JP2005327441A - 光ディスク及び光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録マークが番地プリピットに重なった領域においても、番地信号を確実に読みとることが可能な光ディスク及び光ディスク装置を提供する。
【解決手段】光ディスクは、円板状の基板の径方向にピッチpの周期をなしながら円周方向に沿って形成された案内溝5Gを有し、案内溝に沿って案内溝間にプリピットが形成され、所定の規則に従ったプリピットの配置により、信号面の各位置に割り当てた番地信号を表すように構成される。プリピットは、案内溝の両側にそれぞれ形成された一対のプリピット5A、5Bを単位として構成され、一対のプリピットは互いに円周方向に沿って位置がずれており、円周方向における一対のプリピットの各端縁のうち、両プリピット間の内側となる各端縁の間の距離が、案内溝のピッチp以下である。光ディスク装置は、上記構成の光ディスクからの反射光を検出し、位相差信号を算出して番地信号の検出に用いる。
【選択図】図1A

Description

本発明は、情報を記録する媒体として用いられる光ディスク、および光ディスクへ情報を記録し再生するための光ディスク装置に関するものである。
光ディスクの信号面における番地信号を検出するための従来の技術として、例えば、非特許文献1に記載されたものが知られている。この従来技術に関し、これを簡略化して図示した図10から図12を参照して説明する。
図10(a)は、従来例に於ける光ディスク装置の要部構成図である。図10(b)は、光ディスク信号面上を光スポットが走査する様子を示す平面図である。図10(c)は、光検出器上における光スポット検出の形態を示す平面図である。図10(d)は、光検出器上における他の光スポット検出の形態を示す平面図である。
図10(a)に於いて、光源1を出射する出射光はビームスプリッタ2を透過し、コリメートレンズ3により平行光となり、対物レンズ4により光ディスク基材5の光ディスク信号面(以下、信号面と称す)5S上に集光されて、集束光6となる。この信号面5Sにより反射された反射光は、対物レンズ4により平行光となり、コリメートレンズ3により集光され、ビームスプリッタ2のスプリット面2aにより反射されて、光検出器7の上に集束されて集束光8となる。
図10(b)に示すように、信号面5S上の集光スポット6Sは、信号面5Sの上に周期的に形成された凹状の案内溝5Gの上に位置制御され、光ディスク基材5の回転に伴って案内溝5G上を走査する。一方、図10(c)に示すように、光検出器7は互いに直交する分割線71及び72により、検出面が光検出素子7a、7b、7c、7dに4分割されている。従って検出面上の集光スポットも、分割線71、72により集光スポット8a、8b、8c、8dに4分割される。分割線71の方位は、信号面5S上の案内溝5Gの方位に対応する。光検出素子7a、7b、7c、7dから検出される検出信号を7A,7B,7C,7Dとすると、案内溝5Gに対するトラッキングエラー信号(TE信号)、ピットや記録マーク等に対するトラッキングエラーを与える位相差信号(DPD信号)、及び再生信号(RF信号)は各々、(式1)、(式2)、及び(式3)に従って生成される。
TE=(7A+7D)−(7B+7C) …(式1)
DPD=(7A+7C)−(7B+7D) …(式2)
RF=7A+7B+7C+7D …(式3)
なお、ビームスプリッタ2と光検出器7との間にホログラム9を配置する構成を用いる場合もある。この場合は、図10(d)に示すように、ホログラム9による回折で集光スポットは分離し、光検出素子7a内に収まる集光スポット8a’、光検出素子7b内に収まる集光スポット8b’、光検出素子7c内に収まる集光スポット8c’、及び光検出素子7d内に収まる集光スポット8d’に4分割される。
ホログラム9の有無に関わらず従来例では、光ディスクの番地信号の検出がTE信号に基づいて行われていた。
図11は、従来例に於ける光ディスクの番地信号プリピット5Aの形状を示す平面図である。図11に於いて、案内溝5Gの間はランド部5Lである。番地信号プリピット5Aは、案内溝5Gと同じ高さを保ち、案内溝5Gから片側のランド部5Lの領域に、突起部寸法a、突起部長さbだけ突出した形状をなす。突起部寸法aは、案内溝5Gの中心線GCからの距離、突起部長さbは、案内溝5Gの方向に沿った距離である。このプリピット5Aを所定の規則に従って信号面5S上に配置することで、信号面5S上の各位置に割り当てた番地を表す。集光スポット6Sが案内溝5G上を走査する際に、番地信号プリピット5Aの存在によって、TE信号が影響を受ける。
図12はその一例であり、未記録の領域を再生した場合の番地信号プリピット5A前後での、TE信号波形10aと、DPD信号波形11aとを示している。横軸は案内溝5Gの長さ方向における位置(μm)、縦軸は信号量(%)を示す。ただし、この例では測定条件として、光源1の波長λを0.66μm,対物レンズ4のNAを0.62,案内溝5Gのピッチpを0.74μm,案内溝5Gとプリピット5Aの光学的深さdを7p/72,案内溝5Gの幅wを0.30μm,突起部寸法aを0.23μm,突起部長さbを4Tに設定した。Tはクロック周波数に対応する長さであり、T=0.133μmとした。図示されるように、番地信号プリピット5AによりTE信号波形10aに大きな振幅が発生し、この振幅波形を所定のスライスレベルと比較し検出することで、番地信号を検出できる。なお、DPD信号波形11aは同図に示したように、プリピット5Aによる影響を受けず、ほとんど振幅がゼロの状態のままである。
DVD Specifications for DVD-R for General, Physical Specifications Version 2.0
このような従来の光ディスク及び光ディスク装置において、以下の問題があった。すなわち、記録済の領域を再生した場合の番地信号プリピット5A前後における、TE信号波形とDPD信号波形の変化である。図13は、記録済みの場合の番地信号プリピット5A前後での、TE信号波形10bとDPD信号波形11bを示している。同図は、記録によって案内溝5Gとプリピット5Aの光学的深さdが、p/4となった場合に相当する。図から明らかなように、記録後の場合のTE信号波形10bは、プリピット5Aの存在にも関わらずほとんど振幅がゼロの状態であり、この振幅波形を検出することは不可能である。
この現象は、図14を用いて次のように説明できる。同図は、DVD−RやDVD−RW等のディスク仕様での、案内溝5G及びプリピット5Aの光学的深さと、検出信号振幅との関係を示す。横軸は光学的深さ(λ/720)、縦軸は検出信号振幅(%)を示す。ただし測定条件は、光源1の波長λを0.66μm,対物レンズ4のNAを0.62,案内溝5Gのピッチpを0.74μm,案内溝5Gの幅wを0.30μmとした。TE信号振幅12は、集光スポット6Sが案内溝5Gを横断した時の全振幅の検出値を示す。RF信号振幅13は、孤立トラック3T連続記録信号を再生した場合の信号振幅の検出値を示す。DPD信号振幅14は、4T連続位相ピット信号をオフトラック0.1μmで再生した場合の信号振幅の検出値を示す。
図14に示すように、TE信号振幅12は光学的深さdがp/8で極大となり、光学的深さdがp/4で極小(ゼロ)となる。一方、RF信号振幅13やDPD信号振幅14は、光学的深さdがp/4で極大となる。DVD−RやDVD−RW等のディスクでは、未記録時での案内溝5Gの光学的深さdはλ/20〜λ/10程度であり、記録により形成される信号マークの光学的深さdはλ/8〜λ/5程度の位相ピットとして作用する。従って元々存在する案内溝5Gと合わさることで、記録マークでは光学的深さdがp/4近傍になるので、RF信号の振幅を極大にできる。一方、記録マークがプリピット5Aに重なった場合には、プリピット5AによるTE信号の振幅はゼロになり、記録後(記録中も同様)の番地信号の読みとりができなくなる。特に、DVD−R等の光ディスクを高倍速で記録する場合、記録マークは滲みやすく、記録マークがプリピット5A全域を覆い尽くし、一層TE信号の振幅が出難くなる傾向にあった。
本発明はかかる問題点に鑑み、記録前は当然、記録後に記録マークが番地プリピットに重なった領域においても、番地信号を確実に読みとることが可能な光ディスク、及び光ディスク装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の構成の光ディスクは、円板状の基板の径方向にピッチpの周期をなしながら円周方向に沿って形成された案内溝を有し、前記案内溝に沿って前記案内溝間にプリピットが形成され、所定の規則に従った前記プリピットの配置により、信号面の各位置に割り当てた番地信号を表すように構成され、前記プリピットは、前記案内溝の両側にそれぞれ形成された一対のプリピットを単位として構成され、前記一対のプリピットは互いに円周方向に沿って位置がずれており、円周方向における前記一対のプリピットの各端縁のうち、両プリピット間の内側となる各端縁の間の距離が、前記案内溝のピッチp以下であることを特徴とする。
また、本発明の第2の構成の光ディスクは、円板状の基板の径方向にピッチpの周期をなしながら円周方向に沿って形成された案内溝を有し、前記案内溝に沿って前記案内溝間にプリピットが形成され、所定の規則に従った前記プリピットの配置により、記録面の各位置に割り当てた番地信号を表すように構成され、前記プリピットが形成されている領域の一部において、前記案内溝部分が断絶している断絶領域を有することを特徴とする。
本発明の光ディスク装置は、基本的な構成として、光源と、複数の受光素子を有する光検出器と、前記光源からの光束を光ディスク上に集束させ前記光ディスクからの反射光を前記光検出器上に集束させる光学系と、前記光検出器の出力に基づき前記光束に対するフォーカス制御を行うフォーカス制御部と、前記光検出器の出力に基づき前記光束に対するトラッキング制御を行うトラッキング制御部と、前記光検出器の出力から前記光ディスクの信号面の各位置に割り当てた番地信号を検出するアドレス検出部とを備え、上記いずれかの構成の光ディスクが装填され、前記アドレス検出部は、前記光ディスク上の前記プリピットに基づく前記光検出器の出力から前記番地信号を検出する。
そして、本発明の第1の構成の光ディスク装置は、前記光ディスクの径方向及び円周方向に沿った直線で4分割される4つの領域A,B,C,Dを、領域A,B間を分割する直線の方向を円周方向として、時計回りに領域A,B,C,Dが定義されたとき、前記光ディスクの領域A,B,C,Dからの反射光は、前記光検出器を構成する前記複数の受光素子上に各々別個に投射されて、それぞれ検出信号a,b,c,dが生成され、{(a+c)−(b+d)}により算出されるDPD信号を前記番地信号の検出に用いることを特徴とする。
また、本発明の第2の構成の光ディスク装置は、前記光ディスクの径方向及び円周方向に沿った直線で4分割される4つの領域A,B,C,Dを、領域A,B間を分割する直線の方向を円周方向として、時計回りに領域A,B,C,Dが定義されたとき、前記光ディスクの領域A,B,C,Dからの反射光は、前記光検出器を構成する前記複数の受光素子上に各々別個に投射されて、それぞれ検出信号a,b,c,dが生成され、{(a+d)−(b+c)}により算出されるTE信号と、{(a+c)−(b+d)}により算出されるDPD信号のうち、いずれか一方を検出状況に応じて選択して前記番地信号の検出に用いることを特徴とする。
また、本発明の第3の構成の光ディスク装置は、前記光ディスクの径方向及び円周方向に沿った直線で4分割される4つの領域A,B,C,Dを、領域A,B間を分割する直線の方向を円周方向として、時計回りに領域A,B,C,Dが定義されたとき、前記光ディスクの領域A,B,C,Dからの反射光は、前記光検出器を構成する前記複数の受光素子上に各々別個に投射されて、それぞれ検出信号a,b,c,dが生成され、{(a+d)−(b+c)}により算出されるTE信号と、{(a+c)−(b+d)}により算出されるDPD信号と、(a−b)または(c−d)により算出される2ch−DPD信号のうち、いずれか一方を検出状況に応じて選択して前記番地信号の検出に用いることを特徴とする。
上記構成によれば、未記録時のDPD信号の振幅が大きく、記録によってさらに増幅する傾向が得られる。従って、DPD信号により番地信号を検出したり、TE信号と併用することで、記録前は勿論のこと、記録後であっても番地信号の読み誤りを抑制することができる。
また、番地信号プリピットでのTE信号波形が従来例での波形と変わらないので、プリピット位置を従来例での位置と統一しておけば、本発明による光ディスクを従来構成の光ディスク装置にも使用することができ、ドライブ互換性を確保できる。
上記第1の構成の光ディスクにおいて、前記一対のプリピットのうち、前記案内溝の片側の前記プリピットと、前記案内溝の他方の側の前記プリピットの円周方向に於ける配置順序により、前記番地信号の情報の一部を構成することができる。
上記第2の構成の光ディスクにおいて、円周方向における前記案内溝の断絶領域の長さである断絶幅が0.5p以上であることが好ましい。
上記第2の構成の光ディスク装置において、前記光ディスクが未記録状態である場合には、前記TE信号を前記番地信号の検出に用い、前記光ディスクが記録済状態である場合には、前記TE信号と前記DPD信号のうちの信号品質の良い方を選択して前記番地信号の検出に用いる構成とすることができる。
上記第3の構成の光ディスク装置において、前記光ディスクが未記録状態である場合には、前記TE信号を前記番地信号の検出に用い、前記光ディスクが記録済状態である場合には、前記TE信号と、前記DPD信号と、前記2ch−DPD信号のうちの信号品質の良い方を選択して前記番地信号の検出に用いる構成とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について、図1〜図4を参照して説明する。本実施の形態に於ける光ディスク装置の要部構成は、図10(a)に示した従来例と同様である。また光ディスク信号面上を光スポットが走査する様子は図10(b)、光検出器上の光スポット検出の形態は図10(c)により、それぞれ示されるものと同様である。従って、以下の説明では、それらの図面を参照し、従来例と共通の要素については、同一の参照番号を付して説明し、説明の繰り返しは省略する。
本実施の形態では、ホログラム9の有無に関わらず、光ディスクの番地信号の検出にDPD信号が用いられる。
図1A及び図1Bは、本実施の形態に於ける光ディスクの番地信号プリピットの形状を示す平面図である。本実施の形態では、案内溝5Gに対して配置される一単位のプリピットが、一対の番地信号プリピット5A、5Bにより構成される。一方の番地信号プリピット5Aは、案内溝5Gと同じ高さを保ち、案内溝5Gから片側のランド部5Lの領域に、案内溝5Gの中心線GCから突起部寸法a、突起部長さbだけ突出した形状をなしている。他方の番地信号プリピット5Bは、案内溝5Gと同じ高さを保ち、案内溝5Gから反対側のランド部5Lの領域に、案内溝5Gの中心線GCから突起部寸法a、突起部長さbだけ突出した形状をなしている。これらのプリピット5A及び5Bは、案内溝5Gの方向においてずらして配置されている。すなわち、図1Aに示すように、プリピット5Aがプリピット5Bと端縁間距離cだけ重なるか、または図1Bに示すように、プリピット5Aがプリピット5Bと端縁間距離cだけ乖離する関係にある。何れの構成であってもよい。端縁間距離cは、案内溝5Gの方向における一対のプリピット5A、5Bの各端縁のうち、両プリピット5A、5B間の内側となる各端縁の間の距離として定義される。
DPD信号の振幅は端縁間距離cに関係し、端縁間距離cが案内溝5Gのピッチpよりも小さい値、例えば図1Aのモデルで端縁間距離cが0.133μm程度の時に極大となる。本実施の形態ではこのプリピット5Aと5Bの組み合わせを、所定の規則に従ってディスク信号面上に配置することで、信号面上に番地を割り当てる。集光スポット6Sが案内溝5G上を走査する場合、この番地信号プリピット5Aと番地プリピット5Bとの存在によってDPD信号は影響を受ける。
図2に示す信号波形はその一例であって、未記録の領域を再生した場合における、番地信号プリピット前後でのTE信号波形15aと、DPD信号波形16aとを示す。ただし、番地信号プリピットとしては、図1Aの形態の番地信号プリピット5A、5Bを用いた場合の例である。測定条件として、光源1の波長λは0.66μm,対物レンズ4のNAは0.62,案内溝5G及び番地信号プリピット5A、5Bの光学的深さdは7λ/72,案内溝5Gのピッチpは0.74μm,案内溝5Gの幅wは0.30μm,突起部寸法aは0.37μm,突起部長さbは5T、端縁間距離cはTとした。Tはクロック周波数に対応し0.133μmに相当する。図に示されるとおり、番地信号プリピット5A及び5BによりDPD信号波形16aに大きな振幅が発生し、この振幅波形を所定のスライスレベルと比較し検出することで番地信号を検出できる。なお、TE信号波形15aも、プリピット5A、5Bによる影響で正と負の方向に大きな振幅が発生している。
図3は、記録済の領域を再生した場合における、番地信号プリピット前後でのTE信号波形15bとDPD信号波形16bとを示す。これらの波形は、記録によって案内溝5Gと番地信号プリピット5A及び5Bの光学的深さdがp/4となった場合に相当する。図3から明らかなように、記録後のTE信号波形15bは、プリピット5A、5Bの存在にも関わらず、従来例と同様にほとんど振幅がゼロの状態となる。これに対して、DPD信号波形16bは、信号振幅が大きく、未記録時の振幅よりもむしろ増幅している。この現象は、前述の図14を用いて次のように説明できる。
すなわち、図14に示したように、TE信号振幅12は光学的深さdがλ/8で極大となり、λ/4で極小(ゼロ)となる。一方、RF信号振幅13やDPD信号振幅14は、λ/4で極大となる。DVD−RやDVD−RW等の光ディスクでは、未記録時での案内溝5Gの光学的深さdはλ/20〜λ/10程度であり、記録により形成される信号マークの光学的深さdがλ/8〜λ/5程度の位相ピットとして作用する。従って、元々存在する案内溝5Gの深さと合わさることで、記録マークの光学的深さdはλ/4近傍になるので、RF信号振幅13は極大になる。そして、記録マークがプリピット5A、5Bに重なった箇所では、TE信号振幅12はゼロとなるが、DPD信号振幅14は増幅して極大となる。記録マークがプリピット5A、5Bから外れた箇所では、TE信号振幅12及びDPD信号振幅14は未記録時と変わらない。記録マークがプリピット5A、5Bの一部に重なる箇所では、当然ながら、DPD信号振幅14及びTE信号振幅12は、上記した場合の中間的な振幅となる。
以上のとおり、図2に示すように、未記録時のDPD信号振幅16aが大きく、図3に示したように、記録によってDPD信号振幅16bが更に増幅する傾向にある。従って、本実施の形態では番地信号の検出をDPD信号に基づいて行うことにより、記録前は勿論のこと、記録後であっても番地信号の読み誤りが抑制される。
本実施の形態の構成によれば、更に、次のような効果も得られる。図4は、未記録の領域の番地信号プリピットの前後を、隣接するトラックを走査する光スポットで再生した時のTE信号波形15cとDPD信号波形16cを示している。TE信号波形15cは振幅のある波形となるが、DPD信号波形16cには振幅が発生しない。すなわち、DPD信号で番地信号を読み取る方式では、隣接トラックの番地信号プリピットによる影響を受けないので、オントラックでの番地信号プリピットだけを誤りなく判定すればよい。
なお、上述のように光ディスクの番地信号の検出をDPD信号16a、16bに基づいて行う方法に代えて、次のような方法を適用することも可能である。すなわち、未記録時のTE信号15aの振幅が大きく、記録後でも記録マークが番地信号プリピット5A、5Bから外れた場合にはTE信号15bの振幅が大きいことを利用する。例えば、番地信号の検出を未記録領域ではTE信号15aにより、記録領域ではDPD信号16bに基づいて行うことができる。あるいは、未記録領域、記録領域のいずれもTE信号15a、15b、DPD信号16a、16bに基づく検出を行い、番地信号が検出された側を採用する形態とすることもできる。
この場合、TE信号やDPD信号の代わりに、いわゆる2チャンネルのDPD信号を用いることもできる。すなわち、図10(c)に示した全円ではなく、半円(8a、8b)または(8c、8d)で検出するDPD信号である、(7A−7B)、又は(7D−7C)の演算信号を用いる。未記録領域の場合の2チャンネルのDPD信号の波形を、図2に2ch−DPD信号波形17aとして示し、記録済み領域の場合の波形を、図3に2ch−DPD信号波形17bとして示す。図2から判るように、未記録領域の場合の2ch−DPD信号波形17aは、TE信号波形15aに相似する。また図3から判るように、記録済み領域の場合の2ch−DPD信号波形17bは、DPD信号波形15b(4チャンネルのDPD信号)に相似する。なお、図4に示すように、隣接トラックを再生した2ch−DPD信号波形17cは、TE信号波形15cに相似する。このように、TE信号、2ch−DPD信号、DPD信号ともにそれぞれの特徴があるので、これらのうちのいずれか一つを状況に応じて選別して、番地信号の検出に用いることが可能である。
なお、プリピット5Aと5Bとは、案内溝5Gに沿った順序が逆であってもよく、その場合DPD信号波形は極性が反転するので、この順序の入れ替えを番地信号の情報の一つに加えることもできる。
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2について、図5から図7を参照して説明する。なお実施の形態1と共通の要素については、同一の番号を付して説明する。本実施の形態においては、光ディスクの番地信号プリピットの形状が異なるだけで、光ディスク装置は実施の形態1と全く同じでありその説明を省略する。本実施の形態においても、実施の形態1と同様、光ディスクの番地信号の検出に、DPD信号が用いられる。
図5は、本実施形態に於ける光ディスクの番地信号プリピットの形状を示す平面図である。図5に於いて、番地信号プリピット5A1は、案内溝5Gと同じ高さを保って案内溝5Gから片側のランド部5Lの領域に、案内溝5Gの中心線GCから突起部寸法a1だけ突出している。また、案内溝5Gにおける番地信号プリピット5A1が形成された領域では、その一部がランド部5Lと同じ高さになるように浸食され、案内溝5Gが断絶した断絶領域5C、5Dが形成されている。断絶領域5Dは、DPD信号振幅を大きくするためにその存在が重要であって、断絶幅(w/2+a3)は案内溝5Gの幅wと同等程度の大きさであり、長さb2は例えば3T以上である。なお、断絶領域5Dにおいて、完全に案内溝5Gが断絶していることは必ずしも必要ではなく、案内溝5Gが多少残されていても、本実施の形態の効果が実質的に得られる範囲は存在する。断絶領域5Cの幅(w/2−a2)はそれほど大きくなく、案内溝5Gの幅wの数分の一の大きさであり、長さb1は例えば3T程度である。本実施形態では、この形状のプリピット5A1を規則に沿ってディスク信号面5S上に配置することで、信号面5S上に番地を割り当てている。
集光スポット6Sが案内溝5G上を走査する場合、この番地信号プリピット5A1の存在によってDPD信号は影響を受ける。図6はその一例であり、未記録領域における番地信号プリピット5A1前後での、TE信号波形18aおよびDPD信号波形19aを示している。ただし、これらの波形を測定した際の条件は、光源1の波長λは0.66μm,対物レンズ4のNAは0.62、案内溝5Gとプリピット5A1の光学的深さdは7λ/72、案内溝5Gのピッチpは0.74μm、案内溝5Gの幅wは0.30μm、突起部寸法a1は0.37μm、寸法a2は0.08μm,寸法a3は0.17μm、長さb1は3T,長さb2は4T,長さb3はTである。クロック周波数Tは0.133μmに相当する。
番地信号プリピット5A1によりDPD信号波形19aに大きな振幅が発生し、この振幅波形をあるスライスレベルと比較して検出することで番地信号を検出できる。なお、TE信号波形18aもプリピットによる影響で負の方向に大きな振幅が発生している。振幅が負の方向だけに限られるのは、プリピット5A1が片側のランド部のみに突出しているためである。
図7は、記録後の領域における番地信号プリピット5A1前後での、TE信号波形18bとDPD信号波形19bとを示している。これらの波形は、記録によって、案内溝5Gとプリピット5A1の光学的深さdがλ/4となった場合に相当する。同図から明らかなように、記録後のTE信号波形18bは、プリピットの存在にも関わらず従来例と同様にほとんど振幅がゼロの状態となる。これに対して、DPD信号波形19bは信号振幅が大きく、未記録時の振幅よりもむしろ増幅している(この現象の物理的原因は前述した通りである)。
以上のとおり、本実施形態では未記録時のDPD信号波形19aの振幅が大きく、また、記録によって更に増幅する傾向にあるので、記録前は勿論のこと、記録後であっても、番地信号の読み誤りが発生し難い。さらに、本実施形態における光ディスクの番地プリピット5A1部分でのTE信号波形18a、18bは従来例における波形と変わらない。従って、プリピット5A1の位置を従来例での位置と統一しておけば、TE信号だけで番地信号を検出する従来例での光ディスク装置にも、本実施形態の光ディスクを使用することができ、新しいプリピット仕様の光ディスクであってもドライブ互換性を確保できるメリットがある。
なお、上述のように光ディスクの番地信号の検出をDPD信号19a、19bに基づいて行う方法に代えて、未記録時のTE信号18aの振幅が大きく、記録後でも記録マークが番地信号プリピット5A1から外れた場合にはTE信号18bの振幅が大きいことを利用した方法も適用可能である。例えば、番地信号の検出を、未記録領域ではTE信号18aに基づいて、記録領域ではDPD信号19bに基づいて行うことができる。あるいは、未記録領域、記録領域のいずれもTE信号18a、18b、DPD信号19a、19bに基づく検出を行い、番地信号が検出された側を採用する形態とすることもできる。
またこの場合に、実施の形態1と同様、TE信号やDPD信号の代わりに、いわゆる2チャンネルのDPD信号を用いることもでき、これらのうちのいずれか一つを状況に応じて選別して、番地信号の検出に用いることが可能である。
(実施の形態3)
以下に、本発明の実施形態3について、図8および図9を参照して説明する。なお実施の形態1と共通の要素については、同一の番号を付して説明する。本実施の形態は光ディスクの番地信号プリピットの形状が異なるだけで、光ディスク装置は実施の形態1と全く同じであり、その説明を省略する。本実施の形態では、光ディスクの番地信号の検出を、未記録領域ではTE信号に基づいて、記録領域ではTE信号とDPD信号の2者択一に基づいて行う。
本実施形態の番地信号プリピットは、図11に示した従来例の場合と寸法が異なるだけで、形状は同じである。従って、番地信号プリピットについては図11を参照して説明する。番地信号プリピット5Aは案内溝5Gと同じ高さを保ち、案内溝5Gから片側のランド部5Lの領域に突出した形状をなす。このプリピット5Aを、所定の規則に沿ってディスク信号面5S上に配置することで、信号面5S上に番地を割り当てている。集光スポット6Sが案内溝5G上を走査する場合、この番地信号プリピット5Aの存在によって、未記録時にはTE信号、記録時にはTE信号又はDPD信号が影響を受ける。
図8は、未記録領域における番地信号プリピット5A前後での、TE信号波形20aおよびDPD信号波形21aを示している。ただし、これらの波形を測定した際の条件は、光源1の波長λは0.66μm,対物レンズ4のNAは0.62,案内溝5Gとプリピット5Aとの光学的深さdは7λ/72,案内溝5Gのピッチpは0.74μm,案内溝5Gの幅wは0.30μm,突起部寸法aは0.37μm,突起部長さbは4Tである。クロック周波数Tは0.133μmに相当する。以上のとおり、本実施形態においては突起部寸法aが、従来例における突起部寸法aより大きい。
番地信号プリピット5AによりTE信号波形20aに大きな振幅が発生し、この振幅波形を適当なスライスレベルと比較し検出することで番地信号を検出できる。なお従来例と同様、DPD信号波形21aはプリピット5Aによる影響を受けず、振幅は小さい。
図9は、記録済領域における番地信号プリピット5A前後での、TE信号波形20bおよびDPD信号波形21bを示している。記録によって案内溝5Gとプリピット5Aとの光学的深さdがλ/4となった場合に相当する。同図から明らかなように、記録後のTE信号波形20bは、プリピット5Aの存在にも関わらず従来例と同様にほとんど振幅がゼロの状態となる。これに対して、DPD信号波形21bは信号振幅が大きく増幅している。
以上のとおり、本実施形態においては、未記録領域ではTE信号振幅20aが大きく、記録によってDPD信号波形21bの振幅が大きく増幅する傾向にある。従って、番地信号の検出を未記録領域ではTE信号波形20a、記録領域ではTE信号波形20b、DPD信号波形21bに基づく検出を行い、番地信号が検出された側を採用する形態をとる。それにより、記録前は当然、記録後であっても番地信号の読み誤りの発生が抑制される。
さらに、本実施形態において、光ディスクの番地プリピット5AでのTE信号波形20a、20bは従来例における波形と変わらない。従って、プリピット位置を従来例での位置と統一しておけば、TE信号だけで番地信号を検出する従来例の光ディスク装置にも、本実施形態による光ディスクを使用することができ、ドライブ互換性を確保できるメリットがある。
なお、以上の3つの実施形態の説明では、プリピット形状を直線で囲まれた図形で代表して表したが、角を丸めたり、図示した図形に近接した曲線に置き換えたりすることも可能である。また、境界線近くのプリピット高さが不均一であってもよい。そのように変形した形態を用いた場合でも、上述の実施の形態と同様の効果が得られる。
本発明によれば、予め光ディスクに記録した番地情報を正確に読み取ることができるため、従来構成の光ディスクと互換性を維持できる新規な光ディスクに適用できる。
本発明の実施の形態1における光ディスクの番地信号プリピットの形状を示す平面図 同光ディスクの番地信号プリピットの他の形状を示す平面図 同光ディスクの未記録領域における番地信号プリピット前後を再生したときのDPD信号波形、2ch−DPD信号波形、およびTE信号波形の一例を示す図 同光ディスクの記録済領域における番地信号プリピット前後を再生したときのDPD信号波形、2ch−DPD信号波形、およびTE信号波形の一例を示す図 同光ディスクの未記録の領域における番地信号プリピットの前後を、隣接するトラックを走査する光スポットで再生した時のDPD信号波形、2ch−DPD信号波形、およびTE信号波形の一例を示す図 本発明の実施の形態2における光ディスクの番地信号プリピットの形状を示す平面図 同光ディスクの未記録領域における番地信号プリピット前後を再生したときのDPD信号波形およびTE信号波形の一例を示す図 同光ディスクの記録済領域における番地信号プリピット前後を再生したときのDPD信号波形およびTE信号波形の一例を示す図 本発明の実施の形態3の光ディスクの未記録領域における番地信号プリピット前後を再生したときのDPD信号波形およびTE信号波形の一例を示す図 同光ディスクの記録済領域における番地信号プリピット前後を再生したときのDPD信号波形およびTE信号波形の一例を示す図 (a)は従来例および本発明の実施の形態における光ディスク装置の要部の構成を示す図、(b)は光ディスク信号面上を光スポットが走査する状態を示す平面図、(c)は光検出器上における光スポット検出の形態を示す平面図、(d)は光検出器上における光スポット検出の他の形態を示す平面図 従来例の光ディスクの番地信号プリピットの形状を示す平面図 同光ディスクの未記録領域における番地信号プリピット前後を再生したときのDPD信号波形およびTE信号波形の一例を示す図 同光ディスクの記録済領域における番地信号プリピット前後を再生したときのDPD信号波形およびTE信号波形の一例を示す図 光ディスクの案内溝およびプリピットの光学的深さと、検出信号振幅との関係を示す図
符号の説明
1 光源
2 ビームスプリッタ
2a スプリット面
3 コリメートレンズ
4 対物レンズ
5 光ディスク基材
5A、5B、5A1 番地信号プリピット
5C、5D 断絶領域
5G 案内溝
5S 光ディスク信号面
6 集束光
6S 集光スポット
7 光検出器
7a、7b、7c、7d 光検出素子
8 集束光
8a、8b、8c、8d 集光スポット
8a’、8b’、8c’、8d’ 集光スポット
9 ホログラム
10a〜b、15a〜c、18a〜b、20a〜b TE信号波形
11a〜b、16a〜c、19a〜b、21a〜b DPD信号波形
12 TE信号振幅
13 RF信号振幅
14 DPD信号振幅
17a〜b 2ch−DPD信号波形

Claims (9)

  1. 円板状の基板の径方向にピッチpの周期をなしながら円周方向に沿って形成された案内溝を有し、前記案内溝に沿って前記案内溝間にプリピットが形成され、所定の規則に従った前記プリピットの配置により、信号面の各位置に割り当てた番地信号を表すように構成された光ディスクにおいて、
    前記プリピットは、前記案内溝の両側にそれぞれ形成された一対のプリピットを単位として構成され、前記一対のプリピットは互いに円周方向に沿って位置がずれており、円周方向における前記一対のプリピットの各端縁のうち、両プリピット間の内側となる各端縁の間の距離が、前記案内溝のピッチp以下であることを特徴とする光ディスク。
  2. 前記一対のプリピットのうち、前記案内溝の片側の前記プリピットと、前記案内溝の他方の側の前記プリピットの円周方向に於ける配置順序により、前記番地信号の情報の一部が構成される請求項1記載の光ディスク。
  3. 円板状の基板の径方向にピッチpの周期をなしながら円周方向に沿って形成された案内溝を有し、前記案内溝に沿って前記案内溝間にプリピットが形成され、所定の規則に従った前記プリピットの配置により、記録面の各位置に割り当てた番地信号を表すように構成された光ディスクにおいて、
    前記プリピットが形成されている領域の一部において、前記案内溝部分が断絶している断絶領域を有することを特徴とする光ディスク。
  4. 円周方向における前記案内溝の断絶領域の長さである断絶幅が0.5p以上である請求項3記載の光ディスク。
  5. 光源と、複数の受光素子を有する光検出器と、前記光源からの光束を光ディスク上に集束させ前記光ディスクからの反射光を前記光検出器上に集束させる光学系と、前記光検出器の出力に基づき前記光束に対するフォーカス制御を行うフォーカス制御部と、前記光検出器の出力に基づき前記光束に対するトラッキング制御を行うトラッキング制御部と、前記光検出器の出力から前記光ディスクの信号面の各位置に割り当てた番地信号を検出するアドレス検出部とを備え、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の前記光ディスクが装填され、前記アドレス検出部は、前記光ディスク上の前記プリピットに基づく前記光検出器の出力から前記番地信号を検出する光ディスク装置において、
    前記光ディスクの径方向及び円周方向に沿った直線で4分割される4つの領域A,B,C,Dを、領域A,B間を分割する直線の方向を円周方向として、時計回りに領域A,B,C,Dが定義されたとき、
    前記光ディスクの領域A,B,C,Dからの反射光は、前記光検出器を構成する前記複数の受光素子上に各々別個に投射されて、それぞれ検出信号a,b,c,dが生成され、
    {(a+c)−(b+d)}により算出されるDPD信号を前記番地信号の検出に用いることを特徴とする光ディスク装置。
  6. 光源と、複数の受光素子を有する光検出器と、前記光源からの光束を光ディスク上に集束させ前記光ディスクからの反射光を前記光検出器上に集束させる光学系と、前記光検出器の出力に基づき前記光束に対するフォーカス制御を行うフォーカス制御部と、前記光検出器の出力に基づき前記光束に対するトラッキング制御を行うトラッキング制御部と、前記光検出器の出力から前記光ディスクの信号面の各位置に割り当てた番地信号を検出するアドレス検出部とを備え、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の前記光ディスクが装填され、前記アドレス検出部は、前記光ディスク上の前記プリピットに基づく前記光検出器の出力から前記番地信号を検出する光ディスク装置において、
    前記光ディスクの径方向及び円周方向に沿った直線で4分割される4つの領域A,B,C,Dを、領域A,B間を分割する直線の方向を円周方向として、時計回りに領域A,B,C,Dが定義されたとき、
    前記光ディスクの領域A,B,C,Dからの反射光は、前記光検出器を構成する前記複数の受光素子上に各々別個に投射されて、それぞれ検出信号a,b,c,dが生成され、
    {(a+d)−(b+c)}により算出されるTE信号と、{(a+c)−(b+d)}により算出されるDPD信号のうち、いずれか一方を検出状況に応じて選択して前記番地信号の検出に用いることを特徴とする光ディスク装置。
  7. 前記光ディスクが未記録状態である場合には、前記TE信号を前記番地信号の検出に用い、
    前記光ディスクが記録済状態である場合には、前記TE信号と前記DPD信号のうちの信号品質の良い方を選択して前記番地信号の検出に用いる請求項6記載の光ディスク装置。
  8. 光源と、複数の受光素子を有する光検出器と、前記光源からの光束を光ディスク上に集束させ前記光ディスクからの反射光を前記光検出器上に集束させる光学系と、前記光検出器の出力に基づき前記光束に対するフォーカス制御を行うフォーカス制御部と、前記光検出器の出力に基づき前記光束に対するトラッキング制御を行うトラッキング制御部と、前記光検出器の出力から前記光ディスクの信号面の各位置に割り当てた番地信号を検出するアドレス検出部とを備え、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の前記光ディスクが装填され、前記アドレス検出部は、前記光ディスク上の前記プリピットに基づく前記光検出器の出力から前記番地信号を検出する光ディスク装置において、
    前記光ディスクの径方向及び円周方向に沿った直線で4分割される4つの領域A,B,C,Dを、領域A,B間を分割する直線の方向を円周方向として、時計回りに領域A,B,C,Dが定義されたとき、
    前記光ディスクの領域A,B,C,Dからの反射光は、前記光検出器を構成する前記複数の受光素子上に各々別個に投射されて、それぞれ検出信号a,b,c,dが生成され、
    {(a+d)−(b+c)}により算出されるTE信号と、{(a+c)−(b+d)}により算出されるDPD信号と、(a−b)または(c−d)により算出される2ch−DPD信号のうち、いずれか一方を検出状況に応じて選択して前記番地信号の検出に用いることを特徴とする光ディスク装置。
  9. 前記光ディスクが未記録状態である場合には、前記TE信号を前記番地信号の検出に用い、
    前記光ディスクが記録済状態である場合には、前記TE信号と、前記DPD信号と、前記2ch−DPD信号のうちの信号品質の良い方を選択して前記番地信号の検出に用いる請求項8記載の光ディスク装置。
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