JP2005328771A - 健康補助食品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 代謝活性を高めて全身の細胞を賦活して飲食者の美容・健康を増進することができ、特に優れたダイエット効果が得られる健康補助食品を提供すること。
【解決手段】 酢モロミと、ダイズサポニン類とを含有することを特徴とする健康補助食品とする。前記酢モロミとしては、玄米黒酢モロミの酢酸臭除去物が好ましい。

Description

本発明は健康補助食品に関する。より詳しくは、酢モロミと、ダイズサポニン類とを含有することを特徴とする健康補助食品に関する。
本発明の目的は、代謝活性を高めて全身の細胞を賦活して飲食者の美容・健康を増進することができ、特に優れたダイエット効果が得られる健康補助食品を提供することにある。
近年、健康増進効果を有する健康食品素材として黒酢が注目されている。黒酢には、必須アミノ酸であるリジン、フェニルアラニン、アラニン、メチオニン、ロイシン、アルギニン、グリシン、バリンは勿論、その他の天然アミノ酸も豊富に含まれている。さらに黒酢には、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、酒石酸、酢酸などの有機酸、或いは多糖類が含まれており、代謝促進作用や疲労回復作用などを有すると言われている。
しかし、黒酢を飲用する場合、酢酸臭が強く、風味が劣るといった問題があった。
一方、黒酢と同等、或いはそれ以上の健康増進効果を有するとともに、酢酸臭を除去して、風味を改善した健康補助食品素材として、酢醸造におけるモロミ搾汁粕(酢モロミ)が知られている。
酢モロミを含有する健康補助食品としては、特許文献1に、米酢醸造における熟成過程または熟成後のモロミ搾汁粕の酢酸臭除去乾燥物を有効成分とする健康食品が開示されている。
特許文献2には、黒酢の搾汁粕を乾燥してなる健康補助食品が記載されている。
特許文献3には、酢酸発酵で得たモロミ、または食酢の分離残渣を塩基性ないし中性カルシウム含有物質で処理することにより、酸性揮発性成分を中和して不揮発性塩とした処理物を含む健康補助食品が開示されている。
特公平3−32347号公報 特開昭61−58577号公報 特公平7−100022号公報
上述したように、特許文献1〜3には、酢モロミを含有する健康補助食品が開示されており、これらの健康補助食品を飲食することによって、健康増進効果を得ることができる。しかしながら、酢モロミを含有する健康補助食品を飲食したことによる健康増進効果は十分満足することができるものではなかった。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を進めたところ、酢モロミとともに、ダイズサポニン類を摂食することにより、酢モロミを単独で摂取した場合に比べて、代謝活性を高めて全身の細胞を賦活して飲食者の美容・健康を増進することができ、特に優れたダイエット効果が得られることを見出し、本発明の完成に至った。
即ち、請求項1に係る発明は、酢モロミと、ダイズサポニン類とを含有することを特徴とする健康補助食品に関する。
請求項2に係る発明は、前記酢モロミが、玄米黒酢モロミの酢酸臭除去物であることを特徴とする請求項1に記載の健康補助食品に関する。
請求項3に係る発明は、前記ダイズサポニン類には、ソーヤサポゲノールAを骨格とするサポニン類、ソーヤサポゲノールBを骨格とするサポニン類、ソーヤサポゲノールCを骨格とするサポニン類、ソーヤサポゲノールDを骨格とするサポニン類及びソーヤサポゲノールEを骨格とするサポニン類からなる群から選択される一種以上のサポニン類が含有されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の健康補助食品に関する。
本発明に係る健康補助食品は、酢モロミとダイズサポニン類を含有することにより、代謝活性を高めて全身の細胞を賦活して飲食者の美容・健康を増進することができ、特に優れたダイエット効果が得られる。
以下、本発明に係る健康補助食品について詳細に説明する。本発明に係る健康補助食品は、必須成分として、酢モロミと、ダイズサポニン類とを含有する。
本発明に係る健康補助食品の第一の必須成分は、酢モロミである。
酢モロミは、酒粕酢、米酢、粕酢、麦芽酢、リンゴ酢、ブドウ酢などを製造する際の酢酸発酵後の熟成過程または熟成の完了したものであればよい。
酢モロミとしては、玄米醸造酢(玄米黒酢)モロミを圧搾して得られた粕の酢酸臭を除去して乾燥したものが好ましい。酢酸臭を除去する方法は特に限定されないが、例えば、搾汁粕を水に分散、懸濁した後に、重炭酸ナトリウム、炭酸カルシウムなどのアルカリを添加して酸を中和した後、ろ過処理する。次いで、粕を水洗することにより、酢酸臭を除去することができる。
また乾燥する方法も特に限定されず、噴霧乾燥、凍結乾燥、自然乾燥、熱風乾燥などを例示することができる。
本発明に係る健康補助食品の第二の必須成分は、ダイズサポニン類である。
ダイズサポニン類とは、ダイズ(Glycine hispida MAX)の種子に含まれているサポニン類である。
ダイズサポニン類を抽出する方法の一例について述べると、まず、ダイズの種子の乾燥粉砕物を脂溶性有機溶媒で脱脂処理した後に、水又は低級脂肪族アルコール、或いはこれらの混合溶媒を用いて抽出処理する。次いで、抽出溶媒を除去して得られた抽出物をブタノールに溶解させ、水を加えて振盪した後、静置する。ブタノール層を回収した後に、ブタノールを除去することにより、ダイズサポニン類を得ることができる。
本発明では、前述の方法以外の方法によって製造されたダイズサポニン類を用いても構わない。
ダイズサポニン類には、化1で示されるソーヤサポゲノールAを骨格とするサポニン類、化2で示されるソーヤサポゲノールBを骨格とするサポニン類、化3で示されるソーヤサポゲノールCを骨格とするサポニン類、化4で示されるソーヤサポゲノールDを骨格とするサポニン類、化5で示されるソーヤサポゲノールEを骨格とするサポニン類などが含まれている。
Figure 2005328771
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酢モロミとダイズサポニン類の含有量の比は特に限定されないが、酢モロミ1重量部に対して、ダイズサポニン類を0.01〜100重量部、好ましくは0.1〜10重量部含有させると良い。酢モロミの含有量に対してダイズサポニン類の含有量が極端に少ない場合や、極端に多い場合、酢モロミとダイズサポニン類の相乗効果を得にくくなる。
酢モロミとダイズサポニン類の合計の含有量は特に限定されないが、本発明に係る健康補助食品中、0.0001〜100重量%、好ましくは0.001〜90重量%とされる。
健康補助食品中の酢モロミ及びダイズサポニン類の含有量が少ない場合、酢モロミとダイズサポニン類の摂取量も相対的に少なくなり、健康増進効果が得にくくなる。健康増進効果を得ようとすると、大量に摂取しなければならなくなり、現実的ではない。
本発明では、上記説明した有効成分のほか、通常の食品に配合される成分、例えば、ショ糖、果糖、ブドウ糖、ソルビトール、マルチトール、キシロース、ラクチュロース、ガラクトオリゴ糖などの甘味料、醤油、味噌、塩、酢、グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸、グアニル酸などの調味料、乳糖、澱粉、デキストリン、リン酸カルシウム、炭酸カルシウムなどの賦形剤、香料などを適宜任意に配合することができる。
本発明に係る健康補助食品の形態は特に限定されず、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、キャンディー、ドリンク、ガム、パン、クッキー、ケーキ、健康茶などを例示することができる。
以下、本発明を実施例に基づき説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
(試料の調製)
米酢醸造モロミを圧搾して、搾汁粕を得た。この搾汁粕に5倍量の水を加えてよく攪拌した後に、重炭酸ナトリウムを加えて中和した。これを、圧搾した後に、再び5倍量の水を加えてよく攪拌して圧搾した。この操作を5回繰り返した後に、5倍量の水を加えて、噴霧乾燥して酢モロミ末を得た。これを試料1とした。
ダイズの種子から抽出したダイズサポニン類の混合物を試料2とした。
試料1及び2を等量混合して実施例1の試料を調製した。また試料1を比較例1の試料とし、試料2を比較例2の試料とした。
(試験例;肌あれ、肌のくすみ改善効果試験)
まず、実施例1及び比較例1〜2の各試料を用いて以下の組成に従い、散剤を調製した。
試験方法は、女性10人に前記調製した実施例1の試料を用いた散剤(1包2.1g)を朝昼晩一包ずつ服用させた。
服用する前の肌あれ、肌のくすみの程度と服用して4週間後の肌あれ、肌のくすみの程度について、以下の5段階で採点した。
服用する前と服用後の評価が2段階以上上昇したものを有効群とし、全体に占める有効群の割合を算出した。結果を表1に記載する。
また、比較例1〜2の試料についても、全く同様の方法で試験を行った。
組成 配合量(重量部)
乳糖 20
試料 2
澱粉 10
合計 32
<肌荒れの評価基準>
5・・・皮膚の色がくらく沈んだように見えて化粧がのらない
4・・・皮膚に艶が無く、化粧ののりも悪い
3・・・皮膚の艶は、良くも悪くもない
2・・・皮膚の色艶も、化粧ののりも良い
1・・・皮膚にハリが見え、顔の色が明るく化粧ののりもよい
<肌のくすみの評価基準>
5・・・肌や顔全体に暗くくすみが広がっており、はっきりと見える
4・・・肌や顔にはりがなく、ところどころがくぼんで暗くくすみが有る
3・・・顔、特に目の周囲にくすみが有る
2・・・よく見ないと分からない程度のくすみが目の周囲や顔の所々に有る
1・・・肌や顔全体にくすみはほとんど無い
Figure 2005328771
表1の結果に示すように、酢モロミとダイズサポニン類とを含有することにより、それぞれを単独で摂取した場合に比べて、格段に優れた健康増進効果が得られることが分かる。
本発明は呈味性に優れるとともに、老化防止効果、抗アレルギー効果、抗肥満効果などの効果が得られ、しかも、血行促進して代謝活性を高め全身の細胞を賦活することにより、身体機能を正常化して飲食者の美容・健康を増進することができる健康補助食品として利用することができる。

Claims (3)

  1. 酢モロミと、ダイズサポニン類とを含有することを特徴とする健康補助食品。
  2. 前記酢モロミが、玄米黒酢モロミの酢酸臭除去物であることを特徴とする請求項1に記載の健康補助食品。
  3. 前記ダイズサポニン類には、ソーヤサポゲノールAを骨格とするサポニン類、ソーヤサポゲノールBを骨格とするサポニン類、ソーヤサポゲノールCを骨格とするサポニン類、ソーヤサポゲノールDを骨格とするサポニン類及びソーヤサポゲノールEを骨格とするサポニン類からなる群から選択される一種以上のサポニン類が含有されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の健康補助食品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010075076A (ja) * 2008-09-25 2010-04-08 Chomei Herushinsu Jozo:Kk 黒酢入り菓子及び黒酢入り菓子の製造方法
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