短軸用レンズアレイで分割された複数のビームが入射し、入射する複数のビームを、前記短軸面内に関して、中間ホモジナイズ面上で重ね合わせる短軸用コンデンサレンズと、
    前記中間ホモジナイズ面上に重ね合わされた複数のビームの断面を、前記短軸面内に関して前記被照射面上に結像させる短軸用イメージングレンズ系であって、第1の短軸用イメージングレンズと、該第1の短軸用イメージングレンズよりも後側に配置された第2の短軸用イメージングレンズとを含み、該第1の短軸用イメージングレンズの前側焦点が前記中間ホモジナイズ面上に位置し、該第2の短軸用イメージングレンズの後側焦点が前記被照射面上に位置する短軸用イメージングレンズ系と
    を有し、
    前記長軸用レンズアレイ及び前記長軸用レンズ群が、前記第1の短軸用イメージングレンズと第2の短軸用イメージングレンズとの間のビーム経路上に配置されているビーム整形光学装置。
  2. 前記長軸用レンズアレイの中央のレンズを通過したビームが、前記第2の長軸用コンデンサレンズと前記被照射面との間において、前記長軸面内に関して平行光線束となるように、前記長軸用レンズアレイ及び長軸用レンズ群が構成されている請求項1に記載のビーム整形光学装置。
  3. レーザビームの入射位置と、該入射位置に入射するレーザビームが照射される被照射面が画定され、該入射位置に入射するレーザビームを、該被照射面上においてビーム断面が一方向に長い形状になるように整形するビーム整形光学装置であって、
    前記入射位置と前記被照射面と間のビーム経路上に配置され、入射するビームを、前記被照射面におけるビーム断面の長軸方向とビームの進行方向とに平行な長軸面内に関して複数のビームに分割する長軸用レンズアレイと、
    前記長軸用レンズアレイにより分割された複数のビームが入射する位置に配置された第1の長軸用コンデンサレンズ、及び該第1の長軸用コンデンサレンズを通過した複数のビームが入射する位置に配置された第2の長軸用コンデンサレンズを含む長軸用レンズ群であって、該長軸用レンズ群は、前記長軸面内に関して、前記長軸用レンズアレイで分割された複数のビームを前記被照射面上で重ね合わせ、該第2の長軸用コンデンサレンズを通過したビームの各々の長軸面内に関する広がり角の絶対値が、該第1の長軸用コンデンサレンズを通過した対応するビームの各々の長軸面内に関する広がり角の絶対値よりも小さくなる構成とされている長軸用レンズ群と、
    前記入射位置と前記被照射面との間のビーム経路上に配置され、入射するビームを、前記被照射面におけるビーム断面の短軸方向とビームの進行方向とに平行な短軸面内に関して複数のビームに分割する短軸用レンズアレイと、
    前記短軸用レンズアレイで分割された複数のビームが入射し、入射する複数のビームを、前記短軸面内に関して、中間ホモジナイズ面上で重ね合わせる短軸用コンデンサレンズと、
    前記中間ホモジナイズ面上に重ね合わされた複数のビームの断面を、短軸面内に関して前記被照射面上に結像させる短軸用イメージングレンズと
    を有し、前記中間ホモジナイズ面及び前記短軸用イメージングレンズが、前記第2の長軸用コンデンサレンズの後側に配置されているビーム整形光学装置。
  4. 前記長軸用レンズアレイの中央のレンズを通過したビームが、前記第2の長軸用コンデンサレンズと前記被照射面との間において、長軸方向に関して平行光線束となるように、前記長軸用レンズアレイ及び長軸用レンズ群が構成されている請求項3に記載のビーム整形光学装置。
  5. 前記短軸用レンズアレイ及び前記短軸用コンデンサレンズが、前記第2の長軸用コンデンサレンズよりも後側に配置されている請求項4に記載のビーム整形光学装置。
  6. レーザビームの進行方向をZ方向とするXYZ直交座標系を考えたとき、X軸方向に平行な母線を有する複数のシリンドリカルレンズからなる第1のレンズ群と、
    Y軸方向に平行な母線を有する複数のシリンドリカルレンズからなる第2のレンズ群と
    を有し、第1のレンズ群のシリンドリカルレンズは、XZ面内に関して平行光線束となる位置に配置され、第2のレンズ群のシリンドリカルレンズは、YZ面内に関して平行光線束となる位置に配置されているアナモルフィック光学系。
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