JP2005335555A - 車両用情報提示装置及び車両用情報提示方法 - Google Patents

車両用情報提示装置及び車両用情報提示方法 Download PDF

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雅男 坂田
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Abstract

【課題】車両の降車時に必要となる操作を運転者に予め提示して知らせ、必要な操作を忘れたまま降車してしまうことを防止することのできる車両用情報提示装置を提供する。
【解決手段】運転者が車両から降車するときに必要となる操作項目を操作パターンとともに操作パターン記憶部8に記憶させておき、例えばパーキングブレーキ操作検出部2によってパーキングブレーキが引かれたことが検出されると、運転者が降車すると判断して操作パターン記憶部8に記憶されている操作パターンに基づいて、操作項目を意識下における知覚範囲の時間近傍の短時間だけ表示部10に提示するようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の乗車時や降車時に必要となる操作やチェック事項を運転者に予め提示して知らせる車両用情報提示装置及び車両用情報提示方法に関する。
従来、運転者が車両を降車するときに情報を提示する情報提示装置は、キースイッチがON以外のときに、ヘッドライトを消し忘れていたり、キーを抜かないままの状態で運転席のドアを開けると、運転者にライトの消し忘れやキーの抜き忘れを警報によって知らせるものであった。
このようなキーの抜き忘れを防止する装置の従来例として、携帯電話が車両に装着されているか否かを検出する携帯電話検出スイッチを設け、携帯電話が装着されていないことを検出すると運転者が降車すると判断してキーシリンダーにキーが装着されているか否かを検出し、キーが装着されたままになっているときには運転者にキーの抜き忘れを警告するようにしたキー抜き忘れ防止装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−187527号公報
しかしながら、上記従来例では、キーの抜き忘れやライトの消し忘れ以外に、ドアガラスの閉め忘れやドアミラーの格納し忘れ、ドアロックのし忘れなどを運転者に知らせる機能がないので、例えばドアガラスを閉めるのを忘れて車両を降りてしまい、その後に雨が降り始めて車内に雨が吹き込んで車内を濡らしてしまうなどの不具合を招くことが考えられる。
また、外出の際には、一般に火の始末や家の鍵を施錠するなどの確認や操作が必要となるが、上記従来例では、これら乗車時に必要となる確認や操作を促す機能がないために、運転者自身がこれらに気が付かないと、火災や盗難を防ぐために必要な確認や操作を忘れたまま発進してしまうことが考えられる。
本発明に係わる車両用情報提示装置は、運転者が車両から降車するときに必要となる操作を提示する車両用情報提示装置であって、運転者が車両から降車するときに発生する車両情報、例えばパーキングブレーキ操作などに基づいて運転者の降車を予測する降車予測判断手段と、運転者が車両から降車するときに必要となる操作項目、例えばドアガラスを閉じる、ライトを消すなどの操作項目を運転者への提示順次である操作パターンとともに記憶する操作パターン記憶手段と、運転者に視認可能な形態で上記操作項目を提示する表示手段と、前記降車予測判断手段により運転者の降車が予測されると、前記操作パターン記憶手段に記憶されている操作項目を前記操作パターンの順に読み出し、読み出した操作項目を意識下における知覚範囲の時間近傍の短時間、例えば0.5〜1秒程度の瞬間的な時間であり、運転者にプライミング効果を与えることができるような時間だけ前記表示手段に提示させる制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る車両用情報提示装置によれば、運転者が降車するときに必要となる操作項目を記憶しておき、運転者の降車が予測されたときは、操作項目を運転者に提示するようにしたので、例えばドアガラスの閉め忘れなどの降車時に必要となる操作を運転者が忘れたまま車両を離れてしまうことを防止することができる。
また、操作項目を意識下における知覚範囲の時間近傍の短時間だけ提示するようにしたので、運転者に煩わしさを与えることなく、降車時に必要となる操作を想起させることができる。
以下、本発明係わる車両用情報提示装置及び車両用情報提示方法を実施するための最良の形態を示す実施例について説明する。
図1は、実施例1に係る車両用情報提示装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施例の車両用情報提示装置1は、パーキングブレーキが引かれているか否かを検出するパーキングブレーキ操作検出部2と、ライトが点灯しているか否かを検出するライト点灯検出部3と、ドアガラスの開閉状態を検出するドアガラス開閉状態検出部4と、ドアミラーが格納された状態か否かを検出するドアミラー格納状態検出部5と、イグニッションキーのキーシリンダー内におけるキーポジション及びイグニッションキーが挿し込まれているか否かを検出するキーポジション検出部6と、ドアの開閉状態を検出するドア開閉状態検出部7と、降車時に必要となる操作項目を操作パターンとともに記憶する操作パターン記憶部8と、各検出部からの検出信号に基づいて降車時における情報提示処理を実行する制御部9と、運転者に操作項目などの情報を提示する表示部10と、運転者に対して警報を発する警報部11とを備えて構成されている。
以下、各部について説明する。
パーキングブレーキ操作検出部2は、運転者によってパーキングブレーキが引かれたことを検出して制御部9に検出信号を送信するものであり、これによって制御部9は運転者が車両から降車すると判断する。すなわち、本実施例におけるパーキングブレーキ操作検出部2は、運転者が降車するときに発生する車両情報(ここではパーキングブレーキ操作)に基づいて運転者の降車を予測する降車予測判断手段として機能する。なお、本実施例ではパーキングブレーキが引かれたときに運転者が降車すると判断しているが、エンジンが停止状態になったときなどその他の車両情報を利用して運転者の降車を判断するようにしてもよい。
ライト点灯検出部3は、ヘッドライトやポジションランプが点灯しているか否かを検出して制御部9に検出信号を送信する。ヘッドライトが消されたか否かは降車時に必要となる操作項目の1つであり、運転者がヘッドライトを点灯したまま降車しようとしたときには警報部11から警報が発せられる。
ドアガラス開閉状態検出部4は、すべてのドアガラスが完全に閉じているか否かを検出し、少しでも開いているドアガラスがあるときには制御部9に検出信号を送信する。ドアガラスが完全に閉じているか否かは降車時に必要となる操作項目の1つである。
ドアミラー格納状態検出部5は、ドアミラーが完全に格納された状態であるか否かを検出して制御部9に検出信号を送信する。ドアミラーが完全に格納された状態であるか否かは降車時に必要となる操作項目の1つである。
キーポジション検出部6は、イグニッションキーのキーシリンダー内におけるキーポジションを検出するとともに、イグニッションキーが挿し込まれた状態であるか否かを検出する。イグニッションキーが挿し込まれたまま運転者が降車しようとしたときには警報部11から警報が発せられる。
ドア開閉状態検出部7(ドア開閉状態検出手段)は、ドアが開いている状態か否かを検出して制御部9に検出信号を送信する。そして、運転席ドアが開けられたことが検出されると、制御部9は運転者が降車すると判断して未操作項目を表示したり、ドアロックを促したりする。
操作パターン記憶部8(操作パターン記憶手段)は、降車時に必要となる操作項目(例えばドアガラスを閉める、ライトを消すなど)を、運転者へ提示する順序である操作パターンとともに記憶している。操作パターンは、降車のときに運転者が操作すると予測される操作項目の順序を記述したものであり、後述するように、所定の条件判断がなされたときには、運転者が実際に操作した順序が新たな操作パターンとして記憶される。
制御部9(制御手段)は、各検出部からの検出信号に基づいて後述する情報提示処理を行い、表示部10を制御して運転者に操作項目などの各種情報の提示を行う。また制御部9は、警報部11を制御してキーの抜き忘れやライトの消し忘れの警報を発生させる。
表示部10(表示手段)は、制御部9からの信号を受けて自車のフロントガラス及びドアガラスに映像を投影する投影装置を有し、この投影装置によって投影された映像をフロントガラス及びドアガラスに反射させて運転者に情報を視認させるようにするヘッドアップディスプレイである。また、図2に示すように運転者が視認し易いようにフロントガラスの下端近傍やドアガラスの下端近傍に表示器21、22を設け、運転者が直接視認できるようにしても良い。
さらに、表示部10は情報を提示する際に、意識下における知覚範囲の時間近傍の短時間だけ情報を表示するようにしている。この意識下における知覚範囲の時間近傍の短時間とは、例えば0.5秒〜1秒程度の瞬間的な時間で、運転者にプライミング効果を与えることができるような時間である。このプライミング効果とは一度見たものは次に見るときには見やすくなり、記憶の中に残りやすくなるという効果のことであり、これによって運転者は煩わしさを与えられることなく、降車時に必要となる操作を想起させることができる。
なお、以下の説明においては、意識下における知覚範囲の時間近傍の短時間だけ情報を表示することを、適宜に短時間提示という。
警報部11は、制御部9からの信号を受けて警報を発生し、運転者がキーを抜き忘れたり、ライトを消し忘れたりすることを防止している。また、警報は警告音でも良いし、音声メッセージによって警報を発するようにしても良い。
次に、本実施例に係る車両用情報提示装置による情報提示処理を図3のフローチャートに基づいて説明する。
まず、パーキングブレーキ操作検出部2によって運転者がパーキングブレーキを引いたか否かが監視され(ステップS301)、パーキングブレーキが引かれたことを検出すると、制御部9に検出信号を送信する。
この検出信号を受けて制御部9は運転者が降車すると判断し、操作パターン記憶部8に記憶されている操作パターンから最初の操作項目を読み出し、図4に示すように読み出した操作項目を表示部10に短時間提示する(ステップS302)。図4では、ドアガラスが開いていることが表示されており、ドアガラスを閉める操作を行うように運転者に促している。また、図4ではアイコンを使って表示しているが、この他にも例えば文字で表示するようにしてもよい。
次に、制御部9は予め設定された時間が経過したか否かを判定し(ステップS303)、経過した場合は操作パターン記憶部8から次の操作項目を読み出し、図5に示すように次の操作項目を表示部10に短時間提示する(ステップS304)。図5ではライトの消し忘れを表示してライトを消すように運転者に促している。
一方、ステップS303において予め設定された時間が経過していないときには、制御部9は運転者が何らかの操作を行ったか否かを判定し(ステップS305)、何らかの操作を行っていない場合にはステップS303に戻って設定された時間が経過したか否かを再び判定する。一方、ステップS305において何らかの操作が行われた場合、制御部9はドア開閉状態検出部7からの信号に基づいて運転者が運転席ドアを開けたか否かを判定し(ステップS306)、ドアを開けていない場合には、運転者に提示した内容と運転者が操作した内容とが一致するか否かを判定する(ステップS307)。そして、一致した場合には制御部9が操作パターン記憶部8から次の操作項目を読み出し、表示部10に短時間提示して(ステップS308)、ステップS303に戻る。
一方、ステップ307において提示した内容と運転者が操作した内容とが一致しない場合には、制御部9は運転者が操作した順序を新たな操作パターンとして操作パターン記憶部8に記憶する(ステップS309)。その後、ステップS308に進んで次の操作項目を表示部10に短時間提示してステップS303に戻る。
また、ステップS306において、運転者が運転席ドアを開けたことを検知した場合には、実際に降車すると判断して表示部10に、図6に示すようなドアロック以外で運転者がまだ操作していない未操作項目を強調表示するとともに、ドアロックを促す表示を表示部10に短時間提示する(ステップS310)。なお、強調表示とはアイコンや文字などを通常よりも強調して表示するものであり、例えば図6に示すように、アイコンの周囲に四角形の枠を表示したり、輪郭線を太くして表示するなどの表示形態がある。
続いて制御部9は、キースイッチがON以外のポジションでヘッドライトを消す操作やキーを抜く操作を運転者が行っていない場合には、警報部11から警報音や音声メッセージを発生させて本情報提示処理を終了する(ステップS311)。
このように、本実施例に係る車両用情報提示装置1では、運転者が降車するときに必要となる操作項目を記憶しておき、運転者の降車が予測されたときは、操作項目を運転者に提示するようにしたので、例えばドアガラスの閉め忘れなどの降車時に必要となる操作を運転者が忘れたまま車両を離れてしまうことを防止することができる。
また、操作項目を意識下における知覚範囲の時間近傍の短時間だけ提示するようにしたので、運転者に煩わしさを与えることがなくなるとともに、プライミング効果により事前に運転者に情報が与えられているので、警報が発せられたときに運転者は容易に未操作項目を想起することができる。ちなみに、特許文献1に示された従来例では、キーの抜き忘れを知らせる警報のみを考慮していたので、ライトの消し忘れを知らせる警報を装備している車両では複数の警報が同時に発せられることになり、そのような状況では運転者は何の警報が発生しているのか分かりにくく、未操作項目を認識するまでに時間がかかることが考えられる。
また、操作パターン記憶部8に運転者の操作パターンを記憶しておくことにより、連続的に操作項目を提示することができるので、運転者が連想記憶を想起することによって降車時に必要となる一連の操作を思い出し、必要な操作のし忘れを防止することができる。
また、本実施例に係る車両用情報提示装置1では、ドア開閉状態検出部7によってドアの開放が検出されたときには、操作項目のうち未操作項目を強調表示するようにしたので、降車時に必要となる操作項目を未操作のまま降車してしまうことを防止することが可能になる。とくに、ドアガラスの閉め忘れのような警報が発せられない操作項目の未操作を防止することが可能になる。
さらに、本実施例に係る車両用情報提示装置1では、操作項目のうち2番目以降に提示される操作項目は、予め設定された時間内に運転者が何らかの操作を行ったときにはその時点で次の操作項目を提示するようにし、予め設定された時間内に運転者が何も操作を行わなかったときには、運転者の操作を待たずに次の操作項目を順次提示するようにしたので、降車時に必要となる操作項目を順次運転者に提示することができ、これによって降車時に必要となる一連の操作を思い出し、必要な操作のし忘れを防止することができる。
また、本実施例に係る車両用情報提示装置1では、提示された操作項目と運転者が行った操作とが一致しなかったときには、運転者によって行われた操作順序を新たな操作パターンとして操作パターン記憶部8に記憶するようにしたので、運転者が実際に操作する順序と操作項目を提示する順序とを一致させることができ、これによって運転者に煩わしさを与えることなく、降車時に必要となる操作を提示することができる。
さらに、本実施例に係る車両用情報提示装置1では、表示部10によって提示する操作項目を、操作項目の内容を示す文字或いはアイコンとしたので、運転者は容易に操作すべき内容を視認することができる。
また、本実施例に係る車両用情報提示装置1では、表示部10はフロントウィンドウあるいはドアガラスに像を投影して運転者に視認させるヘッドアップディスプレイなので、運転者の視界に情報を提示することができ、これによって運転者に対してより確実に情報を視認させることができる。
図7は、実施例2に係る車両用情報提示装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、本実施例の車両用情報提示装置71は、イグニッションキーのキーシリンダー内でのキーポジション及びキー差し込み状態を検出するキーポジション検出部72と、ドアの施錠または開錠を検出するドアロック検出部73と、自車の現在位置を検出するナビゲーション部74と、運転者が車を施錠して離れたときの自車位置を記憶する現在位置記憶部75と、乗車時に必要となるチェック事項を記憶するチェック事項記憶部76と、ETCカードの挿し込み状態を検出して出力する機能を有するETC車載器77と、自車の現在位置に応じたチェック事項を予測して情報提示処理を制御する制御部78と、運転者に提示する情報を表示する表示部79と、運転者への警報を発する警報部80とを備えて構成されている。
以下、各部について説明する。
キーポジション検出部72(乗車検出手段)は、イグニッションキーのキーシリンダー内におけるキーポジションを検出するとともに、イグニッションキーが挿し込まれた状態であるか否かを検出する。
ドアロック検出部73(乗車検出手段)は、運転席ドアが施錠されているか、あるいは開錠されたかを検出して制御部78に検出信号を送信する。制御部78はイグニッションキーが抜かれているときに施錠されたことを検出すると、運転者が自車を駐車して車両から離れたと判断する。また、制御部78はドアロックが開錠されているときにイグニッションキーが挿し込まれると、運転者が乗車したと判断する。このように、キーポジション検出部72とドアロック検出部73とは運転者の乗車を検出する乗車検出手段として機能する。
ナビゲーション部74(ナビゲーション手段)は、GPS(グローバル・ポジショニング・システム)によって自車の現在位置を検出するとともに、運転者の自宅位置や会社位置、その他運転者が定期的に行く場所の位置(位置情報)を記憶している。
現在位置記憶部75は、運転者が降車したときの位置をナビゲーション部74から取得して記憶しておき、運転者が再び乗車したときには記憶しておいた現在位置を制御部78に提供する。この現在位置は、自車の現在位置が自宅付近であるのか、あるいは会社付近であるのかを判断するために利用される。
チェック事項記憶部76(チェック事項記憶手段)は、運転者が車両に乗車したときにチェックすべき事項を、それぞれの場所ごとに記憶している。例えば、自宅付近で運転者が車両に乗車したときのチェック事項としては、火の始末をしたか、家の鍵を施錠したかなどである。また、会社付近で車両に乗車したときのチェック事項としては、社員証を所持しているか、家の鍵を所持しているかなどである。ただし、チェック事項はこれらに限定されるものではなく、自宅や会社に関連する以外のものでもよく、日頃運転者が定期的に行くような場所に関連するものや、チェック事項を運転者が予め登録できるようにしておいてもよい。
ETC車載器77は、通常のETC(ノンストップ自動料金収受システム)の処理を行うとともに、ETCカードの挿し込み状態を検出して制御部78に検出信号を送信する。
制御部78(制御手段)は、各検出部やナビゲーション部などからの検出信号に基づいて情報提示処理を行い、表示部79を制御して運転者に情報の提示を行うとともに、警報部80を制御してETCカードの挿入を促す警報を発する。
表示部79(表示手段)は、制御部78からの信号を受けて自車のフロントガラス及びドアガラスに映像を投影する投影装置を有し、この投影装置によって投影された映像をフロンガラス及びドアガラスに反射させて運転者に情報を視認させるようにするヘッドアップディスプレイである。また、運転者が視認し易いようにフロントガラスの下端近傍やドアガラスの下端近傍に表示機を設け、運転者が直接視認できるようにしても良い。さらに、表示部79は情報を提示する際に意識下における知覚範囲の時間近傍の短時間だけ情報を表示(短時間提示)するようにしている。
警報部80は、制御部78からの信号を受けて警報を発し、運転者によるETCカードの挿入忘れを防止している。警報は警告音でも良いし、音声メッセージによって警報を発するようにしても良い。
次に、本実施例に係る車両用情報提示装置による情報提示処理を図8及び図9のフローチャートに基づいて説明する。図8は運転者の降車時における処理を説明するためのフローチャートであり、図9は運転者がその後に乗車するときの処理を説明するためのフローチャートである。
まず、図8のフローチャートに基づいて、運転者の降車時における処理を説明する。
キーポジション検出部72はイグニッションキーがキーシリンダーに挿し込まれた状態であるか否かを監視し(ステップS801)、イグニッションキーがキーシリンダーから抜かれたことを検出すると、次にドアロック検出部73が通常のキーまたはリモコンキーにより運転席のドアが施錠されたか否かを監視する(ステップS802)。
ここで、施錠されていないときにはステップS801に戻ってイグニッションキーの挿し込み状態を再び監視し、施錠されたことを検出すると、制御部78に検出信号を送信する。この検出信号を受けて制御部78は運転者が自車を駐車して車両から離れると判断して、ナビゲーション部74から自車の現在位置を読み出して現在位置記憶部75に記録し(ステップS803)、運転者の降車時における処理を終了する。
次に、図9のフローチャートに基づいて運転者がその後に乗車するときの処理を説明する。
まず、ドアロック検出部73により通常のキーまたはリモコンキーによって運転席ドアが開錠されたか否かを監視し(ステップS901)、開錠されたことを検出すると、キーポジション検出部72がキーシリンダーにイグニッションキーが挿し込まれたか否かを監視する(ステップS902)。そして、イグニッションキーが挿し込まれていないことを検出した場合には、乗車すると判断して制御部78は現在位置記憶部75から現在位置を読み込んで(ステップS903)、現在位置が自宅付近であるか否かを判断する(ステップS904)。
ここで、現在位置が自宅付近であると判断したときには、制御部78がチェック事項記憶部76から自宅に関連した外出時のチェック事項を読み出し、図10や図11に示すように、例えば火の始末や家の施錠確認を促す文字やアイコンを順次、表示部79に短時間提示する(ステップS905)。
一方、ステップS904において、現在位置が自宅付近ではないと判断した場合には、現在位置が会社付近であるか否かを判断し(ステップS906)、現在位置が会社付近であると判断した場合には、制御部78がチェック事項記憶部76から会社に関連した帰宅時のチェック事項を読み出し、例えば社員証や家の鍵を所持しているかの確認を促す文字やアイコンを表示部79に短時間提示する(ステップS907)。
そして、ステップS902においてキーが挿し込み状態であるとき、またステップS905において自宅に関連するチェック事項を提示したとき、あるいはステップS907において会社に関連するチェック事項を提示したときには、次にナビゲーション部74でルート設定が行われたか否かを検出し(ステップS908)、ルート設定が行われた場合にはナビゲーション部74に図12に示すように、ETCカードの挿入を促すメッセージを短時間提示する(ステップS909)。
一方、ステップS908において、ルート設定が行われなかった場合にはナビゲーション部74により自車の走行が開始されたか否かを検出し(ステップS910)、自車の走行が開始されていないときにはステップS908に戻って再度ルート設定が行われたか否かを検出する。
また、ステップS910において自車の走行開始を検出するか、ステップS909においてETCカードの挿入を促すメッセージを表示したときには、ナビゲーション部74によって自車が高速道路の料金所の導入路を走行しているか否かを監視し(ステップS911)、料金所の導入路を走行していることを検出した場合には、ETCカードが未挿入であるか否かを検出する(ステップS912)。ここで、ETCカードが未挿入でないときには本実施例における情報提示処理を終了し、ETCカードの未挿入を検出したときには、警報部80からETCカードの挿入を促す警報音あるいは音声メッセージを発生させるとともに、図13に示すように表示部79によりETCカードの挿入を促すための明示的な表示、例えば文字を点滅表示させるなどの表示を行って(ステップS913)本実施例における情報提示処理を終了する。
このように、本実施例に係る車両用情報提示装置71では、運転者が車両に乗車するときにチェックすべきチェック事項を、ナビゲーション部74によって検出された自車の現在位置に応じて運転者に提示するようにしたので、運転者の乗車地点に適合したチェック事項を提示することができ、これによって車で外出するときにチェックすべき事項を忘れてしまうことを防止することができる。
また、チェック事項を意識下における知覚範囲の時間近傍の短時間だけ提示するようにしたので、運転者に煩わしさを与えることなく、プライミング効果により事前に運転者に情報を与えることができる。
さらに、本実施例に係る車両用情報提示装置71では、自車の現在位置が自宅であるときには、チェック事項を自宅から外出するときにチェックすべき事項としたので、自宅から外出するときにチェックすべき事項の確認や操作を忘れてしまうことを防止することができる。
また、本実施例に係る車両用情報提示装置71では、自車の現在位置が会社であるときには、チェック事項を会社からの帰宅時にチェックすべき事項としたので、会社から帰宅するときにチェックすべき事項の確認や操作を忘れてしまうことを防止することができる。
さらに、本実施例に係る車両用情報提示装置71では、表示部79によって提示するチェック事項を、チェック事項の内容を示す文字或いはアイコンとしたので、運転者は容易にチェックすべき内容を視認することができる。
また、本実施例に係る車両用情報提示装置71では、表示部79はフロントウィンドウあるいはドアガラスに像を投影して運転者に視認させるヘッドアップディスプレイなので、運転者の視界に情報を提示することができ、これによって運転者に対してより確実に情報を視認させることができる。
実施例1に係る車両用情報提示装置の構成を示すブロック図。 実施例1に係る車両用情報提示装置における表示器の一例を示す図。 実施例1に係る車両用情報提示装置による情報提示処理を示すフローチャート。 実施例1に係る車両用情報提示装置による操作項目の表示の一例を示す図。 実施例1に係る車両用情報提示装置による操作項目の表示の一例を示す図。 実施例1に係る車両用情報提示装置による操作項目の表示の一例を示す図。 実施例2に係る車両用情報提示装置の構成を示すブロック図。 実施例2に係る車両用情報提示装置による降車時における処理を示すフローチャート。 実施例2に係る車両用情報提示装置による情報提示処理を示すフローチャート。 (a)、(b)は実施例2に係る車両用情報提示装置によるチェック事項の表示の一例を示す図。 実施例2に係る車両用情報提示装置によるチェック事項の表示の一例を示す図。 実施例2に係る車両用情報提示装置によるチェック事項の表示の一例を示す図。 実施例2に係る車両用情報提示装置による警報の一例を示す図。
符号の説明
1、71…車両用情報提示装置
2…パーキングブレーキ操作検出部
3…ライト点灯検出部
4…ドアガラス開閉状態検出部
5…ドアミラー格納状態検出部
6…キーポジション検出部
7…ドア開閉状態検出部
8…操作パターン記憶部
9…制御部
10…表示部
11…警報部
21、22…表示器
72…キーポジション検出部
73…ドアロック検出部
74…ナビゲーション部
75…現在位置記憶部
76…チェック事項記憶部
77…ETC車載器
78…制御部
79…表示部
80…警報部

Claims (10)

  1. 運転者が車両から降車するときに必要となる操作を提示する車両用情報提示装置であって、
    運転者が車両から降車するときに発生する車両情報に基づいて運転者の降車を予測する降車予測判断手段と、
    運転者が車両から降車するときに必要となる操作項目を操作パターンとともに記憶する操作パターン記憶手段と、
    運転者に操作項目を提示する表示手段と、
    前記降車予測判断手段により運転者の降車が予測されると、前記操作パターン記憶手段に記憶されている操作項目を前記操作パターンの順に読み出し、読み出した操作項目を意識下における知覚範囲の時間近傍の短時間だけ前記表示手段に提示させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用情報提示装置。
  2. 前記車両のドアの開閉状態を検出するドア開閉状態検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記ドア開閉状態検出手段によりドアの開放が検出されると、ドアロック以外で運転者がまだ操作していない未操作項目を前記表示手段に提示させることを特徴とする請求項1に記載の車両用情報提示装置。
  3. 前記操作項目のうち2番目以降に提示する操作項目(以下、次の操作項目)について、
    前記制御手段は、予め設定された時間内に運転者が何らかの操作を行ったときには、その時点で次の操作項目を前記表示手段に提示させ、予め設定された時間内に運転者が何も操作を行わなければ、運転者の操作を待たずに次の操作項目を前記表示手段に提示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用情報提示装置。
  4. 前記制御手段は、前記表示手段に提示された操作項目と運転者の操作とが一致しないときは、運転者による操作順序に基づいて前記操作パターン記憶手段に記憶されている操作パターンを変更することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の車両用情報提示装置。
  5. 運転者が車両に乗車するときにチェックすべきチェック事項を提示する車両用情報提示装置であって、
    自車両の現在位置を検出するナビゲーション手段と、
    運転者が車両に乗車したことを検出する乗車検出手段と、
    運転者が車両に乗車するときにチェックすべきチェック事項を、予め設定された乗車位置に対応付けて記憶するチェック事項記憶手段と、
    運転者にチェック事項を提示する表示手段と、
    前記乗車検出手段により運転者の乗車が検出されると、前記ナビゲーション手段で検出された自車両の現在位置と予め設定された乗車位置とを比較し、一致する乗車位置があるときは、当該乗車位置と対応付けられたチェック事項を前記チェック事項記憶手段から読み出し、意識下における知覚範囲の時間近傍の短時間だけ前記表示手段に提示させる制御手段と、
    を備えることを特徴とする車両用情報提示装置。
  6. 運転者の自宅を前記乗車位置として設定したときには、運転者が自宅から外出するときにチェックすべき事項を前記チェック事項とすることを特徴とする請求項5に記載の車両用情報提示装置。
  7. 運転者の会社を前記乗車位置として設定したときには、運転者が会社からの帰宅時にチェックすべき事項を前記チェック事項とすることを特徴とする請求項5に記載の車両用情報提示装置。
  8. 前記表示手段に提示される前記チェック事項は、チェック事項の内容を示す文字或いはアイコンであることを特徴とする請求項5乃至7のいずれか一項に記載の車両用情報提示装置。
  9. 前記表示手段は、フロントウィンドウ或いはドアガラスに表示像を投影して運転者に視認させるヘッドアップディスプレイであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の車両用情報提示装置。
  10. 少なくとも、運転者が車両から降車するときに発生する車両情報に基づいて運転者の降車を予測する降車予測判断手段と、運転者が車両から降車するときに必要となる操作項目を操作パターンとともに記憶する操作パターン記憶手段と、運転者に操作項目を提示する表示手段と、制御手段とを備えた車両用情報提示装置を用いて、運転者が車両から降車するときに必要となる操作を提示する車両用情報提示方法であって、
    前記降車予測判断手段が、運転者の降車を予測する降車予測判断ステップと、
    前記制御手段が、前記降車予測判断手段により運転者の降車が予測されたときに、前記操作パターン記憶手段に記憶されている操作項目を前記操作パターンの順に読み出し、読み出した操作項目を意識下における知覚範囲の時間近傍の短時間だけ前記表示手段に提示させる操作項目提示ステップと、
    を有することを特徴とする車両用情報提示方法。
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